JP2002047263A - 2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、およびその製造方法 - Google Patents

2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、およびその製造方法

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JP2002047263A
JP2002047263A JP2000227916A JP2000227916A JP2002047263A JP 2002047263 A JP2002047263 A JP 2002047263A JP 2000227916 A JP2000227916 A JP 2000227916A JP 2000227916 A JP2000227916 A JP 2000227916A JP 2002047263 A JP2002047263 A JP 2002047263A
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amino
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JP2000227916A
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Hiroshi Maeda
ひろし 前田
Nobushige Itaya
信重 板谷
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Sumika Fine Chemicals Co Ltd
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Sumika Fine Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リジン誘導体を原料とした、安価で、簡便
な、6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステル
の製造方法、並びに6−オキソ−2−フタルイミドヘキ
サン酸エステルの合成中間体である新規な化合物および
その製造方法を提供すること。 【解決手段】 リジンから簡便に誘導することができる
2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノ
ペンタン酸を用い、新規な化合物(下記式[Ia]、
[Ib]、[Ic]、[Id]で表される化合物)を経
由することによって、安価に、簡便に、6−オキソ−2
−フタルイミドヘキサン酸エステルを得る。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品(例えば、
降圧剤など)として有用な化合物の合成中間体である6
−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステルの製造
方法に関する。詳細には、安価で、簡便な、6−オキソ
−2−フタルイミドヘキサン酸エステルの製造方法に関
する。さらに、本発明は、6−オキソ−2−フタルイミ
ドヘキサン酸エステルの新規な合成中間体およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン
酸エステルは、降圧剤であるBMS186716(J.
Med.,Chm.,40,1570(1997))や
BMS189921(J.Med.,Chm.,42,
306(1999))といった様々な医薬品の合成中間
体として有用な化合物である。
【0003】光学活性な6−オキソ−2−フタルイミド
ヘキサン酸エステルの製法は、様々な研究者によって検
討されている。光学活性な6−オキソ−2−フタルイミ
ドヘキサン酸エステルは、例えば2−アミノ−6−ヒド
ロキシヘキサン酸を用いて、以下のスキームに従って製
造することができることが報告されている(Drugs
Fut 1999,24(3),p271)。
【0004】
【化11】
【0005】ここで用いられている2−アミノ−6−ヒ
ドロキシへキサン酸は、例えば次のような方法によって
得ることができる。原料としてマロン酸ジエチルを用
い、1)ニトロソ化、2)還元、3)アセチル化を順次
行い、2−アセトアミノマロン酸ジエチルを得、これに
4)4−アセトキシブチル基を導入後、5)加水分解す
ることによって2−アミノ−6−ヒドロキシへキサン酸
のラセミ体を得る。2−アミノ−6−ヒドロキシへキサ
ン酸の光学活性体は、さらに6)仔牛腎アシラーゼでラ
セミ体を選択的に加水分解することによって得ることが
できる。このように、2−アミノ−6−ヒドロキシへキ
サン酸を得るためには、煩雑な操作が必要であり、また
光学活性体を得るためにはさらに光学分割する必要があ
る。
【0006】Backleyらは、下記のように、リジ
ン誘導体を用いて2−アミノ−6−オキソヘキサン酸誘
導体が製造できることが報告されている(J.Am.C
hem.Soc.,Vol.104,No.16,19
82,4446−4450)。リジン誘導体は、安価で
かつ入手し易く、さらに光学活性体も安価に入手し易い
ため、原料としてリジン誘導体を用いた2−アミノ−6
−オキソヘキサン酸誘導体の製造方法は、操作の簡便さ
や経済面などから好ましいといえる。
【0007】
【化12】
【0008】(式中、i−Prはイソプロピルのことで
あり、Cbzはベンジルオキシカルボニルのことであ
る。) しかしながら、Ticeらは、Backleyらによっ
て報告された上記製法を追試した結果、以下に示すよう
に、2−アミノ−6−オキソヘキサン酸誘導体ではな
く、ヘテロ環化合物が得られることを報告している
(J.Org.Chem.,Vol.48,No.2
5,1983,5043−5048)。
【0009】
【化13】
【0010】(式中、Cbzはベンジルオキシカルボニ
ルのことであり、Bnはベンジルのことである。) このため、リジン誘導体を原料とした6−オキソ−2−
フタルイミドヘキサン酸エステルを製造することのでき
る方法を開発することが望まれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、リジ
ン誘導体を原料とした、安価で、簡便な、6−オキソ−
2−フタルイミドヘキサン酸エステルの製造方法、並び
に6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステルの
合成中間体である新規な化合物およびその製造方法を提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意研究を行った結果、リジンから簡便
に誘導することができる2−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ)−5−シアノペンタン酸を用い、新規な化合
物(後記式[Ia]、[Ib]、[Ic]、[Id]で
表される化合物)を経由することによって、安価に、簡
便に、6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステ
ルを得ることができることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0013】即ち、本発明は、(1)式[I]
【0014】
【化14】
【0015】(式中、R1は水素原子、炭素数1〜5の
アルキルまたはベンジルを示し、R2は水素原子を示
し、R3は水素原子またはベンジルオキシカルボニルを
示すか、あるいはR2とR3とが隣接する窒素原子と一緒
になってフタルイミド環を形成し、nは1〜3の整数を
示す。但し、R1およびR2が水素原子を示し、かつnが
3を示すとき、R3はベンジルオキシカルボニルを示さ
ない。)で表される、2−アミノ−ω−シアノアルカン
酸誘導体、その光学活性体またはその塩、(2)R1
水素原子または炭素数1〜5のアルキルであり、R2
水素原子であり、R3が水素原子またはベンジルオキシ
カルボニルであるか、あるいはR2とR 3とが隣接する窒
素原子と一緒になってフタルイミド環を形成し、かつn
が3である、上記(1)の2−アミノ−ω−シアノアル
カン酸誘導体、その光学活性体またはその塩、(3)上
記(1)の式[I]において、R1が炭素数1〜5のア
ルキルであり、R2とR3とが隣接する窒素原子と一緒に
なってフタルイミド環を形成し、かつnが3である、2
−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学
活性体、(4)R1がメチルである、上記(3)の2−
アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学活
性体、(5)上記(1)の式[I]において、R1が炭
素数1〜5のアルキルであり、R2およびR3が水素原子
であり、かつnが3である、2−アミノ−ω−シアノア
ルカン酸誘導体、その光学活性体またはその塩、(6)
1がメチルである、上記(5)の2−アミノ−ω−シ
アノアルカン酸誘導体、その光学活性体またはその塩、
(7)上記(1)の式[I]において、R1が炭素数1
〜5のアルキルであり、R2が水素原子であり、R3がベ
ンジルオキシカルボニルであり、かつnが3である、2
−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学
活性体、(8)R1がメチルである、上記(7)の2−
アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学活
性体、(9)上記(1)の式[I]において、R1、R2
およびR3が水素原子であり、かつnが3である、2−
アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、その光学活性体
またはその塩、(10)2−(ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ)−5−シアノペンタン酸をエステル化するこ
とを特徴とする、式[Ia]
【0016】
【化15】
【0017】(式中、R1aは炭素数1〜5のアルキルを
示し、R2aは水素原子を示し、R3aはベンジルオキシカ
ルボニルを示し、naは3を示す。)で表される化合物
(以下、化合物[Ia]ともいう)の製造方法、(1
1)アルキル化剤を用いてエステル化する、上記(1
0)の製造方法、(12)炭素数1〜5の低級アルカノ
ール中、酸触媒の存在下でエステル化する、上記(1
0)の製造方法、(13)さらに脱水剤を存在させる、
上記(12)の製造方法、(14)Nα−(ベンジルオ
キシカルボニル)リジンを酸化して、2−(ベンジルオ
キシカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸を得、
次いでこれをエステル化することを特徴とする、上記
(10)の製造方法、(15)2−(ベンジルオキシカ
ルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸を還元するこ
とを特徴とする、式[Ib]
【0018】
【化16】
【0019】(式中、R1b、R2bおよびR3bは水素原子
を示し、nbは3を示す。)で表される化合物(以下、
化合物[Ib]ともいう)またはその塩の製造方法、
(16)パラジウム触媒を用いて還元する、上記(1
5)の製造方法、(17)Nα−(ベンジルオキシカル
ボニル)リジンを酸化して、2−(ベンジルオキシカル
ボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸を得、次いでこ
れを還元することを特徴とする、上記(15)の製造方
法、(18)化合物[Ia]を還元するか、または
化合物式[Ib]をエステル化することを特徴とする、
式[Ic]
【0020】
【化17】
【0021】(式中、R1cは炭素数1〜5のアルキルを
示し、R2cおよびR3cは水素原子を示し、かつncは3
を示す。)で表される化合物(以下、化合物[Ic]と
もいう)またはその塩の製造方法、(19)アルキル化
剤を用いてエステル化する、上記(18)の製造方法、
(20)において、炭素数1〜5の低級アルカノール
中、酸触媒の存在下でエステル化する、上記(18)の
製造方法、(21)さらに脱水剤を存在させる、上記
(20)の製造方法、(22)化合物[Ic]またはそ
の塩を、無水フタル酸と反応させることを特徴とする、
式[Id]
【0022】
【化18】
【0023】(式中、R1dは炭素数1〜5のアルキルを
示し、R2dとR3dとが隣接する窒素原子と一緒になって
フタルイミド環を形成し、かつndは3を示す。)で表
される化合物(以下、化合物[Id]ともいう)の製造
方法、および(23)化合物[Id]のシアノ基をアル
デヒド基に変換することを特徴とする、式[II]
【0024】
【化19】
【0025】(式中、R1d、R2d、R3d、ndは上記と
同義である。)で表される6−オキソ−2−フタルイミ
ドヘキサン酸エステル(以下、化合物[II]ともい
う)の製造方法に関する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
1における「炭素数1〜5のアルキル」としては、直
鎖状または分岐鎖状であり、好ましくは炭素数1〜3の
アルキルである。具体例としては、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、tert−ブチル、ペンチルなどが挙げられ、
好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
特に好ましくはメチルである。
【0027】nは好ましくは3である。
【0028】上記式[I]で表される2−アミノ−ω−
シアノアルカン酸として、R1は水素原子または炭素数
1〜5のアルキルを示し、R2は水素原子を示し、R3
水素原子またはベンジルオキシカルボニルを示すか、ま
たはR2とR3とが隣接する窒素原子と一緒になってフタ
ルイミド環を形成し、かつnは3を示す場合(但し、R
1およびR2が水素原子であり、かつnが3であるとき、
3はベンジルオキシカルボニルではない)が好まし
く、下記(A)〜(D)の場合がより好ましい。
【0029】(A)R1が炭素数1〜5のアルキルであ
り、R2が水素原子でありR3がベンジルオキシカルボニ
ルであり、かつnが3である場合; (B)R1、R2およびR3が水素原子であり、かつnが
3である場合;
【0030】(C)R1が炭素数1〜5のアルキルであ
り、R2およびR3が水素原子であり、かつnが3である
場合;並びに (D)R1が炭素数1〜5のアルキルであり、R2とR3
とが隣接する窒素原子と一緒になってフタルイミド環を
形成し、かつnが3である場合。 上記(A)〜(D)の場合の式[I]は、順に、化合物
[Ia]、化合物[Ib]、化合物[Ic]、化合物
[Id]に相当する。また、上記(A)、(C)および
(D)におけるR1はメチルである場合がさらに好まし
い。
【0031】本発明においては、式[I]の2−アミノ
−ω−シアノアルカン酸誘導体は、ラセミ体、光学活性
体を含有する。当該光学活性体としては、2位がS配位
である下記立体構造を有する場合が好ましい。
【0032】
【化20】
【0033】式[I]の2−アミノ−ω−シアノアルカ
ン酸の塩としては、鉱酸塩(例えば、塩酸塩、硫酸塩な
ど)、有機スルホン酸塩(例えば、p−トルエンスルホ
ン酸塩など)、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム
塩、カリウム塩など)、アンモニウム塩、有機アミン塩
などが挙げられる。
【0034】化合物[Ia]の製造方法 新規な化合物[Ia]は、例えば、2−(ベンジルオキ
シカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸をエステ
ル化することによって得ることができる。当該エステル
化は、公知の方法で行うことができ、例えば、方法A:
炭素数1〜5の低級アルカノール中、酸触媒の存在下、
さらに必要に応じて、脱水剤を存在させてエステル化す
る方法、方法B:アルキル化剤を用いてエステル化する
方法が挙げられる。ここで、原料として、2−(ベンジ
ルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸の
光学活性体を用いれば、立体配置を保持したまま、化合
物[Ia]の光学活性体を得ることができる。
【0035】方法Aについて 具体的には、炭素数1〜5の低級アルカノール中に、酸
触媒および2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−
5−シアノペンタン酸を添加して攪拌することにより、
化合物[Ia]を得ることができる。必要に応じて、脱
水剤(例えば、塩化チオニル、2,2−ジメトキシプロ
パンなど)を添加してもよく、酸触媒および2−(ベン
ジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸
と同時に適量添加すればよい。
【0036】方法Aにおける炭素数1〜5の低級アルカ
ノールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロパノール、ブタノール、ペンタノ
ールなどが挙げられ、メタノールが好ましい。当該溶媒
の使用量は、2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)
−5−シアノペンタン酸1重量部に対して、通常5〜6
0重量部、好ましくは5〜20重量部である。
【0037】方法Aにおける酸触媒としては、例えば、
塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸などが挙げられ、
塩酸、硫酸が好ましい。酸触媒の使用量は、用いる試薬
の種類などによって異なり、通常、触媒量以上である。
脱水剤として塩化チオニルを反応系に添加した場合、発
生した塩化水素が酸触媒として働く。
【0038】用いる試薬の種類などによって異なるが、
方法Aの反応は、通常−10℃から用いる溶媒の沸点の
範囲で行え、通常、使用する試薬を全て添加した瞬時に
終了するか、または10時間以内に終了する。
【0039】方法Bについて 具体的には、2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)
−5−シアノペンタン酸を溶媒に溶解後、塩基およびア
ルキル化剤を加えて攪拌することにより、化合物[I
a]を得ることができる。
【0040】方法Bで用いる溶媒としては、上記エステ
ル化を阻害しない溶媒であれば特に限定はなく、例え
ば、アミド系溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムア
ミド(DMF)など)、ケトン系溶媒(例えば、アセト
ンなど)、ジメチルスルホキシド、水、およびこれらの
混合溶媒が挙げられ、好ましくはDMF、アセトンと水
との混合溶媒が挙げられる。当該溶媒の使用量は、2−
(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペン
タン酸1重量部に対して、通常1〜10重量部、好まし
くは2〜3重量部である。上記溶媒以外にも、水と混和
しない溶媒(例えば、トルエンなど)と水との混合溶媒
を用いることもでき、このような溶媒を用いる場合に
は、相間移動触媒の存在下で反応は進行する。
【0041】方法Bで用いる塩基としては、例えば、炭
酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリ
エチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げ
られ、好ましくは炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸
化ナトリウムが挙げられる。当該塩基の使用量は、2−
(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペン
タン酸1モルに対して、通常1〜5モル、好ましくは1
〜2モルである。
【0042】方法Bで用いるアルキル化剤としては、例
えば、ジアルキル硫酸、ハロゲン化アルキルが挙げら
れ、ジメチル硫酸、ヨウ化メチル、臭化メチルが好まし
い。当該アルキル化剤の使用量は、2−(ベンジルオキ
シカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸1モルに
対して、通常1〜5モル、好ましくは1〜2モルであ
る。
【0043】上記ジアルキル硫酸としては、各アルキル
の炭素数が1〜5であるジアルキル硫酸が挙げられ、ジ
メチル硫酸、ジエチル硫酸が好ましい。
【0044】上記ハロゲン化アルキルとしては、アルキ
ル部が炭素数1〜5である直鎖状または分岐鎖状のアル
キルであり、ハロゲン部が塩素、臭素、ヨウ素であるハ
ロゲン化アルキルが挙げられ、具体例としては、ヨウ化
メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ化イソプ
ロピル、ヨウ化ブチル、ヨウ化イソブチル、ヨウ化se
c−ブチル、ヨウ化ペンチル;塩素化メチル、塩素化エ
チル、塩素化プロピル、塩素化イソプロピル、塩素化ブ
チル、塩素化イソブチル、塩素化sec−ブチル、塩素
化ペンチル;臭素化メチル、臭素化エチル、臭素化プロ
ピル、臭素化イソプロピル、臭素化ブチル、臭素化イソ
ブチル、臭素化sec−ブチル、臭素化ペンチル;など
が挙げられる。
【0045】方法Bにおける反応温度は、通常、常温か
ら80℃、好ましくは常温から60℃であり、反応時間
は、通常1〜12時間、好ましくは1〜8時間である。
【0046】化合物[Ia]の単離は、常法で行えばよ
く、例えば、反応液に水を注入後、有機溶媒(例えば、
酢酸エチルなど)で抽出し、有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより行うこと
ができる。化合物[Ia]の精製も、常法で行うことが
でき、例えば、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘプタン:酢酸エチル=1:1)によって行うことが
できる。
【0047】化合物[Ib]の製造方法 新規な化合物[Ib]およびその塩は、例えば、2−
(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペン
タン酸を還元することよって得ることができる。当該還
元は、常法で行うことができ、具体的には、2−(ベン
ジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸
を溶媒に溶解後、還元触媒を加えて、水素雰囲気下で攪
拌することによって得ることができる。
【0048】化合物[Ib]の製造に用いる溶媒として
は、例えば、アルコール系溶媒(例えば、メタノールな
ど)、エステル系溶媒(例えば、酢酸エチルなど)、有
機酸系溶媒(例えば、酢酸など);これらの混合溶媒:
これらの溶媒と水との混合溶媒などが挙げられ、好まし
くはメタノールが挙げられる。当該溶媒の使用量として
は、2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シ
アノペンタン酸1重量部に対して、通常2〜50重量
部、好ましくは5〜30重量部である。
【0049】化合物[Ib]の製造に用いる還元触媒と
しては、パラジウム触媒が好ましく、Pd/Cがより好
ましい。当該触媒の使用量は、用いる触媒の種類によっ
て異なり、5%Pd/Cの場合、2−(ベンジルオキシ
カルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸100重量
部に対して、通常2〜30重量部、好ましくは5〜20
重量部である。
【0050】化合物[Ib]の製造に用いる水素の量と
しては、2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸を還元できる量であればよい。
【0051】化合物[Ib]の製造における反応温度
は、通常常温から60℃、好ましくは常温から50℃で
あり、反応時間は、通常30分〜12時間、好ましくは
30分〜8時間である。
【0052】化合物[Ib]の単離は、常法で行うこと
ができ、例えば、反応液から析出した固体に水を加えて
溶解させ、触媒を濾去後、濾液を減圧留去することによ
り行うことができる。化合物[Ib]の精製は、常法
(例えば、再結晶、カラムクロマトグラフィーなど)に
より行うことができる。
【0053】化合物[Ic]の製造方法 新規な化合物[Ic]またはその塩は、例えば、化合
物[Ia]を還元するか、または化合物[Ib]をエ
ステル化することにより得ることができる。方法およ
び方法について、以下に順に詳細に説明する。
【0054】方法:化合物[Ia]の還元 化合物[Ia]の還元は、通常の還元方法を用いて行う
ことができ、例えば、接触還元法によって行うことがで
きる。具体的には、溶媒に還元触媒を加えた後、化合物
[Ia]の溶液を加え、水素雰囲気下で攪拌することに
よって、化合物[Ic]を得ることができる。また、安
定な塩(例えば、塩酸塩)として得るためには、塩化水
素を用いるか、またはアセチルクロリドを添加して系内
で塩化水素を発生させることが好ましい。
【0055】方法における溶媒としては、例えば、ア
ルコール系溶媒(例えば、メタノールなど)、エステル
系溶媒(例えば、酢酸エチルなど)、有機酸系溶媒(例
えば、酢酸など);これらの混合溶媒:これらの溶媒と
水との混合溶媒などが挙げられ、好ましくはメタノール
が挙げられる。当該溶媒の使用量としては、化合物[I
a]1重量部に対して、通常2〜50重量部、好ましく
は5〜30重量部である。
【0056】方法における還元触媒としては、パラジ
ウム触媒が好ましく、Pd/Cがより好ましい。当該触
媒の使用量は、用いる触媒の種類によって異なり、5%
Pd/Cの場合、化合物[Ia]100重量部に対し
て、通常2〜40重量部、好ましくは5〜30重量部で
ある。
【0057】方法で用いる水素の量としては、化合物
[Ia]を還元できる量であればよい。
【0058】方法における反応温度は、通常常温から
60℃、好ましくは常温から50℃であり、反応時間
は、通常30分〜12時間、好ましくは30分〜8時間
である。
【0059】化合物[Ic]の単離は、常法で行うこと
ができる。例えば、反応液から触媒を濾去後、濾液を減
圧留去することにより、化合物[Ic]を単離すること
ができる。化合物[Ic]の精製は、常法(例えば、カ
ラムクロマトグラフィーなど)により行うことができ
る。
【0060】方法:化合物[Ib]のエステル化 化合物[Ib]のエステル化は、常法で行えばよく、例
えば、方法a:炭素数1〜5の低級アルカノール中、酸
触媒の存在下、さらに必要に応じて、脱水剤を存在させ
てエステル化する方法、方法b:アルキル化剤を用いて
エステル化する方法が挙げられる。ここで、原料とし
て、化合物[1b]の光学活性体を用いれば、立体配置
を保持したまま、化合物[Ic]の光学活性体を得るこ
とができる。
【0061】方法aについて 具体的には、炭素数1〜5の低級アルカノール中に、酸
触媒および化合物[Ib]を添加して攪拌することによ
り、化合物[Ic]を得ることができる。必要に応じ
て、脱水剤(例えば、塩化チオニル、2,2−ジメトキ
シプロパンなど)を添加してもよく、化合物[Ib]と
同時に適量添加すればよい。
【0062】方法aにおける炭素数1〜5の低級アルカ
ノールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、ブタノール、ペンタノールなどが挙げら
れ、メタノールが好ましい。当該溶媒の使用量は、化合
物[Ib]1重量部に対して、通常1〜60重量部、好
ましくは2〜20重量部である。
【0063】方法aにおける酸触媒としては、例えば、
塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸などが挙げられ、
塩酸、硫酸が好ましい。酸触媒の使用量は、用いる試薬
の種類などによって異なり、通常、触媒量以上である。
脱水剤として塩化チオニルを反応系に添加した場合、発
生した塩化水素が酸触媒として働く。
【0064】用いる試薬の種類などによって異なるが、
方法aの反応は、通常−10℃から用いる溶媒の沸点の
範囲で行え、通常、使用する試薬を全て添加した瞬時に
終了するか、または10時間以内に終了する。
【0065】方法bについて 具体的には、化合物[Ib]を溶媒に溶解後、塩基およ
びアルキル化剤を加えて攪拌することにより、化合物
[Ic]を得ることができる。
【0066】方法bで用いる溶媒としては、上記エステ
ル化を阻害しない溶媒であれば特に限定はなく、例え
ば、アミド系溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムア
ミド(DMF)など)、ケトン系溶媒(例えば、アセト
ンなど)、ジメチルスルホキシド、水、およびこれらの
混合溶媒が挙げられ、好ましくはDMF、アセトンと水
との混合溶媒が挙げられる。当該溶媒の使用量は、化合
物[1b]1重量部に対して、通常1〜10重量部、好
ましくは2〜3重量部である。上記溶媒以外にも、水と
混和しない溶媒(例えば、トルエンなど)と水との混合
溶媒を用いることもでき、このような溶媒を用いる場合
には、相間移動触媒の存在下で反応は進行する。
【0067】方法bで用いる塩基としては、例えば、炭
酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、トリ
エチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げ
られ、好ましくは炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸
化ナトリウムが挙げられる。当該塩基の使用量は、化合
物[Ib]1モルに対して、通常1〜5モル、好ましく
は1〜2モルである。
【0068】方法bで用いるアルキル化剤としては、例
えば、ジアルキル硫酸、ハロゲン化アルキルが挙げら
れ、ジメチル硫酸、ヨウ化メチル、臭化メチルが好まし
い。当該アルキル化剤の使用量は、化合物[Ib]1モ
ルに対して、通常1〜5モル、好ましくは1〜2モルで
ある。
【0069】上記ジアルキル硫酸としては、各アルキル
の炭素数が1〜5であるジアルキル硫酸が挙げられ、ジ
メチル硫酸、ジエチル硫酸が好ましい。
【0070】上記ハロゲン化アルキルとしては、アルキ
ル部が炭素数1〜5である直鎖状または分岐鎖状のアル
キルであり、ハロゲン部が塩素、臭素、ヨウ素であるハ
ロゲン化アルキルが挙げられ、具体例としては、ヨウ化
メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ化イソプ
ロピル、ヨウ化ブチル、ヨウ化イソブチル、ヨウ化se
c−ブチル、ヨウ化ペンチル;塩素化メチル、塩素化エ
チル、塩素化プロピル、塩素化イソプロピル、塩素化ブ
チル、塩素化イソブチル、塩素化sec−ブチル、塩素
化ペンチル;臭素化メチル、臭素化エチル、臭素化プロ
ピル、臭素化イソプロピル、臭素化ブチル、臭素化イソ
ブチル、臭素化sec−ブチル、臭素化ペンチル;など
が挙げられる。
【0071】方法bにおける反応温度は、通常、常温か
ら80℃、好ましくは常温から60℃であり、反応時間
は、通常1〜12時間、好ましくは1〜8時間である。
【0072】化合物[Ic]の単離は、常法で行うこと
ができる。例えば、反応液を減圧濃縮することにより、
化合物[Ic]の塩酸塩が単離され、当該塩を中和後、
抽出などを行うことにより、化合物[Ic]のフリー体
を単離することができる。化合物[Ic]の精製は、常
法(例えば、カラムクロマトグラフィーなど)で行うこ
とができる。
【0073】化合物[Id]の製造方法 新規な化合物[Id]は、例えば、化合物[Ic]また
はその塩を無水フタル酸と反応させることにより得るこ
とができる。具体的には、化合物[Ic]またはその
塩、無水フタル酸、塩基および溶媒の混合物を加熱する
ことにより、化合物[Id]を得ることができる。
【0074】化合物[Id]の製造に用いる溶媒として
は、好ましくはトルエン挙げられる。当該溶媒の使用量
としては、化合物[Ic]1重量部に対して、通常5〜
150重量部、好ましくは10〜100重量部である。
【0075】化合物[Id]の製造に用いる塩基として
は、好ましくはトリエチルアミンが挙げられる。当該塩
基の使用量としては、化合物[Ic]1モルに対して、
2〜10モル、好ましくは3〜5モルである。
【0076】化合物[Id]の製造に用いる無水フタル
酸の使用量としては、化合物[Ic]1モルに対して、
通常0.9〜2モル、好ましくは1〜1.5モルであ
る。
【0077】化合物[Id]の製造方法における反応温
度は、通常用いる溶媒の沸点であり、反応時間は、通常
30分〜8時間である。
【0078】化合物[Id]の単離は、常法で行うこと
ができ、例えば、反応液を冷却後、酸性として有機層を
分離して乾燥後、溶媒を減圧留去することにより行うこ
とができる。化合物[Id]の精製は、常法(例えば、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー)により行うこと
ができる。
【0079】化合物[II]の製造方法 化合物[II]は、例えば、新規化合物[Id]のシア
ノ基をアルデヒド基に変換することによって得ることが
できる。具体的には、化合物[Id]をギ酸に溶解後、
これに金属触媒を添加することによって、化合物[I
I]を得ることができる。
【0080】化合物[II]の製造に使用する金属触媒
としては、ニッケル系触媒が好ましく、例えばラネーニ
ッケル触媒、ラネーニッケル合金(展開する前のもの)
などが挙げられ、より好ましくはラネーニッケル合金
(展開する前のもの)が挙げられる。当該金属触媒の使
用量は、化合物[Id]1重量部に対して、通常0.8
〜3重量部、好ましくは1〜2重量部である。
【0081】化合物[II]の製造に使用するギ酸の量
は、化合物[Id]1重量部に対して、通常10〜50
重量部、好ましくは10〜30重量部である。
【0082】化合物[II]の製造は、常温からギ酸の
沸点までの範囲、好ましくは40〜90℃で行う。化合
物[II]の製造における反応の終了は、反応液の一部
を濃縮してプロトンNMRを測定することによって決定
する。
【0083】化合物[II]の単離は、常法で行えばよ
く、例えば、反応液を冷却し、金属触媒を濾去し、濾液
を濃縮後に水を加え、有機溶媒(例えば、酢酸エチル)
で抽出し、得られた有機層を乾燥し、溶媒を減圧留去す
ることによって行うことができる。化合物[II]の精
製は、常法で行うことができる。
【0084】上記で得られた化合物[II]は、公知の
方法、例えば特開平7−48259に記載の方法によっ
て、(S)−6,6−ジメトキシ−2−フタルイミドへ
キサン酸エステルに誘導することができる。
【0085】具体的には、例えば、(S)−6−オキソ
−2−フタルイミドへキサン酸メチルエステルをオルト
ギ酸メチルに溶解し、これにp−トシル酸・1水和物を
加えて攪拌することによって、(S)−6,6−ジメト
キシ−2−フタルイミドへキサン酸エステルを得ること
ができる。
【0086】(S)−6,6−ジメトキシ−2−フタル
イミドへキサン酸エステルの製造に使用する各種原料の
使用量や温度など反応条件については、特開平7−48
259の記載に準じて適宜決定すればよい。
【0087】本発明の原料である2−(ベンジルオキシ
カルボニルアミノ)−5−シアノペンタン酸は、公知の
方法を組み合わせて、Nα−(ベンジルオキシカルボニ
ル)リジンから得ることができる。例えば、Bezas
らの方法(JACS.,83,719(1961))に
より調製したNα−(ベンジルオキシカルボニル)−L
−リジンに、過硫酸カリウムおよび水酸化ナトリウムの
水溶液を加え、さらに硫酸ニッケル・6水和物の水溶液
を加えて反応させ、後処理することによって(S)−2
−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノペ
ンタン酸を得る。これにジイソプロピルエーテルを加
え、さらにジシクロヘキシルアミンを滴下することによ
り、(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)
−5−シアノペンタン酸ジシクロヘキシルアミン塩の結
晶が析出するので、これに酸(例えば、1N−HCl、
0.5N−硫酸など)を加えることによって、(S)−
2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5−シアノ
ペンタン酸のフリー体を得ることができる。
【0088】上記で得られた(S)−6,6−ジメトキ
シ−2−フタルイミドへキサン酸エステルは、公知の方
法、例えばDrugs Fut 1999,24
(3),p271に記載の方法によって、医薬品として
有用な化合物へと誘導することができる。
【0089】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。 製造例1(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸ジシクロヘキシルアミン塩 Bezasらの方法(JACS.,83,719(19
61))により調製したNα−(ベンジルオキシカルボ
ニル)−L−リジン(4.75g、0.0170mo
l)に、過硫酸カリウム(11.46g、0.0424
mol)および、水酸化ナトリウム(3.39g、0.
0848mol)を水(150ml)に溶解した水溶液
を加えた。この水溶液に、さらに硫酸ニッケル・6水和
物(23mg、0.087mmol)を水(2ml)に
溶解した水溶液を加え、25〜30℃で4時間攪拌し
た。不溶の触媒を濾過し、濾液に10%塩酸(55m
l)を加えて酸性とした後、酢酸エチル(70ml×
2)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧留去し、シロップ状〜アメ状である粗
(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−シ
アノペンタン酸(3.59g)を得た。
【0090】このシロップ状〜アメ状である粗(S)−
2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−シアノペン
タン酸にジイソプロピルエーテル(10ml)を加え、
ジシクロヘキシルアミン(2.36g、0.0130m
ol)を滴下すると、結晶が析出した。これを濾取し、
メタノール(20ml)に溶解後、濃縮した。これに、
ジイソプロピルエーテル(30ml)を加えて、再び結
晶を濾取し、さらにジイソプロピルエーテル(30m
l)で洗浄した。減圧乾燥することにより、表題化合物
(4.78g、Nα−(ベンジルオキシカルボニル)−
L−リジンからの収率:62%)を得た。 融点:159−161℃(文献値:161−162℃、
A.I.Scott et al.,Synth.Co
mmun.10,127(1987)) IR(KBr):3268、2942、2246、17
02、1631、1532cm-1 1 H−NMR(CDCl3)δ1.0−2.1(24H,
m,12×CH2),2.39(2H,t,J=7H
z,CH2CN),2.9−3.0(2H,m,2×C
H),4.03(1H,d,J=6Hz,CH),5.
09(2H,s,CH2Ph),5.82(1H,d,
J=6Hz,NH),7.2−7.4(5H,m,芳香
族)
【0091】参考例2(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸 (S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸ジシクロヘキシルアミン塩(4.7
6g、0.0104mol)に、1N−HCl(25m
l)および酢酸エチル(30ml)を加え、よく攪拌し
た。これに、さらに1N−HCl(700ml)および
酢酸エチル(300ml)を加えることにより、溶液と
した。酢酸エチル層を分液し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を留去することにより、表題化合物(3.
01g、収率:100%)を得た。
【0092】1H−NMR(CDCl3)δ1.3−2.
2(4H,m,2×CH2),2.40(2H,br
t,J=7Hz,CH2CN),4.43(1H,m,
CH),5.12(2H,s,CH2Ph),5.43
(1H,d,J=8Hz,NH),7.25−7.45
(5H,m,芳香族)
【0093】実施例1(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸メチルエステル (S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸(1.67g、6.05mmol)
をDMF(5ml)に溶解し、炭酸カリウム(1.00
g、7.20mmol)およびヨウ化メチル(0.90
g、6.34mmol)を加え、室温で1時間攪拌し
た。水(100ml)を注入して酢酸エチル(40ml
×2)で抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチル=1:
1)で精製し、表題化合物(0.88g、収率50%)
を得た。 IR(film):3344、2247,1722,1
530cm-1 1 H−NMR(CDCl3)δ1.3−2.1(4H,
m,2×CH2),2.40(2H,brt,J=7H
z,CH2CN),3.77(3H,s,CH3),4.
41(1H,m,CH),5.11(2H,s,CH2
Ph),5.38(1H,d,J=7Hz,NH),
7.25−7.45(5H,m,芳香族)
【0094】実施例2(S)−2−アミノ−5−シアノペンタン酸 (S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−5
−シアノペンタン酸(0.20g、0.72mmol)
をメタノール(5ml)に溶解し、5%Pd/C(40
mg)を加えて水素雰囲気下で、25℃、40分間攪拌
した。析出固体に水(5ml)を加えて溶解し、触媒を
濾去後、濾液を減圧留去することにより、表題化合物
(0.11g、収率:100%)を得た。1 H−NMR(D2O)δ1.55−2.0(4H,m,
2×CH2),2.48(2H,t,J=7Hz,CH2
CN),3.69(1H,t,J=6Hz,CH)
【0095】実施例3(S)−2−アミノ−5−シアノペンタン酸メチルエス
テル塩酸塩 <接触還元法>0℃に冷却したメタノール(50ml)
にアセチルクロリド(4.23ml、0.060mo
l)を注意深く加えた後、同温度で5分間攪拌した。こ
れに5%Pd/C(1.00g)を加え、(S)−2−
ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−シアノペンタン
酸メチルエステル(4.31g、0.015mol)を
メタノール(5ml)に溶解した溶液を加えた。この混
合物を水素雰囲気下、25℃、3時間攪拌した。触媒を
濾去し、濾液を減圧濃縮することにより、表題化合物
(2.95g、収率:100%)を得た。1 H−NMR(D2O)δ1.6−2.1(4H,m,2
×CH2),2.48(2H,t,J=7Hz,CH2
N),3.76(3H,s,CH3),4.11(1
H,t,J=6Hz,CH)
【0096】実施例4(S)−2−アミノ−5−シアノペンタン酸メチルエス
テル塩酸塩 <エステル化法>(S)−2−アミノ−5−シアノペン
タン酸(0.15g、1.06mmol)および2,2
−ジメトキシプロパン(5ml)をメタノール(0.5
ml)に溶解し、35%濃塩酸(0.5ml)を加えて
室温で20時間攪拌した。この混合物を減圧濃縮するこ
とにより、表題化合物(0.21g、収率:100%)
を得た。得られた化合物の1H−NMRは、実施例3と
同じであった。
【0097】実施例5(S)−5−シアノ−2−フタルイミドペンタン酸メチ
ルエステル (S)−2−アミノ−5−シアノペンタン酸メチルエス
テル塩酸塩(0.30g、1.56mmol)、無水フ
タル酸(0.23g、1.56mmol)、トリエチル
アミン(0.65ml、4.67mmol)およびトル
エン(30ml)の混合物を、浴温125−130℃で
2時間加熱した。冷却後、5%塩酸(20ml)で酸性
として有機層を分離し、水層をさらに酢酸エチル(20
ml)で抽出した。有機層をあわせ、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸エチ
ル=1:1)で精製することにより、表題化合物(0.
29g、収率:65%)を得た。 IR(film):2955、2248,1777,1
735,1716cm-1 1H−NMR(CDCl3)δ
1.6−1.8(2H,m,CH2),2.3−2.5
(4H,m,2×CH2),3.75(3H,s,C
3),4.85(1H,dd,J=10Hz,J=6
Hz,CH),7.6−8.0(4H,m,芳香族)
【0098】実施例6(S)−6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸メチ
ルエステル (S)−5−シアノ−2−フタルイミドペンタン酸メチ
ルエステル(1.10g、38.5mmol)を75%
ギ酸(v/v、30ml)に溶解し、そこへラネーニッ
ケル合金(展開する前のもの)(1.20g)を加え、
混合物を浴温80−85℃で1.5時間加熱した。室温
に冷却後、ラネーニッケル合金を濾去し、濾液を約5m
lになるまで減圧濃縮した。濃縮物に水(50ml)を
加え、酢酸エチル(20ml×2)で抽出した。有機層
を合わせて、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去することにより、表題化合物(0.87g、収
率:78%)を得た。 IR(film):2956、1770,1752,1
727,1710cm-1 1 H−NMR(CDCl3)δ1.5−1.7(2H,
m,CH2),2.2−2.4(2H,m,CH2),
2.4−2.6(2H,m,CH2),3.74(3
H,s,CH3),4.86(1H,dd,J=10H
z,J=6Hz,CH),7.7−8.0(4H,m,
芳香族),9.74(1H,s,CHO)
【0099】実施例7(S)−6,6−ジメトキシ−2−フタルイミドへキサ
ン酸メチルエステル (S)−6−オキソ−2−フタルイミドへキサン酸メチ
ルエステル(1.00g、3.46mmol)をオルト
ギ酸メチル(5ml)に溶解し、これにp−トシル酸・
1水和物(44mg)を加えて1.5時間攪拌した。酢
酸エチル(20ml)および飽和重炭酸ナトリウム水溶
液(20ml)を加えて攪拌後、有機層を分液した。水
層をさらに酢酸エチル(20ml)で抽出した。有機層
をあわせて無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧
留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘプタン:酢酸エチル=6:4)で精製後、
溶離液を留去した。得られた残渣をヘプタンで処理して
結晶化させ、濾過することにより、表題化合物(0.7
4g、収率:64%)を得た。 融点:70−71℃(文献(特開平7−48259)
値:69−70℃) [α]D 22:−27.1°(c=1.06、CHCl3
(文献(特開平7−48259)値:[α]D:−2
7.4°(c=1.5、CHCl3)) IR(KBr):3484、2952,2246,17
70,1753,1735cm-1 1 H−NMR(CDCl3)δ1.3−1.5(2H,
m,CH2),1.5−1.8(2H,m,CH2),
2.2−2.4(2H,m,CH2),3.27(3
H,s,CH3),3.73(3H,s,CH3),4.
31(1H,t,J=6Hz,CH),4.85(1
H,dd,J=10Hz,J=6Hz,CH),7.6
5−7.95(4H,m,芳香族)
【0100】
【発明の効果】本発明の方法により、リジン誘導体を原
料とし、種々の新規な中間体を経由して、安価に、簡便
に6−オキソ−2−フタルイミドヘキサン酸エステルを
製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07D 209/48 Z Fターム(参考) 4C204 BB04 CB04 DB30 EB03 FB23 FB25 GB01 4H006 AA01 AA02 AB84 AC48 AC52 AC54 BA25 BA66 BB14 BE20 RA06 RB34 4H039 CA66 CA71 CD10 CD20 CD40

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式[I] 【化1】 (式中、R1は水素原子、炭素数1〜5のアルキルまた
    はベンジルを示し、R2は水素原子を示し、R3は水素原
    子またはベンジルオキシカルボニルを示すか、あるいは
    2とR3とが隣接する窒素原子と一緒になってフタルイ
    ミド環を形成し、nは1〜3の整数を示す。但し、R1
    およびR2が水素原子を示し、かつnが3を示すとき、
    3はベンジルオキシカルボニルを示さない。)で表さ
    れる、2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、その
    光学活性体またはその塩。
  2. 【請求項2】 R1が水素原子または炭素数1〜5のア
    ルキルであり、R2が水素原子であり、R3が水素原子ま
    たはベンジルオキシカルボニルであるか、あるいはR2
    とR3とが隣接する窒素原子と一緒になってフタルイミ
    ド環を形成し、かつnが3である、請求項1記載の2−
    アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、その光学活性体
    またはその塩。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の式[I]において、R1
    が炭素数1〜5のアルキルであり、R2とR3とが隣接す
    る窒素原子と一緒になってフタルイミド環を形成し、か
    つnが3である、2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘
    導体またはその光学活性体。
  4. 【請求項4】 R1がメチルである、請求項3記載の2
    −アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学
    活性体。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の式[I]において、R1
    が炭素数1〜5のアルキルであり、R2およびR3が水素
    原子であり、かつnが3である、2−アミノ−ω−シア
    ノアルカン酸誘導体、その光学活性体またはその塩。
  6. 【請求項6】 R1がメチルである、請求項5記載の2
    −アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、その光学活性
    体またはその塩。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の式[I]において、R1
    が炭素数1〜5のアルキルであり、R2が水素原子であ
    り、R3がベンジルオキシカルボニルであり、かつnが
    3である、2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体ま
    たはその光学活性体。
  8. 【請求項8】 R1がメチルである、請求項7記載の2
    −アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体またはその光学
    活性体。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の式[I]において、
    1、R2およびR3が水素原子であり、かつnが3であ
    る、2−アミノ−ω−シアノアルカン酸誘導体、その光
    学活性体またはその塩。
  10. 【請求項10】 2−(ベンジルオキシカルボニルアミ
    ノ)−5−シアノペンタン酸をエステル化することを特
    徴とする、式[Ia] 【化2】 (式中、R1aは炭素数1〜5のアルキルを示し、R2a
    水素原子を示し、R3aはベンジルオキシカルボニルを示
    し、naは3を示す。)で表される化合物の製造方法。
  11. 【請求項11】 アルキル化剤を用いてエステル化す
    る、請求項10記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 炭素数1〜5の低級アルカノール中、
    酸触媒の存在下でエステル化する、請求項10記載の製
    造方法。
  13. 【請求項13】 さらに脱水剤を存在させる、請求項1
    2記載の製造方法。
  14. 【請求項14】 Nα−(ベンジルオキシカルボニル)
    リジンを酸化して、2−(ベンジルオキシカルボニルア
    ミノ)−5−シアノペンタン酸を得、次いでこれをエス
    テル化することを特徴とする、請求項10記載の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 2−(ベンジルオキシカルボニルアミ
    ノ)−5−シアノペンタン酸を還元することを特徴とす
    る、式[Ib] 【化3】 (式中、R1b、R2bおよびR3bは水素原子を示し、nb
    は3を示す。)で表される化合物またはその塩の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 パラジウム触媒を用いて還元する、請
    求項15記載の製造方法。
  17. 【請求項17】 Nα−(ベンジルオキシカルボニル)
    リジンを酸化して、2−(ベンジルオキシカルボニルア
    ミノ)−5−シアノペンタン酸を得、次いでこれを還元
    することを特徴とする、請求項15記載の製造方法。
  18. 【請求項18】 式[Ia] 【化4】 (式中、R1aは炭素数1〜5のアルキルを示し、R2a
    水素原子を示し、R3aはベンジルオキシカルボニルを示
    し、naは3を示す。)で表される化合物を還元する
    か、または 式[Ib] 【化5】 (式中、R1b、R2bおよびR3bは水素原子を示し、nb
    は3を示す。)で表される化合物をエステル化すること
    を特徴とする、式[Ic] 【化6】 (式中、R1cは炭素数1〜5のアルキルを示し、R2c
    よびR3cは水素原子を示し、かつncは3を示す。)で
    表される化合物またはその塩の製造方法。
  19. 【請求項19】 アルキル化剤を用いてエステル化す
    る、請求項18記載の製造方法。
  20. 【請求項20】 において、炭素数1〜5の低級アル
    カノール中、酸触媒の存在下でエステル化する、請求項
    18記載の製造方法。
  21. 【請求項21】 さらに脱水剤を存在させる、請求項2
    0記載の製造方法。
  22. 【請求項22】 式[Ic] 【化7】 (式中、R1cは炭素数1〜5のアルキルを示し、R2c
    よびR3cは水素原子を示し、かつncは3を示す。)で
    表される化合物またはその塩を、無水フタル酸と反応さ
    せることを特徴とする、式[Id] 【化8】 (式中、R1dは炭素数1〜5のアルキルを示し、R2d
    3dとが隣接する窒素原子と一緒になってフタルイミド
    環を形成し、かつndは3を示す。)で表される化合物
    の製造方法。
  23. 【請求項23】 式[Id] 【化9】 (式中、R1dは炭素数1〜5のアルキルを示し、R2d
    3dとが隣接する窒素原子と一緒になってフタルイミド
    環を形成し、かつndは3を示す。)で表される化合物
    のシアノ基をアルデヒド基に変換することを特徴とす
    る、式[II] 【化10】 (式中、R1d、R2d、R3d、ndは上記と同義であ
    る。)で表される6−オキソ−2−フタルイミドヘキサ
    ン酸エステルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006213674A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Ube Ind Ltd 4−ホルミルテトラヒドロピラン化合物の製法

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