JP2002047906A - 内燃機関におけるバルブタイミング可変装置 - Google Patents
内燃機関におけるバルブタイミング可変装置Info
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/34—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
- F01L1/344—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
- F01L1/3442—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カム軸２上にバルブタイミングを変更する油
圧式のバルブタイミング可変機構８を設けて、このバル
ブタイミング可変機構における油圧室に、油圧源からの
油圧を第１オイル通路２２及び第２オイル通路２３を介
して供給する場合に、この両オイル通路２２，２３を形
成することの加工が容易にできるようにする。 【解決手段】 前記カム軸２を金属パイプ製にして、そ
の一端部２ａを、このカム軸２のジャーナル部１１を備
えたブッシュ体１０内に嵌挿し、前記両オイル通路２
２，２３のうち一方のオイル通路を、前記一端部２ａを
軸線方向に延びる溝状に凹ませて形成する。
圧式のバルブタイミング可変機構８を設けて、このバル
ブタイミング可変機構における油圧室に、油圧源からの
油圧を第１オイル通路２２及び第２オイル通路２３を介
して供給する場合に、この両オイル通路２２，２３を形
成することの加工が容易にできるようにする。 【解決手段】 前記カム軸２を金属パイプ製にして、そ
の一端部２ａを、このカム軸２のジャーナル部１１を備
えたブッシュ体１０内に嵌挿し、前記両オイル通路２
２，２３のうち一方のオイル通路を、前記一端部２ａを
軸線方向に延びる溝状に凹ませて形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関におい
て、その各気筒の吸気弁又は排気弁を開閉作動するとき
におけるバルブタイミングを、内燃機関の運転中におい
て変更制御する装置に関するものである。
て、その各気筒の吸気弁又は排気弁を開閉作動するとき
におけるバルブタイミングを、内燃機関の運転中におい
て変更制御する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】先行技術としての特開平１０−１９６３
２４号公報及び特開平１０−３１７９２５号公報は、こ
の種のバルブタイミング制御装置について以下に述べる
構成にしている。
２４号公報及び特開平１０−３１７９２５号公報は、こ
の種のバルブタイミング制御装置について以下に述べる
構成にしている。
【０００３】すなわち、シリンダヘッドの上面に回転自
在に軸支した二本のカム軸のうち一方のカム軸に、クラ
ンク軸の回転をタイミングベルト又はタイミングチエン
等を介して伝達し、この一方のカム軸に、当該一方のカ
ム軸の回転を他方のカム軸に伝える歯車等の出力用動力
伝達輪を回転自在に被嵌する一方、外側のアウターハウ
ジングとその内側のインナーロータとで構成される油圧
式のバルブタイミング可変機構を、その内側のインナー
ロータを前記一方のカム軸に、そのアウターハウジング
を前記出力用動力伝達輪に各々固着して設けて、このバ
ルブタイミング可変機構を介して前記一方のカム軸の回
転を他方のカム軸への前記動力伝達輪に伝えるように
し、このとき、前記バルブタイミング可変機構において
アウターハウジングとインナーロータとの間に形成され
ている油圧室に対する油圧の供給・排出にて、アウター
ハウジングをインナーロータに対して適宜回転角度だけ
進ませるか又は遅らせることにより、前記出力用動力伝
達輪を前記一方のカム軸に対して適宜回転角度だけ進ま
せるか又は遅らせて、他方のカム軸によるバルブタイミ
ングを任意に変更するように構成している。
在に軸支した二本のカム軸のうち一方のカム軸に、クラ
ンク軸の回転をタイミングベルト又はタイミングチエン
等を介して伝達し、この一方のカム軸に、当該一方のカ
ム軸の回転を他方のカム軸に伝える歯車等の出力用動力
伝達輪を回転自在に被嵌する一方、外側のアウターハウ
ジングとその内側のインナーロータとで構成される油圧
式のバルブタイミング可変機構を、その内側のインナー
ロータを前記一方のカム軸に、そのアウターハウジング
を前記出力用動力伝達輪に各々固着して設けて、このバ
ルブタイミング可変機構を介して前記一方のカム軸の回
転を他方のカム軸への前記動力伝達輪に伝えるように
し、このとき、前記バルブタイミング可変機構において
アウターハウジングとインナーロータとの間に形成され
ている油圧室に対する油圧の供給・排出にて、アウター
ハウジングをインナーロータに対して適宜回転角度だけ
進ませるか又は遅らせることにより、前記出力用動力伝
達輪を前記一方のカム軸に対して適宜回転角度だけ進ま
せるか又は遅らせて、他方のカム軸によるバルブタイミ
ングを任意に変更するように構成している。
【０００４】この場合において、先行技術のものは、前
記油圧式のバルブタイミング可変機構を、クランク軸か
ら動力伝達される一方のカム軸の一端部に被嵌して設け
る一方、前記一方のカム軸を、その一端部に設けたジャ
ーナル部にてシリンダヘッドに対して回転自在に軸支す
るように構成しているから、以下に述べるような問題が
あった。
記油圧式のバルブタイミング可変機構を、クランク軸か
ら動力伝達される一方のカム軸の一端部に被嵌して設け
る一方、前記一方のカム軸を、その一端部に設けたジャ
ーナル部にてシリンダヘッドに対して回転自在に軸支す
るように構成しているから、以下に述べるような問題が
あった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、前記先行技
術において、カム軸上におけるバルブタイミング可変機
構に対する油圧源よりの油圧の供給・排出は、カム軸を
軸支するジャーナル部に穿設した第１オイル供給ポート
及び第２オイル供給ポートを介して行われるが、このた
めには、カム軸の内部に、ジャーナル部における前記両
オイル供給ポートと、バルブタイミング可変機構におけ
る各油圧室とを各々連通する第１オイル通路及び第２オ
イル通路を、カム軸の軸線方向に延びるように形成する
ことが必要で、この第１及び第２オイル通路は、カム軸
の一端面からのドリル等の孔あけ工具による機械加工に
て穿設したのち、カム軸の一端面への開口部を塞ぐよう
にして形成しなければならないから、前記各オイル通路
の形成が困難で、これに多大の手数を必要とするのであ
った。
術において、カム軸上におけるバルブタイミング可変機
構に対する油圧源よりの油圧の供給・排出は、カム軸を
軸支するジャーナル部に穿設した第１オイル供給ポート
及び第２オイル供給ポートを介して行われるが、このた
めには、カム軸の内部に、ジャーナル部における前記両
オイル供給ポートと、バルブタイミング可変機構におけ
る各油圧室とを各々連通する第１オイル通路及び第２オ
イル通路を、カム軸の軸線方向に延びるように形成する
ことが必要で、この第１及び第２オイル通路は、カム軸
の一端面からのドリル等の孔あけ工具による機械加工に
て穿設したのち、カム軸の一端面への開口部を塞ぐよう
にして形成しなければならないから、前記各オイル通路
の形成が困難で、これに多大の手数を必要とするのであ
った。
【０００６】本発明は、最近の内燃機関においては、軽
量化等を図るためにカム軸を金属パイプ製にすることが
行われていることに着目し、このことを利用して、前記
の問題を解消することを技術的課題とするものである。
量化等を図るためにカム軸を金属パイプ製にすることが
行われていることに着目し、このことを利用して、前記
の問題を解消することを技術的課題とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明の請求項１は、「吸気弁又は排気弁に対す
るカム軸と、カム軸を適宜回転角度だけ進み又は遅らせ
る二つの油圧室を備えて成る油圧式バルブタイミング可
変機構と、この油圧式バルブタイミング可変機構におけ
る両油圧室に対する第１オイル通路及び第２オイル通路
とから成り、前記カム軸を、金属パイプ製にして、その
一端部を、シリンダヘッドに軸支するジャーナル部を一
体的に備えたブッシュ体の内部に、当該一端部が前記ジ
ャーナル部に到達するまで嵌挿して、このブッシュ体
に、前記油圧式バルブタイミング可変機構を装着し、前
記第１オイル通路及び第２オイル通路のうちいずれか一
方又は両方を、前記カム軸のうち前記ブッシュ体内に嵌
まる部分を軸線方向に延びる溝状に凹ませて形成するこ
とを特徴とする。」ものである。
るため本発明の請求項１は、「吸気弁又は排気弁に対す
るカム軸と、カム軸を適宜回転角度だけ進み又は遅らせ
る二つの油圧室を備えて成る油圧式バルブタイミング可
変機構と、この油圧式バルブタイミング可変機構におけ
る両油圧室に対する第１オイル通路及び第２オイル通路
とから成り、前記カム軸を、金属パイプ製にして、その
一端部を、シリンダヘッドに軸支するジャーナル部を一
体的に備えたブッシュ体の内部に、当該一端部が前記ジ
ャーナル部に到達するまで嵌挿して、このブッシュ体
に、前記油圧式バルブタイミング可変機構を装着し、前
記第１オイル通路及び第２オイル通路のうちいずれか一
方又は両方を、前記カム軸のうち前記ブッシュ体内に嵌
まる部分を軸線方向に延びる溝状に凹ませて形成するこ
とを特徴とする。」ものである。
【０００８】また、本発明の請求項２は、「吸気弁又は
排気弁に対するカム軸と、カム軸を適宜回転角度だけ進
み又は遅らせる二つの油圧室を備えて成る油圧式バルブ
タイミング可変機構と、この油圧式バルブタイミング可
変機構における両油圧室に対する第１オイル通路及び第
２オイル通路とから成り、前記カム軸を、金属パイプ製
にして、その一端部を、シリンダヘッドに軸支するジャ
ーナル部を一体的に備えたブッシュ体の内部に、当該一
端部が前記ジャーナル部に到達するまで嵌挿して、この
ブッシュ体に、前記油圧式バルブタイミング可変機構を
装着し、前記第１オイル通路及び第２オイル通路のうち
いずれか一方のオイル通路を、前記カム軸のうち前記ブ
ッシュ体内に嵌まる部分を軸線方向に延びる溝状に凹ま
せて形成する一方、他方のオイル通路を、前記ブッシュ
体の内面のうちこれに前記カム軸の一端部が嵌まる部分
に軸線方向に延びる溝を刻設して形成したことを特徴と
する。」ものである。
排気弁に対するカム軸と、カム軸を適宜回転角度だけ進
み又は遅らせる二つの油圧室を備えて成る油圧式バルブ
タイミング可変機構と、この油圧式バルブタイミング可
変機構における両油圧室に対する第１オイル通路及び第
２オイル通路とから成り、前記カム軸を、金属パイプ製
にして、その一端部を、シリンダヘッドに軸支するジャ
ーナル部を一体的に備えたブッシュ体の内部に、当該一
端部が前記ジャーナル部に到達するまで嵌挿して、この
ブッシュ体に、前記油圧式バルブタイミング可変機構を
装着し、前記第１オイル通路及び第２オイル通路のうち
いずれか一方のオイル通路を、前記カム軸のうち前記ブ
ッシュ体内に嵌まる部分を軸線方向に延びる溝状に凹ま
せて形成する一方、他方のオイル通路を、前記ブッシュ
体の内面のうちこれに前記カム軸の一端部が嵌まる部分
に軸線方向に延びる溝を刻設して形成したことを特徴と
する。」ものである。
【０００９】更にまた、本発明の請求項３は、「前記請
求項２の記載において、前記ブッシュ体の内面に溝を刻
設することで形成した他方のオイル通路の両端を、前記
カム軸における一端部の前記ブッシュ体における内面に
対する全周囲にわたる密接にて塞ぐように構成したこと
を特徴とする。」ものである。
求項２の記載において、前記ブッシュ体の内面に溝を刻
設することで形成した他方のオイル通路の両端を、前記
カム軸における一端部の前記ブッシュ体における内面に
対する全周囲にわたる密接にて塞ぐように構成したこと
を特徴とする。」ものである。
【００１０】
【発明の作用・効果】請求項１は、カム軸を金属パイプ
製にしてその一端部をジャーナル部を備えたブッシュ体
の内部に嵌挿するという構成にした上で、第１オイル通
路及び第２オイル通路のうちいずれか一方又は両方を、
前記金属パイプ製カム軸のうちブッシュ体の内部に嵌ま
る一端部を溝状に凹ませて形成するもので、これによ
り、第１及び第２オイル通路のうち一方のオイル通路又
は両方のオイル通路を、前記先行技術のようにドリル等
の孔あけ工具を使用しての機械加工によることなく形成
できるから、オイル通路の形成がそれだけ容易になり、
これに要する手数を大幅に低減できるのである。
製にしてその一端部をジャーナル部を備えたブッシュ体
の内部に嵌挿するという構成にした上で、第１オイル通
路及び第２オイル通路のうちいずれか一方又は両方を、
前記金属パイプ製カム軸のうちブッシュ体の内部に嵌ま
る一端部を溝状に凹ませて形成するもので、これによ
り、第１及び第２オイル通路のうち一方のオイル通路又
は両方のオイル通路を、前記先行技術のようにドリル等
の孔あけ工具を使用しての機械加工によることなく形成
できるから、オイル通路の形成がそれだけ容易になり、
これに要する手数を大幅に低減できるのである。
【００１１】また、請求項２によると、前記第１及び第
２オイル通路のうち一方を、金属パイプ製カム軸を溝状
に凹ませて形成し、他方をブッシュ体の内面に溝を刻設
して形成したことにより、その両方を、前記先行技術の
ようにドリル等の孔あけ工具を使用しての機械加工によ
ることなく形成できるから、前記の効果を助長できるの
であり、しかも、第１オイル通路と第２オイル通路との
両方を、金属パイプ製カム軸側にこれを溝状に凹ませて
形成した場合、この両オイル通路は互いに干渉すること
になるで、その通路断面積をさほど大きくすることがで
きないが、前記したように、第１オイル通路と第２オイ
ル通路とを、金属パイプ製カム軸側と、ブッシュ体の内
面側とに分けて形成した場合には、これら両オイル通路
における通路断面積を、両オイル通路を金属パイプ製カ
ム軸側にのみ設ける場合のように互いに干渉することな
く大きくすることができるから、油圧の圧力損失を低減
できるのである。
２オイル通路のうち一方を、金属パイプ製カム軸を溝状
に凹ませて形成し、他方をブッシュ体の内面に溝を刻設
して形成したことにより、その両方を、前記先行技術の
ようにドリル等の孔あけ工具を使用しての機械加工によ
ることなく形成できるから、前記の効果を助長できるの
であり、しかも、第１オイル通路と第２オイル通路との
両方を、金属パイプ製カム軸側にこれを溝状に凹ませて
形成した場合、この両オイル通路は互いに干渉すること
になるで、その通路断面積をさほど大きくすることがで
きないが、前記したように、第１オイル通路と第２オイ
ル通路とを、金属パイプ製カム軸側と、ブッシュ体の内
面側とに分けて形成した場合には、これら両オイル通路
における通路断面積を、両オイル通路を金属パイプ製カ
ム軸側にのみ設ける場合のように互いに干渉することな
く大きくすることができるから、油圧の圧力損失を低減
できるのである。
【００１２】更にまた、請求項３によると、金属パイプ
製のカム軸をブッシュ体内に挿入するだけで、両オイル
通路を大気に対して密閉した状態に形成することができ
るから、オイル通路の形成が更に容易にできる。
製のカム軸をブッシュ体内に挿入するだけで、両オイル
通路を大気に対して密閉した状態に形成することができ
るから、オイル通路の形成が更に容易にできる。
【００１３】加えて、請求項４のように構成すると、ブ
ッシュ体の内面側にオイル通路を形成するための軸方向
に延びる溝における一端が大きい内径の部分に開放され
ることになり、これにより、前記ブッシュ体の全体を型
鍛造にて製造するとき、同時に前記オイル通路用の軸方
向に延びる溝を、機械加工によることになく、同時に型
鍛造にて形成することができるから、換言すると、前記
ブッシュ体の全体を、その内部に前記軸方向に延びる溝
を形成した形態にして型鍛造にて製造できるという利点
を有する。
ッシュ体の内面側にオイル通路を形成するための軸方向
に延びる溝における一端が大きい内径の部分に開放され
ることになり、これにより、前記ブッシュ体の全体を型
鍛造にて製造するとき、同時に前記オイル通路用の軸方
向に延びる溝を、機械加工によることになく、同時に型
鍛造にて形成することができるから、換言すると、前記
ブッシュ体の全体を、その内部に前記軸方向に延びる溝
を形成した形態にして型鍛造にて製造できるという利点
を有する。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
１〜図１１の図面について説明する。
１〜図１１の図面について説明する。
【００１５】この図において、符号１は、内燃機関にお
けるシリンダヘッドを示し、このシリンダヘッド１の上
面には、排気弁用のカム軸２と、吸気弁用のカム軸３と
が、図示しないクランク軸と平行に延びるように配設さ
れ、この両カム軸２，３の中程部の適宜箇所はシリンダ
ヘッド１に対して軸受け部４，５にて回転自在に軸支さ
れている。
けるシリンダヘッドを示し、このシリンダヘッド１の上
面には、排気弁用のカム軸２と、吸気弁用のカム軸３と
が、図示しないクランク軸と平行に延びるように配設さ
れ、この両カム軸２，３の中程部の適宜箇所はシリンダ
ヘッド１に対して軸受け部４，５にて回転自在に軸支さ
れている。
【００１６】前記両カム軸２，３のうち一方の排気弁用
カム軸２上には、入力用動力伝達輪であるところのタイ
ミングプーリ６と、前記他方の吸気弁用カム軸３に回転
を伝えるための出力用動力伝達輪であるところの主動歯
車７と、油圧式のバルブタイミング可変機構８とが配設
され、前記タイミングプーリ６には、クランク軸との間
にタイミングベルト（図示せず）が巻掛けされ、また、
前記主動歯車７は、前記吸気弁用カム軸３に嵌着した従
動歯車９に常時噛合している。
カム軸２上には、入力用動力伝達輪であるところのタイ
ミングプーリ６と、前記他方の吸気弁用カム軸３に回転
を伝えるための出力用動力伝達輪であるところの主動歯
車７と、油圧式のバルブタイミング可変機構８とが配設
され、前記タイミングプーリ６には、クランク軸との間
にタイミングベルト（図示せず）が巻掛けされ、また、
前記主動歯車７は、前記吸気弁用カム軸３に嵌着した従
動歯車９に常時噛合している。
【００１７】前記排気弁用カム軸２は、金属パイプ製
で、このカム軸２の一端部２ａは、一端部にジャーナル
部１１を一体的に備えて円筒形に形成したブッシュ体１
０の内部に、その外周面がブッシュ体１０の内面１０ａ
に対して密接するように圧入により嵌挿されており、前
記排気弁用カム軸２は、このブッシュ体１０のジャーナ
ル部１１においてシンダヘッド１に一体的に設けた軸受
け部１２とシリンダヘッド１の上面に締結した軸受けキ
ャップ体１３とにより回転自在に軸支されている。
で、このカム軸２の一端部２ａは、一端部にジャーナル
部１１を一体的に備えて円筒形に形成したブッシュ体１
０の内部に、その外周面がブッシュ体１０の内面１０ａ
に対して密接するように圧入により嵌挿されており、前
記排気弁用カム軸２は、このブッシュ体１０のジャーナ
ル部１１においてシンダヘッド１に一体的に設けた軸受
け部１２とシリンダヘッド１の上面に締結した軸受けキ
ャップ体１３とにより回転自在に軸支されている。
【００１８】前記ブッシュ体１０には、その一端面にタ
イミングプーリ６がボルト１４の締結にて固着される一
方、これに前記油圧式のバルブタイミング可変機構８が
被嵌されているとともに、前記主動歯車７が回転自在に
被嵌されている。
イミングプーリ６がボルト１４の締結にて固着される一
方、これに前記油圧式のバルブタイミング可変機構８が
被嵌されているとともに、前記主動歯車７が回転自在に
被嵌されている。
【００１９】前記油圧式のバルブタイミング可変機構８
は、前記ブッシュ体１０に回転不能に嵌着されたインナ
ーロータ８ａ（但し、このインナーロータ８ａのブッシ
ュ体１０に対する固着は、ブッシュ体１０に螺合したナ
ット体１５の締結による）と、このインナーロータ８ａ
に回転自在に被嵌した円筒形のアウターハウジング８ｂ
とから成り、前記インナーロータ８ａの外周に、アウタ
ーハウジング８ｂの内周面に摺動自在に接触する複数枚
のベーン８ｃを設けて、このベーン８ｃの両側に油圧室
８ｄ，８ｅを形成し、この両油圧室８ｄ，８ｅに油圧を
供給することにより、インナーロータ８ａとアウターハ
ウジング８ｂとが一緒に回転し、両油圧室８ｄ，８ｅの
うち一方の油圧室８ｄ内に油圧を供給すると同時に他方
の油圧室８ｅ内の油圧を排出するか、或いは、他方の油
圧室８ｅ内に油圧を供給すると同時に一方の油圧室８ｄ
内の油圧を排出することにより、前記インナーロータ８
ａとアウターハウジング８ｂとを相対的に適宜回転角度
だけ進み又は遅らせるように構成され、このバルブタイ
ミング可変機構８におけるアウターハウジング８ｂに、
前記主動歯車７が回転不能に連結されている。
は、前記ブッシュ体１０に回転不能に嵌着されたインナ
ーロータ８ａ（但し、このインナーロータ８ａのブッシ
ュ体１０に対する固着は、ブッシュ体１０に螺合したナ
ット体１５の締結による）と、このインナーロータ８ａ
に回転自在に被嵌した円筒形のアウターハウジング８ｂ
とから成り、前記インナーロータ８ａの外周に、アウタ
ーハウジング８ｂの内周面に摺動自在に接触する複数枚
のベーン８ｃを設けて、このベーン８ｃの両側に油圧室
８ｄ，８ｅを形成し、この両油圧室８ｄ，８ｅに油圧を
供給することにより、インナーロータ８ａとアウターハ
ウジング８ｂとが一緒に回転し、両油圧室８ｄ，８ｅの
うち一方の油圧室８ｄ内に油圧を供給すると同時に他方
の油圧室８ｅ内の油圧を排出するか、或いは、他方の油
圧室８ｅ内に油圧を供給すると同時に一方の油圧室８ｄ
内の油圧を排出することにより、前記インナーロータ８
ａとアウターハウジング８ｂとを相対的に適宜回転角度
だけ進み又は遅らせるように構成され、このバルブタイ
ミング可変機構８におけるアウターハウジング８ｂに、
前記主動歯車７が回転不能に連結されている。
【００２０】また、前記ブッシュ体１０には、シリンダ
ヘッド２側における二本の油圧供給通路１６，１７のう
ち第１の油圧供給通路１６に連通する二つの第１オイル
供給ポート１８と第２の油圧供給通路１７に連通する二
つの第２オイル供給ポート１９とがそのジャーナル部１
０に穿設されているとともに、前記各油圧室８ｄ，８ｅ
のうち一方の各油圧室８ｄに連通するオイルポート２０
と他方の各油圧室８ｅに連通する二つのオイルポート２
１が穿設されている。
ヘッド２側における二本の油圧供給通路１６，１７のう
ち第１の油圧供給通路１６に連通する二つの第１オイル
供給ポート１８と第２の油圧供給通路１７に連通する二
つの第２オイル供給ポート１９とがそのジャーナル部１
０に穿設されているとともに、前記各油圧室８ｄ，８ｅ
のうち一方の各油圧室８ｄに連通するオイルポート２０
と他方の各油圧室８ｅに連通する二つのオイルポート２
１が穿設されている。
【００２１】そして、前記排気弁用カム軸２のうち前記
ブッシュ体１０内に嵌まる一端部２ａには、前記両第１
オイル供給ポート１８と一方の各油圧室８ｄに対するオ
イルポート２０とを互いに連通する二本の第１オイル通
路２２が、当該一端部２ａにおける一部を軸線方向に延
びる溝状に凹ませることによって形成されている。
ブッシュ体１０内に嵌まる一端部２ａには、前記両第１
オイル供給ポート１８と一方の各油圧室８ｄに対するオ
イルポート２０とを互いに連通する二本の第１オイル通
路２２が、当該一端部２ａにおける一部を軸線方向に延
びる溝状に凹ませることによって形成されている。
【００２２】また、前記ブッシュ体１０の内面には、前
記両第２オイル供給ポート１９と他方の各油圧室８ｅに
対するオイルポート２１とを互いに連通する二本の第２
オイル通路２３が、前記ブッシュ体１０の内面１０ａに
軸線方向に延びる溝を刻設することによって形成されて
いる。
記両第２オイル供給ポート１９と他方の各油圧室８ｅに
対するオイルポート２１とを互いに連通する二本の第２
オイル通路２３が、前記ブッシュ体１０の内面１０ａに
軸線方向に延びる溝を刻設することによって形成されて
いる。
【００２３】この場合において、前記排気弁用カム軸２
のうち前記ブッシュ体１０内に嵌まる一端部２ａは、そ
の途中の部分より直径ｄ１からこれよりも小さい直径ｄ
２になるように段付き状に絞られている一方、前記ブッ
シュ体１０の内部もこれに応じて入り口を大きい内径ｄ
１に奥を小さい内径ｄ２にした段付き孔に構成されてお
り、前記カム軸２の一端部２ａを前記ブッシュ体１０内
に圧入にて嵌挿するとき、この一端部２ａのうち大きい
直径ｄ１における途中の部分２ａ′、及び小さい直径ｄ
２における先端の部分２ａ″の両方が、ブッシュ体１０
における内面１０ａに対してその全周囲にわたって密接
し、これにより、前記両第１オイル通路２２及び両第２
オイル通路２３の両端を塞ぐように構成され、且つ、前
記ブッシュ体１０における内面１０ａのうち前記小さい
内径ｄ２の部分に、前記第２オイル通路２３を形成する
ための軸線方向に延びる溝が、当該溝の一端部がブッシ
ュ体１０における内面１０ａのうち大きい内径ｄ１に開
放するように設けられている。
のうち前記ブッシュ体１０内に嵌まる一端部２ａは、そ
の途中の部分より直径ｄ１からこれよりも小さい直径ｄ
２になるように段付き状に絞られている一方、前記ブッ
シュ体１０の内部もこれに応じて入り口を大きい内径ｄ
１に奥を小さい内径ｄ２にした段付き孔に構成されてお
り、前記カム軸２の一端部２ａを前記ブッシュ体１０内
に圧入にて嵌挿するとき、この一端部２ａのうち大きい
直径ｄ１における途中の部分２ａ′、及び小さい直径ｄ
２における先端の部分２ａ″の両方が、ブッシュ体１０
における内面１０ａに対してその全周囲にわたって密接
し、これにより、前記両第１オイル通路２２及び両第２
オイル通路２３の両端を塞ぐように構成され、且つ、前
記ブッシュ体１０における内面１０ａのうち前記小さい
内径ｄ２の部分に、前記第２オイル通路２３を形成する
ための軸線方向に延びる溝が、当該溝の一端部がブッシ
ュ体１０における内面１０ａのうち大きい内径ｄ１に開
放するように設けられている。
【００２４】なお、前記両第１オイル通路２２及び両第
２オイル通路２３の両端は、前記第１オイル供給ポート
１８、第２オイル供給ポート１９及び各オイルポート２
０，２１に一致し、これを越えて延びないように構成さ
れ、これにより、前記両第１オイル通路２２及び両第２
オイル通路２３の両端内に金属片等の異物が溜まること
を防ぐように構成されている。
２オイル通路２３の両端は、前記第１オイル供給ポート
１８、第２オイル供給ポート１９及び各オイルポート２
０，２１に一致し、これを越えて延びないように構成さ
れ、これにより、前記両第１オイル通路２２及び両第２
オイル通路２３の両端内に金属片等の異物が溜まること
を防ぐように構成されている。
【００２５】この構成において、クランク軸からタイミ
ングプーリ６に伝わった回転は、そのままブッシュ体１
０を介して排気弁用カム軸２に伝わる一方、前記ブッシ
ュ体１０の回転は、バルブタイミング可変機構８におけ
るインナーロータ８ａからアウターハウジング８ｂ及び
主動歯車（出力用動力達輪）７を介して吸気弁用カム軸
２に伝達される。
ングプーリ６に伝わった回転は、そのままブッシュ体１
０を介して排気弁用カム軸２に伝わる一方、前記ブッシ
ュ体１０の回転は、バルブタイミング可変機構８におけ
るインナーロータ８ａからアウターハウジング８ｂ及び
主動歯車（出力用動力達輪）７を介して吸気弁用カム軸
２に伝達される。
【００２６】この場合において、前記バルブタイミング
可変機構８におけるインナーロータ８ａとアウターハウ
ジング８ｂとの間における両油圧室８ｄ，８ｅに対し
て、油圧の供給・排出を行うことにより、前記アウター
ハウジング８ｂのインナーロータ８ａに対する回転角度
を適宜進み又は遅れるように制御することができるか
ら、排気弁カム軸２によるバルブタイミングを変更する
ことなく、吸気弁用カム軸３によるバルブタイミングを
任意に変更することができる。
可変機構８におけるインナーロータ８ａとアウターハウ
ジング８ｂとの間における両油圧室８ｄ，８ｅに対し
て、油圧の供給・排出を行うことにより、前記アウター
ハウジング８ｂのインナーロータ８ａに対する回転角度
を適宜進み又は遅れるように制御することができるか
ら、排気弁カム軸２によるバルブタイミングを変更する
ことなく、吸気弁用カム軸３によるバルブタイミングを
任意に変更することができる。
【００２７】なお、前記した実施の形態は、第１オイル
通路２２及び第２オイル通路２３のうち一方の第１オイ
ル通路２２を、前記カム軸２の一端部２ａを軸線方向に
延びる溝状に凹ませて形成し、他方の第２オイル通路２
３を、前記ブッシュ体の内面に軸線方向に延びる溝を刻
設して形成した場合であったが、本発明は、これに限ら
ず、前記第１オイル通路２２及び第２オイル通路２３の
両方を、前記カム軸２の一端部２ａを軸線方向に延びる
溝状に凹ませて形成するという構成にしても良く、ま
た、第１オイル通路２２を、ブッシュ体の内面に軸線方
向に延びる溝を刻設して形成し、第２オイル通路２３
を、カム軸２の一端部２ａを軸線方向に延びる溝状に凹
ませて形成するという構成にしても良い。
通路２２及び第２オイル通路２３のうち一方の第１オイ
ル通路２２を、前記カム軸２の一端部２ａを軸線方向に
延びる溝状に凹ませて形成し、他方の第２オイル通路２
３を、前記ブッシュ体の内面に軸線方向に延びる溝を刻
設して形成した場合であったが、本発明は、これに限ら
ず、前記第１オイル通路２２及び第２オイル通路２３の
両方を、前記カム軸２の一端部２ａを軸線方向に延びる
溝状に凹ませて形成するという構成にしても良く、ま
た、第１オイル通路２２を、ブッシュ体の内面に軸線方
向に延びる溝を刻設して形成し、第２オイル通路２３
を、カム軸２の一端部２ａを軸線方向に延びる溝状に凹
ませて形成するという構成にしても良い。
【図１】本発明の実施の形態を示す平断面図である。
【図２】図１のII−II視断面図である。
【図３】図１のIII −III 視断面図である。
【図４】カム軸一端部をブッシュ体内に挿入したときを
示す縦断正面図である。
示す縦断正面図である。
【図５】図４の分解した状態を示す図である。
【図６】図５のVI−VI視断面図である。
【図７】図５のVII −VII 視断面図である。
【図８】図５のVIII−VIII視断面図である。
【図９】図５のIX−IX視断面図である。
【図１０】図５のＸ−Ｘ視断面図である。
【図１１】図５のXI−XI視断面図である。
１ シリンダヘッド ２ カム軸 ２ａ カム軸の一端部 ８ バルブタイミング可変機構 ８ａ インナーロータ ８ｂ アウターハウジング ８ｃ ベーン ８ｄ，８ｅ 油圧室 １０ ブッシュ体 １１ ジャーナル部 １８，１９ 第１及び第２オイル供給ポ
ート ２０，２１ オイルポート ２２，２３ 第１及び第２オイル通路
ート ２０，２１ オイルポート ２２，２３ 第１及び第２オイル通路
フロントページの続き Ｆターム(参考） 3G016 AA06 AA12 AA19 BA22 BA28 BA33 BA38 BA42 BA43 CA04 CA22 CA25 CA28 CA32 CA41 CA52 DA06 DA22 FA07 FA29 FA37 GA01 3G018 AA05 AB02 AB17 BA09 BA29 BA33 CA19 DA05 DA81 FA01 FA07 GA14 GA17 GA18 3J030 EA15 EC03 EC07
Claims (4)
- 【請求項１】吸気弁又は排気弁に対するカム軸と、カム
軸を適宜回転角度だけ進み又は遅らせる二つの油圧室を
備えて成る油圧式バルブタイミング可変機構と、この油
圧式バルブタイミング可変機構における両油圧室に対す
る第１オイル通路及び第２オイル通路とから成り、前記
カム軸を、金属パイプ製にして、その一端部を、シリン
ダヘッドに軸支するジャーナル部を一体的に備えたブッ
シュ体の内部に、当該一端部が前記ジャーナル部に到達
するまで嵌挿して、このブッシュ体に、前記油圧式バル
ブタイミング可変機構を装着し、前記第１オイル通路及
び第２オイル通路のうちいずれか一方又は両方を、前記
カム軸のうち前記ブッシュ体内に嵌まる部分を軸線方向
に延びる溝状に凹ませて形成することを特徴とする内燃
機関におけるバルブタイミングの可変装置。 - 【請求項２】吸気弁又は排気弁に対するカム軸と、カム
軸を適宜回転角度だけ進み又は遅らせる二つの油圧室を
備えて成る油圧式バルブタイミング可変機構と、この油
圧式バルブタイミング可変機構における両油圧室に対す
る第１オイル通路及び第２オイル通路とから成り、前記
カム軸を、金属パイプ製にして、その一端部を、シリン
ダヘッドに軸支するジャーナル部を一体的に備えたブッ
シュ体の内部に、当該一端部が前記ジャーナル部に到達
するまで嵌挿して、このブッシュ体に、前記油圧式バル
ブタイミング可変機構を装着し、前記第１オイル通路及
び第２オイル通路のうちいずれか一方のオイル通路を、
前記カム軸のうち前記ブッシュ体内に嵌まる部分を軸線
方向に延びる溝状に凹ませて形成する一方、他方のオイ
ル通路を、前記ブッシュ体の内面のうちこれに前記カム
軸の一端部が嵌まる部分に軸線方向に延びる溝を刻設し
て形成したことを特徴とする内燃機関におけるバルブタ
イミングの可変装置。 - 【請求項３】前記請求項２の記載において、前記ブッシ
ュ体の内面に溝を刻設することで形成した他方のオイル
通路の両端を、前記カム軸における一端部の前記ブッシ
ュ体における内面に対する全周囲にわたる密接にて塞ぐ
ように構成したことを特徴とする内燃機関におけるバル
ブタイミングの可変装置。 - 【請求項４】前記請求項２又は３の記載において、前記
カム軸のうち前記ブッシュ体内に嵌まる一端部のうち先
端側の部分を小径に絞る一方、前記ブッシュ体の内部を
これに応じて奥が小径孔の段付き孔に構成して、この小
径孔の部分に、前記他方のオイル通路を形成するための
軸線方向に延びる溝を設けたことを特徴とする内燃機関
におけるバルブタイミングの可変装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000231581A JP2002047906A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 内燃機関におけるバルブタイミング可変装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000231581A JP2002047906A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 内燃機関におけるバルブタイミング可変装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002047906A true JP2002047906A (ja) | 2002-02-15 |
Family
ID=18724398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000231581A Pending JP2002047906A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 内燃機関におけるバルブタイミング可変装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002047906A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009264227A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Otics Corp | 組立カムシャフト |
| JP2012057578A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Aisin Seiki Co Ltd | 弁開閉時期制御装置 |
| WO2015180897A1 (de) * | 2014-05-26 | 2015-12-03 | Thyssenkrupp Presta Teccenter Ag | Nockenwelle mit verschlussdeckel |
| CN111558824A (zh) * | 2019-02-13 | 2020-08-21 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 凸轮轴装配方法及配属的凸轮轴调节系统 |
| DE102019115084A1 (de) * | 2019-06-05 | 2020-12-10 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Nockenwelle mit Ölkanal, Nockenwellenversteller mit Nockenwelle sowie Montageverfahren für Nockenwellenversteller |
-
2000
- 2000-07-31 JP JP2000231581A patent/JP2002047906A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009264227A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Otics Corp | 組立カムシャフト |
| JP4624442B2 (ja) * | 2008-04-24 | 2011-02-02 | 株式会社オティックス | 組立カムシャフト |
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| WO2020244705A1 (de) * | 2019-06-05 | 2020-12-10 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Nockenwelle mit ölkanal, nockenwellenversteller mit nockenwelle sowie montageverfahren für nockenwellenversteller |
| CN113874605A (zh) * | 2019-06-05 | 2021-12-31 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 具有油通道的凸轮轴，具有凸轮轴的凸轮轴调整器以及用于凸轮轴调整器的安装方法 |
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