JP2002239143A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002239143A
JP2002239143A JP2001036443A JP2001036443A JP2002239143A JP 2002239143 A JP2002239143 A JP 2002239143A JP 2001036443 A JP2001036443 A JP 2001036443A JP 2001036443 A JP2001036443 A JP 2001036443A JP 2002239143 A JP2002239143 A JP 2002239143A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Takashi Hayashi
隆志 林
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示図柄を左右いずれかの所定方向に変動さ
せる場合における表示図柄の変動表示開始前の動きを工
夫することにより、変動開始タイミングをはっきりと報
知することのできる遊技機を提供する。 【解決手段】 全表示図柄51〜53が停止した状態か
ら、全表示図柄51〜53が小さくジャンプする動作を
行わせ、全表示図柄51〜53を上方向に移動させる。
次に、全表示図柄51〜53のキャラクタ画像の顔を正
面に向かせ、全表示図柄51〜53をそれぞれわずかに
後退させる。続いて、上図柄51、中図柄52、下図柄
53のスクロール変動を順次開始させる。そして、一定
期間経過した後、全表示図柄を仮停止させ、全表示図柄
を完全に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機、
スロットマシン等の遊技機に係り、特に、所定の識別情
報を変動表示させる可変表示機能を有する遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の遊技機においては、
液晶表示装置(以下、LCD:LiquidCrystal Displa
y)等の表示装置上に所定の識別情報(以下、表示図
柄)を更新表示させることで変動表示を行い、その表示
結果により所定の遊技価値を付与するか否かを決定す
る、いわゆる可変表示ゲームによって遊技興趣を高めた
ものが数多く提供されている。
【0003】可変表示ゲームには、前述した表示装置を
画像表示装置として用いることにより行うもの(以下、
特図ゲームという)がある。特図ゲームは、所定領域を
通過する遊技球の検出に伴って表示図柄の更新表示を行
い、表示図柄の更新表示が完全に停止した際の停止図柄
態様が特定表示態様となっている場合を大当たりとする
ゲームである。特図ゲームにおいて大当たりとなると、
大入賞口又はアタッカと呼ばれる特別電動役物を開放状
態とし、遊技者に対して遊技球の入賞が極めて容易とな
る状態を一定時間継続的に提供する。
【0004】ここで、特図ゲームにおいて大当たりとな
り、特別電動役物が開放状態となることにより、遊技者
に対して遊技球の入賞が極めて容易となる状態を特定遊
技状態という。特定遊技状態となるためには、通常、特
別図柄表示装置に表示される表示図柄の停止図柄態様が
予め定められた特定表示態様となること(一般的には表
示図柄が同一図柄で揃うこと)が条件となる。
【0005】このように、遊技者にとって特図ゲーム
は、停止図柄態様が特定表示態様となって大当たりとな
るか否かに最大の関心が払われることになる。このた
め、大当たりとなるか否かを判別することができる停止
図柄態様の確定までの間は、遊技興趣を高めるために様
々な演出表示を行うものがある。この演出表示には、遊
技者の注意を引きつけ、遊技者に大当たりとなる期待感
を高めるような、より高い演出が要求されている。
【0006】また、パチンコ遊技機に限らず、LCDを
搭載したスロットマシン等の遊技機においても、パチン
コ遊技機における「大当たり」に相当する「ボーナスゲ
ーム」の獲得が可能となるフラグ成立の過程において、
LCDを用いてパチンコ遊技機と同様な演出表示を行う
ものがある。このような演出表示を行う遊技機にあって
は、演出表示の際、「大当たり」又は「ボーナスゲー
ム」のフラグ成立となる期待感をできる限り継続させる
ため、より効果の高い演出が要求されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パチンコ遊
技機には、表示装置画面の横方向、例えば、右から左方
向に表示図柄をスクロール表示させることにより、表示
図柄の変動表示を行うものがある。しかしながら、この
ようなパチンコ遊技機では、表示図柄が流れるように変
動するため、変動開始のタイミングをはっきりと認識す
ることが困難であった。
【0008】本発明は、表示図柄を左右いずれかの所定
方向に変動させる場合における表示図柄の変動表示開始
前の動きを工夫することにより、変動開始タイミングを
はっきりと報知することのできる遊技機を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる遊技機は、予め設定さ
れた変動開始条件を満たすことを条件として可変表示装
置(例えば、特別図柄表示装置4)上に表示される識別
情報の変動態様を決定する変動態様決定手段(例えば、
遊技制御部11)と、変動態様決定手段により決定され
た変動態様に基づいて、識別情報の変動表示を制御する
変動表示制御手段(例えば、表示制御部13)と、変動
表示制御手段による変動表示結果が特定表示態様となっ
た場合に所定の遊技価値を付与可能とする遊技制御手段
とを備える遊技機であって、可変表示装置には、上下方
向に並んだ複数の識別情報を左右方向に変動させる変動
表示領域を設定し、変動表示制御手段は、識別情報を左
右いずれかの所定方向に変動させる場合、所定方向と逆
方向に一旦変動させた後に所定方向への変動表示を開始
する。この構成によれば、識別情報を左右いずれかの所
定方向に変動させる場合、識別情報は所定方向と逆方向
に一旦変動された後に所定方向への変動表示が開始され
る。
【0010】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかる遊技機は、予め設定された変動開始条件を
満たすことを条件として可変表示装置上に表示される識
別情報の変動態様を決定する変動態様決定手段と、変動
態様決定手段により決定された変動態様に基づいて、識
別情報の変動表示を制御する変動表示制御手段と、変動
表示制御手段による変動表示結果が特定表示態様となっ
た場合に所定の遊技価値を付与可能とする遊技制御手段
とを備える遊技機であって、可変表示装置には、上下方
向に並んだ複数の識別情報を左右方向に変動させる変動
表示領域を設定し、変動表示制御手段は、識別情報を左
右いずれかの所定方向に変動させる場合、複数の識別情
報がそれぞれ所定の時間差をもって所定方向への変動表
示を開始する。この構成によれば、識別情報を左右いず
れかの所定方向に変動させる場合、複数の識別情報がそ
れぞれ所定の時間差をもって所定方向への変動表示が開
始される。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかる遊技機は、予め設定された変動開始条件を
満たすことを条件として可変表示装置上に表示される識
別情報の変動態様を決定する変動態様決定手段と、変動
態様決定手段により決定された変動態様に基づいて、識
別情報の変動表示を制御する変動表示制御手段と、変動
表示制御手段による変動表示結果が特定表示態様となっ
た場合に所定の遊技価値を付与可能とする遊技制御手段
とを備える遊技機であって、可変表示装置には、上下方
向に並んだ複数の識別情報を左右方向に変動させる変動
表示領域を設定し、変動表示制御手段は、識別情報を左
右いずれかの所定方向に変動させる場合、所定方向と逆
方向に一旦変動させた後に、複数の識別情報がそれぞれ
所定の時間差をもって所定方向への変動表示を開始す
る。この構成によれば、識別情報を左右いずれかの所定
方向に変動させる場合、識別情報が所定方向と逆方向に
一旦変動された後に、複数の識別情報がそれぞれ所定の
時間差をもって所定方向への変動表示が開始される。
【0012】ここで、識別情報は、変動表示制御手段に
よる識別情報の変動表示の開始タイミングにおいて、そ
の形態を異ならせるべく設けられた変動前画像を有し、
変動表示制御手段は、識別情報を左右いずれかの所定方
向に変動させる場合、変動表示の開始前に変動前画像を
一旦表示してもよい。また、変動表示制御手段は、識別
情報の変動表示結果を確定する場合、変動終了後に、確
定した識別情報が表示された表示画面全体の画像を可変
表示装置の表示領域に移動表示させてもよい。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点にかかる遊技機は、所定の変動開始条件を満たすこ
とにより可変表示装置(例えば、可変表示装置103)
上に表示される識別情報の変動表示を開始し、所定の変
動停止条件を満たすことにより当該識別情報の変動表示
を停止する変動表示制御手段と、所定の変動開始条件を
満たす際に決定される所定の画像表示パターンに基づい
て画像表示装置(例えば、画像表示装置104)上にて
複数図柄の図柄合わせ演出表示を行い、図柄を左右いず
れかの所定方向に変動させる場合、所定方向と逆方向に
一旦変動させた後、及び/又は、複数の図柄がそれぞれ
所定の時間差をもたせた後に、所定方向への変動表示を
開始させる演出表示制御手段とを備える。この構成によ
れば、図柄を左右いずれかの所定方向に変動させる場
合、図柄が所定方向と逆方向に一旦変動された後、及び
/又は、複数の図柄がそれぞれ所定の時間差をもたせた
後に、所定方向への変動表示が開始される。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
予め設定された変動開始条件を満たすことを条件とし
て、上下方向に並んだ複数の識別情報を左右方向に変動
させる変動表示領域を設定した可変表示装置上に表示さ
れる識別情報の変動態様を決定する変動態様決定処理
と、変動態様決定処理により決定された変動態様に基づ
いて、識別情報の変動表示を制御する変動表示制御処理
と、変動表示制御処理による変動表示結果が特定表示態
様となった場合に所定の遊技価値を付与可能とする遊技
制御処理と、識別情報を左右いずれかの所定方向に変動
させる場合、所定方向と逆方向に一旦変動させた後に所
定方向への変動表示を開始する変動開始制御処理とをコ
ンピュータに実行させるためのプログラムを記録してい
る。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第6の
観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
所定の変動開始条件を満たすことにより可変表示装置上
に表示される識別情報の変動表示を開始し、所定の変動
停止条件を満たすことにより当該識別情報の変動表示を
停止する変動表示制御処理と、所定の変動開始条件を満
たす際に決定される所定の画像表示パターンに基づいて
画像表示装置上にて複数図柄の図柄合わせ演出表示を行
い、図柄を左右いずれかの所定方向に変動させる場合、
所定方向と逆方向に一旦変動させた後、及び/又は、複
数の図柄がそれぞれ所定の時間差をもたせた後に、所定
方向への変動表示を開始させる演出表示制御処理とをコ
ンピュータに実行させるためのプログラムを記録してい
る。
【0016】すなわち、記録媒体中に含まれるプログラ
ムをコンピュータ装置(以下、ビデオゲーム装置を含
む)等に読み込ませ、一連の処理を実行させることで、
本発明の遊技機を容易に実現することができる。すなわ
ち、プログラムを記録した記録媒体という形態を採るこ
とにより、ソフトウェア商品として、装置とは独立した
形で、生産、販売、配布等を容易に行うことができる。
また、コンピュータ装置等のハードウェアに、このソフ
トウェアを組み込むことによって本発明における演出表
示技術を容易に実施することができる。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の第7の
観点にかかる演出制御方法は、予め設定された変動開始
条件を満たすことを条件として、上下方向に並んだ複数
の識別情報を左右方向に変動させる変動表示領域を設定
した可変表示装置上に表示される識別情報の変動態様を
決定する変動態様決定手順と、変動態様決定手順により
決定された変動態様に基づいて、識別情報の変動表示を
制御する変動表示制御手順と、変動表示制御手順におけ
る変動表示結果が特定表示態様となった場合に所定の遊
技価値を付与可能とする遊技制御手順と、識別情報を左
右いずれかの所定方向に変動させる場合、所定方向と逆
方向に一旦変動させた後に所定方向への変動表示を開始
する変動開始制御手順とを含んでいる。
【0018】上記目的を達成するため、本発明の第8の
観点にかかる演出制御方法は、所定の変動開始条件を満
たすことにより可変表示装置上に表示される識別情報の
変動表示を開始し、所定の変動停止条件を満たすことに
より当該識別情報の変動表示を停止する変動表示制御手
順と、所定の変動開始条件を満たす際に決定される所定
の画像表示パターンに基づいて画像表示装置上にて複数
図柄の図柄合わせ演出表示を行い、図柄を左右いずれか
の所定方向に変動させる場合、所定方向と逆方向に一旦
変動させた後、及び/又は、複数の図柄がそれぞれ所定
の時間差をもたせた後に、所定方向への変動表示を開始
させる演出表示制御手順とを含んでいる。
【0019】すなわち、上記方法による手順を、コンピ
ュータ装置等に実行させることにより、本発明の遊技機
と同様の効果を得ることができる。すなわち、前述の処
理手順を、コンピュータ装置等のハードウェアを用いて
実現することにより、当該ハードウェア上で、本発明に
おける変動表示技術を容易に実施することができる。
【0020】また、上記方法による手順を、コンピュー
タ装置等に実行させるためのプログラム又はデータを符
号化し、搬送波に重畳されたプログラムコード信号とし
て送信するとともに、この搬送波に重畳されたプログラ
ムコード信号を受信し、元のプログラム又はデータに復
号化してコンピュータ装置等に実行させることにより、
本発明における演出表示技術を容易に実施することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の一実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明にお
いてリーチ演出表示とは、最終停止図柄となる表示図柄
以外の表示図柄が、例えば、大当たりとなる特定表示態
様と一致している状態で停止、揺動、拡大縮小あるいは
変形している状態、すなわち、所定領域内に一定期間継
続的に更新表示を停止している状態(以下、これらの状
態を仮停止という)、又は、表示図柄の表示位置が入れ
替わっている状態、又は、複数の表示図柄が同期して更
新表示を行っている状態のように、最終結果が表示され
る前段階において表示結果が特定表示態様となる可能性
が見かけ上高められる演出表示のことを指す。
【0022】また、予め特別図柄表示装置における可変
表示部の特定の組み合わせを有効ラインとして設定して
おき、所定の遊技価値を付与することが決定された場合
に最終的な停止図柄態様によって大当たりとなったこと
を報知するときには、この有効ライン上に最終的に停止
する表示図柄が特定表示態様となるように表示図柄を変
動させた後に停止させる。従って、遊技者は特別図柄表
示装置における有効ライン上の表示態様を確認すること
で、大当たりとなったか否かを容易に認識することがで
きる。
【0023】本実施例における遊技機としては、LCD
等からなる特別図柄表示装置により特図ゲームを行う遊
技機として、プリペイドカードによって球貸しを行うカ
ードリーダ(CR:Card Reader )式の第1種パチンコ
遊技機を例にとって説明するが、適用対象となる遊技機
としては、これに限るものではない。
【0024】また、パチンコ遊技機等の弾球遊技機であ
っても、画像表示装置を有するものであれば、例えば、
第2種あるいは第3種に分類されるパチンコ遊技機や、
一般電役機、又はパチコンと呼ばれる確率設定機能付き
弾球遊技機等であっても構わない。さらには、プリペイ
ドカードによって球貸しを行うCR式パチンコ遊技機
(CR機)だけではなく、現金によって球貸しを行うパ
チンコ遊技機(現金機)にも適用可能である。すなわ
ち、LCD等からなる特別図柄表示装置を有し、特図ゲ
ームに相当する演出表示を行うことが可能な遊技機であ
れば、どのような形態のものであっても構わない。
【0025】図1は、本実施例におけるパチンコ遊技機
の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パ
チンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構
成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定す
る遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤
2にはガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊
技領域が形成されており、遊技領域のほぼ中央位置に
は、画像表示装置としての特別図柄表示装置4が設けら
れている。
【0026】特別図柄表示装置4の下方位置には、電動
チューリップ型役物(普通電動役物)5を兼用する特別
図柄始動口(スタートチャッカ)6と、大当たり発生時
にソレノイド等を駆動することで開放動作を行う大入賞
口(第1種特別電動役物)7とが上下に並んで配設され
ている。大入賞口7は、特別図柄始動口6への入賞タイ
ミングに基づいて特図ゲームが行われた結果、大当たり
となった場合に開放動作を行う。また、遊技用枠3の左
右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピー
カ8L、8Rが設けられており、さらに遊技領域周辺部
には、ランプ9が設けられている。
【0027】図2は、遊技制御部を中心としたシステム
構成例を示すブロック図である。本実施例におけるパチ
ンコ遊技機1は、主として、電源部(電源基板)10
と、遊技制御部(遊技制御基板)11と、入出力部12
と、表示制御部(表示制御基板)13と、音制御部(音
制御基板)14と、ランプ制御部(ランプ制御基板)1
5と、払出制御部(払出制御基板)16と、情報出力部
(情報端子基板)17とを備えている。
【0028】電源部10は、パチンコ遊技機1内の各回
路に所定の電源電圧を供給するものである。遊技制御部
11は、遊技制御基板内に設けられた各種回路から構成
されており、特図ゲームにおいて用いる乱数の生成機
能、入出力部12を介して信号の入出力を行う機能、表
示制御部13、音制御部14、ランプ制御部15及び払
出制御部16に対し、それぞれ制御コマンド信号を出力
する機能、ホールの管理コンピュータに対し、各種情報
を出力する機能を備えている。
【0029】入出力部12は、遊技球の検出や役物の開
閉動作を行うためのものである。表示制御部13、音制
御部14、ランプ制御部15は、遊技制御部11から送
信される制御コマンド信号に基づいて、特図ゲームにお
ける特図表示制御、音出力制御、ランプ表示制御を、そ
れぞれ遊技制御部11とは独立して実行するものであ
る。払出制御部16は、遊技球の貸出や賞球等の払出制
御を行うものである。情報出力部17は、各種遊技関連
情報を外部に出力するためのものである。
【0030】ここで、特別図柄表示装置4上に表示され
る表示図柄の仮停止タイミングや変動タイミング等は、
後述する変動表示パターンコマンドに従って決定され
る。すなわち、表示制御部13、音声制御部14及びラ
ンプ制御部15は、変動表示パターンコマンドを受け取
ったタイミングから、特別図柄表示装置4上における表
示図柄の変動、スピーカ8L、8Rからの音声出力及び
ランプ9の明滅表示が連動して行われるように制御を行
っている。
【0031】次に、本実施例の動作(作用)を説明す
る。
【0032】まず、本実施例のパチンコ遊技機における
遊技の流れの概略について説明する。パチンコ遊技機1
の右下位置に設けられたハンドルを操作することによ
り、遊技球が遊技領域中に発射される。遊技制御部11
では、入出力部12内の特別図柄始動スイッチ等の入力
の有無を監視しており、遊技球が特別図柄始動口6に入
賞した場合、特別図柄始動スイッチにおいて遊技球の入
賞が検出される。また、特別図柄始動口6において、遊
技球の入賞が検出された場合、入賞した遊技球の数、入
賞時の乱数の抽選値が特別図柄判定用バンクに保管され
る。そして、保管されたデータに基づいて特別図柄表示
装置4において特図ゲームを開始する。
【0033】図3は、遊技制御部における処理動作例を
示すフローチャートである。本実施例における遊技制御
部12は、前述したように、タイマ割り込みによって約
2ミリ秒毎に起動する。すなわち、遊技制御部11は、
タイマ割り込み方式を使用し、以下に述べる各処理をタ
イマ割り込み毎に繰り返し実行する。
【0034】タイマ割込信号によって遊技制御部11が
起動されると、遊技制御部11は、スタックポインタに
指定番地をセットする、いわゆるスタックセット処理を
行う(ステップS101:以下、単にS101と記
す)。次に、遊技制御部11は、システムチェック用の
フラグ情報を確認し、フラグ情報が正常動作判定値とは
異なる値であった場合には遊技制御部11に設けられて
いるメモリ内の作業領域をクリアにするシステムチェッ
ク処理を行う(S102)。
【0035】続いて、遊技制御部11は、特図ゲームに
おける各種フラグ情報等を取得する情報出力処理と、特
図ゲームにおける効果音の出力を行う音出力処理との時
分割処理を行う(S103)。次に、入出力部12から
の入力信号を検出し、検出した状態に対応する入力処理
を行う(S104)。
【0036】続いて、遊技制御部11は、詳細を後述す
る、特別図柄プロセス処理を実行する(S105)。同
様にして、特別図柄プロセス処理実行後は、特図ゲーム
に用いる判定用乱数を更新するための乱数更新処理を行
うとともに(S106)、特図ゲームに用いる表示図柄
乱数を更新するための表示図柄乱数更新処理を行う(S
107)。そして、遊技制御部11は、エラー等の不正
の有無を検出し、エラー発生時に必要に応じてエラー報
知を行う、エラー処理を行う(S108)。
【0037】さらに、遊技制御部11は、入出力部12
からの検出信号を入力し、各入賞口又は入賞装置に対す
る入賞有無を判定する、入賞球処理を行う(S10
9)。次いで、遊技制御部11は、各出力ポートに対し
て音声データ、表示制御信号、飾りランプ、情報信号、
ソレノイド駆動信号、賞球個数信号等のコマンドを送信
するための出力処理を行う(S110)。その後、遊技
制御部11は、タイマ割り込み信号が与えられるまで表
示図柄決定用乱数及び判定用乱数を更新する、残時間処
理を繰り返す(S111)。
【0038】図4は、図3の特別図柄プロセス処理にお
ける処理例を示すフローチャートである。特別図柄プロ
セス処理では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所
定の順序で制御するための特図フラグ情報にしたがっ
て、該当する処理を選択的に実行する。そして、特図フ
ラグ情報の値は、遊技状態に応じて各処理中に更新され
る。特別図柄プロセス処理では、特図フラグ情報に対応
して以下に示す各処理を実行する。
【0039】特図フラグ情報の値が“0”のとき、特図
ゲームにおいて抽選した乱数値が大当たり値と一致する
か否かを判定したり、判定結果を外部に報知する処理等
を行う「特別図柄通常処理」を実行する(S201)。
特図フラグ情報の値が“1”のとき、特別図柄表示装置
4上で停止する図柄を大当たり態様となったかどうかを
判定する「特別図柄大当たり判定処理」を実行する(S
202)。
【0040】特図フラグ情報の値が“2”のとき、特別
図柄表示装置4上で行われる特図ゲームにおける停止図
柄を設定する「特別図柄停止図柄設定処理」を実行する
(S203)。特図フラグ情報の値が“3”のとき、特
別図柄表示装置4上で行われる特図ゲームの図柄の変動
表示パターンを設定する「変動表示パターン設定処理」
を実行する(S204)。
【0041】特図フラグ情報の値が“4”のとき、特別
図柄表示装置4において特図ゲームにおける変動処理を
行う「特別図柄変動処理」を実行する(S205)。特
図フラグ情報の値が“5”のとき、詳細を後述する、特
別図柄の減速停止処理を行う「特別図柄停止処理」を実
行する(S206)。
【0042】特図フラグ情報の値が“6”のとき、大当
たり動作のための初期化処理を行う「大入賞口開放前処
理」を実行する(S207)。特図フラグ情報の値が
“7”のとき、大当たり動作に関する様々な処理、及び
1回当たりの大入賞口7の開放時間をチェックする「大
入賞口開放中処理」を実行する(S208)。
【0043】特図フラグ情報の値が“8”のとき、特定
領域スイッチへの遊技球の通過を監視し、特別図柄プロ
セスが終了したかどうかを判定する「特定領域有効時間
処理」を実行する(S209)。特図フラグ情報の値が
“9”のとき、特別図柄プロセスの終了かどうか判定
し、終了ならば、デモ表示(大当たり中の画面)フラグ
のクリア、大当たり時表示図柄のクリア、大当たり終了
表示のクリア、及び大当たり中情報のクリアを行う「大
当たり終了処理」を実行する(S210)。
【0044】なお、特別図柄プロセス処理において実行
される各処理としては、前述した処理だけに限るもので
はなく、他の処理に置換したり、さらに他の処理を追加
しても構わない。また、特図フラグ情報の値によって分
岐される各処理の処理内容が複雑化して、タイマ割り込
み時間内で処理を完了させることができない場合には、
同一処理を複数追加するようにしてもよい。
【0045】特図ゲームでは、遊技球が特別図柄始動口
6を通過したとき、判定用乱数の値によって特別図柄の
大当たり、ハズレを判定する。判定の結果、大当たりと
なった場合には、判定用乱数の値に対応する特別図柄の
組み合わせを特別図柄表示装置4に表示する。一方、ハ
ズレとなった場合には、表示図柄用乱数の値に対応する
特別図柄を表示する。
【0046】以下、上記のようにして遊技制御部11か
ら送られてくる変動表示パターンコマンドに基づいて、
表示制御部13が特別図柄表示装置4上で表示図柄を変
動表示させる、変動表示パターン及び変動表示パター
ンの2つの変動表示処理について説明する。なお、以
下の説明に用いているフローチャートは、表示図柄の変
動表示手順を分かりやすく説明するためのものであり、
表示制御部13は、必ずしもこのようなフローチャート
に対応したプログラムを実行して処理を行う必要はな
い。すなわち、特別図柄表示装置4上の態様が後述する
表示画面例に対応したものとなるのであれば、表示制御
部13の処理プログラムは、いかなるものであっても構
わない。
【0047】(1)変動表示パターン 図5は、変動表示パターンにおける処理例を示すフロ
ーチャートである。図6は、変動表示パターンにおけ
る表示例を示す図である。変動表示パターンは、変動
表示後の停止図柄態様がハズレ態様となる変動表示パタ
ーンである。本例では、特別図柄表示装置4における表
示領域に3つの可変表示部が上下方向に並んで配置され
ている。そして、各可変表示部には動物を模したキャラ
クタ画像に数字からなる符号を付した、特別図柄上図柄
(以下、上図柄)、特別図柄中図柄(以下、中図柄)、
及び特別図柄下図柄(以下、下図柄)がそれぞれ表示さ
れる。また、キャラクタ画像は、キャラクタが左方向
(変動表示方向)を向き、その顔は停止時において斜め
方向を向いている。
【0048】図6(a)に示すように、上図柄51が
「2」の表示図柄(ウシ)、中図柄52が「6」の表示
図柄(ヘビ)、下図柄53が「2」の表示図柄(ウシ)
で停止した状態から変動表示を開始する場合、まず、図
6(b)に示すように、上図柄51、中図柄52、下図
柄53の全表示図柄が小さくジャンプする動作を行わせ
ることにより、全表示図柄を上方向(図6(b)の矢印
方向)に移動させる(S301)。
【0049】次に、図6(c)に示すように、全表示図
柄51〜53のキャラクタ画像の顔を正面に向かせる
(S302)。この顔が正面を向いたキャラクタ画像が
本例における変動前画像であり、表示図柄の変動表示前
にこの正面を向いたキャラクタ画像を一旦表示させる。
このように、表示図柄の変動表示前に変動前画像を一旦
表示させているので、遊技者に表示図柄の変動表示が開
始することを容易に認識させることができる。そして、
全表示図柄51〜53を変動表示方向(進行方向)とは
逆方向にそれぞれわずかに移動(後退)させる(S30
3)。このように、変動表示前に、全表示図柄を上方向
に移動させた後、後退させているので、変動表示の開始
タイミングをはっきりと報知することができる。
【0050】続いて、図6(d)に示すように、上図柄
51を右から左へとスクロールさせることにより上図柄
51のスクロール変動を開始させる(S304)。次
に、図6(e)に示すように、中図柄52のスクロール
変動を開始させる(S305)。続いて、図6(f)に
示すように、下図柄53のスクロール変動を開始させ
(S306)、図6(g)に示すように、全表示図柄の
スクロール変動を行う。このように、上図柄51、中図
柄52、下図柄53の変動表示を所定の時間差をもって
開始させることにより、変動表示の開始タイミングを確
実に報知することができる。また、各表示図柄がそれぞ
れ独自に変動表示していることを遊技者に容易に認識さ
せることができる。
【0051】次に、全表示図柄のスクロール変動を開始
してから一定期間経過した後、各表示図柄のスクロール
変動を減速させ、上図柄51を「7」の表示図柄(ウ
マ)、中図柄52を「8」の表示図柄(ヒツジ)、下図
柄53を「1」の表示図柄(ネズミ)で仮停止させる
(S307)。そして、一定期間経過した後、図6
(h)に示すように、全表示図柄を完全に停止させる
(S308)。
【0052】以上説明したように、変動表示パターン
によれば、変動表示前に、全表示図柄51〜53を上方
向に移動させた後、後退させ、さらに、全表示図柄51
〜53を上方向に移動させた後、各表示図柄51〜53
のキャラクタ画像の顔を正面に向かせている(正面を向
いたキャラクタ画像を表示している)ので、表示図柄の
変動表示が開始することを遊技者に容易に認識させるこ
とができる。
【0053】また、各表示図柄51〜53の変動表示を
所定の時間差をもって開始させているので、表示図柄の
変動表示をリアルに表現することができ、遊技興趣を高
めることができる。さらに、キャラクタ画像のキャラク
タが変動表示方向を向いているので、表示図柄の変動表
示方向を明確にすることができる。
【0054】(2)変動表示パターン 図7は、変動表示パターンにおける処理例を示すフロ
ーチャートである。図8は、変動表示パターンにおけ
る表示例を示す図である。変動表示パターンは、変動
表示後の停止図柄態様が大当たり態様となる変動表示パ
ターンである。
【0055】図8(a)に示すように、上図柄51が
「2」の表示図柄(ウシ)、中図柄52が「6」の表示
図柄(ヘビ)、下図柄53が「2」の表示図柄(ウシ)
で停止した状態から変動表示を開始する場合、まず、図
8(b)に示すように、上図柄51、中図柄52、下図
柄53の全表示図柄が小さくジャンプする動作を行わ
せ、全表示図柄を上方向(図8(b)の矢印方向)に移
動させる(S401)。
【0056】次に、図8(c)に示すように、全表示図
柄51〜53のキャラクタ画像の顔を正面に向かせる
(S402)。そして、全表示図柄51〜53を変動表
示方向(進行方向)とは逆方向に移動(後退)させる
(S403)。続いて、図8(d)に示すように、上図
柄51のスクロール変動を開始させた後(S404)、
中図柄52のスクロール変動を開始させ(S405)、
下図柄53のスクロール変動を開始させ(S406)、
図8(e)に示すように、全表示図柄をスクロール変動
させる。
【0057】次に、全表示図柄のスクロール変動を開始
してから一定期間経過した後、各表示図柄のスクロール
変動を減速させ、上図柄51、中図柄52、下図柄53
を「11」の表示図柄(イヌ)で仮停止させ(S40
7)、図8(f)に示すように、全表示図柄を停止させ
る(S408)。
【0058】ここで、上図柄51、中図柄52、下図柄
53が同一図柄で揃うと大当たりとなり、所定の大当た
り演出が行われる。大当たり演出が終了すると、図8
(g)、(h)に示すように、確定した表示図柄が表示
されている特別図柄表示装置4の表示領域全体の画像
を、特別図柄表示装置4の表示領域に新たに移動表示さ
せる(S409)。具体的には、表示領域全体の画像を
上から下方向(図8(g)の矢印方向)に幕を下ろすよ
うに移動させ、確定図柄が何であるかをはっきりと報知
する。
【0059】[他の実施の形態]本発明は、上記の実施
の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以
下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様に
ついて、説明する。
【0060】上記実施の形態では、変動表示前に、全表
示図柄を上方向に移動させた後、後退させ、さらに各表
示図柄の変動表示を所定の時間差をもって開始させた場
合について説明したが、例えば、変動表示前に全表示図
柄を後退させるだけであってもよく、また、各表示図柄
の変動表示を所定の時間差をもって開始させるだけであ
ってもよい。さらに、全表示図柄を後退させた後、各表
示図柄の変動表示を所定の時間差をもって開始させても
よい。これらの場合にも、表示図柄の変動表示をリアル
に表現することができ、遊技興趣を高めることができ
る。
【0061】上記実施の形態では、変動前画像がキャラ
クタ画像の顔を正面に向かせた画像の場合について説明
したが、表示図柄の変動表示が開始されることを遊技者
が認識できるものであればよく、例えば、キャラクタが
立ち上がった画像であってもよい。上記実施の形態で
は、表示図柄を左方向に変動させる場合について説明し
たが、表示図柄を右方向に変動させた場合であってもよ
い。また、表示図柄にキャラクタ画像が含まれた場合に
ついて説明したが、キャラクタ画像を含まなくてもよ
い。これら場合にも、表示図柄の変動表示をリアルに表
現することができ、遊技興趣を高めることができる。上
記実施の形態において、表示図柄の変動表示の時期に応
じて、表示図柄の変動速度を変化させてもよい。
【0062】上記実施の形態では、特別図柄表示装置4
の表示領域に上図柄51、下図柄52、中図柄53の3
つの表示図柄が上下方向に並んで配置されている場合に
ついて説明したが、3つの表示図柄が横方向、斜め方向
に並んで配置されている場合であってもよい。この場
合、変動表示をリアルに表現するために、変動表示方向
にキャラクタ画像を向かせることが好ましい。また、表
示図柄の数は、3つに限定されるものではなく、例え
ば、4つ以上であってもよい。
【0063】上記の実施の形態では、本発明をパチンコ
遊技機1に適用した場合について説明した。これに対し
て、本発明を液晶表示装置に画像を表示して演出等を行
うスロットマシンにも適用することが可能である。
【0064】図9は、本発明の他の実施例におけるスロ
ットマシンの正面図である。スロットマシン(遊技機)
101は、筐体102の前面に設けられた、可変表示装
置103と、画像表示装置104と、コイン投入口10
5と、MaxBETボタン106aと、1枚BETボタ
ン106bと、スタートレバー107と、ストップボタ
ン108L,108C,108Rと、スピーカ109
L,109R,109Dとを備えている。
【0065】可変表示装置103は、識別情報が付され
た3つのリールを駆動することにより当該識別情報の可
変表示を行うものであり、後述するスタートレバー10
7の操作に基づいて識別情報の変動表示を開始するとと
もに、後述するストップボタン108L,108C,1
08Rの操作に基づいて識別情報の変動表示を停止す
る。画像表示装置104は、LCD等の表示装置により
構成され、遊技状態に応じて様々な演出表示を行うもの
である。
【0066】コイン投入口105は、遊技媒体としての
コインを投入するためのものであり、投入されたコイン
は最大50枚までクレジット可能となっている。Max
BETボタン106aは、クレジットされたコインか
ら、遊技状態に応じた最大枚数の賭け数を設定するため
のものであり、1枚BETボタン106bは、遊技状態
に関わらず賭け数を1枚ずつ設定するためのものであ
る。
【0067】スタートレバー107は、所定数の賭け数
が設定された状態で、遊技者による操作に応じてリール
を駆動することにより、可変表示装置103上に表示さ
れる識別情報の変動表示を開始させるためのものであ
る。ストップボタン108L,108C,108Rは、
遊技者の操作によって変動中の各リールをそれぞれ停止
させるためのものである。ここで、遊技者が操作しない
場合には、所定時間経過後に、例えば、左,中,右の順
に停止する。
【0068】スピーカ109L,109R,109D
は、スタートレバー107及びストップボタン108
L,108C,108Rの操作時、入賞時、ボーナスゲ
ーム開始時における効果音や、異常時における警報音の
ように、遊技状態に応じた様々な演出用音声の出力を行
うためのものである。
【0069】以上の構成において、まず、コイン投入口
105にコイン所定数枚(通常時は3枚)投入すること
で、あるいは、十分なクレジット残がある場合にはMa
xBETボタン106a又は1枚BETボタン106b
を押下することにより所定数の賭け数を設定する。賭け
数の設定が終了した後、スタートレバー107を操作す
ることによりリールが駆動され、可変表示装置103上
で識別情報の変動表示が開始される。
【0070】画像表示装置104上では、1ゲーム毎又
は任意のゲームにおいて演出表示が行われる。例えば、
スタートレバー107を操作した時点で内部的に所定の
役が成立していた場合、成立した役を報知するために演
出表示を行うものとする。この演出表示のために、上記
した変動表示パターンを画像表示装置104に表示させ
ることにより、遊技者にビッグボーナスゲーム等に当選
可能な状態になったことを表示する演出表示をリアルに
表現することができ、遊技興趣を高めることができる。
【0071】また、パチンコ遊技機1の動作をシミュレ
ーションするゲーム機などにも本発明を適用することが
できる。つまり、ゲーム機のCPUが所定のプログラム
を実行することにより、上記した遊技球の動きをシミュ
レーションし、その結果として上記した特別図柄始動口
6を遊技球が通過したと判別したとき、上記したのと同
様の抽選を行い、表示図柄を変動表示させるものとする
ことができる。このゲーム機のプログラムは、CD−R
OMなどに格納して、ゲーム機とは別に流通させること
ができる。
【0072】なお、本発明を実現するためのプログラム
及びデータは、コンピュータ装置等に対して、着脱自在
の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるも
のではなく、予めコンピュータ装置等の有する記憶装置
にプリインストールしておくことで配布される形態を採
っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプロ
グラム及びデータは、通信処理部を設けておくことによ
り、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、
他の機器からダウンロードすることによって配布する形
態を採っても構わない。
【0073】そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の
記録媒体を装着することにより実行するものだけではな
く、通信回線等を介してダウンロードしたプログラム及
びデータを、内部メモリ等にいったん格納することによ
り実行可能とする形態、通信回線等を介して接続された
ネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資
源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、
他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータ
の交換を行うことによりゲームを実行するような形態と
することもできる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示図柄を左右いずれかの所定方向に変動させる場合に
おける表示図柄の変動表示開始前の動きを工夫すること
により、変動開始タイミングをはっきりと報知すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるパチンコ遊技機の
正面図である。
【図2】遊技制御部を中心としたシステム構成例を示す
ブロック図である。
【図3】遊技制御部における処理動作例を示すフローチ
ャートである。
【図4】図3の特別図柄プロセス処理における処理例を
示すフローチャートである。
【図5】変動表示パターンにおける処理例を示すフロ
ーチャートである。
【図6】変動表示パターンパターンにおける表示例を
示す図である。
【図7】変動表示パターンにおける処理例を示すフロ
ーチャートである。
【図8】変動表示パターンパターンにおける表示例を
示す図である。
【図9】他の実施の形態にかかるスロットマシンの正面
図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 4 特別図柄表示装置 11 遊技制御部 13 表示制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された変動開始条件を満たすこ
    とを条件として可変表示装置上に表示される識別情報の
    変動態様を決定する変動態様決定手段と、 前記変動態様決定手段により決定された変動態様に基づ
    いて、前記識別情報の変動表示を制御する変動表示制御
    手段と、 前記変動表示制御手段による変動表示結果が特定表示態
    様となった場合に所定の遊技価値を付与可能とする遊技
    制御手段とを備える遊技機であって、 前記可変表示装置には、上下方向に並んだ複数の識別情
    報を左右方向に変動させる変動表示領域を設定し、 前記変動表示制御手段は、前記識別情報を左右いずれか
    の所定方向に変動させる場合、該所定方向と逆方向に一
    旦変動させた後に所定方向への変動表示を開始すること
    を特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 予め設定された変動開始条件を満たすこ
    とを条件として可変表示装置上に表示される識別情報の
    変動態様を決定する変動態様決定手段と、 前記変動態様決定手段により決定された変動態様に基づ
    いて、前記識別情報の変動表示を制御する変動表示制御
    手段と、 前記変動表示制御手段による変動表示結果が特定表示態
    様となった場合に所定の遊技価値を付与可能とする遊技
    制御手段とを備える遊技機であって、 前記可変表示装置には、上下方向に並んだ複数の識別情
    報を左右方向に変動させる変動表示領域を設定し、 前記変動表示制御手段は、前記識別情報を左右いずれか
    の所定方向に変動させる場合、前記複数の識別情報がそ
    れぞれ所定の時間差をもって所定方向への変動表示を開
    始することを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 予め設定された変動開始条件を満たすこ
    とを条件として可変表示装置上に表示される識別情報の
    変動態様を決定する変動態様決定手段と、 前記変動態様決定手段により決定された変動態様に基づ
    いて、前記識別情報の変動表示を制御する変動表示制御
    手段と、 前記変動表示制御手段による変動表示結果が特定表示態
    様となった場合に所定の遊技価値を付与可能とする遊技
    制御手段とを備える遊技機であって、 前記可変表示装置には、上下方向に並んだ複数の識別情
    報を左右方向に変動させる変動表示領域を設定し、 前記変動表示制御手段は、前記識別情報を左右いずれか
    の所定方向に変動させる場合、該所定方向と逆方向に一
    旦変動させた後に、前記複数の識別情報がそれぞれ所定
    の時間差をもって所定方向への変動表示を開始すること
    を特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 前記識別情報は、前記変動表示制御手段
    による識別情報の変動表示の開始タイミングにおいて、
    その形態を異ならせるべく設けられた変動前画像を有
    し、 前記変動表示制御手段は、前記識別情報を左右いずれか
    の所定方向に変動させる場合、変動表示の開始前に変動
    前画像を一旦表示することを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記変動表示制御手段は、前記識別情報
    の変動表示結果を確定する場合、変動終了後に、確定し
    た識別情報が表示された表示画面全体の画像を前記可変
    表示装置の表示領域に移動表示させることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 所定の変動開始条件を満たすことにより
    可変表示装置上に表示される識別情報の変動表示を開始
    し、所定の変動停止条件を満たすことにより当該識別情
    報の変動表示を停止する変動表示制御手段と、 所定の変動開始条件を満たす際に決定される所定の画像
    表示パターンに基づいて画像表示装置上にて複数図柄の
    図柄合わせ演出表示を行い、該図柄を左右いずれかの所
    定方向に変動させる場合、該所定方向と逆方向に一旦変
    動させた後、及び/又は、前記複数の図柄がそれぞれ所
    定の時間差をもたせた後に、所定方向への変動表示を開
    始させる演出表示制御手段とを備えることを特徴とする
    遊技機。
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