JP2002046193A - 空気入りタイヤの製造方法および装置 - Google Patents

空気入りタイヤの製造方法および装置

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JP2002046193A
JP2002046193A JP2000233947A JP2000233947A JP2002046193A JP 2002046193 A JP2002046193 A JP 2002046193A JP 2000233947 A JP2000233947 A JP 2000233947A JP 2000233947 A JP2000233947 A JP 2000233947A JP 2002046193 A JP2002046193 A JP 2002046193A
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pneumatic tire
bladder
bead
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Haruo Kawashima
晴雄 川島
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/08Building tyres
    • B29D30/20Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
    • B29D30/24Drums
    • B29D30/26Accessories or details, e.g. membranes, transfer rings
    • B29D2030/2635Central bladder, e.g. elastic membrane, sleeve, envelope, diaphragm, which covers the central portion of the drum, e.g. covering the toroidally expandable rigid segments

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  • Tyre Moulding (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ確実に規定形状の空気入りタイヤ
を製造する。 【解決手段】 軸方向中央部が欠損しているカーカス層
18を有するグリーンケース26内に流体を供給して略トロ
イダル状に変形させると、前記欠損部18a(インナーラ
イナー20)が大きく伸びるが、前記グリーンタイヤ26内
にブラダ40を配置し、このブラダ40を膨張させることで
グリーンケース26を変形させるようにした。これによ
り、前記欠損部18aにおける伸びがブラダ40により抑制
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中央部が欠損し
ているカーカス層を有する空気入りタイヤの製造方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、操縦安定性および振動乗り心地性
の双方を同時に向上させるために、中央部が欠損してい
るカーカス層を有する空気入りタイヤが、例えば特開平
11−11109号公報において提案された。
【0003】このものは、左右一対のビードと、該ビー
ドに巻回されてビード部に係留されたカーカス層と、該
カーカス層の半径方向外側に配置されたベルト層とを備
えた空気入りタイヤにおいて、カーカス層を左右のビー
ド部から両サイド部を経てクラウン両端部まで延びる左
右一対の側部カーカスで形成したものである。
【0004】ここで、このような空気入りタイヤの製造
方法に関しては前記公報には記載がないが、従来周知の
製造方法を用いて前記空気入りタイヤを製造する場合に
は、以下のようになる。即ち、円筒状をした第1成形ド
ラムの周囲にインナーライナーを貼付けた後、該成形ド
ラムの周囲でその軸方向両端部に側部カーカスを互いに
離して貼付け、次に、各側部カーカスの外側の所定位置
にフィラー付きビードをそれぞれセットした後、該ビー
ドより軸方向外側の側部カーカスをビード回りに軸方向
内側に向かって折返し、カーカス層の軸方向中央部が欠
損している円筒状のグリーンケースを成形する。
【0005】次に、このグリーンケースを第1成形ドラ
ムから第2成形ドラムに移送し、該グリーンケースの両
ビードをビード支持体によってそれぞれ半径方向内側か
ら支持する。その後、グリーンケース内に流体を供給し
ながらビード支持体を互いに接近するよう軸方向内側に
移動させることにより、ビード間のグリーンケースを断
面略トロイダル状に変形させるととともに、該グリーン
ケースをその半径方向外側に配置された円筒状のベルト
・トレッドバンドの内周に貼付け、グリーンタイヤとす
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法によって前記空気入りタイヤを製造しようとす
ると、カーカス層の軸方向中央部が欠損することで、グ
リーンケースの軸方向中央部には強度が極めて低いイン
ナーライナーしか存在していないため、グリーンケース
内に流体を供給したとき、前記グリーンケースの軸方向
中央部のみが軸方向(ラジアル方向)に著しく伸びて、
規定形状の空気入りタイヤを製造することが困難となっ
てしまうという問題点がある。
【0007】この発明は、簡単かつ確実に規定形状の空
気入りタイヤを製造することができる空気入りタイヤの
製造方法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、軸方向中央部が欠損しているカーカス層を有する円
筒状をしたグリーンケースのビードを半径方向内側から
それぞれ支持する工程と、グリーンケースの半径方向内
側に配置されているブラダを膨張させながらビードを互
いに接近するよう軸方向内側に移動させることにより、
ビード間のグリーンケースを断面略トロイダル状に変形
させ、該グリーンケースをその半径方向外側に配置され
た円筒状のベルト・トレッドバンドの内周に貼付ける工
程とを備えた空気入りタイヤの製造方法により、
【0009】第2に、軸方向中央部が欠損しているカー
カス層を有する円筒状をしたグリーンケースのビードを
半径方向内側からそれぞれ支持する、軸方向に離れた一
対のビード支持体と、グリーンケースの半径方向内側に
配置され、内部に流体が供給されたとき膨張するブラダ
と、前記ブラダに流体が供給されているとき、前記ビー
ド支持体を互いに接近するよう軸方向内側に移動させる
ことで、ビード間のグリーンケースを断面略トロイダル
状に変形させる移動手段と、グリーンケースの半径方向
外側に円筒状のベルト・トレッドバンドを供給し、変形
するグリーンケースをベルト・トレッドバンドの内周に
貼付ける供給手段とを備えた空気入りタイヤの製造装置
により達成することができる。
【0010】まず、円筒状をしたグリーンケースのビー
ドを一対のビード支持体によって半径方向内側からそれ
ぞれ支持する。その後、ブラダをグリーンケースの半径
方向内側において膨張させるとともに、移動手段によっ
てビード支持体をビードと共に互いに接近するよう軸方
向内側に移動させる。これにより、ビード間のグリーン
ケースは円筒状から断面略トロイダル状に変形するが、
このとき、カーカス層が欠損している強度の極めて低い
グリーンケースの軸方向中央部は、ブラダによって補強
されているため、軸方向(ラジアル方向)の伸びが抑制
される。
【0011】その後、供給手段によってグリーンケース
の半径方向外側に供給配置された円筒状のベルト・トレ
ッドバンドの内周にグリーンケースを貼付け、グリーン
タイヤを成形する。このようにグリーンケースのシェー
ピング時における軸方向中央部の伸びをブラダを設ける
だけで抑制することができ、これにより、規定形状の空
気入りタイヤを簡単かつ確実に製造することができる。
そして、このような空気入りタイヤは請求項6に係る製
造装置により容易に製造することができる。
【0012】また、請求項2に記載のように構成すれ
ば、カーカス層が欠損しているグリーンケースの軸方向
中央部における軸方向の伸びを強力に抑制することがで
きる。さらに、請求項3に記載のように構成すれば、空
気入りタイヤの形状を規定形状にさらに近付けることが
できる。
【0013】また、請求項4に記載のように構成すれ
ば、グリーンケースの軸方向中央部における軸方向の伸
びをさらに強力に抑制することができる。さらに、請求
項5に記載のように構成すれば、欠損部の両端における
局部的な伸びを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1において、10は空気入りタ
イヤであり、このタイヤ10はフィラー11付きのビード12
がそれぞれ埋設された一対のビード部13と、これらビー
ド部13から略半径方向外側に向かってそれぞれ延びるサ
イドウォール部14と、これらサイドウォール部14の半径
方向外端同士を連結する略円筒状のトレッド部15とを備
えている。
【0015】そして、このタイヤ10はラジアル方向に延
びる有機繊維コードによって補強されたカーカス層18を
有し、このカーカス層18の両端部は前記ビード12の回り
に巻回されることでこれらビード12に係留されている。
ここで、前記カーカス層18は両ビード部13からサイドウ
ォール部14を経てトレッド部15の両端部で終了する一対
の側部カーカス19により構成され、この結果、前記カー
カス層18は軸方向中央部が欠損している。
【0016】また、このカーカス層18の内周には薄肉ゴ
ムからなる強度の低いインナーライナー20が貼付けら
れ、一方、このカーカス層18の半径方向外側には非伸張
性コードにより補強されたベルト層21およびゴムからな
るトレッド22が、さらに、その軸方向両外側にはゴムか
らなるサイド23が貼付けられている。
【0017】次に、このようなタイヤ10を製造する場合
には、まず、図2に示すような円筒状をした拡縮径可能
な第1成形ドラム25を駆動回転させるとともに、該第1
成形ドラム25の軸方向中央部に帯状をしたインナーライ
ナー20を供給して、その周囲に貼付ける。その後、幅方
向外側端部にサイド23がプリセットされた一対の帯状で
ある側部カーカス19を、回転している第1成形ドラム25
の軸方向両端部にそれぞれ供給して、その周囲に貼付け
る。
【0018】次に、第1成形ドラム25の軸方向中央部を
拡径し、インナーライナー20および各側部カーカス19の
軸方向内側部を拡径させるとともに、各側部カーカス19
の段差部にフィラー11付きのビード12をそれぞれセット
する。その後、第1成形ドラム25の図示していないブラ
ダを膨張させ、ビード12より軸方向外側の側部カーカス
19、サイド23を図3に示すように、ビード12の回りに軸
方向内側に向かって折り返す。
【0019】これにより、第1成形ドラム25の周囲には
円筒状をしたグリーンケース26が成形されるが、このグ
リーンケース26のカーカス層18は、前述のように軸方向
に離れた一対の側部カーカス19から構成されているた
め、軸方向中央部が欠損している。そして、このカーカ
ス層18の欠損部18aにはインナーライナー20のみが存在
している。
【0020】次に、図示していない搬送装置によって前
記グリーンケース26を半径方向外側から把持した後、第
1成形ドラム25を縮径し、グリーンケース26を第1成形
ドラム25から搬送装置に受け渡す。その後、該搬送装置
によりグリーンケース26を第2成形ドラム30まで搬送
し、該第2成形ドラム30の半径方向外側に嵌合する。
【0021】ここで、前記第2成形ドラム30は、図4に
示すように、図示していない駆動モータにより駆動回転
される円筒状のドラム主軸32を有する。このドラム主軸
32内には駆動モータ(図示していない)によりドラム主
軸32と別個に駆動回転されるねじ軸33が挿入され、この
ねじ軸33の軸方向両側部外周には、それぞれ逆ねじとな
ったおねじ部33a、33bが形成されている。
【0022】また、前記おねじ部33a、33bにはドラム
主軸32に形成されたスリット32a、32bを貫通する可動
体34、35がそれぞれ螺合しており、この結果、前記ねじ
軸33が回転すると、これら可動体34、35は軸線に沿って
逆方向に移動し、互いに接近離隔する。
【0023】各可動体34、35には互いに軸方向に離れた
ビード支持体37、38がそれぞれ半径方向に移動可能に支
持され、これら一対のビード支持体37、38は、前述のよ
うにグリーンケース26が第2成形ドラム30の外側に搬入
されたとき、図示していない拡縮手段により半径方向外
側に移動(拡径)して、該グリーンケース26のビード12
を半径方向内側からそれぞれ支持する。前述したねじ軸
33および該ねじ軸33を駆動回転させる駆動モータは全体
として、ビード支持体37、38を可動体34、35と共に互い
に軸方向に移動させて接近離隔させることができる移動
手段39を構成する。
【0024】40は軸方向両端部がビード支持体37、38に
それぞれ気密状態で取付けられたゴム膜からなるブラダ
であり、このブラダ40は内部に流体、例えばエアが供給
されていないときには、略円筒状を呈している。一方、
このブラダ40は、可動体35に形成された供給通路41を通
じて該ブラダ40の内部に流体が供給されるとともに、移
動手段39により可動体34、35が互いに接近するよう軸方
向内側に移動すると、半径方向外側に膨張し、ビード12
間のグリーンケース26を半径方向外側に向かって断面略
トロイダル状に変形させる。
【0025】そして、このような第2成形ドラム30を用
いてグリーンタイヤを成形するには、まず、前述のよう
に円筒状をしたグリーンケース26を第2成形ドラム30ま
で搬送してその外側に嵌合した後、ビード支持体37、38
を半径方向外側に移動させて第2成形ドラム30のビード
12をこれらビード支持体37、38により半径方向内側から
それぞれ支持する。
【0026】その後、供給通路41を通じてブラダ40内に
流体を供給し、該ブラダ40をグリーンケース26の半径方
向内側において膨張させる。また、この流体供給と同時
にねじ軸33を回転させ、可動体34、35、ビード支持体3
7、38をビード12と共に互いに接近するよう軸方向内側
に移動させる。
【0027】これにより、ブラダ40およびビード12間の
グリーンケース26は、図4に仮想線で示すように円筒状
から略トロイダル状に向かって変形するが、このとき、
カーカス層18が欠損している強度の極めて低いグリーン
ケース26の軸方向中央部、即ちインナーライナー20しか
存在しない欠損部18aは、ブラダ40によって補強されて
いるため、軸方向(ラジアル方向)の伸びが抑制され
る。
【0028】一方、前記グリーンケース26の半径方向外
側には、供給手段47によって円筒状のベルト・トレッド
バンド43が予め供給配置されているため、前述したグリ
ーンケース26の略トロイダル状への変形の途中におい
て、グリーンケース26が、図5に示すようにベルト・ト
レッドバンド43のベルト層21の内周に貼付けられ、グリ
ーンタイヤが成形される。
【0029】このように内圧供給時におけるグリーンケ
ース26の軸方向中央部(欠損部18a)の伸びをブラダ40
を設けるだけで抑制することができ、これにより、規定
形状の空気入りタイヤを簡単かつ確実に製造することが
できる。
【0030】ところが、前述したブラダ40は全体がゴム
から構成されているため、内圧供給時にブラダ40もある
程度伸び、これにより、グリーンケース26の軸方向中央
部(欠損部18a)の伸びを十分抑制することができな
い。このため、この実施形態では、前記ブラダ40の軸方
向中央部に略軸方向、ここでは軸方向に延びる多数本の
コード46を埋設し、これにより、該ブラダ40内に前述し
た流体が供給されたときの、ブラダ40の軸方向中央部に
おける軸方向の伸び、ひいてはグリーンケース26の軸方
向中央部(欠損部18a)における軸方向伸びをさらに抑
制している。
【0031】ここで、前記コード46が埋設されている部
位の軸方向伸びは20%以下とすることが好ましい。その
理由は、軸方向伸びを20%以下とすると、欠損部18aに
おける伸びが十分に抑制され、空気入りタイヤの形状を
規定形状にさらに近付けることができるからである。
【0032】なお、前述のコード46をブラダ40内に2層
以上埋設するとともに、隣接する層におけるコード46を
軸方向に対して逆方向に傾斜させれば、シェーピング時
におけるコード46のパンタグラフ効果によって、コード
46が埋設されている部位の軸方向伸びをマイナスに、例
えば10%程度収縮させることもできる。
【0033】また、前記コード46はカーカス層18の少な
くとも軸方向中央部(欠損部18a)に重なり合う領域に
埋設することが好ましい。その理由は、このようにすれ
ば、剛性の低いグリーンケース26の軸方向中央部におけ
る軸方向伸びを強力に抑制することができるからであ
る。
【0034】そして、この実施形態では、コード46を前
記欠損部18aより若干軸方向外側の位置まで延在させて
いるが、このときのコード46とカーカス層18との重なり
合い量Kは、片側で欠損部18aの幅Wの25%以上とする
ことが好ましい。
【0035】その理由は、前記重なり合い量Kが幅Wの
25%未満であると、内圧供給時に前記欠損部18aの両端
において局部的な伸びが発生することがあるが、前述の
ように25%以上とすると、このような局部的な伸びを防
止することができるからである。そして、前述のコード
46は後述のようにカーカス層18全体と重なり合っていて
もよい。
【0036】また、前述のコード46は、例えばポリエス
テル、ナイロン、アラミド繊維、スチール等から構成す
ることができるが、内圧供給時おける伸びが 2%以下と
なる非伸張性材料(アラミド繊維またはスチール)を用
いることが好ましい。その理由は、ポリエステル、ナイ
ロン等の有機繊維を用いると、内圧充填時に 5〜10%程
度の伸びが発生して、欠損部18aにおける伸びを十分に
抑制することができないが、非伸張性材料を用いれば、
前記伸びを十分に抑制することができるため、グリーン
ケース26の軸方向中央部における軸方向伸びを強力に抑
制することができるからである。
【0037】なお、前述の実施形態においては、第1成
形ドラム25によってグリーンケース26を成形した後、該
グリーンケース26を第2成形ドラム30に搬送し、該第2
成形ドラム30においてグリーンケース26を略トロイダル
状に変形させるとともに、その外側にベルト・トレッド
バンド43を貼付けるようにしたが、この発明において
は、単一の成形ドラムによってグリーンケースを成形し
た後、該グリーンケースを略トロイダル状に変形させる
とともに、その外側にベルト・トレッドバンドを貼付け
るようにしてもよい。この場合には、前記コードをブラ
ダの全幅に埋設することができる。
【0038】また、この発明においては、カーカス層の
欠損部にゴムシートを貼付けるようにしてもよい。この
ようにすれば、第1成形ドラムから第2成形ドラムへの
搬送時におけるグリーンケースの剛性を向上させること
ができる。さらに、この発明においては、ブラダの軸方
向中央部を厚肉とすることで、グリーンケースの軸方向
中央部の伸びを効果的に抑制するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、簡単かつ確実に規定形状の空気入りタイヤを製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す空気入りタイヤの
子午線断面図である。
【図2】グリーンケース近傍の正面断面図である。
【図3】グリーンケース近傍の正面断面図である。
【図4】シェーピング時におけるグリーンケース近傍の
正面断面図である。
【図5】シェーピング時におけるグリーンケース近傍の
正面断面図である。
【符号の説明】
10…空気入りタイヤ 12…ビード 18…カーカス層 18a…欠損部 26…グリーンケース 37、38…ビード支持体 39…移動手段 40…ブラダ 43…ベルト・トレッドバンド 46…コード 47…供給手段 K…重なり合い量 W…幅

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向中央部が欠損しているカーカス層を
    有する円筒状をしたグリーンケースのビードを半径方向
    内側からそれぞれ支持する工程と、グリーンケースの半
    径方向内側に配置されているブラダを膨張させながらビ
    ードを互いに接近するよう軸方向内側に移動させること
    により、ビード間のグリーンケースを断面略トロイダル
    状に変形させ、該グリーンケースをその半径方向外側に
    配置された円筒状のベルト・トレッドバンドの内周に貼
    付ける工程とを備えたことを特徴とする空気入りタイヤ
    の製造方法。
  2. 【請求項2】前記カーカス層の少なくとも軸方向中央部
    に重なり合う領域のブラダ内に略軸方向に延びる多数本
    のコードを埋設した請求項1記載の空気入りタイヤの製
    造方法。
  3. 【請求項3】前記コードが埋設されている領域のブラダ
    の軸方向伸びを20%以下とした請求項2記載の空気入り
    タイヤの製造方法。
  4. 【請求項4】前記コードを非伸張性材料から構成した請
    求項2記載の空気入りタイヤの製造方法。
  5. 【請求項5】前記コードとカーカス層との重なり合い量
    を片側で欠損幅の25%以上とした請求項2記載の空気入
    りタイヤの製造方法。
  6. 【請求項6】軸方向中央部が欠損しているカーカス層を
    有する円筒状をしたグリーンケースのビードを半径方向
    内側からそれぞれ支持する、軸方向に離れた一対のビー
    ド支持体と、グリーンケースの半径方向内側に配置さ
    れ、内部に流体が供給されたとき膨張するブラダと、前
    記ブラダに流体が供給されているとき、前記ビード支持
    体を互いに接近するよう軸方向内側に移動させること
    で、ビード間のグリーンケースを断面略トロイダル状に
    変形させる移動手段と、グリーンケースの半径方向外側
    に円筒状のベルト・トレッドバンドを供給し、変形する
    グリーンケースをベルト・トレッドバンドの内周に貼付
    ける供給手段とを備えたことを特徴とする空気入りタイ
    ヤの製造装置。
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