JP2002045521A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002045521A
JP2002045521A JP2000232387A JP2000232387A JP2002045521A JP 2002045521 A JP2002045521 A JP 2002045521A JP 2000232387 A JP2000232387 A JP 2000232387A JP 2000232387 A JP2000232387 A JP 2000232387A JP 2002045521 A JP2002045521 A JP 2002045521A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Takashi Hayashi
隆志 林
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ遊技機等の遊技機における演出の臨
場感を高め、遊技の興趣を向上させる。 【解決手段】 特別図柄表示装置上で、通常変動状態
(d)からリーチ状態(f)に移行する際、新たな背景
画像を表示するとともに、これに適合した環境音を出力
する。その際には、環境音を文字列で表した第1の吹き
出し54を表示する。さらに、この背景画像におけるリ
ーチパターンが何であるかをキャラクタ53が音声およ
び第2の吹き出し55により告知する。その際、環境音
の出力レベルは下げられ、キャラクタ53の発声を聞き
取りやすくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機、
スロットマシン等の遊技機に係り、特に所定の識別情報
を変動表示させる可変表示機能と、これに連動して音声
を出力させる音声出力機能とを有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特図ゲームを行うパチンコ遊技機
として、例えば、第1種特別電動役物を有するパチンコ
遊技機がある。このパチンコ遊技機は、遊技領域中に発
射された遊技球が、第1種始動口(スタートチャッカ)
と呼ばれる入賞口に入賞した際に、乱数値の抽出、すな
わち大当たり抽選を行い、抽出した乱数値に基づいて特
図ゲームにおける演出及び停止態様図柄を決定するもの
である。
【0003】特図ゲームにおける代表的な演出として、
リーチ演出があり、例えば、左図柄、中図柄、右図柄の
ように横方向に3つ配置された表示図柄が、左図柄、右
図柄、中図柄の順に停止し、これら表示図柄が全て同一
図柄で揃った場合に大当たりとなるものとする。このと
き、最終停止図柄である中図柄以外の左図柄及び右図柄
が同一図柄で仮停止していれば、リーチ状態となる。こ
のようにリーチ状態となった場合に、中図柄の変動表示
パターンを通常とは異なる変動表示パターンとしたりす
ることで、遊技の興趣を向上させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来よりパ
チンコ遊技機でリーチ演出表示を行う場合において、表
示図柄の背面側に表示される背景画像を切り替えるもの
がある。しかしながら、従来のパチンコ遊技機における
リーチ演出表示では、出力される音声、特にBGMなど
の背景音は、あまり重要視されていなかった。このた
め、表示された背景画像と背景音との間にかい離が生じ
ることもあり、かえって臨場感が低くなってしまう場合
もあった。
【0005】本発明は、背景画像の切り替えに伴って、
切り替え後の背景画像に関連した環境音を出力させるこ
とにより、演出の臨場感を高め、遊技の興趣を向上させ
る遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる遊技機は、予め設定さ
れた変動開始条件を満足する場合、画像表示装置(例え
ば、特別図柄表示装置4)上に表示される識別情報を更
新表示することにより変動表示を行わせるとともに、所
定時間経過後に更新表示を停止させることにより変動表
示を停止させる変動表示制御手段と、前記変動表示制御
手段による変動表示に連動して、音声出力装置(例え
ば、スピーカ8L、8R)から所定の音声を出力させる
音声制御手段と、前記変動表示制御手段による変動表示
の過程及び結果、並びに変動表示に伴う前記音声制御手
段による音声の出力を決定するための抽選手段とを備
え、前記変動表示制御手段は、前記抽選手段の抽選結果
に基づいて、前記識別情報の背景に表示される画像を所
定のタイミングで切り替えて表示させ、前記音声制御手
段は、前記背景の画像の切り替えに伴って、切り替え後
の背景の画像に関連した環境音を出力させる。
【0007】なお、環境音を出力開始させるタイミング
は、切り替え後の背景の画像が表示されるのと同時であ
っても、切り替え後の背景の画像が表示されるのよりも
前であってもよい。また、切り替え後の背景の画像をフ
ェードインして表示させる場合には、環境音もフェード
インして出力させるものとしてもよい。さらに、切り替
え前の背景の画像に対応しても環境音を出力させている
場合に、切り替え前の背景の画像の表示をフェードアウ
トさせる場合には、その環境音の出力もフェードアウト
させるものとしてもよい。さらに、クロスフェードによ
って背景の画像の表示を切り替える場合には、それらの
環境音の出力もクロスフェードさせるものとしてもよ
い。上記構成の遊技機によれば、通常変動状態からリー
チ演出状態へと画面が切り替わる際に、リーチ演出表示
の背景画像に合った環境音が出力される。
【0008】上記構成の遊技機において、前記音声制御
手段は、前記変動表示制御手段による背景画像の切り替
え後に前記環境音以外の音声を出力させる場合には、前
記環境音以外の音声の出力を前記環境音の出力よりも優
先させることが望ましい。なお、環境音以外の音声の出
力を優先させる方法としては、環境音の出力レベルを下
げる方法と、環境音の出力を完全に切ってしまう方法の
いずれを適用してもよい。例えば、特別図柄表示装置上
のキャラクタ画像が発声するなどの場合に、これらの音
声を環境音よりも優先させることにより、これらのキャ
ラクタの音声を聞き取りやすくすることができる。
【0009】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
予め設定された変動開始条件を満足する場合、画像表示
装置上に表示される識別情報を更新表示することにより
変動表示を行わせるとともに、所定時間経過後に更新表
示を停止させることにより変動表示を停止させる変動表
示制御処理と、前記変動表示制御処理による変動表示に
連動して、音声出力装置から所定の音声を出力させる音
声制御処理と、前記変動表示制御処理による変動表示の
過程及び結果、並びにこれに伴う前記音声制御処理によ
る音声の出力を決定するための抽選処理と、前記抽選処
理の抽選結果に基づいて、前記識別情報の背景に表示さ
れる画像を所定のタイミングで切り替えて表示させる画
像切り替え処理と、前記背景の画像の切り替えに伴っ
て、切り替え後の背景の画像に対応した環境音を出力さ
せる環境音出力処理とをコンピュータに実行させるため
のプログラムを記録している。
【0010】すなわち、記録媒体中に含まれるプログラ
ムをコンピュータ装置(ビデオゲーム装置を含む。以
下、同じ)等に読み込ませ、一連の処理を実行させるこ
とで、本発明の遊技機を容易に実現することができる。
すなわち、プログラムを記録した記録媒体という形態を
採ることにより、ソフトウェア商品として、装置とは独
立した形で、生産、販売、配布等を容易に行うことがで
きる。また、コンピュータ装置等のハードウェアに、こ
のソフトウェアを組み込むことによって本発明における
演出表示技術を容易に実施することができる。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかる変動表示処理方法は、予め設定された変動
開始条件を満足する場合、画像表示装置上に表示される
識別情報を更新表示することにより変動表示を行わせる
とともに、所定時間経過後に更新表示を停止させること
により変動表示を停止させる変動表示制御ステップと、
前記変動表示制御ステップによる変動表示に連動して、
音声出力装置から所定の音声を出力させる音声制御ステ
ップと、前記変動表示制御ステップによる変動表示の過
程及び結果、並びにこれに伴う前記音声制御ステップに
よる音声の出力を決定するための抽選ステップと、前記
抽選ステップの抽選結果に基づいて、前記識別情報の背
景に表示される画像を所定のタイミングで切り替えて表
示させる画像切り替え表示ステップと、前記背景の画像
の切り替えに伴って、切り替え後の背景の画像に対応し
た環境音を出力させる環境音出力ステップとを含む。
【0012】すなわち、上記方法による手順を、コンピ
ュータ装置等に実行させることにより、本発明の遊技機
と同様の効果を得ることができる。すなわち、前述の処
理手順を、コンピュータ装置等のハードウェアを用いて
実現することにより、当該ハードウェア上で、本発明に
おける演出表示技術を容易に実施することができる。
【0013】また、上記方法による手順を、コンピュー
タ装置等に実行させるためのプログラムまたはデータを
符号化し、搬送波に重畳されたプログラムコード信号と
して送信するとともに、この搬送波に重畳されたプログ
ラムコード信号を受信し、元のプログラムまたはデータ
に復号化してコンピュータ装置等に実行させることによ
り、本発明における演出表示技術を容易に実施すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の一実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明にお
いてリーチ演出表示とは、最終停止図柄となる表示図柄
以外の表示図柄が、例えば、大当たりとなる特定表示態
様と一致している状態で停止、揺動、拡大縮小あるいは
変形している状態、すなわち、所定領域内に一定期間継
続的に更新表示を停止している状態(以下、これらの状
態を仮停止という)、または、表示図柄の表示位置が入
れ替わっている状態、または、複数の表示図柄が同期し
て更新表示を行っている状態のように、最終結果が表示
される前段階において表示結果が特定表示態様となる可
能性が見かけ上高められる演出表示のことを指す。
【0015】本実施例における遊技機としては、LCD
等からなる特別図柄表示装置により特図ゲームを行う遊
技機として、プリペイドカードによって球貸しを行うカ
ードリーダ(CR:Card Reader )式の第1種パチンコ
遊技機を例にとって説明するが、適用対象となる遊技機
としては、これに限るものではない。例えば、LCDを
搭載したスロットマシン等の遊技機にも適用可能であ
る。
【0016】また、パチンコ遊技機等の弾球遊技機であ
っても、画像表示装置を有するものであれば、例えば、
第2種あるいは第3種に分類されるパチンコ遊技機や、
一般電役機、またはパチコンと呼ばれる確率設定機能付
き弾球遊技機等であっても構わない。さらには、プリペ
イドカードによって球貸しを行うCR式パチンコ遊技機
(CR機)だけではなく、現金によって球貸しを行うパ
チンコ遊技機(現金機)にも適用可能である。すなわ
ち、LCD等からなる特別図柄表示装置を有し、特図ゲ
ームに相当する演出表示を行うことが可能な遊技機であ
れば、どのような形態のものであっても構わない。
【0017】図1は、本実施例におけるパチンコ遊技機
の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パ
チンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構
成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定す
る遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤
2にはガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊
技領域が形成されており、遊技領域のほぼ中央位置に
は、画像表示装置としての特別図柄表示装置4が設けら
れている。
【0018】特別図柄表示装置4の下方位置には、電動
チューリップ型役物(普通電動役物)5を兼用する特別
図柄始動口(スタートチャッカ)6と、大当たり発生時
にソレノイド等を駆動することで開放動作を行う大入賞
口(第1種特別電動役物)7とが上下に並んで配設され
ている。大入賞口7は、特別図柄始動口6への入賞タイ
ミングに基づいて特図ゲームが行われた結果、大当たり
となった場合に開放動作を行う。また、遊技用枠3の左
右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピー
カ8L、8Rが設けられており、さらに遊技領域周辺部
には、ランプ9が設けられている。
【0019】図2は、遊技制御部を中心としたシステム
構成例を示すブロック図である。本実施例におけるパチ
ンコ遊技機1は、主として、電源部(電源基板)10
と、遊技制御部(遊技制御基板)11と、入出力部12
と、表示制御部(表示制御基板)13と、音制御部(音
制御基板)14と、ランプ制御部(ランプ制御基板)1
5と、払出制御部(払出制御基板)16と、情報出力部
(情報端子基板)17とを備えている。
【0020】電源部10は、パチンコ遊技機1内の各回
路に所定の電源電圧を供給するものである。遊技制御部
11は、遊技制御基板内に設けられた各種回路から構成
されており、特図ゲームにおいて用いる乱数の生成機
能、入出力部12を介して信号の入出力を行う機能、表
示制御部13、音制御部14、ランプ制御部15及び払
出制御部16に対し、それぞれ制御コマンド信号を出力
する機能、ホールの管理コンピュータに対し、各種情報
を出力する機能を備えている。
【0021】入出力部12は、遊技球の検出や役物の開
閉動作を行うためのものである。表示制御部13、音制
御部14、ランプ制御部15は、遊技制御部11から送
信される制御コマンド信号に基づいて、特図ゲームにお
ける特図表示制御、音出力制御、ランプ表示制御を、そ
れぞれ遊技制御部11とは独立して実行するものであ
る。払出制御部16は、遊技球の貸出や賞球等の払出制
御を行うものである。情報出力部17は、各種遊技関連
情報を外部に出力するためのものである。
【0022】ここで、特別図柄表示装置4上に表示され
る表示図柄の仮停止タイミングや変動タイミング等は、
後述する変動表示パターンコマンドに従って一意に定ま
っている。すなわち、表示制御部13、音声制御部14
及びランプ制御部15は、変動表示パターンコマンドを
受け取ったタイミングから、特別図柄表示装置4上にお
ける表示図柄の変動、スピーカ8L、8Rからの音声出
力及びランプ9の明滅表示が連動して行われるように制
御を行っている。
【0023】次に、本実施例の動作(作用)を説明す
る。
【0024】まず、本実施例のパチンコ遊技機における
遊技の流れの概略について説明する。パチンコ遊技機1
の右下位置に設けられたハンドルを操作することによ
り、遊技球が遊技領域中に発射される。遊技制御部11
では、入出力部12内の特別図柄始動スイッチ等の入力
の有無を監視して降り、遊技球が特別図柄始動口6に入
賞した場合、特別図柄始動スイッチにおいて遊技球の入
賞が検出される。また、特別図柄始動口6において、遊
技球の入賞が検出された場合、入賞した遊技球の数、入
賞時の乱数の抽選値が特別図柄判定用バンクに保管され
る。そして、保管されたデータに基づいて特別図柄表示
装置4において特図ゲームを開始する。
【0025】図3は、遊技制御部における処理動作例を
示すフローチャートである。本実施例における遊技制御
部12は、前述したように、タイマ割り込みによって約
2ミリ秒毎に起動する。すなわち、遊技制御部11は、
タイマ割り込み方式を使用し、以下に述べる各処理をタ
イマ割り込み毎に繰り返し実行する
【0026】タイマ割込信号によって遊技制御部11が
起動されると、遊技制御部11は、スタックポインタに
指定番地をセットする、いわゆるスタックセット処理を
行う(ステップS101:以下、単にS101と記
す)。次に、遊技制御部11は、システムチェック用の
フラグ情報を確認し、フラグ情報が正常動作判定値とは
異なる値であった場合にはメモリ内の作業領域をクリア
するシステムチェック処理を行う(S102)。
【0027】次いで、遊技制御部11は、特図ゲームに
おける各種フラグ情報等を取得する情報出力処理と、特
図ゲームにおける効果音の出力を行う音出力処理との時
分割処理を行う(S103)。次に、入力部12からの
入力信号を検出し、検出した状態に対応する処理を行う
(S104)。
【0028】次いで、遊技制御部11は、詳細を後述す
る、特別図柄プロセス処理を実行する(S105)。同
様にして、特別図柄プロセス処理実行後は、特図ゲーム
に用いる判定用乱数を更新するための乱数更新処理を行
うとともに(S106)、特図ゲームに用いる表示図柄
乱数を更新するための表示図柄乱数更新処理を行う(S
107)。そして、遊技制御部11は、エラー等の不正
の有無を検出し、エラー発生時に必要に応じてエラー報
知を行う、エラー処理を行う(S108)。
【0029】さらに、遊技制御部11は、入力部12か
らの検出信号を入力し、各入賞口または入賞装置に対す
る入賞有無を判定する、入賞球処理を行う(S10
9)。次いで、遊技制御部11は、各出力ポートに対し
て音声データ、表示制御信号、飾りランプ、情報信号、
ソレノイド駆動信号、賞球個数信号等のコマンドを送信
するための出力処理を行う(S110)。その後、遊技
制御部11は、タイマ割り込み信号が与えられるまで表
示図柄決定用乱数及び判定用乱数を更新する、残時間処
理を繰り返す(S111)。
【0030】図4は、図3の特別図柄プロセス処理にお
ける処理例を示すフローチャートである。特別図柄プロ
セス処理では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所
定の順序で制御するための特図フラグ情報にしたがっ
て、該当する処理を選択的に実行する。そして、特図フ
ラグ情報の値は、遊技状態に応じて各処理中に更新され
る。特別図柄プロセス処理では、特図フラグ情報に対応
して以下に示す各処理を実行する。
【0031】特図フラグ情報の値が“0”のとき、特図
ゲームにおいて抽選した乱数値が大当たり値と一致する
か否かを判定したり、それを外部に報知する処理等の通
常の遊技状態における「特別図柄通常処理」を実行する
(S201)。特図フラグ情報の値が“1”のとき、特
別図柄表示装置4上で停止する図柄を大当たり態様とな
ったかどうかを判定する「特別図柄大当たり判定処理」
を実行する(S202)。
【0032】特図フラグ情報の値が“2”のとき、特別
図柄表示装置4上で行われる特図ゲームにおける停止図
柄を設定する「特別図柄停止図柄設定処理」を実行する
(S203)。特図フラグ情報の値が“3”のとき、特
別図柄表示装置4上で行われる特図ゲームの図柄の変動
表示パターンを設定する「変動表示パターン設定処理」
を実行する(S204)。
【0033】特図フラグ情報の値が“4”のとき、特別
図柄表示装置4において特図ゲームにおける変動処理を
行う「特別図柄変動処理」を実行する(S205)。特
図フラグ情報の値が“5”のとき、特別図柄の減速停止
処理を行う「特別図柄停止処理」を実行する(S20
6)。
【0034】特図フラグ情報の値が“6”のとき、大当
たり動作のための初期化処理を行う「大入賞口開放前処
理」を実行する(S207)。特図フラグ情報の値が
“7”のとき、大当たり動作に関する様々な処理、及び
1回当たりの大入賞口7の開放時間をチェックする「大
入賞口開放中処理」を実行する(S208)。
【0035】特図フラグ情報の値が“8”のとき、特定
領域スイッチへの遊技球の通過を監視し、特別図柄プロ
セスが終了したかどうかを判定する「特定領域有効時間
処理」を実行する(S209)。特図フラグ情報の値が
“9”のとき、特別図柄プロセスの終了かどうか判定
し、終了ならば、デモ表示(大当たり中の画面)フラグ
のクリア、大当たり時表示図柄のクリア、大当たり終了
表示のクリア、及び大当たり中情報のクリアを行う「大
当たり終了処理」を実行する(S210)。
【0036】なお、特別図柄プロセス処理において実行
される各処理としては、前述した処理だけに限るもので
はなく、他の処理に置換したり、さらに他の処理を追加
しても構わない。また、特図フラグ情報の値によって分
岐される各処理の処理内容が複雑化して、タイマ割り込
み時間内で処理を完了させることができない場合には、
同一処理を複数追加するようにしてもよい。
【0037】特図ゲームでは、遊技球が特別図柄始動口
6を通過したとき、判定用乱数の値によって特別図柄の
大当たり、ハズレを判定する。判定の結果、大当たりと
なった場合には、判定用乱数の値に対応する特別図柄の
組み合わせを特別図柄表示装置4に表示する。一方、ハ
ズレとなった場合には、表示図柄用乱数の値に対応する
特別図柄を表示する。
【0038】以下、上記のようにして遊技制御部11か
ら送られてくる変動表示パターンコマンドに基づいて、
表示制御部13が特別図柄表示装置4上で図柄を変動表
示させるとともに、音制御部14がスピーカ8L、8R
から音声を出力させるための処理について説明する。こ
こでは、変動表示パターンとして、図5のフローチャー
ト及び図6の表示画面例に示すパターンを示すものとす
る。
【0039】ところで、以下の説明に用いているフロー
チャートは、表示図柄の変動表示及び音声出力の手順を
分かり易く説明するためのものであり、表示制御部13
及び音制御部14は、必ずしもこのようなフローチャー
トに対応したプログラムを実行して処理を行う必要はな
い。すなわち、特別図柄表示装置4上の態様、及びスピ
ーカ8L、8Rから出力される音声が後述する表示画面
例に対応したものとなるのであれば、表示制御部13及
び音制御部14の処理プログラムは、いかなるものであ
っても構わない。
【0040】図6(a)〜(h)は、リーチ演出前及び
リーチ演出開始時における特別図柄表示装置4上の表示
例を示す図である。図6(a)に示すように、特図ゲー
ムの開始前には前回の特図ゲームの結果である表示図柄
が3つのカプセル51a〜51c内に表示されている。
また、ここで、特図ゲームが開始していないことを明確
にするために、各カプセル51a〜cの色は変動時のも
のとは異なっている。
【0041】カプセル51a〜51c内は、前回の特図
ゲームでの最終停止図柄がそれぞれ表示されていた状態
から、特図ゲームの開始によって、図6(b)に示すよ
うに、図柄が変動を開始する。次に、遊技制御部11か
らのコマンドに基づいて、左図柄、右図柄の順に仮停止
する(図6(c)、(d))。この時点において、左図
柄と右図柄とが「6」で揃ったリーチ状態となる(他の
図柄でリーチ状態となる場合もある)。ここで、遊技制
御部11は、リーチ状態に達した後の、所定数あるリー
チ演出パターンのうちから、後述するようなコンベアリ
ーチパターンを選択する。リーチ状態に達した後、表示
制御部13及び音制御部14では、図5のフローチャー
トに示す手順の処理が実行される。
【0042】まず、図6(e)に示すように、画面全体
を白味をかけてフェードアウトする(S301)。フェ
ードアウトの後、特別図柄表示装置4の画面は、図6
(f)に示すように、背景がベルトコンベアのある工場
のシーンに切り替わる(S302)。この画面には、コ
ンベア52と魔法使いのキャラクタ53とが表示され
る。
【0043】また、特別図柄表示装置4の左下と右下と
に、左右のカプセル51a及び51cに表示されていた
表示図柄「6」を縮小して、それぞれ表示するととも
に、中段位置にはコンベア52のステージを表示する。
コンベア52上には、表示図柄を乗せた状態で表示する
ことが可能な4つの台車52a〜52d(この符号は位
置で示し、同じ台車に異なる符号が振られることがあ
る)が表示され、ここでは、左から2番目の台車52b
から右側に向かって順に、台車52c及び52d上に、
表示図柄「1」、「2」、「3」が乗せられた状態で表
示されていて、コンベアの移動に従って左方向に移動す
るよう表示される。
【0044】さらに、特別図柄表示装置4の左上に、魔
法使いのキャラクタ画像53を表示させる。ここで、魔
法使いのキャラクタ画像53は、例えば、特別図柄表示
装置4の任意の位置の枠外から登場させ、左上の位置ま
で移動させても、左上の位置で徐々に拡大していって所
定の大きさにするものとしてもよい。
【0045】また、画面が工場のシーンに切り替わるの
と同時に、場面が工場であることを示す環境音が出力さ
れる(S303)。工場の環境音は、文字として表した
場合には「ガッチャン ガッチャン」という言葉の繰り
返しとして聞こえる音声であり、画面上部に第1の吹き
出し54を表示し、その内部に、「ガッチャン ガッチ
ャン」という、この環境音を文字列で表したものが表示
される。
【0046】画面切り替えから所定時間後、工場の環境
音の出力は下げられ、そして、第1の吹き出し54は消
去される(S304)。その後、魔法使いのキャラクタ
画像53が、このリーチパターンがコンベアリーチであ
ることを告げるため、「コンベアリーチ」という音声を
発するよう出力され、同時に、図6(g)に示すよう
に、画面上部に第2の吹き出し55を表示し、その内部
に「コンベアリーチ!」という、この音声を文字列で表
したものが表示される(S306)。
【0047】魔法使いのキャラクタ画像53によるリー
チパターンの告知後、第2の吹き出し55は消去される
(S307)。続いて、一旦、下げられていたコンベア
の動作音は元の音量まで戻され、図6(h)に示すよう
に、第1の吹き出し54が再び画面上部に表示される。
この後、本明細書中では説明しないリーチ演出処理が行
われ(S308)、中図柄が変動を継続し、やがて確定
する(S309)。
【0048】以上説明したように、この実施の形態にか
かるパチンコ遊技機では、特図ゲームにおける特別図柄
表示装置4において、通常変動状態からリーチ演出状態
に移行する時点で、背景画面をコンベア52のある工場
のシーンに切り替えるだけでなく、背景画面に対応した
環境音を出力する。
【0049】これにより、背景画面の切り替えだけでな
く、環境音の出力によってもリーチの変動パターンが変
化したことがはっきりとわかり、リーチ演出の臨場感が
高められる。さらに、各リーチパターン毎に異なる背景
及び異なる環境音とすることにより、演出効果が高めら
れる。
【0050】また、上記したように背景画面の切り替え
後に、環境音が出力されている状態で、他の音声、例え
ば、魔法使いのキャラクタ画像53がリーチパターンを
告げる音声が出力される場合には、環境音よりも優先し
て前記音声が出力される。従って、キャラクタ画像の発
する音声などは、環境音に妨げられることなく聞き取り
可能となる。
【0051】本発明は、上記の実施の形態に限られず、
種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可
能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
【0052】上記実施の形態では、背景画面を切り替え
た後に、環境音を出力するものとしたが、この環境音を
出力するタイミングは、切り替えの前、画面のフェード
アウトの時点であってもよい。また、切り替え後の背景
の画像をフェードインして表示させる場合には、環境音
もフェードインして出力させるものとしてもよい。さら
に、切り替え前の背景の画像に対応しても環境音を出力
させている場合に、切り替え前の背景の画像の表示をフ
ェードアウトさせる場合には、その環境音の出力もフェ
ードアウトさせるものとしてもよい。さらに、クロスフ
ェードによって背景の画像の表示を切り替える場合に
は、それらの環境音の出力もクロスフェードさせるよう
してもよい。
【0053】上記実施の形態では、背景は工場であり、
その環境音は工場に関連する音であった。しかし、背景
及び環境音としてはいかなるものも可能である。例え
ば、背景を海岸とし、自然の音である波の音(「ザザー
ン ザザーン」等)を環境音としたり、また、森を背景
として、生物の発する音である鳥の鳴き声(「チュンチ
ュン」等)を環境音とするようしてもよい。
【0054】上記実施の形態では、環境音が出力されて
いる状態で、他の音声が出力される場合には、これを優
先して、環境音の出力レベルを下げるものとしたが、他
の音声が出力される間は、完全に環境音の出力を切って
しまうようしてもよい。この場合、環境音をフェードア
ウトして出力し、他の音声を出力してから再びフェード
インして出力させるようするようしてもよい。
【0055】上記実施の形態では、通常変動状態からリ
ーチ演出状態へと発展する場合の画面切り替え時の音声
出力に関して説明したが、本発明は演出に画面切り替え
があるものであれば適用可能であり、例えば、リーチ演
出状態から別のリーチ演出状態に発展する際の背景画面
の切り替え時に、環境音をそれぞれの背景に適したもの
としてもよい。
【0056】上記の実施の形態では、本発明をパチンコ
遊技機1に適用した場合について説明した。これに対し
て、パチンコ遊技機1の動作をシミュレーションするゲ
ーム機などにも本発明を適用することができる。つま
り、ゲーム機のCPUが所定のプログラムを実行するこ
とにより、上記した遊技球の動きをシミュレーション
し、その結果として上記した特別図柄始動口6を遊技球
が通過したと判別したとき、上記したのと同様の抽選を
行い、表示図柄を変動表示させるものとすることができ
る。このゲーム機のプログラムは、CD−ROMなどに
格納して、ゲーム機とは別に流通させることができる。
また、液晶表示装置に画像を表示すると共に、音声を出
力して演出等を行うスロットマシン等にも本発明を適用
することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、通常
変動状態からリーチ演出状態などといった、画面切り替
え時に、それぞれの背景画像に合った環境音が出力され
るので、臨場感が高められ、遊技の興趣が向上する。
【0058】さらに、例えば、環境音以外の音声の出力
を環境音の出力よりも優先させることにより、環境より
も重要な音声を聞き取りやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるパチンコ遊技機の
正面図である。
【図2】遊技制御部を中心としたシステム構成例を示す
ブロック図である。
【図3】遊技制御部における処理動作例を示すフローチ
ャートである。
【図4】図3の特別図柄プロセス処理における処理例を
示すフローチャートである。
【図5】リーチ演出時の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図6】リーチ演出の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 4 特別図柄表示装置 8L、8R スピーカ 9 ランプ 11 遊技制御部 13 表示制御部 14 音制御部 15 ランプ制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された変動開始条件を満足する
    場合、画像表示装置上に表示される識別情報を更新表示
    することにより変動表示を行わせるとともに、所定時間
    経過後に更新表示を停止させることにより変動表示を停
    止させる変動表示制御手段と、 前記変動表示制御手段による変動表示に連動して、音声
    出力装置から所定の音声を出力させる音声制御手段と、 前記変動表示制御手段による変動表示の過程及び結果、
    並びに変動表示に伴う前記音声制御手段による音声の出
    力を決定するための抽選手段とを備え、 前記変動表示制御手段は、前記抽選手段の抽選結果に基
    づいて、前記識別情報の背景に表示される画像を所定の
    タイミングで切り替えて表示させ、 前記音声制御手段は、前記背景の画像の切り替えに伴っ
    て、切り替え後の背景の画像に関連した環境音を出力さ
    せることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記音声制御手段は、前記変動表示制御
    手段による背景画像の切り替え後に前記環境音以外の音
    声を出力させる場合には、前記環境音以外の音声の出力
    を前記環境音の出力よりも優先させることを特徴とする
    請求項1に記載の遊技機。
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Cited By (7)

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