JP2002051504A - キャンドモータの軸方向軸受摩耗検出装置 - Google Patents
キャンドモータの軸方向軸受摩耗検出装置Info
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Abstract
高精度の軸方向軸受摩耗検出ができるキャンドモータの
軸方向軸受摩耗検出装置を提供する。 【解決手段】 軸方向位置検出回路82により、キャンド
モータの固定子の軸方向両端部に設けた軸方向位置検出
コイルCf,Crに発生する電圧の差から回転子の軸方向位
置を検出する。軸方向零点調整回路83により、キャンド
モータの電源電圧に比例して変化する電圧源をバイアス
電源として、回転子が軸方向の基準位置にあるときの軸
方向位置検出回路82における両軸方向位置検出コイルC
f,Crの電圧の差を零に調整する。キャンドモータの電
源電圧が変動しても軸方向零点調整回路83のバイアス電
源も同様に変動し、軸方向零点調整回路83による零点調
整には影響せず、高精度の軸方向軸受摩耗検出ができ
る。
Description
軸方向の軸受摩耗を検出する軸方向軸受摩耗検出装置に
関する。
ンプ駆動用に採用されており、化学プラントなどにも使
用されることから高い信頼性が要求されている。
ータとポンプとが一体構造の液漏れが無い構造となって
おり、内部の状態は目視で監視することができない。ポ
ンプの羽根車を回転駆動するキャンドモータの回転子は
ポンプ液で潤滑されるすべり軸受で支承されていること
が多いが、キャンドモータを効率良く運転するには、す
べり軸受の摩耗状態を外部から監視する必要がある。
号公報や、特開平10−80103号公報または特開平
11−148819号公報などに記載されているよう
に、キャンドモータの固定子の軸方向両端部に軸方向位
置検出コイルを設け、これら軸方向位置検出コイルに発
生する電圧の差を比較することで、すべり軸受で支承さ
れて回転する回転子の軸方向位置を検出し、この回転子
の軸方向位置から軸方向の軸受摩耗量を推測しようとし
た軸方向軸受摩耗検出装置が提案されている。
路図を示す。
置された軸方向位置検出コイルCf,Crを有し、これら軸
方向位置検出コイルCf,Crが直列に接続されて中間部12
が接地されている。固定子のフロント側の軸方向位置検
出コイルCfの端部13は増幅器14および整流・平滑回路15
を介して差動増幅器16の一方の入力側に接続され、固定
子のリヤ側の軸方向位置検出コイルCrの端部17は増幅器
18および整流・平滑回路19を介して差動増幅器16のもう
一方の入力側に接続され、差動増幅器16の出力側は軸方
向零点調整回路20を介して出力端子21に接続されてい
る。
電圧の差から回転子の軸方向位置を正確に検出するに
は、各軸方向位置検出コイルCf,Crに発生する電圧の差
の信号と軸受に支承された回転子の軸方向位置とを合わ
せる必要があり、その零点調整のために軸方向零点調整
回路20が採用されている。
接続されており、可変抵抗器22の一方の端子23には定電
圧電源のマイナスの電圧V-が接続され、可変抵抗器22の
もう一方の端子24には定電圧電源のプラスの電圧V+が接
続されている。
に発生する電圧と回転子の軸方向位置との関係を示すグ
ラフである。
Crに発生する交流の出力電圧を示し、横軸は回転子の軸
方向位置を示すもので、中心の0mmの位置は回転子の
機械的な中心位置を示し、左側のマイナスはキャンドモ
ータのリヤ側を、右側のプラスはフロント側を示す。
線と軸方向位置検出コイルCrに発生する電圧曲線とが交
差する点は、各軸方向位置検出コイルCf,Crに発生する
電圧が等しくなる電気的な中心位置となる。電気的な中
心位置と機械的な中心位置とは、設計上もしくは製作上
の理由からずれが生じ、図7では約1mmずれているこ
とを示している。
で、電気的な約1mmのずれを機械的な0mmの中心位
置に合わせる場合には、回転子が機械的な中心位置であ
る0mmのときの電気出力信号を定電圧電源のプラスと
マイナスの電源V+,V-から可変抵抗器22を介して打ち消
すように調整する。
コイルCfとCrに発生する電圧がキャンドモータの電源電
圧が変化した場合にどのように変化するかを示すグラフ
である。
Vのときの軸方向位置検出コイルCf,Crに発生する電圧
に対して、例えば220Vに高くなると軸方向位置検出
コイルCf,Crに発生する電圧は大きくなり、例えば18
0Vに低くなると軸方向位置検出コイルCf,Crに発生す
る電圧は小さくなり、各軸方向位置検出コイルCf,Crに
発生する電圧の軸方向位置に対する曲線を見ると、電源
電圧の変化に対して略平行移動する。
コイルCf,Crに発生する電圧を図6に示す軸方向零点調
整回路20を含む回路構成で信号処理したときの出力を示
すグラフである。
きに、軸方向零点調整回路20で零点調整することによ
り、回転子の軸方向位置と出力端子21からの出力との関
係は、軸方向位置が0mmのときに0Vを通る略直線と
なる。
点調整時と異なると、例えば220Vや180Vに増減
すると、軸方向位置に対する出力の曲線は平行移動し、
零位置の規準が変ってしまう不具合が生じる。
mのときの軸方向位置検出コイルCf,Crの差も電源電圧
の大きさによって変化するものと考えられる。つまり、
電源電圧が零点調整時と異なると、図8に示すように、
各軸方向位置検出コイルCf,Crに発生する電圧が変るた
めに、回転子が0mmの位置にあるときの軸方向位置検
出コイルCf,Crの電圧差が変り、図9に示す出力特性の
ように平行移動したようになってしまう。
れるようになると、キャンドモータの電源電圧が零点調
整時と異なる一定の場合には軸方向位置の規準がフロン
ト側とリア側とのどちらかにずれることになり、キャン
ドモータの電源電圧が変動する場合には軸受が磨耗して
いないのに磨耗したりあるいは軸受が磨耗しているのに
磨耗していないという情報が出力される問題がある。
軸方向零点調整回路では、キャンドモータの電源電圧が
変動しても変らない定電圧電源から可変抵抗器22を介し
て一定の電圧を供給し、回転子が軸方向の基準位置にあ
るときに軸方向位置検出コイルCf,Crに発生する電圧の
差が零となるように可変抵抗器22を調整しているが、軸
方向位置検出コイルCf,Crに発生する電圧はキャンドモ
ータの電源電圧に依存し、それら軸方向位置検出コイル
Cf,Crに発生する電圧の差もキャンドモータの電源電圧
に依存するため、キャンドモータの電源電圧が零点調整
したときと異なる電圧になると、回転子の軸方向位置に
変化が無くても、軸受が磨耗していないのに磨耗した
り、あるいは軸受が磨耗しているのに磨耗していないと
いう誤動作を生じる問題がある。
ので、キャンドモータの電源電圧の変動に対しても高精
度の軸方向軸受摩耗検出ができるキャンドモータの軸方
向軸受摩耗検出装置を提供することを目的とする。
モータの軸方向軸受摩耗検出装置は、固定子および回転
子を有するキャンドモータでその固定子の軸方向両端部
に設けられる軸方向位置検出コイルと、これら軸方向位
置検出コイルに発生する電圧の差から回転子の固定子に
対する軸方向位置を検出する軸方向位置検出回路と、前
記キャンドモータの電源電圧に比例して変化する電圧源
をバイアス電源として、回転子が軸方向の基準位置にあ
るときの前記軸方向位置検出回路における両軸方向位置
検出コイルの電圧の差を零に調整する軸方向零点調整回
路とを具備しているものである。
子の軸方向両端部に設けられる軸方向位置検出コイルに
発生する電圧の差から、回転子の軸方向の移動位置を検
出する。軸方向零点調整回路により、キャンドモータの
電源電圧に比例して変化する電圧源をバイアス電源とし
て、回転子が軸方向の基準位置にあるときの軸方向位置
検出回路における両軸方向位置検出コイルの電圧の差を
零に調整する。キャンドモータの電源電圧が変動しても
軸方向零点調整回路のバイアス電源も同様に変動し、軸
方向零点調整回路による零点調整には影響せず、高精度
の軸方向軸受摩耗検出が可能となる。
受摩耗検出装置は、請求項1記載のキャンドモータの軸
方向軸受摩耗検出装置において、少なくとも一方の軸方
向位置検出コイルに発生する電圧を軸方向零点調整回路
のバイアス電源とするものであり、別の電源を用いず、
簡単な回路構成で、高精度の軸方向軸受磨耗検出が可能
となる。
受摩耗検出装置は、請求項1記載のキャンドモータの軸
方向軸受摩耗検出装置において、一方の軸方向位置検出
コイルに発生する電圧を軸方向零点調整回路のバイアス
電源のプラス電源とし、他方の軸方向位置検出コイルに
発生する電圧を軸方向零点調整回路のバイアス電源のマ
イナス電源とするものであり、特別な電源を用いず、簡
単な回路構成で、高精度の軸方向軸受摩耗検出が可能と
なる。
軸方向軸受摩耗検出装置の一実施の形態を図1ないし図
5を参照して説明する。
キャンドモータポンプの一部を切り欠いた正面図を示
す。
ドモータポンプ31は、ポンプ32と半径方向空隙型のキャ
ンドモータ33とが液密に一体に結合されて構成されてい
る。
子溝35に固定子巻線36が巻回されて構成される固定子37
が固定子枠38に挿着され、固定子37の内周面にステンレ
スなどの非磁性体で薄肉円筒状に形成された固定子キャ
ン39が密着挿入されてその両端縁が固定子枠38に液密に
溶着され、また、回転子鉄心40の回転子溝41に回転子導
体42が装着されて構成される回転子43に回転軸44が挿着
され、回転子43の外周面にステンレスなどの非磁性体で
薄肉円筒状に形成された回転子キャン45が被着され、さ
らに、固定子37に回転子43が固定子キャン39と回転子キ
ャン45とのキャン隙間46を介して対向配設され、回転軸
44が軸受箱47a,47bに装着したすべり軸受である軸受48
a,48bにてスリーブ49a,49bおよびスラストカラー50
a,50bを介して軸支されて構成されている。
して空間角で180度離しかつ固定子鉄心34の1つの歯
部全体に巻回するように一対の半径方向位置検出コイル
C1,C2が配設されている。
らその固定子枠38内に連通する端子箱53が突設され、こ
の端子箱53の上部には、ガラス製の覗き窓の付いた防爆
構造対応の密閉容器55が設置されている。この密閉容器
55内にキャンドモータ33の運転監視装置に含まれる軸方
向軸受摩耗検出装置の一部が収納されている。
定子枠38に液密に取り付けられたケーシング57、および
このケーシング57内で回転軸44に取り付けられた羽根車
58を有している。ポンプ32内の羽根車58はスリーブ49
a,49bを介して軸受48a,48bに支持された回転子43によ
って回転駆動され、軸方向にはスラストカラー50a,50b
と軸受48a,48bとによって動きが制限されている。
方向位置検出コイルを固定子の1歯部の端部に設置した
一部の斜視図を示す。
61aの近くに切欠溝61bを設けて小さなコア部61が形成さ
れ、このコア部61の周辺の固定子溝35内に一方の軸方向
位置検出コイルCfが巻回して設けられている。図示しな
いが、歯部60の他端にも、同様に、もう一方の軸方向位
置検出コイルCrが設けられている。
用するキャンドモータポンプ31の概略図を示す。キャン
ドモータ33の固定子鉄心34の上方の軸方向両端部には回
転子43の軸方向位置すなわち軸受48a,48bの軸方向摩耗
を検知するための一対の軸方向位置検出コイルCf,Crが
設置されており、また、下方の1歯部には軸受48a,48b
の半径方向摩耗を検知するための半径方向位置検出コイ
ルC1が設置されているとともに、半径方向位置検出コイ
ルC1と対向した1歯部にも図示されていないがもう一方
の半径方向位置検出コイルC2が設置されて直列に接続さ
れている。
に関して説明する。なお、キャンドモータ33のポンプ32
側をフロント側(前部側)、ポンプ32と反対側をリア側
(後部側)と呼ぶ。
位置するフロント側の軸受48aとスラストカラー50aとの
接触によってフロント側への動きが制限され、逆に、軸
受48bとスラストカラー50bとの接触によってリア側への
動きが制限される。
転子43が軸方向に自由に動ける範囲、つまり回転子43の
軸方向の遊びは、ポンプ32の大きさや構成によっても異
なるが、1〜2mm程度であり、通常の運転では回転子
43はその軸方向の遊びの範囲内に位置している。
フロント側の軸受48aとスラストカラー50aとが接触回転
する位置、またはリア側の軸受48bとスラストカラー50b
とが接触回転する位置にあるが、軸受48a,48bが軸方向
に1mm程度摩耗すると、ポンプ32の羽根車58の前面も
しくは後面がケーシング57もしくは軸受箱47bと接触す
る構造となっている。
8bの軸方向摩耗の検出としては、回転子43の軸方向の動
きを±2.5mm程度監視する必要がある。
置検出コイルCf,Crを設置してそれらの軸方向位置検出
コイルCf,Crに発生する電圧の差から回転子43の軸方向
の動きを知ることができる。
路図を示す。
検出部71は、固定子37の両端部に設置された軸方向位置
検出コイルCf,Crを有し、これら軸方向位置検出コイル
Cf,Crが直列に接続されて中間部72が接地されている。
イルCfの端部73は、増幅器74を介して、プラスの直流電
圧に変換する整流・平滑回路75に接続されている。固定
子37のリヤ側の軸方向位置検出コイルCrの端部76は、増
幅器78を介して、マイナスの直流電圧に変換する整流・
平滑回路79に接続されている。これら整流・平滑回路7
5,79は、加算増幅回路80の入力部に接続されている。
Cf,Crに発生する電圧がそれそれプラスとマイナスの直
流電圧に変換されて入力され、それら直流電圧を合成し
てその合成に比例する電圧を出力端子81に出力する。出
力端子81には、加算増幅回路80から出力される電圧に応
じて、回転子43の移動方向および移動位置に対応した軸
方向摩耗の度合を表示する表示器などが接続される。
よび加算増幅回路80などで、軸方向位置検出コイルCf,
Crに発生する電圧の差から回転子43の固定子37に対する
軸方向位置を検出する軸方向位置検出回路82が構成され
ている。
電源電圧に比例して変化する電圧源をバイアス電源とし
て、回転子43が軸方向の基準位置にあるときの軸方向位
置検出回路82における両軸方向位置検出コイルCf,Crの
電圧の差を零に調整する軸方向零点調整回路83が接続さ
れている。この軸方向零点調整回路83は、零点調整のた
めの可変抵抗器84を有し、この可変抵抗器84の一方の端
部85が一方の軸方向位置検出コイルCfのプラスの出力に
接続され、他方の端部86が他方の軸方向位置検出コイル
Crのマイナスの出力に接続され、中間点が加算増幅回路
80の入力に接続されている。
回路80では、固定子37の軸方向両端部に設けられる軸方
向位置検出コイルCf,Crに発生する電圧の差から、回転
子43の軸方向移動に対応する電圧を出力する。
タ33の電源電圧に比例して変化する電圧源をバイアス電
源として、回転子43が軸方向の基準位置にあるときの加
算増幅回路80における両軸方向位置検出コイルCf,Crの
電圧の差を零に調整する。つまり、零点調整は、回転子
43が機械的な中心位置である0mmにあるときの出力端
子81に出力される電圧が0Vとなるように可変抵抗器84
により調整する。
向位置検出コイルCf,Crに発生する電圧を処理したとき
の出力を示すグラフである。
し、縦軸は加算増幅回路80の出力端子81に出力される電
圧を示す。
ではなく、軸方向位置検出コイルCf,Crに発生する電圧
をそれぞれプラスとマイナスの直流電圧に変換して零点
調整用の電圧に利用することにより、キャンドモータ33
の電源電圧が変動して各軸方向位置検出コイルCf,Crの
差電圧が変動すれば零点調整用の電圧も同様に変動する
ために、キャンドモータ33の電源電圧が変動しても軸方
向零点調整回路83による零点調整の機能が損われること
はない。
源電圧をパラメータとして、つまり電源電圧が180
V、200Vおよび220Vのときの加算増幅回路80の
出力を示しているが、軸方向位置が0mmのときのずれ
はほとんど確認されなかった。
て少しずれるのは、キャンドモータ33の電源電圧によっ
て軸方向位置に対する各軸方向位置検出コイルCf,Crの
出力電圧の大きさが変化するためで、すなわちキャンド
モータ33の電源電圧が高くなると曲線の傾きがゆるくな
り、キャンドモータ33の電源電圧が低くなると曲線の傾
きがきつくなることによる。この程度のずれは、許容さ
れる範囲内に止まる。
点調整回路の場合と比べた場合、キャンドモータ33の電
源電圧が変動しても影響を受けず、高精度の軸方向軸受
摩耗検出ができる。
り、キャンドモータ33の電源電圧に比例して変化する電
圧源をバイアス電源として、回転子43が軸方向の基準位
置にあるときの軸方向位置検出回路82における両軸方向
位置検出コイルCf,Crの電圧の差を零に調整するので、
キャンドモータ33の電源電圧が変動しても軸方向零点調
整回路83のバイアス電源も同様に変動し、軸方向零点調
整回路83による零点調整には影響せず、高精度の軸方向
軸受摩耗検出ができる。
発生する電圧を軸方向零点調整回路83のバイアス電源の
プラス電源とし、他方の軸方向位置検出コイルCrに発生
する電圧を軸方向零点調整回路83のバイアス電源のマイ
ナス電源とすることにより、別の電源を用いず、簡単な
回路構成で、高精度の軸方向軸受摩耗検出ができる。
イルCf,Crに発生する電圧を軸方向零点調整回路83のバ
イアス電源としもよく、この場合にも、別の電源を用い
ず、簡単な回路構成で、高精度の軸方向軸受磨耗検出が
できる。
源としては、軸方向位置検出コイルCf,Crに発生する電
圧を用いることに限らず、キャンドモータ33の電源電圧
の変動に連動して電圧が変化する別の電源を用いてもよ
く、この場合でも、高精度の軸方向軸受磨耗検出ができ
る。
軸受摩耗検出装置によれば、軸方向零点調整回路によ
り、キャンドモータの電源電圧に比例して変化する電圧
源をバイアス電源として、回転子が軸方向の基準位置に
あるときの軸方向位置検出回路における両軸方向位置検
出コイルの電圧の差を零に調整するので、キャンドモー
タの電源電圧が変動しても軸方向零点調整回路のバイア
ス電源も同様に変動し、軸方向零点調整回路による零点
調整には影響せず、高精度の軸方向軸受摩耗検出ができ
る。
受摩耗検出装置によれば、請求項1記載のキャンドモー
タの軸方向軸受摩耗検出装置の効果に加えて、少なくと
も一方の軸方向位置検出コイルに発生する電圧を軸方向
零点調整回路のバイアス電源とするので、別の電源を用
いず、簡単な回路構成で、高精度の軸方向軸受磨耗検出
ができる。
受摩耗検出装置によれば、請求項1記載のキャンドモー
タの軸方向軸受摩耗検出装置の効果に加えて、一方の軸
方向位置検出コイルに発生する電圧を軸方向零点調整回
路のバイアス電源のプラス電源とし、他方の軸方向位置
検出コイルに発生する電圧を軸方向零点調整回路のバイ
アス電源のマイナス電源とするので、別の電源を用い
ず、簡単な回路構成で、高精度の軸方向軸受摩耗検出が
できる。
軸方向軸受摩耗検出装置の回路図である。
ドモータポンプの一部を切り欠いた正面図である。
コイルを固定子の1歯部の端部に設置した一部の斜視図
である。
ドモータポンプの概略図である。
出コイルに発生する電圧を処理したときの出力を示すグ
ラフである。
る。
回転子の軸方向位置との関係を示すグラフである。
圧が、キャンドモータの電源電圧が変化した場合にどの
ように変化するかを示すグラフである。
圧を、従来の軸方向零点調整回路を含む軸方向軸受摩耗
検出装置で処理したときの出力を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 固定子および回転子を有するキャンドモ
ータでその固定子の軸方向両端部に設けられる軸方向位
置検出コイルと、 これら軸方向位置検出コイルに発生する電圧の差から回
転子の固定子に対する軸方向位置を検出する軸方向位置
検出回路と、 前記キャンドモータの電源電圧に比例して変化する電圧
源をバイアス電源として、回転子が軸方向の基準位置に
あるときの前記軸方向位置検出回路における両軸方向位
置検出コイルの電圧の差を零に調整する軸方向零点調整
回路とを具備していることを特徴とするキャンドモータ
の軸方向軸受摩耗検出装置。 - 【請求項2】 少なくとも一方の軸方向位置検出コイル
に発生する電圧を軸方向零点調整回路のバイアス電源と
することを特徴とする請求項1記載のキャンドモータの
軸方向軸受摩耗検出装置。 - 【請求項3】 一方の軸方向位置検出コイルに発生する
電圧を軸方向零点調整回路のバイアス電源のプラス電源
とし、他方の軸方向位置検出コイルに発生する電圧を軸
方向零点調整回路のバイアス電源のマイナス電源とする
ことを特徴とする請求項1記載のキャンドモータの軸方
向軸受摩耗検出装置。
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