JP2009195159A - 苗木ポット - Google Patents

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与司二 齋藤
Tsunemi Otsubo
恒美 大坪
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Abstract

【課題】ワンタッチ操作で継ぎ目を開閉できると共に、深根性の苗木を成育する際に根にルーピング現象が発生するのを抑制できる苗木ポットの提供を課題とする。
【解決手段】土壌20及び苗木21を保持するべく、柔軟性を有する板状部材によって円筒状又は角筒状に形成されると共に、中心軸線10aに沿って開閉自在な継ぎ目を有するポット本体10と、このポット本体10から土壌20及び苗木21が脱落するのを抑制するべく、ポット本体10の一方の端部側に着脱自在に設けられた底部材12と、ポット本体10の略全長に亘ってポット本体10から突出して形成され、ワンタッチ操作で継ぎ目11を開閉する留め部13とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、苗木ポットに係り、更に詳細には、植物の苗木を苗木ポットの中で育成し、苗木を植栽する際に苗木とポットを一緒に植栽した後、内部の土壌及び苗木を残して苗木ポットだけを取り出すことができる苗木ポットに関する。
従来、帯状の板枠をキャタビラのように複数の箇所で折り曲げ、板枠の両端部に設けられた複数のとじ孔に、それぞれとじピンを挿入して両端部間の継ぎ目を閉じることにより、多角形円筒状に形成する植木鉢が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、断面が下すぼみの円錐形状に形成された苗木ポットが知られている。
特開2001‐8552号公報
しかしながら、従来の特許文献1に記載の植木鉢は、板状の板枠を多角形円筒状に折り曲げて両端部の継ぎ目を閉じる際、板枠の少なくとも上端部及び下端部の2カ所に設けられたとじ孔に、それぞれとじピンを挿入する必要があり、作業が面倒で作業工数が増大するという問題があった。これは、継ぎ目を開いて筒形状から板形状に展開する際も同様である。
また、深根性の苗木を成育するためには、筒の高さを高くすることにより、根に発生するルーピング現象に対応できるが、この場合は板枠の継ぎ目から内部の土壌がこぼれ落ちるのを防止するために、とじ孔の数を増やして継ぎ目が土壌の圧力で開くのを防ぐことが考えられ、この場合には、作業工数が更に増えるという問題が発生する。また、円錐形状の苗木ポットは、苗木の根にルーピング現象を発生し、根が枯れる虞があった。
本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、簡単な操作でポットの継ぎ目を開閉でき、しかも深根性の苗木を成育する際に根に発生するルーピング現象を抑制するためにポットの高さを高くした場合でも、継ぎ目を簡単に開閉できる苗木ポットの提供を課題とする。
本発明は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
すなわち、本発明は、
土壌及び苗木を保持するべく、柔軟性を有する板状部材によって筒状に形成されると共に、中心軸線に沿って開閉自在な継ぎ目を有するポット本体と、
前記ポット本体内の前記土壌及び前記苗木を保持するべく、前記ポット本体の一端側に着脱自在に設けられた底部材と、
前記ポット本体の略全長に亘って前記ポット本体の外周面から突出して形成され、ワンタッチの操作で前記継ぎ目を開閉する留め部と、
を備える。
本発明によれば、筒状のポット本体における継ぎ目を留め部のワンタッチの操作で開閉できるので、筒状に形成する際又は板状に展開する際の作業が容易になる。また、底部材はポット本体に対して着脱自在なので、例えば苗木ポット内の苗木を他の土地に植栽する際に、底部材、土壌及び苗木を苗木ポットに入れたまま土中に埋め、苗木がある程度成育した状態で苗木ポットの留め部をワンタッチで操作して継ぎ目を開放し、苗木ポットを取
り出して苗木ポット内の底部材、土壌及び苗木を植栽地の土壌内に残置することにより、苗木がそれまで成育してきた土壌内で成育するので、植栽後に土壌の違いで苗木が枯れるのを抑制できる。
すなわち、苗木を植栽する土地の土壌は、苗木ポット内の土壌と成分が異なるため、苗木ポット内で成育した苗木を他の土地に植栽すると、苗木が枯れるおそれがある。本発明の苗木ポットは、内部の苗木及び土壌と一緒に土中に埋め、そのまま苗木が十分に生育するまですることにより、植栽後に苗木が枯れるのを抑制できる。また、苗木がある程度生育した状態で苗木ポットのみを取り出すことにより、苗木の成育を妨げることがない。
また、苗木を他の土地に植栽する直前に苗木ポットを取り外すと、苗木の根に付着している土壌がこぼれ落ちて、苗木が植栽後に枯れる虞がある。本発明によれば、苗木を植栽する際に苗木ポットを取り外さないので、植栽後に苗木が枯れるのを抑制できる。
また、ポット本体が筒状でありその高さを容易に調整できるので、深根性の苗木を成育する際にはポット本体の高さを高くすることにより、苗木の根にルーピング現象が発生するのを抑制できる。この場合でも、留め部のワンタッチ操作で継ぎ目を開閉できる。なお、板状部材は、硬質塩化ビニル製のフィルム状部材、シート状部材などを例示できる。また、底部材は、植栽地に残置しても苗木の生育に障害とならない材料、例えば植物繊維などで形成するのが好ましい。
ここで、前記留め部は、前記ポット本体における前記継ぎ目を形成する両端部のうち、一方の端部に設けられた係止用凹部と、他方の端部に設けられ、前記係止用凹部に着脱自在に係止される係止用凸部とを有する構成にできる。この構成によれば、係止用凸部を係止用凹部に出し入れするというワンタッチの操作だけで継ぎ目を開閉できる。
また、前記係止用凹部は、前記ポット本体における中心方向に向けて開口する構成にできる。この構成によれば、ポット本体に土壌が挿入されたとき、土壌からポット本体に作用する過重によって、係止用凸部が係止用凹部側に押圧されるので、留め部の係止力が増大し、留め部の係止が不用意に外れるのを防止できる。なお、係止用凹部の開口は、ポット本体の中心方向以外に、任意の方向に向けて開口でき、この場合、係止用凸部を係止用凹部の開口に出し入れできるように形成すればよい。
また、前記留め部は、把持可能な突出長を有する構成にできる。この構成によれば、留め部を掴んで苗木ポットを簡単に持ち上げることができる。
また、前記留め部は、前記ポット本体の直径方向に突出し、前記ポット本体の転倒を抑制する突出長を有する構成にできる。この構成によれば、転倒防止用として特別な手段を用いることなく、留め部によって苗木ポットの転倒を抑制できる。
また、前記留め部は、複数の前記ポット本体を、その中心軸線が同一の仮想円上に配置され、且つ隣接するポット本体同士が当接するように配置した際に、前記複数のポット本体によって囲まれる空間の略中心に達する突出長を有する構成にできる。
この構成によれば、例えば多数の苗木ポットを搬送する際に、複数の苗木ポットを一組とし、これらの苗木ポットの留め部を複数の苗木ポットで囲まれる空間の中心に向けて配置することにより、留め部同士が接触して接触している他の苗木ポットが支柱のように作用する。これにより、苗木ポットが転倒するのを抑制できる。
また、前記板状部材は、硬質塩化ビニルであるのが好ましい。この場合は、板状部材の
加工が容易になると共に、苗木を植栽する際に苗木ポットも一緒に土中に埋めた際に、苗木ポットの腐食を長期間に亘って防止できるので、苗木ポットのリサイクル使用が可能になる。
本発明の苗木ポットによれば、留め部をワンタッチで操作してポット本体の継ぎ目を簡単に開閉できるので、板状部材を筒状に形成する際、又は筒状のポット本体を板状部材に展開する際の作業が容易になる。また、例えば苗木の植栽時に、苗木及び土壌と一緒に苗木ポットを土中に埋め、苗木がある程度成育した後、留め部のワンタッチ操作により継ぎ目を開放して、苗木ポットのみ簡単に取り出すことができる。これにより、植栽後に土壌の違いにより苗木が枯れるのを抑制できる。
以下、本発明に係る苗木ポットの実施の形態を、添付した図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は一実施例であり、本発明は実施形態に限定されない。
図1は、本発明に係る苗木ポット1を示す。この苗木ポット1は、土壌20及び苗木21を保持するべく、柔軟性を有する板状部材によって筒状、本実施形態では円筒状に形成されると共に、中心軸線10に沿って開閉自在な継ぎ目11を有するポット本体10と、このポット本体10内の土壌20及び苗木21を保持するべく、ポット本体10の一端側に着脱自在に設けられた底部材12と、ポット本体10の略全長に亘ってポット本体10の外周面から突出して形成され、継ぎ目11をワンタッチで開閉する留め部13と、を備える。
次に、上記各構成要素について説明する。ポット本体10は、図2に示すように、例えば、厚さ3mm(3mm以上が好ましい)、高さ30〜40cm程度の硬質塩化ビニル製の平板状部材15を巻回して円筒状に形成されている。ポット本体10の継ぎ目11は、図3(a)に示すように、平板状部材15を巻いたときに対向配置される端部15a,15b間に形成される。なお、硬質塩化ビニルは、例えばエスビロンシート等を使用できる。また、平板状部材15の材質、厚さ、外形寸法等は、苗木21の種類や生育状態などに応じて任意に選択できる。
平板状部材15の両端部15a,15bには、それぞれ留め部13を構成する係止用凹部13aと、係止用凸部13bとが形成されている。本実施形態では、係止用凹部13aは、一方の側端端部15aから先の部分が略U字状に折り曲げられて形成されている。また、この係止用凹部13aにおける開口13cは、平板状部材15が巻かれたときに、ポット本体10の中心10a側を向くように形成されている。
係止用凸部13bは、平板状部材15の他方の側端部15bより先の部分が、略直角に折り曲げられポット本体10の外側に向けて突出するように形成されている。留め部13によって、継ぎ目11を閉じる場合は、係止用凸部13bをポット本体10の中心側に向けて押し込み、そのまま係止用凹部13aの開口13cから挿入して係止すればよい。この留め部13は、図1に示すように、ポット本体10の外周面10bに対して作業員等が把持できる程度の突出長Lを有している。なお、留め部13の係止用凹部13a及び係止用凸部13bは、型によって簡単に形成できる。
また、本実施形態では、留め部13はポット本体10の直径方向に突出している。この留め部10には、貫通孔16が設けられている。この貫通孔16は、図4に示すように、例えば苗木ポット1を多数同時に運搬する場合に転倒防止用の紐17を通すために使用される。すなわち、この場合は、複数の苗木ポット1の留め部13を内側に向けて配置し、
各苗木ポット1の貫通孔16に紐17を通してこれらの苗木ポット1を連結する。これにより、複数の苗木ポット1全体の底面積が広くなると共に、全体の重量が増加するので振動が加わっても転倒するのを防止できる。
図2に示すように、ポット本体10を形成する平板状部材15の一方の端部(図2中の下端部)には、複数の孔18が設けられている。この孔18は、図1に示すように、底部材12を支持するための紐19を取り付けるために使用できる。
すなわち、紐19は、図5(a),(b)に示すように、孔18に通してポット本体10内で例えばタスキ掛けにし、その両端部をポット本体10の外側で結ぶことにより、ポット本体10に取り付けることができる。この紐19におけるタスキ掛けの部分の上に、底部材12を載せて支持することができる。なお、紐19に変えて割り箸等の棒状部材を孔18に通して、ポット本体10内で例えば十字形を作ることができる。なお、底部材12を支持する材料は、紐19,割り箸等以外に、植栽地の土壌内で朽ちるものが好ましい。
底部材12は、図6(a)に示すように、ポット本体10の内周面と略同一の直径Dを有する円形に形成されている。また、この底部材12は、図6(b)に示すように、土壌20及び苗木21を保持できる程度の厚さtを有している。本実施形態では、底部材12は椰子繊維で形成されている。なお、底部材12は、椰子繊維以外の材料、例えば植物繊維などで形成できる。図1に示すように、ポット本体10内の底部材12の上には、軽石30が敷かれ、その上に土壌20が充填される。
次に、この苗木ポット1の作用を説明する。苗木ポット1によって苗木21を育成する場合は、図1に示すように、留め部13によって継ぎ目11を閉じた状態で、ポット本体10内に底部材12及び土壌20を挿入し、この土壌20に苗木21を植える。
このとき、苗木ポット1のポット本体10における内周面は、上端から下端まで同一の直径Dで形成されているので、苗木21の根を痛めることがない。特に、深根性の苗木21を、従来の下窄みで円錐形状のポットや高さの低いポットに植えた場合は、苗木21の根にルーピング現象が発生し、根が枯れることがあるが、本実施形態の苗木ポット1によれば、ポット本体10の高さを十分に高くすることにより、深根性の苗木21でも根にルーピング現象が発生するのを抑制して、根が枯れるのを抑制できる。このようにポット本体10の高さを高くした場合でも、留め部13の任意の部位をワンタッチ操作して、継ぎ目11を開閉できる。
また、苗木21を苗木ポット1内で成育中に、留め部13の係止を簡単に解除し、ポット本体10を継ぎ目11から開いて苗木21の生育状態を観察できる。観察した後は、そのままポット本体10の継ぎ目11を閉じて留め部13を簡単に係止させて苗木21の成育を継続できる。このように、苗木21の成育途中で苗木21の根などを観察することにより、苗木21が順調に成育するように灌水や堆肥の供給などの管理を行うことができる。
苗木ポット1内の苗木21を他の土地に植栽する場合は、図7に示すように、苗木ポット1に苗木21を植えたままの状態で、苗木ポット1を植栽地の土壌31内に埋める。これにより、苗木21がそれまで成育してきた土壌20内で継続して成育するので、土壌の違いなどによって成育が妨げられるのを抑制し、植栽地の土壌31内で確実且つ十分に成育するようにできる。
そして、苗木21がある程度成育した状態で、土壌31内の苗木ポット1における留め
部13の例えば上端部を操作して継ぎ目11を開放する。このときには、ポット本体10の上端部付近で、係止用凸部13bの近辺を内側に押して係止用凸部13bを係止用凹部13aから引き抜く(図3(b)参照)。
この状態から継ぎ目11を少し開くと内部の土壌20が苗木ポット1から分離する。また、紐19の結び目を解いて底部材12より上の土壌及び苗木21がポット本体10に対して相対的に下方に落ちるようにする。この状態で、図8に示すように、苗木ポット1を上方に引き上げることにより、底部材12、軽石30、土壌20及び苗木21を植栽地の土壌31内に残置したまま、苗木ポット1のみ取り出すことができる。なお、紐19を土壌31内で腐植する材質とすることにより、紐19の結び目を解く必要が無くなる。
苗木ポット1を取り出した後、苗木21に対して植栽した土地の土壌31と、苗木ポット1内にあった土壌20とが、短時間で混ざることはないため、苗木21はそれまでの土壌20内で継続して成育し、更にその外側の土壌31内に根を伸ばして成育する。従って、苗木21が枯れるのを抑制できる。
また、苗木21を植栽する際には、苗木ポット1を付けたままなので、苗木21の根に付いている土壌20がこぼれ落ちるのを防止でき、苗木21の根が空気に晒されるのを防止できる。これにより、苗木21が植栽後に成育不良などを起こすのを抑制できる。
また、留め部13は、一回の操作(ワンタッチ操作)で簡便に係止または係止解除できるので、操作が容易である。苗木ポット1は、板状に拡げた状態に展開できるので、苗木ポット1を保管する際に板状に拡げて積み重ねて保管する等、管理が容易である。更に、本実施形態では、ポット本体10及び留め部13が硬質塩化ビニルで製造されているので、加工性及び耐久性が高くリサイクル使用が可能であり、経費節減が可能になる。
なお、硬質塩化ビニル製の苗木ポット1を50℃の温室内に30ヶ月間入れて劣化試験を行った結果、苗木ポットが劣化することはなく、長期間に亘って使用するのに問題ないことを確認した。この劣化試験の結果から、苗木ポット1は10年以上の耐久性を有するものと推定できる。また、ポット本体10を硬質塩化ビニルで製造することにより、豊富なカラーリングのバリエーションを選択できる。これにより、苗木21の種別の分別等が容易になる。
また、留め部13は、作業員が持ち運ぶ際の取っ手として十分な張出長(突出長L)を有しているので、ポット本体10に付着している土壌20等で手を汚すことなく容易に持ち運びできる。
また、留め部13の突出長Lは、苗木ポット1が転倒しにくい長さに設定できる。ポットが倒れにくい突出長Lとしては、例えば、慣性力が0.4程度の場合、ポットの直径Dと突出長Lを加えた長さ(D+L)と、ポットの高さHの比(H/(D+L))が2.5以下とするのが好適である。この比を小さくすることにより、更に転倒しにくくなる。
また、ポット本体10の留め部13は、図9に示すように、複数、本実施形態では4個の苗木ポット1を寄せ集めて、各苗木ポット1の中心軸線10aが略同一円上に配置され、且つ隣接する苗木ポット1同士が当接するように配置した際に、各苗木ポット1の留め部13は、4個の苗木ポット1で囲まれる空間の中心に略達する程度の突出長Lさに形成できる。この場合は、4個の苗木ポット1における留め部13同士の先端部が当接するので、各苗木ポット1同士が支柱のように作用して苗木ポット1が転倒するのを抑制できる。
また、図10に示すように、ポット本体10の外周面、例えば留め部13の反対側に、他のポット本体10の留め部13を挿入可能な凹部35を設けることができる。この場合は、複数の苗木ポット1を同時に搬送する際に、留め部13を他の苗木ポット1の凹部35に挿入することにより、苗木ポット1が転倒するのを抑制できる。また、凹部35は、ポット本体10の外周面に複数設けることもできる。
また、この苗木ポット1は、植栽用の苗木21を育成する場合に限らず、例えば家庭用の草木や、各種の植物を育成する場合に使用できる。また、上記実施形態では、ポット本体10を円筒状に形成した場合について説明したが、ポット本体10は多角形状に形成できる。
実施形態に係る苗木ポットを示す断面図である。 実施形態に係る苗木ポットを展開した状態の板状部材を示す図である。 図3(a)は実施形態に係る留め部を示す図で図1のA矢視図、図3(b)は留め部の係止解除状態を示す図ある。 実施形態に係る苗木ポットを複数連結した状態を示す図である。 図5(a)は実施形態に係る底部材を支持する紐の取付状態を示す図、図5(b)は紐がポット本体の内側でタスキ掛けになっている状態を示す図で図5(a)のB矢視図である。 図6(a)は実施形態に係る底部材を示す上面図、図6(b)は側面図であり図6(a)のC矢視図である。 実施形態に係る苗木ポットを苗木と一緒に植栽した状態を示す断面図である。 実施形態に係る苗木ポットを植栽後に取り出し、苗木及び土壌を植栽地に残置した状態を示す図である。 実施形態に係る苗木ポットの留め部における突出長の設定例を示す図である。 実施形態に係る苗木ポットの外周面に設けた凹部に、他の苗木ポットの留め部を挿入した状態を示す図である。
符号の説明
1 苗木ポット
10 ポット本体
10a ポット本体の中心軸線
10b ポット本体の外周面
11 継ぎ目
12 底部材
13 留め部
13a 係止用凹部
13b 係止用凸部
13c 係止用凹部の開口
15 平板状部材
15a 平板状部材の一方の端部
15b 平板状部材の他方の端部
16 ポット本体の孔
17 紐
18 留め部の孔
19 紐
20 苗木ポット内の土壌
21 苗木
30 軽石
31 植栽地の土壌
35 ポット本体の外周の凹部

Claims (7)

  1. 土壌及び苗木を保持するべく、柔軟性を有する板状部材によって円筒状又は角筒状に形成されると共に、中心軸線に沿って開閉自在な継ぎ目を有するポット本体と、
    前記ポット本体内の前記土壌及び前記苗木を保持するべく、前記ポット本体の一方の端部側に着脱自在に設けられた底部材と、
    前記ポット本体の略全長に亘って前記ポット本体の外周面から突出して形成され、ワンタッチの操作で前記継ぎ目を開閉する留め部と、
    を備える苗木ポット。
  2. 前記留め部は、前記ポット本体における前記継ぎ目を形成する両端部のうち、一方の端部に設けられた係止用凹部と、他方の端部に設けられ、前記係止用凹部に着脱自在に係止される係止用凸部とを有する請求項1に記載の苗木ポット。
  3. 前記係止用凹部は、前記ポット本体における中心側に向けて開口する請求項2記載の苗木ポット。
  4. 前記留め部は、把持可能な突出長を有する請求項1から3の何れか1項に記載の苗木ポット。
  5. 前記留め部は、前記ポット本体の直径方向に突出し、前記ポット本体の転倒を抑制する突出長を有する請求項1から4の何れか1項に記載の苗木ポット。
  6. 前記留め部は、複数の前記ポット本体を、その中心軸線が同一の仮想円上に配置され、且つ隣接するポット本体同士が当接するように配置した際に、前記複数のポット本体によって囲まれる空間の略中心に達する突出長を有する請求項1から5の何れか1項に記載の苗木ポット。
  7. 前記板状部材は、硬質塩化ビニルによって形成されている請求項1から6の何れか1項に記載の苗木ポット。
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