JP2002048569A - ナビゲーションシステム - Google Patents
ナビゲーションシステムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 既存のＧＰＳ機能又はＰＨＳ機能を備えたナ
ビゲーションシステムにおいて、立体的建物の中に入っ
た場合にその建物の何階にいるかを判断して表示するこ
とが可能なナビゲーションシステムを提供する。 【解決手段】 移動体通信機を有するナビゲーション装
置１００と、ナビゲーション装置に電波信号を送信する
基地局１８〜２０とから成り、ナビゲーション装置の位
置検出を基地局からの信号を受信して行い、その周りの
地図をディスプレイ１７上に表示するナビゲーションシ
ステムにおいて、到達範囲が限定された信号を発信する
信号発信装置２５を立体的建物の各階層に設置し、ナビ
ゲーション装置は、信号を受信する受信手段６〜９と、
信号を検出するとディスプレイ上に表示されている建物
に入る前の地図を、信号発信装置の周りの地図に切り替
えてどの階層にいるかを検出してその階層の地図を表示
し、且つ地図上に表示する切替表示手段１１〜１３とを
備えた構成としたものである。
ビゲーションシステムにおいて、立体的建物の中に入っ
た場合にその建物の何階にいるかを判断して表示するこ
とが可能なナビゲーションシステムを提供する。 【解決手段】 移動体通信機を有するナビゲーション装
置１００と、ナビゲーション装置に電波信号を送信する
基地局１８〜２０とから成り、ナビゲーション装置の位
置検出を基地局からの信号を受信して行い、その周りの
地図をディスプレイ１７上に表示するナビゲーションシ
ステムにおいて、到達範囲が限定された信号を発信する
信号発信装置２５を立体的建物の各階層に設置し、ナビ
ゲーション装置は、信号を受信する受信手段６〜９と、
信号を検出するとディスプレイ上に表示されている建物
に入る前の地図を、信号発信装置の周りの地図に切り替
えてどの階層にいるかを検出してその階層の地図を表示
し、且つ地図上に表示する切替表示手段１１〜１３とを
備えた構成としたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーションシ
ステムに関し、特に経路誘導システム等におけるナビゲ
ーションシステムに関する。
ステムに関し、特に経路誘導システム等におけるナビゲ
ーションシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のナビゲーションシステムは、自分
の現在位置を確認する場合人工衛星を用いたＧＰＳ（Gl
obal Positioning System：全世界的側位システム）
や、ＰＨＳ（Personal handyphon System）とその基地
局とを用いて自分が現在地図（緯度、経度）上のどの位
置にいるかを表示装置上に表示するようにしていた。
の現在位置を確認する場合人工衛星を用いたＧＰＳ（Gl
obal Positioning System：全世界的側位システム）
や、ＰＨＳ（Personal handyphon System）とその基地
局とを用いて自分が現在地図（緯度、経度）上のどの位
置にいるかを表示装置上に表示するようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のＧＰＳナビゲーションシステムにおいては、緯度、
経度から、また、ＰＨＳナビゲーションシステムにおい
ては、複数の基地局からの電波の受信レベルの大きさか
ら地図上の１点を求めて表示するようにしているために
ＰＨＳ等のナビゲーション装置を所持している人が複数
階建ての建物（以下、「立体的建物」という）の中に入
った場合その建物のどの階にいるのかまでを判断するこ
とができず、従って、地図上に表される図は、何階にい
るのか判らないため、ディスプレイ上の地図も同じもの
を表示していた。
来のＧＰＳナビゲーションシステムにおいては、緯度、
経度から、また、ＰＨＳナビゲーションシステムにおい
ては、複数の基地局からの電波の受信レベルの大きさか
ら地図上の１点を求めて表示するようにしているために
ＰＨＳ等のナビゲーション装置を所持している人が複数
階建ての建物（以下、「立体的建物」という）の中に入
った場合その建物のどの階にいるのかまでを判断するこ
とができず、従って、地図上に表される図は、何階にい
るのか判らないため、ディスプレイ上の地図も同じもの
を表示していた。
【０００４】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、既存のＧＰＳ機能又はＰＨＳ機能を備えたナビゲー
ションシステムにおいて、立体的建物の中に入った場合
にその建物の何階にいるかを判断して表示することが可
能なナビゲーションシステム及び表示方法を提供するこ
とを目的とする。
で、既存のＧＰＳ機能又はＰＨＳ機能を備えたナビゲー
ションシステムにおいて、立体的建物の中に入った場合
にその建物の何階にいるかを判断して表示することが可
能なナビゲーションシステム及び表示方法を提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１に係わるナビゲーションシステム
は、移動体通信機を具備したナビゲーション装置と、前
記ナビゲーション装置に電波信号を送信する基地局とか
ら成り、前記ナビゲーション装置の位置検出を前記基地
局からの信号を受信することにより行い、その周りの地
図をディスプレイ上に表示するナビゲーションシステム
において、到達範囲が限定された信号を発信する信号発
信装置を立体的建物の各階層に設置すると共に、前記ナ
ビゲーション装置は、前記信号を受信する受信手段と、
前記信号を検出すると前記ディスプレイ上に表示されて
いる前記ナビゲーション装置が前記建物に入る前の地図
を、前記信号発信装置の周りの地図に切り替えて前記建
物のどの階層にいるかを検出してその階層の地図を表示
し、且つ当該ナビゲーション装置の位置を前記地図上に
表示する切替表示手段とを備えたことを特徴とする。
に、本発明の請求項１に係わるナビゲーションシステム
は、移動体通信機を具備したナビゲーション装置と、前
記ナビゲーション装置に電波信号を送信する基地局とか
ら成り、前記ナビゲーション装置の位置検出を前記基地
局からの信号を受信することにより行い、その周りの地
図をディスプレイ上に表示するナビゲーションシステム
において、到達範囲が限定された信号を発信する信号発
信装置を立体的建物の各階層に設置すると共に、前記ナ
ビゲーション装置は、前記信号を受信する受信手段と、
前記信号を検出すると前記ディスプレイ上に表示されて
いる前記ナビゲーション装置が前記建物に入る前の地図
を、前記信号発信装置の周りの地図に切り替えて前記建
物のどの階層にいるかを検出してその階層の地図を表示
し、且つ当該ナビゲーション装置の位置を前記地図上に
表示する切替表示手段とを備えたことを特徴とする。
【０００６】請求項２に係わるナビゲーションシステム
は、請求項１に係わるナビゲーションシステムにおい
て、前記切替表示手段は、前記ナビゲーション装置が前
記建物から外に出たときには、前記信号発信装置から受
信した信号を元に前記ディスプレイ上に表示していた地
図を、前記基地局から受信した電波信号を元にした地図
に切り替えることを特徴とする。
は、請求項１に係わるナビゲーションシステムにおい
て、前記切替表示手段は、前記ナビゲーション装置が前
記建物から外に出たときには、前記信号発信装置から受
信した信号を元に前記ディスプレイ上に表示していた地
図を、前記基地局から受信した電波信号を元にした地図
に切り替えることを特徴とする。
【０００７】請求項３に係わるナビゲーションシステム
は、請求項１又は２に係わるナビゲーションシステムに
おいて、前記信号発信装置は、無線発信装置であること
を特徴とする。
は、請求項１又は２に係わるナビゲーションシステムに
おいて、前記信号発信装置は、無線発信装置であること
を特徴とする。
【０００８】請求項４に係わるナビゲーションシステム
は、請求項１又は２に係わるナビゲーションシステムに
おいて、前記信号発信装置は、赤外線発信装置であるこ
とを特徴とする。
は、請求項１又は２に係わるナビゲーションシステムに
おいて、前記信号発信装置は、赤外線発信装置であるこ
とを特徴とする。
【０００９】請求項５に係わるナビゲーションシステム
は、請求項１乃至４に係わるナビゲーションシステムに
おいて、前記信号発信装置から発信される信号の到達距
離は数メートルであることを特徴とする。
は、請求項１乃至４に係わるナビゲーションシステムに
おいて、前記信号発信装置から発信される信号の到達距
離は数メートルであることを特徴とする。
【００１０】請求項６に係わる表示方法は、移動体通信
機を具備したナビゲーション装置に基地局から電波信号
を送信し、前記ナビゲーション装置の位置検出を前記基
地局からの信号を受信することにより行い、その周りの
地図をディスプレイ上に表示する表示方法において、信
号発信装置により立体的建物の各階層から到達範囲が限
定された信号を発信させると共に、前記ナビゲーション
装置は、前記信号を検出すると前記ディスプレイ上に表
示されている前記ナビゲーション装置が前記建物に入る
前の地図を、前記信号発信装置の周りの地図に切り替え
て前記建物のどの階層にいるかを検出してその階層の地
図を表示し、且つ当該ナビゲーション装置の位置を前記
地図上に表示することを特徴とする。
機を具備したナビゲーション装置に基地局から電波信号
を送信し、前記ナビゲーション装置の位置検出を前記基
地局からの信号を受信することにより行い、その周りの
地図をディスプレイ上に表示する表示方法において、信
号発信装置により立体的建物の各階層から到達範囲が限
定された信号を発信させると共に、前記ナビゲーション
装置は、前記信号を検出すると前記ディスプレイ上に表
示されている前記ナビゲーション装置が前記建物に入る
前の地図を、前記信号発信装置の周りの地図に切り替え
て前記建物のどの階層にいるかを検出してその階層の地
図を表示し、且つ当該ナビゲーション装置の位置を前記
地図上に表示することを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【００１２】（第１の実施の形態）図１は、本発明に係
わるナビゲーションシステムに使用するナビゲーション
装置の概略図、図２は、図１に示すナビゲーション装置
のブロック図である。
わるナビゲーションシステムに使用するナビゲーション
装置の概略図、図２は、図１に示すナビゲーション装置
のブロック図である。
【００１３】図１及び図２に示すように移動体通信機と
してのナビゲーション装置１００は、例えば、ＰＨＳで
ＰＨＳ用アンテナ１と、ＲＦ(Radio Frequency）部２
と、復調部３と、変調部４と、音声／データ処理部５
と、電波強度の弱い電波用アンテナ６と、その電波のＲ
Ｆ(Radio Frequency）部７と、復調部８と、データ処理
部９と、内部データバス１０と、装置全体を制御するＣ
ＰＵ（Central ProcessingUnit）１１と、各種の制御プ
ログラムや多数の地図情報を格納しているＲＯＭ（Read
Only Memory）１２と、ＲＯＭ１２から読み出された制
御プログラムや演算結果等のデータを一時格納するＲＡ
Ｍ（Randam Access Memory）１３と、キーボードコント
ローラ１４と、ディスプレイコントローラ１６と、ディ
スプレイ（表示装置）１７等から構成されている。
してのナビゲーション装置１００は、例えば、ＰＨＳで
ＰＨＳ用アンテナ１と、ＲＦ(Radio Frequency）部２
と、復調部３と、変調部４と、音声／データ処理部５
と、電波強度の弱い電波用アンテナ６と、その電波のＲ
Ｆ(Radio Frequency）部７と、復調部８と、データ処理
部９と、内部データバス１０と、装置全体を制御するＣ
ＰＵ（Central ProcessingUnit）１１と、各種の制御プ
ログラムや多数の地図情報を格納しているＲＯＭ（Read
Only Memory）１２と、ＲＯＭ１２から読み出された制
御プログラムや演算結果等のデータを一時格納するＲＡ
Ｍ（Randam Access Memory）１３と、キーボードコント
ローラ１４と、ディスプレイコントローラ１６と、ディ
スプレイ（表示装置）１７等から構成されている。
【００１４】図３は、３つのＰＨＳ無線基地局１８、１
９、２０と、これらの３つのＰＨＳ無線基地局１８〜２
０の電波到達範囲内にナビゲーション装置１００を携帯
している人がいる場合を示す図である。
９、２０と、これらの３つのＰＨＳ無線基地局１８〜２
０の電波到達範囲内にナビゲーション装置１００を携帯
している人がいる場合を示す図である。
【００１５】ナビゲーション装置１００は、ＰＨＳ無線
基地局１８〜２０から送信される、その基地局固有の識
別番号又は位置情報を含んだ報知信号をＰＨＳ用アンテ
ナ１で受信し、ＲＦ部２、復調部３を介して音声／デー
タ処理部５にて受信信号の検出レベルの大きさを測定
し、内部データバス１０を介してそのデータをＣＰＵ１
１の内部にあるＲＡＭに送られる。ＣＰＵ１１は、前記
３つの無線基地局１８〜２０から受信した信号のレベル
の大きさを比較し、その比較された値と無線基地局１８
〜２０から送信された各無線基地局自体の位置情報とＲ
ＯＭ１２の中に予め格納されている地図情報とを合わせ
ることにより、自身の位置を求め、その求めた位置に一
致したＲＯＭ１２の地図をディスプレイ１７に表示す
る。同時にナビゲーション装置１００は、自身の位置を
前記表示したその地図上に表示する。
基地局１８〜２０から送信される、その基地局固有の識
別番号又は位置情報を含んだ報知信号をＰＨＳ用アンテ
ナ１で受信し、ＲＦ部２、復調部３を介して音声／デー
タ処理部５にて受信信号の検出レベルの大きさを測定
し、内部データバス１０を介してそのデータをＣＰＵ１
１の内部にあるＲＡＭに送られる。ＣＰＵ１１は、前記
３つの無線基地局１８〜２０から受信した信号のレベル
の大きさを比較し、その比較された値と無線基地局１８
〜２０から送信された各無線基地局自体の位置情報とＲ
ＯＭ１２の中に予め格納されている地図情報とを合わせ
ることにより、自身の位置を求め、その求めた位置に一
致したＲＯＭ１２の地図をディスプレイ１７に表示す
る。同時にナビゲーション装置１００は、自身の位置を
前記表示したその地図上に表示する。
【００１６】尚、受信信号のレベルは、ＰＨＳ無線機基
地局１８〜２０に近い程大きく、距離が離れる程小さく
なるということを元に、３カ所の無線基地局１８〜２０
から夫々受信する電波信号の信号レベルからナビゲーシ
ョン装置１００を携帯している人の位置が検出される。
地局１８〜２０に近い程大きく、距離が離れる程小さく
なるということを元に、３カ所の無線基地局１８〜２０
から夫々受信する電波信号の信号レベルからナビゲーシ
ョン装置１００を携帯している人の位置が検出される。
【００１７】図４は、複数階例えば、５階建ての建物を
横から透視した図である。図において１階（１Ｆ）に
は、この建物への出入り口２１、２２が設けられてお
り、１階から５階（５Ｆ）の各階にはエレベータ２３、
エスカレータ（又は、階段）２４が設けられている。信
号発信装置としての電波発信装置２５は、前記建物の出
入り口２１、２２、１階〜５階の各階のエレベータ２３
の乗降口、及び１階〜５階の各階のエスカレータ（又
は、階段）２４の乗降位置の夫々設置されている。各階
の電波発信装置２５は、夫々予め決められた自身の位置
（階）情報のデータを発信するように設定されている。
各階の電波発信装置２５は、電波の到達範囲が数メート
ル程度の狭い範囲とされており、また、各階に沿って水
平方向に指向性を持たせることによって各階のみを有効
に区別させることが可能とされている。
横から透視した図である。図において１階（１Ｆ）に
は、この建物への出入り口２１、２２が設けられてお
り、１階から５階（５Ｆ）の各階にはエレベータ２３、
エスカレータ（又は、階段）２４が設けられている。信
号発信装置としての電波発信装置２５は、前記建物の出
入り口２１、２２、１階〜５階の各階のエレベータ２３
の乗降口、及び１階〜５階の各階のエスカレータ（又
は、階段）２４の乗降位置の夫々設置されている。各階
の電波発信装置２５は、夫々予め決められた自身の位置
（階）情報のデータを発信するように設定されている。
各階の電波発信装置２５は、電波の到達範囲が数メート
ル程度の狭い範囲とされており、また、各階に沿って水
平方向に指向性を持たせることによって各階のみを有効
に区別させることが可能とされている。
【００１８】ナビゲーション装置１００を携帯している
人が電波発信装置２５の近くを通過すると、ナビゲーシ
ョン装置１００は、前記電波発信装置２５からの電波信
号をアンテナ６で受信し、ＲＦ部７、復調部８、データ
処理部９、内部バス１０を介してＣＰＵ１１の中にある
ＲＡＭに格納される。
人が電波発信装置２５の近くを通過すると、ナビゲーシ
ョン装置１００は、前記電波発信装置２５からの電波信
号をアンテナ６で受信し、ＲＦ部７、復調部８、データ
処理部９、内部バス１０を介してＣＰＵ１１の中にある
ＲＡＭに格納される。
【００１９】ＣＰＵ１１は、このアンテナ６からの電波
信号を受信することによって、その受信した電波を発信
する建物の中に入ったことを検出し、その受信した電波
信号のデータから位置情報を読み取り、ＲＯＭ１２の中
に格納されている地図情報と合わせることにより当該Ｒ
ＯＭ１２から前記データに合った地図を確認すると、そ
れまでＰＨＳ用アンテナ１から受信していた無線基地局
１８〜２０からの電波信号を元にＲＯＭ１２からの地図
をディスプレイ１７上に表示していたものを、アンテナ
６から受信した電波信号のデータを元にＲＯＭ１２から
得た地図に切り替え、ディスプレイ１７上に表示する。
信号を受信することによって、その受信した電波を発信
する建物の中に入ったことを検出し、その受信した電波
信号のデータから位置情報を読み取り、ＲＯＭ１２の中
に格納されている地図情報と合わせることにより当該Ｒ
ＯＭ１２から前記データに合った地図を確認すると、そ
れまでＰＨＳ用アンテナ１から受信していた無線基地局
１８〜２０からの電波信号を元にＲＯＭ１２からの地図
をディスプレイ１７上に表示していたものを、アンテナ
６から受信した電波信号のデータを元にＲＯＭ１２から
得た地図に切り替え、ディスプレイ１７上に表示する。
【００２０】ナビゲーション装置１００を携帯している
人の位置は、当該ナビゲーション装置１００がＰＨＳ用
アンテナ１から受信した電波信号を元に建物に入る前と
同じように位置を検出しているので、その情報を元に電
波信号装置２５から受信したデータと合わせた位置を検
出することによって、ナビゲーション装置１００のディ
スプレイ１７上に表示する。
人の位置は、当該ナビゲーション装置１００がＰＨＳ用
アンテナ１から受信した電波信号を元に建物に入る前と
同じように位置を検出しているので、その情報を元に電
波信号装置２５から受信したデータと合わせた位置を検
出することによって、ナビゲーション装置１００のディ
スプレイ１７上に表示する。
【００２１】図５は、図４の建物のある階の地図（見取
り図）を示し、図５（ａ）は、１階の地図（見取り図）
を、図５（ｂ）は、２階の地図（見取り図）を示す。
り図）を示し、図５（ａ）は、１階の地図（見取り図）
を、図５（ｂ）は、２階の地図（見取り図）を示す。
【００２２】ナビゲーション装置１００を携帯している
人が、図４の建物の中に入り、１階の入り口２１又は２
２に設置されている１階用の電波発信装置２５からの電
波を受信すると、前述したようにディスプレイ１７上に
表示していた今までの地図を当該建物の中の地図（見取
り図）に切り替える。このナビゲーション装置１００を
携帯している人がエレベータ２３又はエスカレータ（又
は、階段）２４により２階に移動した場合、２階のエレ
ベータ２３の乗降口又はエスカレータ（又は、階段）２
４の降り口付近に設置されている２階用の電波発信装置
２５からの電波を受信すると、図５（ａ）の１階の地図
（見取り図）を図５（ｂ）に示す２階の地図（見取り
図）に切り替え、ディスプレイ１７上に表示する。他の
３、４、５階の地図（見取り図）については、記述して
いないが、上述した１階、２階の場合と同様である。
人が、図４の建物の中に入り、１階の入り口２１又は２
２に設置されている１階用の電波発信装置２５からの電
波を受信すると、前述したようにディスプレイ１７上に
表示していた今までの地図を当該建物の中の地図（見取
り図）に切り替える。このナビゲーション装置１００を
携帯している人がエレベータ２３又はエスカレータ（又
は、階段）２４により２階に移動した場合、２階のエレ
ベータ２３の乗降口又はエスカレータ（又は、階段）２
４の降り口付近に設置されている２階用の電波発信装置
２５からの電波を受信すると、図５（ａ）の１階の地図
（見取り図）を図５（ｂ）に示す２階の地図（見取り
図）に切り替え、ディスプレイ１７上に表示する。他の
３、４、５階の地図（見取り図）については、記述して
いないが、上述した１階、２階の場合と同様である。
【００２３】また、ナビゲーション装置１００を携帯し
ている人が図４に示す建物の中から外に出た場合は、当
該建物の出入り口２１又は２２の付近に設置されている
１階用の電波発信装置２５からの電波信号を受信した後
に建物の外に出ることになるので、出入り口２１又は２
２付近の電波発信装置２５からの電波信号を受信し、且
つＰＨＳ用アンテナ１から受信したデータから検出した
位置情報が前記建物の外と確認できた場合は、ディスプ
レイ１７上に表示されている１階の地図（見取り図）か
らその建物を含めたその周りの地図に切り替えて表示す
る。
ている人が図４に示す建物の中から外に出た場合は、当
該建物の出入り口２１又は２２の付近に設置されている
１階用の電波発信装置２５からの電波信号を受信した後
に建物の外に出ることになるので、出入り口２１又は２
２付近の電波発信装置２５からの電波信号を受信し、且
つＰＨＳ用アンテナ１から受信したデータから検出した
位置情報が前記建物の外と確認できた場合は、ディスプ
レイ１７上に表示されている１階の地図（見取り図）か
らその建物を含めたその周りの地図に切り替えて表示す
る。
【００２４】上記実施例では、電波信号が数メートルし
か届かない電波信号発信装置２５を建物の出入り口２
１、２２や、エレベータ２３、エスカレータ（又は、階
段）２４の乗降位置等の各階への替わる位置にしか設置
していないが、建物のどの位置においても電波信号が受
信できるように電波信号発信装置２５を設置すれば、ナ
ビゲーション装置１００は、建物の中に入る場合は常に
その電波信号を受信しているため、一旦建物の外に出た
場合にはその電波信号を受信できなくなった時点で、建
物の外に出た、と認識することができる。
か届かない電波信号発信装置２５を建物の出入り口２
１、２２や、エレベータ２３、エスカレータ（又は、階
段）２４の乗降位置等の各階への替わる位置にしか設置
していないが、建物のどの位置においても電波信号が受
信できるように電波信号発信装置２５を設置すれば、ナ
ビゲーション装置１００は、建物の中に入る場合は常に
その電波信号を受信しているため、一旦建物の外に出た
場合にはその電波信号を受信できなくなった時点で、建
物の外に出た、と認識することができる。
【００２５】また、上記実施例では、数メートルしか到
達しない電波信号を用いた場合について記述したが、電
波の替わりに赤外線通信を用いることも可能である。そ
の場合は、電波発信装置２５を赤外線発信装置に置き換
え、電波信号を受信するアンテナ６、ＲＦ部７、復調部
８の替わりに赤外線受信部を設けて、赤外線信号を受信
することにより、ディスプレイ１７上に表示する地図
を、ＰＨＳアンテナ１から受信していたデータを元に表
示していた地図から前記赤外線を受信したデータを元に
した建物の各階の地図（見取り図）に切り替える。ま
た、建物を出た場合は、ＰＨＳアンテナ１から受信した
データを元にした地図に戻して表示する。
達しない電波信号を用いた場合について記述したが、電
波の替わりに赤外線通信を用いることも可能である。そ
の場合は、電波発信装置２５を赤外線発信装置に置き換
え、電波信号を受信するアンテナ６、ＲＦ部７、復調部
８の替わりに赤外線受信部を設けて、赤外線信号を受信
することにより、ディスプレイ１７上に表示する地図
を、ＰＨＳアンテナ１から受信していたデータを元に表
示していた地図から前記赤外線を受信したデータを元に
した建物の各階の地図（見取り図）に切り替える。ま
た、建物を出た場合は、ＰＨＳアンテナ１から受信した
データを元にした地図に戻して表示する。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１及び６の
発明によれば、建物の中の各階に信号発信装置を配置す
ることにより、前記建物の中の各階のどの階にいるかの
位置検出と、前記建物の各階の見取り図を表示すること
が可能なナビゲーションシステムを構築することが可能
となり、ナビゲーション装置を所持している人が複数階
建ての建物の中に入った場合その建物のどの階にいるの
かを容易に判断してディスプレイ上に表示することがで
きる。
発明によれば、建物の中の各階に信号発信装置を配置す
ることにより、前記建物の中の各階のどの階にいるかの
位置検出と、前記建物の各階の見取り図を表示すること
が可能なナビゲーションシステムを構築することが可能
となり、ナビゲーション装置を所持している人が複数階
建ての建物の中に入った場合その建物のどの階にいるの
かを容易に判断してディスプレイ上に表示することがで
きる。
【００２７】請求項２の発明によれば、信号の到達距離
が限定された信号発信装置を備えた建物の中に入ると基
地局から受信した電波信号を元に表示していた地図から
信号到達距離が限定された信号を元にした地図を表示す
ると共に、その建物から出るときは前記信号到達距離が
限定された信号を元に表示していた地図から前記基地局
から受信した電波信号を元にした地図を表示することが
できる。
が限定された信号発信装置を備えた建物の中に入ると基
地局から受信した電波信号を元に表示していた地図から
信号到達距離が限定された信号を元にした地図を表示す
ると共に、その建物から出るときは前記信号到達距離が
限定された信号を元に表示していた地図から前記基地局
から受信した電波信号を元にした地図を表示することが
できる。
【００２８】請求項３の発明では、信号発信装置を無線
発信装置とすることで、既存のＧＰＳ機能又はＰＨＳ機
能を備えたナビゲーションシステムに容易に加えること
ができる。
発信装置とすることで、既存のＧＰＳ機能又はＰＨＳ機
能を備えたナビゲーションシステムに容易に加えること
ができる。
【００２９】請求項４の発明では、信号発信装置を赤外
線発信装置とすることで、指向性を高めることができる
と共に各階毎の信号の混信を防止することができ、各階
を正確に判別することが可能となる。
線発信装置とすることで、指向性を高めることができる
と共に各階毎の信号の混信を防止することができ、各階
を正確に判別することが可能となる。
【００３０】請求項５の発明では、信号発信装置から発
信される信号の到達距離を数メートルとすることで、各
階の信号の混信を防止することが可能となり、各階を正
確に判別することが可能となる。
信される信号の到達距離を数メートルとすることで、各
階の信号の混信を防止することが可能となり、各階を正
確に判別することが可能となる。
【図１】本発明に係わるナビゲーションシステムに使用
するナビゲーション装置の概略図である。
するナビゲーション装置の概略図である。
【図２】図１に示すナビゲーション装置のブロック図で
ある。
ある。
【図３】３つのＰＨＳ無線基地局と、これらの３つのＰ
ＨＳ無線基地局の電波到達範囲内にナビゲーション装置
を携帯している人がいる場合を示す図である。
ＨＳ無線基地局の電波到達範囲内にナビゲーション装置
を携帯している人がいる場合を示す図である。
【図４】複数階例えば、５階建ての建物を横から透視し
た図である。
た図である。
【図５】図４の建物のある階の地図（見取り図）を示
し、図５（ａ）は１階の地図（見取り図）を、図５
（ｂ）は２階の地図（見取り図）を示す。
し、図５（ａ）は１階の地図（見取り図）を、図５
（ｂ）は２階の地図（見取り図）を示す。
１ ＰＨＳ用アンテナ ２、７ ＲＦ部 ３、８ 復調部 ４ 変調部 ５ 音声／データ処理部 ６ アンテナ ９ データ処理部 １０ 内部データバス １１ ＣＰＵ １２ ＲＯＭ １３ ＲＡＭ １４ キーボードコントローラ １５ キーボード １６ ディスプレイコントローラ １７ ディスプレイ １８、１９、２０ ＰＨＳ無線基地局 ２１、２２ 出入り口 ２３ エレベータ ２４ エスカレータ（又は、階段） ２５ 電波発信装置 １００ ナビゲーション装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｂ 29/00 Ｇ０９Ｂ 29/00 Ａ Ｚ 29/10 29/10 Ａ Ｆターム(参考） 2C032 HB22 HD03 2F029 AA02 AA07 AB07 AB13 AC02 AC03 AC14 AC19 5H180 AA01 AA21 BB02 BB04 FF05 FF23 FF27 FF33 FF40 5J062 AA01 BB05 BB08 CC07 CC18 HH07
Claims (6)
- 【請求項１】 移動体通信機を具備したナビゲーション
装置と、前記ナビゲーション装置に電波信号を送信する
基地局とから成り、前記ナビゲーション装置の位置検出
を前記基地局からの信号を受信することにより行い、そ
の周りの地図をディスプレイ上に表示するナビゲーショ
ンシステムにおいて、 到達範囲が限定された信号を発信する信号発信装置を立
体的建物の各階層に設置すると共に、 前記ナビゲーション装置は、前記信号を受信する受信手
段と、 前記信号を検出すると前記ディスプレイ上に表示されて
いる前記ナビゲーション装置が前記建物に入る前の地図
を、前記信号発信装置の周りの地図に切り替えて前記建
物のどの階層にいるかを検出してその階層の地図を表示
し、且つ当該ナビゲーション装置の位置を前記地図上に
表示する切替表示手段とを備えたことを特徴とするナビ
ゲーションシステム。 - 【請求項２】 請求項１に記載のナビゲーションシステ
ムにおいて、 前記切替表示手段は、前記ナビゲーション装置が前記建
物から外に出たときには、前記信号発信装置から受信し
た信号を元に前記ディスプレイ上に表示していた地図
を、前記基地局から受信した電波信号を元にした地図に
切り替えることを特徴とするナビゲーションシステム。 - 【請求項３】 前記信号発信装置は、無線発信装置であ
ることを特徴とする請求項１又は２に記載のナビゲーシ
ョンシステム。 - 【請求項４】 前記信号発信装置は、赤外線発信装置で
あることを特徴とする請求項１又は２に記載のナビゲー
ションシステム。 - 【請求項５】 前記信号発信装置から発信される信号の
到達距離は数メートルであることを特徴とする請求項１
乃至４に記載のナビゲーションシステム。 - 【請求項６】移動体通信機を具備したナビゲーション装
置に基地局から電波信号を送信し、前記ナビゲーション
装置の位置検出を前記基地局からの信号を受信すること
により行い、その周りの地図をディスプレイ上に表示す
る表示方法において、 信号発信装置により立体的建物の各階層から到達範囲が
限定された信号を発信させると共に、 前記ナビゲーション装置は、前記信号を検出すると前記
ディスプレイ上に表示されている前記ナビゲーション装
置が前記建物に入る前の地図を、前記信号発信装置の周
りの地図に切り替えて前記建物のどの階層にいるかを検
出してその階層の地図を表示し、且つ当該ナビゲーショ
ン装置の位置を前記地図上に表示することを特徴とする
表示方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000238375A JP2002048569A (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | ナビゲーションシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000238375A JP2002048569A (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | ナビゲーションシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002048569A true JP2002048569A (ja) | 2002-02-15 |
Family
ID=18730084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000238375A Pending JP2002048569A (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | ナビゲーションシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002048569A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7116268B2 (en) * | 2003-08-28 | 2006-10-03 | Fujitsu Limited | Position measuring apparatus |
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| WO2008154325A2 (en) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Gannett Satellite Information Network, Inc. | Updating floor-specific information |
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| JP2013195671A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Yahoo Japan Corp | 情報処理装置、方法及びコンピュータ・プログラム |
| WO2015098214A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム |
-
2000
- 2000-08-07 JP JP2000238375A patent/JP2002048569A/ja active Pending
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