JP2002046040A - 工作機械用スクレーパ - Google Patents

工作機械用スクレーパ

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JP2002046040A
JP2002046040A JP2000236510A JP2000236510A JP2002046040A JP 2002046040 A JP2002046040 A JP 2002046040A JP 2000236510 A JP2000236510 A JP 2000236510A JP 2000236510 A JP2000236510 A JP 2000236510A JP 2002046040 A JP2002046040 A JP 2002046040A
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Atsunori Yamada
敦則 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作機械の摺動面23に傷が付くのを防止す
ることが可能であり、しかも摺動抵抗を低減させること
が可能な工作機械用スクレーパ1を提供する。 【解決手段】 相対移動する二要素を含む工作機械に装
着されるものであって、一方の要素に固定され、他方の
要素に摺動接触する工作機械用スクレーパ1において、
弾性材製の本体2を備え、該本体2の表面の少なくとも
一部に他方の要素と摺動接触する樹脂製部材5を被着す
ることにした。樹脂製部材5の材質としては、ポリエー
テルイミドまたはジュラコンが好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械に用いら
れるスクレーパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図11に示す工作機械用スク
レーパ51が知られており、以下のように構成されてい
る(特開平8−132330号公報参照)。
【0003】すなわち先ず、取付部53と、この取付部
53に対して傾斜して設けられたリップ部54とからな
る断面略くの字状の弾性部材52が設けられており、リ
ップ部54の傾斜した側の一面に金属薄板55が被着さ
れるとともに、取付部53の同じ側の一面に金具56が
被着されている。
【0004】しかしながら、この従来のスクレーパ51
においては、上記したようにリップ部54の一面に金属
薄板55が被着されているために、この金属薄板55が
工作機械の摺動面に対して密接し、この金属薄板55は
その剛性が比較的大きいものである。したがって、この
金属薄板55が相手摺動面に対して摺動することによっ
て相手摺動面に傷が付くことがあり、また金属薄板55
の先端が相手摺動面に引っ掛かって摺動抵抗が高くなる
ことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
みて、工作機械の摺動面に傷が付くのを防止することが
可能であり、しかも摺動抵抗を低減させることが可能な
工作機械用スクレーパを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるスクレーパは、相対移動す
る二要素を含む工作機械に装着されるものであって、一
方の要素に固定され、他方の要素に摺動接触する工作機
械用スクレーパにおいて、弾性材製の本体を備え、該本
体の表面の少なくとも一部に前記他方の要素と摺動接触
する樹脂製部材を被着したことを特徴とするものであ
る。
【0007】また、本発明の請求項2によるスクレーパ
は、上記した請求項1の工作機械用スクレーパにおい
て、樹脂製部材の材質をポリエーテルイミドまたはジュ
ラコンとしたことを特徴とするものである。
【0008】上記構成を備えた本発明の請求項1による
スクレーパは、上記従来技術における金属薄板に代えて
樹脂製部材を弾性材製の本体に被着したものであって、
この樹脂製部材が備える材質上の特性によって、工作機
械の摺動面に傷が付くのを抑えることが可能となり、か
つ摺動抵抗を低減させることが可能となる。樹脂製部材
の材質としては、請求項2に記載したように、耐磨耗性
等の観点から、ポリエーテルイミドまたはジュラコン等
が好適である。
【0009】また、本件提案には、以下の技術的事項が
含まれる。
【0010】本件出願が提案する一のスクレーパは、工
作機械に使用するスクレーパで、金属薄板ではなく樹脂
板を使うことにより、相手摺動面への傷付きを防止する
ことができ、摺動抵抗を低減することができるスクレー
パである。また、金属薄板ではなく樹脂をリップ先端に
設置することにより、摺動面への傷付きを防止すること
ができ、摺動抵抗を低減することができるスクレーパで
ある。また、金属薄板ではなく樹脂を摺動面に押し付け
ることにより、摺動面への傷付きを防止することがで
き、摺動抵抗を低減することができるスクレーパであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施例を図面にし
たがって説明する。
【0012】第一実施例・・・図1は、本発明の第一実
施例に係るスクレーパ1の断面を示しており、その取付
状態が図2に示されている。このスクレーパ1は、工作
機械に取り付けられてその摺動面23(図2参照)上の
塵埃や流体等を掻き取るものであって、以下のように構
成されている。
【0013】すなわち先ず、当該スクレーパ1を工作機
械の所定箇所に取り付けるための取付部3と、この取付
部3に対して傾斜して設けられたリップ部4とからなる
断面略くの字状の弾性材製の本体(弾性部材とも称す
る)2が設けられており、リップ部4の傾斜した側の一
面に薄板状ないし平板状の樹脂製部材5が被着されると
ともに、取付部3の同じ側の一面に板状ないし平板状の
金具(補強部材とも称する)6が被着されている。取付
部3とリップ部4との境界付近には、リップ部4の弾性
変形量を調整するために断面円弧状の凹溝7が設けられ
ている。リップ部4はその先端部4aに向けて厚さが徐
々に薄くなるように先細状に形成されており、またこの
リップ部4の先端部4aよりも樹脂製部材5の先端部5
aの方が突出するように配置されている。
【0014】弾性材製の本体2は、ウレタンゴムまたは
NBRゴム(硬度Hs70)等の所定のゴム材によって
成形されている。樹脂製部材5は、ポリエーテルイミド
またはジュラコン等の耐磨耗性に優れた所定の樹脂材に
よって成形されている。樹脂製部材5の厚さは全長に亙
って均一であって、実寸で0.1〜0.3mmの範囲に
形成されている。本体2と樹脂製部材5は加硫接着また
は加硫後に後接着によって互いに固定されている。金具
6は、鋼板等の所定の剛材によって成形されている。本
体2と金具6は加硫接着によって互いに固定されてい
る。
【0015】また、このスクレーパ1は、その機能上、
図面の紙面直交方向に向けて所定の幅(長さ)を備えて
いる。
【0016】上記構成を備えたスクレーパ1は、図2に
示すように、取付ボルト21等をもって工作機械の取付
部材22に取り付けられて、その摺動面23上の塵埃や
流体等を掻き取るものであって、摺動面23に接触する
のが金属部材ではなく樹脂製部材5であることから、こ
の樹脂製部材5の備える材質上の特性によって、摺動面
23に傷が付くのを抑えることができ、また摺動抵抗を
低減させることができる。
【0017】上記第一実施例に係るスクレーパ1は、そ
の構成を以下のように付加または変更することが可能で
ある。
【0018】第二実施例・・・上記第一実施例に係るス
クレーパ1において、凹溝7の形成によるリップ部4の
弾性変形量の調整が不要の場合には、図3に示すよう
に、上記第一実施例に係る構成から凹溝7を削除するこ
とが可能である。この実施例の他の構成および作用効果
は上記第一実施例と同じである。
【0019】第三実施例・・・上記第一実施例に係るス
クレーパ1において、樹脂製部材5がリップ部4の傾斜
した側の一面に被着されているのに対して、図4に示す
ように、樹脂製部材5をリップ部4の反対側の面(背面
とも称する)に被着する。この場合には、樹脂製部材5
の先端部5aがリップ部4の先端部4aよりも突出して
いなくても樹脂製部材5の先端部5aが相手摺動面に接
触するために、両先端部4a,5aは長さ位置が互いに
揃えられており、このように両先端部4a,5aの長さ
位置が揃えられると、樹脂製部材5の先端部5aに割れ
が発生しにくくなり、また両部材4,5が剥がれにくく
なると云う効果がある。但し、樹脂製部材5の先端部5
aはこれを上記第一実施例と同様にリップ部4の先端部
4aよりも突出させても良い。この実施例の他の構成お
よび作用効果は上記第一実施例と同じである。
【0020】第四実施例・・・図5は、本発明の第四実
施例に係るスクレーパ1の断面を示している。このスク
レーパ1は、工作機械に取り付けられて摺動面23(上
記第一実施例に係る図2参照)上の塵埃や流体等を掻き
取るものであって、以下のように構成されている。
【0021】すなわち先ず、当該スクレーパ1を工作機
械の所定箇所に取り付けるための取付部3と、この取付
部3に対して傾斜して設けられたリップ部4とからなる
断面略くの字状の弾性材製の本体(弾性部材とも称す
る)2が設けられており、リップ部4の傾斜した側の一
面および取付部3の同じ側の一面に薄板状の樹脂製部材
5が被着されている。樹脂製部材5は、リップ部4の一
面に被着された部分8と、取付部3の一面に被着された
部分9とを一体に備えて断面略くの字状に成形されてお
り、この断面略くの字状の樹脂製部材5が同じく断面略
くの字状の本体2の一面に全面接着されている。リップ
部4はその先端部4aに向けて厚さが徐々に薄くなるよ
うに先細状に形成されており、またこのリップ部4の先
端部4aよりも樹脂製部材5の先端部5aの方が突出す
るように配置されている。
【0022】弾性材製の本体2は、ウレタンゴムまたは
NBRゴム(硬度Hs70)等の所定のゴム材によって
成形されている。樹脂製部材5は、ポリエーテルイミド
またはジュラコン等の耐磨耗性に優れた所定の樹脂材に
よって成形されている。樹脂製部材5の厚さは全長に亙
ってまたは部分8,9ごとに均一であって、実寸で0.
1〜0.3mmの範囲に形成されている。本体2と樹脂
製部材5は加硫接着または加硫後に後接着によって互い
に固定されている。
【0023】また、このスクレーパ1は、その機能上、
図面の紙面直交方向に向けて所定の幅(長さ)を備えて
いる。
【0024】上記構成を備えたスクレーパ1は、上記し
たように取付ボルト21(上記第一実施例に係る図2参
照)等をもって工作機械の取付部材22(同じく図2参
照)に取り付けられて、その摺動面23上の塵埃や流体
等を掻き取るものであって、摺動面23に接触するのが
金属部材ではなく樹脂製部材5であることから、樹脂製
部材5の備える材質上の特性によって、摺動面23に傷
が付くのを抑えることができ、摺動抵抗を低減させるこ
とができる。
【0025】また、弾性材製の本体2の加硫成形時にお
けるインサート部品数が少ないために、成形作業を容易
化することができる。
【0026】また、断面略くの字状の本体2の一面に同
じく断面略くの字状の樹脂製部材5が全面接着されてい
るために、樹脂製部材5による被覆作用ないし断熱作用
によって、弾性材製の本体2が熱(工作機械が発する
熱)に晒されるのを防止することができる。
【0027】第五実施例・・・図6は、本発明の第五実
施例に係るスクレーパ1の断面を示している。このスク
レーパ1は、工作機械に取り付けられて摺動面23(上
記第一実施例に係る図2参照)上の塵埃や流体等を掻き
取るものであって、以下のように構成されている。
【0028】すなわち先ず、当該スクレーパ1を工作機
械の所定箇所に取り付けるための取付部3と、この取付
部3に対して一直線状に一体成形されたリップ部4とを
備えた断面直線状の弾性材製の本体(弾性部材とも称す
る)2が設けられており、リップ部4の一面に薄板状な
いし平板状の樹脂製部材5が被着されるとともに、取付
部3の同じ側の一面に板状ないし平板状の金具(補強部
材とも称する)6が被着されている。取付部3とリップ
部4との境界付近には、リップ部4の弾性変形量を調整
するために断面円弧状の凹溝7が一面および反対側の面
(背面とも称する)の双方にそれぞれ設けられている。
リップ部4はその先端が背面側から一面側へ斜めにカッ
トされた形状を呈して、先端部4aに向けて厚さが徐々
に薄くなるように先細状に形成されており、またこのリ
ップ部4の先端部4aよりも樹脂製部材5の先端部5a
の方が突出するように配置されている。
【0029】弾性材製の本体2は、ウレタンゴムまたは
NBRゴム(硬度Hs70)等の所定のゴム材によって
成形されている。樹脂製部材5は、ポリエーテルイミド
またはジュラコン等の耐磨耗性に優れた所定の樹脂材に
よって成形されている。樹脂製部材5の厚さは全長に亙
って均一であって、実寸で0.1〜0.3mmの範囲に
形成されている。本体2と樹脂製部材5は加硫接着また
は加硫後に後接着によって互いに固定されている。金具
6は、鋼板等の所定の剛材によって成形されている。本
体2と金具6は加硫接着によって互いに固定されてい
る。
【0030】また、このスクレーパ1は、その機能上、
図面の紙面直交方向に向けて所定の幅(長さ)を備えて
いる。
【0031】上記構成を備えたスクレーパ1は、上記し
たように取付ボルト21(上記第一実施例に係る図2参
照)等をもって工作機械の取付部材22(同じく図2参
照)に取り付けられて、その摺動面23上の塵埃や流体
等を掻き取るものであって、摺動面23に接触するのが
金属部材ではなく樹脂製部材5であることから、樹脂製
部材5の備える材質上の特性によって、摺動面23に傷
が付くのを抑えることができ、摺動抵抗を低減させるこ
とができる。
【0032】また、このスクレーパ1は断面直線状に成
形されているために、工作機械に対する取付の方向性を
もたない特徴を有している。
【0033】上記第五実施例に係るスクレーパ1は、そ
の構成を以下のように付加または変更することが可能で
ある。
【0034】第六実施例・・・図7に示すように、弾性
材製の本体2におけるリップ部4の背面に膨出部10が
一体成形されて、この膨出部10を含むリップ部4の厚
さがその一部において取付部3よりも大きく形成されて
おり、これによりリップ部4の弾性変形量を調整すると
ともにその強度を高めることが可能とされている。背面
側の凹溝7は省略されている。膨出部10の外面は断面
曲線状を呈しており、リップ部4はその厚さが先端部4
aに向けて一旦大きくなった後、徐々に薄く形成されて
いる。この実施例の他の構成および作用効果は上記第五
実施例と同じである。
【0035】第七実施例・・・図8に示すように、弾性
材製の本体2におけるリップ部4の先端がその一面側お
よび背面側の双方から徐々に薄くなるように形成されて
おり、このリップ部4の先端に断面略V字形または断面
略U字形を呈する樹脂製部材5が被着されている。この
実施例の他の構成および作用効果は上記第五実施例と同
じである。
【0036】第八実施例・・・図9に示すように、弾性
材製の本体2におけるリップ部4の先端がその背面側か
ら一面側へ斜めにカットされた形状を呈して、先端部4
aに向けて厚さが徐々に薄くなるように先細状に形成さ
れており、このリップ部4の先端における斜面4bおよ
びこの斜面4bに連続する背面の一部に樹脂製部材5が
被着されている。したがって樹脂製部材5は、上記斜面
4bに被着される部分11と、上記背面の一部に被着さ
れる部分12とを一体に有している。この実施例の他の
構成および作用効果は上記第五実施例と同じである。
【0037】第九実施例・・・図10は、本発明の第九
実施例に係るスクレーパ1の断面を示している。このス
クレーパ1は、工作機械に取り付けられてその摺動面
(上記第一実施例に係る図2参照)上の塵埃や流体等を
掻き取るものであって、以下のように構成されている。
【0038】すなわち先ず、当該スクレーパ1を工作機
械の所定箇所に取り付けるための取付部3と、この取付
部3に対して一直線状に一体成形されたリップ部4とを
備えた断面直線状であってかつ断面矩形状の弾性材製の
本体(弾性部材とも称する)2が設けられており、リッ
プ部4の一面および取付部3の同じ側の一面に薄板状な
いし平板状の樹脂製部材5が被着されている。樹脂製部
材5は、リップ部4の一面に被着された部分8と、取付
部3の一面に被着された部分9とを一体に備えて断面直
線状に成形されており、この断面直線状の樹脂製部材5
が同じく断面直線状ないし断面矩形状の本体2の一面に
全面接着されている。リップ部4はその全長に亙って厚
さが均一に形成されており、またこのリップ部4の先端
部4aと樹脂製部材5の先端部5aは長さ位置が互いに
揃えられている。
【0039】弾性材製の本体2は、ウレタンゴムまたは
NBRゴム(硬度Hs70)等の所定のゴム材によって
成形されている。樹脂製部材5は、ポリエーテルイミド
またはジュラコン等の耐磨耗性に優れた所定の樹脂材に
よって成形されている。樹脂製部材5の厚さは全長に亙
って均一であって、実寸で0.1〜0.3mmの範囲に
形成されている。本体2と樹脂部材5は加硫接着または
加硫後に後接着によって互いに固定されている。
【0040】また、このスクレーパ1は、その機能上、
図面の紙面直交方向に向けて所定の幅(長さ)を備えて
いる。
【0041】上記構成を備えたスクレーパ1は、上記し
たように取付ボルト21(上記第一実施例に係る図2参
照)等をもって工作機械の取付部材22(同じく図2参
照)に取り付けられて、その摺動面23上の塵埃や流体
等を掻き取るものであって、摺動面23に接触するのが
金属部材ではなく樹脂製部材5またはゴム製の本体2で
あることから、樹脂製部材5またはゴム製の本体2の備
える材質上の特性によって、摺動面23に傷が付くのを
抑えることができ、摺動抵抗を低減させることができ
る。
【0042】また、このスクレーパ1は断面直線状に成
形されているために、工作機械に対する取付の方向性を
もたない特徴を有している。
【0043】また、弾性材製の本体2の加硫成形時にお
けるインサート部品数が少ないために、成形作業を容易
化することができる。
【0044】また、断面直線状ないし断面矩形状の本体
2の一面に同じく断面直線状の樹脂製部材5が全面接着
されているために、樹脂製部材5を工作機械の外側に向
けて配置した場合には、樹脂製部材5による被覆作用な
いし断熱作用によって、弾性材製の本体2が熱(工作機
械が発する熱)に晒されるのを防止することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0046】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項1による工作機械用スクレーパにおいては、金属
薄板に代えて樹脂製部材が弾性材製の本体に被着されて
いるために、この樹脂製部材が備える材質上の特性によ
って、工作機械の摺動面に傷が付くのを防止することが
でき、また摺動抵抗を低減させることができる。
【0047】また、上記構成を備えた本発明の請求項2
による工作機械用スクレーパにおいては、樹脂製部材が
耐磨耗性に優れたポリエーテルイミドまたはジュラコン
によって形成されているために、上記請求項1による効
果を特に顕著に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る工作機械用スクレー
パの断面図
【図2】同スクレーパの取付状態を示す断面図
【図3】本発明の第二実施例に係る工作機械用スクレー
パの断面図
【図4】本発明の第三実施例に係る工作機械用スクレー
パの断面図
【図5】本発明の第四実施例に係る工作機械用スクレー
パの断面図
【図6】本発明の第五実施例に係る工作機械用スクレー
パの断面図
【図7】本発明の第六実施例に係る工作機械用スクレー
パの断面図
【図8】本発明の第七実施例に係る工作機械用スクレー
パの断面図
【図9】本発明の第八実施例に係る工作機械用スクレー
パの断面図
【図10】本発明の第九実施例に係る工作機械用スクレ
ーパの断面図
【図11】従来例に係る工作機械用スクレーパの断面図
【符号の説明】
1 工作機械用スクレーパ 2 本体 3 取付部 4 リップ部 4a,5a 先端部 4b 斜面 5 樹脂製部材 6 金具 7 凹溝 8,9,11,12 樹脂製部材(部分) 10 膨出部 21 取付ボルト 22 取付部材 23 摺動面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対移動する二要素を含む工作機械に装
    着されるものであって、一方の要素に固定され、他方の
    要素に摺動接触する工作機械用スクレーパ(1)におい
    て、弾性材製の本体(2)を備え、該本体(2)の表面
    の少なくとも一部に前記他方の要素と摺動接触する樹脂
    製部材(5)を被着したことを特徴とする工作機械用ス
    クレーパ。
  2. 【請求項2】 請求項1の工作機械用スクレーパにおい
    て、 樹脂製部材(5)の材質をポリエーテルイミドまたはジ
    ュラコンとしたことを特徴とする工作機械用スクレー
    パ。
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