JP2002047263A - 2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、およびその製造方法 - Google Patents
2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、およびその製造方法Info
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- JP2002047263A JP2002047263A JP2000227916A JP2000227916A JP2002047263A JP 2002047263 A JP2002047263 A JP 2002047263A JP 2000227916 A JP2000227916 A JP 2000227916A JP 2000227916 A JP2000227916 A JP 2000227916A JP 2002047263 A JP2002047263 A JP 2002047263A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リジン誘導体を原料とした、安価で、簡便
な、6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステル
の製造方法、並びに6−オキソ−2−フタルイミドヘキ
サン酸エステルの合成中間体である新規な化合物および
その製造方法を提供すること。 【解決手段】 リジンから簡便に誘導することができる
2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノ
ペンタン酸を用い、新規な化合物(下記式[Ia]、
[Ib]、[Ic]、[Id]で表される化合物)を経
由することによって、安価に、簡便に、6−オキソ−2
−フタルイミドヘキサン酸エステルを得る。 【化1】
な、6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステル
の製造方法、並びに6−オキソ−2−フタルイミドヘキ
サン酸エステルの合成中間体である新規な化合物および
その製造方法を提供すること。 【解決手段】 リジンから簡便に誘導することができる
2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノ
ペンタン酸を用い、新規な化合物(下記式[Ia]、
[Ib]、[Ic]、[Id]で表される化合物)を経
由することによって、安価に、簡便に、6−オキソ−2
−フタルイミドヘキサン酸エステルを得る。 【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品(例えば、
降圧剤など)として有用な化合物の合成中間体である6
−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステルの製造
方法に関する。詳細には、安価で、簡便な、6−オキソ
−2−フタルイミドヘキサン酸エステルの製造方法に関
する。さらに、本発明は、6−オキソ−2−フタルイミ
ドヘキサン酸エステルの新規な合成中間体およびその製
造方法に関する。
降圧剤など)として有用な化合物の合成中間体である6
−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステルの製造
方法に関する。詳細には、安価で、簡便な、6−オキソ
−2−フタルイミドヘキサン酸エステルの製造方法に関
する。さらに、本発明は、6−オキソ−2−フタルイミ
ドヘキサン酸エステルの新規な合成中間体およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン
酸エステルは、降圧剤であるBMS186716(J.
Med.,Chm.,40,1570(1997))や
BMS189921(J.Med.,Chm.,42,
306(1999))といった様々な医薬品の合成中間
体として有用な化合物である。
酸エステルは、降圧剤であるBMS186716(J.
Med.,Chm.,40,1570(1997))や
BMS189921(J.Med.,Chm.,42,
306(1999))といった様々な医薬品の合成中間
体として有用な化合物である。
【0003】光学活性な6−オキソ−2−フタルイミド
ヘキサン酸エステルの製法は、様々な研究者によって検
討されている。光学活性な6−オキソ−2−フタルイミ
ドヘキサン酸エステルは、例えば2−アミノ−6−ヒド
ロキシヘキサン酸を用いて、以下のスキームに従って製
造することができることが報告されている(Drugs
Fut 1999,24(3),p271)。
ヘキサン酸エステルの製法は、様々な研究者によって検
討されている。光学活性な6−オキソ−2−フタルイミ
ドヘキサン酸エステルは、例えば2−アミノ−6−ヒド
ロキシヘキサン酸を用いて、以下のスキームに従って製
造することができることが報告されている(Drugs
Fut 1999,24(3),p271)。
【0004】
【化11】
【0005】ここで用いられている2−アミノ−6−ヒ
ドロキシへキサン酸は、例えば次のような方法によって
得ることができる。原料としてマロン酸ジエチルを用
い、1)ニトロソ化、2)還元、3)アセチル化を順次
行い、2−アセトアミノマロン酸ジエチルを得、これに
4)4−アセトキシブチル基を導入後、5)加水分解す
ることによって2−アミノ−6−ヒドロキシへキサン酸
のラセミ体を得る。2−アミノ−6−ヒドロキシへキサ
ン酸の光学活性体は、さらに6)仔牛腎アシラーゼでラ
セミ体を選択的に加水分解することによって得ることが
できる。このように、2−アミノ−6−ヒドロキシへキ
サン酸を得るためには、煩雑な操作が必要であり、また
光学活性体を得るためにはさらに光学分割する必要があ
る。
ドロキシへキサン酸は、例えば次のような方法によって
得ることができる。原料としてマロン酸ジエチルを用
い、1)ニトロソ化、2)還元、3)アセチル化を順次
行い、2−アセトアミノマロン酸ジエチルを得、これに
4)4−アセトキシブチル基を導入後、5)加水分解す
ることによって2−アミノ−6−ヒドロキシへキサン酸
のラセミ体を得る。2−アミノ−6−ヒドロキシへキサ
ン酸の光学活性体は、さらに6)仔牛腎アシラーゼでラ
セミ体を選択的に加水分解することによって得ることが
できる。このように、2−アミノ−6−ヒドロキシへキ
サン酸を得るためには、煩雑な操作が必要であり、また
光学活性体を得るためにはさらに光学分割する必要があ
る。
【0006】Backleyらは、下記のように、リジ
ン誘導体を用いて2−アミノ−6−オキソヘキサン酸誘
導体が製造できることが報告されている(J.Am.C
hem.Soc.,Vol.104,No.16,19
82,4446−4450)。リジン誘導体は、安価で
かつ入手し易く、さらに光学活性体も安価に入手し易い
ため、原料としてリジン誘導体を用いた2−アミノ−6
−オキソヘキサン酸誘導体の製造方法は、操作の簡便さ
や経済面などから好ましいといえる。
ン誘導体を用いて2−アミノ−6−オキソヘキサン酸誘
導体が製造できることが報告されている(J.Am.C
hem.Soc.,Vol.104,No.16,19
82,4446−4450)。リジン誘導体は、安価で
かつ入手し易く、さらに光学活性体も安価に入手し易い
ため、原料としてリジン誘導体を用いた2−アミノ−6
−オキソヘキサン酸誘導体の製造方法は、操作の簡便さ
や経済面などから好ましいといえる。
【0007】
【化12】
【0008】(式中、i−Prはイソプロピルのことで
あり、Cbzはベンジルオキシカルボニルのことであ
る。) しかしながら、Ticeらは、Backleyらによっ
て報告された上記製法を追試した結果、以下に示すよう
に、2−アミノ−6−オキソヘキサン酸誘導体ではな
く、ヘテロ環化合物が得られることを報告している
(J.Org.Chem.,Vol.48,No.2
5,1983,5043−5048)。
あり、Cbzはベンジルオキシカルボニルのことであ
る。) しかしながら、Ticeらは、Backleyらによっ
て報告された上記製法を追試した結果、以下に示すよう
に、2−アミノ−6−オキソヘキサン酸誘導体ではな
く、ヘテロ環化合物が得られることを報告している
(J.Org.Chem.,Vol.48,No.2
5,1983,5043−5048)。
【0009】
【化13】
【0010】(式中、Cbzはベンジルオキシカルボニ
ルのことであり、Bnはベンジルのことである。) このため、リジン誘導体を原料とした6−オキソ−2−
フタルイミドヘキサン酸エステルを製造することのでき
る方法を開発することが望まれる。
ルのことであり、Bnはベンジルのことである。) このため、リジン誘導体を原料とした6−オキソ−2−
フタルイミドヘキサン酸エステルを製造することのでき
る方法を開発することが望まれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、リジ
ン誘導体を原料とした、安価で、簡便な、6−オキソ−
2−フタルイミドヘキサン酸エステルの製造方法、並び
に6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステルの
合成中間体である新規な化合物およびその製造方法を提
供することである。
ン誘導体を原料とした、安価で、簡便な、6−オキソ−
2−フタルイミドヘキサン酸エステルの製造方法、並び
に6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステルの
合成中間体である新規な化合物およびその製造方法を提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意研究を行った結果、リジンから簡便
に誘導することができる2−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ)−5−シアノペンタン酸を用い、新規な化合
物(後記式[Ia]、[Ib]、[Ic]、[Id]で
表される化合物)を経由することによって、安価に、簡
便に、6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステ
ルを得ることができることを見出し、本発明を完成する
に至った。
を達成するため鋭意研究を行った結果、リジンから簡便
に誘導することができる2−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ)−5−シアノペンタン酸を用い、新規な化合
物(後記式[Ia]、[Ib]、[Ic]、[Id]で
表される化合物)を経由することによって、安価に、簡
便に、6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステ
ルを得ることができることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0013】即ち、本発明は、(1)式[I]
【0014】
【化14】
【0015】(式中、R1は水素原子、炭素数1〜5の
アルキルまたはベンジルを示し、R2は水素原子を示
し、R3は水素原子またはベンジルオキシカルボニルを
示すか、あるいはR2とR3とが隣接する窒素原子と一緒
になってフタルイミド環を形成し、nは1〜3の整数を
示す。但し、R1およびR2が水素原子を示し、かつnが
3を示すとき、R3はベンジルオキシカルボニルを示さ
ない。)で表される、2−アミノ−ω−シアノアルカン
酸誘導体、その光学活性体またはその塩、(2)R1が
水素原子または炭素数1〜5のアルキルであり、R2が
水素原子であり、R3が水素原子またはベンジルオキシ
カルボニルであるか、あるいはR2とR 3とが隣接する窒
素原子と一緒になってフタルイミド環を形成し、かつn
が3である、上記(1)の2−アミノ−ω−シアノアル
カン酸誘導体、その光学活性体またはその塩、(3)上
記(1)の式[I]において、R1が炭素数1〜5のア
ルキルであり、R2とR3とが隣接する窒素原子と一緒に
なってフタルイミド環を形成し、かつnが3である、2
−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学
活性体、(4)R1がメチルである、上記(3)の2−
アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学活
性体、(5)上記(1)の式[I]において、R1が炭
素数1〜5のアルキルであり、R2およびR3が水素原子
であり、かつnが3である、2−アミノ−ω−シアノア
ルカン酸誘導体、その光学活性体またはその塩、(6)
R1がメチルである、上記(5)の2−アミノ−ω−シ
アノアルカン酸誘導体、その光学活性体またはその塩、
(7)上記(1)の式[I]において、R1が炭素数1
〜5のアルキルであり、R2が水素原子であり、R3がベ
ンジルオキシカルボニルであり、かつnが3である、2
−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学
活性体、(8)R1がメチルである、上記(7)の2−
アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学活
性体、(9)上記(1)の式[I]において、R1、R2
およびR3が水素原子であり、かつnが3である、2−
アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、その光学活性体
またはその塩、(10)2−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ)−5−シアノペンタン酸をエステル化するこ
とを特徴とする、式[Ia]
アルキルまたはベンジルを示し、R2は水素原子を示
し、R3は水素原子またはベンジルオキシカルボニルを
示すか、あるいはR2とR3とが隣接する窒素原子と一緒
になってフタルイミド環を形成し、nは1〜3の整数を
示す。但し、R1およびR2が水素原子を示し、かつnが
3を示すとき、R3はベンジルオキシカルボニルを示さ
ない。)で表される、2−アミノ−ω−シアノアルカン
酸誘導体、その光学活性体またはその塩、(2)R1が
水素原子または炭素数1〜5のアルキルであり、R2が
水素原子であり、R3が水素原子またはベンジルオキシ
カルボニルであるか、あるいはR2とR 3とが隣接する窒
素原子と一緒になってフタルイミド環を形成し、かつn
が3である、上記(1)の2−アミノ−ω−シアノアル
カン酸誘導体、その光学活性体またはその塩、(3)上
記(1)の式[I]において、R1が炭素数1〜5のア
ルキルであり、R2とR3とが隣接する窒素原子と一緒に
なってフタルイミド環を形成し、かつnが3である、2
−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学
活性体、(4)R1がメチルである、上記(3)の2−
アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学活
性体、(5)上記(1)の式[I]において、R1が炭
素数1〜5のアルキルであり、R2およびR3が水素原子
であり、かつnが3である、2−アミノ−ω−シアノア
ルカン酸誘導体、その光学活性体またはその塩、(6)
R1がメチルである、上記(5)の2−アミノ−ω−シ
アノアルカン酸誘導体、その光学活性体またはその塩、
(7)上記(1)の式[I]において、R1が炭素数1
〜5のアルキルであり、R2が水素原子であり、R3がベ
ンジルオキシカルボニルであり、かつnが3である、2
−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学
活性体、(8)R1がメチルである、上記(7)の2−
アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学活
性体、(9)上記(1)の式[I]において、R1、R2
およびR3が水素原子であり、かつnが3である、2−
アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、その光学活性体
またはその塩、(10)2−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ)−5−シアノペンタン酸をエステル化するこ
とを特徴とする、式[Ia]
【0016】
【化15】
【0017】(式中、R1aは炭素数1〜5のアルキルを
示し、R2aは水素原子を示し、R3aはベンジルオキシカ
ルボニルを示し、naは3を示す。)で表される化合物
(以下、化合物[Ia]ともいう)の製造方法、(1
1)アルキル化剤を用いてエステル化する、上記(1
0)の製造方法、(12)炭素数1〜5の低級アルカノ
ール中、酸触媒の存在下でエステル化する、上記(1
0)の製造方法、(13)さらに脱水剤を存在させる、
上記(12)の製造方法、(14)Nα−(ベンジルオ
キシカルボニル)リジンを酸化して、2−(ベンジルオ
キシカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸を得、
次いでこれをエステル化することを特徴とする、上記
(10)の製造方法、(15)2−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸を還元するこ
とを特徴とする、式[Ib]
示し、R2aは水素原子を示し、R3aはベンジルオキシカ
ルボニルを示し、naは3を示す。)で表される化合物
(以下、化合物[Ia]ともいう)の製造方法、(1
1)アルキル化剤を用いてエステル化する、上記(1
0)の製造方法、(12)炭素数1〜5の低級アルカノ
ール中、酸触媒の存在下でエステル化する、上記(1
0)の製造方法、(13)さらに脱水剤を存在させる、
上記(12)の製造方法、(14)Nα−(ベンジルオ
キシカルボニル)リジンを酸化して、2−(ベンジルオ
キシカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸を得、
次いでこれをエステル化することを特徴とする、上記
(10)の製造方法、(15)2−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸を還元するこ
とを特徴とする、式[Ib]
【0018】
【化16】
【0019】(式中、R1b、R2bおよびR3bは水素原子
を示し、nbは3を示す。)で表される化合物(以下、
化合物[Ib]ともいう)またはその塩の製造方法、
(16)パラジウム触媒を用いて還元する、上記(1
5)の製造方法、(17)Nα−(ベンジルオキシカル
ボニル)リジンを酸化して、2−(ベンジルオキシカル
ボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸を得、次いでこ
れを還元することを特徴とする、上記(15)の製造方
法、(18)化合物[Ia]を還元するか、または
化合物式[Ib]をエステル化することを特徴とする、
式[Ic]
を示し、nbは3を示す。)で表される化合物(以下、
化合物[Ib]ともいう)またはその塩の製造方法、
(16)パラジウム触媒を用いて還元する、上記(1
5)の製造方法、(17)Nα−(ベンジルオキシカル
ボニル)リジンを酸化して、2−(ベンジルオキシカル
ボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸を得、次いでこ
れを還元することを特徴とする、上記(15)の製造方
法、(18)化合物[Ia]を還元するか、または
化合物式[Ib]をエステル化することを特徴とする、
式[Ic]
【0020】
【化17】
【0021】(式中、R1cは炭素数1〜5のアルキルを
示し、R2cおよびR3cは水素原子を示し、かつncは3
を示す。)で表される化合物(以下、化合物[Ic]と
もいう)またはその塩の製造方法、(19)アルキル化
剤を用いてエステル化する、上記(18)の製造方法、
(20)において、炭素数1〜5の低級アルカノール
中、酸触媒の存在下でエステル化する、上記(18)の
製造方法、(21)さらに脱水剤を存在させる、上記
(20)の製造方法、(22)化合物[Ic]またはそ
の塩を、無水フタル酸と反応させることを特徴とする、
式[Id]
示し、R2cおよびR3cは水素原子を示し、かつncは3
を示す。)で表される化合物(以下、化合物[Ic]と
もいう)またはその塩の製造方法、(19)アルキル化
剤を用いてエステル化する、上記(18)の製造方法、
(20)において、炭素数1〜5の低級アルカノール
中、酸触媒の存在下でエステル化する、上記(18)の
製造方法、(21)さらに脱水剤を存在させる、上記
(20)の製造方法、(22)化合物[Ic]またはそ
の塩を、無水フタル酸と反応させることを特徴とする、
式[Id]
【0022】
【化18】
【0023】(式中、R1dは炭素数1〜5のアルキルを
示し、R2dとR3dとが隣接する窒素原子と一緒になって
フタルイミド環を形成し、かつndは3を示す。)で表
される化合物(以下、化合物[Id]ともいう)の製造
方法、および(23)化合物[Id]のシアノ基をアル
デヒド基に変換することを特徴とする、式[II]
示し、R2dとR3dとが隣接する窒素原子と一緒になって
フタルイミド環を形成し、かつndは3を示す。)で表
される化合物(以下、化合物[Id]ともいう)の製造
方法、および(23)化合物[Id]のシアノ基をアル
デヒド基に変換することを特徴とする、式[II]
【0024】
【化19】
【0025】(式中、R1d、R2d、R3d、ndは上記と
同義である。)で表される6−オキソ−2−フタルイミ
ドヘキサン酸エステル(以下、化合物[II]ともい
う)の製造方法に関する。
同義である。)で表される6−オキソ−2−フタルイミ
ドヘキサン酸エステル(以下、化合物[II]ともい
う)の製造方法に関する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
R1における「炭素数1〜5のアルキル」としては、直
鎖状または分岐鎖状であり、好ましくは炭素数1〜3の
アルキルである。具体例としては、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、tert−ブチル、ペンチルなどが挙げられ、
好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
特に好ましくはメチルである。
R1における「炭素数1〜5のアルキル」としては、直
鎖状または分岐鎖状であり、好ましくは炭素数1〜3の
アルキルである。具体例としては、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、tert−ブチル、ペンチルなどが挙げられ、
好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
特に好ましくはメチルである。
【0027】nは好ましくは3である。
【0028】上記式[I]で表される2−アミノ−ω−
シアノアルカン酸として、R1は水素原子または炭素数
1〜5のアルキルを示し、R2は水素原子を示し、R3は
水素原子またはベンジルオキシカルボニルを示すか、ま
たはR2とR3とが隣接する窒素原子と一緒になってフタ
ルイミド環を形成し、かつnは3を示す場合(但し、R
1およびR2が水素原子であり、かつnが3であるとき、
R3はベンジルオキシカルボニルではない)が好まし
く、下記(A)〜(D)の場合がより好ましい。
シアノアルカン酸として、R1は水素原子または炭素数
1〜5のアルキルを示し、R2は水素原子を示し、R3は
水素原子またはベンジルオキシカルボニルを示すか、ま
たはR2とR3とが隣接する窒素原子と一緒になってフタ
ルイミド環を形成し、かつnは3を示す場合(但し、R
1およびR2が水素原子であり、かつnが3であるとき、
R3はベンジルオキシカルボニルではない)が好まし
く、下記(A)〜(D)の場合がより好ましい。
【0029】(A)R1が炭素数1〜5のアルキルであ
り、R2が水素原子でありR3がベンジルオキシカルボニ
ルであり、かつnが3である場合; (B)R1、R2およびR3が水素原子であり、かつnが
3である場合;
り、R2が水素原子でありR3がベンジルオキシカルボニ
ルであり、かつnが3である場合; (B)R1、R2およびR3が水素原子であり、かつnが
3である場合;
【0030】(C)R1が炭素数1〜5のアルキルであ
り、R2およびR3が水素原子であり、かつnが3である
場合;並びに (D)R1が炭素数1〜5のアルキルであり、R2とR3
とが隣接する窒素原子と一緒になってフタルイミド環を
形成し、かつnが3である場合。 上記(A)〜(D)の場合の式[I]は、順に、化合物
[Ia]、化合物[Ib]、化合物[Ic]、化合物
[Id]に相当する。また、上記(A)、(C)および
(D)におけるR1はメチルである場合がさらに好まし
い。
り、R2およびR3が水素原子であり、かつnが3である
場合;並びに (D)R1が炭素数1〜5のアルキルであり、R2とR3
とが隣接する窒素原子と一緒になってフタルイミド環を
形成し、かつnが3である場合。 上記(A)〜(D)の場合の式[I]は、順に、化合物
[Ia]、化合物[Ib]、化合物[Ic]、化合物
[Id]に相当する。また、上記(A)、(C)および
(D)におけるR1はメチルである場合がさらに好まし
い。
【0031】本発明においては、式[I]の2−アミノ
−ω−シアノアルカン酸誘導体は、ラセミ体、光学活性
体を含有する。当該光学活性体としては、2位がS配位
である下記立体構造を有する場合が好ましい。
−ω−シアノアルカン酸誘導体は、ラセミ体、光学活性
体を含有する。当該光学活性体としては、2位がS配位
である下記立体構造を有する場合が好ましい。
【0032】
【化20】
【0033】式[I]の2−アミノ−ω−シアノアルカ
ン酸の塩としては、鉱酸塩(例えば、塩酸塩、硫酸塩な
ど)、有機スルホン酸塩(例えば、p−トルエンスルホ
ン酸塩など)、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム
塩、カリウム塩など)、アンモニウム塩、有機アミン塩
などが挙げられる。
ン酸の塩としては、鉱酸塩(例えば、塩酸塩、硫酸塩な
ど)、有機スルホン酸塩(例えば、p−トルエンスルホ
ン酸塩など)、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム
塩、カリウム塩など)、アンモニウム塩、有機アミン塩
などが挙げられる。
【0034】化合物[Ia]の製造方法 新規な化合物[Ia]は、例えば、2−(ベンジルオキ
シカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸をエステ
ル化することによって得ることができる。当該エステル
化は、公知の方法で行うことができ、例えば、方法A:
炭素数1〜5の低級アルカノール中、酸触媒の存在下、
さらに必要に応じて、脱水剤を存在させてエステル化す
る方法、方法B:アルキル化剤を用いてエステル化する
方法が挙げられる。ここで、原料として、2−(ベンジ
ルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸の
光学活性体を用いれば、立体配置を保持したまま、化合
物[Ia]の光学活性体を得ることができる。
シカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸をエステ
ル化することによって得ることができる。当該エステル
化は、公知の方法で行うことができ、例えば、方法A:
炭素数1〜5の低級アルカノール中、酸触媒の存在下、
さらに必要に応じて、脱水剤を存在させてエステル化す
る方法、方法B:アルキル化剤を用いてエステル化する
方法が挙げられる。ここで、原料として、2−(ベンジ
ルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸の
光学活性体を用いれば、立体配置を保持したまま、化合
物[Ia]の光学活性体を得ることができる。
【0035】方法Aについて 具体的には、炭素数1〜5の低級アルカノール中に、酸
触媒および2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−
5−シアノペンタン酸を添加して攪拌することにより、
化合物[Ia]を得ることができる。必要に応じて、脱
水剤(例えば、塩化チオニル、2,2−ジメトキシプロ
パンなど)を添加してもよく、酸触媒および2−(ベン
ジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸
と同時に適量添加すればよい。
触媒および2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−
5−シアノペンタン酸を添加して攪拌することにより、
化合物[Ia]を得ることができる。必要に応じて、脱
水剤(例えば、塩化チオニル、2,2−ジメトキシプロ
パンなど)を添加してもよく、酸触媒および2−(ベン
ジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸
と同時に適量添加すればよい。
【0036】方法Aにおける炭素数1〜5の低級アルカ
ノールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロパノール、ブタノール、ペンタノ
ールなどが挙げられ、メタノールが好ましい。当該溶媒
の使用量は、2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)
−5−シアノペンタン酸1重量部に対して、通常5〜6
0重量部、好ましくは5〜20重量部である。
ノールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロパノール、ブタノール、ペンタノ
ールなどが挙げられ、メタノールが好ましい。当該溶媒
の使用量は、2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)
−5−シアノペンタン酸1重量部に対して、通常5〜6
0重量部、好ましくは5〜20重量部である。
【0037】方法Aにおける酸触媒としては、例えば、
塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸などが挙げられ、
塩酸、硫酸が好ましい。酸触媒の使用量は、用いる試薬
の種類などによって異なり、通常、触媒量以上である。
脱水剤として塩化チオニルを反応系に添加した場合、発
生した塩化水素が酸触媒として働く。
塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸などが挙げられ、
塩酸、硫酸が好ましい。酸触媒の使用量は、用いる試薬
の種類などによって異なり、通常、触媒量以上である。
脱水剤として塩化チオニルを反応系に添加した場合、発
生した塩化水素が酸触媒として働く。
【0038】用いる試薬の種類などによって異なるが、
方法Aの反応は、通常−10℃から用いる溶媒の沸点の
範囲で行え、通常、使用する試薬を全て添加した瞬時に
終了するか、または10時間以内に終了する。
方法Aの反応は、通常−10℃から用いる溶媒の沸点の
範囲で行え、通常、使用する試薬を全て添加した瞬時に
終了するか、または10時間以内に終了する。
【0039】方法Bについて 具体的には、2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)
−5−シアノペンタン酸を溶媒に溶解後、塩基およびア
ルキル化剤を加えて攪拌することにより、化合物[I
a]を得ることができる。
−5−シアノペンタン酸を溶媒に溶解後、塩基およびア
ルキル化剤を加えて攪拌することにより、化合物[I
a]を得ることができる。
【0040】方法Bで用いる溶媒としては、上記エステ
ル化を阻害しない溶媒であれば特に限定はなく、例え
ば、アミド系溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムア
ミド(DMF)など)、ケトン系溶媒(例えば、アセト
ンなど)、ジメチルスルホキシド、水、およびこれらの
混合溶媒が挙げられ、好ましくはDMF、アセトンと水
との混合溶媒が挙げられる。当該溶媒の使用量は、2−
(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペン
タン酸1重量部に対して、通常1〜10重量部、好まし
くは2〜3重量部である。上記溶媒以外にも、水と混和
しない溶媒(例えば、トルエンなど)と水との混合溶媒
を用いることもでき、このような溶媒を用いる場合に
は、相間移動触媒の存在下で反応は進行する。
ル化を阻害しない溶媒であれば特に限定はなく、例え
ば、アミド系溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムア
ミド(DMF)など)、ケトン系溶媒(例えば、アセト
ンなど)、ジメチルスルホキシド、水、およびこれらの
混合溶媒が挙げられ、好ましくはDMF、アセトンと水
との混合溶媒が挙げられる。当該溶媒の使用量は、2−
(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペン
タン酸1重量部に対して、通常1〜10重量部、好まし
くは2〜3重量部である。上記溶媒以外にも、水と混和
しない溶媒(例えば、トルエンなど)と水との混合溶媒
を用いることもでき、このような溶媒を用いる場合に
は、相間移動触媒の存在下で反応は進行する。
【0041】方法Bで用いる塩基としては、例えば、炭
酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリ
エチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げ
られ、好ましくは炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸
化ナトリウムが挙げられる。当該塩基の使用量は、2−
(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペン
タン酸1モルに対して、通常1〜5モル、好ましくは1
〜2モルである。
酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリ
エチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げ
られ、好ましくは炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸
化ナトリウムが挙げられる。当該塩基の使用量は、2−
(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペン
タン酸1モルに対して、通常1〜5モル、好ましくは1
〜2モルである。
【0042】方法Bで用いるアルキル化剤としては、例
えば、ジアルキル硫酸、ハロゲン化アルキルが挙げら
れ、ジメチル硫酸、ヨウ化メチル、臭化メチルが好まし
い。当該アルキル化剤の使用量は、2−(ベンジルオキ
シカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸1モルに
対して、通常1〜5モル、好ましくは1〜2モルであ
る。
えば、ジアルキル硫酸、ハロゲン化アルキルが挙げら
れ、ジメチル硫酸、ヨウ化メチル、臭化メチルが好まし
い。当該アルキル化剤の使用量は、2−(ベンジルオキ
シカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸1モルに
対して、通常1〜5モル、好ましくは1〜2モルであ
る。
【0043】上記ジアルキル硫酸としては、各アルキル
の炭素数が1〜5であるジアルキル硫酸が挙げられ、ジ
メチル硫酸、ジエチル硫酸が好ましい。
の炭素数が1〜5であるジアルキル硫酸が挙げられ、ジ
メチル硫酸、ジエチル硫酸が好ましい。
【0044】上記ハロゲン化アルキルとしては、アルキ
ル部が炭素数1〜5である直鎖状または分岐鎖状のアル
キルであり、ハロゲン部が塩素、臭素、ヨウ素であるハ
ロゲン化アルキルが挙げられ、具体例としては、ヨウ化
メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ化イソプ
ロピル、ヨウ化ブチル、ヨウ化イソブチル、ヨウ化se
c−ブチル、ヨウ化ペンチル;塩素化メチル、塩素化エ
チル、塩素化プロピル、塩素化イソプロピル、塩素化ブ
チル、塩素化イソブチル、塩素化sec−ブチル、塩素
化ペンチル;臭素化メチル、臭素化エチル、臭素化プロ
ピル、臭素化イソプロピル、臭素化ブチル、臭素化イソ
ブチル、臭素化sec−ブチル、臭素化ペンチル;など
が挙げられる。
ル部が炭素数1〜5である直鎖状または分岐鎖状のアル
キルであり、ハロゲン部が塩素、臭素、ヨウ素であるハ
ロゲン化アルキルが挙げられ、具体例としては、ヨウ化
メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ化イソプ
ロピル、ヨウ化ブチル、ヨウ化イソブチル、ヨウ化se
c−ブチル、ヨウ化ペンチル;塩素化メチル、塩素化エ
チル、塩素化プロピル、塩素化イソプロピル、塩素化ブ
チル、塩素化イソブチル、塩素化sec−ブチル、塩素
化ペンチル;臭素化メチル、臭素化エチル、臭素化プロ
ピル、臭素化イソプロピル、臭素化ブチル、臭素化イソ
ブチル、臭素化sec−ブチル、臭素化ペンチル;など
が挙げられる。
【0045】方法Bにおける反応温度は、通常、常温か
ら80℃、好ましくは常温から60℃であり、反応時間
は、通常1〜12時間、好ましくは1〜8時間である。
ら80℃、好ましくは常温から60℃であり、反応時間
は、通常1〜12時間、好ましくは1〜8時間である。
【0046】化合物[Ia]の単離は、常法で行えばよ
く、例えば、反応液に水を注入後、有機溶媒(例えば、
酢酸エチルなど)で抽出し、有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより行うこと
ができる。化合物[Ia]の精製も、常法で行うことが
でき、例えば、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘプタン:酢酸エチル=1:1)によって行うことが
できる。
く、例えば、反応液に水を注入後、有機溶媒(例えば、
酢酸エチルなど)で抽出し、有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより行うこと
ができる。化合物[Ia]の精製も、常法で行うことが
でき、例えば、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘプタン:酢酸エチル=1:1)によって行うことが
できる。
【0047】化合物[Ib]の製造方法 新規な化合物[Ib]およびその塩は、例えば、2−
(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペン
タン酸を還元することよって得ることができる。当該還
元は、常法で行うことができ、具体的には、2−(ベン
ジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸
を溶媒に溶解後、還元触媒を加えて、水素雰囲気下で攪
拌することによって得ることができる。
(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペン
タン酸を還元することよって得ることができる。当該還
元は、常法で行うことができ、具体的には、2−(ベン
ジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸
を溶媒に溶解後、還元触媒を加えて、水素雰囲気下で攪
拌することによって得ることができる。
【0048】化合物[Ib]の製造に用いる溶媒として
は、例えば、アルコール系溶媒(例えば、メタノールな
ど)、エステル系溶媒(例えば、酢酸エチルなど)、有
機酸系溶媒(例えば、酢酸など);これらの混合溶媒:
これらの溶媒と水との混合溶媒などが挙げられ、好まし
くはメタノールが挙げられる。当該溶媒の使用量として
は、2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シ
アノペンタン酸1重量部に対して、通常2〜50重量
部、好ましくは5〜30重量部である。
は、例えば、アルコール系溶媒(例えば、メタノールな
ど)、エステル系溶媒(例えば、酢酸エチルなど)、有
機酸系溶媒(例えば、酢酸など);これらの混合溶媒:
これらの溶媒と水との混合溶媒などが挙げられ、好まし
くはメタノールが挙げられる。当該溶媒の使用量として
は、2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シ
アノペンタン酸1重量部に対して、通常2〜50重量
部、好ましくは5〜30重量部である。
【0049】化合物[Ib]の製造に用いる還元触媒と
しては、パラジウム触媒が好ましく、Pd/Cがより好
ましい。当該触媒の使用量は、用いる触媒の種類によっ
て異なり、5%Pd/Cの場合、2−(ベンジルオキシ
カルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸100重量
部に対して、通常2〜30重量部、好ましくは5〜20
重量部である。
しては、パラジウム触媒が好ましく、Pd/Cがより好
ましい。当該触媒の使用量は、用いる触媒の種類によっ
て異なり、5%Pd/Cの場合、2−(ベンジルオキシ
カルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸100重量
部に対して、通常2〜30重量部、好ましくは5〜20
重量部である。
【0050】化合物[Ib]の製造に用いる水素の量と
しては、2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸を還元できる量であればよい。
しては、2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸を還元できる量であればよい。
【0051】化合物[Ib]の製造における反応温度
は、通常常温から60℃、好ましくは常温から50℃で
あり、反応時間は、通常30分〜12時間、好ましくは
30分〜8時間である。
は、通常常温から60℃、好ましくは常温から50℃で
あり、反応時間は、通常30分〜12時間、好ましくは
30分〜8時間である。
【0052】化合物[Ib]の単離は、常法で行うこと
ができ、例えば、反応液から析出した固体に水を加えて
溶解させ、触媒を濾去後、濾液を減圧留去することによ
り行うことができる。化合物[Ib]の精製は、常法
(例えば、再結晶、カラムクロマトグラフィーなど)に
より行うことができる。
ができ、例えば、反応液から析出した固体に水を加えて
溶解させ、触媒を濾去後、濾液を減圧留去することによ
り行うことができる。化合物[Ib]の精製は、常法
(例えば、再結晶、カラムクロマトグラフィーなど)に
より行うことができる。
【0053】化合物[Ic]の製造方法 新規な化合物[Ic]またはその塩は、例えば、化合
物[Ia]を還元するか、または化合物[Ib]をエ
ステル化することにより得ることができる。方法およ
び方法について、以下に順に詳細に説明する。
物[Ia]を還元するか、または化合物[Ib]をエ
ステル化することにより得ることができる。方法およ
び方法について、以下に順に詳細に説明する。
【0054】方法:化合物[Ia]の還元 化合物[Ia]の還元は、通常の還元方法を用いて行う
ことができ、例えば、接触還元法によって行うことがで
きる。具体的には、溶媒に還元触媒を加えた後、化合物
[Ia]の溶液を加え、水素雰囲気下で攪拌することに
よって、化合物[Ic]を得ることができる。また、安
定な塩(例えば、塩酸塩)として得るためには、塩化水
素を用いるか、またはアセチルクロリドを添加して系内
で塩化水素を発生させることが好ましい。
ことができ、例えば、接触還元法によって行うことがで
きる。具体的には、溶媒に還元触媒を加えた後、化合物
[Ia]の溶液を加え、水素雰囲気下で攪拌することに
よって、化合物[Ic]を得ることができる。また、安
定な塩(例えば、塩酸塩)として得るためには、塩化水
素を用いるか、またはアセチルクロリドを添加して系内
で塩化水素を発生させることが好ましい。
【0055】方法における溶媒としては、例えば、ア
ルコール系溶媒(例えば、メタノールなど)、エステル
系溶媒(例えば、酢酸エチルなど)、有機酸系溶媒(例
えば、酢酸など);これらの混合溶媒:これらの溶媒と
水との混合溶媒などが挙げられ、好ましくはメタノール
が挙げられる。当該溶媒の使用量としては、化合物[I
a]1重量部に対して、通常2〜50重量部、好ましく
は5〜30重量部である。
ルコール系溶媒(例えば、メタノールなど)、エステル
系溶媒(例えば、酢酸エチルなど)、有機酸系溶媒(例
えば、酢酸など);これらの混合溶媒:これらの溶媒と
水との混合溶媒などが挙げられ、好ましくはメタノール
が挙げられる。当該溶媒の使用量としては、化合物[I
a]1重量部に対して、通常2〜50重量部、好ましく
は5〜30重量部である。
【0056】方法における還元触媒としては、パラジ
ウム触媒が好ましく、Pd/Cがより好ましい。当該触
媒の使用量は、用いる触媒の種類によって異なり、5%
Pd/Cの場合、化合物[Ia]100重量部に対し
て、通常2〜40重量部、好ましくは5〜30重量部で
ある。
ウム触媒が好ましく、Pd/Cがより好ましい。当該触
媒の使用量は、用いる触媒の種類によって異なり、5%
Pd/Cの場合、化合物[Ia]100重量部に対し
て、通常2〜40重量部、好ましくは5〜30重量部で
ある。
【0057】方法で用いる水素の量としては、化合物
[Ia]を還元できる量であればよい。
[Ia]を還元できる量であればよい。
【0058】方法における反応温度は、通常常温から
60℃、好ましくは常温から50℃であり、反応時間
は、通常30分〜12時間、好ましくは30分〜8時間
である。
60℃、好ましくは常温から50℃であり、反応時間
は、通常30分〜12時間、好ましくは30分〜8時間
である。
【0059】化合物[Ic]の単離は、常法で行うこと
ができる。例えば、反応液から触媒を濾去後、濾液を減
圧留去することにより、化合物[Ic]を単離すること
ができる。化合物[Ic]の精製は、常法(例えば、カ
ラムクロマトグラフィーなど)により行うことができ
る。
ができる。例えば、反応液から触媒を濾去後、濾液を減
圧留去することにより、化合物[Ic]を単離すること
ができる。化合物[Ic]の精製は、常法(例えば、カ
ラムクロマトグラフィーなど)により行うことができ
る。
【0060】方法:化合物[Ib]のエステル化 化合物[Ib]のエステル化は、常法で行えばよく、例
えば、方法a:炭素数1〜5の低級アルカノール中、酸
触媒の存在下、さらに必要に応じて、脱水剤を存在させ
てエステル化する方法、方法b:アルキル化剤を用いて
エステル化する方法が挙げられる。ここで、原料とし
て、化合物[1b]の光学活性体を用いれば、立体配置
を保持したまま、化合物[Ic]の光学活性体を得るこ
とができる。
えば、方法a:炭素数1〜5の低級アルカノール中、酸
触媒の存在下、さらに必要に応じて、脱水剤を存在させ
てエステル化する方法、方法b:アルキル化剤を用いて
エステル化する方法が挙げられる。ここで、原料とし
て、化合物[1b]の光学活性体を用いれば、立体配置
を保持したまま、化合物[Ic]の光学活性体を得るこ
とができる。
【0061】方法aについて 具体的には、炭素数1〜5の低級アルカノール中に、酸
触媒および化合物[Ib]を添加して攪拌することによ
り、化合物[Ic]を得ることができる。必要に応じ
て、脱水剤(例えば、塩化チオニル、2,2−ジメトキ
シプロパンなど)を添加してもよく、化合物[Ib]と
同時に適量添加すればよい。
触媒および化合物[Ib]を添加して攪拌することによ
り、化合物[Ic]を得ることができる。必要に応じ
て、脱水剤(例えば、塩化チオニル、2,2−ジメトキ
シプロパンなど)を添加してもよく、化合物[Ib]と
同時に適量添加すればよい。
【0062】方法aにおける炭素数1〜5の低級アルカ
ノールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、ブタノール、ペンタノールなどが挙げら
れ、メタノールが好ましい。当該溶媒の使用量は、化合
物[Ib]1重量部に対して、通常1〜60重量部、好
ましくは2〜20重量部である。
ノールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、ブタノール、ペンタノールなどが挙げら
れ、メタノールが好ましい。当該溶媒の使用量は、化合
物[Ib]1重量部に対して、通常1〜60重量部、好
ましくは2〜20重量部である。
【0063】方法aにおける酸触媒としては、例えば、
塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸などが挙げられ、
塩酸、硫酸が好ましい。酸触媒の使用量は、用いる試薬
の種類などによって異なり、通常、触媒量以上である。
脱水剤として塩化チオニルを反応系に添加した場合、発
生した塩化水素が酸触媒として働く。
塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸などが挙げられ、
塩酸、硫酸が好ましい。酸触媒の使用量は、用いる試薬
の種類などによって異なり、通常、触媒量以上である。
脱水剤として塩化チオニルを反応系に添加した場合、発
生した塩化水素が酸触媒として働く。
【0064】用いる試薬の種類などによって異なるが、
方法aの反応は、通常−10℃から用いる溶媒の沸点の
範囲で行え、通常、使用する試薬を全て添加した瞬時に
終了するか、または10時間以内に終了する。
方法aの反応は、通常−10℃から用いる溶媒の沸点の
範囲で行え、通常、使用する試薬を全て添加した瞬時に
終了するか、または10時間以内に終了する。
【0065】方法bについて 具体的には、化合物[Ib]を溶媒に溶解後、塩基およ
びアルキル化剤を加えて攪拌することにより、化合物
[Ic]を得ることができる。
びアルキル化剤を加えて攪拌することにより、化合物
[Ic]を得ることができる。
【0066】方法bで用いる溶媒としては、上記エステ
ル化を阻害しない溶媒であれば特に限定はなく、例え
ば、アミド系溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムア
ミド(DMF)など)、ケトン系溶媒(例えば、アセト
ンなど)、ジメチルスルホキシド、水、およびこれらの
混合溶媒が挙げられ、好ましくはDMF、アセトンと水
との混合溶媒が挙げられる。当該溶媒の使用量は、化合
物[1b]1重量部に対して、通常1〜10重量部、好
ましくは2〜3重量部である。上記溶媒以外にも、水と
混和しない溶媒(例えば、トルエンなど)と水との混合
溶媒を用いることもでき、このような溶媒を用いる場合
には、相間移動触媒の存在下で反応は進行する。
ル化を阻害しない溶媒であれば特に限定はなく、例え
ば、アミド系溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムア
ミド(DMF)など)、ケトン系溶媒(例えば、アセト
ンなど)、ジメチルスルホキシド、水、およびこれらの
混合溶媒が挙げられ、好ましくはDMF、アセトンと水
との混合溶媒が挙げられる。当該溶媒の使用量は、化合
物[1b]1重量部に対して、通常1〜10重量部、好
ましくは2〜3重量部である。上記溶媒以外にも、水と
混和しない溶媒(例えば、トルエンなど)と水との混合
溶媒を用いることもでき、このような溶媒を用いる場合
には、相間移動触媒の存在下で反応は進行する。
【0067】方法bで用いる塩基としては、例えば、炭
酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリ
エチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げ
られ、好ましくは炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸
化ナトリウムが挙げられる。当該塩基の使用量は、化合
物[Ib]1モルに対して、通常1〜5モル、好ましく
は1〜2モルである。
酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリ
エチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げ
られ、好ましくは炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸
化ナトリウムが挙げられる。当該塩基の使用量は、化合
物[Ib]1モルに対して、通常1〜5モル、好ましく
は1〜2モルである。
【0068】方法bで用いるアルキル化剤としては、例
えば、ジアルキル硫酸、ハロゲン化アルキルが挙げら
れ、ジメチル硫酸、ヨウ化メチル、臭化メチルが好まし
い。当該アルキル化剤の使用量は、化合物[Ib]1モ
ルに対して、通常1〜5モル、好ましくは1〜2モルで
ある。
えば、ジアルキル硫酸、ハロゲン化アルキルが挙げら
れ、ジメチル硫酸、ヨウ化メチル、臭化メチルが好まし
い。当該アルキル化剤の使用量は、化合物[Ib]1モ
ルに対して、通常1〜5モル、好ましくは1〜2モルで
ある。
【0069】上記ジアルキル硫酸としては、各アルキル
の炭素数が1〜5であるジアルキル硫酸が挙げられ、ジ
メチル硫酸、ジエチル硫酸が好ましい。
の炭素数が1〜5であるジアルキル硫酸が挙げられ、ジ
メチル硫酸、ジエチル硫酸が好ましい。
【0070】上記ハロゲン化アルキルとしては、アルキ
ル部が炭素数1〜5である直鎖状または分岐鎖状のアル
キルであり、ハロゲン部が塩素、臭素、ヨウ素であるハ
ロゲン化アルキルが挙げられ、具体例としては、ヨウ化
メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ化イソプ
ロピル、ヨウ化ブチル、ヨウ化イソブチル、ヨウ化se
c−ブチル、ヨウ化ペンチル;塩素化メチル、塩素化エ
チル、塩素化プロピル、塩素化イソプロピル、塩素化ブ
チル、塩素化イソブチル、塩素化sec−ブチル、塩素
化ペンチル;臭素化メチル、臭素化エチル、臭素化プロ
ピル、臭素化イソプロピル、臭素化ブチル、臭素化イソ
ブチル、臭素化sec−ブチル、臭素化ペンチル;など
が挙げられる。
ル部が炭素数1〜5である直鎖状または分岐鎖状のアル
キルであり、ハロゲン部が塩素、臭素、ヨウ素であるハ
ロゲン化アルキルが挙げられ、具体例としては、ヨウ化
メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ化イソプ
ロピル、ヨウ化ブチル、ヨウ化イソブチル、ヨウ化se
c−ブチル、ヨウ化ペンチル;塩素化メチル、塩素化エ
チル、塩素化プロピル、塩素化イソプロピル、塩素化ブ
チル、塩素化イソブチル、塩素化sec−ブチル、塩素
化ペンチル;臭素化メチル、臭素化エチル、臭素化プロ
ピル、臭素化イソプロピル、臭素化ブチル、臭素化イソ
ブチル、臭素化sec−ブチル、臭素化ペンチル;など
が挙げられる。
【0071】方法bにおける反応温度は、通常、常温か
ら80℃、好ましくは常温から60℃であり、反応時間
は、通常1〜12時間、好ましくは1〜8時間である。
ら80℃、好ましくは常温から60℃であり、反応時間
は、通常1〜12時間、好ましくは1〜8時間である。
【0072】化合物[Ic]の単離は、常法で行うこと
ができる。例えば、反応液を減圧濃縮することにより、
化合物[Ic]の塩酸塩が単離され、当該塩を中和後、
抽出などを行うことにより、化合物[Ic]のフリー体
を単離することができる。化合物[Ic]の精製は、常
法(例えば、カラムクロマトグラフィーなど)で行うこ
とができる。
ができる。例えば、反応液を減圧濃縮することにより、
化合物[Ic]の塩酸塩が単離され、当該塩を中和後、
抽出などを行うことにより、化合物[Ic]のフリー体
を単離することができる。化合物[Ic]の精製は、常
法(例えば、カラムクロマトグラフィーなど)で行うこ
とができる。
【0073】化合物[Id]の製造方法 新規な化合物[Id]は、例えば、化合物[Ic]また
はその塩を無水フタル酸と反応させることにより得るこ
とができる。具体的には、化合物[Ic]またはその
塩、無水フタル酸、塩基および溶媒の混合物を加熱する
ことにより、化合物[Id]を得ることができる。
はその塩を無水フタル酸と反応させることにより得るこ
とができる。具体的には、化合物[Ic]またはその
塩、無水フタル酸、塩基および溶媒の混合物を加熱する
ことにより、化合物[Id]を得ることができる。
【0074】化合物[Id]の製造に用いる溶媒として
は、好ましくはトルエン挙げられる。当該溶媒の使用量
としては、化合物[Ic]1重量部に対して、通常5〜
150重量部、好ましくは10〜100重量部である。
は、好ましくはトルエン挙げられる。当該溶媒の使用量
としては、化合物[Ic]1重量部に対して、通常5〜
150重量部、好ましくは10〜100重量部である。
【0075】化合物[Id]の製造に用いる塩基として
は、好ましくはトリエチルアミンが挙げられる。当該塩
基の使用量としては、化合物[Ic]1モルに対して、
2〜10モル、好ましくは3〜5モルである。
は、好ましくはトリエチルアミンが挙げられる。当該塩
基の使用量としては、化合物[Ic]1モルに対して、
2〜10モル、好ましくは3〜5モルである。
【0076】化合物[Id]の製造に用いる無水フタル
酸の使用量としては、化合物[Ic]1モルに対して、
通常0.9〜2モル、好ましくは1〜1.5モルであ
る。
酸の使用量としては、化合物[Ic]1モルに対して、
通常0.9〜2モル、好ましくは1〜1.5モルであ
る。
【0077】化合物[Id]の製造方法における反応温
度は、通常用いる溶媒の沸点であり、反応時間は、通常
30分〜8時間である。
度は、通常用いる溶媒の沸点であり、反応時間は、通常
30分〜8時間である。
【0078】化合物[Id]の単離は、常法で行うこと
ができ、例えば、反応液を冷却後、酸性として有機層を
分離して乾燥後、溶媒を減圧留去することにより行うこ
とができる。化合物[Id]の精製は、常法(例えば、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー)により行うこと
ができる。
ができ、例えば、反応液を冷却後、酸性として有機層を
分離して乾燥後、溶媒を減圧留去することにより行うこ
とができる。化合物[Id]の精製は、常法(例えば、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー)により行うこと
ができる。
【0079】化合物[II]の製造方法 化合物[II]は、例えば、新規化合物[Id]のシア
ノ基をアルデヒド基に変換することによって得ることが
できる。具体的には、化合物[Id]をギ酸に溶解後、
これに金属触媒を添加することによって、化合物[I
I]を得ることができる。
ノ基をアルデヒド基に変換することによって得ることが
できる。具体的には、化合物[Id]をギ酸に溶解後、
これに金属触媒を添加することによって、化合物[I
I]を得ることができる。
【0080】化合物[II]の製造に使用する金属触媒
としては、ニッケル系触媒が好ましく、例えばラネーニ
ッケル触媒、ラネーニッケル合金(展開する前のもの)
などが挙げられ、より好ましくはラネーニッケル合金
(展開する前のもの)が挙げられる。当該金属触媒の使
用量は、化合物[Id]1重量部に対して、通常0.8
〜3重量部、好ましくは1〜2重量部である。
としては、ニッケル系触媒が好ましく、例えばラネーニ
ッケル触媒、ラネーニッケル合金(展開する前のもの)
などが挙げられ、より好ましくはラネーニッケル合金
(展開する前のもの)が挙げられる。当該金属触媒の使
用量は、化合物[Id]1重量部に対して、通常0.8
〜3重量部、好ましくは1〜2重量部である。
【0081】化合物[II]の製造に使用するギ酸の量
は、化合物[Id]1重量部に対して、通常10〜50
重量部、好ましくは10〜30重量部である。
は、化合物[Id]1重量部に対して、通常10〜50
重量部、好ましくは10〜30重量部である。
【0082】化合物[II]の製造は、常温からギ酸の
沸点までの範囲、好ましくは40〜90℃で行う。化合
物[II]の製造における反応の終了は、反応液の一部
を濃縮してプロトンNMRを測定することによって決定
する。
沸点までの範囲、好ましくは40〜90℃で行う。化合
物[II]の製造における反応の終了は、反応液の一部
を濃縮してプロトンNMRを測定することによって決定
する。
【0083】化合物[II]の単離は、常法で行えばよ
く、例えば、反応液を冷却し、金属触媒を濾去し、濾液
を濃縮後に水を加え、有機溶媒(例えば、酢酸エチル)
で抽出し、得られた有機層を乾燥し、溶媒を減圧留去す
ることによって行うことができる。化合物[II]の精
製は、常法で行うことができる。
く、例えば、反応液を冷却し、金属触媒を濾去し、濾液
を濃縮後に水を加え、有機溶媒(例えば、酢酸エチル)
で抽出し、得られた有機層を乾燥し、溶媒を減圧留去す
ることによって行うことができる。化合物[II]の精
製は、常法で行うことができる。
【0084】上記で得られた化合物[II]は、公知の
方法、例えば特開平7−48259に記載の方法によっ
て、(S)−6,6−ジメトキシ−2−フタルイミドへ
キサン酸エステルに誘導することができる。
方法、例えば特開平7−48259に記載の方法によっ
て、(S)−6,6−ジメトキシ−2−フタルイミドへ
キサン酸エステルに誘導することができる。
【0085】具体的には、例えば、(S)−6−オキソ
−2−フタルイミドへキサン酸メチルエステルをオルト
ギ酸メチルに溶解し、これにp−トシル酸・1水和物を
加えて攪拌することによって、(S)−6,6−ジメト
キシ−2−フタルイミドへキサン酸エステルを得ること
ができる。
−2−フタルイミドへキサン酸メチルエステルをオルト
ギ酸メチルに溶解し、これにp−トシル酸・1水和物を
加えて攪拌することによって、(S)−6,6−ジメト
キシ−2−フタルイミドへキサン酸エステルを得ること
ができる。
【0086】(S)−6,6−ジメトキシ−2−フタル
イミドへキサン酸エステルの製造に使用する各種原料の
使用量や温度など反応条件については、特開平7−48
259の記載に準じて適宜決定すればよい。
イミドへキサン酸エステルの製造に使用する各種原料の
使用量や温度など反応条件については、特開平7−48
259の記載に準じて適宜決定すればよい。
【0087】本発明の原料である2−(ベンジルオキシ
カルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸は、公知の
方法を組み合わせて、Nα−(ベンジルオキシカルボニ
ル)リジンから得ることができる。例えば、Bezas
らの方法(JACS.,83,719(1961))に
より調製したNα−(ベンジルオキシカルボニル)−L
−リジンに、過硫酸カリウムおよび水酸化ナトリウムの
水溶液を加え、さらに硫酸ニッケル・6水和物の水溶液
を加えて反応させ、後処理することによって(S)−2
−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペ
ンタン酸を得る。これにジイソプロピルエーテルを加
え、さらにジシクロヘキシルアミンを滴下することによ
り、(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)
−5−シアノペンタン酸ジシクロヘキシルアミン塩の結
晶が析出するので、これに酸(例えば、1N−HCl、
0.5N−硫酸など)を加えることによって、(S)−
2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノ
ペンタン酸のフリー体を得ることができる。
カルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸は、公知の
方法を組み合わせて、Nα−(ベンジルオキシカルボニ
ル)リジンから得ることができる。例えば、Bezas
らの方法(JACS.,83,719(1961))に
より調製したNα−(ベンジルオキシカルボニル)−L
−リジンに、過硫酸カリウムおよび水酸化ナトリウムの
水溶液を加え、さらに硫酸ニッケル・6水和物の水溶液
を加えて反応させ、後処理することによって(S)−2
−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペ
ンタン酸を得る。これにジイソプロピルエーテルを加
え、さらにジシクロヘキシルアミンを滴下することによ
り、(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)
−5−シアノペンタン酸ジシクロヘキシルアミン塩の結
晶が析出するので、これに酸(例えば、1N−HCl、
0.5N−硫酸など)を加えることによって、(S)−
2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノ
ペンタン酸のフリー体を得ることができる。
【0088】上記で得られた(S)−6,6−ジメトキ
シ−2−フタルイミドへキサン酸エステルは、公知の方
法、例えばDrugs Fut 1999,24
(3),p271に記載の方法によって、医薬品として
有用な化合物へと誘導することができる。
シ−2−フタルイミドへキサン酸エステルは、公知の方
法、例えばDrugs Fut 1999,24
(3),p271に記載の方法によって、医薬品として
有用な化合物へと誘導することができる。
【0089】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。 製造例1(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸ジシクロヘキシルアミン塩 Bezasらの方法(JACS.,83,719(19
61))により調製したNα−(ベンジルオキシカルボ
ニル)−L−リジン(4.75g、0.0170mo
l)に、過硫酸カリウム(11.46g、0.0424
mol)および、水酸化ナトリウム(3.39g、0.
0848mol)を水(150ml)に溶解した水溶液
を加えた。この水溶液に、さらに硫酸ニッケル・6水和
物(23mg、0.087mmol)を水(2ml)に
溶解した水溶液を加え、25〜30℃で4時間攪拌し
た。不溶の触媒を濾過し、濾液に10%塩酸(55m
l)を加えて酸性とした後、酢酸エチル(70ml×
2)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧留去し、シロップ状〜アメ状である粗
(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−シ
アノペンタン酸(3.59g)を得た。
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。 製造例1(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸ジシクロヘキシルアミン塩 Bezasらの方法(JACS.,83,719(19
61))により調製したNα−(ベンジルオキシカルボ
ニル)−L−リジン(4.75g、0.0170mo
l)に、過硫酸カリウム(11.46g、0.0424
mol)および、水酸化ナトリウム(3.39g、0.
0848mol)を水(150ml)に溶解した水溶液
を加えた。この水溶液に、さらに硫酸ニッケル・6水和
物(23mg、0.087mmol)を水(2ml)に
溶解した水溶液を加え、25〜30℃で4時間攪拌し
た。不溶の触媒を濾過し、濾液に10%塩酸(55m
l)を加えて酸性とした後、酢酸エチル(70ml×
2)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧留去し、シロップ状〜アメ状である粗
(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−シ
アノペンタン酸(3.59g)を得た。
【0090】このシロップ状〜アメ状である粗(S)−
2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−シアノペン
タン酸にジイソプロピルエーテル(10ml)を加え、
ジシクロヘキシルアミン(2.36g、0.0130m
ol)を滴下すると、結晶が析出した。これを濾取し、
メタノール(20ml)に溶解後、濃縮した。これに、
ジイソプロピルエーテル(30ml)を加えて、再び結
晶を濾取し、さらにジイソプロピルエーテル(30m
l)で洗浄した。減圧乾燥することにより、表題化合物
(4.78g、Nα−(ベンジルオキシカルボニル)−
L−リジンからの収率:62%)を得た。 融点:159−161℃(文献値:161−162℃、
A.I.Scott et al.,Synth.Co
mmun.10,127(1987)) IR(KBr):3268、2942、2246、17
02、1631、1532cm-1 1 H−NMR(CDCl3)δ1.0−2.1(24H,
m,12×CH2),2.39(2H,t,J=7H
z,CH2CN),2.9−3.0(2H,m,2×C
H),4.03(1H,d,J=6Hz,CH),5.
09(2H,s,CH2Ph),5.82(1H,d,
J=6Hz,NH),7.2−7.4(5H,m,芳香
族)
2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−シアノペン
タン酸にジイソプロピルエーテル(10ml)を加え、
ジシクロヘキシルアミン(2.36g、0.0130m
ol)を滴下すると、結晶が析出した。これを濾取し、
メタノール(20ml)に溶解後、濃縮した。これに、
ジイソプロピルエーテル(30ml)を加えて、再び結
晶を濾取し、さらにジイソプロピルエーテル(30m
l)で洗浄した。減圧乾燥することにより、表題化合物
(4.78g、Nα−(ベンジルオキシカルボニル)−
L−リジンからの収率:62%)を得た。 融点:159−161℃(文献値:161−162℃、
A.I.Scott et al.,Synth.Co
mmun.10,127(1987)) IR(KBr):3268、2942、2246、17
02、1631、1532cm-1 1 H−NMR(CDCl3)δ1.0−2.1(24H,
m,12×CH2),2.39(2H,t,J=7H
z,CH2CN),2.9−3.0(2H,m,2×C
H),4.03(1H,d,J=6Hz,CH),5.
09(2H,s,CH2Ph),5.82(1H,d,
J=6Hz,NH),7.2−7.4(5H,m,芳香
族)
【0091】参考例2(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸 (S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸ジシクロヘキシルアミン塩(4.7
6g、0.0104mol)に、1N−HCl(25m
l)および酢酸エチル(30ml)を加え、よく攪拌し
た。これに、さらに1N−HCl(700ml)および
酢酸エチル(300ml)を加えることにより、溶液と
した。酢酸エチル層を分液し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を留去することにより、表題化合物(3.
01g、収率:100%)を得た。
−シアノペンタン酸 (S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸ジシクロヘキシルアミン塩(4.7
6g、0.0104mol)に、1N−HCl(25m
l)および酢酸エチル(30ml)を加え、よく攪拌し
た。これに、さらに1N−HCl(700ml)および
酢酸エチル(300ml)を加えることにより、溶液と
した。酢酸エチル層を分液し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を留去することにより、表題化合物(3.
01g、収率:100%)を得た。
【0092】1H−NMR(CDCl3)δ1.3−2.
2(4H,m,2×CH2),2.40(2H,br
t,J=7Hz,CH2CN),4.43(1H,m,
CH),5.12(2H,s,CH2Ph),5.43
(1H,d,J=8Hz,NH),7.25−7.45
(5H,m,芳香族)
2(4H,m,2×CH2),2.40(2H,br
t,J=7Hz,CH2CN),4.43(1H,m,
CH),5.12(2H,s,CH2Ph),5.43
(1H,d,J=8Hz,NH),7.25−7.45
(5H,m,芳香族)
【0093】実施例1(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸メチルエステル (S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸(1.67g、6.05mmol)
をDMF(5ml)に溶解し、炭酸カリウム(1.00
g、7.20mmol)およびヨウ化メチル(0.90
g、6.34mmol)を加え、室温で1時間攪拌し
た。水(100ml)を注入して酢酸エチル(40ml
×2)で抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル=1:
1)で精製し、表題化合物(0.88g、収率50%)
を得た。 IR(film):3344、2247,1722,1
530cm-1 1 H−NMR(CDCl3)δ1.3−2.1(4H,
m,2×CH2),2.40(2H,brt,J=7H
z,CH2CN),3.77(3H,s,CH3),4.
41(1H,m,CH),5.11(2H,s,CH2
Ph),5.38(1H,d,J=7Hz,NH),
7.25−7.45(5H,m,芳香族)
−シアノペンタン酸メチルエステル (S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸(1.67g、6.05mmol)
をDMF(5ml)に溶解し、炭酸カリウム(1.00
g、7.20mmol)およびヨウ化メチル(0.90
g、6.34mmol)を加え、室温で1時間攪拌し
た。水(100ml)を注入して酢酸エチル(40ml
×2)で抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル=1:
1)で精製し、表題化合物(0.88g、収率50%)
を得た。 IR(film):3344、2247,1722,1
530cm-1 1 H−NMR(CDCl3)δ1.3−2.1(4H,
m,2×CH2),2.40(2H,brt,J=7H
z,CH2CN),3.77(3H,s,CH3),4.
41(1H,m,CH),5.11(2H,s,CH2
Ph),5.38(1H,d,J=7Hz,NH),
7.25−7.45(5H,m,芳香族)
【0094】実施例2(S)−2−アミノ−5−シアノペンタン酸 (S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸(0.20g、0.72mmol)
をメタノール(5ml)に溶解し、5%Pd/C(40
mg)を加えて水素雰囲気下で、25℃、40分間攪拌
した。析出固体に水(5ml)を加えて溶解し、触媒を
濾去後、濾液を減圧留去することにより、表題化合物
(0.11g、収率:100%)を得た。1 H−NMR(D2O)δ1.55−2.0(4H,m,
2×CH2),2.48(2H,t,J=7Hz,CH2
CN),3.69(1H,t,J=6Hz,CH)
−シアノペンタン酸(0.20g、0.72mmol)
をメタノール(5ml)に溶解し、5%Pd/C(40
mg)を加えて水素雰囲気下で、25℃、40分間攪拌
した。析出固体に水(5ml)を加えて溶解し、触媒を
濾去後、濾液を減圧留去することにより、表題化合物
(0.11g、収率:100%)を得た。1 H−NMR(D2O)δ1.55−2.0(4H,m,
2×CH2),2.48(2H,t,J=7Hz,CH2
CN),3.69(1H,t,J=6Hz,CH)
【0095】実施例3(S)−2−アミノ−5−シアノペンタン酸メチルエス
テル塩酸塩 <接触還元法>0℃に冷却したメタノール(50ml)
にアセチルクロリド(4.23ml、0.060mo
l)を注意深く加えた後、同温度で5分間攪拌した。こ
れに5%Pd/C(1.00g)を加え、(S)−2−
ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−シアノペンタン
酸メチルエステル(4.31g、0.015mol)を
メタノール(5ml)に溶解した溶液を加えた。この混
合物を水素雰囲気下、25℃、3時間攪拌した。触媒を
濾去し、濾液を減圧濃縮することにより、表題化合物
(2.95g、収率:100%)を得た。1 H−NMR(D2O)δ1.6−2.1(4H,m,2
×CH2),2.48(2H,t,J=7Hz,CH2C
N),3.76(3H,s,CH3),4.11(1
H,t,J=6Hz,CH)
テル塩酸塩 <接触還元法>0℃に冷却したメタノール(50ml)
にアセチルクロリド(4.23ml、0.060mo
l)を注意深く加えた後、同温度で5分間攪拌した。こ
れに5%Pd/C(1.00g)を加え、(S)−2−
ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−シアノペンタン
酸メチルエステル(4.31g、0.015mol)を
メタノール(5ml)に溶解した溶液を加えた。この混
合物を水素雰囲気下、25℃、3時間攪拌した。触媒を
濾去し、濾液を減圧濃縮することにより、表題化合物
(2.95g、収率:100%)を得た。1 H−NMR(D2O)δ1.6−2.1(4H,m,2
×CH2),2.48(2H,t,J=7Hz,CH2C
N),3.76(3H,s,CH3),4.11(1
H,t,J=6Hz,CH)
【0096】実施例4(S)−2−アミノ−5−シアノペンタン酸メチルエス
テル塩酸塩 <エステル化法>(S)−2−アミノ−5−シアノペン
タン酸(0.15g、1.06mmol)および2,2
−ジメトキシプロパン(5ml)をメタノール(0.5
ml)に溶解し、35%濃塩酸(0.5ml)を加えて
室温で20時間攪拌した。この混合物を減圧濃縮するこ
とにより、表題化合物(0.21g、収率:100%)
を得た。得られた化合物の1H−NMRは、実施例3と
同じであった。
テル塩酸塩 <エステル化法>(S)−2−アミノ−5−シアノペン
タン酸(0.15g、1.06mmol)および2,2
−ジメトキシプロパン(5ml)をメタノール(0.5
ml)に溶解し、35%濃塩酸(0.5ml)を加えて
室温で20時間攪拌した。この混合物を減圧濃縮するこ
とにより、表題化合物(0.21g、収率:100%)
を得た。得られた化合物の1H−NMRは、実施例3と
同じであった。
【0097】実施例5(S)−5−シアノ−2−フタルイミドペンタン酸メチ
ルエステル (S)−2−アミノ−5−シアノペンタン酸メチルエス
テル塩酸塩(0.30g、1.56mmol)、無水フ
タル酸(0.23g、1.56mmol)、トリエチル
アミン(0.65ml、4.67mmol)およびトル
エン(30ml)の混合物を、浴温125−130℃で
2時間加熱した。冷却後、5%塩酸(20ml)で酸性
として有機層を分離し、水層をさらに酢酸エチル(20
ml)で抽出した。有機層をあわせ、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチ
ル=1:1)で精製することにより、表題化合物(0.
29g、収率:65%)を得た。 IR(film):2955、2248,1777,1
735,1716cm-1 1H−NMR(CDCl3)δ
1.6−1.8(2H,m,CH2),2.3−2.5
(4H,m,2×CH2),3.75(3H,s,C
H3),4.85(1H,dd,J=10Hz,J=6
Hz,CH),7.6−8.0(4H,m,芳香族)
ルエステル (S)−2−アミノ−5−シアノペンタン酸メチルエス
テル塩酸塩(0.30g、1.56mmol)、無水フ
タル酸(0.23g、1.56mmol)、トリエチル
アミン(0.65ml、4.67mmol)およびトル
エン(30ml)の混合物を、浴温125−130℃で
2時間加熱した。冷却後、5%塩酸(20ml)で酸性
として有機層を分離し、水層をさらに酢酸エチル(20
ml)で抽出した。有機層をあわせ、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチ
ル=1:1)で精製することにより、表題化合物(0.
29g、収率:65%)を得た。 IR(film):2955、2248,1777,1
735,1716cm-1 1H−NMR(CDCl3)δ
1.6−1.8(2H,m,CH2),2.3−2.5
(4H,m,2×CH2),3.75(3H,s,C
H3),4.85(1H,dd,J=10Hz,J=6
Hz,CH),7.6−8.0(4H,m,芳香族)
【0098】実施例6(S)−6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸メチ
ルエステル (S)−5−シアノ−2−フタルイミドペンタン酸メチ
ルエステル(1.10g、38.5mmol)を75%
ギ酸(v/v、30ml)に溶解し、そこへラネーニッ
ケル合金(展開する前のもの)(1.20g)を加え、
混合物を浴温80−85℃で1.5時間加熱した。室温
に冷却後、ラネーニッケル合金を濾去し、濾液を約5m
lになるまで減圧濃縮した。濃縮物に水(50ml)を
加え、酢酸エチル(20ml×2)で抽出した。有機層
を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去することにより、表題化合物(0.87g、収
率:78%)を得た。 IR(film):2956、1770,1752,1
727,1710cm-1 1 H−NMR(CDCl3)δ1.5−1.7(2H,
m,CH2),2.2−2.4(2H,m,CH2),
2.4−2.6(2H,m,CH2),3.74(3
H,s,CH3),4.86(1H,dd,J=10H
z,J=6Hz,CH),7.7−8.0(4H,m,
芳香族),9.74(1H,s,CHO)
ルエステル (S)−5−シアノ−2−フタルイミドペンタン酸メチ
ルエステル(1.10g、38.5mmol)を75%
ギ酸(v/v、30ml)に溶解し、そこへラネーニッ
ケル合金(展開する前のもの)(1.20g)を加え、
混合物を浴温80−85℃で1.5時間加熱した。室温
に冷却後、ラネーニッケル合金を濾去し、濾液を約5m
lになるまで減圧濃縮した。濃縮物に水(50ml)を
加え、酢酸エチル(20ml×2)で抽出した。有機層
を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去することにより、表題化合物(0.87g、収
率:78%)を得た。 IR(film):2956、1770,1752,1
727,1710cm-1 1 H−NMR(CDCl3)δ1.5−1.7(2H,
m,CH2),2.2−2.4(2H,m,CH2),
2.4−2.6(2H,m,CH2),3.74(3
H,s,CH3),4.86(1H,dd,J=10H
z,J=6Hz,CH),7.7−8.0(4H,m,
芳香族),9.74(1H,s,CHO)
【0099】実施例7(S)−6,6−ジメトキシ−2−フタルイミドへキサ
ン酸メチルエステル (S)−6−オキソ−2−フタルイミドへキサン酸メチ
ルエステル(1.00g、3.46mmol)をオルト
ギ酸メチル(5ml)に溶解し、これにp−トシル酸・
1水和物(44mg)を加えて1.5時間攪拌した。酢
酸エチル(20ml)および飽和重炭酸ナトリウム水溶
液(20ml)を加えて攪拌後、有機層を分液した。水
層をさらに酢酸エチル(20ml)で抽出した。有機層
をあわせて無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘプタン:酢酸エチル=6:4)で精製後、
溶離液を留去した。得られた残渣をヘプタンで処理して
結晶化させ、濾過することにより、表題化合物(0.7
4g、収率:64%)を得た。 融点:70−71℃(文献(特開平7−48259)
値:69−70℃) [α]D 22:−27.1°(c=1.06、CHCl3)
(文献(特開平7−48259)値:[α]D:−2
7.4°(c=1.5、CHCl3)) IR(KBr):3484、2952,2246,17
70,1753,1735cm-1 1 H−NMR(CDCl3)δ1.3−1.5(2H,
m,CH2),1.5−1.8(2H,m,CH2),
2.2−2.4(2H,m,CH2),3.27(3
H,s,CH3),3.73(3H,s,CH3),4.
31(1H,t,J=6Hz,CH),4.85(1
H,dd,J=10Hz,J=6Hz,CH),7.6
5−7.95(4H,m,芳香族)
ン酸メチルエステル (S)−6−オキソ−2−フタルイミドへキサン酸メチ
ルエステル(1.00g、3.46mmol)をオルト
ギ酸メチル(5ml)に溶解し、これにp−トシル酸・
1水和物(44mg)を加えて1.5時間攪拌した。酢
酸エチル(20ml)および飽和重炭酸ナトリウム水溶
液(20ml)を加えて攪拌後、有機層を分液した。水
層をさらに酢酸エチル(20ml)で抽出した。有機層
をあわせて無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘプタン:酢酸エチル=6:4)で精製後、
溶離液を留去した。得られた残渣をヘプタンで処理して
結晶化させ、濾過することにより、表題化合物(0.7
4g、収率:64%)を得た。 融点:70−71℃(文献(特開平7−48259)
値:69−70℃) [α]D 22:−27.1°(c=1.06、CHCl3)
(文献(特開平7−48259)値:[α]D:−2
7.4°(c=1.5、CHCl3)) IR(KBr):3484、2952,2246,17
70,1753,1735cm-1 1 H−NMR(CDCl3)δ1.3−1.5(2H,
m,CH2),1.5−1.8(2H,m,CH2),
2.2−2.4(2H,m,CH2),3.27(3
H,s,CH3),3.73(3H,s,CH3),4.
31(1H,t,J=6Hz,CH),4.85(1
H,dd,J=10Hz,J=6Hz,CH),7.6
5−7.95(4H,m,芳香族)
【0100】
【発明の効果】本発明の方法により、リジン誘導体を原
料とし、種々の新規な中間体を経由して、安価に、簡便
に6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステルを
製造することができる。
料とし、種々の新規な中間体を経由して、安価に、簡便
に6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステルを
製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07D 209/48 Z Fターム(参考) 4C204 BB04 CB04 DB30 EB03 FB23 FB25 GB01 4H006 AA01 AA02 AB84 AC48 AC52 AC54 BA25 BA66 BB14 BE20 RA06 RB34 4H039 CA66 CA71 CD10 CD20 CD40
Claims (23)
- 【請求項1】 式[I] 【化1】 (式中、R1は水素原子、炭素数1〜5のアルキルまた
はベンジルを示し、R2は水素原子を示し、R3は水素原
子またはベンジルオキシカルボニルを示すか、あるいは
R2とR3とが隣接する窒素原子と一緒になってフタルイ
ミド環を形成し、nは1〜3の整数を示す。但し、R1
およびR2が水素原子を示し、かつnが3を示すとき、
R3はベンジルオキシカルボニルを示さない。)で表さ
れる、2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、その
光学活性体またはその塩。 - 【請求項2】 R1が水素原子または炭素数1〜5のア
ルキルであり、R2が水素原子であり、R3が水素原子ま
たはベンジルオキシカルボニルであるか、あるいはR2
とR3とが隣接する窒素原子と一緒になってフタルイミ
ド環を形成し、かつnが3である、請求項1記載の2−
アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、その光学活性体
またはその塩。 - 【請求項3】 請求項1記載の式[I]において、R1
が炭素数1〜5のアルキルであり、R2とR3とが隣接す
る窒素原子と一緒になってフタルイミド環を形成し、か
つnが3である、2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘
導体またはその光学活性体。 - 【請求項4】 R1がメチルである、請求項3記載の2
−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学
活性体。 - 【請求項5】 請求項1記載の式[I]において、R1
が炭素数1〜5のアルキルであり、R2およびR3が水素
原子であり、かつnが3である、2−アミノ−ω−シア
ノアルカン酸誘導体、その光学活性体またはその塩。 - 【請求項6】 R1がメチルである、請求項5記載の2
−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、その光学活性
体またはその塩。 - 【請求項7】 請求項1記載の式[I]において、R1
が炭素数1〜5のアルキルであり、R2が水素原子であ
り、R3がベンジルオキシカルボニルであり、かつnが
3である、2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体ま
たはその光学活性体。 - 【請求項8】 R1がメチルである、請求項7記載の2
−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学
活性体。 - 【請求項9】 請求項1記載の式[I]において、
R1、R2およびR3が水素原子であり、かつnが3であ
る、2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、その光
学活性体またはその塩。 - 【請求項10】 2−(ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ)−5−シアノペンタン酸をエステル化することを特
徴とする、式[Ia] 【化2】 (式中、R1aは炭素数1〜5のアルキルを示し、R2aは
水素原子を示し、R3aはベンジルオキシカルボニルを示
し、naは3を示す。)で表される化合物の製造方法。 - 【請求項11】 アルキル化剤を用いてエステル化す
る、請求項10記載の製造方法。 - 【請求項12】 炭素数1〜5の低級アルカノール中、
酸触媒の存在下でエステル化する、請求項10記載の製
造方法。 - 【請求項13】 さらに脱水剤を存在させる、請求項1
2記載の製造方法。 - 【請求項14】 Nα−(ベンジルオキシカルボニル)
リジンを酸化して、2−(ベンジルオキシカルボニルア
ミノ)−5−シアノペンタン酸を得、次いでこれをエス
テル化することを特徴とする、請求項10記載の製造方
法。 - 【請求項15】 2−(ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ)−5−シアノペンタン酸を還元することを特徴とす
る、式[Ib] 【化3】 (式中、R1b、R2bおよびR3bは水素原子を示し、nb
は3を示す。)で表される化合物またはその塩の製造方
法。 - 【請求項16】 パラジウム触媒を用いて還元する、請
求項15記載の製造方法。 - 【請求項17】 Nα−(ベンジルオキシカルボニル)
リジンを酸化して、2−(ベンジルオキシカルボニルア
ミノ)−5−シアノペンタン酸を得、次いでこれを還元
することを特徴とする、請求項15記載の製造方法。 - 【請求項18】 式[Ia] 【化4】 (式中、R1aは炭素数1〜5のアルキルを示し、R2aは
水素原子を示し、R3aはベンジルオキシカルボニルを示
し、naは3を示す。)で表される化合物を還元する
か、または 式[Ib] 【化5】 (式中、R1b、R2bおよびR3bは水素原子を示し、nb
は3を示す。)で表される化合物をエステル化すること
を特徴とする、式[Ic] 【化6】 (式中、R1cは炭素数1〜5のアルキルを示し、R2cお
よびR3cは水素原子を示し、かつncは3を示す。)で
表される化合物またはその塩の製造方法。 - 【請求項19】 アルキル化剤を用いてエステル化す
る、請求項18記載の製造方法。 - 【請求項20】 において、炭素数1〜5の低級アル
カノール中、酸触媒の存在下でエステル化する、請求項
18記載の製造方法。 - 【請求項21】 さらに脱水剤を存在させる、請求項2
0記載の製造方法。 - 【請求項22】 式[Ic] 【化7】 (式中、R1cは炭素数1〜5のアルキルを示し、R2cお
よびR3cは水素原子を示し、かつncは3を示す。)で
表される化合物またはその塩を、無水フタル酸と反応さ
せることを特徴とする、式[Id] 【化8】 (式中、R1dは炭素数1〜5のアルキルを示し、R2dと
R3dとが隣接する窒素原子と一緒になってフタルイミド
環を形成し、かつndは3を示す。)で表される化合物
の製造方法。 - 【請求項23】 式[Id] 【化9】 (式中、R1dは炭素数1〜5のアルキルを示し、R2dと
R3dとが隣接する窒素原子と一緒になってフタルイミド
環を形成し、かつndは3を示す。)で表される化合物
のシアノ基をアルデヒド基に変換することを特徴とす
る、式[II] 【化10】 (式中、R1d、R2d、R3d、ndは上記と同義であ
る。)で表される6−オキソ−2−フタルイミドヘキサ
ン酸エステルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000227916A JP2002047263A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000227916A JP2002047263A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002047263A true JP2002047263A (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=18721300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000227916A Pending JP2002047263A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002047263A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006213674A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Ube Ind Ltd | 4−ホルミルテトラヒドロピラン化合物の製法 |
-
2000
- 2000-07-27 JP JP2000227916A patent/JP2002047263A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006213674A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Ube Ind Ltd | 4−ホルミルテトラヒドロピラン化合物の製法 |
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---|---|---|---|
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