JP2002046647A - 自動車の車体前部における補強構造 - Google Patents

自動車の車体前部における補強構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体フレームにおけるサイドメンバ、クロス
メンバ、およびラジエータサポートの互いの結合部の強
度と剛性とをより向上させると共に、自動車の衝突時な
ど、車体フレームの結合部がその前方から大きい衝撃力
を与えられたときには、結合部が十分に塑性変形して衝
撃力が十分に吸収されるようにする。 【解決手段】 車体フレーム4の前部が、サイドメンバ
9と、各サイドメンバ9の前端部に結合させられるクロ
スメンバ11と、各下端部がサイドメンバ9の前端部に
結合させられるラジエータサポート12とを備える。ラ
ジエータサポート12の側部壁45の下端部に、車体1
の幅方向に膨出し、上下方向に長く延びるビード47を
形成する。ビード47に、車体1の幅方向に貫通する貫
通孔を形成する。上下方向で、サイドメンバ9の前端部
の上、下端縁の範囲内49にビード47の少なくとも一
部を位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動車の車体前部
において、車体フレームを構成するサイドメンバ、クロ
スメンバ、およびラジエータサポートの互いの結合部に
おける補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記自動車の車体前部における補強構造
には、従来、実開平2‐108667号公報で示される
ものがある。
【0003】上記公報のものによれば、車体フレームの
前部は、その左右各側部を構成して車体の前後方向に延
びる左右一対のサイドメンバと、車体の幅方向に延びて
その長手方向の各端部が上記各サイドメンバの前端部に
結合させられるクロスメンバと、上下方向に延びて、そ
の各下端部が上記各サイドメンバの前端部に結合させら
れる左右一対のラジエータサポートとを備えている。
【0004】上記サイドメンバの前端部、クロスメンバ
の端部、およびラジエータサポートの下端部の互いの結
合部は、車体フレームの前端部に位置しており、自動車
の衝突時など、その前方から大きな衝撃力が与えられる
ときには、この衝撃力を他に先立って受ける部分とされ
ている。
【0005】そして、上記結合部が衝撃力を与えられた
ときには、この衝撃力で上記結合部が塑性変形し、もっ
て、上記衝撃力が吸収されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記結合部
は、各所からの外力が集中するところであり、このた
め、これら外力に対抗する上で、上記結合部の強度と剛
性とはより向上させることが望まれている。
【0007】しかし、上記結合部を単に補強すると、こ
の結合部に前記したように衝撃力が与えられたとき、こ
の結合部の塑性変形が阻害されて、衝撃力の吸収が不十
分になるおそれを生じる。
【0008】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、車体フレームにおけるサイドメンバの前
端部、クロスメンバの端部、およびラジエータサポート
の下端部の互いの結合部の強度と剛性とをより向上させ
ると共に、自動車の衝突時など、上記車体フレームの結
合部がその前方から大きい衝撃力を与えられたときに
は、上記結合部が十分に塑性変形して上記衝撃力が十分
に吸収されるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車の車体前部における補強構造は、次の
如くである。
【0010】請求項1の発明は、車体フレーム4の前部
が、その左右各側部を構成して車体1の前後方向に延び
る左右一対のサイドメンバ9と、車体1の幅方向に延び
てその長手方向の各端部が上記各サイドメンバ9の前端
部に結合させられるクロスメンバ11と、上下方向に延
びて、その各下端部が上記各サイドメンバ9の前端部に
結合させられる左右一対のラジエータサポート12とを
備えた自動車の車体前部において、
【0011】上記ラジエータサポート12の側部壁45
の下端部に、車体1の幅方向に膨出し、かつ、上下方向
に長く延びるビード47を形成し、
【0012】上記ビード47に、車体1の幅方向に貫通
する貫通孔を形成し、
【0013】上下方向で、上記サイドメンバ9の前端部
の上、下端縁の範囲内49に上記ビード47の少なくと
も一部を位置させたものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記サイドメンバ9の前端部の側面に、上記ラジエ
ータサポート12の下端部の側部壁45を接合させたも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0016】図中符号1は自動車の板金製の車体で、矢
印Frはこの車体1の前方を示し、下記する左右とは、
上記前方に向っての車体1の幅方向をいうものとする。
【0017】上記車体1は、その下部を構成して、サス
ペンション2により懸架した前車輪3と後車輪とを介し
て走行路面上に支持される車体フレーム4と、この車体
フレーム4の上側に配設されてこの車体フレーム4に支
持される車体本体5とを備え、上記車体フレーム4と車
体本体5とは、車体1の幅方向の中心を通る仮想鉛直面
6を基準としてほぼ左右対称形とされている。
【0018】上記車体フレーム4の前部は、この車体フ
レーム4の左右各側部を構成し上記各前車輪3をそれぞ
れ懸架して前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ9
と、車体1の幅方向に延びてその各端部が上記各サイド
メンバ9の前端部に締結具10により締結されて結合さ
せられるフロントクロスメンバ11と、上記車体フレー
ム4の左右各前側部を構成して上下方向に延びその各下
端部が上記各サイドメンバ9の前端部に結合させられる
左右一対のラジエータサポート12と、車体1の幅方向
に延びてその各端部が上記ラジエータサポート12の上
端部に結合させられるアッパクロスメンバ13と、上記
クロスメンバ11とアッパクロスメンバ13のそれぞれ
長手方向の中途部同士を結合させるセンタメンバ14と
を備えている。
【0019】前記車体本体5は、上記サイドメンバ9の
前部の後側に隣接して上記車体本体5の左右各外側部を
構成する左右側壁18を備え、これら各側壁18の前部
に車体1の幅方向に貫通するドア開口19が形成されて
いる。
【0020】上記側壁18の前端部である上記ドア開口
19の前部開口縁がフロントピラー20とされている。
このフロントピラー20は、上下方向に長く延びて十分
の強度を有し、このフロントピラー20の下端部は上記
サイドメンバ9の長手方向の中途部に支持されている。
【0021】また、上記車体本体5は、車体1の幅方向
に延びてその各端部が上記各フロントピラー20の上下
方向の中途部に結合されるフロントカウル22と、この
フロントカウル22から下方に延出するダッシュパネル
23と、上記左右側壁18の間で、上記サイドメンバ9
上に支持され、その前端部が上記ダッシュパネル23の
延出端部(下端部)に結合されるフロアパネル24とを
備えている。
【0022】上記左右側壁18、フロントカウル22、
ダッシュパネル23およびフロアパネル24で囲まれた
車体本体5の内部の空間が車室25とされ、上記ドア開
口19は上記車室25の内外を連通させている。
【0023】また、上記車体本体5は、上記各サイドメ
ンバ9よりも上方、かつ、外側方に位置し、上記フロン
トカウル22との結合部の近傍である上記フロントピラ
ー20の上下方向の中途部から前方に向ってほぼ水平、
かつ、直線的に突出する左右一対のエプロンメンバ28
と、車体1の前方に向うに従い内側方に延びて上記各エ
プロンメンバ28の突出端部を前記アッパクロスメンバ
13の各端部に結合させる左右一対のアッパサイドメン
バ29と、車体1の各側部で、上記サイドメンバ9とエ
プロンメンバ28とに架設されて上記前車輪3をその上
方から覆うフロントフェンダエプロン30とを備え、上
記エプロンメンバ28の後端部は上記フロントピラー2
0の中途部とフロントカウル22の端部とにそれぞれ強
固に結合させられている。
【0024】上記フロントフェンダエプロン30の下端
縁部は上記サイドメンバ9に結合させられ、上端縁部は
上記エプロンメンバ28に結合させられ、また、後端縁
部は上記ダッシュパネル23に結合させられている。上
記各結合はそれぞれ強固になされており、もって、上記
のように互いに結合された部材9,23,28,30は
互いに補強されてそれぞれ大きい強度を有している。
【0025】前記各サスペンション2は、上下方向に長
く延びてその長手方向で伸縮自在とされる緩衝器32を
備え、上記車体1の前後方向で、上記緩衝器32は上記
前車輪3の回転中心33とほぼ同じところに位置させら
れ、かつ、前車輪3とフロントフェンダエプロン30と
で挟まれた空間に位置させられている。
【0026】一方、車体1の前後方向で、上記サスペン
ション2の緩衝器32とほぼ同じ位置の上記フロントフ
ェンダエプロン30の一部分が上方に膨出させられて膨
出部34とされている。この膨出部34の膨出端部(上
端部)に、上記緩衝器32の上端部を支持させる支持部
35が形成され、上記膨出部34にその下方から嵌入さ
れた上記緩衝器32の上端部が上記支持部35に締結な
どにより支持されている。また、上記緩衝器32の下端
部には上記前車輪3の車軸が支承されて支持されてい
る。
【0027】上記の場合、緩衝器32の軸心36が上記
支持部35を貫通した部分が上記支持部35の中心37
とされている。また、上記支持部35は、上記緩衝器3
2を支持するものであることから、上記膨出部34と共
に十分に大きい強度と剛性とが与えられている。
【0028】上記ドア開口19を車体1の外側方から開
閉自在に閉じるドア40が設けられている。このドア4
0は、その後部が車体1の外側方に向って往、復回動自
在となるようその前端部が上下一対のヒンジ41,41
によって、上記フロントピラー20に枢支されている。
上記ドア40の前端縁部は、上記エプロンメンバ28の
後端部の後方近傍、かつ、外側方近傍に位置している。
【0029】上記構成において、サイドメンバ9の前端
部、クロスメンバ11の端部、およびラジエータサポー
ト12の下端部の互いの結合部43につき、詳しく説明
する。
【0030】上記ラジエータサポート12は、車体1の
平面視におけるその長手方向の各部断面がほぼL字形状
とされ、上記ラジエータサポート12の前端部を構成し
て車体1の幅方向に延びる前部壁44と、この前部壁4
4の車体1の外側方側の端縁部から車体1の後方に一体
的に延出する側部壁45とを備え、上記ラジエータサポ
ート12は板金プレス加工により成形されている。
【0031】上記ラジエータサポート12の前部壁44
の下端部は、上記サイドメンバ9の前端部と、クロスメ
ンバ11の端部との間に挟み付けられて、これら3部材
44,9,11が上記締結具10により一体的に共締め
されている。
【0032】上記ラジエータサポート12の側部壁45
の下端部は、上記サイドメンバ9の前端部の外側面に直
接に接合させられて、スポット溶接Sにより強固に結合
させられている。
【0033】上記サイドメンバ9の外側面に結合させら
れた上記ラジエータサポート12の側部壁45の下端部
の前後方向の中途部には、車体1の幅方向で外側方に向
って膨出し、かつ、上下方向に長く延びる補強用のビー
ド47が形成させれている。このビード47は、このビ
ード47の下部を構成し、上下方向で上記サイドメンバ
9の前端部の上、下端縁の範囲内49のほぼ全体にわた
り位置する本体部50と、上記ビード47の上部を構成
し、上記本体部50の上端部から上記サイドメンバ9の
前端部よりも上方に一体的に延出する延出部51とを備
え、この延出部51よりも上記本体部50の方が前後方
向の幅寸法が大きくされている。
【0034】上記ビード47の本体部50の膨出端部に
車体1の幅方向に貫通する貫通孔53が形成され、この
貫通孔53は上下に長く延び、上記範囲内49で、上記
本体部50の長手方向のほぼ全体にわたり形成されてい
る。
【0035】上記構成によれば、各ラジエータサポート
12の側部壁45の下端部に、車体1の幅方向に膨出
し、かつ、上下方向に長く延びるビード47を形成して
ある。
【0036】このため、上記車体フレーム4におけるサ
イドメンバ9の前端部、クロスメンバ11の端部、およ
びラジエータサポート12の下端部の互いの結合部43
の強度と剛性とは上記ビード47により向上させられ
る。
【0037】よって、上記結合部43は外力が集中する
部分であるが、この横向部材43はこれら外力に対抗で
きることとなって、車体フレームの強度上好ましい。
【0038】また、上記各ビード47に、車体1の幅方
向に貫通する貫通孔を形成してある。
【0039】このため、自動車の衝突時など、上記結合
部43がその前方から大きな衝撃力を与えられたときに
は、上記貫通孔53の開口縁の各部には直ちに応力集中
が生じて、上記ビード47は円滑に塑性変形する。
【0040】よって、上記結合部43は、上記ビード4
7によって補強されてはいるが、衝撃力を与えられたと
きには、上記ビード47に形成された貫通孔53の存在
により、上記ビード47と共に結合部43が円滑に塑性
変形し、上記衝撃力が十分に吸収される。
【0041】また、上下方向で、上記サイドメンバ9の
前端部の上、下端縁の範囲内49に上記ビード47の少
なくとも一部を位置させてある。
【0042】ここで、上記サイドメンバ9は前後方向に
延びるものであって、上記クロスメンバ11やラジエー
タサポート12に比べて、その前方からの衝撃力に対
し、より大きい強度や剛性を有するものである。
【0043】そこで、上記結合部43にその前方から衝
撃力が与えられたとき、上記サイドメンバ9が過大な強
度等で、この衝撃力に対抗することがないよう上記範囲
内49に貫通孔53を位置させたのであり、このため、
上記サイドメンバ9に衝撃力が与えられたときには、上
記貫通孔53の存在により、上記ビード47と共に横向
部材43が円滑に塑性変形し、もって、上記衝撃力が十
分に吸収される。
【0044】また、前記したように、サイドメンバ9の
前端部の側面に、上記ラジエータサポート12の下端部
の側部壁45を接合させた状態で結合させてある。
【0045】このため、自動車が通常の走行をするとき
には、上記サイドメンバ9は前後方向で大きい外力を与
えられるが、この際、上記ラジエータサポート12の下
端部において前後方向に延びる側部壁45が上記外力の
一部を効果的に支持することとなり、これは上記結合部
43の強度上好ましい。
【0046】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0047】請求項1の発明は、車体フレームの前部
が、その左右各側部を構成して車体の前後方向に延びる
左右一対のサイドメンバと、車体の幅方向に延びてその
長手方向の各端部が上記各サイドメンバの前端部に結合
させられるクロスメンバと、上下方向に延びて、その各
下端部が上記各サイドメンバの前端部に結合させられる
左右一対のラジエータサポートとを備えた自動車の車体
前部において、
【0048】上記ラジエータサポートの側部壁の下端部
に、車体の幅方向に膨出し、かつ、上下方向に長く延び
るビードを形成してある。
【0049】このため、上記車体フレームにおけるサイ
ドメンバの前端部、クロスメンバの端部、およびラジエ
ータサポートの下端部の互いの結合部の強度と剛性とは
上記ビードにより向上させられる。
【0050】よって、上記結合部は外力が集中する部分
であるが、この結合部はこれら外力に対抗できることと
なって、車体フレームの強度上好ましい。
【0051】また、上記ビードに、車体の幅方向に貫通
する貫通孔を形成してある。
【0052】このため、自動車の衝突時など、上記結合
部がその前方から大きな衝撃力を与えられたときには、
上記貫通孔の開口縁の各部には直ちに応力集中が生じ
て、上記ビードは円滑に塑性変形する。
【0053】よって、上記結合部は、上記ビードによっ
て補強されてはいるが、衝撃力を与えられたときには、
上記ビードに形成された貫通孔の存在により、上記ビー
ドと共に結合部が円滑に塑性変形し、上記衝撃力が十分
に吸収される。
【0054】また、上下方向で、上記サイドメンバの前
端部の上、下端縁の範囲内に上記ビードの少なくとも一
部を位置させてある。
【0055】ここで、上記サイドメンバは前後方向に延
びるものであって、上記クロスメンバやラジエータサポ
ートに比べて、その前方からの衝撃力に対し、より大き
い強度や剛性を有するものである。
【0056】そこで、上記結合部にその前方から衝撃力
が与えられたとき、上記サイドメンバが過大な強度等
で、この衝撃力に対抗することがないよう上記範囲内に
貫通孔を位置させたのであり、このため、上記サイドメ
ンバに衝撃力が与えられたときには、上記貫通孔の存在
により、上記ビードと共に結合部が円滑に塑性変形し、
もって、上記衝撃力が十分に吸収される。
【0057】請求項2の発明は、上記サイドメンバの前
端部の側面に、上記ラジエータサポートの下端部の側部
壁を接合させてある。
【0058】このため、自動車が通常の走行をするとき
には、上記サイドメンバは前後方向で大きい外力を与え
られるが、この際、上記ラジエータサポートの下端部に
おいて前後方向に延びる側部壁が上記外力の一部を効果
的に支持することとなり、これは上記結合部の強度上好
ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の部分拡大図である。
【図2】車体前部の側面部分破断図である。
【図3】車体前部の平面部分破断図である。
【図4】車体前部の正面部分破断図である。
【図5】図3の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 車体 4 車体フレーム 9 サイドメンバ 10 締結具 11 クロスメンバ 12 ラジエータサポート 44 前部壁 43 結合部 45 側部壁 47 ビード 49 範囲内 53 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 陶山 高男 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 Fターム(参考) 3D003 AA01 AA05 BB01 CA02 CA04 DA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの前部が、その左右各側部
    を構成して車体の前後方向に延びる左右一対のサイドメ
    ンバと、車体の幅方向に延びてその長手方向の各端部が
    上記各サイドメンバの前端部に結合させられるクロスメ
    ンバと、上下方向に延びて、その各下端部が上記各サイ
    ドメンバの前端部に結合させられる左右一対のラジエー
    タサポートとを備えた自動車の車体前部において、 上記ラジエータサポートの側部壁の下端部に、車体の幅
    方向に膨出し、かつ、上下方向に長く延びるビードを形
    成し、 上記ビードに、車体の幅方向に貫通する貫通孔を形成
    し、 上下方向で、上記サイドメンバの前端部の上、下端縁の
    範囲内に上記ビードの少なくとも一部を位置させた自動
    車の車体前部における補強構造。
  2. 【請求項2】 上記サイドメンバの前端部の側面に、上
    記ラジエータサポートの下端部の側部壁を接合させた請
    求項1に記載の自動車の車体前部における補強構造。
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