JP2001345214A - 表面実装型小型トランス - Google Patents

表面実装型小型トランス

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JP2001345214A
JP2001345214A JP2000164710A JP2000164710A JP2001345214A JP 2001345214 A JP2001345214 A JP 2001345214A JP 2000164710 A JP2000164710 A JP 2000164710A JP 2000164710 A JP2000164710 A JP 2000164710A JP 2001345214 A JP2001345214 A JP 2001345214A
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lower core
core
insulating film
mount type
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JP2000164710A
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Muneo Kitamura
宗夫 北村
Masaru Onoda
優 小野田
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面実装型トランスの薄型化を図ること及び
電気的短絡を防止する構造として信頼性を高めること。 【解決手段】 上部コア(1)と下部コア(3)と巻線
コイル(2)とを備え、上部コア(1)はMn−Zn系
フェライト材で、中央の円柱部(4)と円柱部(4)を
取り囲む外周部(5)からなるキャップ状に、下部コア
(3)は中心部をMn−Zn系フェライト材(9)で円板
状に、外周部をNi−Zn系フェライト材(8)でリン
グ状に形成し、下部コア(3)の外周部のNi−Zn系
フェライト材(8)の部分に第1の絶縁膜(18)と導
通パターン(15)を形成し、この導通パターン(1
5)に巻線コイルの引出線(19)を固着し、下部コア
(3)にギャップ設定のためのリング状の第2の絶縁膜
(10)を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻線コイルを磁性
材で封止してなるトランスに係わり、特にプリント基板
上に表面実装される薄型の表面実装型トランスに関す
る。
【0002】この種の表面実装型トランスは、例えばエ
レクトロルミネッセンスを駆動するインバータ用として
用いられており、携帯電話やカメラ等の小型装置に組み
込まれることが多いため、トランス自体の小型化および
薄型化が要請されている。従来この種の表面実装型トラ
ンスは、図28と図29に示すような構造をとってい
る。図28は従来の表面実装型トランスの上面図、図2
9は断面図であり、図29の表面実装型トランスの右側
は図28の表面実装型トランスを紙面に垂直で線分ox
を通る平面、左側は紙面に垂直で線分oyを通る平面で
切断した断面図を示している。中央の円柱部と円柱部を
取囲み二ヶ所に切り欠けがある外周部からなるキャップ
状の磁性材からなる上部コア60と下部コア61が対向
して向き合い、円柱部の中に非常に細い巻線コイル62
が巻かれたボビン63が挿入されている。
【0003】このボビン63はプラスチックの射出成形
で形成され、二ヶ所に突出部64と65とを有し、突出
部64に金属のリード端子68と69が、突出部65に
リード端子66と67が、インサート成形されてボビン
63と一体的に設けられている。突出部64とリード端
子68と69、突出部65とリード端子66と67とは
同じ構造をとっているので、代表してボビン63の突出
部64とリード端子68との接続について説明する。こ
のボビンの突出部64は上部コア及び下部コアの切り欠
け部70、71において外の方に突出し、また、切り欠
け部71において巻線の端末が引出され、リード端子6
8に絡められて半田付けされ固定される。リード端子6
8は図29のようにクランク形状に成形され、折り曲が
った底面が回路基板に半田付けされて固定される。ま
た、上部コア60と下部コア61は、その合わせ面の所
において接着固定されるが、昇圧効率を高めるために一
定のギャップを設けて接着固定することも行われてい
る。このギャップは一定な厚みの絶縁材からなるスペー
サを合わせ面に挟み込んで形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しながら、上記従来の
表面実装型トランスは上部コア及び下部コアともにキャ
ップ形状であるため、薄型化は困難である。
【0005】また、従来の構造では、ボビン中心からリ
ード端子まで引出線を引き回すので、引き回し長さが長
くなり、振動等で断線し易くなり、引出線を固定するた
めにボビン耳部に巻くと振動等の繰返しにより引出線と
コアとが接触し、コイル性能の低下や断線が生じる。
【0006】さらに、金属のリード端子がインサート成
形であるため、経時的振動や熱等により保持力が弱くな
り、リード端子が動き、引出線に引っ張り力が加わり、
断線を生じることがある。また、巻線コイルからの引出
線を端子に絡み付けて半田付けするので断線を生じ易
い。したがって、不良が発生し易く、歩留まりが悪くな
る。
【0007】また、ボビンを使用しているので、その分
構成部品も多くコストも高くなる。また、その分厚くな
ってしまう欠点がある。
【0008】上部コアと下部コアとのギャップは絶縁材
からなるスペーサを合わせ面に挟み込んで調整するが、
これは非常に狭い面積の間にスペーサを挟み込むので、
かなり時間のかかる作業であり問題がある。
【0009】本発明の目的は、上記の課題点を解決し
て、表面実装型トランスの一層の薄型化を図るととも
に、簡易な構造を採用することで製造コストの低廉化を
図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の表面実装型小型トランスは、下記記載の構
成を採用する。
【0011】本発明の表面実装型小型トランスにおいて
は、上部コアと下部コアと巻線コイルとを備え、上部コ
アはMn−Zn系フェライト材で中央の円柱部と円柱部
を取り囲む外周部からなるキャップ状に、下部コアはM
n−Zn系フェライト材とNi−Zn系フェライト材と
で平板状に形成されていることを特徴とする。
【0012】本発明の表面実装型小型トランスにおいて
は、上部コアと下部コアとボビンに巻かれた巻線コイル
とを備え、上部コアはMn−Zn系フェライト材で中央
の円柱部と円柱部を取り囲む外周部からなるキャップ状
に、下部コアはMn−Zn系フェライト材とNi−Zn
系フェライト材とで平板状に形成されていることを特徴
とする。
【0013】本発明の表面実装型小型トランスにおいて
は、下部コアの中心部はMn−Zn系フェライト材で円
板状に、外周部はNi−Zn系フェライト材でリング状
に形成し、両者を固着させることを特徴とする。
【0014】本発明の表面実装型小型トランスにおいて
は、Ni−Zn系フェライト材で形成した下部コアの中
心部に凹部を形成し、凹部にMn−Zn系フェライト材
で形成した円板を固着させることを特徴とする。
【0015】本発明の表面実装型小型トランスにおいて
は、Mn−Zn系フェライト材で形成した下部コアの電
極パターンを形成する部分に切り溝部を設け、切り溝部
にNi−Zn系フェライト材で形成した接合片を固着さ
せることを特徴とする。
【0016】本発明の表面実装型小型トランスにおいて
は、下部コアの外周縁のNi−Zn系フェライト材の部
分に突出部を形成し、突出部の上面、外側面及び下面に
わたって第1の絶縁膜を形成し、この第1の絶縁膜の上
に上面、外側面、下面とが繋がった導通パターンを形成
すると共に、この導通パターンに巻線コイルの引出線を
固着させることを特徴とする。
【0017】本発明の表面実装型小型トランスにおいて
は、下部コアの外周部のNi−Zn系フェライト材の部
分の左右2ヶ所をD形状にカットし、Dカット部の上
面、外側面及び下面にわたって第1の絶縁膜を形成し、
この第1の絶縁膜の上に上面、外側面、下面とが繋がっ
た導通パターンを形成すると共に、この導通パターンに
巻線コイルの引出線を固着させることを特徴とする。
【0018】本発明の表面実装型小型トランスにおいて
は、下部コアの外周部のNi−Zn系フェライト材の部
分の複数個所にそれぞれ少なくとも1個のスルーホール
を設け、これらのスルーホールの上面、下面及び内径面
にわたって第1の絶縁膜を形成し、この第1の絶縁膜の
上に上面、内径面、下面とが繋がった導通パターンを形
成すると共に、この導通パターンに巻線コイルの引出線
を固着させることを特徴とする。
【0019】本発明の表面実装型小型トランスにおいて
は、上部コアは外周部に切り欠け部を有し、切り欠け部
から巻線コイルの引出線が引出されると共に接着剤によ
って固められていることを特徴とする。
【0020】本発明の表面実装型小型トランスにおいて
は、下部コアは上部コアと下部コアとのギャップ設定の
ためのリング状の第2の絶縁膜を有することを特徴とす
る。
【0021】本発明の表面実装型小型トランスにおいて
は、巻線コイルの外周面叉は巻線コイルのボビンの外周
面が下部コアに形成したリング状の第2の絶縁膜と下部
コアとの段部にはまりこんで位置決めされることを特徴
とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて、本発明を実施
するための最良の形態における表面実装型小型トランス
の構造を説明する。
【0023】図1と図2と図3とは本発明の表面実装型
小型トランスの第1の実施形態を示したものであり、図
1は斜視図、図2は上面図、図3は断面図であり、図3
の表面実装型小型トランスの左側は図2の表面実装型小
型トランスを紙面に垂直で線分oxを通る平面、右側は
紙面に垂直で線分oyを通る平面で切断した断面図を示
している。図4は本発明の表面実装型小型トランスの第
1の実施形態での下部コアの第1の実施例の上面図、図
5は断面図を、図6は下部コアの第2の実施例の断面図
を、図7は下部コアの第3の実施例の上面図、図8は断
面図を示している。
【0024】図9は本発明の表面実装型小型トランスの
第3の実施形態の断面図を示している。図10と図11
と図12とは本発明の表面実装型小型トランスの第3の
実施形態を示したものであり、図13は本発明の表面実
装型小型トランスの第2の実施形態での下部コアの第1
の実施例の上面図、図14は断面図を、図15は下部コ
アの第2の実施例の断面図を、図16は下部コアの第3
の実施例の上面図、図17は断面図を示している。図1
8は本発明の表面実装型小型トランスの第4の実施形態
を示している。図19と図20と図21とは本発明の表
面実装型小型トランスの第5の実施形態を示したものあ
り、図22は本発明の表面実装型小型トランスの第5の
実施形態での下部コアの第1の実施例の上面図、図23
は断面図を、図24は下部コアの第2の実施例の断面図
を、図25は下部コアの第3の実施例の上面図、図26
は断面図を示している。図27は本発明の表面実装型小
型トランスの第6の実施形態を示したものである。以下
図1から図27まで適時参照しながら各実施形態につい
て説明する。
【0025】まず本発明の表面実装型小型トランスの第
1の実施形態について説明する。図1において、表面実
装型小型トランスは、上部コア1と巻線コイル2と下部
コア3とからなっている。上部コア1は、Mn−Zn系
フェライト材で一体成形後に焼成された中央の円柱部4
と円柱部4を取り囲む外周部5とからなり、外周部5に
は2ヶ所の切り欠け部6と切り欠け部7を形成してあ
る。
【0026】下部コア3は、Mn−Zn系フェライト材
と電極パターンを形成する部分をNi−Zn系フェライ
ト材とで別々に成形および焼成後に接着剤等で固着す
る。下部コア3は、電極パターンを形成する部分をNi
−Zn系フェライトとするために、図4から図5の第1
の実施例と、図6の第2の実施例と、図7から図8の第
3の実施例に示した3つの基本的な構造が選択できる。
【0027】下部コア3の第1の実施例では、図4の上
面図と図5の断面図と図1の斜視図に示すように、中心
部はMn−Zn系フェライト材9で円板状に、外周部は
Ni−Zn系フェライト8でリング状に形成し、両者を
接着材等で固着させる。
【0028】Ni−Znフェライト材8の外周の2ヶ所
には突出部11と突出部12を設けてある。このNi−
Znフェライト材の部分の2ヶ所の突出部11と突出部
12の上面と外側面及び下面には図2と図3に示すよう
に、樹脂をコーティングした第1の絶縁膜17と18が
形成されており、更に、この第1の絶縁膜17の上に導
通パターン13と導通パターン14が、第1の絶縁膜1
8の上には導通パターン15と導通パターン16が、い
ずれも上面、外側面、下面と繋がって形成してある。ま
た、下部コア3の上面部の後述する上部コア1との合わ
せ面となる部分に樹脂を印刷して形成した略リング状の
第2の絶縁膜10が形成してある。ここに、第1の絶縁
膜17、18と第2の絶縁膜10の厚みが同じならば一
回の印刷で形成でき、印刷回数を変えて、厚みを異なら
せることもできる。
【0029】第1の絶縁膜17、18と電極パターン1
3、14,15,16は上記の方法で形成するが、第1
の絶縁膜17、18が完全に硬化すると密着性が悪くな
るため、密着性をよくするため、第1の絶縁膜17、1
8が半硬化状態で電極パターンを印刷し、印刷後完全硬
化させている。電極パターン13,14,15,16
は、銀、黒鉛、銅等の金属粉末をエポキシ樹脂等のバイ
ンダーに分散させてペースト化して印刷方法で形成す
る。
【0030】第1の絶縁膜17、18も電極パターン1
3,14,15,16と同じバインダーを使用するた
め、電極パターンを印刷すると電極パターンが絶縁膜の
中に沈みこんでいき、絶縁膜が薄いと、電極パターンが
下部コア材に接触することが起きる可能性がある。この
ため、上部コア1と同じ軟磁性材である抵抗率が低いM
n−Zn系フェライト材を使用すると、電極パターン間
の電気的な短絡を防ぐため、絶縁膜をある程度厚くする
必要がある。これを改善するため、本発明の表面実装型
小型トランスでは、下部コア3の一部の電極パターンを
形成する部分を抵抗率の非常に高いNi−Zn系フェラ
イト材とするものであり、この構成にすることによっ
て、絶縁層を薄くして電極パターンが絶縁膜に沈みこん
で下部コアと接触しても、電極パターン間の電気的な短
絡を完全に防ぐことができる。しかも、透磁率は若干さ
がるものの抵抗率の増加により、鉄損である渦電流損が
減少する。
【0031】下部コア3の第2の実施例では、図6の断
面図で示すように、Ni−Zn系フェライト材21の中
心に凹部30を形成し、この凹部30にMn−Zn系フ
ェライト材22の円板を固着させる。さらに、図3から
図4の第1の実施例と同様に、第1及び第2の絶縁膜と
導通パターンを設けた構成にする。
【0032】下部コア3の第3の実施例では、図7の上
面図、図8は断面図に示すように、Mn−Zn系フェラ
イト材で形成した切り溝付円板25の切り溝26と27
とに、Ni−Zn系フェライト材で形成した接合片23
と24とを固着させる。さらに、図3から図4の第1の
実施例と同様に、第1及び第2の絶縁膜と導通パターン
を設けた構成にする。
【0033】これらの構成にすることによって、電極パ
ターンが第1の絶縁膜に沈み込んで下部コアに接触して
も、電極パターン形成部分の下部コアは抵抗率が非常に
高いNi−Zn系フェライト材であるので、電極パター
ン間の導通が起きない。
【0034】上部コア1と下部コア3とは、下部コア3
の第2の絶縁膜10の形成面が上面側となり、上部コア
1の二ヶ所の切り欠け部6と7と下部コア3の二ヶ所の
突出部11と12とが一致するように組合せられる。巻
線コイル2は、上部コア1の円柱部4に巻線コイル2の
空芯部を挿入するようにして上部コア1と下部コア3で
囲まれた上部コア1の内部に装着される。
【0035】この巻線コイル2が直接上部コア1や下部
コア3に接触することを防止するために巻線コイル2の
外周面はUV硬化樹脂等の絶縁接着剤をコーティングして
固められている。この巻線コイル2は図3の断面図に示
すように、下方の外経面が下部コア3に形成した略リン
グ状の第2の絶縁膜10との段部20にはまりこんで位
置決めされる。
【0036】また、巻線コイル2の引出線19は上部コ
ア1の切り欠け部6から引出され、下部コア3のNi−
Znフェライト材8の突出部12の上面側に設けた導通
パターン15に過熱・圧着あるいは半田付け等で固着し
て導通が図られ、更に、この引出線19と導通パターン
15との接合部と切り欠け部6に接着剤が塗布されて、
引出線19の剥れ防止や上部コア1と下部コア3との接
着固定、及び巻線コイル2と下部コア3との接着固定が
施される。一方、突出部11、12の下側面に設けた導
通パターン13、14、15、16は回路基板に接合さ
れて一体化が図られる。
【0037】略リング形状に形成する第2の絶縁膜10
は、上部コア1と下部コア3とのギャップ設定のために
設けるもので、このギャップによってインダクタンスが
変化するため、昇圧効率に影響する。昇圧効率を高くす
るためには、ギャップを概ね10〜60μmの範囲に設
計するのが適当である。このギャップが設計の範囲にな
るよう厳しく管理する必要があるが、絶縁膜の厚みを用
いて形成すれば、比較的容易に達成できる。
【0038】本発明の表面実装型小型トランスの第2の
実施形態について説明する。図9のように、本実施形態
によるトランスは、第1の実施形態のトランスを簡易化
して、下部コア3に第2の絶縁膜10を設けないでギャ
ップを0にしてある。勿論、第2の絶縁膜10を設けて
ギャップを形成することも可能である。また、ボビン2
8を設けてこのボビン28に巻線コイル2を形成してあ
る。第2の絶縁膜がある場合は、巻線コイル2のボビン
28の外周面を第2の絶縁膜と下部コアとの段部により
位置決めすることもできる。この場合でも、表面実装型
小型トランスの第1の実施形態の図4から図8に示す3
種類の下部コアを用いる。このような構造にすることに
よっても、断線を防止して品質が向上するとともに、ギ
ャップを形成しない場合は、作業工数の短縮が図れる。
【0039】次に、本発明の表面実装型トランスの第3
の実施形態について説明する。図10は斜視図、図11
は上面図、図12は断面図である。図10に示すよう
に、上部コア1、巻線コイル2の材料及び生成方法や形
状等は、第1の実施形態と同じである。下部コア3も上
部コア1と同様に生成してあり、中心部はMn−Zn系
フェライト材9で、外周部はNi−Zn系フェライト材
8で形成してある。
【0040】下部コアの構造としては、本発明の第1の
実施形態の表面実装型小型トランスと同様に、電極パタ
ーンを形成する部分をNi−Zn系フェライトとするた
めに、図13から図14の第1の実施例と、図15の第
2の実施例と、図16から図17の第3の実施例とに示
した3つの基本的な構造が選択できる。
【0041】下部コア3の第1の実施例では、図13の
上面図と図14の断面図と図10の斜視図に示すよう
に、リング状のNi−Zn系フェライト材8の外周部の
2ヶ所をD形状にカットしてDカット部40と41とを
形成し、中心部はMn−Zn系フェライト材9で円板状
に形成し、両者を接着材等で固着させる。
【0042】この外周部のNi−Zn系フェライト材8
外周部の左右2ヶ所をD形状にカットしたDカット部4
0とDカット部41の上面と外側面及び下面には図12
に示すように、樹脂をコーティングした第1の絶縁膜が
形成されている。Dカット部41には第1の絶縁膜47
が形成されており、さらに、この第1の絶縁膜47の上
に導通パターン44と導通パターン45が、Dカット部
40に形成された第1の絶縁膜の上には、導通パターン
42と導通パターン43が、いずれも上面、外側面、下
面と繋がって形成してある。また、下部コア3の上面部
の上部コア1との合わせ面となる部分に樹脂を印刷して
形成した略リング状の第2の絶縁膜10が形成してあ
る。
【0043】下部コア3の第2の実施例では、図15の
断面図で示すように、リング状のNi−Zn系フェライ
ト材21をD形状にカットし、このNi−Zn系フェラ
イト材21の中心に凹部30を形成し、この凹部30に
Mn−Zn系フェライト材22の円板を固着させる。
【0044】下部コア3の第3の実施例では、図16の
上面図と図17の断面図に示すように、Dカット部40
と41に切り溝26と27を形成したMn−Zn系フェ
ライト材からなる切り溝付円板25の切り溝26と27
に、Ni−Zn系フェライト材で形成した接合片23と
24を固着させる。
【0045】これらの構成にすることによって、本発明
の表面実装型小型トランスの第1の実施形態と同様に、
電極パターンが第1の絶縁膜に沈み込んで下部コアに接
触しても、電極パターン形成部分の下部コアは抵抗率が
非常に高いNi−Zn系フェライト材であるので、電極
パターン間の導通が起きない。
【0046】上部コア1の切り欠け部6および切り欠け
部7と下部コア3のDカット部41及びDカット部40
とが各々合わさるように組み立てる。下部コア3の段部
20による巻線コイル2の位置決め、巻線コイル2の引
出線とDカット部の導通パターンとの導通および処理方
法、上部コア1と下部コア3とのギャップ設定等は第1
の実施形態の同様であるので、細かい説明は省略する。
第1の実施形態のトランスに比較して、下部コアの出っ
張りをなくしているので、下部コア3が幅的に小さくで
きる。また、その分コア材料も少なくてすむため、低価
格化が図れる。
【0047】さらに、下部コア3のDカット部41と4
0の部分を大きくカットすると、巻線コイル2の引出線
は、上部コア1の切り欠け部6と7がなくても、Dカッ
ト部41と40から引出して末端処理できるため、切り
欠け部6と7は不用になり、上部コア1の形状がその分
単純になって低価格化できる。
【0048】本発明の表面実装型小型トランスの第4の
実施形態について説明する。図18のように、本実施形
態のトランスは、第3の実施形態のトランスを簡易化し
て、下部コア3に第2の絶縁膜10を設けないでギャッ
プを0にしてある。また、ボビン28を設けてこのボビ
ン28に巻線コイルを形成してある。この場合でも、表
面実装型小型トランスの第3の実施形態の図13から図
17に示す3種類の下部コアを用いる。このような構造
にすることによっても、断線を防止して品質が向上する
とともに、ギャップを形成しないため、作業工数の短縮
が図れる。
【0049】次に、本発明の表面実装型小型トランスの
第5の実施形態について説明する。図19は斜視図、図
20は上面図、図21は断面図である。図19に示すよ
うに、上部コア1、巻線コイル2の材料及び生成方法や
形状等は第1の実施形態と同じである。下部コア3も上
部コア1と同様に生成してあり、中心部はMn−Zn系
フェライト材9で、外周部はNi−Zn系フェライト材
8で形成してある。
【0050】下部コアの構造としては、本発明の第1の
実施形態の表面実装型小型トランスと同様に、電極パタ
ーンを形成する部分をNi−Zn系フェライトとするた
めに、図22から図23の第1の実施例と、図24の第
2の実施例と、図25から図26の第3の実施例とに示
した3つの基本的な構造が選択できる。
【0051】下部コア3の第1の実施例では、図22の
上面図と図23の断面図と図19の斜視図に示すよう、
外周部をNi−Zn系フェライト材8でリング状に形成
し、中心部はMn−Zn系フェライト材9で円板状に形
成し、両者を接着材等で固着させる。
【0052】下部コア3のリング状のNi−Zn系フェ
ライト材8の外周部の左右2ヶ所にそれぞれ2個のスル
ーホールを設けている。図19のように、下部コア3の
右側にスルーホール50、51を、左側にスルーホール
52、53を形成する。これらのそれぞれのスルーホー
ルは、その上面、下面及び内径面に第1の絶縁膜54と
導通パターン55が形成される。この第1の絶縁膜54
及び導通パターン55は、印刷時スルーホールを真空で
すいながら作業すると、スルーホルの内径面に塗布する
ことができる。また、下部コア3の上面部の上部コア1
と合わせ面となる部分に樹脂を印刷して形成した略リン
グ状の第2の絶縁膜10が形成してある。上記では、左
右2ヶ所にそれぞれ2個のスルーホールを設ける説明を
したが、これに限定されることはなく、スルーホールを
設ける箇所は、必ず左右2ヶ所でなくても、2ヶ所また
は3ヶ所、あるいは4ヶ所あってもよく、また、その数
も、1個あるいは2個であってもよいものである。スル
ーホールの数は巻き線コイルの引出線の数だけあればよ
い。
【0053】下部コア3の第2の実施例では、図24に
示すように、リング状の形状のNi−Zn系フェライト
材21の中心に凹部30を形成し、この凹部30にMn
−Zn系フェライト材22の円板を固着させる。
【0054】下部コア3の第3の実施例では、図25と
図26に示すように、Mn−Zn系フェライト材で形成
した切り溝付円板25の切り溝部26と27に、Ni−
Zn系フェライト材で形成した接合片23と24を固着
させて外周を略円形とする。
【0055】これらの構成にすることによって、本発明
の表面実装型小型トランスの第1の実施形態と同様に、
電極パターンが第1の絶縁膜に沈み込んで下部コアに接
触しても、電極パターン形成部分の下部コアは抵抗率が
非常に高いNi−Zn系フェライト材であるので、電極
パターン間の導通が起きない。
【0056】上部コア1の切り欠け部6および切り欠け
部7と下部コア3のスルーホール52、53およびスル
ーホール50、51とが各々合わさるように組み立て
る。下部コア3の段部20による巻線コイル2の位置決
め、巻線コイル2の引出線とスルーホールとの導通およ
び処理方法、上部コア1と下部コア3とのギャップ設定
等は第1の実施形態の同様であるので、細かい説明は省
略する。第1の実施形態のトランスに比較して、下部コ
アの出っ張りをなくしているので、下部コア3が幅的に
小さくできる。また、側面の印刷もなくせるので、下部
コアの印刷工程が少なくなり、低価格化が図れる。
【0057】本発明の表面実装型小型トランスの第6の
実施形態について説明する。図27のように、本実施形
態によるトランスは、第5の実施形態のトランスを簡易
化して、下部コア3に第2の絶縁膜10を設けないでギ
ャップを0にしてある。また、ボビン28を設けてこの
ボビン28に巻線コイルを形成してある。この場合で
も、表面実装型小型トランスの第5の実施形態の図22
から図26に示す3種類の下部コアを用いる。このよう
な構造にすることによっても、断線を防止して品質が向
上するとともに、ギャップを形成しないため、作業工数
の短縮が図れる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による表面
実装型小型トランスによれば、磁性金属粉末を焼結方法
で上部コアをキャップ形状、下部コアを略円板形状にす
ることによって、表面実装に適した薄型のトランスを形
成することができる。
【0059】上部コアをMn−Zn系フェライト材と
し、下部コアの電極パターンを形成する部分を、抵抗率
の非常に高いNi−Zn系フェライト材することによっ
て、電極パターン形成時に、薄い絶縁膜に電極パターン
が沈み込んで、電極と下部コアが接触しても、電極パタ
ーン間の電気的短絡は起きない。
【0060】実施例では、下部コアのMn−Zn系フェ
ライト材とNi−Zn系フェライト材を焼成後に接着剤
等により固着させる例を示したが、特にこれに限定され
ることなく、成形時に電極パターン形成部分をNi−Z
n系フェライト材にすることも可能である。
【0061】絶縁膜を薄くできるので、コアギャップを
適正な値の所に設定でき、磁気抵抗が小さい、効率の良
いトランスが実現できる。
【0062】下部コアの一部を抵抗率の高いNi−Zn
系フェライト材とすることにより、鉄損である渦電流損
を小さくできるため、さらに効率が良くなる。下部コア
すべてをNi−Zn系フェライト材とすることもできる。
これによって、渦電流損がさらに小さくなるため、高周
波領域での使用が可能になる。
【0063】非常に抵抗率の高いNi−Zn系フェライ
ト材を用いるので、電極パターン部の絶縁膜を省略する
ことも可能である。
【0064】本発明の第3、第4、第5及び第6の実施
形態で示すように、下部コアの出っ張りをなくすことに
よって、下部コアを幅的に小さくできるため、小型化が
できる。また、その分コア材料が少なくてすむため、低
価格化ができる。
【0065】さらに、本発明の第3の実施形態で示すよ
うな下部コアのDカット部を大きくすれば、上部コアの
切り欠け部がなくても引出線の末端処理ができるため、
切り欠け部が不用になり、上部コアの形状がその分単純
になって、さらなる低価格化ができる。
【0066】巻線コイルが絶縁膜の段部で位置決めさ
れ、切り欠け部から外周面が接着剤で固定されるため、
振動等によるコアとの接触を防止できる。したがって、
巻線コイルは経時的に性能低下は生じない。
【0067】導通パターンを下部コアの絶縁膜上に形成
したため、引出線に引張り力が加わって断線することを
防止できる。また、引出線を導通パターンに加熱圧着
し、さらに接着剤で固定するため、断線が生じることを
防止できる。
【0068】また、ギャップ調整は、絶縁膜の厚みで行
うため比較的容易であり、ギャップ調整に要する工程が
短縮される。したがって、組立工数を小さくして昇圧効
率も高めることができる。
【0069】本発明の表面実装型小型トランスの各実施
態様では上部コアと下部コアが丸型形状の例を示した
が、上部コアと下部コアが角型の形状としても同様に適
用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面実装型小型トランスの第1の実施
形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の表面実装型小型トランスの第1の実施
形態の上面図である。
【図3】本発明の表面実装型小型トランスの第1の実施
形態の断面図である。
【図4】本発明の表面実装型小型トランスの第1の実施
形態における下部コアの第1の実施例の上面図である。
【図5】本発明の表面実装型小型トランスの第1の実施
形態における下部コアの第1の実施例の断面図である。
【図6】本発明の表面実装型小型トランスの第1の実施
形態における下部コアの第2の実施例の断面図である。
【図7】本発明の表面実装型小型トランスの第1の実施
形態における下部コアの第3の実施例の上面図である。
【図8】本発明の表面実装型小型トランスの第1の実施
形態における下部コアの第3の実施例の断面図である。
【図9】本発明の表面実装型小型トランスの第2の実施
形態を示す断面図である。
【図10】本発明の表面実装型小型トランスの第3の実
施形態を示す斜視図である。
【図11】本発明の表面実装型小型トランスの第3の実
施形態の上面図である。
【図12】本発明の表面実装型小型トランスの第3の実
施形態の断面図である。
【図13】本発明の表面実装型小型トランスの第3の実
施形態における下部コアの第1の実施例の上面図であ
る。
【図14】本発明の表面実装型小型トランスの第3の実
施形態における下部コアの第1の実施例の断面図であ
る。
【図15】本発明の表面実装型小型トランスの第3の実
施形態における下部コアの第2の実施例の断面図であ
る。
【図16】本発明の表面実装型小型トランスの第3の実
施形態における下部コアの第3の実施例の上面図であ
る。
【図17】本発明の表面実装型小型トランスの第3の実
施形態における下部コアの第3の実施例の断面図であ
る。
【図18】本発明の表面実装型小型トランスの第4の実
施形態を示す断面図である。
【図19】本発明の表面実装型小型トランスの第5の実
施形態を示す斜視図である。
【図20】本発明の表面実装型小型トランスの第5の実
施形態の上面図である。
【図21】本発明の表面実装型小型トランスの第5の実
施形態の断面図である。
【図22】本発明の表面実装型小型トランスの第5の実
施形態における下部コアの第1の実施例の上面図であ
る。
【図23】本発明の表面実装型小型トランスの第5の実
施形態における下部コアの第1の実施例の断面図であ
る。
【図24】本発明の表面実装型小型トランスの第5の実
施形態における下部コアの第2の実施例の断面図であ
る。
【図25】本発明の表面実装型小型トランスの第5の実
施形態における下部コアの第3の実施例の上面図であ
る。
【図26】本発明の表面実装型小型トランスの第5の実
施形態における下部コアの第3の実施例の断面図であ
る。
【図27】本発明の表面実装型小型トランスの第6の実
施形態を示す断面図である。
【図28】従来における表面実装型小型トランスの上面
図である。
【図29】従来における表面実装型小型トランスの断面
図である。
【符号の説明】
1 上部コア 2 巻線コイル 3 下部コア 4 円柱部 5 円周部 6、7 切り欠け部 8、21 Ni−Zn系フェライト材 9、22 Mn−Zn系フェライト材 30 凹部 23、24 接合片 26、27 切り溝部 25 切り溝付円板 11、12 突出部 40、41 Dカット部 17、18、46、47、54 第1の絶縁膜 10 第2の絶縁膜 13、14、15、16、42、43、44、45、5
5 導通パターン 50、51,52、53 スルーホール 19 引出線 28 ボビン

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部コアと下部コアと巻線コイルとを備
    え、上部コアはMn−Zn系フェライト材で中央の円柱
    部と円柱部を取り囲む外周部からなるキャップ状に、下
    部コアはMn−Zn系フェライト材とNi−Zn系フェ
    ライト材とで平板状に形成されていることを特徴とする
    表面実装型小型トランス。
  2. 【請求項2】 上部コアと下部コアとボビンに巻かれた
    巻線コイルとを備え、上部コアはMn−Zn系フェライ
    ト材で中央の円柱部と円柱部を取り囲む外周部からなる
    キャップ状に、下部コアはMn−Zn系フェライト材と
    Ni−Zn系フェライト材とで平板状に形成されている
    ことを特徴とする表面実装型小型トランス。
  3. 【請求項3】 下部コアの中心部はMn−Zn系フェラ
    イト材で円板状に、外周部はNi−Zn系フェライト材
    でリング状に形成し、両者を固着させることを特徴とす
    る請求項1乃至2に記載の表面実装型小型トランス。
  4. 【請求項4】 Ni−Zn系フェライト材で形成した下
    部コアの中心部に凹部を形成し、凹部にMn−Zn系フ
    ェライト材で形成した円板を固着させることを特徴とす
    る請求項1乃至2に記載の表面実装型小型トランス。
  5. 【請求項5】 Mn−Zn系フェライト材で形成した下
    部コアの電極パターンを形成する部分に切り溝部を設
    け、切り溝部にNi−Zn系フェライト材で形成した接
    合片を固着させることを特徴とする請求項1乃至2に記
    載の表面実装型小型トランス。
  6. 【請求項6】 下部コアの外周縁のNi−Zn系フェラ
    イト材の部分に突出部を形成し、突出部の上面、外側面
    及び下面にわたって第1の絶縁膜を形成し、この第1の
    絶縁膜の上に上面、外側面、下面とが繋がった導通パタ
    ーンを形成すると共に、この導通パターンに巻線コイル
    の引出線を固着させることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載の表面実装型小型トランス。
  7. 【請求項7】 下部コアの外周部のNi−Zn系フェラ
    イト材の部分の左右2ヶ所をD形状にカットし、Dカッ
    ト部の上面、外側面及び下面にわたって第1の絶縁膜を
    形成し、この第1の絶縁膜の上に上面、外側面、下面と
    が繋がった導通パターンを形成すると共に、この導通パ
    ターンに巻線コイルの引出線を固着させることを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれかに記載の表面実装型小型
    トランス。
  8. 【請求項8】 下部コアの外周部のNi−Zn系フェラ
    イト材の部分の複数箇所にそれぞれ少なくとも1個のス
    ルーホールを設け、これらのスルーホールの上面、下面
    及び内径面にわたって第1の絶縁膜を形成し、この第1
    の絶縁膜の上に上面、内径面、下面とが繋がった導通パ
    ターンを形成すると共に、この導通パターンに巻線コイ
    ルの引出線を固着させることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれかに記載の表面実装型小型トランス。
  9. 【請求項9】 上部コアは外周部に切り欠け部を有し、
    切り欠け部から巻線コイルの引出線が引出されると共に
    接着剤によって固められていることを特徴とする請求項
    1乃至8のいずれかに記載の表面実装型小型トランス。
  10. 【請求項10】 下部コアは上部コアと下部コアとのギ
    ャップ設定のためのリング状の第2の絶縁膜を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の表面
    実装型小型トランス。
  11. 【請求項11】 巻線コイルの外周面叉は巻線コイルの
    ボビンの外周面が下部コアに形成したリング状の第2の
    絶縁膜と下部コアとの段部にはまりこんで位置決めされ
    ることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載
    の表面実装型小型トランス。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013161892A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Kobe Steel Ltd 巻線素子
JP2016506626A (ja) * 2012-12-19 2016-03-03 ホガナス アクチボラグ (パブル) 誘導鉄心
KR20220000389U (ko) * 2020-08-06 2022-02-15 (주) 트랜스온 플랫 타입 트랜스포머

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