JP2002045635A - 気体分離装置 - Google Patents
気体分離装置Info
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Abstract
る圧縮空気が無駄に排気されることを課題とする。 【解決手段】 気体分離装置11はコンプレッサ15か
らの圧縮空気が供給される吸着槽17A又は17Bを有
し、吸着槽17A,17Bにより酸素分子が吸着剤に吸
着されて窒素ガスを生成する。コンプレッサ15は、イ
ンバータ回路57により空気タンク40の圧力変化、製
品ガスの使用量あるいは吸着槽17A,17Bの圧力変
化に応じて吸着工程時は所定時間増速運転されるととも
に、空気タンク40の圧力が十分高いとき、製品ガスの
使用量が少ないとき、あるいは吸着槽17A,17Bの
圧力が十分に昇圧したとき、モータ39の回転を急激に
減速させる。これにより、コンプレッサ15の圧縮空気
が無駄に排気されることを防止する。
Description
Swing Adsorption )の気体分離装置に係り、特にコン
プレッサからの圧縮空気の使用状態に応じてコンプレッ
サの運転効率を高めるよう構成した気体分離装置に関す
る。
ふるいカーボンやゼオライトなどからなる吸着剤を用い
て空気を窒素と酸素に分離し、いずれか一方を製品ガス
として取出し、使用するものである。
A式気体分離装置にあっては、吸着剤が充填された吸
着槽にコンプレッサからの圧縮空気を導入して吸着剤に
酸素分子を吸着させる吸着工程と、吸着剤により分離
生成された窒素を取出す取出工程と、該吸着槽内を大
気解放しまたは真空ポンプで減圧して吸着剤を再生する
再生工程とを繰返す。即ち、取出工程では、吸着槽内の
窒素を外部に取出し、一方再生工程では吸着された酸素
を脱着し、次の吸着工程に備えるようになっている。
方の吸着槽で取出工程が完了し、他方の吸着槽で再生工
程が完了した後、均圧工程を行う。この均圧工程で
は、両吸着槽間を連通させて取出工程の後の吸着槽に残
留するガスを再生工程の吸着槽へ供給して均圧化を図
り、より高純度の製品ガスを生成するようにしている。
離装置では、上記各工程〜を繰り返して窒素を分離
生成しているが、コンプレッサの回転数を一定にして空
気タンクに所定圧力の圧縮空気を貯溜しており、吸着工
程時に空気タンク内の圧縮空気が吸着槽へ供給される。
尚、コンプレッサは空気タンクの圧力が上限圧力に達す
るとアンロード運転に切り換わるが、コンプレッサの駆
動用モータの回転数は変化せず一定である。
ば圧縮空気の使用状態や空気タンクの圧力に関係無く一
定の回転数で駆動されているため、圧縮空気の使用量が
減少しているときでも無駄に排気しなければならず、あ
るいは、空気タンクの圧力が充分にあるのに圧縮空気を
無駄に排気しなければならかった。
例えば圧縮空気の使用量が時間によって変動するような
環境で使用される場合、圧縮空気を排気し続けることに
なり、コンプレッサの運転効率を高めることができなか
った。
分離装置を提供することを目的とする。
するため、以下のような特徴を有する。
された吸着槽にコンプレッサからの圧縮空気を供給して
吸着槽内を昇圧させる気体分離装置であり、コンプレッ
サからの圧縮空気の使用状態を検出する検出手段により
検出された圧縮空気の使用量が所定値以下のときモータ
の回転数を所定の割合で減速する回転制御手段を備えて
なり、コンプレッサで圧縮された空気を無駄に排気する
ことを防止してコンプレッサの運転効率を高めることが
可能になる。
コンプレッサの空気タンクの圧力を検出する圧力検出器
からなり、空気タンクの圧力が所定値以上になると、モ
ータの回転数を所定の割合で減速して、コンプレッサで
圧縮された空気を無駄に排気することを防止できる。
製品ガスの吐出流量を検出する流量計からなり、製品ガ
スの吐出流量が所定値以下になると、モータの回転数を
所定の割合で減速して、コンプレッサで圧縮された空気
を無駄に排気することを防止できる。
吸着槽の圧力を検出する圧力検出器からなり、吸着槽の
圧力が吸着剤の使用可能最大圧力に達すると、モータの
回転数を所定の割合で減速して、コンプレッサで圧縮さ
れた空気を無駄に排気することを防止できる。
例について説明する。
例を示す構成図である。
は圧縮空気から窒素を製品ガスとして生成するPSA式
の窒素発生装置であり、スタート信号の入来により作動
開始する。制御装置12は冷凍式ドライヤ13,コンプ
レッサ15を有する空気供給ユニット16,吸着ユニッ
ト17及び貯蔵ユニット18の各バルブV1〜V11を
制御する。また、制御装置12のメモリには、後述する
ようにコンプレッサ15の吐出圧力と回転数との関係を
示すデータ(図5参照)が記憶されている。
は、冷凍式ドライヤ13で除湿され、乾燥した清浄な圧
縮空気として吸着ユニット17に供給される。空気供給
ユニット16と吸着ユニット17との間は、管路19を
介して接続されている。従って、ドライヤ13で乾燥さ
れた圧縮空気は、管路19を通って吸着ユニット17で
分岐した給気側の管路20,21を介して分子ふるいカ
ーボンよりなる吸着剤が充填された第1,第2の吸着槽
17A,17Bに供給される。また、管路20,21に
は、排気用の管路22,23が分岐接続されている。
図である。
パッケージ形圧縮機と呼ばれる空気圧縮機で、スチール
製の筐体37内にスクロール式の圧縮機38、モータ3
9、空気タンク30を立体的、且つコンパクトに収納し
てなる。また、モータ39には、回転数を検出するため
のレゾルバあるいはロータリエンコーダなどからなる回
転検出器46が設けられている。また、空気タンク40
には、圧縮空気が充填されたときの圧力を検出する圧力
検出器47が設けられている。
2を介して架台43が固定されている。モータ39はブ
ラケット44を介して架台43上に固定され、空気タン
ク40はブラケット45を介して架台43上に固定され
ている。
9に回転駆動される旋回スクロールとを組み合わせてな
る。固定スクロール及び旋回スクロールは、インボリュ
ート曲線又はインボリュート曲線に近いうず巻き状に形
成された複数の隔壁を有する。そして、固定スクロール
と旋回スクロール隔壁間には、三日月状の圧縮室が形成
されており、中央部付近の圧縮室ほどその容積が小さ
い。そのため、外周側から圧縮室に流入した空気は、旋
回スクロールの回転とともに中央部に移動しながら圧縮
される。
1には、スタートスイッチ釦52、停止スイッチ釦5
3、運転時間計54、吐出圧力表示部55等が配設され
ている。
段)で、上記コンプレッサ5を駆動するモータ39の回
転数を制御しており、空気タンク40に貯留された圧縮
空気の使用状態に応じてモータ39の回転数を減速す
る。このインバータ回路57は、例えばコンバータ(図
示せず)により正弦波の交流をいったん直流に順変換
し、これをトランジスタ(図示せず)のオン、オフによ
り可変周波数の交流に逆変換するので、モータ39の定
格周波数を任意に変更させることができる。
回路57から出力された交流の可変周波数に応じた回転
数で回転駆動される。そのため、インバータ回路57は
後述するように吸着工程時にのみコンプレッサ15を駆
動するモータ39を増速させてコンプレッサ15の圧縮
空気生成量を増大させるように制御するとともに、空気
タンク40の圧力が所定以上(例えば、6.5kgf/m2以
上)に昇圧している状態で圧縮空気の使用量が少ないと
きは、モータ39の回転数を減速して圧縮空気が無駄に
排気されることを防止する。
管路24,25が接続されており、両管路24,25間
には両吸着槽17A,17Bを接続する均圧用の管路2
6が横架されている。又、上記管路24,25は吸着ユ
ニット17と貯蔵ユニット18とを接続する管路27に
接続されている。さらに、給気用の管路20,21との
間を接続する排気用の管路22,23にはサイレンサ3
2が設けられている。
ガスが蓄圧される窒素槽33と、窒素槽33内の酸素濃
度を計測する酸素センサ34とよりなる。窒素槽33の
下部には上記管路27が接続されており、吸着槽17
A,17Bで分離された高純度のN2ガスは管路27を
介して窒素槽33に供給される。又、窒素槽33の上部
にはN2ガスを取り出す取出管路35が接続されてい
る。この取出管路35は下流側のN2ガスを使用する装
置(図示せず)へ延在している。
素槽33と接続されている。
閉形の電磁弁V1〜V11が配設されており、各電磁弁
V1〜V8は後述するように制御装置12からの信号に
より還流、吸着、再生、取出し、均圧の各工程に応じて
選択的に開弁する。
トスイッチ釦52の操作によりコンプレッサ15のモー
タ39が起動して圧縮機38が駆動される。圧縮機38
により生成された圧縮空気は、空気タンク40に蓄圧さ
れる。空気タンク40の圧縮空気は空気ドライヤ13に
供給されて除湿された後、吸着ユニット17に供給され
る。
圧力変化を示す工程図である。
は、第1,第2の吸着槽17A,17B内に上記空気ド
ライヤ13により乾燥された圧縮空気が供給されて、昇
圧、減圧を繰り返しながら原料空気から窒素と酸素とを
分離する。尚、吸着ユニット17では製品ガスとしての
窒素を安定供給するため、第1の吸着槽17Aが昇圧さ
れて吸着工程のとき第2の吸着槽17Bでは減圧されて
再生工程が行なわれ、これとは逆に、第1の吸着槽17
Aが再生工程のとき第2の吸着槽17Bは吸着工程とな
る。
ログラムに基づいて吸着槽17A,17Bが交互に窒素
ガスを生成するように吸着ユニット7の各バルブV1〜
V1 1を開閉制御する。
において、各工程ごとに開閉する吸着ユニット17の各
バルブV1〜V9の動作について説明する。
9は「白抜き」が開弁状態であり、「黒塗り」が閉弁状
態であることを示す。 第1工程(吸着槽A=環流・吸着、吸着槽B=再
生) 図3において、バルブV1,V3,V6が開弁する。そ
のため、吸着槽17Aにはドライヤ13からの圧縮空気
が下方から供給されるとともに、窒素槽33からの窒素
ガスが上方から還流される。同時に上記の如くインバー
タ回路57によりコンプレッサ15からの圧縮空気供給
量が増大し、吸着槽17Aは短時間で昇圧し、内部に充
填された吸着剤が酸素分子を吸着する。
剤は、圧力と吸着量との関係により吸着槽17A内の圧
力変化に応じて酸素分子を吸着し、減圧されるとその圧
力差により酸素分子を脱着する。
るように、吸着工程時上記コンプレッサ15の空気タン
ク40から吸着槽17Aに圧縮空気が供給されてもモー
タ39の増速運転により吸着槽17Aに供給される圧力
は急激に低下せず、圧縮空気が安定供給される。又、吸
着槽17Aにおける吸着性能は所定圧力(例えば5Kg/
cm2)以上になると大幅に向上しないので、実際には
吸着槽17A内の圧力がほぼ5Kg/cm2程度の圧力を
一定に保つようにコンプレッサ15の運転状態、換言す
ればモータ39の回転数を増速又は減速制御する。
より残存ガスが大気中に排気されて減圧される。そのた
め、吸着槽17B内に充填された充填剤は前回の吸着工
程で吸着した酸素分子が脱着されて再生される。
槽28は排気用の管路29のバルブV9が開弁している
ので、内部が大気圧に減圧されて吸着剤が再生される。 第2工程(吸着槽A=取出し、吸着槽B=再生) 図3において、前記第1工程と同様バルブV1,V3,
V6が開弁している。
圧縮空気が供給され続けられているため、短時間でコン
プレッサ15の供給圧力近くまで昇圧する。そして、吸
着剤により分離生成された窒素ガスがバルブV3を介し
て窒素槽33へ取出される。
弁により再生工程である。又、前述したように、コンプ
レッサ15では吸着槽17Aの吸着工程終了とともに定
常速度の運転に戻る。 第3工程(吸着槽A,吸着槽B=均圧) 図3において、上記バルブV1,V3,V6が閉弁した
後、均圧用管路26のバルブV4,V8が開弁する。
たため、略コンプレッサ15からの供給圧力まで昇圧し
ているのに対し、他方の吸着槽17Bでは再生工程が完
了しているので略大気圧まで減圧されている。又、均圧
用管路26に設けられた吸着槽28も再生工程が完了し
て減圧されている。
高いN2ガスが加圧された状態で残存している。
記バルブV4,V8が開弁すると、吸着槽17A内のN
2ガスが均圧用ガスとしてバルブV4を介して吸着槽2
8に供給される。そして、吸着槽28内が昇圧すると均
圧用ガス中に含まれている酸素分子が吸着剤に吸着され
る。
均圧用ガスは吸着槽17Aから取出したときよりも高純
度のN2ガスとなって吸着槽17Bへ送出される。従っ
て、吸着槽17Bは吸着槽28を介して供給された高純
度のN2ガスにより加圧状態となり、次の吸着工程に備
える。
4,V8の開弁により昇圧された一方の吸着槽17Aが
急速に減圧されるため、前回の吸着工程で吸着剤に吸着
された酸素分子が脱着されてしまう。そのため、均圧用
ガスの窒素濃度が低下するが、均圧用管路26に設けら
れた吸着槽28に充填された吸着剤により均圧用ガス中
の酸素分子が吸着されるので、均圧工程による高純度の
N2ガス生成効率が高められる。よって、高純度のN2
ガス発生量が増加し、再起動時間をより短縮することが
できる。
サ15を休ませるため、コンプレッサ15はアンロード
運転又は停止状態となる。しかし、N2ガス使用量が多
いときで均圧時間が短い場合には、アンロード運転又は
停止状態とせず、通常運転を行う。
17Aと17Bとが入れ換わるように上記第1〜第3工
程が実行される。
御処理について説明する。
のフローチャートである。
7は、ステップS11(以下、ステップを省略する)に
おいて、吸着ユニット17の第1の吸着槽17A又は第
2の吸着槽17Bが吸着工程となったとき、S12に移
り上記コンプレッサ15のモータ39を増速する。
の圧縮空気供給量が増大し、第1の吸着槽17A又は第
2の吸着槽17Bへの圧縮空気供給量が増える。そのた
め、吸着槽17A又は吸着槽17Bにおける所定圧力
(例えば5kgf/cm2)に達するまでの昇圧時間が
短縮され、吸着工程時間が短くて済む。
定の場合、圧縮空気の空気量も一定となってしまい、吸
着槽17A,17Bへの圧縮空気供給量が不足するおそ
れがある。しかしながら、本実施例では、S12におい
て、コンプレッサ15のモータ39を増速するため、往
復動圧縮機と同様に、吸着工程開始時の圧力不足を解消
することができる。
経過時間が予め設定された設定時間に達したとき、吸着
工程が終了し同時にモータ39の回転を定常速度に減速
する。これは、コンプレッサ15がモータ39の増速に
より能力以上の運転となるため、吸着工程以外の工程で
は回転数を落としてコンプレッサ15の負担を軽減さ
せ、コンプレッサ15の寿命を延ばしている。
一にしても良いが、吸着槽17A,17B内の圧力が所
定圧力に達するまでの所定時間としてもよい。
れた空気タンク40の圧力値を読み込む。
コンプレッサ15の吐出圧力と回転数との関係を示すデ
ータ(図5参照)から上記S14で検出された空気タン
ク40の圧力値に対応する制御目標となるモータ39の
回転数(目標値)を読み込む。
を上記S15で読み込んだモータ39の回転数(目標
値)となるように制御する。すなわち、空気タンク40
の圧力値に基づいて図5に示すようにモータ39の回転
制御を行う。例えば、図5中、グラフIに示すように通
常のスクロール圧縮機の場合、モータ39の回転数を一
定値に保つように制御している。この場合、グラフIIに
示すように圧縮機38からの吐出流量も吐出圧力に関係
なくほぼ一定値になる。
空気タンク40の圧力が例えば2kgf/cm2である
ときは、吸着工程を行うには圧力が低いので、モータ3
9の回転数を増速して圧縮機38からの吐出流量を増大
させる。これにより、グラフIVに示すように、圧縮機3
8からの吐出流量は、増大して吸着工程時の原料空気不
足を解消できる。
つれてモータ39の回転数を徐々に減速して、圧縮機3
8からの吐出流量を減少させる。さらに、グラフIIIに
示すように吐出圧力が6kgf/cm2以上になると、
空気タンク40の圧力が吸着工程を行うのに十分である
ので、破線で示すようにモータ39の回転数を急激に減
速する。
38が圧縮空気を大気中に排気する空気量を大幅に減少
することができ、圧縮空気の使用状態に対して圧縮空気
の生成量を減らして圧縮機38の運転効率を高めること
ができる。
御を行った後、S17に進み、吸着ユニット17が均圧
工程になると、S11に戻り次の吸着工程に備える。従
って、モータ29の増速によりコンプレッサ15の圧縮
空気供給量が増大して吸着工程時間が短くなるため、一
連の吸着、再生、取出し、均圧工程による1サイクル時
間が短縮され、コンプレッサ5を大型化することなく窒
素生成効率が向上する。
る。
る。
からN2ガス(製品ガス)を取り出す取出管路35に
は、N2ガスの吐出流量を測定する流量計61が配設さ
れている。すなわち、この流量計61は、気体分離装置
11の下流へ供給されるN2ガスの使用量を計測し、そ
の流量計測値を制御装置12に出力する。
例1の処理を示すフローチャートである。
前述した図4のS11〜S13と同じ処理なので、その
説明は省略する。
れたN2ガスの吐出流量を読み込む。
N2ガスの吐出流量とコンプレッサ15の回転数との関
係を示すデータ(図5参照)から上記S24で検出され
たN 2ガスの吐出流量に対応する制御目標となるモータ
39の回転数(目標値)を読み込む。
を上記S25で読み込んだN2ガスの吐出流量に対応す
るモータ39の回転数(目標値)となるように制御す
る。すなわち、N2ガスの吐出流量に基づいて図5に示
すようにモータ39の回転制御を行っており、前述した
S16の場合と同様にN2ガスの吐出流量が多いときは
モータ39の回転数を増速して圧縮機38からの吐出流
量を増大させる。これにより、圧縮機38からの吐出流
量は、増大して吸着工程時の原料空気不足を解消でき
る。
つれてモータ39の回転数を徐々に減速して、圧縮機3
8からの吐出流量を減少させる。さらに、N2ガスの吐
出流量が所定値以下になると、窒素槽33の圧力が十分
であるので、モータ39の回転数を急激に減速する。
38が圧縮空気を大気中に排気する空気量を大幅に減少
することができ、圧縮空気の使用状態に対して圧縮空気
の生成量を減らして圧縮機38の運転効率を高めること
ができる。
る。
る。
7Bには、吸着槽17A,17B内の圧力を検出する圧
力検出器62,63が取り付けられている。すなわち、
この圧力検出器62,63は、吸着工程、取出し工程、
再生工程の圧力変化を検出しており、その圧力検出値を
制御装置12に出力する。
例2の処理を示すフローチャートである。
前述した図4のS11〜S13と同じ処理なので、その
説明は省略する。
より検出された吸着槽17A,17Bの圧力値PA,P
Bを読み込む。
吸着槽17A,17Bの圧力PA,PBとコンプレッサ
15の回転数との関係を示すデータ(図5参照)から上
記S34で検出された吸着槽17A,17Bの圧力値に
対応するモータ39の回転数(目標値)を読み込む。
を上記S35で読み込んだ吸着槽17A,17Bの圧力
PA,PBに対応するモータ39の回転数(目標値)と
なるように制御する。すなわち、吸着槽17A,17B
の圧力PA,PBに基づいて図5に示すようにモータ3
9の回転制御を行っており、前述したS16の場合と同
様に吸着槽17A,17Bの圧力値PA,PBが所定値
以上に低下した場合、モータ39の回転数を増速して圧
縮機38からの吐出流量を増大させる。これにより、圧
縮機38からの吐出流量は、増大して吸着工程時の原料
空気不足を解消できる。
PBが昇圧するにつれてモータ39の回転数を徐々に減
速して、圧縮機38からの吐出流量を減少させる。さら
に、吸着槽17A,17Bの圧力PA,PBが6kgf
/cm2以上になると、空気タンク40の圧力が吸着工
程を行うのに十分であるので、モータ39の回転数を急
激に減速する。
中に排気する空気量を大幅に減少することができ、圧縮
空気の使用状態に対して圧縮空気の生成量を減らして圧
縮機38の運転効率を高めることができる。
を一例として挙げたが、これに限らず、例えばモータ2
9への供給電圧を可変して回転数を制御するようにして
も良い。
7Bが設けられているが、2個以上の吸着槽を有する装
置にも適用できるのは勿論である。
を吸着する構成であるが、各吸着槽が他の気体分子を吸
着する構成(例えば酸素発生装置等)にも適用できるの
は勿論である。
ば、吸着剤が充填された吸着槽にコンプレッサからの圧
縮空気を供給して吸着槽内を昇圧させる気体分離装置で
あり、コンプレッサからの圧縮空気の使用状態を検出す
る検出手段により検出された圧縮空気の使用量が所定値
以下のときモータの回転数を所定の割合で減速する回転
制御手段を備えてなるため、コンプレッサで圧縮された
空気を無駄に排気することを防止してコンプレッサの運
転効率を高めることができる。
手段がコンプレッサの空気タンクの圧力を検出する圧力
検出器からなるため、空気タンクの圧力が所定値以上に
なると、モータの回転数を所定の割合で減速して、コン
プレッサで圧縮された空気を無駄に排気することを防止
できる。
手段が製品ガスの吐出流量を検出する流量計からなるた
め、製品ガスの吐出流量が所定値以下になると、モータ
の回転数を所定の割合で減速して、コンプレッサで圧縮
された空気を無駄に排気することを防止できる。
手段が吸着槽の圧力を検出する圧力検出器からなるた
め、吸着槽の圧力が吸着剤の使用可能最大圧力に達する
と、モータの回転数を所定の割合で減速して、コンプレ
ッサで圧縮された空気を無駄に排気することを防止でき
る。
成図である。
る。
示す工程図である。
ャートである。
の関係を示すグラフである。
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 吸着剤が充填された吸着槽にコンプレッ
サからの圧縮空気を供給して該吸着槽内を昇圧させ、該
吸着槽内の吸着剤により生成された製品ガスを該吸着槽
から取り出すよう構成された気体分離装置において、 前記コンプレッサからの圧縮空気の使用状態を検出する
検出手段と、 前記コンプレッサを駆動するモータの回転数を検出する
回転検出手段と、 前記検出手段により検出された圧縮空気の使用量が所定
値以下のとき前記モータの回転数を所定の割合で減速す
る回転制御手段と、 を備えてなることを特徴とする気体分離装置。 - 【請求項2】 前記検出手段は、前記コンプレッサの空
気タンクの圧力を検出する圧力検出器からなることを特
徴とする請求項1記載の気体分離装置。 - 【請求項3】 前記検出手段は、前記製品ガスの吐出流
量を検出する流量計からなることを特徴とする請求項1
記載の気体分離装置。 - 【請求項4】 前記検出手段は、前記吸着槽の圧力を検
出する圧力検出器からなることを特徴とする請求項1記
載の気体分離装置。
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---|---|---|---|
JP2000238537A JP5010772B2 (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 気体分離装置 |
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