JP4171763B1 - 移植栽培方法並びに移植栽培装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】凹溝状の土壌容器の底に布状シートを敷いてその上に土壌を入れ、目的の植物を挿し木したり種子を蒔いて成長させた後、前記の土壌入れ容器ごと現場に移送して容器を水平方向に引き出して除去し、布状シートと土壌をそのまま一緒に定植位置に残す方法を採っているため、現場で容器を除去するだけで定植状態となるので、極めて簡単な作業で能率的に移植できる。土壌容器の底に布状シートを敷き、その上に土壌を入れて苗床とし、移植時には布状シートは土壌を包んだまま一緒に残すので、土壌容器を取り去る際に、植物の生えている土壌が崩れる恐れがなく、取り扱いが簡便である。
【選択図】図2
Description
これに対し、特許文献2のように、培養土を入れた繊維構造体及び筒状生地に培養土を入れて植栽地盤とする方法の場合は、繊維構造体及び筒状生地が腐食性の材質であれば、合成樹脂製のように半永久に残存する問題は解消される。しかしながら、草花や低木などの苗床としては使いづらいばかりか、渦巻き状に捲いたり、ジグザグ状にして植栽地盤を形成した状態で移動したり、定植場所に再配置することは極めて困難である。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、苗床容器中で草花や低木などを成長させてから、苗床容器ごとそのまま定植場所に移送して、現場で容器を除去するだけで容易に能率的に定植可能な移植栽培方法並びに移植用の装置を実現することにある。
凹溝状の容器の底に布状シートを敷き、その上に土壌を入れて植物を挿し木したり種子を蒔いて成長させた後、
前記の凹溝状容器ごと目的の場所に移送してから、前記の布状シートに対し凹溝状容器を水平方向に相対的に引き抜きスライドさせることによって、凹溝状容器を除去し、布状シートと土壌を一緒に定植位置に残すことを特徴とする移植栽培方法である。
このように、凹溝状の容器の底に布状シートを敷いてその上に土壌を入れ、目的の植物を挿し木したり種子を蒔いて成長させた後、前記の土壌入れ容器ごと現場に移送して容器を除去し、布状シートと土壌をそのまま一緒に定植位置に残す方法を採っているため、現場で容器を除去するだけで定植状態となるので、極めて簡単な作業で能率的に移植できる。
また、布状シートに対し凹溝状容器を水平方向に相対的に引き抜きスライドするだけで、布状シートに土壌を包んだまま一緒に残すので、土壌容器を抜き去る際に、植物の生えている土壌が崩れる恐れがなく、取り扱いが簡便である。
このように、前記の布状シートは、土壌中で腐食性が有り、しかも植物の根が突き破れる材質である。その結果、定植後は、植物の根が布状シートを容易に突き破って、土壌に植えた植物の根が定植後の布状シートに絡みつくので、植物は土壌に強固に定着でき、土壌も崩れにくい。また、布状シートが腐食性で、土壌中に分解し消失するので環境に優しい。したがって、布状シートは、植物性の繊維からなる織布や編布が適している。植物性の繊維なら不織布でもよい。
土壌中で腐食性があり、かつ植物の根が突き破れる布状シートを敷いて、その上に土壌を入れることで挿し木や種子蒔きを可能とし、
土壌が入ったままの前記布状シートに対し凹溝状容器を相対的に水平方向に引き抜きスライド可能とした構成において、
前記側壁は、図1のように、前記凹溝状容器と同様な凹溝状部の一端に半円状の側壁部2、3が一体化されており、その凹溝状部の上に、前記凹溝状容器の両端が挿入される構造であることを特徴とする移植用の凹溝状土壌容器である。
このように、着脱可能な側壁を両端に有する凹溝状容器の底部に、布状シートを敷いてその上に土壌を入れるため、側壁を取付けて両端を閉じた状態で土壌を入れて挿し木したり育苗しておき、定植現場に移送してから、側壁を取り外してオープンにすれば、土壌の入った布状シートを水平方向に引っ張って、凹溝状容器から引きずり出すことができ、定植作業が容易になる。
また、布状シートは土壌中で腐食性があり、土壌中に分解し消失するので、環境に優しい。しかも、植物の根が布状シートを突き破れるので、植物の根が定植後の布状シートに絡みつき、植物は土壌に強固に定着でき、土壌も崩れにくい。
加えて、半円状の側壁2、3は、片方は固定構造も可能であるが、両方とも分離可能にしておくと、任意の側壁2、3を外して、どの方向からでも布状シート4を引き出すことができる。
また、布状シートに対し凹溝状容器を水平方向に相対的に引き抜きスライドするだけで、布状シートに土壌を包んだまま一緒に残すので、土壌容器を抜き去る際に、植物の生えている土壌が崩れる恐れがなく、取り扱いが簡便である。
また、布状シートは土壌中で腐食性があり、土壌中に分解し消失するので、環境に優しい。しかも、植物の根が布状シートを突き破れるので、植物の根が定植後の布状シートに絡みつき、植物は土壌に強固に定着でき、土壌も崩れにくい。
加えて、半円状の側壁2、3は、片方は固定構造も可能であるが、両方とも分離可能にしておくと、任意の側壁2、3を外して、どの方向からでも布状シート4を引き出すことができる。
4は例えば麻布などのような布状シートで、雨樋状容器1の半円筒状の底面より多少大きめの面積が適している。この布状シート4を雨樋状容器1の中に敷いた状態で、その上に土壌5を入れて苗床とし、苗木6を挿し木すると、図2のような状態となり、1〜2週間で根づく。前記のように、布状シート4のサイズは、雨樋状容器1の半円筒状の底面より大きめになっているので、布状シート4の両幅4a、4bは雨樋状容器1の両縁1a、1b又は土壌5から多少はみ出している。両端4c、4dも雨樋状容器1の両端側壁2、3から多少はみ出している。
定植場所が平坦な場合は、雨樋状容器1を抜き去った後に布状シート4上に土壌5と植物6pを残したままで、移植完了となるが、予め地面を凹溝状に掘っておいて、その中に布状シート4を引きずり降ろすと、定植がより確実となる。
半円状の側壁2、3は、片方は固定構造も可能であるが、両方とも分離可能にしておくと、任意の側壁2、3を外して、どの方向からでも布状シート4を引き出すことができる。なお、側壁2、3無しの構造も可能だが、運搬時に土壌5が溢れる恐れがある。
また、凹溝状容器1を保持する凹曲面状アーム12、12’も、凹溝状土壌容器1の各種断面形状に応じて、下端(先端)が直線状の凹曲面や凹折曲状などの各種形状となる。
1a・1b 縁部
2・3 端部の側壁
4 布状シート
4a、4b 布状シート両縁のはみ出し部
5 土壌
6p 植物
7・8 一対のアーム
9 支点孔
10 軸棒
11・11’ 取っ手バー
12・12’ 凹曲面アーム
h、h’ 小凹部
Claims (7)
- 草花や低木などの植物を苗床で成長させてから、目的の場所に移動して定植する方法であって、
凹溝状の容器の底に布状シートを敷き、その上に土壌を入れて植物を挿し木したり種子を蒔いて成長させた後、
前記の凹溝状容器ごと目的の場所に移送してから、前記の布状シートに対し凹溝状容器を水平方向に相対的に引き抜きスライドさせることによって、凹溝状容器を除去し、布状シートと土壌をそのまま一緒に定植位置に残すことを特徴とする移植栽培方法。 - 前記の布状シートは、土壌中で腐食性があり、しかも植物の根が突き破れる材質であることを特徴とする請求項1に記載の移植栽培方法。
- 前記の布状シートを土壌容器中の土壌部の両側に延長して固定代とし、
定植位置で凹溝状容器を除去した後、布状シート両側の固定代を上側に折り重ねた状態で斜面などの地面にピンなどの固定手段で固定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移植栽培方法。 - 鋏構造のように軸を一対のクロスアームの支点孔に挿通し、それぞれの支点孔から逆方向に延びる片方のアーム部に取っ手手段を設け、他方の保持アーム部は、凹溝状容器の底部外面に挿入できる凹曲部又は凹折曲部を有することを特徴とする凹溝状土壌容器の運搬器具。
- 前記の一対の保持アーム部に、凹溝状容器の両側の縁部が入る小凹部を設けてあることを特徴とする請求項4に記載の凹溝状土壌容器の運搬器具。
- 請求項4記載の運搬器具を2組以上離して設けて、前記軸を長くした軸棒をそれぞれの前記支点孔に挿通すると共に、それぞれの組の取っ手側アーム部の先端に共通の長くした取っ手棒を取付けてなることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の凹溝状土壌容器の運搬器具。
- 着脱可能な側壁を両端に有する凹溝状容器の底部に、
土壌中で腐食性があり、かつ植物の根が突き破れる布状シートを敷いて、その上に土壌を入れることで挿し木や種子蒔きを可能とし、
土壌が入ったままの前記布状シートに対し凹溝状容器を相対的に水平方向に引き抜きスライド可能とした構成において、
前記側壁は、前記凹溝状容器と同様な凹溝状部の一端に半円状の側壁部が一体化されており、その凹溝状部の上に、前記凹溝状容器の両端が挿入される構造であることを特徴とする移植用の凹溝状土壌容器。
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