JP2002051292A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2002051292A
JP2002051292A JP2000236626A JP2000236626A JP2002051292A JP 2002051292 A JP2002051292 A JP 2002051292A JP 2000236626 A JP2000236626 A JP 2000236626A JP 2000236626 A JP2000236626 A JP 2000236626A JP 2002051292 A JP2002051292 A JP 2002051292A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミスショットを撮影記録として別段残すこと
なく、磁気テープを有効利用できるようにするととも
に、ビデオ撮影を効率的に行える磁気記録再生装置をを
提供する。 【解決手段】 被写体を撮像するとともにこの撮像に係
る撮像信号を出力する撮像手段Sと、前記撮像情報を磁
気テープ3に書き込んで記録する記録手段6と、撮像の
撮り直しをするためのリテイク指令を発するリテイク指
令発生手段13と、前記リテイク指令の発令に伴い、前
記磁気テープ3に記録されているテープ位置情報に基づ
いて、前記磁気テープ3を直前の連続した撮像における
書き込み開始位置近くに再度の書き込みを行えるように
強制的に戻すリテイク手段Rとを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラなど
の磁気記録再生装置に関し、詳しくは、被写体を撮像す
るとともにこの撮像に係る撮像信号を出力する撮像手段
と、前記撮像情報を磁気テープに書き込んで記録する記
録手段とを備えた磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ一体型の磁気記録再生装置を用い
て番組制作を行う際に、リポーターの言葉の誤り、カメ
ラワークの失敗等で、明らかに素材として使用できない
ショットを記録した場合に、そのショットの記録開始点
まで磁気テープを巻き戻すときには、従来、テープ巻き
戻しモードで再生画をモニターしながら巻き戻し動作を
行うしかなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの方法では、
記録開始点を過ぎて巻き戻しを行う虞があるとともに、
必要なショットを誤って重ね書きしてしまう虞があっ
た。また、慎重に記録開始点を探そうとすると、巻き戻
しや再生を繰り返すので、時間的に制約があるととも
に、結局は不要なショットを残したまま記録を進めるこ
とになるため、テープを必要以上に使うことになって、
テープ残量が不当に少なくなってしまう、あるいは編集
作業時に不要なショットも含めて編集を行ってしまうた
めに、効率的な編集作業ができなくなるという問題があ
った。
【0004】本発明は前記従来の問題点を解決するもの
あって、ミスショットを撮影記録として別段残すことな
く、磁気テープを有効利用できるようにするとともに、
ビデオ撮影を効率的に行える磁気記録再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、被写体を撮像するとともにこの撮像に係る
撮像信号を出力する撮像手段と、前記撮像情報を磁気テ
ープに書き込んで記録する記録手段と、記録及び再生の
ために前記磁気テープの送り作動及び巻き戻し作動を行
う磁気テープ駆動手段と、撮像の撮り直しをするための
リテイク指令を発するリテイク指令発生手段と、前記リ
テイク指令の発令に伴い、前記磁気テープに記録されて
いるテープ位置情報に基づいて、前記磁気テープを直前
の連続した撮像における書き込み開始位置近くに再度の
書き込みを行えるように強制的に戻すリテイク手段とを
設けているように構成したものである。
【0006】これにより、撮像記録がミスショットであ
る場合、リテイク指令を発令することによって、そのミ
スショットした撮像記録の撮像開始位置近くに自動的に
磁気テープを巻き戻すことができるので、その状態から
再度撮像及び撮像記録が行えることになり、ミスショッ
ト分の撮像情報を磁気テープに残さないで済むようにで
きるとともに、再び撮像を開始するために磁気テープを
巻き戻すことも簡易なものとなり、撮影時や編集時の作
業能率を向上できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る磁気記録
再生装置は、被写体を撮像するとともにこの撮像に係る
撮像信号を出力する撮像手段と、前記撮像情報を磁気テ
ープに書き込んで記録する記録手段と、記録及び再生の
ために前記磁気テープの送り作動及び巻き戻し作動を行
う磁気テープ駆動手段と、撮像の撮り直しをするための
リテイク指令を発するリテイク指令発生手段と、前記リ
テイク指令の発令に伴い、前記磁気テープに記録されて
いるテープ位置情報に基づいて、前記磁気テープを直前
の連続した撮像における書き込み開始位置近くに再度の
書き込みを行えるように強制的に戻すリテイク手段とを
設けているとしたものであり、撮影者が撮り直しをした
いときには、リテイク指令をスイッチング手段等を操作
することによって発令すれば、それによって、その撮り
直ししたい撮像の書き込み開始位置近くに自動的に磁気
テープを戻すことになるから、撮影者がわざわざ撮像情
報の撮像開始位置を確認することなく、磁気テープの戻
し作業を行わなくても良いという作用を有する。
【0008】本発明の請求項2に係る磁気記録再生装置
は、請求項1に記載の磁気記録再生装置において、請求
項1に記載の磁気記録再生装置において、前記リテイク
指令発生手段を、撮像中に前記リテイク指令を発令でき
るように構成するとともに、このリテイク指令に基づい
て、撮像及び磁気テープへの書き込みを停止し、次いで
磁気テープをその撮像における書き込み開始位置近くに
強制的に戻すように構成しているとしたものであり、撮
像中に、その撮像を取り直したいと撮影者が判断したと
きには、リテイク指令をスイッチング手段の操作等によ
って発令することで、撮像を停止し、次いで磁気テープ
を撮像開始位置近くに自動的に戻すことになって、撮り
直しを迅速に行えるという作用を有する。
【0009】本発明の請求項3に係る磁気記録再生装置
は、請求項1に記載の磁気記録再生装置において、前記
リテイク指令発生手段を、撮像の一時停止中に前記リテ
イク指令が発令できるように構成するとともに、このリ
テイク指令に基づいて、磁気テープを一時停止中の撮像
における書き込み開始位置近くに強制的に戻すように構
成しているとしたものであり、撮像を一旦中断させてい
るとき、すなわちポーズ状態にしているときに、撮り直
しをしたいときには、リテイク指令をスイッチング手段
の操作等によって発令することで、その一時停止状態を
解除して、次いで磁気テープを撮像開始位置近くに自動
的に戻すことになって、撮り直しを比較的迅速に行える
という作用を有する。
【0010】本発明の請求項4に係る磁気記録再生装置
は、請求項1に記載の磁気記録再生装置において、前記
リテイク指令発生手段を、撮像の一時停止でない停止中
に前記リテイク指令が発令できるように構成するととも
に、このリテイク指令に基づいて、磁気テープを停止直
前の撮像における書き込み開始位置近くに強制的に戻す
ように構成しているとしたものであり、ひとつのショッ
トを撮像し終えた状態でそのショットを撮り直したいと
きには、リテイク指令をスイッチング手段の操作等によ
って発令することで、その停止状態を解除して、次いで
磁気テープを撮像開始位置近くに自動的に戻すことにな
って、撮り直しを行えるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項5に係る磁気記録再生装置
は、請求項1に記載の磁気記録再生装置において、前記
テープ位置情報は、CTLパルスを計数して得られると
したものであり、撮像の撮り直しをしたいときに、磁気
テープに本来的に記録されるCTLトラックを再生して
得られるCTL信号を波形整形したパルス信号を計数し
て撮像開始位置近くに自動的に磁気テープを戻すという
作用を有する。
【0012】本発明の請求項6に係る磁気記録再生装置
は、請求項1に記載の磁気記録再生装置において、前記
テープ位置情報は、タイムコードデータであるとしたも
のであり、撮像の撮り直しをしたいときに、磁気テープ
に本来的に記録されるタイムコードデータに基づいて撮
像開始位置近くに自動的に磁気テープを戻すという作用
を有する。
【0013】本発明の請求項7に係る磁気記録再生装置
は、請求項1に記載の磁気記録再生装置において、前記
テープ位置情報は、トラックナンバーデータであるとし
たものであり、撮像の撮り直しをしたいときに、トラッ
クナンバーデータに基づいて撮像開始位置近くに自動的
に磁気テープを戻すという作用を有する。
【0014】本発明の請求項8に係る磁気記録再生装置
は、請求項1乃至7のいずれか一つに記載の磁気記録再
生装置において、前記リテイク手段は、前記リテイク指
令に基づく前記磁気テープの戻し位置が、直前の連続し
た撮像における書き込み開始位置近くの手前位置となる
ように構成しているとしたものであり、リテイクを複数
回行った場合にそのリテイクがどの程度行われているか
の確認を再生することによって行えるとともに、書き込
み開始位置よりも先の記録位置に戻らないようになって
いるから、撮り直ししたいショットのさらに前のショッ
トが記録されている部分にまで戻ることによって、その
前のショットの撮像情報の最後部分を不当に消滅させて
しまうという不具合の発生も抑制できるという作用を有
する。
【0015】本発明の請求項9に係る磁気記録再生装置
は、請求項1乃至8のいずれか一つに記載の磁気記録再
生装置において、前記リテイク手段は、前記リテイク指
令に基づいて、直前の連続した撮像における書き込み開
始位置近くへ前記磁気テープを戻すごとに前記磁気テー
プのその撮像開始位置にサブコードとしてリテイク回数
を記録するように構成しているとしたものであり、その
サブコードを読み取ることによって、リテイクを何回行
ったショットなのかがわかるので、リテイク回数による
磁気テープの良不良が判断しやすくなっているという作
用を有する。
【0016】本発明の請求項10に係る磁気記録再生装
置は、請求項9に記載の磁気記録再生装置において、ビ
ューファインダ装置を備えるとともに、前記サブコード
として記録されたリテイク回数を前記ビューファイダ装
置に表示するように構成しているとしたものであり、撮
影者がビューファインダ装置を見ることによって、リテ
イク回数を簡易に判断できるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項11に係る磁気記録再生装
置は、請求項1に記載の磁気記録再生装置において、前
記リテイク指令に基づいて、直前の連続した撮像におけ
る書き込み開始位置近くへ前記磁気テープを戻すことの
リテイク回数情報を、撮像情報が再生されたときの画面
中にスーパーインポーズできるように構成しているとし
たものであり、リテイク回数情報を再生画面上に表示で
きるから、編集時などにリテイク回数の多いショットか
否かの判断ができるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項12に係る磁気記録再生装
置は、請求項1に記載の磁気記録再生装置において、前
記リテイク指令に基づいて、直前の連続した撮像におけ
る書き込み開始位置近くへ前記磁気テープを戻すときの
戻し動作の完了前、又は完了後に再復帰指令が入力され
ると、速やかに早送り動作を開始し、前記磁気テープを
戻し動作開始位置近くに戻すように構成しているとした
ものであり、撮り直ししたいと思って一旦磁気テープを
戻し作動させた場合や巻き戻した後でも、思い直してそ
のショットを残したい、あるいはそのショットを生かし
てそのショットでの撮影を続けたいと思ったときには、
再びその撮像ショットの撮像最後位置近くに戻すことが
できるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項13に係る磁気記録再生装
置は、請求項1に記載の磁気記録再生装置において、ビ
ューファインダ装置を備えるとともに、前記リテイク指
令に基づいて、直前の連続した撮像における書き込み開
始位置近くへ前記磁気テープを戻す時において、前記磁
気テープの巻き取りカウント量に関して残り巻き戻し量
を算出するとともに、戻し位置停止までの間の残り巻き
戻し量を前記ビューファインダ装置に表示するように構
成しているとしたものであり、撮り直しをしたいために
磁気テープを戻す際に、撮影者が磁気テープの戻り具合
をビューファインダ装置を見ることで認識できるいう作
用を有する。
【0020】以下、本発明の一実施の形態であるについ
て図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明の一
実施の形態における図である。
【0021】以下、本発明の一実施の形態であるビデオ
カメラについて図面に基づいて説明する。ここで、図1
は本発明の一実施の形態におけるブロック図である。
【0022】図1に示すように、このビデオカメラは、
被写体を撮像するとともにその撮像されて得られた撮像
情報を出力するレンズユニット1、及び、撮影映像を光
電変換する撮像管あるいは固体撮像素子からなる撮像情
報変換部2で構成される撮像手段Sを設けているととも
に、撮像情報変換部2から出力される撮像情報を入力し
て、記録媒体としての磁気テープ3に記録するための情
報に変換し、その記録等の制御を行う主制御回路4を設
けている。この主制御回路4は、入力された撮像情報を
磁気テープ3に記録し、この磁気テープ3の記録された
撮像情報を再生する回転磁気ヘッド5を記録作動や再生
作動させる記録手段としての記録再生回路6と信号のや
り取りができるように接続されている。
【0023】そして、図1に示すように、磁気テープ3
の長手方向に設けられたCTLトラックにCTL信号を
記録再生するためのCTLヘッド7を設けているととも
に、このCTLヘッド7へ信号を出力するCTL記録回
路8とCTLヘッド7から信号が入力されるCTL再生
回路9とを設けている。CTL記録回路8及びCTL再
生回路9は、それぞれ、記録CTLカウンタ10、再生
CTLカウンタ11を介して前記主制御回路4に接続さ
れている。主制御回路4には、ビデオカメラの外装ケー
スに設けられた記録スタートストップキースイッチ12
からのスタート信号又はストップ信号が入力されるよう
にしている。また、同じく外装ケースに設けられたリテ
イク指令発生手段としてのリテイクスタートキースイッ
チ13からのリテイク指令、つまりリテイク指令信号が
主制御回路4に入力されるようにしている。さらに、主
制御回路4は、図示しないリールモータを駆動するリー
ルモータ駆動回路14と、図示しないキャプスタンモー
タを駆動するキャプスタンモータ駆動回路15とに、そ
れぞれモータ制御信号を出力するモータ制御回路16を
接続している。ここで、リールモータ駆動回路14、リ
ールモータ、キャプスタンモータ駆動回路15、キャプ
スタンモータ、モータ制御回路16は、磁気テープ駆動
回路Mを構成している。そして、主制御回路4には、後
述するようにリテイク作動の制御を行うリテイク手段R
が設けられている。
【0024】主制御回路4は、記録スタートストップキ
ースイッチ12からスタート信号が入力されると、通常
の撮像を行うとともに撮像情報の磁気テープ3への書き
込みを開始する。その書き込みを停止するには、スター
トストップキー12を操作してストップ信号を主制御回
路4に入力させることにより、主制御回路4はリールモ
ータ及びキャプスタンモータを停止させるとともに、各
ヘッドでの記録を停止する。また、ポーズスイッチPを
オン操作することで、撮像の一時停止をできるようにな
っている。そして、撮像途中において、撮像中のショッ
トを撮り直したい場合には、撮影者はリテイクスタート
キースイッチ13をオン操作することになる。これによ
り、スイッチ13からリテイク信号が主制御回路4に入
力されて、この主制御回路4を通常の撮像モードからリ
テイクモードに状態を変更する。このリテイクモードに
なっていると、主制御回路4に備えられているリテイク
手段Rが起動して、一旦リールモータ及びキャプスタン
モータを停止するとともに、次いでCTLパルスを読み
取ってCTLパルスのカウントを行い、そのカウント数
が直前の撮像ショットにおける撮像開始位置におけるC
TLパルスまでのカウント数になったことがカウントア
ップされるとただちに磁気テープの巻き戻しを停止し、
再度の撮像情報の書き込みを開始可能にする。
【0025】図2のフローチャートに従って詳述する
と、撮影モード(ステップS1)であるとき、撮像の開
始に伴い記録CTLカウンタ10をカウント値がゼロと
なるよう初期化し(ステップS2)、次いで、撮像情報
の磁気テープ3への記録に伴い60分の1秒毎にCTL
パルスを磁気テープ3のCTL信号用トラックに記録し
ていくとともに、そのCTLパルスの記録個数を、記録
CTLカウンタ10でカウントする(ステップS3)。
そして、記録スタートストップキースイッチ12が操作
されて撮像情報の書き込みを停止、つまり記録停止する
と、CTLパルスの読み取りを停止する(ステップS
4,ステップS5)。このときの記録CTLカウンタ1
0には、記録開始点から記録停止時までのCTLパルス
の個数が記憶されている。そして、その停止状態でリテ
イクスタートキースイッチ13がオン操作されるとリテ
イクモードとなって(ステップS6)、再生CTLカウ
ンタ11をカウント値がゼロとなるよう初期化し(ステ
ップS7)、次いで、リールモータを駆動させて磁気テ
ープ3の巻き戻しを開始し(ステップS8)、再生CT
Lカウンタでカウントを開始する(ステップS9)。リ
テイク手段Rでは、再生CTLカウンタ11のカウント
値と、記録CTLカウンタ10のカウント値とを常時比
較し、その比較結果、両カウント値が一致したとき(ス
テップS10)に直ちにリールモータを停止し、磁気テ
ープ3の巻き戻しを停止するとともに、再生CTLカウ
ンタのカウントも停止する(ステップS11)。これに
より、先の撮像ショットにおける撮像開始位置にまで、
磁気テープ3を巻き戻して停止することになるので、ミ
スショット分を録画したまま残すことなく、再度撮像を
行って再記録できることになる。
【0026】次に、別の実施の形態について図3に基づ
いて説明する。尚、上記実施の形態と同様の構造につい
ては説明を省略するとともに、同一符号を付す。
【0027】図3に示すように、磁気テープ3における
タイムコードデータを記録再生できるようにするため
に、記録時にタイムコード発生回路20から出力された
タイムコードデータは、記録再生回路6を経て回転磁気
ヘッド5により磁気テープ3の所定の記録トラック位置
に記録される。また、再生時には回転磁気ヘッド5によ
り再生された信号からタイムコードデータを復調するタ
イムコード再生回路19によりタイムコードデータが出
力される。タイムコード再生回路19から出力された再
生タイムコードデータは主制御回路4に入力されるとと
もに、主制御回路4にはリテイク手段Rを設けている。
【0028】リテイク手段Rは、主制御回路4にリテイ
ク指令が入力されると、撮像停止中であればその停止状
態を解除して、次いで磁気テープ3を巻き戻すようにリ
ールモータあるいはキャプスタンモータを駆動して、再
生タイムコードデータを読み取りながら、直前の撮像シ
ョットにおける撮像開始位置のタイムコードデータと一
致すると、リールモータあるいはキャプスタンモータを
停止し、その撮像開始位置から再度撮像情報を記録でき
るようにしている。
【0029】次に、さらに別の実施の形態について図4
に基づいて説明する。尚、上記実施の形態と同様の構造
については説明を省略するとともに、同一符号を付す。
【0030】図4に示すように、磁気テープ3における
トラックナンバーデータを記録再生できるようにするた
めに、記録時にトラックナンバー発生回路23から出力
されたトラックナンバーデータは記録再生回路6を経
て、回転磁気ヘッド5により磁気テープ3の所定の記録
トラック位置に記録される。また再生時には回転磁気ヘ
ッド5により再生された信号からトラックナンバーデー
タを復調するトラックナンバー再生回路22によりトラ
ックナンバーデータが出力される。トラックナンバー再
生回路22から出力されたトラックナンバーデータは主
制御回路4に入力されるとともに、主制御回路4にはリ
テイク手段Rを設けている。撮像開始時の最初のフィー
ルドにおけるトラックナンバーデータを主制御回路4に
記録する。主制御回路4では、リテイク指令が入力され
ると、撮像中であればその停止状態を解除して、次いで
リールモータあるいはキャプスタンモータを駆動して、
磁気テープ3を巻き戻し、その際に、トラックナンバー
データを読み取っていく。そして、直前の撮像ショット
における撮像開始位置のトラックナンバーデータと一致
すると、リールモータあるいはキャプスタンモータを停
止し、その撮像開始位置から再度撮像情報を記録できる
ようにしている。
【0031】尚、リテイク指令の発令は、撮像停止中に
おけるリテイクスタートキースイッチ13のオン操作の
みならず、撮像を一時停止しているときのリテイクスタ
ートキースイッチ13のオン操作、あるいは、撮像中の
リテイクスタートキースイッチ13のオン操作によって
も直前の撮像ショットの撮像開始位置への磁気テープ3
の巻き戻しを行えるようにしても良い。撮像を一時停止
しているときにリテイク指令が発令されたときは、一時
停止状態を解除して、次いで磁気テープ3を一時停止の
撮像ショットにおける撮像開始位置まで巻き戻して停止
する制御を行う。また、撮像中にリテイク指令が発令さ
れたときには、撮像及びその記録を停止した後、ただち
にその撮像中のショットにおける撮像開始位置まで磁気
テープ3を巻き戻して停止する制御を行う。
【0032】上記の実施の形態では、磁気テープの巻き
戻し位置を直前の撮像ショットにおける撮像開始位置と
ほぼ一致するようにしていたが、その撮像開始位置より
5シーンほど手前位置に巻き戻すように構成しても良
い。すなわち、図5(a)に示すように、直前の撮像シ
ョットにおける撮像記録開始位置にまで磁気テープ3を
巻き戻さずに、その撮像記録開始位置近くでその開始位
置の手前で巻き戻しを終了し、再度の撮像記録はその停
止しているところから開始するのである。
【0033】上記の実施の形態では、直前の撮像ショッ
トにおける撮像開始位置にまで磁気テープの巻き戻しを
行って停止するだけのものを示したが、リテイク操作に
伴って、直前の撮像ショットにおける撮像記録開始位置
に巻き戻す毎にそのリテイク回数を磁気テープにおける
再撮像開始位置にサブコード領域のデータの一部として
別途記録しても良い。
【0034】そして、本発明に係るビデオカメラであっ
て、ビューファインダ装置Vを備えるものに、サブコー
ド領域のデータの一部として記録されたリテイク回数を
このビューファインダ装置Vに撮像情報のみならず表示
するための表示制御手段を前記主制御回路に備えてい
る。なお、このリテイク回数の表示は、撮像開始時間近
くで短時間、例えば10秒程度継続して行うようにして
いる。この表示によって、撮影者はリテイク回数を簡易
に知ることができるので、便利である。
【0035】また、上記のことに関連して、磁気テープ
を再生したときにおいても、リテイク回数がモニターの
画面上に表示できるように、そのリテイク回数を画面に
スーパーインポーズするためのリテイク回数表示手段を
ビデオカメラに備えさせても良い。尚、このリテイク回
数表示手段は、リテイク回数のみならず、例えば撮像記
録されたもののタイトル等もリテイク回数と共に表示で
きる機能を備えるものでも良い。
【0036】また、リテイク指令によって磁気テープ3
を巻き戻している途中にリテイクすることを止めて、元
の撮像の最終記録位置へ再度戻すための自動復帰手段を
設けても良い。詳述すると、自動復帰手段は、割り込み
用操作スイッチをビデオカメラの外装ケースに設けてい
るとともに、この割り込み用操作スイッチを、リテイク
による磁気テープの巻き戻し中もしくは巻き戻し完了後
にオン操作をすれば、そのオン操作による再復帰指令信
号が主制御回路4に入力され、それによって、リテイク
手段Rは、図5(b)に示すように、巻き戻し中の場合
磁気テープの巻き戻し作動を停止させ、次いで早送り状
態に切り換えて、リテイクを開始した位置まで磁気テー
プを早送りして停止するように構成される。
【0037】次に、ビューファインダ装置を備えたビデ
オカメラにおいて、磁気テープのカウント量を機械的に
カウントするカウンタを設けているとともに、このカウ
ンタのカウント値に基づいて、リテイクする際の磁気テ
ープの残り戻り量をビューファインダ装置Vに表示でき
るようにしても良い。このように残り戻り量を表示する
ことによって、撮影者の待機時間における退屈さを解消
できるとともに、撮像内容の評価や反省等も行える。
【0038】尚、リテイク指令発生手段として、上記実
施の形態では、リテイクスタートキースイッチを備える
ものを示したが、キースイッチに替えて、押しボタンス
イッチやトグルスイッチで構成しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、撮像に
失敗があったときには、その失敗した撮像情報を磁気テ
ープに不必要に残すことなく、再度録画することができ
るので、磁気テープを有効に使うことができる。さら
に、リテイク指令を発令するように、スイッチ等の操作
を行うだけの簡易な操作で自動的に磁気テープを直前の
撮像ショットの撮像開始位置近くに巻き戻して停止させ
ることができるので、効率良く撮像を行うことができる
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるブロック図
【図2】本発明の一実施の形態におけるフローチャート
【図3】本発明の別の実施の形態におけるブロック図
【図4】本発明のさらに別の実施の形態におけるブロッ
ク図
【図5】リテイクに伴う磁気テープの戻し位置等を示す
説明図
【符号の説明】
3 磁気テープ 6 記録手段 13 リテイク指令発生手段 M 磁気テープ駆動手段 R リテイク手段 S 撮像手段 V ビューファインダ装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像するとともにこの撮像に係
    る撮像信号を出力する撮像手段と、前記撮像情報を磁気
    テープに書き込んで記録する記録手段と、記録及び再生
    のために前記磁気テープの送り作動及び巻き戻し作動を
    行う磁気テープ駆動手段と、撮像の撮り直しをするため
    のリテイク指令を発するリテイク指令発生手段と、前記
    リテイク指令の発令に伴い、前記磁気テープに記録され
    ているテープ位置情報に基づいて、前記磁気テープを直
    前の連続した撮像における書き込み開始位置近くに再度
    の書き込みを行えるように強制的に戻すリテイク手段と
    を設けていることを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気記録再生装置にお
    いて、前記リテイク指令発生手段を、撮像中に前記リテ
    イク指令を発令できるように構成するとともに、このリ
    テイク指令に基づいて、撮像及び磁気テープへの書き込
    みを停止し、次いで磁気テープをその撮像における書き
    込み開始位置近くに強制的に戻すように構成しているこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の磁気記録再生装置にお
    いて、前記リテイク指令発生手段を、撮像の一時停止中
    に前記リテイク指令が発令できるように構成するととも
    に、このリテイク指令に基づいて、磁気テープを一時停
    止中の撮像における書き込み開始位置近くに強制的に戻
    すように構成していることを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の磁気記録再生装置にお
    いて、前記リテイク指令発生手段を、撮像の一時停止で
    ない停止中に前記リテイク指令が発令できるように構成
    するとともに、このリテイク指令に基づいて、磁気テー
    プを停止直前の撮像における書き込み開始位置近くに強
    制的に戻すように構成していることを特徴とする磁気記
    録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の磁気記録再生装置にお
    いて、前記テープ位置情報は、CTLパルスを計数して
    得られることを特徴とする磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の磁気記録再生装置にお
    いて、前記テープ位置情報は、タイムコードデータであ
    ることを特徴とする磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の磁気記録再生装置にお
    いて、前記テープ位置情報は、トラックナンバーデータ
    であることを特徴とする磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一つに記載の
    磁気記録再生装置において、前記リテイク手段は、前記
    リテイク指令に基づく前記磁気テープの戻し位置が、直
    前の連続した撮像における書き込み開始位置近くの手前
    位置となるように構成していることを特徴とする磁気記
    録再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一つに記載の
    磁気記録再生装置において、前記リテイク手段は、前記
    リテイク指令に基づいて、直前の連続した撮像における
    書き込み開始位置近くへ前記磁気テープを戻すごとに前
    記磁気テープのその撮像開始位置にサブコードとしてリ
    テイク回数を記録するように構成していることを特徴と
    する磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の磁気記録再生装置に
    おいて、ビューファインダ装置を備えるとともに、前記
    サブコードとして記録されたリテイク回数を前記ビュー
    ファイダ装置に表示するように構成していることを特徴
    とする磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の磁気記録再生装置に
    おいて、前記リテイク指令に基づいて、直前の連続した
    撮像における書き込み開始位置近くへ前記磁気テープを
    戻すことのリテイク回数情報を、撮像情報が再生された
    ときの画面中にスーパーインポーズできるように構成し
    ていることを特徴とする磁気記録再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の磁気記録再生装置に
    おいて、前記リテイク指令に基づいて、直前の連続した
    撮像における書き込み開始位置近くへ前記磁気テープを
    戻すときの戻し動作の完了前、又は完了後に再復帰指令
    が入力されると、速やかに早送り動作を開始し、前記磁
    気テープを戻し動作開始位置近くに戻すように構成して
    いることを特徴とする磁気記録再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の磁気記録再生装置に
    おいて、ビューファインダ装置を備えるとともに、前記
    リテイク指令に基づいて、直前の連続した撮像における
    書き込み開始位置近くへ前記磁気テープを戻す時におい
    て、前記磁気テープの巻き取りカウント量に関して残り
    巻き戻し量を算出するとともに、戻し位置停止までの間
    の残り巻き戻し量を前記ビューファインダ装置に表示す
    るように構成していることを特徴とする磁気記録再生装
    置。
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