JP3132526U - ボトル水耕栽培補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ペットボトルやジュース、ワインなどの空き瓶に水や養液を入れ、注ぎ口へ植物を植えて、給水紐などで自動給水する水耕栽培に於いて、植物の移植や給水作業時に根を傷めず、簡単に作業できるようにすると共に、容器内の酸素不足を防止する。
【解決手段】 植物を植える、ボトル形状容器の注ぎ口に挿入可能な形状を有する筒1に突起部2や複数の穴3を設け、その筒に内包される軟質プラスチック、不織布、給水マットなどの柔軟で変形自在な素材でできた内材4から構成される。
【選択図】図1
【解決手段】 植物を植える、ボトル形状容器の注ぎ口に挿入可能な形状を有する筒1に突起部2や複数の穴3を設け、その筒に内包される軟質プラスチック、不織布、給水マットなどの柔軟で変形自在な素材でできた内材4から構成される。
【選択図】図1
Description
ボトル形状容器の注ぎ口に植物を植えて育てる栽培において、植物を活けるとき根を傷めずスムーズに作業でき、給水も容易に行えるようにし、また、容器内では根が健全に生育できるようにする、ボトル水耕栽培補助具に関するものである。
ボトルの注ぎ口のように、狭くて細い空間に植物を植えるためには、生育初期の根が少ないものか、ある程度生育の進んだものでは、土を落として根だけにし、その根を通水性、通気性のある部材で包んで、水分補給や根の保護あるいは植物全体を保持する必要がある。(特許公開平11−75545)など。また、定植された根部外周を通水性、通気性のある部材で包囲し、その一端を水中へ浸漬するものがある。(特許公開2000−245275)
地植え或は鉢植えの植物を、ボトル形状容器の注ぎ口へ移植するためには、根の一部或は全部の土を落とし、或は不織布や給水マットなどの通水性、通気性のある部材で覆い、注ぎ口に入る大きさに調整する必要がある。このとき、小さ過ぎると注ぎ口へ固定できず大き過ぎると入らない。無理に押し込むと、根が潰れたり切れたりして傷むことになる。
生きた植物なので当然後に給水が必要となる。このとき、(特許公開平11−75545)では通水性、通気性のある抱持部材を使用すれば、そのまま上から給水可能としているが、日時の経過と共に地表面が硬化し、或は生育が進むと根に圧迫されて、殆ど水を通さなくなることもある。ボトルの注ぎ口のような狭くて細いところではなおさら給水は困難である。そのため注ぎ口に設置されている植物を、そこから抜いて給水することになるが、成長した分、注ぎ口内壁との間が密になって抜き難くなり、無理をすると根や茎を傷めてしまう事になる。そして注ぎ口に戻すとき、今度は入り難くなり、生育が進むと根が伸び、注ぎ口で引っかかるようになる。また、注ぎ口に植物が設置されていると、容器内はほぼ密閉状態になってしまうので、酸素不足や高温による生育不良が心配される。
シート状のものを丸めて一端を固定し、他端を開放状態にすると開放状態にした先端は開いてしまう傾向がある。(特許公開2000−245275)のように、根部を保水シートだけで包囲したものを、ボトル形状容器の注ぎ口へ差し込んだ場合、給水時などそれを抜いて再び注ぎ口へ戻すとき、保水シートの先端が開いて入り難くなる。また、注ぎ口から抜き易いように、シート部を注ぎ口上部へ出しておくと、カビが繁殖したりするので手も汚れ、景観に問題も残る。
本考案は次のような手段で、上記課題を解決する。植物栽培に使用する、ボトル形状容器の注ぎ口に挿入可能な形状を一部或は全部有する筒1に、軟質プラスチック、不織布、給水マットなどの柔軟で変形自在な素材でできた内材4が内包される構造で、前内材は少なくとも、筒内周の半分以上に接合される大きさからなり、筒1の一部に突起部2やその突起部の一部にネジ構造2aや弾性構造2bを設け、筒1の一部に複数の穴3を、突起部2の一部に複数の穴3aをもうけ、或は筒の長手方向に複数の溝6を設ける。
ペットボトルやビンなどを、加工しないで利用するボトル水耕栽培では、給水時は注ぎ口に設置された植物を一時外し、そこから水や肥料を補給することになる。このとき、植物の根部が筒に内包されていれば、この筒を引き上げることで根や茎を傷めず、また手を汚さずに簡単に注ぎ口へ着脱できる。筒に突起部を設けることにより、容器内への下降を防止できるとともに筒も掴み易くなる。さらにそこにネジ部を設ければ注ぎ口と筒を確実に固定することができる。またネジではなく、弾性構造で注ぎ口を挟むようにすると、ビンなどのネジ構造の無い容器にも対応できる。(図2、図3参照)
生育が進むと根は注ぎ口から下方の容器内に伸びて、給水時の筒の着脱に支障がでることになるが、筒をある程度下方へ長くしておけば、根はその中に納まり、スムーズに着脱でき、内材も筒に内包されるので、先端が開いて注ぎ口に引っかかることがない。この筒に複数の穴を設ければ、根は容器空間内の空気を十分取り入れることができる。また、筒の突起部に複数の穴を設けたり、筒の長手方向に複数の溝を設ければ、容器内が密閉状態にならず、酸素不足や高温障害を防止することができる。
地植えや鉢植えの植物をボトル形状容器の注ぎ口へ移植するとき、根部の形状を注ぎ口の設置場所の形状に合致させなければならないが、これはたいへん微妙で難しい作業となる。しかし、軟質プラスチックや不織布、給水マットなどの柔軟な素材でできた内材が筒に内包されていれば、これらに植物の根部を設置し、その内材を下から筒内に引き込むだけで簡単に移植が完了する。根部の寸法の調整もし易く、多少の誤差があってもスムーズに移植できる。(図5、図6参照)
また、内材の下方を筒の内側へ折り込んで筒に栓をすれば、根が容器内に張り出すのを防ぐことができる。内材が不織布や給水マットのように通水性、通気性のある部材ならば、給水機能も併せ持つので、自動給水で一般に用いられるような給水紐は不要となる。また、筒内を暗く保つこともできるので、根が生育し易い環境となる。
以下は、一般に普及しているペットボトルと、本考案のボトル水耕栽培補助具を使って自動給水方式で植物を栽培するときの一例である。始めに地植え或は鉢植えの植物を用意し、それをある程度根に土を付けた状態で取り出す。筒1内に納まるように、大まかに土の量を調整する。筒1の中へ内材4と給水紐5を通し、筒上部へ少し広げて出す。そこへ土量を調整した植物の根部を設置し、内材4の下端を下へ引いて、内材ごと根部を筒内に設置する。このとき、緩ければまた内材を戻して土を足し、きつければ土を少し取り除いて調整する。移植しようとする植物の土が多過ぎるものや、土を使いたくない場合は、根に付いた土を洗い流し、通水性、通気性のある不織布や給水マットでその根を覆い、土の代わりにする。その場合は、根に巻きつける量をもって調整する。勿論、根に何も巻きつけずに、直接内材に設置してもよい。内材が軟質プラスチックなどの通水性、通気性の無い部材であれば、給水紐などを併設する必要があるが、不織布や給水マットのような通水性通気性の有る部材であれば、自動給水機能も有するので、給水紐などはあえて併設する必要は無い。内材は一周以上巻ける大きさがあれば最適であるが、筒内周の半分程度接合されればよい。内材として使用するものは、軟質プラスチックや不織布、給水マットに限らない。柔軟で変形自在な素材であれば、どのようなものでもよい。
筒に植物を設置できたら、ボトルに水や肥料を入れ、その筒を注ぎ口へ設置すれば移植は完了する。筒の上部外壁に突起部2を設けてあれば、筒が注ぎ口内に下降するのを防ぐことができ、ここを掴めば筒の着脱も容易にできる。ペットボトルには、大小さまざまなサイズのものがあるが、注ぎ口の大きさはほぼ同じなので、植物の大きさや生育段階に応じて交換でき、お気に入りのラベルのボトルに置き換えたりすることも容易にできる。筒1の突起部2にネジ構造2aを設ければ注ぎ口へ確実に固定でき、また、2bのように注ぎ口を挟むような弾性構造を設ければ、ビンなど注ぎ口にネジ部のないものでも、安定して設置することができる。
生育が進むと、根は容器内の空間、或は水中に根を伸ばしてくる。それ自体は問題ないが、給水後に筒を注ぎ口へ設置するとき、それらの根が注ぎ口に引っかかって入り難くなり、根も傷む。それを防止するために、筒は容器内下方まで長くして、複数の小さな穴を設けておく。こうすれば根は筒内に納まり、容器内の空気も取り入れることができる。内材に軟質プラスチックなどの通水性、通気性の無い部材を使用した場合は、これにも複数の穴を設けるとよい。移植する植物にもよるが、場合によっては筒や内材にそれらの複数の穴が無くてもよい。また、内材の下端が開放状態であると、そこから根が伸び出してくることがあるので、筒への移植が完了したら、内材下端を箇の内側へ折り込んで、栓をするとよい。尚、筒1の形状は断面が円とは限らない。多角形や一部欠けた形状のもの、両端の形状が異なるものなど、注ぎ口に入るものならどのような形状のものでもよい。
1 筒
2 突起部
2a 突起部のネジ構造
2b 突起部の弾性構造
3 筒の穴
3a 突起部の穴
4 内材
5 給水紐
6 溝
7 植物
2 突起部
2a 突起部のネジ構造
2b 突起部の弾性構造
3 筒の穴
3a 突起部の穴
4 内材
5 給水紐
6 溝
7 植物
Claims (4)
- 植物栽培に使用する、ボトル形状容器の注ぎ口に挿入可能な形状を一部或は全部有する筒に、軟質プラスチック、不織布、給水マットなどの柔軟で変形自在な素材でできた内材が内包される構造で、前内材は少なくとも、筒内周の半分以上に接合される大きさからなる、ボトル水耕栽培補助具。
- 筒の一部に突起部を設け、或はその突起部にネジ構造や弾性構造を設けて、ボトル形状容器の注ぎ口に設置できる構造の、請求項1に記載のボトル水耕栽培補助具。
- 筒の一部或は筒の突起部の一部に複数の穴を設けた構造の、請求項1又は2に記載のボトル水耕栽培補助具。
- 筒の長手方向に複数の溝を設けた構造の、請求項1又は2に記載のボトル水耕栽培補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007002459U JP3132526U (ja) | 2007-03-09 | 2007-03-09 | ボトル水耕栽培補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007002459U JP3132526U (ja) | 2007-03-09 | 2007-03-09 | ボトル水耕栽培補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3132526U true JP3132526U (ja) | 2007-06-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007002459U Expired - Fee Related JP3132526U (ja) | 2007-03-09 | 2007-03-09 | ボトル水耕栽培補助具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3132526U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015188370A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | みのる産業株式会社 | 植物栽培器具 |
WO2017150510A1 (ja) * | 2016-03-01 | 2017-09-08 | 株式会社ウララキューブ | 水耕栽培具 |
-
2007
- 2007-03-09 JP JP2007002459U patent/JP3132526U/ja not_active Expired - Fee Related
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