JP2002143468A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002143468A
JP2002143468A JP2000341882A JP2000341882A JP2002143468A JP 2002143468 A JP2002143468 A JP 2002143468A JP 2000341882 A JP2000341882 A JP 2000341882A JP 2000341882 A JP2000341882 A JP 2000341882A JP 2002143468 A JP2002143468 A JP 2002143468A
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JP2000341882A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Koji Takiguchi
浩司 滝口
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 すべての表示図柄が完全に停止するまで、遊
技者に大当たりとなる期待感を継続させることにより、
遊技興趣を高めることができる遊技機を提供する。 【解決手段】 表示図柄の変動表示を開始させた後、第
1図柄51を「2」、第2図柄52を「1」、第3図柄
53を「5」、第4図柄54を「4」、第5図柄55を
「3」の表示図柄で仮停止させる。次に、特別図柄表示
装置4の表示画面を2つの表示領域4a、4bに切り裂
き、切り裂きライン58に沿って表示領域4aを下方
向、表示領域4bを上方向に移動表示させるとともに、
新たな表示画面4cを表示させる。表示領域4a及び表
示領域4bを、第5図柄65のみが完全に見えない状態
となる位置で一旦停止させた後、再び移動表示させて特
別図柄表示装置4上から消失させ、第1図柄〜第5図柄
61〜65を表示させる。そして、一定期間経過した
後、全表示図柄を完全に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機、
スロットマシン等の遊技機に係り、特に、所定の識別情
報を変動表示させる可変表示機能を有する遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の遊技機においては、
液晶表示装置等の可変表示装置上に所定の識別情報、例
えば、表示図柄を更新表示させることで変動表示を行
い、その表示結果により所定の遊技価値を付与するか否
かを決定する、いわゆる可変表示ゲームによって遊技興
趣を高めたものが数多く提供されている。
【0003】可変表示ゲームには、前述した可変表示装
置を表示図柄としての特別図柄を変動表示させる特別図
柄表示装置として用いることにより行うもの(以下、特
図ゲームという)がある。特図ゲームは、所定領域を通
過する遊技球の検出に伴って表示図柄の更新表示を行
い、表示図柄の更新表示が完全に停止した際の停止図柄
態様が特定表示態様となっている場合を大当たりとする
ゲームである。
【0004】特図ゲームにおいて大当たりとなると、大
入賞口またはアタッカと呼ばれる特別電動役物を開放状
態とし、遊技者に対して遊技球の入賞が極めて容易とな
る状態を一定時間継続的に提供する。ここで、特図ゲー
ムにおいて大当たりの表示態様となり、特別電動役物が
開放状態となることにより、遊技者に対して遊技球の入
賞が極めて容易となる状態を特定遊技状態という。特定
遊技状態となるためには、通常、特別図柄表示装置に表
示される表示図柄の停止図柄態様が予め定められた特定
表示態様となること(一般的には表示図柄が同一図柄で
揃うこと)が条件となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、遊技者に
とって特図ゲームは、停止図柄態様が特定表示態様とな
って大当たりとなるか否かに最大の関心が払われること
になるので、大当たりとなるか否かを判別することがで
きる停止図柄態様の確定までの間に、遊技興趣を高める
ために様々な演出制御を行うものがある。この演出制御
には、遊技者の注意を引きつけ、遊技者に大当たりとな
る期待感を高めるような、より高い演出が要求されてい
る。
【0006】また、パチンコ遊技機に限らず、LCDを
搭載したスロットマシン等の遊技機においても、パチン
コ遊技機における「大当たり」に相当する「ボーナスゲ
ーム」の獲得が可能となるフラグ成立の過程において、
LCDを用いてパチンコ遊技機と同様な演出制御を行う
ものがある。このような演出制御を行う遊技機にあって
は、演出制御の際、「大当たり」または「ボーナスゲー
ム」のフラグ成立となる期待感をできる限り継続させる
ため、より効果の高い演出が要求されている。
【0007】ところで、このような演出制御は、いわゆ
るリーチ状態、一般的には、最終的に停止する表示図柄
(以下、最終停止図柄という)以外の表示図柄が同一図
柄で揃った状態となってから、最終停止図柄が停止され
て特定表示態様となる。このため、最終停止図柄以外の
表示図柄が同一図柄で揃わずにリーチ状態にならない
と、最終停止図柄が停止する前に、この特図ゲームがハ
ズレになることを遊技者に認識させてしまい、遊技者に
大当たりとなる期待感を最後まで継続させることができ
なかった。
【0008】本発明は、すべての表示図柄が完全に停止
するまで、遊技者に大当たりとなる期待感を継続させる
ことにより、遊技興趣を高めることができる遊技機を提
供することを目的とする。また、本発明は、複数の可変
表示領域の表示位置を変化させ、当該複数の可変表示領
域に隠されていた新たな可変表示領域を表示させること
により、遊技興趣を高めた遊技機を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる遊技機は、予め設定さ
れた変動開始条件を満足する場合、可変表示装置(例え
ば、特別図柄表示装置4)の可変表示領域に表示される
識別情報の変動表示態様を決定する変動態様決定手段
(例えば、遊技制御部11)と、変動態様決定手段によ
る決定結果に基づいて、可変表示領域に表示される識別
情報の変動表示を制御する変動表示制御手段(例えば、
表示制御部13)とを備え、変動表示制御手段は、複数
の可変表示領域の表示位置を変化させることにより、当
該複数の可変表示領域に隠されていた新たな可変表示領
域を表示させる機能を有する。
【0010】この態様の遊技機では、複数の可変表示領
域の表示位置が変化されると、当該複数の可変表示領域
に隠されていた新たな可変表示領域が表示される。そし
て、新たな可変表示領域に識別情報が表示される。
【0011】上記した遊技機において、所定の変動態様
が行われる場合、可変表示装置に表示される表示画面が
上層と下層とからなる2つの層で表示させてもよい。
【0012】この場合、変動表示制御手段は、上層の表
示画面の複数の可変表示領域の表示位置を変化させるこ
とにより、対応する下層の表示画面の可変表示領域が表
示される。
【0013】上記した遊技機において、変動表示制御手
段は、複数の可変表示領域を移動表示させることによ
り、新たな可変表示領域を表示させてもよい。
【0014】複数の可変表示領域が移動表示されると、
遊技者に当該複数の可変表示領域の表示位置の変化が分
かりやすくなる。
【0015】上記した遊技機において、変動表示制御手
段は、複数の可変表示領域が切り裂かれる演出により、
新たな可変表示領域を表示させてもよい。
【0016】複数の可変表示領域が切り裂かれると、遊
技者に所定の変動態様に変動表示の演出が発展したこと
が分かりやすくなる。また、所定の表示領域の表示位置
の変化が分かりやすくなる。
【0017】上記した遊技機において、変動表示制御手
段は、複数の可変表示領域の表示位置を多段階に変化さ
せることにより、新たな可変表示領域を多段階に表示さ
せてもよい。
【0018】この場合、複数の可変表示領域の表示位置
の変化が分かりやすくなる。なお、表示位置を多段階に
変化させるには、表示位置を段階的に変化させる場合の
他、表示位置を徐々に変化させるさせる場合であっても
よい。
【0019】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
予め設定された変動開始条件を満足する場合、可変表示
装置の可変表示領域に表示される識別情報の変動表示態
様を決定する変動態様決定処理と、変動態様決定処理に
よる決定結果に基づいて、可変表示領域に表示される識
別情報の変動表示を制御する変動表示制御処理と、複数
の可変表示領域の表示位置を変化させることにより、当
該複数の可変表示領域に隠されていた新たな可変表示領
域を表示させる機能を有する可変表示領域表示処理とを
コンピュータに実行させるためのプログラムを記録して
いる。
【0020】すなわち、記録媒体中に含まれるプログラ
ムをコンピュータ装置(以下、ビデオゲーム装置を含
む)等に読み込ませ、一連の処理を実行させることで、
本発明の遊技機を容易に実現することができる。すなわ
ち、プログラムを記録した記録媒体という形態を採るこ
とにより、ソフトウェア商品として、装置とは独立した
形で、生産、販売、配布等を容易に行うことができる。
また、コンピュータ装置等のハードウェアに、このソフ
トウェアを組み込むことによって本発明における演出制
御技術を容易に実施することができる。
【0021】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかる演出制御方法は、予め設定された変動開始
条件を満足する場合、可変表示装置の可変表示領域に表
示される識別情報の変動表示態様を決定する変動態様決
定手順と、変動態様決定手順における決定結果に基づい
て、可変表示領域に表示される識別情報の変動表示を制
御する変動表示制御手順と、複数の可変表示領域の表示
位置を変化させることにより、当該複数の可変表示領域
に隠されていた新たな可変表示領域を表示させる機能を
有する可変表示領域表示手順とを含んでいる。
【0022】すなわち、上記方法による手順を、コンピ
ュータ装置等に実行させることにより、本発明の遊技機
と同様の効果を得ることができる。すなわち、前述の処
理手順を、コンピュータ装置等のハードウェアを用いて
実現することにより、当該ハードウェア上で、本発明に
おける変動表示技術を容易に実施することができる。
【0023】また、上記方法による手順を、コンピュー
タ装置等に実行させるためのプログラムまたはデータを
符号化し、搬送波に重畳されたプログラムコード信号と
して送信するとともに、この搬送波に重畳されたプログ
ラムコード信号を受信し、元のプログラムまたはデータ
に復号化してコンピュータ装置等に実行させることによ
り、本発明における演出制御技術を容易に実施すること
ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の一実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明にお
いてリーチ演出表示とは、最終停止図柄となる表示図柄
以外の表示図柄が、例えば、大当たりとなる特定表示態
様と一致している状態で停止、揺動、拡大縮小あるいは
変形している状態、すなわち、所定領域内に一定期間継
続的に更新表示を停止している状態(以下、これらの状
態を仮停止という)、または、表示図柄の表示位置が入
れ替わっている状態、または、複数の表示図柄が同期し
て更新表示を行っている状態のように、最終結果が表示
される前段階において表示結果が特定表示態様となる可
能性が見かけ上高められる演出表示のことを指す。
【0025】また、予め特別図柄表示装置における可変
表示領域の特定の組み合わせを有効ラインとして設定し
ておき、所定の遊技価値を付与することが決定された場
合に最終的な停止図柄態様によって大当たりとなったこ
とを報知するときには、この有効ライン上に最終的に停
止する表示図柄が特定表示態様となるように表示図柄を
変動させた後に停止させる。従って、遊技者は特別図柄
表示装置における有効ライン上の表示態様を確認するこ
とで、大当たりとなったか否かを容易に認識することが
できる。
【0026】本実施例における遊技機としては、LCD
等からなる特別図柄表示装置により特図ゲームを行う遊
技機として、プリペイドカードによって球貸しを行うカ
ードリーダ(CR:Card Reader )式の第1種パチンコ
遊技機を例にとって説明するが、適用対象となる遊技機
としては、これに限るものではない。
【0027】また、パチンコ遊技機等の弾球遊技機であ
っても、画像表示装置を有するものであれば、例えば、
第2種あるいは第3種に分類されるパチンコ遊技機や、
一般電役機、またはパチコンと呼ばれる確率設定機能付
き弾球遊技機等であっても構わない。さらには、プリペ
イドカードによって球貸しを行うCR式パチンコ遊技機
(CR機)だけではなく、現金によって球貸しを行うパ
チンコ遊技機(現金機)にも適用可能である。すなわ
ち、LCD等からなる特別図柄表示装置を有し、特図ゲ
ームに相当する演出表示を行うことが可能な遊技機であ
れば、どのような形態のものであっても構わない。
【0028】図1は、本実施例におけるパチンコ遊技機
の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パ
チンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構
成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定す
る遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤
2にはガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊
技領域が形成されており、遊技領域のほぼ中央位置に
は、画像表示装置としての特別図柄表示装置4が設けら
れている。
【0029】特別図柄表示装置4の下方位置には、電動
チューリップ型役物(普通電動役物)5を兼用する特別
図柄始動口(スタートチャッカ)6と、大当たり発生時
にソレノイド等を駆動することで開放動作を行う大入賞
口(第1種特別電動役物)7とが上下に並んで配設され
ている。大入賞口7は、特別図柄始動口6への入賞タイ
ミングに基づいて特図ゲームが行われた結果、大当たり
となった場合に開放動作を行う。また、遊技用枠3の左
右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピー
カ8L、8Rが設けられており、さらに遊技領域周辺部
には、ランプ9が設けられている。
【0030】図2は、遊技制御部を中心としたシステム
構成例を示すブロック図である。本実施例におけるパチ
ンコ遊技機1は、主として、電源部(電源基板)10
と、遊技制御部(遊技制御基板)11と、入出力部12
と、表示制御部(表示制御基板)13と、音制御部(音
制御基板)14と、ランプ制御部(ランプ制御基板)1
5と、払出制御部(払出制御基板)16と、情報出力部
(情報端子基板)17とを備えている。
【0031】電源部10は、パチンコ遊技機1内の各回
路に所定の電源電圧を供給するものである。遊技制御部
11は、遊技制御基板内に設けられた各種回路から構成
されており、特図ゲームにおいて用いる乱数の生成機
能、入出力部12を介して信号の入出力を行う機能、表
示制御部13、音制御部14、ランプ制御部15及び払
出制御部16に対し、それぞれ制御コマンド信号を出力
する機能、ホールの管理コンピュータに対し、各種情報
を出力する機能を備えている。
【0032】入出力部12は、遊技球の検出や役物の開
閉動作を行うためのものである。表示制御部13、音制
御部14、ランプ制御部15は、遊技制御部11から送
信される制御コマンド信号に基づいて、特図ゲームにお
ける特図表示制御、音出力制御、ランプ表示制御を、そ
れぞれ遊技制御部11とは独立して実行するものであ
る。払出制御部16は、遊技球の貸出や賞球等の払出制
御を行うものである。情報出力部17は、各種遊技関連
情報を外部に出力するためのものである。
【0033】ここで、特別図柄表示装置4上に表示され
る表示図柄の仮停止タイミングや変動タイミング等は、
後述する変動表示パターンコマンドに従って決定され
る。すなわち、表示制御部13、音声制御部14及びラ
ンプ制御部15は、変動表示パターンコマンドを受け取
ったタイミングから、特別図柄表示装置4上における表
示図柄の変動、スピーカ8L、8Rからの音声出力及び
ランプ9の明滅表示が連動して行われるように制御を行
っている。
【0034】次に、本実施例の動作(作用)を説明す
る。
【0035】まず、本実施例のパチンコ遊技機における
遊技の流れの概略について説明する。パチンコ遊技機1
の右下位置に設けられたハンドルを操作することによ
り、遊技球が遊技領域中に発射される。遊技制御部11
では、入出力部12内の特別図柄始動スイッチ等の入力
の有無を監視しており、遊技球が特別図柄始動口6に入
賞した場合、特別図柄始動スイッチにおいて遊技球の入
賞が検出される。また、特別図柄始動口6において、遊
技球の入賞が検出された場合、入賞した遊技球の数、入
賞時の乱数の抽選値が特別図柄判定用バンクに保管され
る。そして、保管されたデータに基づいて特別図柄表示
装置4において特図ゲームを開始する。
【0036】図3は、遊技制御部における処理動作例を
示すフローチャートである。本実施例における遊技制御
部12は、前述したように、タイマ割り込みによって約
2ミリ秒毎に起動する。すなわち、遊技制御部11は、
タイマ割り込み方式を使用し、以下に述べる各処理をタ
イマ割り込み毎に繰り返し実行する。
【0037】タイマ割込信号によって遊技制御部11が
起動されると、遊技制御部11は、スタックポインタに
指定番地をセットする、いわゆるスタックセット処理を
行う(ステップS101:以下、単にS101と記
す)。次に、遊技制御部11は、システムチェック用の
フラグ情報を確認し、フラグ情報が正常動作判定値とは
異なる値であった場合には遊技制御部11に設けられて
いるメモリ内の作業領域をクリアにするシステムチェッ
ク処理を行う(S102)。
【0038】続いて、遊技制御部11は、特図ゲームに
おける各種フラグ情報等を取得する情報出力処理と、特
図ゲームにおける効果音の出力を行う音出力処理との時
分割処理を行う(S103)。次に、入出力部12から
の入力信号を検出し、検出した状態に対応する入力処理
を行う(S104)。
【0039】続いて、遊技制御部11は、詳細を後述す
る、特別図柄プロセス処理を実行する(S105)。同
様にして、特別図柄プロセス処理実行後は、特図ゲーム
に用いる判定用乱数を更新するための乱数更新処理を行
うとともに(S106)、特図ゲームに用いる表示図柄
乱数を更新するための表示図柄乱数更新処理を行う(S
107)。そして、遊技制御部11は、エラー等の不正
の有無を検出し、エラー発生時に必要に応じてエラー報
知を行う、エラー処理を行う(S108)。
【0040】さらに、遊技制御部11は、入出力部12
からの検出信号を入力し、各入賞口または入賞装置に対
する入賞有無を判定する、入賞球処理を行う(S10
9)。次いで、遊技制御部11は、各出力ポートに対し
て音声データ、表示制御信号、飾りランプ、情報信号、
ソレノイド駆動信号、賞球個数信号等のコマンドを送信
するための出力処理を行う(S110)。その後、遊技
制御部11は、タイマ割り込み信号が与えられるまで表
示図柄決定用乱数及び判定用乱数を更新する、残時間処
理を繰り返す(S111)。
【0041】図4は、図3の特別図柄プロセス処理にお
ける処理例を示すフローチャートである。特別図柄プロ
セス処理では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所
定の順序で制御するための特図フラグ情報にしたがっ
て、該当する処理を選択的に実行する。そして、特図フ
ラグ情報の値は、遊技状態に応じて各処理中に更新され
る。特別図柄プロセス処理では、特図フラグ情報に対応
して以下に示す各処理を実行する。
【0042】特図フラグ情報の値が“0”のとき、特図
ゲームにおいて抽選した乱数値が大当たり値と一致する
か否かを判定したり、判定結果を外部に報知する処理等
を行う「特別図柄通常処理」を実行する(S201)。
特図フラグ情報の値が“1”のとき、特別図柄表示装置
4上で停止する図柄を大当たり態様となったかどうかを
判定する「特別図柄大当たり判定処理」を実行する(S
202)。
【0043】特図フラグ情報の値が“2”のとき、特別
図柄表示装置4上で行われる特図ゲームにおける停止図
柄を設定する「特別図柄停止図柄設定処理」を実行する
(S203)。特図フラグ情報の値が“3”のとき、特
別図柄表示装置4上で行われる特図ゲームの図柄の変動
表示パターンを設定する「変動表示パターン設定処理」
を実行する(S204)。
【0044】特図フラグ情報の値が“4”のとき、特別
図柄表示装置4において特図ゲームにおける変動処理を
行う「特別図柄変動処理」を実行する(S205)。特
図フラグ情報の値が“5”のとき、詳細を後述する、特
別図柄の減速停止処理を行う「特別図柄停止処理」を実
行する(S206)。
【0045】特図フラグ情報の値が“6”のとき、大当
たり動作のための初期化処理を行う「大入賞口開放前処
理」を実行する(S207)。特図フラグ情報の値が
“7”のとき、大当たり動作に関する様々な処理、及び
1回当たりの大入賞口7の開放時間をチェックする「大
入賞口開放中処理」を実行する(S208)。
【0046】特図フラグ情報の値が“8”のとき、特定
領域スイッチへの遊技球の通過を監視し、特別図柄プロ
セスが終了したかどうかを判定する「特定領域有効時間
処理」を実行する(S209)。特図フラグ情報の値が
“9”のとき、特別図柄プロセスの終了かどうか判定
し、終了ならば、デモ表示(大当たり中の画面)フラグ
のクリア、大当たり時表示図柄のクリア、大当たり終了
表示のクリア、及び大当たり中情報のクリアを行う「大
当たり終了処理」を実行する(S210)。
【0047】なお、特別図柄プロセス処理において実行
される各処理としては、前述した処理だけに限るもので
はなく、他の処理に置換したり、さらに他の処理を追加
しても構わない。また、特図フラグ情報の値によって分
岐される各処理の処理内容が複雑化して、タイマ割り込
み時間内で処理を完了させることができない場合には、
同一処理を複数追加するようにしてもよい。
【0048】特図ゲームでは、遊技球が特別図柄始動口
6を通過したとき、判定用乱数の値によって特別図柄の
大当たり、ハズレを判定する。判定の結果、大当たりと
なった場合には、判定用乱数の値に対応する特別図柄の
組み合わせを特別図柄表示装置4に表示する。一方、ハ
ズレとなった場合には、表示図柄用乱数の値に対応する
特別図柄を表示する。
【0049】以下、上記のようにして遊技制御部11か
ら送られてくる変動表示パターンコマンドに基づいて、
表示制御部13が特別図柄表示装置4上で図柄を変動表
示させる変動表示処理について説明する。
【0050】ところで、以下の説明に用いているフロー
チャートは、表示図柄の変動表示手順を分かりやすく説
明するためのものであり、表示制御部13は、必ずしも
このようなフローチャートに対応したプログラムを実行
して処理を行う必要はない。すなわち、特別図柄表示装
置4上の態様が後述する表示画面例に対応したものとな
るのであれば、表示制御部13の処理プログラムは、い
かなるものであっても構わない。
【0051】図5は、画面切り裂きパターンにおける処
理例を示すフローチャートである。図6は、画面切り裂
きパターンにおける表示例を示す図である。この本実施
例では、図6(a)に示すように、特別図柄表示装置4
の表示画面に5つの可変表示領域が格子状に配置され、
各可変表示領域に第1図柄〜第5図柄51〜55がそれ
ぞれ表示されている場合について説明する。この特図ゲ
ームでは、第1図柄〜第5図柄51〜55の対角線上に
設定された2つの有効ライン56、57(第1図柄5
1、第5図柄55、第2図柄52上の有効ライン56、
及び第3図柄53、第5図柄55、第4図柄54上の有
効ライン57)上に同一の表示図柄が停止し、確定表示
となる(完全に停止する)と大当たり態様になる。画面
切り裂きパターンは、全表示図柄が仮停止した後、特別
図柄表示装置4の表示画面が切り裂かれる演出により、
新たな表示画面を表示させる変動態様である。
【0052】図6(a)に示すように、表示図柄の変動
表示を開始させ、第1図柄〜第5図柄51〜55の全表
示図柄をスクロール表示させる(S301)。全表示図
柄のスクロール表示を開始してから一定期間経過した
後、第1図柄51及び第2図柄52のスクロール表示速
度を減速させ、図6(b)に示すように、第1図柄51
を「2」の表示図柄、第2図柄52を「1」の表示図柄
で仮停止させる(S302)。次に、第3図柄53及び
第4図柄54のスクロール表示速度を減速させた後、第
3図柄53を「5」の表示図柄、第4図柄54を「4」
の表示図柄で仮停止させる(S303)。続いて、第5
図柄55のスクロール表示速度を減速させた後、第5図
柄55を「3」の表示図柄で仮停止させる(S30
4)。
【0053】次に、図6(c)に示すように、特別図柄
表示装置4の表示画面を2つの表示領域4a、4bに切
り裂き、表示画面上に両表示領域4a、4bの境界線で
ある、切り裂きライン58を表示させる(S305)。
ここで、表示領域4a、4bには、第1図柄〜第5図柄
51〜55(各可変表示領域)のみでなく、その背景
(図6における塗りつぶされた部分)も含まれており、
特別図柄表示装置4の表示画面全体が切り裂かれる。こ
のように、第1図柄〜第5図柄51〜55のみでなくそ
の背景も切り裂かれるので、表示図柄だけでなく背景に
も変化のある変動表示を行うことができる。
【0054】続いて、図6(d)に示すように、表示領
域4aを切り裂きライン58に沿って下方向(左斜め下
方向)に、表示領域4bを切り裂きライン58に沿って
上方向(右斜め上方向)に移動表示させるとともに、表
示領域4a及び表示領域4bに隠されていた新たな表示
画面4cを表示させる(S306)。このように、第1
図柄〜第5図柄51〜55を仮停止させた後、特別図柄
表示装置4の表示画面を切り裂き、新たな表示画面4c
を表示させているので、すべての表示図柄が完全に停止
するまで遊技者に大当たりとなる期待感を持たせること
ができる。また、新たな表示画面4cを表示させている
ので、様々な変動態様に発展させることができ、変動表
示のバリエーションを増やすことができる。このため、
遊技興趣を高めることができる。本実施例では、新たな
表示画面4cには、各変動表示領域に新たな第1図柄〜
第5図柄61〜65が仮停止した状態で表示されてい
る。
【0055】次に、表示領域4a及び表示領域4bをさ
らに移動表示させ、図6(e)に示すように、新たな表
示画面4cの第5図柄65のみが完全に見えない状態
(第5図柄65の表示位置)となる位置で、表示領域4
a及び表示領域4bの移動表示を一旦停止させる(S3
07)。この状態で、第1図柄61及び第2図柄62は
「7」の表示図柄で仮停止され、リーチ状態となる。こ
のため、遊技者に大当たりとなる期待感を高めることが
できる。
【0056】また、第3図柄63の表示図柄と第5図柄
55の表示図柄が同一であることから両者が重なっても
同一の「3」の表示図柄が表示される。一方、第4図柄
64の表示図柄と第5図柄55の表示図柄が異なること
から第4図柄64の表示図柄が認識しづらくなる。この
ように、表示領域4a及び表示領域4bの表示図柄と新
たな表示画面4cの表示図柄が重なり合うことから、遊
技者に第3図柄63及び第4図柄64を注目させること
ができる。
【0057】さらに、第5図柄65は最終停止図柄、す
なわち2つの有効ライン56、57上に位置する遊技者
にとって最も関心のある表示図柄であるため、第5図柄
65のみが完全に見えない状態まで移動表示させること
により、遊技者に大当たりとなる期待感をより高めるこ
とができる。また、新たな表示画面4cの背景には、
「CHANCE!」の文字を表示させることにより、遊
技者の大当たりとなる期待感を高めている。
【0058】続いて、図6(f)、図6(g)に示すよ
うに、表示領域4a及び表示領域4bを再び移動表示さ
せ、第5図柄65、第3図柄63、第2図柄62を徐々
に表示させる。さらに、図6(h)に示すように、表示
領域4a及び表示領域4bを特別図柄表示装置4上から
消失させ(S308)、新たな表示画面4cのすべての
表示図柄(第1図柄〜第5図柄61〜65)を表示させ
る。そして、一定期間経過した後、全表示図柄を完全に
停止させる(S309)。また、本実施例では、この特
図ゲームが大当たりで確定した場合について説明した
が、ハズレの場合であってもよい。
【0059】以上説明したように、画面切り裂きパター
ンによれば、特別図柄表示装置4の表示画面を2つの表
示領域4a、4bに切り裂き、表示領域4a及び表示領
域4bに隠されていた新たな表示画面4cを表示させて
いるので、すべての表示図柄が完全に停止するまで、遊
技者に大当たりとなる期待感を持たせることができる。
また、変動表示のバリエーションを増やすことができ
る。このため、遊技興趣を高めることができる。
【0060】また、第1図柄〜第5図柄51〜55のみ
でなくその背景も含む表示領域が切り裂かれるので、表
示図柄だけでなく背景にも変化のある変動表示を行うこ
とができる。
【0061】さらに、表示領域4a、4bを徐々に移動
表示させているので、新たな表示画面4cに表示された
新たな第1図柄〜第5図柄61〜65を徐々に表示する
ことができ、遊技者に大当たりとなる期待感を高めるこ
とができる。これにより、遊技興趣を高めることができ
る。特に、第5図柄65の表示位置となる位置で、表示
領域4a及び表示領域4bの移動表示を一旦停止させて
いるので、遊技者に大当たりとなる期待感をさらに高め
ることができる。
【0062】[他の実施の形態]本発明は、上記の実施
の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以
下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様に
ついて、説明する。
【0063】上記実施の形態では、表示図柄(第1図柄
〜第5図柄51〜55)のみでなくその背景(図6にお
ける塗りつぶされた部分)も切り裂かれる場合について
説明したが、複数の表示図柄(可変表示領域)の表示位
置を変化させることにより、当該可変表示領域に隠され
ていた新たな可変表示領域を表示させるものであればよ
く、例えば第1図柄〜第5図柄51〜55のみを切り裂
き、切り裂かれた第1図柄〜第5図柄51〜55の表示
位置を移動させるように、複数の表示図柄の表示位置の
みを変化させてもよい。また、表示位置が変化される表
示図柄は複数であればよく、例えば、第1図柄51と第
5図柄55の2つの表示図柄の表示位置のみを変化させ
てもよい。
【0064】上記実施の形態では、2つに切り裂かれた
表示領域4a、4bの双方を移動表示させることによ
り、表示領域4a及び表示領域4bに隠されていた新た
な表示領域4cを表示させる場合について説明したが、
複数の可変表示領域の表示位置を変化させることによ
り、当該可変表示領域に隠されていた新たな可変表示領
域を表示させるものであればよく、特別図柄表示装置4
の表示画面の一部からなる表示領域の表示位置のみを変
化させてもよい。例えば、図7(a)に示すように、特
別図柄表示装置4の表示画面を上側と下側の2つの表示
領域4a、4bに切り裂き、下側の表示領域4bの表示
位置のみを変化させることにより、表示領域4bに隠さ
れていた新たな表示領域4cを表示させる場合であって
もよい。この場合にも、変動表示のバリエーションを増
やすことができ、遊技興趣を高めることができる。
【0065】上記実施の形態では、特別図柄表示装置4
の表示画面を2つの表示領域4a、4bに切り裂くこと
により新たな表示領域4cを表示させる場合について説
明したが、複数の可変表示領域の表示位置を変化させる
ことにより、当該可変表示領域に隠されていた新たな可
変表示領域を表示させるものであればよく、例えば、図
7(b)に示すように、特別図柄表示装置4の表示画面
4dを下方向に移動表示させることにより、表示領域4
dに隠されていた新たな表示領域4cを表示させる場合
であってもよい。この場合にも、変動表示のバリエーシ
ョンを増やすことができ、遊技興趣を高めることができ
る。
【0066】上記実施の形態では、切り裂かれた表示領
域4a、4bを移動表示させることにより、表示領域4
a及び表示領域4bに隠されていた新たな表示領域4c
を表示させる場合について説明したが、表示画面の表示
位置を変化させることにより、新たな表示領域4cを表
示させるものであればよく、例えば、図7(c)に示す
ように、特別図柄表示装置4の表示画面4dを端部から
めくり上げることにより、表示領域4dに隠されていた
新たな表示領域4cを表示させる場合であってもよい。
この場合にも、変動表示のバリエーションを増やすこと
ができ、遊技興趣を高めることができる。また、図7
(d)に示すように、特別図柄表示装置4の表示画面4
dに穴71をあけ、この穴71を広げることにより、表
示領域4dに隠されていた新たな表示領域4cを表示さ
せる場合であってもよい。
【0067】上記実施の形態では、切り裂かれた表示領
域4a、4bを徐々に移動表示させることにより、新た
な表示領域4cを徐々に表示させる場合について説明し
たが、例えば切り裂かれた表示領域4a、4bを段階的
に移動させることにより、新たな表示領域4cを段階的
に表示させてもよい。
【0068】上記実施の形態では、表示領域4a、4b
を新たな表示画面4cに表示された第5図柄65(最終
停止図柄)の表示位置となる位置で、表示領域4a、4
bの移動表示を一旦停止させた場合について説明した
が、例えば、表示領域4a、4bの移動表示を停止させ
ずに、移動速度を遅くしてもよい。また、表示領域4
a、4bの移動速度を変更しなくともよい。ただし、新
たに表示される表示画面4cに表示された第1図柄〜第
5図柄61〜65のうち、少なくとも一つを表示領域4
aと表示領域4bとで覆うことにより、リーチ状態とな
る表示図柄を覆う位置で停止または移動速度を遅くする
ことが好ましい。この場合、遊技者に大当たりとなる期
待感を高めることができる。
【0069】上記実施の形態では、大当たり確定前の変
動表示パターンについて説明したが、大当たり確定後の
再抽選(再変動表示)に本発明を適用することが可能で
ある。例えば、大当たり確定後に特別図柄表示装置4の
表示画面を切り裂き、新たな表示画面4cの表示領域4
aと表示領域4bとに隠された表示図柄(例えば、最終
停止図柄)以外の表示図柄を、確率変動図柄によるリー
チ状態と非確率変動図柄によるリーチ状態となる表示図
柄に表示させ、表示領域4aと表示領域4bとを移動表
示させることにより最終停止図柄が表示されて、確率変
動図柄による大当たり、または非確率変動図柄による大
当たりであるかを表示することも可能である。この場
合、遊技者に確率変動図柄による大当たりとなる期待感
を高めることができる。
【0070】上記実施の形態では、新たな表示画面4c
に表示された新たな第1図柄〜第5図柄61〜65が仮
停止した状態で表示されている場合について説明した
が、例えば、第5図柄65が変動中のリーチ状態、第1
図柄〜第5図柄61〜65が同期した全回転で変動した
状態であってもよい。
【0071】上記実施の形態では、第1図柄〜第5図柄
51〜55が仮停止した後、特別図柄表示装置4の表示
画面を切り裂く場合について説明したが、例えば最終停
止図柄(第5図柄55)が仮停止する前に表示画面を切
り裂いてもよい。この場合、例えば、第1図柄〜第4図
柄51〜54をリーチ状態にならない表示図柄で仮停止
させた後、新たな表示画面4cに表示された第1図柄〜
第4図柄61〜64ではリーチ状態となる表示図柄で仮
停止させることにより、遊技者に大当たりとなる期待感
を高めることができる。
【0072】上記実施の形態では、単に特別図柄表示装
置4の表示画面を切り裂く場合について説明したが、例
えば所定のキャラクタを登場させ、このキャラクタの切
り裂く動作により、特別図柄表示装置4の表示画面を切
り裂いてもよい。この場合、変動表示パターンにストー
リー性をもたすことができ、遊技興趣を高めることがで
きる。
【0073】上記実施の形態では、特別図柄表示装置4
に、第1〜第5図柄51〜55の5つの表示図柄が表示
される場合を例に本発明を説明したが、例えば表示図柄
の数は6つ以上であってもよい。この場合、有効ライン
を増やすことができ、遊技者に大当たりとなる期待感を
さらに高めることができる。また、表示図柄の数が4つ
以下であってもよい。この場合にも、変動表示のバリエ
ーションを増やすことができ、遊技興趣を高めることが
できる。
【0074】表示領域4aと表示領域4bとを移動表示
させることにより、表示領域4a及び表示領域4bに隠
されていた新たな表示画面4cを表示した場合として
は、特別図柄表示装置4の表示画面を上層と下層の2層
から構成する場合の他、例えば、遊技制御部11に設け
られているメモリによって、表示領域4aと表示領域4
bとが移動した状態の画像に書き換えることにより行っ
てもよい。
【0075】上記実施の形態では、特別図柄表示装置4
の表示画面が2層の場合について説明したが、3層以上
であってもよい。また、特別図柄表示装置4の表示画面
を一度切り裂いた場合について説明したが、2回以上切
り裂いてもよい。
【0076】上記の実施の形態では、本発明をパチンコ
遊技機1に適用した場合について説明した。これに対し
て、本発明を液晶表示装置に画像を表示して演出等を行
うスロットマシンにも適用することができる。図8にス
ロットマシンの模式図を示す。図8に示すように、スロ
ットマシン101のほぼ中央位置には、複数の識別情報
であるリール図柄を変動および停止させて遊技を行う可
変表示装置102が配設されている。そして、可変表示
装置102の上部位置には、内部抽選の結果、ビッグボ
ーナスゲーム、レギュラーボーナスゲーム、または一般
ゲーム(小役ゲーム)に当選可能な状態になったこと
を、例えば、リール図柄を変動表示させて遊技者に示す
液晶表示装置103が配設されている。本発明の再変動
識別情報を液晶表示装置103に表示させることによ
り、遊技者にビッグボーナスゲーム等に当選可能な状態
になったことを表示する変動表示のバリエーションを増
やすことができ、遊技興趣を高めることができる。
【0077】また、パチンコ遊技機1の動作をシミュレ
ーションするゲーム機などにも本発明を適用することが
できる。つまり、ゲーム機のCPUが所定のプログラム
を実行することにより、上記した遊技球の動きをシミュ
レーションし、その結果として上記した特別図柄始動口
6を遊技球が通過したと判別したとき、上記したのと同
様の抽選を行い、表示図柄を変動表示させるものとする
ことができる。このゲーム機のプログラムは、CD−R
OMなどに格納して、ゲーム機とは別に流通させること
ができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
すべての表示図柄が完全に停止するまで、遊技者に大当
たりとなる期待感を持たせることにより、遊技興趣を高
めることができる。また、複数の可変表示領域の表示位
置を変化させ、当該複数の可変表示領域に隠されていた
新たな可変表示領域を表示させることにより、遊技興趣
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるパチンコ遊技機の
正面図である。
【図2】遊技制御部を中心としたシステム構成例を示す
ブロック図である。
【図3】遊技制御部における処理動作例を示すフローチ
ャートである。
【図4】図3の特別図柄プロセス処理における処理例を
示すフローチャートである。
【図5】画面切り裂きパターンにおける処理例を示すフ
ローチャートである。
【図6】画面切り裂きパターンにおける表示例を示す図
である。
【図7】他の実施の形態の表示領域の表示位置変化パタ
ーンを示す図である。
【図8】他の実施の形態にかかるスロットマシンの正面
図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 4 特別図柄表示装置 11 遊技制御部 13 表示制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された変動開始条件を満足する
    場合、可変表示装置の可変表示領域に表示される識別情
    報の変動表示態様を決定する変動態様決定手段と、 前記変動態様決定手段による決定結果に基づいて、前記
    可変表示領域に表示される識別情報の変動表示を制御す
    る変動表示制御手段とを備え、 前記変動表示制御手段は、前記複数の可変表示領域の表
    示位置を変化させることにより、当該複数の可変表示領
    域に隠されていた新たな可変表示領域を表示させる機能
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記所定の変動態様が行われる場合、前
    記可変表示装置に表示される表示画面が上層と下層とか
    らなる2つの層で表示され、 前記変動表示制御手段は、上層の表示画面の前記複数の
    可変表示領域の表示位置を変化させることにより、対応
    する下層の表示画面の可変表示領域を表示させることを
    特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記変動表示制御手段は、前記複数の可
    変表示領域を移動表示させることにより、新たな可変表
    示領域を表示させることを特徴とする請求項1または2
    に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記変動表示制御手段は、前記複数の可
    変表示領域が切り裂かれる演出により、新たな可変表示
    領域を表示させることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1項に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記変動表示制御手段は、前記複数の可
    変表示領域の表示位置を多段階に変化させることによ
    り、新たな可変表示領域を多段階に表示させることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技
    機。
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