JP2002051645A - 鉢底石 - Google Patents

鉢底石

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JP2002051645A
JP2002051645A JP2000243744A JP2000243744A JP2002051645A JP 2002051645 A JP2002051645 A JP 2002051645A JP 2000243744 A JP2000243744 A JP 2000243744A JP 2000243744 A JP2000243744 A JP 2000243744A JP 2002051645 A JP2002051645 A JP 2002051645A
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bag body
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Junji Akimoto
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AKIMOTO TENSANBUTSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、植木鉢やプランター等、草花、
草木、果樹、野菜等の園芸用植物を植え込む容器内に、
培土に先立って敷設する鉢底石に関す、一度使用した鉢
底石を再利用できるようにしたことを目的とする。 【構成】 透水性を有する袋体と、該袋体内に所定量収
容した粒状部材とからなり、前記袋体に設けた前記粒状
部材を出入する開口部と、該開口部を開閉自在に封止す
る封止部材とから構成する。また、前記袋体と一体的に
形成された蓋片で、袋体の開口部を開閉自在に封止する
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、植木鉢やプラン
ター等、草花、草木、果樹、野菜等の園芸用植物を植え
込む容器内に、培土に先立って敷設する鉢底石に関す
る。
【0002】
【従来の技術】草花、草木、果樹、野菜等の園芸用植物
を植木鉢やプランター等に植え込んで栽培する際、水は
けを良くして根腐りを防止する必要がある。そのため通
常は、軽石やゼオライト等の透水性のある粒状部材から
なる鉢底石(鉢底土という場合もある)を植木鉢の底に
所定の厚みに敷設し、この鉢底石の上方に栽培用土壌や
培土を収容している。
【0003】従来、軽石等の複数の粒状部材が1つの包
装袋に入れられており、そして植栽作業者が包装袋から
粒状部材を所定量取り出して植木鉢に入れて鉢底石とし
て利用していた。しかし数ヶ月から1年サイクル程度で
植物を植え替えする必要がある。この鉢底石は主として
水はけを良くするためのものであるので、植物を生育さ
せても水はけ機能は劣化することは少なく、再利用が可
能である。しかしながら、鉢底石が土壌中に混じり、鉢
底石だけ分離することが煩雑であった。特に植物の根が
鉢底石に絡みついているので、植物を引き抜くとき鉢底
石が土壌中に混じる。そのため篩いに掛けて土壌と鉢底
石を分離せねばならず、鉢底石の再利用には煩雑な作業
が必要であった。また、植木鉢から植物を引き抜くと
き、鉢底石の一部が植物(根)と一緒に引き抜かれて植
物と一緒に廃棄され、再利用ができなかった。
【0004】しかるに、近年上記問題点を解消した鉢底
石が提案されている。この鉢底石は透水性になった密閉
状アミ袋に軽石等の粒状部材を所定量収容したもので、
この鉢底石を利用するときは、粒状部材を収容したまま
のアミ袋を植木鉢に入れて鉢底全体に鉢底石が敷設され
るようにアミ袋を略扁平にして収容する。そしてその上
から土壌や培土を入れ植物を植えている。
【0005】かかる粒状部材はアミ袋によって囲われて
いるので、粒状部材が土壌中に混ざり合うことがない。
そのため植え替えの際、アミ袋ごと植木鉢から取り出し
水洗いして再利用できる。然しながら植物の根がアミ袋
自身に絡からみついたり、アミ袋の中に入り込んで粒状
部材に絡みつく。植え替え時、植物を植木鉢から引き抜
くと、鉢底石に絡みついている根は途中で切れてしま
い、水洗いしただけでは容易に取り除くことができず、
また根の取り除き作業中にアミ袋を破ったりして、結果
的に再利用ができなかった。また古い根を付着したまま
再利用すると病原菌の発生のもとになる等の新たな問題
点が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の鉢底石に生じている問題点を解決し、袋体から軽石
等の粒状部材を取り出せるようにして、根が絡み合って
いても簡単にそれを取り除くことのできる鉢底石を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる鉢底石の
要旨とするところは、透水性を有する袋体と、該袋体内
に所定量収容した粒状部材とからなり、前記袋体に設
け、前記粒状部材を出入する開口部と、該開口部を開閉
自在に封止する封止部材とを含むことにある。従って鉢
底石を再利用する場合は、封止部材を開けて開口部を開
き粒状部材を袋体から取り出すことができるから粒状部
材を一粒づつ水洗いができ、絡まっている根の取り除き
が容易に行える。
【0008】また、本発明にかかる鉢底石の封止部材
が、袋体と一体的に形成された蓋片であり、この蓋片が
開口部を開閉自在に封止することにある。従って封止部
材が袋体と一体的に形成されるので簡単且つ容易に作成
できる。
【0009】更に本発明の封止部材が、開口部に設けた
ファスナー、ハトメ又は凹凸嵌合溝から構成すること、
または、開口部周囲に前記袋体に設けた挿通部と、該挿
通部に挿通した引張自在な紐と、から構成したことにあ
る。
【0010】本発明の袋体が、網状、又は不織布で構成
されたことにある。従って不織布で構成した場合、根が
袋体内に浸入し難いので根が粒状部材に絡みつくおそれ
が少ない。また本発明の粒状部材が、軽石、ゼオライト
等の無機多孔質体、及び木炭の中から選ばれた1種類以
上から構成したことにある。
【0011】本発明の鉢底石の要旨とするところは、粒
状部材を収容する収容部を挟んで合成樹脂製の網状又は
不織布からなる表面シート片と裏面シート片を配置した
袋体であって、該袋体の両側縁に位置する両シート片を
相互に溶着し、袋体の上部に粒状部材を出入する開口部
を設け、前記両シート片の少なくとも一方の上縁に折り
返し片を形成し、該折り返し片の両側縁を前記両シート
片とともに溶着して該折り返し片が前記開口部を開閉自
在に封止する蓋片とした袋体である。従って本発明鉢底
石に使用する袋体は、容易に且つ安価に製作することが
でき、また操作性も向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明鉢底石の第1実施例を、図
1、図2に基づいて説明する。図1(イ)は鉢底石に使
用する袋体の正面図、(ロ)は(イ)の中央部を断面し
た縦断面図、(ハ)は袋体の開口部を半開き状態の鉢底
石の正面図である。図2は袋体の拡大断面図である。本
発明鉢底石10は、透水性を有する不織布からなる袋体
1と、該袋体1内に所定量収容した軽石やゼオライト等
の無機多孔質体、木炭、及び鹿沼土の中から選ばれた1
種類以上からなる複数の粒状部材2、2、2……とから
なり、前記袋体1の上部に設けた前記粒状部材2の出入
用開口部3と、該開口部3を開閉自在に封止する封止部
材4とから構成されている。
【0013】前記袋体1は、ポリエステル等、合成樹脂
製の帯状不織布を二つ折りして表面シート片1aと裏面
シート片1bを構成する。この両シート片1a、1bを
重ね合わせた状態で、両側縁部分の両シート片1a、1
b同士を熱溶着して所定幅の溶着部5を形成すると共
に、上部に開口部3を有する袋体1を形成する。
【0014】前記袋体1に設けた封止部材4は、裏面シ
ート片1bの上部を折り返した蓋片4aから構成してあ
る。すなわち蓋片4aは、図1(ロ)に示すように、裏
面シート片1bの上部を折り返して開口部3を覆うと共
に表面シート片1aの前面側の上部と所定幅重なり合う
ように構成してある。そして両シート片1a、1b同士
を熱溶着して所定幅の溶着部5を形成するとき、同時に
折り返した蓋片4aも熱溶着する。すなわち両シート片
1a、1bと蓋片4aを同時に熱溶着して所定幅の溶着
部5を形成するものである。
【0015】前記両シート片1a、1bと蓋片4aの全
域には、図1(イ)及び図2に示すように、エンボス加
工した凹凸部6、6、……と、エンボス加工時に穿設さ
れる小孔7、7、……が形成される。凹凸部6、6、…
…を設けたことにより袋体1が伸縮性を増し、また小孔
7、7、……を設けたことにより袋体1の透水性が向上
する。このエンボス加工は袋体に製作する前の不織布に
施した方が作業性が良いが、袋体に製作した後に施して
も良い。
【0016】前記不織布は、例えば東洋紡績株式会社製
の登録商標バルコンポと呼ばれている厚さ0.2〜0.
6mm、目付40〜200g/m2のポリエステルパン
ボンド不織布を使用している。この不織布自身透水性、
通気性を備えているので、前述した小孔7、7、……は
必ずしも必要がない。出来上がった袋体1の寸法は、縦
(横)150〜250mm、横(縦)100〜200m
mが適しており、粒状部材2、2、……は約0.6〜
0.9リットルを袋体1の内部に収容する。この量は、
5〜9号鉢に1個使用し、65cmのボックス型プラン
ターに2個使用を目安にしてある。
【0017】本発明鉢底石に使用する袋体の第2実施例
を、図3に基づいて説明する。第2実施例の袋体11
は、正面視略円形状に形成してある。不織布からなる表
面シート片11aと裏面シート片11bを重ね合わせて
周縁部を熱溶着した溶着部12にて袋体を形成する。粒
状部材の出入用開口部3を開閉自在に封止する蓋片13
は裏面シート片11bの上部から折り返して、第1実施
例と同様に形成する。この円形状の袋体からなる鉢底石
は丸型植木鉢に使用するのに適している。
【0018】本発明鉢底石に使用する袋体の第3実施例
を、図4に基づいて説明する。第3実施例の袋体15
は、不織布からなる表面シート片15aと裏面シート片
15bとを重ね合わせ、且つ裏面シート片15bの上部
を表面シート片15aの前面側に折り返し、そしてこの
折り返し片を含めて表面シート片15aと裏面シート片
15bの両側縁部と下側縁部の3箇所を熱溶着した溶着
部16によって袋体を形成する。裏面シート片15bの
折り返し片が、第1実施例と同様に袋体15の開口部を
開閉自在に封止する蓋片16となる。
【0019】本発明鉢底石に使用する袋体の第4実施例
を、図5に基づいて説明する。本発明鉢底石20に使用
する袋体21は、図1と同様な透水性を有する不織布を
二つ折りして表面シート片21aと裏面シート片21b
を構成する。この両シート片21a、21bを重ね合わ
せた状態で、両側縁部分の両シート片21a、21b同
士を熱溶着して所定幅の溶着部5を形成すると共に、上
部に開口部3を有する袋体21を形成する。
【0020】前記袋体21に設けた封止部材4は、表面
シート片21aの上部を前方に折り返した蓋片23から
構成してある。すなわち蓋片23は、表面シート片21
aの前面側に折り返して表面シート片21aの上部と所
定幅重なり合うように構成してある。そして両シート片
21a、21b同士を熱溶着して所定幅の溶着部5を形
成するとき、同時に折り返した蓋片23も熱溶着する。
すなわち両シート片21a、21bと蓋片23を同時に
熱溶着して所定幅の溶着部5を形成するものである。裏
面シート片21bの上縁は、図3(ロ)に示すように内
側に折り返して二重にして、袋体21の開口部3部分の
強度を増している。
【0021】第4実施例の開口部3は、図5(ロ)に示
すように袋体21を製作したときは開放しており、第1
実施例と同じ粒状部材(図示せず)を袋体に所定量収容し
た後に封止部材4(蓋片23)を、図3(ロ)の矢印で
示すように反転せしめて開口部3を覆うと共に、図3
(ハ)に示すように蓋片23を裏面シート片21bの裏
側に被せる。
【0022】そして鉢底石20を植木鉢等に使用し、植
物を植え替えるときには、蓋片23を今と逆操作して、
開口部3を開け、袋体21から粒状部材を取り出し、袋
体21及び粒状部材を水洗いして植物の古い根を取り除
いて、再び粒状部材を袋体21内に収容し鉢底石として
再利用する。
【0023】尚、第4実施例の袋体21には、穴あけ機
により直径数mmの透孔22、22、……を多数設けら
れてあり、袋体の透水性を向上させている。この透孔2
2、22、……は第1実施例同様、必ずしも必要ではな
い。また袋体21を製作する前の不織布に穴あけしても
良いし袋体に製作した後に穴あけしても良い。
【0024】袋体の第5実施例を図6に基づいて説明す
る。第1乃至第4実施例と同様な不織布を用い、また同
様に熱溶着した溶着部5を設けて袋体31を構成する。
袋体31の上縁部を外側に折り返した折り返し片32の
下部を袋体の表面シート片31aと裏面シート片31b
に熱溶着33して、両シート片31a、31bの上部に
中空部34を形成する。この中空部34に紐35を通し
て、この紐35の両端を引張して開口部3を閉じるよう
にしてある。紐35を緩めて開口部3を開け、粒状部材
の出入を行う。尚、図6において中空部34の両側部を
切除して両シート片31a、31bの中空部34に紐3
5が挿入できるようにしてある。
【0025】袋体の第6実施例を図7に基づいて説明す
る。この第6実施例における紐43の袋体41への通し
方が、第5実施例と異なっている。すなわち不織布から
なる表面シート片41aと裏面シート片41bの開口部
3に近い上部に透孔42を所定間隔ごとに横一列に開
け、紐43をこの透孔42に順次挿入して袋体41の開
口部3の近傍に引張できるように取り付ける紐43を、
図7(ロ)に示すように締めることにより開口部3を閉
じ、同(イ)のように紐43を緩めることにより開口を
開くようにしてある。袋体41内に収容する粒状部材
は、第1実施例と同じ軽石、ゼオライト等である。
【0026】袋体の第7実施例を図8に基づいて説明す
る。図8は、ポリアミド系や塩化ビニール系の合成樹脂
製の網状体によって袋体51を構成したものである。袋
体51は、図7の袋体と同様に左右側縁部を熱溶着して
構成する。紐52は袋体51の網目に通して開口部近傍
に取り付ける。袋体51の網目は、粒状部材がすり抜け
ない程度の大きさにしてある。
【0027】袋体の第8実施例を図9に基づいて説明す
る。図9は、第1実施例(図1参照)と同様な袋体61
を不織布で構成し、封止部材となる蓋片62の内側と表
面シート片61aの外側に一対の樹脂製ハトメ63を溶
着等にて取り付けている。このハトメ63を嵌合するこ
とにより蓋片62を固定でき、袋体61の開口部64を
封止する。したがって袋体61内の粒状部材が開口部か
ら飛び出しにくくなり、本発明鉢底石を植木鉢に設置す
る際の作業性が良い。
【0028】袋体の第9実施例を図10に基づいて説明
する。図10は、第1実施例(図1参照)と同様な袋体
71を不織布で構成し、開口部を封止する封止部材とし
てファスナー72が設けられている。ファスナー72は
合成樹脂からなり、袋体71を構成する表面シート片7
1aと裏面シート片71bの夫々の上端部分にファスナ
ーを構成する一辺づつを熱溶着73して袋体に取り付け
ている。
【0029】袋体の第10実施例を図11に基づいて説
明する。図11は、第1実施例(図1参照)と同様な袋
体81を不織布で構成し、袋体81の開口部3を封止す
る封止部材としてジッパー82が設けられている。すな
わちジッパー82を構成する一方の凹状片82aを袋体
81の表面シート片81aの上端内面に熱溶着する。ジ
ッパーの他方の凸状片82bを裏面シート片81bの上
端内面に熱溶着して、ジッパー82を開口部3部分に取
り付ける。このジッパー82を手で抑えながら袋体81
の開口部3を封止する。
【0030】袋体の第11実施例を図12に基づいて説
明する。図12は、袋体91を第1実施例と同様な帯状
不織布を二つ折りして表面シート片91aと裏面シート
片91bを構成する。折り返し部分にマチ部92を設け
て袋体91内の容積を増やしている。
【0031】以上、本発明の鉢底石および鉢底石に使用
する袋体について詳述したが、本発明は上記に限定され
ず、袋体の形状や材質、厚み、大きさ、及び袋体の開口
部を開閉自在に封止する封止部材の構成等につき、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々なる改良、修正、変化
を加えた態様で実施し得るものである。
【0032】例えば袋体の形状を、正面視楕円形状や略
正方形にしてもよい。また、袋体の開口部を封止する
際、バインダー等の挟持具を用いて行ってもよい。更
に、連続成形した合成樹脂製筒状網体を所定の寸法ごと
に切断し、そして切断した筒状網体の下端開口部分を熱
溶着して閉塞し、上端開口を粒状部材の出入用開口部と
した袋体でも良い。この袋体の開口部は、図8に示すよ
うな紐、又は挟持具を用いて封止する。
【0033】次に、本発明鉢底石をプランターに使用し
た場合について、図13を用いて説明する。図13にお
いて、65cmボックス型プランターPの場合は、鉢底
石10を2個使用する。鉢底石10の形を整えながら扁
平状にしてプランターPの内底に2個並べて設置する。
この鉢底石10の上方に培土(土壌)9を入れ、所望す
る植物を植える。鉢底石10は透水性を有しているの
で、水はけがよい。そのため根腐りせずに根張りがよ
く、植物の生育が良好となる。
【0034】所定期間が過ぎて植物を植え替える場合
は、植わっている植物を引き抜き、その後プランターP
をひっくり返して培土9と鉢底石10を取り出す。次に
鉢底石10を培土9から分離して鉢底石10を水洗いす
る。すなわち、袋体から軽石等の粒状部材2を取り出
す。図1の第1実施例の袋体から取り出す場合は封止部
材4である蓋片4aをめくり、開口部3を開けて粒状部
材2を取り出し、粒状部材自身を水洗いして絡み合った
古い根を取り除く。その後、粒状部材を日光に当てて殺
菌乾燥して再び袋体に収容して鉢底石として再利用す
る。袋体1自身も絡んでいる根を取り除き、水洗いして
日光で殺菌乾燥しておく。
【0035】
【発明の効果】本発明鉢底石は、透水性を有する袋体
と、該袋体内に所定量収容した粒状部材とからなり、前
記袋体に設けた粒状部材を出入する開口部と、該開口部
を着脱自在に封止する封止部材とから構成したので、鉢
底石を再利用する場合は、封止部材を開けて開口部を開
き粒状部材を袋体から取り出すことができる。したがっ
て粒状部材を一粒づつ水洗いができ、絡まっている根の
取り除きが容易に行える。
【0036】また本発明は、袋体と一体的に形成された
蓋片によって開口部を開閉自在に封止するようにしたの
で、封止部材が簡単且つ容易に作成できる。さらに、袋
体を不織布で構成すれば、根が袋体内に浸入し難いの
で、根が粒状部材に絡みつくおそれが少ない等の効果を
生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明鉢底石の第1実施例を示し、
(イ)は、鉢底石に使用する袋体の正面図、(ロ)は、
(イ)の中央部を断面した縦断面図、(ハ)は、袋体の
開口部を半開き状態にした鉢底石の正面図である。
【図2】図2は、図1の袋体の要部拡大断面図である。
【図3】図3は、本発明鉢底石に使用する袋体の第2実
施例を示し、(イ)は、正面図、(ロ)は、(イ)の中
央部を断面した縦断面図である。
【図4】図4は、本発明鉢底石に使用する袋体の第3実
施例を示す正面図である。
【図5】図5は、本発明鉢底石に使用する袋体の第4実
施例を示し、(イ)は、正面図、(ロ)は、(イ)の中
央部を断面した縦断面図、(ハ)は、封止部材で開口部
を閉じた状態の袋体の裏面図である。
【図6】図6は、本発明鉢底石に使用する袋体の第5実
施例を示し、(イ)は、要部正面図、(ロ)は、(イ)
の中央部を断面した要部縦断面図、(ハ)は、要部の拡
大上面図である。
【図7】図7は、本発明鉢底石に使用する袋体の第6実
施例を示し、(イ)は、要部正面図、(ロ)は、開口部
を閉じた状態の正面図である。
【図8】図8は、本発明鉢底石に使用する袋体の第7実
施例を示した要部拡大図である。
【図9】図9は、本発明鉢底石に使用する袋体の第8実
施例を示し、(イ)は、正面図、(ロ)は、(イ)の中
央部を断面した縦断面図である。
【図10】図10は、本発明鉢底石に使用する袋体の第
9実施例の要部正面図である。
【図11】図11は、本発明鉢底石に使用する袋体の第
10実施例を示し、(イ)は、要部正面図、(ロ)は、
(イ)の中央部を断面した縦断面図である。
【図12】図12は、本発明鉢底石に使用する袋体の第
11実施例を示す要部縦断面図である。
【図13】図13は、本発明鉢底石を使用しているプラ
ンターの断面図を示す。
【符号の説明】
11、15、21、31、41、51、61、71、8
1;袋体 1a、11a、15a、21a、31a、41a、61
a;表面シート片 71a、81a ;表面シート片 1b、11b、15b、21b、31b、41b;裏面
シート片 71b、81b;裏面シート片 2 ;粒状部材 10、20;鉢底石 3 ;開口部 4 ;封止部材 4a、13、17、62;蓋片 5、12、16;溶着部 6 ;凹凸部 7 ;小孔 22 ;透孔 32 ;折り返し片 34 ;中空部 35、43、52;紐 63 ;ハトメ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透水性を有する袋体と、該袋体内に所定
    量収容した粒状部材とからなり、前記袋体に設け、前記
    粒状部材を出入する開口部と、該開口部を開閉自在に封
    止する封止部材と、を含むことを特徴とする鉢底石。
  2. 【請求項2】 前記封止部材が、前記袋体と一体的に形
    成され、前記開口部を開閉自在に封止する蓋片であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の鉢底石。
  3. 【請求項3】 前記封止部材が、前記開口部に設けたフ
    ァスナー、ハトメ又は凹凸嵌合溝からなることを特徴と
    する請求項1に記載の鉢底石。
  4. 【請求項4】 前記封止部材が、前記開口部周囲に設け
    た挿通部と、該挿通部に挿通した引張自在な紐と、から
    なることを特徴とする請求項1に記載の鉢底石。
  5. 【請求項5】 前記袋体が、網状、又は不織布で構成さ
    れたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    の鉢底石。
  6. 【請求項6】 前記粒状部材が、軽石、ゼオライト等の
    無機多孔質体、及び木炭の中から選ばれた1種類以上か
    ら構成したことを特徴とする請求項1に記載の鉢底石。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の鉢底石において、前記
    粒状部材を収容する収容部を挟んで合成樹脂製の網状又
    は不織布からなる表面シート片と裏面シート片を配置し
    た袋体であって、該袋体の両側縁に位置する両シート片
    を相互に溶着し、袋体の上部に前記粒状部材を出入する
    開口部を設け、前記両シート片の少なくとも一方の上縁
    に折り返し片を形成し、該折り返し片の両側縁を前記両
    シート片とともに溶着して該折り返し片が前記開口部を
    開閉自在に封止する蓋片とした袋体であることを特徴と
    する。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009284872A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Sogo Sekkei Kenkyusho:Kk 土壌養分環境調節方法及びこれに使用する袋状資材と堆肥抽出溶液

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JP2009284872A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Sogo Sekkei Kenkyusho:Kk 土壌養分環境調節方法及びこれに使用する袋状資材と堆肥抽出溶液

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