JP2002051519A - ブラシレスモータおよびその製造方法 - Google Patents
ブラシレスモータおよびその製造方法Info
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Abstract
よる線処理をおこなった、生産性の高いブラシレスモー
タを得る。 【解決手段】 コア21とコイル22と板状金属部材か
らなるターミナル31とを備え、コア21は円環部とこ
の円環部から放射状に延びる複数の突極とを有し、複数
のターミナル31が互いに分離された状態で突極の表面
に重ねて保持され、各突極とターミナル31とを束ねる
ようにコイル22が巻回され、各コイル22の端末がタ
ーミナル31に接続されている。また、複数のターミナ
ル31をあらかじめ放射状に配置してその内周側あるい
は外周側で連結部材により連結しておき、各突極の表面
に各ターミナル31を重ねて、これら突極とターミナル
31とを束ねるようにコイル22を巻回し、コイル22
の端末をターミナルに接続し、連結部材を切断除去す
る。
Description
器にもちいて好適な小型のブラシレスモータおよびその
製造方法に係り、詳しくはそのコイルの線処理技術に関
する。
端末を外部給電端子に接続する工程では、細く柔らかい
線材を取り扱うため多大の手間を要する。モータが小さ
くなるほどその傾向が著しい。それゆえ従来から、組立
を容易にすべく種々の線処理方法が検討されてきた。
示されたものがその代表的な例である。これにおいて
は、図11に示すように、コア101は円環部102か
ら放射状に延びる複数の突極103を持っており、この
突極103にコイル104を巻回している。そして突極
103どうしの間のスロット部にはターミナル105が
設けてあり、コイル端末106をこのターミナル105
に巻回接続している。さらにターミナル105はそのコ
イル端末巻回部がコア101の軸方向に屈曲形成してあ
って、コア101の軸方向に沿ったコイル104の片側
の位置に配置された外部給電端子107(この場合はフ
レキシブル印刷回路基板(以下、「FPC」と称する)
108上のランド)に半田付けできるようになってい
る。図では隠れて見えないが、ターミナル105は、コ
ア101の円環部102の背後(端面)に設けられた樹
脂リングで複数個を一体的に成形保持されている。そし
て樹脂リングは円環部102に圧入固定されている。
めのターミナル105を設け、そのターミナル105を
突極103どうしの間のスロット部にある空き空間に配
置して線処理することにより、モータ寸法を大きくする
ことなく半田付け作業性の向上を図っている。またター
ミナル105を保持部材としての樹脂リングで一体的に
成形保持して強固なターミナル組立体を形成し、端末巻
き付け作業によってターミナルに変形やずれが生じない
ようにして外部給電端子に正確に半田付けしている。小
型ブラシレスモータではこのようなターミナルがよく用
いられる。
らスロット部に延長突出するターミナル105を設ける
ものであるから、このターミナル105は剛性を必要と
し、太く強固でなければならない。したがってスロット
部に太く強固なターミナル105を配置することができ
ないほどに小型高密度化を求められるモータには適用で
きない。また、このターミナル105を樹脂リングで一
体的に成形保持する構造であるから、樹脂リングも厚く
強固でなければならない。したがってコア101の円環
部102に樹脂リングを配置できないほどに小型薄型化
を求められるモータには適用できない。
願人が特開平4−193053号公報に開示した発明を
適用することが考えられる。これを図12に示す。同図
(a)は同図(b)におけるB−B断面図である。従来
からコアとコイルとの絶縁のためにコアの端面に樹脂成
形インシュレータを配置することがよく行なわれている
が、ここでは、そのインシュレータ111の突極114
の部分に薄い金属板からなるターミナル112を埋め込
んでいる。そして、図示しないが、突極114とターミ
ナル112とを束ねるようにコイルを巻回して保持して
いる。さらにターミナル112はその先端のコイル端末
巻回部113が軸方向に屈曲形成してあって、このコイ
ル端末巻回部113を、コイルの片側に隣接配置された
印刷配線基板(の上の外部給電端子、いずれも図示せ
ず)に半田付けできるようになっている。
置しない構造であるから、スロット部に空きスペースを
とれないほどに小型高密度なモータに好適である。また
ターミナル112を突極114に保持させているから、
このターミナル112の剛性は図11の従来例のものよ
りも小さくて済み、薄く小さいターミナルでも外部給電
端子に正しく位置決めできる。またターミナル112を
インシュレータ111およびコイルによってコアに保持
させているから、円環部115にはターミナル保持部材
を配置する必要がなく、そこに軸受保持構造などを設け
る空間を確保できる。すなわち、この図12の従来例は
図11の従来例が持つ課題を解決している。
ーミナル112とを重ねているので、ターミナル112
およびその絶縁層の合計厚さだけモータ厚さが増加す
る。この欠点を解消するにはその厚さをできるだけ薄く
しなければならない。しかしながらこの樹脂絶縁層をイ
ンサート成型で形成すると、成型流動性からくる制約に
よってその覆う部分の樹脂の厚さは一般的には0.2m
m程度以上にせざるを得ない。故に両面合わせると絶縁
のために0.4mmの厚さを費やすこととなり、小型薄
型化を厳しく求められるモータにおいてはこの点が問題
となる。
−95740号公報のものが挙げられる。これは、図1
3に示すように、コア121の端面の円環部122およ
び突極123に接してFPC124を配置し、突極12
3とFPC124とを束ねるようにコイル125を巻回
した後、FPC124に設けられた外部給電端子126
にコイルの端末127を直接に接続したものである。F
PC124は銅箔を含めた厚さが0.1mm程度の薄い
ものを用いることができるから、これを含むモータ厚さ
を薄くでき、小型薄型のモータを構成するのに好適であ
る。すなわち図12の従来例が持つ課題を解決してい
る。
124をターミナルとして機能させることができない。
FPC124は表面に樹脂フィルムからなる絶縁体を積
層した多層構造であるため、曲げた部分のスプリングバ
ックや経時変化が大きく、屈曲形状を精度よく維持でき
ないからである。すなわち、コイル端末接続部を軸方向
に屈曲突出させてコイルの片側に配置された外部給電端
子に接続するような構成を採るには不向きである。それ
ゆえに本従来例はコア121の端面にFPC124を重
ね、FPC124に設けられた外部給電端子126にコ
イルの端末127を直接に接続している。すると次に
は、FPC124をどのようにロータから躱し(かわ
し)、どのようにモータ外部に導出し、どのように機器
に接続するかが問題となる。すなわち、線処理工程にお
ける組立性を向上させるという当初の目的を達成したか
にみえても、線処理とは異なる部分で新たな隘路を作る
ことになる。
来技術は、いずれも、極めて小型薄型のモータにおける
線処理技術として満足できるものではなかった。
られなかった、コイルの片側に隣接配置された基板の外
部給電端子にコイル端末を接続でき、スロット部に十分
な空きスペースのない小型高密度なモータに好適であっ
て、コアの円環部には保持部材を配置する必要がなくし
たがって軸受保持構造などのための空間を確保でき、さ
らに小型薄型化を図ることができる線処理構造を持つ小
型のブラシレスモータとその製造方法とを提供する。そ
してそれによって、極めて小型薄型でありながら組立生
産性の高いモータを得ることを目的とする。
に本発明のブラシレスモータは、コアとコイルと板状金
属部材からなるターミナルとを備え、前記コアは円環部
とこの円環部から放射状に延びる複数の突極とを有し、
複数のターミナルが互いに分離された状態で前記突極の
表面に重ねて保持され、各突極とターミナルとを束ねる
ようにコイルが巻回され、各コイルの端末が前記ターミ
ナルに接続されているようにしたものである。
は、複数のターミナルをあらかじめ放射状に配置してそ
の内周側あるいは外周側で連結部材により連結してお
き、円環部とこの円環部から放射状に延びる複数の突極
とを有するコアにおける各突極の表面に各ターミナルを
重ねて、これら突極とターミナルとを束ねるようにコイ
ルを巻回し、前記コイルの端末をターミナルに接続し、
前記連結部材を切断除去して各ターミナル間の電気絶縁
を図るものである。
ナル保持部材を用いることなく、ターミナルを互いに電
気的および機械的に分離しながらコアによってその位置
を保ち、またコイルがターミナルを突極表面に保持する
機能を果たす。このようにして、従来あったターミナル
保持部の機能の全てを代替し、ターミナル保持部材を排
除する。またこの構造によって薄く小さいターミナルを
用いることを可能にする。したがってモータは、ターミ
ナルを備えながら極めて小型薄型に構成することができ
る。
とコイルと板状金属部材からなるターミナルとを備え、
前記コアは円環部とこの円環部から放射状に延びる複数
の突極とを有し、複数のターミナルが互いに分離された
状態で前記突極の表面に重ねて保持され、各突極とター
ミナルとを束ねるようにコイルが巻回され、各コイルの
端末が前記ターミナルに接続されているようにしたもの
である。
ルは互いに分離された部材であって突極の表面に重ねて
保持され、突極とターミナルとを束ねるようにコイルが
巻回される。これにより、特別なターミナル保持部材を
用いることなく、ターミナルを互いに電気的および機械
的に分離しながら、コアによってターミナルの位置が保
たれる。コイルは、ターミナルを突極の表面に保持する
機能を果たす。このようにして、従来あったターミナル
保持部の機能の全てを代替し、ターミナル保持部材が排
除される。またこの構造によって薄く小さいターミナル
を用いることを可能にする。したがってモータは、ター
ミナルを備えながら極めて小型薄型に構成することがで
きる。
と板状金属部材からなる複数のターミナルとを備え、前
記コアは円環部とこの円環部から放射状に延びる複数の
突極とを有し、前記ターミナルはあらかじめ放射状に配
置されてその内周側あるいは外周側で連結部材により連
結されたものであり、各ターミナルは各突極の表面に重
ねて保持された後に前記連結部材が切断除去されて他の
ターミナルとの間の電気絶縁が図られた構成であり、各
突極とターミナルとを束ねるようにコイルが巻回され、
各コイルの端末が前記ターミナルに接続されているよう
にしたものである。
放射状に配置してその内周側あるいは外周側で連結部材
により連結し、突極の表面にターミナルを重ねて保持さ
せた後、連結部材を切断除去してターミナル間の電気絶
縁を図る。このようにターミナルは、突極に重なる位置
関係に連結配置され、突極に重ねて保持された後に分離
される。また、ターミナルが突極に保持されるまで、複
数のターミナルを、連結部材によって互いの位置を保ち
ながら取り扱うことができる。これによってターミナル
保持部材が不要となり、かつ組立の作業性が向上する。
したがって小型薄型モータにおいて良好な組立性を実現
することができる。
先端部が、モータの軸方向から見てコアの輪郭よりも径
方向の外側に突出しているようにしたものである。この
ような構成であると、ターミナルはコアの輪郭より外側
に突出した部分を有するから、連結部材によってターミ
ナルを連結しておき突極の表面に重ねて保持させた後に
この連結部材を切断除去する工法をとるとき、切断工具
を操作しやすく作業性がよい。したがって小型薄型モー
タにおいて良好な組立性を実現することができる。
は、コアに接する部分および、またはコイルに接する部
分に絶縁皮膜が形成されて、前記コアとの間および、ま
たはコイルとの間の電気絶縁が図られているようにした
ものである。
ル保持部材が持っていた絶縁機能を、選択的に形成され
るとともに従来のものよりも格段に薄い絶縁皮膜によっ
て代替できる。これによって、ターミナル保持部材を実
質的に不要とし、同時に、突極にターミナルを重ねるこ
とによるモータ厚さの増加を最小限に抑える。したがっ
てモータを極めて小型薄型に構成することができる。
向に沿ったコイルの片側の部分に隣接した位置でありか
つターミナルのコイル端末を接続した部分に対応する位
置に、給電端子が配置されているようにしたものであ
る。
に配置されて、モータの軸方向に沿ったコイルの片側の
部分に隣接する位置に設けられている。このような構成
であると、たとえば超小型モータを機器の基板にリフロ
ー接続するとき、モータの給電端子基板を最下面に配置
できるから、機器との接続性がよく、またモータの組立
時においては部品を積み重ねるだけで組立できるから組
立性に優れるなどの合理性を有する。したがって組立性
に優れかつ機器製造者にとって使いやすい小型薄型モー
タを実現することができる。
が、突極の表面に重ねて保持される部分とコイル端末を
接続する部分との間にモータの軸方向の屈曲部を有する
ようにしたものである。
続する部分がコアからモータの軸方向に離れた位置にシ
フトすることになる。すなわち一般にアウタロータタイ
プでは突極外周とマグネットとが近接しており、突極に
保持されたターミナルもマグネットに近接する。これに
対し本発明では、ターミナルを屈曲させて両者の接触を
回避する。また、コイル端末を接続する部分を、外部給
電端子を配置しやすく接続しやすい位置に導いており、
これによって組立てやすさや使いやすさを向上させてい
る。したがってモータを組立性に優れかつ機器製造者に
とって使いやすいものとすることができる。
非磁性金属からなるようにしたものである。すなわち本
発明のモータでは、突極の先端付近においてターミナル
とロータマグネットとが接近することになる。すると、
ターミナルが磁性体の場合は、不要な磁気ループが生ま
れて特性を乱すおそれがある。そこで、ターミナルが非
磁性金属からなるようにすることで、それを回避する。
また特に銅系合金をもちいれば、コイルと同系の金属で
あるから、半田付け接続、ヒュージング接続、溶接接続
など多くの場合に良好な接合品質を得ることができる。
の突極どうし間の円環部の近傍を通る渡り線を有し、タ
ーミナルは、前記円環部における渡り線の位置を規制す
るモータ軸方向のガイド部を有するようにしたものであ
る。
を経由して他の突極に引き回すことが多い。そのとき、
ターミナルの一部を円環部側に延長しモータの軸方向に
突出するように形成することで、コストアップやスペー
スの増加を抑えながら容易に渡り線の位置規制を行うこ
とができる。
おけるコイル端末の接続部が、モータの軸方向から見て
コアおよびコイルの輪郭よりも径方向の外側に配置され
ているようにしたものである。
ルの輪郭よりも径方向の外側にターミナルにおけるコイ
ル端末の接続部を配置することで、外部給電端子に接続
するための工具を接近させやすくなり、接続作業が容易
になる。
は、コアに接する部分とコイルに接する部分とに絶縁皮
膜が形成されて、前記コアとの間およびコイルとの間の
電気絶縁が図られるとともに、突極の表面に重ねて保持
される部分とコイル端末を接続する部分との間にモータ
の軸方向の屈曲部を有し、かつ前記屈曲部と前記コイル
端末を接続する部分とには絶縁皮膜が形成されていない
ようにしたものである。
に金属材のみで構成することで、絶縁のための樹脂材等
によるスプリングバックがなくなって、その曲げ形状が
精度よく保たれる。またコイル端末を接続する部分を金
属材のみで構成すると、コイル端末との接合の際に有機
物が介在せず、良好な接合状態が得られる。これらによ
ってモータは良好な品質を得ることができる。
は、紫外線硬化性樹脂もしくは熱硬化性樹脂をターミナ
ルに塗布し硬化させて形成したものである。このような
ものであると、これらの樹脂は製造工程において選択的
に塗布でき迅速に硬化乾燥するから、生産性良く絶縁処
理を行うことができる。またこの方法は皮膜の厚さをコ
ントロールし易く、薄さ、生産性、耐圧性、耐熱性など
各種の要求特性に適合した厚さの絶縁皮膜を容易に得る
ことができる。
厚さが3μm以上100μm以下であるようにしたもの
である。このようなものであると、皮膜の厚さが3μm
あるいはそれ以上のときに、耐圧性能を確保しながらモ
ータを極めて薄型にでき、また100μmあるいはそれ
以下のときに、従来よりも薄い形状でありながら耐圧性
・耐熱性・生産性に優れたモータとすることができる。
ミナルをあらかじめ放射状に配置してその内周側あるい
は外周側で連結部材により連結しておき、円環部とこの
円環部から放射状に延びる複数の突極とを有するコアに
おける各突極の表面に各ターミナルを重ねて、これら突
極とターミナルとを束ねるようにコイルを巻回し、前記
コイルの端末をターミナルに接続し、前記連結部材を切
断除去して各ターミナル間の電気絶縁を図るものであ
る。
部材を用いることなく、ターミナルを互いに電気的およ
び機械的に分離しながらその位置を保つことができ、タ
ーミナルを突極表面に保持する機能をコイルが果たす。
すなわち、従来あったターミナル保持部材の機能をこの
ような構造によって満たし、ターミナル保持部材を実質
的に不要とする。したがってモータを極めて小型薄型に
構成することができる。また、複数のターミナルを突極
に重なる位置関係として連結部材により連結配置してお
き、突極に重ねて保持させた後連結部材を分離すること
によって、突極がターミナルを保持するまで複数のター
ミナルを互いの位置を保ちながら取り扱うことができ、
組立作業性が向上する。したがって小型薄型モータにお
いて良好な組立性を実現することができる。
面にターミナルを重ねて接着保持させるものである。こ
のようにすると、あらかじめターミナルを突極に接着し
ておくことで、巻線により保持する作業までの間に他の
手段によって保持しておく必要がなく取り扱いが楽にな
り、またターミナルを連結してあるとき巻線を行う前に
連結部材を分離できるなど、工程の自由度が増す。
に、コイルを巻回してから連結部材を切断することに代
えて、各突極の表面に各ターミナルを重ねて保持した状
態で連結部材を切断し、その後にコイルを巻回するもの
である。
形態について説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
のモータの構造を示す断面図である。図2はその部品で
あるターミナルを連結部材で連結した構造を示す図であ
る。図3は図2のものにコアに重ねた構造を示す図であ
る。図4は図3のものにコイルを巻回した構造を示す図
である。図5は図4におけるターミナルとコイル端末と
をアーク溶接接合した構造を示す図である。図6は図5
におけるターミナル連結部材を切断除去した構造を示す
図である。図7は図6におけるアーク溶接接合部を給電
端子に抵抗溶接する様子を示した図である。
径がφ10mmほどの極めて小型薄型の形状に作られた
ブラシレスモータであって、携帯電話機などで振動報知
用途に用いられるものである。図1において、このモー
タは、ステータ(非回転部分)1と、ロータ(回転部
分)2と、カバー18とで構成されている。ロータ2は
ロータフレーム11を主体とし、リング状のマグネット
12をその内側に取り付けてある。さらにこのロータフ
レーム11には偏心ウエイト13が取り付けられてい
る。そしてロータフレーム11の中央に取り付けたシャ
フト14を中心に回転する。
し、コア21、コイル22、ターミナル31よりなる巻
線組立体が取り付けられ、さらにシャフト14を支持す
るためのメタル16がその中央に取り付けられている。
コイル端末23はモータベース15の給電端子17に接
続されている。そして上述のようにメタル16にロータ
2のシャフト14が回転可能な状態で嵌合し、それをキ
ャップ状のカバー18で覆っている。モータの下面には
給電端子17が露出していて、機器の基板(図示せず)
にリフロー接続できるようになっている。
電話)の基板にリフロー接続され、下面の金属製の給電
端子17を経由してコイル22に通電され、これによっ
てロータ2が回転する。そしてロータ2に取り付けられ
た偏心ウエイト13により振動が発生して機器を振動さ
せる。
以下、ステータ1について詳述する。図2にターミナル
の形状を示す。ここでは、6つのターミナル31を放射
状に配置し、それを中央に置いた連結部材32で一体に
連結した状態を示している。連結部材32は、その中心
部に貫通状態の位置決め孔32aを有する。
に作られている基部がコアの突極に重なる保持部31a
で、先端側がコイル端末接続部31bである。そして前
述のように保持部31aの部分で連結部材32によって
各ターミナル31が相互に連結されて、互いの位置を保
っている。ターミナル31は、保持部31aとコイル端
末接続部31bとの中間部分にはZ字状に曲がる2箇所
の屈曲部31c、31cがあり、これによってコイル端
末接続部31bを保持部31aからモータの軸方向にシ
フトさせている。また、保持部31aから連結部材32
に至る途中の部分にはモータの回転方向に部材31fが
一体に延び、さらにこの部材31fの先端がモータの軸
方向に曲げられて、渡り線のガイド部31dを形成して
いる。
リン青銅板などの銅系合金板を用いて作られている。そ
してその表面の一部には紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹
脂などからなる絶縁皮膜31eが形成されている。図2
(a)でハッチングで表現した領域がその絶縁皮膜31
eである。図示のように、絶縁皮膜31eは、屈曲部3
1cよりも径方向の内側で、かつ、連結部材32よりも
径方向の外側の部分に形成されている。すなわち屈曲部
31cとコイル端末接続部31bとには絶縁処理を施し
ていない。
にはたとえばポリイミド系材料を蒸着し形成する方法が
ある。これによれば、数μmの厚さが実用可能である
が、絶縁皮膜に300V程度の耐圧性を与えるには3μ
mが薄さの限界と考えなければならない。図2に示した
ものでは、生産性を重視して、液状の熱硬化性樹脂をス
クリーン印刷法により塗布して硬化させる方法によっ
て、10〜30μmの厚さの皮膜を形成している。さら
に抜きバリを含んでの耐圧性や耐熱信頼性を優先させる
ならば、マスクスクリーンを厚くするか液の粘度をコン
トロールするなどして、100μm程度の皮膜厚さとし
てもよい。したがって絶縁皮膜31eの厚さは、3μm
以上100μm以下であるのが好適である。
面に重ねた状態を示している。コア21は、中央付近に
ある円環部21aと、この円環部21aから外方に向か
って放射状に延びる6つの突極21bとを有する。ター
ミナル31はコアの突極21bに接して配置され、接着
剤などを用いて仮固着される。このときターミナル31
の厚さは絶縁皮膜を含んで0.1mm程度であってモー
タ厚さの増加は小さい。
において再度説明する。ターミナル31のコイル端末接
続部31bは、屈曲部31cによってコア21の表面か
らモータの軸方向に離れ、さらにコア表面と平行な状態
で放射状に延びている。屈曲部31cは、コアの外周面
21cの近傍に位置するとともに、この外周面21cか
ら径方向の外向きに突出しないようになっている。連結
部材32はコアの円環部21aの内側にある。部材31
fはターミナル31の保持部31aから円環部21aの
上を通って延び、渡り線ガイド部31dは、ちょうど突
極21bどうしの間の中央でモータの軸方向に突出する
ようにしてある。
状態を表わすものである。ここでモータは3相ブラシレ
スモータであって、3組のコイル22(および突極21
b)を持っている。図4(a)において、コイル22
は、たとえばこの図4(a)における右端の突極21b
に巻回され、渡り線24が複数の渡り線ガイド部31d
にガイドされながら逆時計周りに引き回され、そして左
端の突極21bに巻回される。コイル端末23は、それ
ぞれの突極21bの先端部付近にあるコイル端末接続部
31bに巻回される。これを3箇所において3回繰り返
して、図のように組立が完了する。
ターミナル31におけるコイル22に接する部分および
渡り線24に接する部分を覆うように施してあって、タ
ーミナル31とコイル22との絶縁を保っている。ター
ミナル31はコイル22だけでなくコア21とも接して
いるが、コア21に絶縁皮膜を形成しておくことで、同
様に絶縁を確保できる。したがってこの場合は、ターミ
ナル31におけるコア21に接する部分には必ずしも絶
縁処理をおこなう必要はない。
1bにアーク溶接によって接合する。それには、図4
(b)に示すように、まず溶接機のアース電極71をタ
ーミナル31の中央の連結部材32に電気的に接続す
る。すなわち、このアース電極71を、連結部材32の
中央にある位置決め孔32aに押し当てる。溶接電極7
2は、コイル端末接続部31bの先端に対向するように
配置する。そしてアーク放電を起こさせて、コイル端末
23とコイル端末接続部31bとを溶融接合する。この
作業をコア21を60°ずつ回転させながら6度おこな
って溶接が完了する。なお、溶接電極72はタングステ
ンなどの非消耗電極を用い、溶融部の周囲は溶接電極7
2の外周の隙間77から噴出するアルゴンなどの不活性
ガスで被包して酸化を防ぐ。図5は溶接が完了した状態
を示す。コイル端末接続部31bの母材が溶融してコイ
ル端末23を包むように接合している。31hは、その
アーク溶接接合部である。
すように切断工具73によって切断除去する。図6にお
いて切断部31gは円環部21aの内側にわずかに突出
している。切断工具73はコアの円環部21aの近傍を
ガイドしながら作動させ、突出残部ができるだけ小さく
なるようにする。あるいはモータの大きさによっては、
切断部31gを突出させてモータベース15に係合さ
せ、これを軸方向または回転方向に保持させるようにす
る応用もあり得る。
ータベース15に取り付ける。この様子を図7に示す。
ターミナル31のアーク溶接接合部31hをモータベー
ス15の給電端子17に重ね、この部分を抵抗溶接ヘッ
ド76で挟み、電流を流すとジュール熱によって発熱す
る。溶解寸前まで加熱して加圧するとアーク溶接接合部
すなわち溶融したコイル端末接続部31bと給電端子1
7とが溶着する。あとは冒頭に説明したように組立て、
モータを完成させる。
るための連結部材32を除去することで、ターミナル3
1は互いに分離された部材となって突極21bの表面に
重ねて保持され、突極21bとターミナル31とを束ね
るようにコイル22が巻回される。したがってモータは
ターミナル31を備えながら極めて小型薄型に構成する
ことができる。
射状に配置してその内周側で連結部材32により連結
し、突極21bの端面にターミナル31を重ねて保持さ
せた後に連結部材32を切断除去してターミナル31間
の電気絶縁を図っており、これによってターミナルを保
持する部材を不要とし、かつ組立の作業性を向上させて
いる。
切断部31gがコア21の円環部21aより内周に突出
している。すなわちコア21の輪郭より内側に突出した
状態で切断することができる。したがって、ターミナル
31を突極21bの表面に重ねて保持させた後に連結部
材32を切断除去する工法をとるときに、切断工具73
を挿入しやすく作業性がよい。
に重ねて保持され、コア21またはコイル22と接する
部分に従来より格段に薄い絶縁皮膜31eを形成して電
気絶縁を図っている。これによってターミナルを保持す
るための部材を不要とし、同時に、突極21bにターミ
ナル31を重ねることによるモータ厚さの増加を最小限
に抑えている。
(モータベース15)に配置されて、モータの軸方向に
沿ったコイル22の片側に隣接する位置に設けられてい
る。すると、モータの給電端子17を基板(モータベー
ス15)の最下面に配置することになるため、機器との
接続性がよく、またこの構造はモータの組立性に優れ
る。
とコイルの端末接続部31bとの中間部分にモータの軸
方向の屈曲部31cを有するため、マグネット12との
接触を回避できるとともに、外部給電端子17を配置し
やすく接続しやすい位置にコイル端末保持部31bを設
けることができる。
れており、これはコイル22と同系の金属であるから、
両者の溶接接続において良好な接合品質を得ることがで
きる。またターミナル31とマグネット12との間に不
要な磁気ループが生まれることを防止できる。
ける渡り線24の位置を規制するガイド部31dを突出
形成しているため、コストアップやスペースの増加を抑
えながら容易に渡り線24の位置規制を行うことができ
る。
1bはコア21の突極21bよりも外周側に配置されて
いるため、すなわち、モータの軸方向から見てコア21
およびコイル22の輪郭よりも径方向の外側に位置して
いるため、このコイル端末接続部31bを外部給電端子
17に接続するための工具たとえば抵抗溶接ヘッド76
を接近させてその接続をおこなわせる作業が容易にな
る。
重ねて接着して保持させた後に、突極21bとターミナ
ル31とを束ねるようにコイル22を巻回しているた
め、巻線し終わるまでの間に他の手段によってターミナ
ル31を保持しておく必要がなく、取り扱いが楽にな
り、またターミナル31を連結してあるときに巻線を行
う前に連結部を分離できるなど、工程の自由度が増す。
cおよびコイル端末接続部31bには絶縁皮膜31eを
形成しないようにしたため、樹脂材等によるスプリング
バックがなくなって、その曲げ形状が精度よく保たれ
る。また、コイル端末23との接合の際に有機物が介在
せず、良好な接合状態が得られる。
皮膜31eを形成したため、耐熱性の高い絶縁皮膜31
eを生産性良く形成することができる。 (第2の実施の形態)本発明の第2の実施の形態を説明
する。図8はブラシレスモータの部品であるターミナル
51を連結部材52で連結したものを示す。図9はそれ
をコア41に重ねたものを示す。図10は図9のものに
コイル22を巻回したものを示す。この第2の実施の形
態は第1の実施の形態に対しターミナル51の連結構造
を変更し、それに伴って製造工程を変更したものであ
る。以下において、第1の実施の形態に比べて、変更の
ない、あるいは冗長と思われる部分は図示と説明を省略
する。
は、6つのターミナル51を放射状に配置し、それぞれ
のターミナル51を、これらのターミナル51の外側に
置いたフレーム状の連結部材52で一体に連結したもの
である。各ターミナル51において、放射方向に沿った
内側の部分に形成された基部がコアの突極に重なる保持
部51aで、放射方向に沿った外側の部分に形成された
先端部がコイル端末接続部51bである。そして前述の
ようにコイル端末接続部51bが連結部材52で連結さ
れて互いの位置を保っている。保持部51aとコイル端
末接続部51bとの中間部分には2箇所の屈曲部51c
があり、これによってコイル端末接続部51bをモータ
の軸方向にシフトさせている。51dは渡り線のための
ガイド部であり、部材51fの先端に形成されている。
ターミナル51の表面の一部には絶縁皮膜51eが形成
されている。図8(a)でハッチングで表現した領域が
その絶縁皮膜51eである。ターミナル51において、
コア41の円環部41aに重なる内周端部51gでは絶
縁皮膜を形成しておらず、金属面を露出させたままとし
ている。
面に重ねた状態を示している。図示のようにターミナル
51はコア41の突極41bに接して配置され、接着剤
などを用いて固着される。次に、連結部材52をターミ
ナル51から切断除去する。すなわち、コイル端末接続
部51bの先端部分51hで、図のような切断工具74
を用いて切断する。
除去された後にコイル22を巻回した状態を表わすもの
である。第1の実施の形態の場合と同様に工程を3回繰
り返して、巻線作業が完了する。次にコイル端末接続部
51bとコイル端末23とをアーク溶接によって接合す
る。まず溶接機のアース電極75をターミナルの最内周
部にある金属露出面すなわち内周部分51gに接続す
る。それには、図10(b)に示したようなアース電極
75をもちいる。アース電極75はコア41の最内周の
位置決め孔41cに嵌合するガイド棒75aにリング状
の電極75bを外ばめしたものである。これをターミナ
ル51の金属露出面すなわち内周部分51gに押し当て
る。溶接電極72はコイル端末接続部51bの先端に対
向するように配置する。そしてアーク放電を起こさせて
コイル端末接続部51bとコイル端末23とを溶融接合
する。コア41を60°ずつ回転させながらこの作業を
6度おこなって、溶接が完了する。
1の実施の形態の場合と同様にモータベースに載せ、タ
ーミナル51のコイル端末接続部51bを給電端子に接
続して、モータを完成させる。
ては、ターミナル51をあらかじめ放射状に配置してそ
の外周側でフレーム状の連結部材52により連結し、突
極41bの表面にターミナル51を重ねて保持させた
後、連結部材52を切断除去してターミナル51間の電
気絶縁を図っている。これによってターミナルを保持す
る部材を不要とし、かつ組立の作業性を向上させてい
る。
続部51bが、コア41の突極41bより外周に突出し
ている。すなわちコア41の輪郭より外側に突出してい
る。したがって、ターミナル51を突極41bの端面に
重ねて保持させた後に連結部材52を切断除去する工法
をとるとき、切断工具を扱いやすく作業性がよい。
たが、もとより本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の主旨の範囲で様々に応用展開が可
能である。
とコイルと板状金属部材からなるターミナルとを備え、
前記コアは円環部とこの円環部から放射状に延びる複数
の突極とを有し、複数のターミナルが互いに分離された
状態で前記突極の表面に重ねて保持され、各突極とター
ミナルとを束ねるようにコイルが巻回され、各コイルの
端末が前記ターミナルに接続されているようにしたた
め、特別なターミナル保持部材を用いることなく、ター
ミナルを互いに電気的および機械的に分離しながらコア
によってその位置を保つことができ、またコイルがター
ミナルを突極表面に保持する機能を果たすことができ
る。このようにして、従来あったターミナル保持部の機
能の全てを代替でき、ターミナル保持部材を排除するこ
とができる。また、スロット部に十分な空きスペースの
ない小型高密度なモータに好適であって、コアの円環部
には保持部材を配置する必要がなく軸受保持構造などの
ための空間を確保できる。また、この構造によって薄く
小さいターミナルを用いることができる。したがってモ
ータは、ターミナルを備えながら極めて小型薄型に構成
することができる。
の構造を示す断面図
ものを示す図
ク溶接接合した状態を示す図
明する図
抗溶接する様子を示す図
を製造するためのターミナルを連結部材で連結したもの
を示す図
断除去することを説明する図
コイル端末とをアーク溶接接合することを説明する図
を示す図
を示す図
の斜視図
Claims (15)
- 【請求項1】 コアとコイルと板状金属部材からなるタ
ーミナルとを備え、前記コアは円環部とこの円環部から
放射状に延びる複数の突極とを有し、複数のターミナル
が互いに分離された状態で前記突極の表面に重ねて保持
され、各突極とターミナルとを束ねるようにコイルが巻
回され、各コイルの端末が前記ターミナルに接続されて
いるブラシレスモータ。 - 【請求項2】 コアとコイルと板状金属部材からなる複
数のターミナルとを備え、前記コアは円環部とこの円環
部から放射状に延びる複数の突極とを有し、前記ターミ
ナルはあらかじめ放射状に配置されてその内周側あるい
は外周側で連結部材により連結されたものであり、各タ
ーミナルは各突極の表面に重ねて保持された後に前記連
結部材が切断除去されて他のターミナルとの間の電気絶
縁が図られた構成であり、各突極とターミナルとを束ね
るようにコイルが巻回され、各コイルの端末が前記ター
ミナルに接続されているブラシレスモータ。 - 【請求項3】 ターミナルの先端部が、モータの軸方向
から見てコアの輪郭よりも径方向の外側に突出してい
る、請求項1または2記載のブラシレスモータ。 - 【請求項4】 ターミナルは、コアに接する部分およ
び、またはコイルに接する部分に絶縁皮膜が形成され
て、このコアとの間および、またはコイルとの間の電気
絶縁が図られている、請求項1から3までのいずれか1
項記載のブラシレスモータ。 - 【請求項5】 モータの軸方向に沿ったコイルの片側の
部分に隣接した位置でありかつターミナルのコイル端末
を接続した部分に対応する位置に、給電端子が配置され
ている、請求項1から4までのいずれか1項記載のブラ
シレスモータ。 - 【請求項6】 ターミナルは、突極の表面に重ねて保持
される部分とコイル端末を接続する部分との間にモータ
の軸方向の屈曲部を有する、請求項1から5までのいず
れか1項記載のブラシレスモータ。 - 【請求項7】 ターミナルは非磁性金属からなる、請求
項1から6までのいずれか1項記載のブラシレスモー
タ。 - 【請求項8】 コイルはコアの突極どうし間の円環部の
近傍を通る渡り線を有し、ターミナルは、前記円環部に
おける渡り線の位置を規制するモータ軸方向のガイド部
を有する、請求項1から7までのいずれか1項記載のブ
ラシレスモータ。 - 【請求項9】 ターミナルにおけるコイル端末の接続部
が、モータの軸方向から見てコアおよびコイルの輪郭よ
りも径方向の外側に配置されている、請求項1から8ま
でのいずれか1項記載のブラシレスモータ。 - 【請求項10】 ターミナルは、コアに接する部分とコ
イルに接する部分とに絶縁皮膜が形成されて、前記コア
との間およびコイルとの間の電気絶縁が図られるととも
に、突極の表面に重ねて保持される部分とコイル端末を
接続する部分との間にモータの軸方向の屈曲部を有し、
かつ前記屈曲部と前記コイル端末を接続する部分とには
絶縁皮膜が形成されていない、請求項1から9までのい
ずれか1項記載のブラシレスモータ。 - 【請求項11】 絶縁皮膜は、紫外線硬化性樹脂もしく
は熱硬化性樹脂をターミナルに塗布し硬化させて形成し
たものである、請求項4から10までのいずれか1項記
載のブラシレスモータ。 - 【請求項12】 絶縁皮膜の厚さが3μm以上100μ
m以下である、請求項11記載のブラシレスモータ。 - 【請求項13】 複数のターミナルをあらかじめ放射状
に配置してその内周側あるいは外周側で連結部材により
連結しておき、円環部とこの円環部から放射状に延びる
複数の突極とを有するコアにおける各突極の表面に各タ
ーミナルを重ねて、これら突極とターミナルとを束ねる
ようにコイルを巻回し、前記コイルの端末をターミナル
に接続し、前記連結部材を切断除去して各ターミナル間
の電気絶縁を図る、ブラシレスモータの製造方法。 - 【請求項14】 各突極の表面に各ターミナルを接着保
持させる、請求項13記載のブラシレスモータの製造方
法。 - 【請求項15】 コイルを巻回してから連結部材を切断
することに代えて、各突極の表面に各ターミナルを重ね
て保持した状態で連結部材を切断し、その後にコイルを
巻回する、請求項13または14記載のブラシレスモー
タの製造方法。
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