JP2002047074A - 廃棄物を原料とした多孔質軽量焼結生成物の製造方法 - Google Patents
廃棄物を原料とした多孔質軽量焼結生成物の製造方法Info
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Abstract
れかを主成分とする、アルミ鉱滓、PS灰、底泥、汚
泥、ガラス屑、石炭灰、一般焼却灰、貝殻類、メッキス
ラッジ等の廃棄物を少なくとも2種類以上混合造粒し、
800°C〜1250°Cの融点以下の温度で焼結する
廃棄物を原料とした多孔質軽量焼結生成物の製造方法で
ある。 【効果】 従来に比し、設備を簡易化することができる
るとともに溶融処理のように大きなランニングコストを
必要とせずエネルギーは少なくてすむため、処理コスト
を低額化でき、さらに、製造される多孔質軽量焼結生成
物は多孔質で軽量であるためその用途も、従来に比し、
拡大させることができる。よって、廃棄物を多用途に活
用可能にして前記廃棄物の再資源化及び消滅化を図るこ
とができる。
Description
質軽量焼結生成物(以下、「多孔質軽量焼結生成物」と
記す)の製造方法に関し、特に、廃棄物を再資源化して
土木建築分野、農業用分野、環境浄化用分野に活用可能
な多孔質、無菌、無機質、無害で安定した混合焼結生成
物の製造方法に関するものである。
は、従来において、以下のように取り扱われている。
0重量%以上含有するものは製鋼用副資材として(溶鋼
中の脱酸材、脱硫材、造滓材として)活用されている
が、金属アルミの含有量の低いもの及び微粉状のもの
は、ガス抜き工程として水処理等が行われた後最終処分
工程として埋め立てられている。
ダムなどの底に堆積し、浚渫された底泥のこと、以下同
じ)および浚渫汚泥(浚渫された上水道汚泥及び下水道
汚泥のこと、以下同じ)については、静岡県内で年間約
600万トン発生しており、再資源化率は半分にも達して
いない状態である。このため、大半のものは焼却処理さ
れるか、セメント、石灰等によって混合固化処理された
後埋め立て(最終処分として)られていた。
灰は、年間 700万トン発生しており、その有効利用率は
20%程度であるため大半が埋め立て(最終処分として)
られていた。
料としての資源化が行われているが、ワインボトル等の
色付きのものについてはリメルト材料としての資源化は
不可能である。このため、これらの色付きのものについ
ては破砕し顆粒状品にしてインターロッキングブロック
等の表面化粧材に活用しているが、破砕工程時に発生す
る微粉末のガラス屑については活用方法がなく埋め立て
(最終処分として)られているのが現状である。
害化・安定化の方法として溶融スラグ化プロセス(高温
で廃棄物を溶融しガラス質の粒塊にする方法)が取られ
ている。
従来における溶融スラグ化プロセスにあっては、莫大な
設備費が掛かるとともに溶融処理に大きなエネルギーが
必要であるため、処理コストが高額化せざるを得ないと
いう問題点があった。さらに、溶融スラグ化プロセスに
は再資源化のための設計思想が乏しく多様性がないた
め、主としてその用途も路盤材に限られざるを得ないと
いう問題点を有した。
ために、このような埋め立て最終処分されている廃棄物
を多用途に活用可能にして前記廃棄物の再資源化及び消
滅化を図るための多孔質軽量焼結生成物の製造方法を提
供することである。
焼結生成物の製造方法においては、Al2 O3 、SiO
2 、CaO三成分のいずれかを主成分とする、アルミ鉱
滓、PS灰、底泥、汚泥、ガラス屑、石炭灰、一般焼却
灰、貝殻類、メッキスラッジ等の廃棄物を少なくとも2
種類以上混合造粒し、800°C〜1250°Cの融点
以下の温度で焼結するものであるため、従来に比し、設
備を簡易化することができるるとともに溶融処理のよう
に大きなランニングコストを必要とせずエネルギーは少
なくてすむため、処理コストを低額化でき、さらに、製
造される多孔質軽量焼結生成物は多孔質で軽量であるた
めその用途も、従来に比し、拡大させることができるも
のである。
の配合対象、配合比、造粒方法又は/及び焼結温度を調
整可能にすれば、使用用途に適した焼結状態、気孔率、
機械的強度を得ることができ、土木建築分野・農業資材
分野・環境浄化用分野など3分野で活用可能な資材を製
造することができる。なお、製造される多孔質軽量焼結
生成物が多孔質、無菌、無機質、無害で安定したもので
あれば、土木建築分野・農業資材分野・環境浄化用分野
など3分野での活用可能な資材として適している。
金属アルミを含んでいるアルミ鉱滓を配合すれば、この
金属アルミの反応熱を利用して炉内焼成温度雰囲気を理
論値よりも低温域で焼結することができるものである。
また、前記廃棄物としてガラス屑粉末を5〜20重量%
の配合すれば、多孔質軽量焼結生成物の内部表面及び外
部表面をSiO2 の膜で覆うことができるため、有害成
分の溶出を抑えることができるものである。
量に含んでいる場合には、乾燥工程を通し、含水比を1
0重量%以下に前処理する。これらの底泥、汚泥ととも
にアルミ鉱滓、PS灰、ガラス屑は、製造される多孔質
軽量焼結生成物の使用用途に合わせてその配合対象およ
び配合比を選定して、任意に目的に適切な成分構成を得
ることができる。
結生成物がその使用分野で必要とされる機械的強度に合
わせて800〜1250°Cの温度帯の範囲で焼成温度
及び焼成時間を設定する。このように焼成温度及び焼成
時間を調整することによって、その使用目的に適切な焼
結状態を得ることができ、この結果、機械的強度及び気
孔率の調整をすることができる。
率を高め1050〜1250°Cで焼成することによ
り、気孔率を下げて、多孔質軽量焼結生成物の機械的強
度を高くすることができる。
50°Cで焼成することにより、気孔率を上げて多孔質
軽量焼結生成物の機械的強度を下げることもできる。
た循環型リサイクルを行うために、発生量が多く社会的
に問題視されている底泥・汚泥を主原料としている。ま
た、産業界から発生する廃棄物としての、石炭灰(フラ
イアッシュ)、一般焼却灰、ホタテ,カキ等の貝殻類、
メッキスラッジ等を原料とした使用することもできる。
及び耐磨耗性を必要とする場合には、Al2 O3 成分を
高めるために、アルミ鉱滓を配合する。アルミ鉱滓は、
Al 2 O3 成分の調整をすると共にアルミ鉱滓に5〜3
0重量%前後含まれている金属アルミの酸化反応熱を利
用できるため焼成炉内温度を下げることができ、この結
果、焼成コストを下げることが可能となる。
る目的において配合が必要なSiO 2 及びCaO源とな
り、また、表面積が大きな微粉末を含んでいるため焼結
反応が促進される有効原料である。
重量%配合することによって低い温度帯での焼結が可能
となる、また、多孔質軽量焼結生成物にSiO2 の被膜
が形成され化学的性質が安定したものとなるため有害物
質の溶出を抑えることができる。
壊強度が200Kgf/cm2 以上必要な混合焼結物を製造す
る場合には、高圧を掛け機械的に押し固めるブリケット
マシン又はロータリープレス機で造粒し、比重が1以下
で気孔率を高めた混合焼結物を製造する場合には、パン
ペレット型造粒機を使用する。
は、酸化雰囲気での焼成が可能なバッチ式回転炉又は連
続式ロータリーキルンが望ましいが、トンネル炉、シャ
トル炉等の混合造粒物の流動のない炉でも焼成は可能で
ある。
み合わせることにより、成分構成の調整が可能となり、
造粒方法及び焼成温度を選定することにより機械的強度
の特性の設定をすることができるため、土木建築分野、
農業用分野、環境浄化用分野の各分野において、適切な
混合焼成生成物を製造することができる。各分野用にお
いて必要とする物理的性質は〔表1〕に記す。
フロアー用軽量透水性床材としての多孔質軽量焼結生成
物の製法については、底泥・汚泥30〜50重量%、ア
ルミ鉱滓30〜50重量%、PS灰20〜40重量%、
ガラス屑粉末5〜20重量%を配合した原料をブリケッ
トマシン又はパンペレット造粒機にて造粒し、回転炉又
はロータリーキルンで1050〜1250°Cの温度帯
で焼成することにより、Al2 O3 、SiO2 、CaO
三元系酸化物の圧壊強度300Kgf/cm2以上で現状使用され
ている天然石加工商品と同等以上の性質を有する混合焼
成生成物を製造することができる。
質軽量焼結生成物の製造については、底泥30〜50重
量%、アルミ鉱滓30〜50重量%、PS灰20〜40
重量%、ガラス屑粉末5〜20重量%を配合し混合した
原料をブリケットマシン又はパンペレット造粒機にて造
粒し、回転炉又はロータリーキルンで800〜1250
°Cの温度帯で焼成することにより、現在使用されてい
る植栽用培地と比較しても同等以上の性質を有する混合
焼成生成物を製造することができる。
スト化又は消滅化に使用する多孔質軽量焼結生成物の製
造については、底泥・汚泥30〜50重量%、アルミ鉱
滓30〜50重量%、PS灰20〜40重量%、ガラス
屑粉末5〜20重量%を配合した原料をブリケットマシ
ン又はパンペレット造粒機にて造粒し、回転炉又はロー
タリーキルンで800〜1250°Cの温度帯で焼成す
ることにより、コンポスト化又は消滅化の菌床媒体とし
て現在使用している木材チップと比較しても同等以上の
性質を有する混合焼成生成物を製造することができる。
配合原料例を〔表2〕に示す。ただし、現時点での試験
結果においての配合例であり配合する原料はこの限りで
はない。
PS灰およびガラス屑を混合、成形、焼成した混合焼結
体の製造状況および基礎試験結果を以下に説明する。今
回使用した原料の主な成分を〔表3〕に示す。また、成
型に使用したブリケットマシンおよび焼結に使用した焼
成炉の仕様を〔表4〕に示す。
バリアフリー化レジンフロアー用透水性軽量骨材の原料
配合として、試料Aは、底泥42.5重量%、アルミ鉱
滓42.5重量%、ガラス屑粉末15重量%を配合混合
し、ブリケットマシンにて、長さ2cm、厚み1cmの
アーモンド状に成形した(表5を参照のこと)。試料を
ロータリーキルンにて、800〜1200°Cで焼成し
各温度帯でサンプルを摂取し焼結状態を確認した。ま
た、焼結温度比較確認試料としては、純原料であるアル
ミナ、石灰、珪砂、ドロマイトを成分組成を合わせ配合
したものを同条件において焼成し温度別焼結状態の確認
をした。
合品の成分を〔表6(蛍光X線分析値)〕に示す。焼結
状態については、配合試料A,Bおよび純原料配合品を
800から100°C単位で1000°Cまで摂取し、
1000°Cからは50°C単位で1200°Cまで摂
取した焼成物を確認すると、廃棄物原料配合品は純原料
配合品と比較した場合100〜150°C低い温度帯で
焼結をしている。このような結果からも明らかに廃棄物
原料配合品は炉内雰囲気温度を下げることが可能であ
り、生産コストの低額化を図ることができる。また、ア
ルミ鉱滓配合品は金属アルミの酸化反応熱〔2Al+3
/2O2 →Al2 O3 +400.5kcal(7422
kcal/kg)〕を利用することができるため、焼結
を促進させると共に低炉内雰囲気温度での焼結が可能と
なり、さらなる生産コストの低減化が図れる。炉内温度
別焼結状態確認結果を〔表7〕に示す。
キルンで1150°Cで焼成した焼結物に樹脂系接着剤
を10重量%配合しバリアフリー化透水性軽量レジンフ
ロアー材としての接着性確認試験を行った結果、一般的
に使用しているメサライトと比較しても同等以上の結合
状態であり、透水性軽量骨材として使用可能な材料とな
っている。また、樹脂系接着材15重量%配合の圧縮強
度試験(JIS A5308)結果においては、1.4
倍から3倍以上の強度がでており建築物安全基準値面か
らも有効な材料として評価を得ることができる。上記、
接着性確認試験結果および圧縮強度試験結果をメサライ
トと比較し、〔表8〕に示した。
る底面吸水式ポット用培地としての原料配合Cは、底泥
45重量%、下水汚泥45重量%、ガラス屑10重量%
を配合し、ロータリーキルンにて、1050°Cで焼成
し混合焼結試料Cを製造した。原料配合Dは、底泥45
重量%、PS灰45重量%、ガラス屑10重量%を配合
し、ロータリーキルンにて、1100°Cで焼成し混合
焼結試料Dを製造した。植物育成評価においては、混合
焼結試料C,Dを混合焼結培地とし、慣用培地(ロック
ウール培地)と比較養液栽培試験を〔表9〕の材料およ
び方法にて行った。また、養液栽培においては、使用後
養液の栽培施設外への排出が規制される方向にあり、養
液の循環利用が求められている。循環利用の場合、培地
からの溶出物があるとそれが養液に蓄積されるため、溶
出物が栽培植物に与える影響は、掛け流し式よりも大で
ある。
量に関して混合焼結培地区C,Dと慣用培地区との間に
有意差(5%水準)は認められなかった。根部乾燥重量
は混合焼結培地が勝っている。生育に関しては、混合焼
結培地区は慣用培地に総合的に勝る結果となっており、
また、養液分析においても有害成分の溶出はなく農業用
資材である植物培地としての活用が可能な混合焼結物で
ある。測定結果を〔表10〕に集計して示す。
ポスト化〕環境浄化用資材においては、E,F,G,H
の配合原料および比率を変えた配合品をブリケットマシ
ンで造粒後、ロータリーキルンで焼結した4種類の試料
を生ゴミのコンポスト化および生ゴミの消滅化において
実用評価確認を行った。配合した原料および比率を〔表
11〕に示す。
いて、生ゴミのコンポスト化による発酵評価試験を一次
発酵と二次発酵に分けて行った。一次発酵においては、
主にオカラと混合焼結物を混ぜたもの(比重約0.7)
にZ菌を混ぜ一次発酵槽を約50°C(Z菌の中の微生
物が活発になる温度)に加熱しその温度において3時間
攪拌した。3時間経過した後二次発酵槽に試料を移し、
加熱、補水を行い完熟するまで2週間放置した。コンポ
スト化の評価試験として、完全完熟した試料E,試料
F,試料G,試料Hの4種類試料を物性試験(炭素含有
量、水分含有量、溶出特性)をイオンクロマト分析機、
真空低温乾燥機を用いて行い、完熟コンポスト化を用い
て発芽や生育試験を行った。試験条件を〔表12〕に示
す。
下、pH6〜9、炭素含有量10〜20%が目安とされ
ている。混合焼結体を使用した4種類とも許容範囲に入
っており、完熟状態になっている。〔表13〕に完熟コ
ンポストの性状測定結果を示す。焼結体配合完熟コンポ
スト10倍希釈液と水で、植物の発芽試験を行った結
果、水、コンポスト希釈液ともに正常に発芽するが、水
で発芽したものに対してコンポスト希釈液で発芽した物
の方が、背丈は低いが葉の色が濃く、また葉の厚さも厚
かった。さらに、畑にて肥料無し、化学肥料、有機肥料
(完熟コンポスト)における育成比較試験を行った。約
1ケ月後の状況では生育の優劣は認められず、ともによ
く生育している。以上の結果から混合焼結物を用いたコ
ンポスト化は可能であり、混合焼結物を配合することに
よりコンポスト化過程において、均一に攪拌され一次発
酵が全体的に速やかに発酵するという効果があり有効な
資材である。
化〕生ゴミ消滅化の媒体においては、発酵、分解、消
化、消滅過程において果たす混合焼結物の役割は重要で
ある。生ゴミ消滅化媒体としては媒体ランニングコスト
を削減する目的においては強度が必要であり、微生物の
生息においては多孔質化する必要がある。廃棄物原料の
配合を、底泥50重量%、アルミ鉱滓50重量%とし、
ブリケット成形後、1150°Cで焼成した。評価試験
としては、消滅実用機(処理能力3Kg/日)を使用
し、6日間の連続稼動により生ゴミの消滅性能(現行の
木材チップと比較した微生物の生息活動)および混合焼
結体の耐久性を評価試験した。
処理機内の温度は35〜37°Cで安定しており、湿度
にも大きな変化は出ていない。分解能力においては木質
チップと同等であり、微生物の活動は進行している。ま
た、耐久性については、連続稼動30日迄は破壊粒子は
認められず良い結果となっている。以上のような結果か
ら多孔質軽量焼結生成物は生ゴミ消滅媒体として活用が
可能な資材である確認ができた。
造方法においては、Al2 O3 、SiO2 、CaO三成
分のいずれかを主成分とする、アルミ鉱滓、PS灰、底
泥、汚泥、ガラス屑、石炭灰、一般焼却灰、貝殻類、メ
ッキスラッジ等の廃棄物を少なくとも2種類以上混合造
粒し、800°C〜1250°Cの融点以下の温度で焼
結するものであるため、従来に比し、設備を簡易化する
ことができるるとともに溶融処理のように大きなランニ
ングコストを必要とせずエネルギーは少なくてすむた
め、処理コストを低額化でき、さらに、製造される多孔
質軽量焼結生成物は多孔質で軽量であるためその用途
も、従来に比し、拡大させることができるものである。
方法を使用すれば、廃棄物を多用途に活用可能にして前
記廃棄物の再資源化及び消滅化を図ることができる。
の配合対象、配合比、造粒方法又は/及び焼結温度を調
整可能にすれば、使用用途に適した焼結状態、気孔率、
機械的強度を得ることができ、土木建築分野・農業資材
分野・環境浄化用分野など3分野で活用可能な資材を製
造することができる。
多孔質、無菌、無機質、無害で安定したものであれば、
土木建築分野・農業資材分野・環境浄化用分野など3分
野での活用可能な資材として適している。
金属アルミを含んでいるアルミ鉱滓を配合すれば、この
金属アルミの反応熱を利用して炉内焼成温度雰囲気を理
論値よりも低温域で焼結することができるものである。
〜20重量%の配合すれば、多孔質軽量焼結生成物の内
部表面及び外部表面をSiO2 の膜で覆うことができる
ため、有害成分の溶出を抑えることができるものであ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 Al2 O3 、SiO2 、CaO三成分の
いずれかを主成分とする、アルミ鉱滓、PS灰、底泥、
汚泥、ガラス屑、石炭灰、一般焼却灰、貝殻類、メッキ
スラッジ等の廃棄物を少なくとも2種類以上混合造粒
し、800°C〜1250°Cの融点以下の温度で焼結
することを特徴とする廃棄物を原料とした多孔質軽量焼
結生成物の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1の廃棄物を原料とした多孔質軽
量焼結生成物の製造方法において、前記2種類以上の廃
棄物の配合対象、配合比、造粒方法又は/及び焼結温度
を適宜調整可能としたことを特徴とする。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2の廃棄物を原料と
した多孔質軽量焼結生成物の製造方法において、前記混
合焼結生成物は多孔質、無菌、無機質、無害で安定した
ものであることを特徴とする。 - 【請求項4】 請求項1、請求項2又は請求項3の廃棄
物を原料とした多孔質軽量焼結生成物の製造方法におい
て、前記廃棄物として3〜30重量%の金属アルミを含
んでいるアルミ鉱滓を配合することを特徴とする。 - 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3又は請求
項4の廃棄物を原料とした多孔質軽量焼結生成物の製造
方法において、前記廃棄物としてガラス屑粉末を5〜2
0重量%の配合することを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000230047A JP2002047074A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 廃棄物を原料とした多孔質軽量焼結生成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2000230047A JP2002047074A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 廃棄物を原料とした多孔質軽量焼結生成物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18723065
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---|---|---|---|
JP2000230047A Pending JP2002047074A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 廃棄物を原料とした多孔質軽量焼結生成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002047074A (ja) |
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