JP2002052016A - 移動型x線装置 - Google Patents
移動型x線装置Info
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Abstract
接触検出し、台車を停止させることができる移動型X線
装置を提供する。 【解決手段】 マイクロスイッチ22を設けボルト17
及びカラー20、21が入る余裕ある寸法の穴をあけた
取付台25を、装置の台車前方下方に取り付け、そのマ
イクロスイッチ22に接触する円弧状のスイッチ接触板
28と固定された軸(ボルト17)を設けたバンパー
(検出板)30を、前記穴の範囲内でスライドプレート
18、19などで移動可能に保持し、バンパー(検出
板)30を前方に、ピン27とピン23にかけられたバ
ネ29によって、スライド可能にして元の位置に復帰さ
せることができる。そして、障害物に接触しバンパー
(検出板)30が後方に押されたときマイクロスイッチ
22をOFFし、装置を停止させる。
Description
係わり、特に、駆動モータを利用して移動する動力駆動
型の台車からなる移動型回診用X線装置の移動時の安全
機構に関する。
す。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図
を示す。この装置は、X線管装置8と、それを保持する
アーム10と、台車7上で旋回可能な支柱9と、その支
柱9に沿ってアーム10が上下する上下移動部と、旋回
自在の前輪14及びかじ取り不能の後輪15を備え、台
車7に取り付けられた操作ハンドル13を前後に操作す
ることによって、下部に設けられた駆動モータ16で前
進または後退し、台車7の前方下部に障害物を接触検知
するバンパー11(検出板)を設け、高電圧発生回路と
X線制御部を搭載して、移動する台車7とから構成され
ている。
構を備えて、水平方向に伸縮するアーム10が、支柱9
上をスムースに垂直移動し、バランスが取れる機構に設
計され、被検者の撮影部位に応じてX線管装置8のコリ
メータ12のX線放射口があらゆる方向と空間的な位置
にむけられる。この回診用X線撮影装置の重量は、45
0kg以上になることがあるので、動力の助けなしに台
車を動かすことは非常に難しい。一般に台車7の後部に
は固定したかじ取り不能の一対の後輪15が設けられ、
台車7の前部は、一対のキャスターすなわち旋回自在の
前輪14によって支持されている。後輪15は、一般的
に台車に装着された駆動モータ16により駆動される。
インバータで主回路100〜120V、60Hzを内部
電源とし、高電圧変圧器とコンデンサを備えている。そ
の制御回路はソリッドシステム化され、撮影操作は自動
プログラム化したワンタッチ式の装置が多く使用されて
いる。また、台車7は、ゴムタイヤなどを用い、病室、
手術室、エレベータでの出入りが自在であるように設計
され、その他ブレーキシステム、カセッテボックス、付
属装置を備えている。この回診用X線撮影装置は、移動
型装置として小型・軽量で移動操作性の良いことが重要
であり、病院内でベッドルーム、技工室、手術室、小児
室、レントゲン室、乳児室等に容易に移動して、手軽に
現場でX線撮影用として使用される。
に加えられた進行方向の操作力に応じて、左右独立にモ
ータ駆動される一対の駆動車輪(後輪15)を有し、台
車7の前方下部に障害物を接触検知するバンパー(検出
板)11が設けられ、前方の障害物にバンパー(検出
板)11が接触すれば、その信号を受けて台車は停止す
る。図4に、バンパー(検出板)11の機構を示す。バ
ンパー1の両端にバンパートラック2が設けられ、バン
パー1の側に前後方向の滑りを円滑にするためにベアリ
ング3及びベアリング3aがそれぞれ両側に設けられ、
バンパー1がバンパートラック2内を円滑に前後するこ
とができる。そして、ブラケット6がバンパー1の端部
にネジで固定され、ブラケット6aがバンパートラック
2に固定されている。そして、ブラケット6aとブラケ
ット6に引張りバネ5がかけられ、バンパー1が前方に
押し出される状態になる。そしてスイッチ4がバンパー
1の端部に取付けられ、バンパー1が前方に押し出され
ている時にはスイッチ4がONになった状態にセットさ
れる。そして、前方に障害物が存在して、進行中にバン
パー1が後方に押されたとき、ブラケット6が後方に移
動し、スイッチ4がOFFになる。この信号によって台
車7の前進移動を停止させる。
撓性のあるバネ部材を介して台車7に接続されている。
台車7の両側に接続された2個所のバネ部材は、堅い板
バネで構成され、そのバネ部材を設けたことにより、操
作ハンドル13を押したり引いたりするような力に応じ
て、操作ハンドル13を僅かに前後方向に変位させるこ
とができる。操作ハンドル13の両端には、操作ハンド
ル13と共に動く一対の線形磁石がそれぞれ取り付けら
れている。
取付けられ、それぞれ対応する磁石に隣接して配置さ
れ、磁石に対して中心位置にあるとき、ホール効果セン
サの出力信号はゼロ・レベルになり、磁石をずらすと、
ホール効果センサの出力信号は正の最大値と負の最大値
の間でほぼ線形に変化する。センサ信号の符号すなわち
極性は、操作ハンドル13の変位の方向を表しセンサ信
号の大きさは変位量に比例する。操作ハンドル13を前
後に操作することで、バネ部材のバネ作用により、操作
ハンドル13は比較的容易に変位させることができると
ともに、操作ハンドル13を離したとき、中性位置また
は中心位置にすばやく復帰させることができる。
は、以上のように構成されているが、バンパー1がバン
パートラック2のチャンネル内を移動するだけで、その
方向は前方のみで、進行方向の障害物を検出することは
できるが、横方向の障害物を検出することができず、装
置旋回の際に壁やベッドに衝突するという問題があっ
た。
たものであって、前方向のみならず斜め及び横方向の障
害物も検出することができる移動型X線装置を提供する
ことを目的とする。
め、本発明の移動型X線装置は、台車の前方下部に設け
られた障害物を接触検知するバンパーを有する移動型X
線装置において、台車本体に固定され前記バンパーを移
動可能に保持する取付台と、前記バンパーと前記取付台
の相対的な位置のずれを検出する検出機構と、前記バン
パーと前記取付台の相対的な位置を元に戻す復帰機構
と、前記取付台に設けられた穴と、前記バンパーに装着
し前記穴を貫通する軸と、前記バンパーと取付台を挟み
スライド可能にしたスライドプレートとを備えたもので
ある。
本体に固定され前記バンパーを移動可能に保持する取付
台と、前記バンパーと前記取付台の相対的な位置のずれ
を検出する検出機構と、前記バンパーと前記取付台の相
対的な位置を元に戻す復帰機構と、前記バンパーに設け
られた穴と、前記取付台に装着し前記穴を貫通する軸
と、前記バンパーと取付台を挟みスライド可能にしたス
ライドプレートとを備えたものである。
成されており、バンパーを移動可能に保持する取付台が
台車に固定され、バンパーと取付台の相対的な位置のず
れを検出する検出機構と元に戻す復帰機構とを設け、取
付台もしくはバンパーの一方に穴を設けて、バンパーと
取付台をスライドプレートで挟み、穴の範囲で両者がス
ライドできるようにし、前方、斜め、および横方向の障
害物を検出できるようにしている。これにより前方、横
方向いずれの方向の障害物でもバンパーに接触すれば、
スイッチがON、OFFに切り替わり、台車本体を停止
させることができる。
例を図1、図2を参照しながら説明する。図1は本発明
の移動型X線装置のバンパー部の構造を示す図である。
図2はそのバンパー部の部品展開図を示す。本発明の移
動型X線装置のバンパー部は、障害物を接触検知するバ
ンパー(検出板)30と、台車7本体に固定されバンパ
ー(検出板)30を移動可能に保持する取付台25と、
バンパー(検出板)30と取付台25の相対的な位置の
ずれを検出する検出機構(マイクロスイッチ22、スイ
ッチ接触板28)と、バンパー(検出板)30と取付台
25の相対的な位置を元に戻す復帰機構(バネ29、ピ
ン27、ピン23)と、取付台25に設けられた穴24
と、バンパー(検出板)30の穴31に装着し、穴24
を貫通するボルト17と、バンパー(検出板)30と取
付台25を挟みスライド可能にしたスライドプレート2
6、19、18と、穴24内でスライドを円滑にするた
めのカラー20、21と、ボルト17を呼び寄せるナッ
ト32とから構成されている。そして、本移動型X線装
置は、操作ハンドル13に加えられた進行方向の操作力
に応じて、左右独立に駆動モータ16によってモータ駆
動される一対の駆動車輪(後輪15)と旋回自在の前輪
14を有し、台車7の前方下部に障害物を接触検知する
前記バンパー部を設け、その台車7に高電圧発生回路を
備え、台車7本体に支柱9を設けアーム10を介して装
着されたコリメータ12付きX線管装置8とを装備して
いる。
と異なるところは、バンパー部の機構にあり、従来のも
のは前方方向の障害物接触のみを検出していたが、本移
動型X線装置のバンパー部は前方のみならず斜め方向、
横方向の障害物接触を検出することができる機構であ
る。その他の台車7の機能に付いては図3の従来のもの
と同じである。次に、バンパー部の各部の説明をする。
バンパー部の取付台25は、台車7に取付けられ、その
取付台25にカラー21よりも大きい穴24があけら
れ、端部にバンパー(検出板)30のずれを検出するマ
イクロスイッチ22と、バネ29をかけるピン23が設
けられている。バンパー部のバンパー(検出板)30
は、ボルト17をスライドプレート18及び19、カラ
ー20および21、取付台25の穴24、スライドプレ
ート26を挟み、各穴に通して、取付台25に装着する
ための穴31が加工されている。そのバンパー(検出
板)30の後端にバネ29をかけるピン27と、取付台
25に設けられたマイクロスイッチ22のアクチュエー
タにON/OFF接触する円弧状のスイッチ接触板28が
設けられている。スライドプレート26は、取付台25
に対してバンパー(検出板)30を滑らかにスライドす
るように、両者の間に挟んで組み立てられ、摩擦係数の
小さい材料からなる硬質のものを用いる。カラー20、
カラー21は、取付台25の穴24に入れられ、穴端部
との間で前後、左右、斜めに余裕のある寸法のものが用
いられる。そして、取付台25の回転運動方向に対して
滑らかに移動するようにしたもので、カラー20の厚み
は取付台25の厚みより少し厚めにし、カラー21は取
付台25の厚みより薄くして、カラー20は、カラー2
1の内側に入れられ、スライドプレート26とスライド
プレート19によってボルト17で締付けられる。そし
て、カラー21はフリーに回転することができ、二重の
カラー構成にして回転方向を滑らかにしている。スライ
ドプレート19、スライドプレート18は、ボルト17
とナット32によってバンパー(検出板)30をスライ
ドプレート26を介して取付台25に移動可能に装着す
るために、上方から抑えるためのプレートで、摩擦係数
の小さい材料からなる硬質のものを用いる。滑りを良く
するために二枚のプレートを用いる。バネ29は、バン
パー(検出板)30に設けられたピン27と取付台25
に設けられたピン23とにその両端がかけられ、バンパ
ー(検出板)30を前方の取付台25に引き寄せ、バン
パー(検出板)30を台車7の前方に出た状態にしてい
る。マイクロスイッチ22は、取付台25の後方端に設
けられ、そのアクチュエータが、取付台25とバンパー
(検出板)30が組み立てられた状態で、バンパー(検
出板)30に取付けられたスイッチ接触板28に接触
し、ON状態になるように調節され、障害物にバンパー
(検出板)30が接触しバンパー(検出板)30が移動
した時、OFF状態になるように調節される。スイッチ
接触板28は、マイクロスイッチ22のアクチュエータ
が前後、左右又は斜めから接触しても、ON/OFF動
作が確実に行えるように、その形状は円弧状に加工形成
されたものを用いる。
作について説明する。装置の操作ハンドル13を操作す
ると、進行方向の操作力に応じて、左右独立にモータ駆
動され、一対の駆動車輪(後輪15)により前進する。
台車7の前方下部に障害物を接触検知するバンパー(検
出板)30が設けられ、前方の障害物にバンパー(検出
板)30が接触すれば、バンパー(検出板)30が接触
した方向に、取付台25の穴24内でボルト17、カラ
ー20、21を介して移動し、スイッチ接触板28が移
動して、取付台25に設けられたマイクロスイッチ22
のアクチュエータがOFF状態になる。この信号を台車
7の制御器に送り、駆動モータ16を停止させる。操作
ハンドル13が同じ方向に押された状態でも台車7は停
止した状態になる。そして、障害物と反対方向に操作ハ
ンドル13を操作すれば、操作ハンドル13の両端に
は、操作ハンドル13と共に動く一対の線形磁石がそれ
ぞれ取り付けられており、一方、一対のホール効果セン
サが台車7に取付けられ、それぞれ対応する磁石に隣接
して配置され、磁石をずらすとほぼ線形に変化し、セン
サ信号の符号すなわち極性は、操作ハンドル13の変位
の方向を表しセンサ信号の大きさは変位量に比例して、
後退して正常動作に戻る。
を移動可能に保持するための穴24が取付台25側に設
けられているが、バンパー(検出板)30側に穴を設け
て、バンパー(検出板)30を移動可能にしてもよい。
同様に、マイクロスイッチ22とスイッチ接触板28も
入れ替えて、取付台25にスイッチ接触板28を設け、
バンパー(検出板)30側にマイクロスイッチ22を設
けも良い。
構成されており、マイクロスイッチを有し穴をあけた取
付台を、装置の台車前方下方に取り付け、そのマイクロ
スイッチのアクチュエータに接触する円弧状の接触片と
固定された軸を設けたバンパー(検出板)を、取付台に
設けられた穴の範囲で移動可能に保持して、バンパー
(検出板)を取付台に対して前方にバネ機構で出し、ス
ライド可能にして元の位置に復帰させることができる。
そのため、前方、斜め、および横方向の障害物をバンパ
ー(検出板)で検出し、台車を走行停止させ、台車本体
と障害物の衝突を未然に防ぐことができる。
である。
板)部の部品展開図を示す図である。
示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】台車の前方下部に設けられた障害物を接触
検知するバンパーを有する移動型X線装置において、台
車本体に固定され前記バンパーを移動可能に保持する取
付台と、前記バンパーと前記取付台の相対的な位置のず
れを検出する検出機構と、前記バンパーと前記取付台の
相対的な位置を元に戻す復帰機構と、前記取付台に設け
られた穴と、前記バンパーに装着し前記穴を貫通する軸
と、前記バンパーと取付台を挟みスライド可能にしたス
ライドプレートとを備えたことを特徴とする移動型X線
装置。 - 【請求項2】台車の前方下部に設けられた障害物を接触
検知するバンパーを有する移動型X線装置において、台
車本体に固定され前記バンパーを移動可能に保持する取
付台と、前記バンパーと前記取付台の相対的な位置のず
れを検出する検出機構と、前記バンパーと前記取付台の
相対的な位置を元に戻す復帰機構と、前記バンパーに設
けられた穴と、前記取付台に装着し前記穴を貫通する軸
と、前記バンパーと取付台を挟みスライド可能にしたス
ライドプレートとを備えたことを特徴とする移動型X線
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000243553A JP3617427B2 (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 移動型x線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000243553A JP3617427B2 (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 移動型x線装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002052016A true JP2002052016A (ja) | 2002-02-19 |
JP3617427B2 JP3617427B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=18734387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000243553A Expired - Lifetime JP3617427B2 (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 移動型x線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3617427B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005323673A (ja) * | 2004-05-12 | 2005-11-24 | Shimadzu Corp | 移動式x線撮影装置 |
JP2006141669A (ja) * | 2004-11-19 | 2006-06-08 | Shimadzu Corp | 移動式x線撮影装置 |
WO2015033445A1 (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-12 | 株式会社島津製作所 | 移動型x線撮影装置 |
-
2000
- 2000-08-11 JP JP2000243553A patent/JP3617427B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005323673A (ja) * | 2004-05-12 | 2005-11-24 | Shimadzu Corp | 移動式x線撮影装置 |
JP2006141669A (ja) * | 2004-11-19 | 2006-06-08 | Shimadzu Corp | 移動式x線撮影装置 |
WO2015033445A1 (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-12 | 株式会社島津製作所 | 移動型x線撮影装置 |
JPWO2015033445A1 (ja) * | 2013-09-06 | 2017-03-02 | 株式会社島津製作所 | 移動型x線撮影装置 |
Also Published As
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---|---|
JP3617427B2 (ja) | 2005-02-02 |
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