JP2002047026A - ガラスファイバプリフォームの製造方法 - Google Patents

ガラスファイバプリフォームの製造方法

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JP2002047026A JP2000229372A JP2000229372A JP2002047026A JP 2002047026 A JP2002047026 A JP 2002047026A JP 2000229372 A JP2000229372 A JP 2000229372A JP 2000229372 A JP2000229372 A JP 2000229372A JP 2002047026 A JP2002047026 A JP 2002047026A
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裕 黒岩
Yasushi Fukazawa
寧司 深澤
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克弘 落合
Naoki Sugimoto
直樹 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリフォーム押出し成形用柱状ガラスの製造に
おける溶融ガラス冷却過程の調整を不要とする。 【解決手段】クラッド用ガラス1の上面Sの形状データ
を得る。次に、粘度が1010〜1014ポアズとなるよう
にクラッド用ガラス1を加熱し、その上面にコア用ガラ
ス2を流し出し複合ガラス体とする。複合ガラス体を冷
却後その上部の一部を取り除き、前記形状データを基に
算出したコア用ガラス2とクラッド用ガラス1の体積比
が所望の範囲にある柱状ガラスとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コア/クラッド構
造を有するガラスファイバプリフォームの製造方法およ
び該製造に用いられる柱状ガラスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信分野への応用を目的として、希土
類元素が添加されたコアを有するガラスファイバを光増
幅媒体とした光増幅器、特にEr(エルビウム)添加光
ファイバ増幅器(EDFA)の研究開発が盛んに進めら
れている。一方、通信サービスの多様化に対応するため
に、伝送容量の拡大を図る波長多重光通信方式(WD
M)が提案されている。WDMにおいては、波長多重の
チャンネル数が増加するほど伝送容量が大きくなる。
【0003】広帯域の光増幅が可能でありWDMにおけ
る光増幅媒体として好適な光増幅ガラスとして、Bi2
3−B23系マトリクスガラスにErが添加された光
増幅ガラスが特開平11−317561号公報に開示さ
れている。
【0004】このような光増幅ガラスをコアとするガラ
スファイバのプリフォームは、典型的には、公知の押出
し成形法により製造される。この成形法は、たとえば次
のようなものである。まず、クラッド用ガラスの上にコ
ア用ガラスが重なっている構造を有する柱状ガラスを用
意する。以下、該柱状ガラスにおいてコア用ガラスが露
出している面を上面、他方の面を下面という。次に、底
部にノズルを有するシリンダ内に、前記柱状ガラスをそ
の下面がシリンダの底部と接するように置く。該柱状ガ
ラスを加熱して流動可能状態とし、ステンレス鋼製プラ
ンジャによりコア用ガラス上面を押して前記ノズルから
コア/クラッド構造を有するプリフォームを押出す。
【0005】前記柱状ガラスを製造する方法として米国
特許第5308371号明細書に次のような方法(以下
従来法という。)が開示されている(図4)。すなわ
ち、溶融状態のクラッド用ガラス51を筒状モールド5
0に流し込み、該溶融状態のクラッド用ガラス51の平
らな表面の上に溶融状態のコア用ガラス52を、クラッ
ド用ガラス51と混ざり合わないように流し込んで溶融
状態のガラス複合体を作製する。
【0006】次に、該溶融状態のガラス複合体を、クラ
ッド用ガラス51とコア用ガラス52の界面の中央付近
にガラスの収縮によって所望の形状のくぼみが形成され
るように冷却後、筒状モールド50から冷却されたガラ
ス複合体を取り出し、図中点線より上部のガラスを取り
除く。このようにして、コア用ガラス52を上面に有
し、下面がクラッド用ガラス51からなり、かつ、コア
用ガラス52がクラッド用ガラス51に埋め込まれてい
る形の柱状ガラスが得られる。前記柱状ガラスを押出し
成形することにより、コア径dとクラッド径Dの比d/
Dが小さなプリフォームが得られるとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来法においては、前
記くぼみの形状は溶融ガラスの冷却過程を調整すること
によって所望の形状とされるが、その冷却過程の調整は
容易ではなかった。たとえば、冷却開始前の溶融ガラス
の状態は必ずしも一定ではなく、これを考慮した冷却過
程の調整は困難であった。本発明は、この問題を解決す
るガラスファイバプリフォーム製造用柱状ガラスの製造
方法およびガラスファイバプリフォームの製造方法の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方の面がク
ラッド用ガラスであり、他方の面の一部または全部がコ
ア用ガラスである柱状ガラスを押出し成形するガラスフ
ァイバプリフォームの製造方法であって、該柱状ガラス
が、(1)上部が開放されている筒状モールドに溶融状
態のクラッド用ガラスを流し込み、(2)該クラッド用
ガラスを冷却し、(3)該冷却されたクラッド用ガラス
を筒状モールドから取り出し、(4)該取り出したクラ
ッド用ガラスの上面の形状を測定して該形状データを
得、(5)次に、粘度が1010〜1014ポアズとなるよ
うに前記クラッド用ガラスを加熱し、(6)クラッド用
ガラスの上面に溶融状態のコア用ガラスを流し出して、
クラッド用ガラスの上面にコア用ガラスが重なっている
複合ガラス体を作製し、(7)該複合ガラス体を冷却
し、(8)該冷却された複合ガラス体の上部の一部を取
り除き、前記形状データを基に算出したコア用ガラスと
クラッド用ガラスの体積比Rが所望の範囲にあるように
製造された柱状ガラスであることを特徴とするガラスフ
ァイバプリフォームの製造方法を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜3を用いて本発明を説明す
る。図1は、本発明において用いられる柱状ガラスの製
造方法を説明する図である。図1(a)は本発明の工程
(1)を説明する概念図であり、上部が開放されている
筒状モールド10に溶融状態のクラッド用ガラス1が流
し込まれた状態を示す。筒状モールド10の形状は、た
とえば円筒状である。筒状モールド10は溶融状態のク
ラッド用ガラス1との反応性が小さい材料からなること
が好ましい。クラッド用ガラス1がBi23系ガラスの
場合、そのような材料としてステンレス鋼、白金、白金
合金、カーボン等が例示される。
【0010】図1(b)は本発明の工程(2)を説明す
る概念図であり、前記溶融状態のクラッド用ガラス1を
冷却して固化させた状態を示す。クラッド用ガラス1の
上面中央部のくぼみはクラッド用ガラス1の固化に伴な
う体積収縮により生成したものである。
【0011】図1(c)は本発明の工程(3)および工
程(4)を説明する概念図であり、筒状モールド10か
ら取り出された前記固化したクラッド用ガラス1を示
す。クラッド用ガラス1の上面Sについてはその形状を
測定する。該上面Sの形状の測定は、たとえば非接触式
レーザー変位計、光学顕微鏡等を用いて行う。光学顕微
鏡を用いる場合、焦点深度を測定して上面Sの形状デー
タを得る。
【0012】図1(d)は本発明の工程(5)、工程
(6)および工程(7)を説明する概念図であり、粘度
が1010〜1014となるように加熱されたクラッド用ガ
ラス1の上面Sに溶融状態のコア用ガラス2を流し出
し、クラッド用ガラス1の上面Sにコア用ガラス2が重
なっている複合ガラス体を作製する。該複合ガラス体は
冷却される。
【0013】前記加熱されたクラッド用ガラス1の粘度
ηが1010ポアズ未満では、上面Sの形状がコア用ガラ
ス2の前記流し出しによって著しく変化するおそれがあ
る。好ましくは1010.5ポアズ以上である。ηが1014
ポアズ超ではコア用ガラス2の前記流し出しによってク
ラッド用ガラス1が割れるおそれがある。好ましくは1
13ポアズ以下である。
【0014】図1(d)においてはクラッド用ガラス1
の上面Sの一部にはコア用ガラス2が重なっていない
が、コア用ガラス2がクラッド用ガラス1の上面Sから
はみ出るようにしてもよいし、クラッド用ガラス1をた
とえば筒状モールドに再度入れ、コア用ガラス2が前記
上面Sの全面にわたってちょうど重なるようにしてもよ
い。
【0015】冷却された前記複合ガラス体の上部の一部
(図1(d)の点線より上の部分)は取り除かれ、図1
(e)に概念図として示すような柱状ガラスとされる。
前記コア用ガラス2の取り除かれる量は次のようにして
決められる。すなわち、図1(e)に示すコア用ガラス
2とクラッド用ガラス1の界面の形状は、図1(c)に
示す前記上面Sの該当部分の形状と同一である、と仮定
して算出したコア用ガラス2の体積V2とクラッド用ガ
ラス1の体積V1の比R(=V2/V1)が所望の範囲に
なるように前記取り除かれる量は決められる。
【0016】図2および図3は、以上のようにして製造
された柱状ガラスを押出し成形してガラスファイバプリ
フォームを製造する方法を説明する図である。図2は、
クラッド用ガラス1とコア用ガラス2とからなる柱状ガ
ラスを押出す前の状態を示す。シリンダ21は、ノズル
22を有する底面によってその下部が封じられ、一方上
部は開放されている円筒状のガラス収容容器である。シ
リンダ21は、たとえばステンレス鋼からなる。プラン
ジャ23は、たとえばステンレス鋼からなる。前記柱状
ガラスは、コア用ガラス2がプランジャ23と接するよ
うに、シリンダ21の内部に置かれる。
【0017】図3はガラスを押出している状態を示す。
シリンダ21の外部に設置されている電気ヒータ(図示
せず)によってクラッド用ガラス1およびコア用ガラス
2は加熱され、いずれも流動可能状態とされている。両
者はノズル22から押出され、クラッドがクラッド用ガ
ラス1、コアがコア用ガラス2からそれぞれなるガラス
ファイバ用プリフォーム30が製造される。
【0018】前記加熱によって流動可能状態とされてい
るときのクラッド用ガラス1およびコア用ガラス2の粘
度はいずれも106〜1010ポアズの範囲にあることが
好ましい。より好ましくは107〜109.5ポアズであ
る。以上、本発明を図1〜3を用いて説明したが本発明
はこれに限定されない。
【0019】次に、本発明の好ましい態様について述べ
る。ガラスファイバプリフォームのコア径dとクラッド
径Dの比をd/Dとして、前記Rが0.0050×(d
/D)〜0.0125×(d/D)の範囲にあることが
好ましい。0.0050×(d/D)未満ではdが小さ
くなりすぎ所望のd/Dが得られなくなるおそれがあ
る。好ましくは0.0060以上である。0.0125
×(d/D)超ではdが大きくなりすぎ、所望のd/D
が得られるプリフォームの部分が少なくなるおそれがあ
る。好ましくは0.0100以下である。
【0020】また、コア用ガラスおよびクラッド用ガラ
スの好ましい態様は以下のとおりである。すなわち、コ
ア用ガラスおよびクラッド用ガラスの粘度が106ポア
ズとなる温度T6はいずれも700℃以下であることが
好ましい。700℃超では前記シリンダにステンレス鋼
等を、その変質または変形等のために使用できなくなる
おそれがある。より好ましくは650℃以下である。ま
た、コア用ガラスおよびクラッド用ガラスの粘度が10
10ポアズとなる温度T10はいずれも380℃以上である
ことが好ましい。より好ましくは400℃以上である。
【0021】コア用ガラスを光増幅ガラスとする場合、
コア用ガラスは、マトリクスガラスにErが質量百分率
表示で0.001〜10%添加されているガラスであ
り、該マトリクスガラスおよびクラッド用ガラスはそれ
ぞれ、下記酸化物基準のモル%表示で実質的に、 Bi23 25〜70%、 B23+SiO2 5〜75%、 CeO2 0〜10%、 Al23+Ga23 0〜30%、 ZnO+TeO2+BaO+WO3 0〜40%、 からなることが好ましい。
【0022】
【実施例】モル%表示の組成が、Bi23:43%、S
iO2:36%、CeO2:0.2%、Al23:6.8
%、Ga23:14%となるように調合した原料500
gを白金ルツボに入れて1150℃で2時間溶解して、
クラッド用ガラス(T10:515℃、T6:585℃)
を作製した。
【0023】溶融状態のクラッド用ガラスを、上部が開
放されているステンレス鋼製筒状モールド(内径=35
mm、深さ=20mm)に流し込み、温度が510℃ま
で下がったところでクラッド用ガラスを該モールドから
取り出し、徐冷した。室温まで冷却されたクラッド用ガ
ラスの上面の中央には半径が約10mmのくぼみが形成
されていた。クラッド用ガラスの上面の形状データとし
て該くぼみの深さを半径方向に2mm間隔で測定した。
該測定は光学顕微鏡を用いて焦点深度を測定することに
よって行った。該くぼみ中央の深さは0.6mmであっ
た。該測定終了後クラッド用ガラスを510℃(η=1
10.5ポアズ)まで昇温した。
【0024】一方、モル%表示の組成が、Bi23:4
3%、SiO2:36%、CeO2:0.3%、Al
23:3.7%、Ga23:17%であるマトリクスガ
ラスに、質量百分率表示で0.7%のErが添加されて
いるコア用ガラス(T6:510℃、T10:580℃)
を次のようにして作製した。すなわち、調合済原料50
gを白金ルツボに入れて1150℃で2時間溶解して作
製した。
【0025】この溶融状態のコア用ガラス10gを前記
510℃のクラッド用ガラスの上面に流し出し、クラッ
ド用ガラスの上面にコア用ガラスが図1(d)に示すよ
うに重なっている複合ガラス体を作製した。該複合ガラ
ス体は徐冷した。
【0026】室温まで冷却された複合ガラス体の上部
を、前記くぼみの形状が複合ガラス体作製によっては変
化していないと仮定して該くぼみの中央の深さが0.1
9mmとなるように研削して取り除き、Rが0.000
27である円柱状ガラスとした。なお、前記くぼみの中
央の深さ0.19mmは、Rが0.00027となるよ
うに決定されたものである。
【0027】中央に直径5mmのノズルが設けられた底
面を有するステンレス鋼製のシリンダ(内径35mm、
深さ200mm)を用意し、前記円柱状ガラスを、その
下面がシリンダの底面と接するように該シリンダ内部に
置いた。該円柱状ガラスがシリンダ内部に入らない場合
は、円柱状ガラスの外面を研磨して該内部に入るように
した。
【0028】この円柱状ガラスの上に白金板(厚さ:1
mm、直径:35mm)を置き、その上にステンレス鋼
製押出しパンチをセットした。該白金板および該押出し
パンチがプランジャを構成する。ここで白金板は、コア
用ガラスとステンレス鋼製押出しパンチとの接触による
コア用ガラスの黒色化を防止するために挿入される。
【0029】次に、円柱状ガラスの温度を527℃(ク
ラッド用ガラスの粘度が109ポアズとなる温度)と
し、プランジャにより加圧して直径5.2mm、長さ5
50mmのコア/クラッド構造を有するガラスファイバ
プリフォームを得、該ガラスファイバプリフォームか
ら、d=0.02mm、D=5.2mmのガラスファイ
バプリフォーム120mmを切り出した。なお、R/
(d/D)は0.0086である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、押出し成形用柱状ガラ
スの製造において従来必要とされていた溶融ガラスの冷
却過程の調整が不要となり、また該柱状ガラスのコア用
ガラスとクラッド用ガラスの体積比のばらつきを減少で
きる。また、前記ばらつきの減少によりガラスファイバ
プリフォーム製造の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において用いられる柱状ガラスの製造方
法を説明する図。
【図2】ガラスを押出す前の状態のシリンダ、柱状ガラ
スおよびプランジャを示す図。
【図3】ガラスを押出している状態のシリンダ、柱状ガ
ラスおよびプランジャを示す図。
【図4】従来の柱状ガラスの製造方法を説明する図。
【符号の説明】
1、51 :クラッド用ガラス 2、52 :コア用ガラス 10、50:筒状モールド 21 :シリンダ 22 :ノズル 23 :プランジャ 30 :ガラスファイバプリフォーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 直樹 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4G021 BA00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の面がクラッド用ガラスであり、他方
    の面の一部または全部がコア用ガラスである柱状ガラス
    を押出し成形するガラスファイバプリフォームの製造方
    法であって、該柱状ガラスが、(1)上部が開放されて
    いる筒状モールドに溶融状態のクラッド用ガラスを流し
    込み、(2)該クラッド用ガラスを冷却し、(3)該冷
    却されたクラッド用ガラスを筒状モールドから取り出
    し、(4)該取り出したクラッド用ガラスの上面の形状
    を測定して該形状データを得、(5)次に、粘度が10
    10〜1014ポアズとなるように前記クラッド用ガラスを
    加熱し、(6)クラッド用ガラスの上面に溶融状態のコ
    ア用ガラスを流し出して、クラッド用ガラスの上面にコ
    ア用ガラスが重なっている複合ガラス体を作製し、
    (7)該複合ガラス体を冷却し、(8)該冷却された複
    合ガラス体の上部の一部を取り除き、前記形状データを
    基に算出したコア用ガラスとクラッド用ガラスの体積比
    Rが所望の範囲にあるように製造された柱状ガラスであ
    ることを特徴とするガラスファイバプリフォームの製造
    方法。
  2. 【請求項2】ガラスファイバプリフォームのコア径dと
    クラッド径Dの比をd/Dとして、Rが0.0050×
    (d/D)〜0.0125×(d/D)の範囲にある請
    求項1に記載のガラスファイバプリフォームの製造方
    法。
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