JP2002052204A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2002052204A
JP2002052204A JP2000243112A JP2000243112A JP2002052204A JP 2002052204 A JP2002052204 A JP 2002052204A JP 2000243112 A JP2000243112 A JP 2000243112A JP 2000243112 A JP2000243112 A JP 2000243112A JP 2002052204 A JP2002052204 A JP 2002052204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game medium
conductive
game
ball
conductive resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000243112A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Ichihara
高明 市原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Shokai Co Ltd filed Critical Daiichi Shokai Co Ltd
Priority to JP2000243112A priority Critical patent/JP2002052204A/ja
Publication of JP2002052204A publication Critical patent/JP2002052204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電可能な遊技媒体を用いて遊技を行う遊技
機において、導電性樹脂で成形した部分から遊技機各部
に電流が流れることを防止でき、かつ、導電性樹脂に帯
電した静電気を外部に除去する。 【解決手段】 遊技媒体を貯留する遊技媒体貯留部70
と、遊技媒体貯留部70から払出される遊技媒体を受け
る受皿と、遊技媒体貯留部70と受皿とを連通する遊技
媒体通路(71、72等)とを備える。そして、遊技媒
体貯留部70及び/又は前記遊技媒体通路(71、72
等)が導電性樹脂で成形され、導電性樹脂で成形された
部分の所定箇所の外壁面Aが非導電性とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は帯電可能な遊技媒
体(例えば、パチンコ球等)を用いて遊技を行う遊技機
に関し、詳しくは、遊技媒体に帯電した静電気を除去す
るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】 例えば、パチンコ機のような遊技機で
は、遊技者の遊技結果等に応じて遊技媒体を貯留する遊
技媒体貯留部から遊技媒体通路を介して受皿に遊技媒体
を払出すようにしている。かかる遊技機においては、遊
技媒体が遊技媒体通路を移動する際等に、遊技媒体が壁
面に衝突又は遊技媒体同士が衝突すること等により静電
気が発生し、この静電気が遊技媒体に帯電する場合があ
る。この遊技媒体に帯電した静電気は、遊技機全体を制
御する制御回路装置の誤動作の原因となる場合があっ
た。このため、従来から遊技媒体に帯電した静電気を除
去するための技術が開発されている。この従来の技術で
は、遊技媒体貯留部及び/又は遊技媒体通路の所定部分
を導電性樹脂で成形し、遊技媒体に帯電した電荷がこの
導電性樹脂に流れるようにして遊技媒体に帯電した静電
気を除去するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上述
した従来の技術では導電性樹脂で成形された部分が遊技
機表面に露出しているため、何らかの原因でこの部分に
電圧が印可された場合(例えば、ホールの電源線が断線
し、断線した電源線の先端がこの部分に接触するような
場合等)には、この導電性樹脂を介して遊技機各部に電
流が流れることとなる。このような場合には、制御回路
装置の誤動作のみならず種々の不具合を生じる可能性が
ある。一方、導電性樹脂で成形された部分が遊技機表面
に露出しないようにした場合には、導電性樹脂に流れた
静電気が放電等により除去されないため、導電性樹脂が
電気的に飽和すると、それ以上は静電気を除去できない
こととなる。
【0004】本発明は上述した実情に鑑みなされたもの
であり、その目的は、導電性樹脂で成形した部分から遊
技機各部に電流が流れることを防止でき、かつ、導電性
樹脂に帯電した静電気を外部に除去することができる遊
技機を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】 上記課題を解
決するため請求項1に記載の遊技機は、帯電可能な遊技
媒体を用いて遊技を行う遊技機であって、遊技媒体を貯
留する遊技媒体貯留部と、該遊技媒体貯留部から払出さ
れる遊技媒体を受ける受皿と、前記遊技媒体貯留部と前
記受皿とを連通する遊技媒体通路とを備え、前記遊技媒
体貯留部及び/又は前記遊技媒体通路の所定の部分が導
電性樹脂で成形されており、該導電性樹脂成形部の所定
箇所の外壁面が非導電性とされている。上記遊技機で
は、遊技媒体貯留部及び/又は遊技媒体通路において導
電性樹脂で成形された導電性樹脂成形部は、所定箇所の
外壁面が非導電性とされる。したがって、非導電性とす
る箇所を外部から電圧が印可され得る位置に適宜設ける
ことで、外部から導電性樹脂成形部に電流が流れること
を防止することができる。また、導電性樹脂成形部は、
所定箇所の外壁面だけが非導電性となり、その他の部分
の外壁は導電性となる。したがって、この部分から放電
現象により、又はこの部分をアースに接続すること等に
より、導電性樹脂に帯電した静電気を除去することがで
きる。ここで、上記「非導電性」とは、導電性が完全に
無く絶縁されている性質のみを意味せず、その電気抵抗
値が大きく外部から電圧を印可されても外部から流れ込
む電流が問題のない範囲内に収まる場合をも含む意であ
る。
【0006】また、請求項1に記載の遊技機において
は、前記導電性樹脂成形部の所定箇所の電気抵抗値が調
整されることで、その外壁面を非導電性としても良い
(請求項2)。このような構成によれば、導電性樹脂成
形部の所定箇所のみ電気抵抗値を調整することで非導電
性とするため、導電性樹脂成形部が一体で成形され遊技
機への組付作業が容易となる。ここで、上記「電気抵抗
値を調整する」方法としては、例えば、炭素繊維をベー
ス樹脂に混入して導電性樹脂としている場合には、混入
する炭素繊維の量を少なくすることで調整が可能にな
る。またこの場合、ベース樹脂を難燃性グレードに変更
したり、ベース樹脂を、例えば、ポリカーボネイト(P
C)、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール(POM)、ポ
リブチレンテレフタレート(PBT)等の比較的耐熱性
の高い樹脂に変更すると過電流が流れることによる発熱
対策にもなり好ましい。
【0007】また、請求項1に記載の遊技機において
は、前記導電性樹脂成形部の所定箇所の外壁面に非導電
性部材が配設されることで、その外壁面が非導電性とさ
れていても良い(請求項3)。このような構成によれ
ば、導電性樹脂成形部を同一材料で一体成形できるた
め、導電性樹脂成形部の製作を容易に行うことができ
る。ここで、上記「非導電性部材を配設」する方法とし
ては、例えば、導電性樹脂成形部の外壁に非導電性の塗
料を塗布することにより非導電性としても良いし、ま
た、導電性樹脂成形部の外壁にビニールテープ等を貼り
付けることにより非導電性としても良いし、また、ある
いは導電性樹脂成形部の所定箇所を覆うように非導電性
のカバーを設けるようにしても良い。
【0008】また、上記課題を解決するため本発明の他
の態様に係る遊技機は、帯電可能な遊技媒体を用いて遊
技を行う遊技機であって、遊技媒体を貯留する遊技媒体
貯留部と、該遊技媒体貯留部から払出される遊技媒体を
受ける受皿と、前記遊技媒体貯留部と前記受皿とを連通
する遊技媒体通路とを備え、前記遊技媒体貯留部及び/
又は前記遊技媒体通路の所定の部分において遊技媒体と
接触する内層部が導電性樹脂で成形され、該内層部と電
気的に接続された電気的接点が前記遊技媒体貯留部及び
/又は前記遊技媒体通路の所定箇所の外壁に設けられて
いる(請求項4)。このような構成では、遊技媒体貯留
部及び/又は遊技媒体通路の所定部分において、遊技媒
体と接触する内層部が導電性樹脂で成形される。したが
って、導電性樹脂で成形された部分は外表面に露出しな
いため、外部から電流が流れ込むことを防止することが
できる。また、導電性樹脂で成形された内層部は、遊技
媒体貯留部及び/又は遊技媒体通路の所定箇所の外壁に
設けられた電気的接点と電気的に接続されているため、
遊技媒体から導電性樹脂に流れた静電気は、外壁に設け
られた電気的接点を介して外部に放電される。
【0009】また、請求項4に記載の遊技機において
は、前記導電性樹脂で成形された内層部の外側の一部が
露出することにより、前記電気的接点が形成されている
ことが好ましい(請求項5)。このよな構成によれば、
特別な配線等を施すことなく、導電性樹脂で成形した内
層部の外側を露出することで、遊技媒体貯留部及び/又
は遊技媒体通路の所定箇所外壁に電気的接点を形成する
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明をパチンコ機に具現化した
一実施の形態を図1〜図9にしたがって説明する。図1
〜4に示すように、パチンコ機1は、外枠2、ベース枠
10及び表枠30を主体として構成されている。外枠2
は、方形枠状に形成され、その前面の下部には、ベース
枠10の下端面を受ける下受板3が取り付けられてい
る。また、外枠2の前面の一側には、ベース枠用ヒンジ
機構100によってベース枠10が開閉可能に組み付け
られている。このベース枠10は、図1と図2に示すよ
うに、遊技盤13の前面の略全体が露出する開口部を有
する方形額縁状に形成されている。ベース枠10の裏面
には、その開口部周縁に沿って支持枠体11が設けら
れ、この支持枠体11に遊技盤13が着脱可能に嵌込ま
れている。この遊技盤13の裏面側には、その遊技盤1
3に装着された各種の入賞装置、役物装置、表示装置等
を制御する制御ボックス装置6が装着されている(図4
参照)。
【0011】また、上記ベース枠10の裏面側には、図
1と図4に示すように、その支持枠体11の片側の枠部
11aにおいて、裏セット用ヒンジ機構120によって
裏セット部材16が開閉可能に組み付けられている。こ
の裏セット部材16は、閉じた状態(図4に示す状態)
においては、制御ボックス装置6を取り囲むように形成
されている。この裏セット部材16の裏面側には、図4
〜図6に示すように、その上部から下部に向けて球タン
ク70、球誘導樋71、上部払出樋72、球払出装置7
3、下部払出樋74及び球排出樋76が順次に連通して
配設されている。球タンク70は、島設備から供給され
るパチンコ球を一時的に貯留する機能を有し、球誘導樋
71及び上部払出樋72は、球タンク70に貯留するパ
チンコ球を球払出装置73に誘導する機能を有する。ま
た、球払出装置73は、パチンコ球が入賞装置に入賞し
た際には所定個数の賞球を払出し、一方、球抜き作業時
には球タンク70内に貯留されるパチンコ球が無くなる
まで連続的にパチンコ球を排出する機能を有する。ま
た、下部払出樋74は、賞球払出時には球払出装置73
から排出されたパチンコ球を球排出樋76に導き、球抜
き作業時には球払出装置73から排出されたパチンコ球
をパチンコ機1外に導く機能を有する。そして、球排出
樋76は、下部払出樋74から流下するパチンコ球を上
皿93又は下皿21(図2と図3に図示)に導く機能を
有する。したがって、上述した球誘導樋71、上部払出
樋72、球払出装置73、下部払出樋74及び球排出樋
76によって、球タンク70と上皿93又は下皿21と
を連通する球通路(請求項にいう遊技媒体通路に相当)
が形成される(図6参照)。なお、この球通路は、図4
から明らかなように制御ボックス装置6を取囲むように
設けられている。
【0012】ここで、本実施の形態においては、上述し
た裏セット部材16、球タンク70、球誘導樋71、上
部払出樋72、球払出装置73、下部払出樋74及び球
排出樋76は導電性樹脂(炭素繊維入り樹脂)を一体成
形することにより製作されており、その電気抵抗値は1
〜10オームに調整されている。各部分の電気抵
抗値の具体的な決定方法は、例えば、所定の電圧(パル
ス電圧)を入力したときの各部材における電流波形のピ
ークが所定の大きさとなるよう実験的に決定すればよ
く、また、あるいはパチンコ球を球タンク70に供給し
ながら賞球払出動作を所定時間行い、そのときの制御ボ
ックス装置6の信号伝送系のノイズを観測し、このノイ
ズが問題のない程度に抑えられるように実験的に決定し
ても良い。特に、制御ボックス装置6の信号伝送系のノ
イズを実際に観測しながら決定する方法は、実測したノ
イズ(誤動作の原因)に基づいて決定されるため、ノイ
ズを確実に抑えることができる。このため、本実施の形
態では後者の方法で電気抵抗値を決定している。
【0013】また、球タンク70、球誘導樋71、球払
出装置73、下部払出樋74及び球排出樋76には、図
5に示すように集電部材70a、71a、73a、74
a、76a、76b〔前記導電性樹脂よりも電気抵抗値
の低い部材(典型的には、鉄板等の金属板)〕がそれぞ
れ配設される。これらの集電部材70a〜76bは、図
5及び図6から明らかなように、球タンク70において
は島設備からパチンコ球が補給される近辺の内壁(集電
部材70a)、球誘導樋71においては球タンク70の
球排出口近辺の外壁(集電部材71a)、球払出装置7
3においてはパチンコ球がスプロケットや通路壁と衝突
する近辺の外壁(集電部材73a)、下部払出樋74に
おいては球払出装置73から払出されたパチンコ球が通
路壁に衝突して流れが変わる部位の外壁(集電部材74
a)、また、球排出樋76においては上皿払出口93a
近辺の外壁(集電部材76a)、下皿払出口21a近辺
の外壁(集電部材76b)に配設されている。このよう
に球タンク70に配設される集電部材70aのみが球タ
ンク70の内壁に配設されるのは、島設備から球タンク
70に供給されるパチンコ球は高エネルギの静電気が帯
電しており、この高エネルギの静電気を速やかに除去す
るためには集電部材70aを内壁に設けた方が好ましい
ためである。
【0014】また、球タンク70に配設された集電部材
70aは、図5に示すように導電線70bにより電源ボ
ックス装置201に直接接続され、また他の集電部材7
1a、73a、74a、76a、76bはそれぞれ導電
線71b、73b、74b、76cによって裏セット部
材16の所定位置に固定されたヒンジ板122(図7、
図8参照)に取付ネジ126により接続される。なお、
集電部材70aと電源ボックス装置201を接続する導
電線70bは、パチンコ機1の上方の外枠2側を通って
配線される。これは、導電線70bと制御ボックス装置
6との物理的な距離を離すことにより、導電線70bに
流れる電流によって制御ボックス装置6が誤動作するこ
とを防止するためである。
【0015】なお、上述した実施例においては、球タン
ク70から排出されたパチンコ球から静電気(球タンク
70で除去できなかった静電気)を除去するため集電部
材71aを球タンク70の球排出口近辺の外壁に配した
が、球タンク70の静電気除去能力が高い場合等には、
球誘導樋71の払出装置73側の通路(どの部位でも良
い)に設けるようにしても良い。このような構成によれ
ば、集電部材71aとヒンジ板122の配線71bが短
くなり好ましく、また、球誘導樋71内を流れる際にパ
チンコ球同士が衝突(離散・再接触)する際に発生する
静電気を除去し易くなる。
【0016】さらに、上述した裏セット部材16の両側
面及び上面〔図5の斜線で示す部分A(但し、図5では
片側の面と上面しか図示せず)〕には、ビニールテープ
(請求項にいう非導電性部材)が貼り付けられている。
このビニールテープが貼り付けられる位置は、パチンコ
機1がホールに設置され、ホール内に配線された電源線
が仮に断線した場合に、その断線した電源線の先端が触
れる可能性のある位置とされている。したがって、仮に
ホール内に配線された電源線が断線しその先端が裏セッ
ト部材16(導電性樹脂製)に接触するような場合で
も、このビニールテープにより裏セット部材16側に流
れる電流が防止されることとなる。
【0017】また、前記ベース枠10の支持枠体11に
は、図1に示すように、裏セット部材16を閉じた状態
に保持するための複数の締付具19が組み付けられてい
る。そして、支持枠体11に遊技盤13が嵌込まれ、次
に、裏セット部材16が閉じられ、その裏セット部材1
6が複数の締付具19によって閉じた状態に保持される
と、ベース枠10の支持枠体11に遊技盤13が固定さ
れるようになっている。また、これとは逆に、複数の締
付具19を外して裏セット部材16を開いた状態とする
と、ベース枠10の裏面側からその支持枠体11に対し
遊技盤13が着脱可能となる。
【0018】なお、図1に示すように、前記ベース枠1
0の裏面の自由端側には、上下二つのベース枠施錠用フ
ック17が上下方向にスライド可能に組み付けられてい
る。このベース枠施錠用フック17は、外枠2に対しベ
ース枠10が閉じられたときに、外枠2に設けられた係
合部(図示しない)に係合し、これにより外枠2に対しベ
ース枠10が閉じた状態に施錠されるようになってい
る。また、外枠2に対するベース枠10の解錠は、図3
に示すように、ベース枠10の前面の自由端側下部寄り
に配設された鍵穴22に鍵を挿入し、その鍵を一方向に
回動操作することで、ベース枠施錠用フック17が下方
にスライドして外枠2の係合部から外れ解錠されるよう
になっている。
【0019】また、前記ベース枠10の前面下部には、
図2と図3に示すように、パチンコ球発射用の発射ハン
ドル装置20や下皿21等が組み付けられ、また、図2
に示すように、ベース枠10の前面の一側には表枠用ヒ
ンジ機構140によって表枠30が開閉可能に組み付け
られている。この表枠30は、表枠本体31、補強部材
31a、ガラス枠33等を備えている。この表枠本体3
1は合成樹脂材料よりなり、図2、図3に示すように、
その略中央部に遊技盤13の遊技領域14を透視可能な
略円形の開口窓32が形成されている。また、図3に示
すように、表枠本体31の前面には、その開口窓32の
周囲において凹凸の装飾が施された合成樹脂製の装飾部
材50が組み付けられ、その装飾部材50には、光が出
射されるレンズを備えた飾り窓51が適宜に形成される
他、遊技盤13の盤面に貼り付けられた証紙を透視可能
な窓52が形成されている。また、表枠本体31と装飾
部材50との間の空間部には装飾部材50の各レンズを
照明するランプを備えたランプ基板(図示省略)が配設
されている。このような表枠本体31の裏面に装着され
る補強部材31aは、表枠本体31の裏面の略全域にわ
たる面積を有する鉄板等の導電性金属板よりなり、静電
気の放電部材及び表枠本体31を補強する機能を有す
る。
【0020】また、表枠30に設けられるガラス枠33
は、図2に示すように、表枠本体31の開口窓32を透
視可能に塞ぐ前後二枚の方形のガラス板29を保持する
ためのもので、このガラス枠33は、補強部材31aの
裏面側に設けられている。このガラス枠33は、開口窓
32の下方において左右方向に延びる下枠部34と、そ
の下枠部34の左右両端から上方に延びる左右の両側枠
部37とを備えて略U字枠状に形成されている。また、
上述したガラス枠33は、鉄板等の導電性金属板よりな
り、補強部材31aと一体または補強部材31aと別個
に形成されかつ溶接によって一体状に固着されて電気的
に導通可能となっている。したがって、このガラス枠3
3も静電気の放電部材として機能するようになってい
る。
【0021】なお、表枠本体31と補強部材31aとの
間の自由端側には、図1に示すように、上下及び中間の
計三つの施錠用フック80が上下方向にスライド可能に
組み付けられられている。そして、ベース枠10に対し
表枠30が閉じられたときには、その施錠用フック80
がベース枠10に形成された係合穴81に係合し、これ
によって、ベース枠10に対し表枠30が閉じた状態に
施錠されるようになっている。また、ベース枠10に対
する表枠30の解錠は、ベース枠10の鍵穴22に対し
鍵を挿入し、その鍵を、前記外枠2に対するベース枠1
0の解錠方向とは逆の方向に回動操作することで、施錠
用フック80が下方にスライドして係合穴81から外れ
る。これによって、ベース枠10に対し表枠30が解錠
されるようになっている。また、図2と図3に示すよう
に、ベース枠10の前面の一側には、前記表枠30の下
方に隣接しかつ図示しないヒンジ機構によって下板90
が開閉可能に組み付けられている。この下板90の裏面
の自由端側には、ベース枠10に対し下板90を閉じた
状態に係脱可能に保持する閉止爪92を備えた係合金具
91が配設され、下板90の前面には上皿93が配設さ
れている。
【0022】上述した裏セット部材16と表枠30の補
強部材31aとは、図7と図8に示すように、裏セット
部材16と、ベース枠用ヒンジ機構100、裏セット用
ヒンジ機構120及び表枠用ヒンジ機構140を介して
電気的に接続され、裏セット部材16に帯電した静電気
が補強部材31aにおいて放電できるようになってい
る。具体的に説明すると、図7に示すように、ベース枠
用ヒンジ機構100の上側のヒンジ構成部品は、外枠2
の上隅部に固定された隅金具として機能するヒンジ板1
01と、ベース枠10の上部隅部に固定されたヒンジ板
102と、これら両ヒンジ板101,102を回動可能
に連結しているヒンジ軸103とを備えている。この両
ヒンジ板101、102及びヒンジ軸103は、導電性
金属材によりそれぞれ形成されている。また、ベース枠
10に固定のヒンジ板102は、断面略L字状をなし、
その一辺102aがベース枠10の裏面に対し導電性金
属材よりなる固定ピン104によって固定されている。
【0023】また、図7と図8に示すように、裏セット
用ヒンジ機構120の上側のヒンジ構成部品は、ベース
枠10の裏面に設けられた支持枠体11の枠部11a裏
面に固定されたヒンジ板121と、裏セット部材16の
所定位置に固定されたヒンジ板122と、これら両ヒン
ジ板121、122を回動可能に連結しているヒンジ軸
123とを備えている。この両ヒンジ板121、122
及びヒンジ軸123は、導電性金属材によりそれぞれ形
成されている。また、支持枠体11側のヒンジ板121
は、断面略L字状をなし、その一辺121aが枠部11
aの裏面に対し導電性金属材よりなる取付ネジ125に
よって固定されている。また、裏セット部材16側のヒ
ンジ板122は、導電性金属材よりなる取付ねじ126
によって裏セット部材16の所定位置に固定されてい
る。なお、このヒンジ板122には、前述した集電部材
71a、73a、74a、76a、76bが導電線71
b、73b、74b、76cによって接続されている。
【0024】また、図7と図2に示すように、表枠用ヒ
ンジ機構140の上側のヒンジ構成部品は、表枠30の
補強部材31aの一側寄り上部に折り曲げ加工によって
一体に形成された筒状の軸受け筒部141と、その軸受
け筒部141の軸受け孔に上下動可能に支持されたヒン
ジ軸142と、ベース枠10の前面上部に固定されかつ
前記ヒンジ軸142が回動可能に嵌挿されるヒンジ板1
43とを備えている。上記軸受け筒部141、ヒンジ板
143及びヒンジ軸142は、導電性金属材によりそれ
ぞれ形成されている。上述したベース枠10のヒンジ板
143は断面略L字状をなし、その一辺143aがベー
ス枠10の前面に対し、同ベース枠10の裏面に固定さ
れたヒンジ板102(ベース枠用ヒンジ機構100)を
固定する固定ピン104によって固定されている。ま
た、このヒンジ板143の他辺143bには、ヒンジ軸
142が回動並びに上下動可能に嵌挿されるヒンジ孔が
形成されている。したがって、表枠30の補強部材31
aは、表枠用ヒンジ機構140における軸受け筒部14
1、ヒンジ軸142、ヒンジ板143及び固定ピン10
4を介してベース枠用ヒンジ機構100のヒンジ板10
2に電気的に接続されるようになっている。
【0025】また、上記ヒンジ板102は、図7に示す
ように、導電接続部材160(金属製で弾性を有するワ
イヤよりなる)によって裏セット用ヒンジ機構120の
ヒンジ板121と電気的に接続される。すなわち、図7
と図8に示すように、導電接続部材160の一端部(上
端部)はベース枠10に固定のヒンジ板102に向けて
延出し、この導電接続部材160の端部にはベース枠1
0に固定されたヒンジ板102に弾性的に圧接する接続
部161が略駒形状に屈曲されて形成されている。一
方、導電接続部材160の他端部(下端部)は支持枠体1
1の片側の枠部11aに固定されたヒンジ板121に向
けて延出し、この導電接続部材160の他端部には略直
角状に折り曲げられた接続部162が形成される。この
接続部162は、ヒンジ板121を固定するために枠部
11aの内面に架設されたボス部152の中心孔に嵌挿
されかつその接続部162の先端が取付ネジ125の先
端部に弾性的に圧接するようになっている。したがっ
て、ベース枠10に固定のヒンジ板102と、枠部11
aに固定のヒンジ板121とが電気的に接続され、これ
により裏セット部材16と表枠30の補強部材31aと
が電気的に接続されるようになっている。なお、導電接
続部材160は、その略中央部が巻回されて枠部11a
の内面の所定位置に突設されたボス部150に取付ネジ
151によって装着されている。
【0026】上述したように表枠30の補強部材31a
と電気的に接続されるヒンジ板122を固定する取付ネ
ジ126は、また、図4に示すように、ベース枠10の
裏面側の所定位置に配置された電源ボックス装置201
(電源基板200を収納)と接続線231により接続さ
れる。この電源ボックス装置201に収納される電源基
板200は、図9に示すように、電源から供給される交
流(例えば24ボルト)を入力して直流(例えば、5ボル
ト、12ボルト等)に変換して出力する安定化電源回路
202が設けられている。この安定化電源回路202の
直流出力は、制御ボックス装置6内に収容された制御基
板300等に供給される。また、電源基板200には、
パチンコ機1の各部で発生した静電気を逃がすためのア
ース回路210が設けられている。さらに、電源基板2
00には、そのアース回路210の入力側において、複
数、例えば、第1〜第3のアース入力端子215,21
6,217がそれぞれ配設されている。これら第1〜第
3のアース入力端子215,216,217とアース回
路210との間には、アース回路210側から第1〜第
3のアース入力端子215,216,217に向けて電
気が逆流するのを防止するための逆流防止素子220,
221,222がそれぞれ個別に配設されている。ま
た、上記アース回路210は、安定化電源回路202の
直流出力の電源線207と逆流防止素子214を介して
接続されている。この逆流防止素子214は、アース回
路210から電源線207側に電流が流れることを防止
するためのものである。なお、本実施の形態において
は、上述した第1のアース入力端子215には、裏セッ
ト部材16、裏セット部材16に配された集電部材71
a,73a,74a,76a,76b、及び補強部材3
1aが接続されている。また、第2のアース入力端子2
16には発射ハンドル装置20が接続され、第3のアー
ス入力端子217には球タンク70に配設した集電部材
70aが接続される。
【0027】また、電源基板200には、アース回路2
10の出力側においては、1つのアース出力端子204
が配設されている。このアース出力端子204にはアー
ス線203が接続されて接地されている。なお、電源基
板200のアース回路210は、必要に応じて逆流防止
素子208を介して交流入力の電源線208に接続され
てもよい。また、アース回路210においても、必要に
応じて電源基板200の基板アースに対し逆流防止素子
212を介して接続されてもよい。なお、電流の逆流を
防止する逆流防止素子208,212,220,22
1,222としては、例えば、抵抗器、ダイオード、ア
レスタ等が用いられる。
【0028】上述のように構成されるパチンコ機1にお
いて、パチンコ球(遊技媒体)に帯電した静電気は、以
下に説明するようにして除去される。すなわち、電源基
板200のアース出力端子204がアース線203によ
って接地されている場合においては、裏セット部材16
の球誘導樋71、上部払出樋72、球払出装置73、下
部払出樋74、球排出樋76等の通路(制御ボックス装
置6の周囲を取囲むように形成される通路)を流れるパ
チンコ球の摩擦等によって発生しパチンコ球に帯電した
静電気(内因性の静電気)は、パチンコ球から導電性樹
脂で成形された裏セット部材16に流れる。裏セット部
材16に流れた静電気は、裏セット部材16から直接、
又は裏セット部材16に配設された集電部材71a,7
3a,74a,76a,76b及び導電線71b,73
b,74b,76cを介して取付ネジ126に流れ、取
付ネジ126から接続線231を介して第1のアース入
力端子215に流れる。そして、第1のアース入力端子
215に流れた静電気は、逆流防止素子220を経てア
ース回路210に流れ、アース出力端子204を経てア
ース線203に流れる。ここで、球誘導樋71、上部払
出樋72、球払出装置73、下部払出樋74、及び球排
出樋76は、電気抵抗値が所定の値となるように調整さ
れているため、パチンコ球からこれらの部材に流れる電
流のピーク値が低く抑えられる。また、これらの部材の
所定箇所(パチンコ球が衝突する壁面近傍:静電気が発
生しやすい部位)には集電部材71b〜76cが設けら
れ、これらの壁面から静電気を除去しやすくしている。
これらの理由のため、パチンコ球や裏セット部材16に
帯電した静電気によってスパイク状ノイズが発生するこ
とが防止され、これにより制御ボックス装置6等の電子
部品等が誤動作される不具合を防止することができる。
【0029】また、発射ハンドル装置20において発生
した静電気(遊技者から流れる静電気:いわゆる外因性
の静電気の一種)は、電気的接続手段240、第2のア
ース入力端子216、逆流防止素子221、アース回路
210、及びアース出力端子204を経てアース線20
3に流れる。また、球タンク70において発生した静電
気(島設備から供給されるパチンコ球に帯電した静電
気:いわゆる外因性の静電気の一種)は、その一部分が
集電部材70aに集電され、電気的接続手段241(導
電線70b)、第3のアース入力端子217、逆流防止
素子222、アース回路210、及びアース出力端子2
04を経てアース線203に流れる。このため、発射ハ
ンドル装置20や球タンク70において発生した静電気
(外因性の静電気)は、上述した内因性の静電気とは別
経路により速やかに除去され、ノイズの発生が防止され
る。また、これらのノイズ除去経路は、内因性のノイズ
除去経路と電気的に分離しているため、これらが相互に
影響(アース回路210に流れた電流が逆流)すること
はない。
【0030】一方、電源基板200のアース回路210
のアース出力端子204がアース線203によって接地
されていない場合には、パチンコ球に帯電した静電気は
裏セット部材16に流れ、裏セット用ヒンジ機構120
のヒンジ板122、ヒンジ軸123及びヒンジ板121
を経て導電接続部材160に流れる。その後、静電気は
ベース枠用ヒンジ機構100のヒンジ板102及び固定
ピン104を経て表枠用ヒンジ機構140のヒンジ板1
43、ヒンジ軸142及び軸受け筒部141を経て表枠
30の補強部材31aに流れる。なお、パチンコ球から
球タンク70に流れた静電気も、直接裏セット部材16
等から裏セット用ヒンジ機構120に流れ、同様にして
表枠30の補強部材31aに流れる。ここで、補強部材
31aは、鉄板等の導電性金属板よりなり、表枠30の
略全域にわたる大きい表面積を有している。このため、
補強部材31aに流れた静電気は補強部材31aの大き
い表面積において良好に放電される。このようにして裏
セット部材16に帯電した静電気を補強部材31aにお
いて放電することができるため、電源基板200のアー
ス出力端子204がアース線203によって接地されて
いない場合においても、パチンコ球から良好に静電気を
除去することができる。この際においても、パチンコ球
から裏セット部材16に流れる電流のピーク値が低く抑
えられるようその電気抵抗値が調整されているため、大
きなスパイク状ノイズが発生することが防止される。
【0031】また、電源基板200のアース回路210
が逆流防止素子208を介して交流入力の電源線208
に接続されている場合においては、裏セット部材16に
流れた静電気の一部が、裏セット用ヒンジ機構120、
接続線231、第1のアース入力端子215、逆流防止
素子220を経てアース回路210に流れ、その後、逆
流防止素子208を介して交流入力の電源線206に流
れる。このため、裏セット部材16に流れた静電気を速
やかに除去することができ、制御ボックス装置6等の電
子部品等が誤動作される不具合を一層確実に防止するこ
とができる。
【0032】また、アース回路210が電源基板200
の基板アースに対し逆流防止素子212を介して接続さ
れている場合においては、裏セット部材16に流れた静
電気の一部が、裏セツト用ヒンジ機構120、接続線2
31、第1のアース入力端子215、逆流防止素子22
0を経てアース回路210に流れ、その後、逆流防止素
子212を介して基板アースに流れる。このため、裏セ
ット部材16に帯電した静電気を速やかに除去でき、こ
れにより制御ボックス装置6等の電子部品等が誤動作さ
れる不具合をより一層確実に防止することができる。な
お、図9の二点鎖線に示すように、発射ハンドル装置2
0を放電部材としての補強部材31aに電気的に接続す
ることによって、アース出力端子204がアース線20
3によって接地されていない場合においても、発射ハン
ドル装置20において発生した静電気が放電部材におい
て放電される。
【0033】また、上述したことから明らかなように、
本実施の形態に係るパチンコ機1においては、ホール内
の電源線が断線した場合等において導電性樹脂製の裏セ
ット部材16に電流が流れることを防止するため裏セッ
ト部材16の一部にビニールテープを貼り付けている
が、裏セット部材16に帯電した静電気は集電部材70
a、71a等を介して速やかに裏セット部材16から除
去されるようになっている。
【0034】以上、本発明の好適な一実施の形態につい
て説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られる
ことなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を
施した形態で実施することができる。
【0035】例えば、上述した実施の形態では、導電性
樹脂製の裏セット部材16の所定箇所にビニールテープ
を貼り付けることで、裏セット部材16の所定箇所外壁
を非導電性としたが、このような形態に限られず、例え
ば、裏セット部材16の所定箇所を非導電性の塗料を塗
布することで非導電性としても良い。このような形態で
あっても、簡易に導電性樹脂性の裏セット部材16の外
壁を非導電性とすることができる。なお、裏セット部材
16に非導電性の塗料を塗るような場合には、図10に
示すように、裏セット部材16の外表面全体に塗料を塗
り、集電部材71a、73a、76a、76bを取付け
る部分のみ塗料を塗らないような形態としても良い。こ
のような形態によれば、集電部材71a等以外の部分は
全て非導電性となるためより確実に外部から電流が流れ
込むことを防止することができる。
【0036】また、例えば、裏セット部材16全体を覆
うような非導電性のカバーを別途設けることで、裏セッ
ト部材16に外部から電流が流れ込むことを確実に防止
することができる。特に、パチンコ球を内部で循環する
封入式のパチンコ機の場合には、ホールに設けた島設備
とのパチンコ球の受け渡し等がないため、裏セット部材
16全体をカバーで覆ったとしても、構造が複雑になら
ず、かつ、メンテナンス性も悪化しないため、確実に電
流が流れ込むことを防止できる点でこのような形態が好
ましい。
【0037】また、上述した実施の形態は本発明をパチ
ンコ機に適用した例であったが、本発明はこの他にも、
例えば、アレンジボール機(一定数の鋼球を遊技盤上に
射出して所定の当たり状態を成立させるもの)、スロッ
トマシン、雀球遊技機、パチスロ機等の各種遊技機にも
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係るパチンコ機の外枠に対し
てベース枠が開かれた状態を示す斜視図。
【図2】 同じく外枠に対しベース枠が開かれ、そのベ
ース枠に対し表枠が開かれた状態を示す斜視図。
【図3】 同じくパチンコ機の全体を示す正面図。
【図4】 同じくパチンコ機の全体を示す背面図。
【図5】 裏セット部材に配された集電部材の電気的な
接続を説明するための斜視図。
【図6】 パチンコ機の背面に設けられる球通路を説明
するための図。
【図7】 裏セット部材と表枠の補強部材との電気的接
続構造を説明するための図。
【図8】 裏セット部材と表枠の補強部材との電気的接
続構造を説明するための図。
【図9】 電源基板に設けられたアース回路の構成を説
明するための図。
【図10】 裏セット部材に設けられた非導電性部の他
の例を説明するための図。
【符号の説明】
1 ・・パチンコ機 2 ・・外枠 10・・ベース枠 11・・支持枠体 13・・遊技盤 16・・裏セット部材 30・・表枠 31a・補強部材 70・・球タンク 71・・球誘導樋 72・・上部払出樋 73・・球払出装置 74・・下部払出樋 76・・球排出樋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電可能な遊技媒体を用いて遊技を行う
    遊技機であって、 遊技媒体を貯留する遊技媒体貯留部と、 該遊技媒体貯留部から払出される遊技媒体を受ける受皿
    と、 前記遊技媒体貯留部と前記受皿とを連通する遊技媒体通
    路とを備え、 前記遊技媒体貯留部及び/又は前記遊技媒体通路の所定
    の部分が導電性樹脂で成形されており、該導電性樹脂成
    形部の所定箇所の外壁面が非導電性とされていることを
    特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記導電性樹脂成形部の所定箇所の電気
    抵抗値が調整されることで、その外壁面が非導電性とさ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記導電性樹脂成形部の所定箇所の外壁
    面に非導電性部材が配設されることで、その外壁面が非
    導電性とされていることを特徴とする請求項1に記載の
    遊技機。
  4. 【請求項4】 帯電可能な遊技媒体を用いて遊技を行う
    遊技機であって、 遊技媒体を貯留する遊技媒体貯留部と、 該遊技媒体貯留部から払出される遊技媒体を受ける受皿
    と、 前記遊技媒体貯留部と前記受皿とを連通する遊技媒体通
    路とを備え、 前記遊技媒体貯留部及び/又は前記遊技媒体通路の所定
    の部分において遊技媒体と接触する内層部が導電性樹脂
    で成形され、該導電性樹脂で成形された内層部と電気的
    に接続された電気的接点が前記遊技媒体貯留部及び/又
    は前記遊技媒体通路の所定箇所の外壁に設けられている
    ことを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 前記導電性樹脂で成形された内層部の外
    側の一部が露出することにより、前記電気的接点が形成
    されていることを特徴する請求項4に記載の遊技機。
JP2000243112A 2000-08-10 2000-08-10 遊技機 Pending JP2002052204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000243112A JP2002052204A (ja) 2000-08-10 2000-08-10 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000243112A JP2002052204A (ja) 2000-08-10 2000-08-10 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009174822A Division JP5024768B2 (ja) 2009-07-27 2009-07-27 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002052204A true JP2002052204A (ja) 2002-02-19

Family

ID=18734022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000243112A Pending JP2002052204A (ja) 2000-08-10 2000-08-10 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002052204A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008167771A (ja) * 2007-01-05 2008-07-24 Oki Kogei:Kk 遊技機用操作ハンドル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008167771A (ja) * 2007-01-05 2008-07-24 Oki Kogei:Kk 遊技機用操作ハンドル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4175845B2 (ja) 遊技機の電源装置
JP2002306774A (ja) 遊技機
JP2989898B2 (ja) 遊技機
JP2002052204A (ja) 遊技機
JP2002035242A (ja) 遊技機
JP2000197752A (ja) 弾球遊技機
JP5024768B2 (ja) 遊技機
JP2002136753A (ja) 遊技機
JPH07255930A (ja) 遊技機
JP4590577B2 (ja) 遊技機
JP3153351B2 (ja) 遊技機
JP3237825B2 (ja) 遊技機
JP4164847B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4221692B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4403297B2 (ja) 遊技機
JP4187400B2 (ja) 遊技機及び遊技設備
JP4399537B2 (ja) 遊技機
JP4164728B2 (ja) パチンコ遊技機の機構セット盤
JP2989910B2 (ja) 遊技機
JP4712180B2 (ja) 遊技機
JP3252105B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2002346158A (ja) パチンコ遊技機の前枠
JP2001293233A (ja) 遊技機
JP2001218960A (ja) 遊技機
JP2001300116A (ja) 遊技媒体貸出用台間機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091110