JP2002044206A - 筐体係合構造 - Google Patents

筐体係合構造

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JP2002044206A
JP2002044206A JP2000228715A JP2000228715A JP2002044206A JP 2002044206 A JP2002044206 A JP 2002044206A JP 2000228715 A JP2000228715 A JP 2000228715A JP 2000228715 A JP2000228715 A JP 2000228715A JP 2002044206 A JP2002044206 A JP 2002044206A
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JP2000228715A
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English (en)
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Noriya Tachikawa
律哉 立川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上ケースと下ケースを組付けて形成される筐
体を備える携帯情報端末において、係止部の十分な係り
代を確保しながら筐体の解体をも容易にする。 【解決手段】 下ケース1は第1突起1bと嵌合爪とを
有し、上ケース2は第2突起2bと係止部とを有する。
上下ケース1,2の組付状態では、嵌合爪と係止部とが
係合し、第1と第2突起1b,2bが係合する。筐体の
解体時に上ケース2を下ケース1から引き離すと、第2
突起2bが第1突起1bの傾斜面に沿って摺動し、上ケ
ース2が外方に広がり、嵌合爪と係止部との係合状態が
解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の携
帯情報端末に主として適用される筐体係合構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9(a)に、従来の携帯電話機の筐体
構造を示す。図9(b)には、図9(a)における領域
8の拡大図を示す。
【0003】図9(a)に示すように、携帯電話機の筐
体は、下ケース1と上ケース2とを含む。下ケース1
は、嵌合爪5と、第1係合部6とを有する。上ケース2
は、第2係合部7を有する。
【0004】図9(b)に示すように、下ケース1と上
ケース2の固定は、第1係合部6と第2係合部7とを係
合させることにより行なう。このような構造では、落下
衝撃による筐体の変形や、嵌合爪5の内倒れにより筐体
が開放するのを防ぐため、第1係合部6と第2係合部7
との係り代Wを所定以上、たとえば0.2mm〜0.5
mm程度確保する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話機のメンテナ
ンス等の際には、筐体を解体する必要が生じる場合があ
る。筐体を解体するには、下ケース1と係合状態にある
上ケース2を下ケース1から手で引き離せばよい。それ
により、図10に示すように第1係合部6が内側に倒れ
るように変形し、第1係合部6と第2係合部7との係合
状態が解除される。
【0006】このとき、図9(b)に示す係り代Wを大
きくとると、第1係合部6と第2係合部7との係合状態
の解除が困難となる。つまり、筐体を解体することが困
難となる。
【0007】そればかりでなく、筐体の内部には各種部
品が組込まれるので、これらの部品のために筐体の解体
時における第1係合部6の内側への変位量が制限され、
最悪の場合には、第1あるいは第2係合部6,7が破損
することがあった。
【0008】この発明は、上記従来の問題点を解消する
ため、係合部同士の係り代を十分に確保しながら、筐体
の解体を容易とすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る筐体係合構
造は、第1係合部を有する第1筐体部と、第1係合部と
係合する第2係合部を有する第2筐体部と、第1および
第2係合部が互いに係合した状態の第1および第2筐体
部を互いに引き離す際に、第1筐体部と第2筐体部との
相対的移動動作に連動して第2係合部を変位させること
により、第1および第2係合部の係合状態を解除するた
めの係合解除手段とを備える。
【0010】上記のような係合解除手段を備えることに
より、筐体の係合を解除するに際して、第1および第2
筐体部を互いに引き離すことにより、第2係合部が第1
係合部との係合を解除する方向に自動的に変形し、それ
によって、第1および第2係合部の係合状態を容易に解
除することができる。
【0011】本発明の一実施例においては、第2係合部
は第2筐体部の側壁に設けられ、係合解除手段は、第1
筐体部と第2筐体部とを相対的に引き離す動作に連動し
て第2筐体部の側壁を外方に広げるように変形させるた
めの、第1および第2係合部の少なくとも一方に設けら
れた傾斜面を含む。
【0012】このような傾斜面を設けることにより、第
1および第2筐体部を互いに引き離す方向に移動させた
際に、該傾斜面に沿って第1あるいは第2筐体部の一部
を摺動させることができる。このとき傾斜面の傾斜方向
を適切に調節することにより、第2筐体部の側壁を外方
に広がるように変形させることができる。その結果、第
2筐体部の側壁とともに第2係合部を第2筐体部の外方
に変位させることができ、第1および第2係合部の係合
状態を容易に、かつ、第2係合部に過度な変形を生じさ
せることなく解除することができる。それにより、筐体
の解体を容易に行なえ、しかも、解体時の筐体の破損の
発生を抑制することができる。
【0013】また、第1係合部は第1筐体部の側壁に設
けられ、第1係合部には、外方に向く第1突起が設けら
れ、第2係合部には、内方に向く第2突起が設けられ、
傾斜面は、第1および第2突起の少なくとも一方の一部
の表面で構成される。このような構成により、第1およ
び第2筐体部を互いに引き離す方向に相対的に移動させ
た際に、第2筐体部の側壁を外方に広げるように変形さ
せることができる。
【0014】本発明の他の実施例においては、第2係合
部は第2筐体部の内側に配設された第2係合部支持部材
に設けられ、係合解除手段は、第1筐体部と第2筐体部
とを相対的に引き離す動作に連動して、第1および第2
係合部間の係合を解除する方向に支持部材を変形させる
ための、第1および第2係合部の少なくとも一方に設け
られた傾斜面を含む。
【0015】また、第1係合部は第1筐体部の内側に配
設された第1係合部支持部材に設けられ、第1係合部に
は、所定方向に向く第1突起が設けられ、第2係合部に
は、所定方向とは反対方向に向く第2突起が設けられ、
傾斜面は、第1および第2突起の少なくとも一方の一部
の表面で構成される。
【0016】このような構成は、たとえば、第1および
第2筐体部の側壁を除く内側の領域に、空間的余裕のあ
る内部配置構造を有する場合に適用される。このような
構成によっても、第1および第2筐体部を互いに引き離
す動作に連動して、第1および第2突起の傾斜面の摺動
動作により、第1および第2係合部の係合が解除される
方向に第2係合部を変位させているので、第1および第
2係合部の係合状態を容易に、かつ、第2係合部に過度
な変形を生じさせることなく解除することができる。そ
れにより、筐体の解体を容易に行なえ、しかも、解体時
の筐体の破損の発生を抑制することができる。
【0017】上記本発明のいずれの実施例においても、
第1および第2係合部はそれぞれ、互いの係合状態を維
持するように相互に嵌合する嵌合爪および係止片を有
し、第1および第2突起は、それぞれ嵌合爪および係止
片に近接して設けられることが好ましい。それにより、
第1および第2係合部の係合状態を解除するために必要
な、側壁からの第1および第2突起の突出量を小さく抑
えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、図1〜図
6を用いて、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、本実施の形態における携帯電話機の下ケース
(第1筐体部)1を示す斜視図である。図1に示すよう
に、樹脂製の下ケース1は、嵌合爪1aと、第1突起1
bとを備え、嵌合つめ1aおよび第1突起1bは本発明
の第1係合部を構成する。嵌合爪1aは、下ケース1の
外周面側に凹部を有し、下ケース1の側壁に設けられ
る。第1突起1bは、下ケース1の外方に突出するよう
に下ケース1の側壁に設けられ、嵌合爪1aと近接して
配置される。第1突起1bは、先端に向かうにつれて厚
みが小さくなるテーパ形状を有し、上下に傾斜面を有す
る。
【0019】図2は本発明の1つの実施の形態における
携帯電話機の上ケース(第2筐体部)2を示す斜視図で
ある。図2に示すように、樹脂製の上ケース2は、係止
片2aと、第2突起2bとを備え、係止片2aおよび第
2突起2bは本発明の第2係合部を構成する。係止片2
aは、略直方体形状を有し、上ケース2の側壁内周面に
設けられ、上ケース2を下ケース1に取付けた際に嵌合
爪1aの凹部に嵌まり込む位置に設けられる。第2突起
2bは、上ケース2の内方に突出し、上ケース2を下ケ
ース1に取付けた際に第1突起1bと係合するように上
ケース1の側壁内周面における所定位置に設けられ、係
止片2aと近接して配置される。第2突起2bも、先端
に向かうにつれて厚みが小さくなるテーパ形状を有し、
上下に傾斜面を有する。
【0020】図3に、上ケース2を下ケース1に組付け
た状態を示す。この状態では、係止片2aが嵌合爪1a
の凹部内に受け入れられることにより互いに係合し、第
1突起1bと第2突起2bとが係合している。図4に、
上ケース2と下ケース1との係合部の拡大図を示す。図
4に示すように、上ケース2と下ケース1との係合状態
においては、上ケース2の第2突起2bの傾斜面4が、
下ケース1の第1突起1bの傾斜面3と対向する位置に
ある。
【0021】筐体を解体するには、たとえば、上ケース
2の係止片2aから見て第2突起2b側の一端を手で持
って、図3に示す矢印方向に、下ケース1の対応する一
端、すなわち嵌合爪1aから見て第1突起1b側の一端
から引き離す。それにより、図4および図5に示すよう
に、第2突起2bが傾斜面3に沿ってスライド移動し、
図5に示すように上ケース2の側壁が外方に広がる。そ
れに伴い、図6に示すように係止片2aも上ケース2の
外方に移動し、嵌合爪1aの凹部から抜け出す。その結
果、上ケース2と下ケース1との係合状態が解除される
こととなる。
【0022】このように、上ケース2と上ケース1とを
引き離す動作に連動して、第1および第2突起1b,2
bの傾斜面の摺動動作により、嵌合爪1aと係止片2a
との嵌合が開放される方向に係止片2aを変位させ、そ
れによって係止片2aを嵌合爪1aを凹部から抜き出す
ようにしているので、係止片2aと嵌合爪1aとの係合
状態を容易に、かつ、係止片2aに過度な変形を生させ
ることなく解除することができる。それにより、筐体の
解体を容易に行なえ、しかも、解体時の筐体の破損の発
生を抑制することができる。
【0023】また、上ケース2の側壁を外側に広げて係
止片2aと嵌合爪1aとの係合状態を解除しているの
で、下ケース1の内方への嵌合爪1aの変形が筐体内に
組込まれる部品等により制限されたとしても、係止片2
aと嵌合爪1aの係合状態を解除するのに十分な量の係
止片2aの側方への変位量を確保することができる。そ
れにより、係止片2aと嵌合爪1aの係り代を大きく
(0.2mm〜0.5mm程度)することが可能とな
り、落下衝撃による筐体の変形や、筐体の不必要な開放
を抑制することもできる。
【0024】また、係止片2aの側方への変位量を確保
することができるので、係止片2aと嵌合爪1aとの係
り代を大きく確保した場合においても、筐体の解体の際
に係止片2aや嵌合爪1aが破損するのを回避すること
もできる。
【0025】なお、図1および図2に示す態様では、嵌
合爪1aおよび第1突起1bの組と、これらに係合する
する係止片2aおよび第2突起2bの組を、それぞれ2
組対向する位置に設けているが、これらの組をそれぞ
れ、4組以上の偶数組設けてもよい。たとえば4組の嵌
合爪1aおよび第1突起1bを設ける場合には、下ケー
ス1の長手方向両端近傍に2組ずつ対向配置すればよ
い。
【0026】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について、図7および図8に基づいて説明する。本
実施の形態は、本発明の第1および第2係合部を構成す
る嵌合爪,係止片,嵌合開放用突起を、上下ケースのそ
れぞれの側壁以外に配設している点で、上記実施の形態
1とは相違する。
【0027】すなわち、本実施の形態においては、図7
に示すように、下ケース11(第1筐体部)の内部底面
に固定された1対のリブ13a,13b(第1係合部支
持部材)のそれぞれの上端近傍に、第1係合部を構成す
る嵌合爪11aおよび嵌合開放用の第1突起11bが形
成されている。また、図8に示すように、上ケース12
(第2筐体部)の内部天井面に固定された1対のリブ1
4a,14b(第2係合部支持部材)のそれぞれの下端
近傍に、第2係合部を構成する係止片12aおよび嵌合
開放用の第2突起12bが形成されている。ただし、図
8では上ケース12が上下逆に描かれている。
【0028】本実施の形態の第1および第2係合部の配
設構造は、上下ケースのそれぞれの側面に嵌合爪等を設
けることが、筐体内部の回路や部品のレイアウト上不都
合であり、むしろ筐体内部の中央よりに空間的余裕があ
る場合などに適用されうる。本実施の形態における、嵌
合爪11aと係止片12aとの係合とその解除の動作態
様、および、嵌合開放用突起11b,12bの相対的摺
動による嵌合開放の動作態様は、いずれも、図4〜図6
に基づいて説明した上記実施の形態1における対応する
部材の動作態様と同様である。
【0029】すなわち、図3を参照して説明したよう
に、本実施の形態においても、筐体の解体時に、嵌合爪
11a,係止片12aから見て第1および第2突起11
b,12b側の一端において下ケース11と上ケース1
2とを相対的に引き離すと、係合状態にある第1および
第2突起11b,12bの斜面同士が互いに摺動して、
その摺動動作に応じて上ケース12の1対のリブ14
a,14bが外側へ開くように変形し、それによって嵌
合爪11aと係止片12aとの嵌合が開放され、その結
果、上ケース12と下ケース11との係合が解除され
る。
【0030】本実施の形態の構造によっても、上ケース
12と上ケース11とを引き離す動作に連動して、第1
および第2突起11b,12bの傾斜面の摺動動作によ
り、嵌合爪11aと係止片12aとの嵌合が開放される
方向に係止片12aを変位させ、それによって係止片1
2aを凹部から抜き出すようにしているので、係止片1
2aと嵌合爪11aとの係合状態を容易に、かつ、係止
片12aに過度な変形を生させることなく解除すること
ができる。それにより、筐体の解体を容易に行なえ、し
かも、解体時の筐体の破損の発生を抑制することができ
る。
【0031】本実施の形態においても、図7および図8
に示す態様では、嵌合爪11aおよび第1突起11bの
組と、これらに係合する係止片12aおよび第2突起1
2bの組を、それぞれを2組対向する位置に設けている
が、このような配置に限られるものではなく、これらの
組を4組以上の偶数組配置してもよい。また、対をなし
て対向配置された偶数組に限られるものではなく、極端
な場合には、単一の組であっても、上下ケースの係合お
よびその解除機能を果たすことが可能な適用例も有り得
る。
【0032】また、図7および図8に示す態様では、実
施の形態1の場合と同様に、第1および第2突起11
b,12bの傾斜面の配置形状が、係合解除動作におい
て係止片11aが外側に広がるように変位するように設
定された場合を示したが、本実施の形態においては、必
ずしもそのような場合が好ましいとは限らない。すなわ
ち、リブ14a,14bが配置された領域における内部
構造に応じて、係合解除動作において係止片11aが空
間的に余裕のある方へ変位するように、第1および第2
突起11b,12bの傾斜面の配置形状を適宜設定すれ
ばよい。
【0033】なお、上述の各実施の形態では、下ケース
1,11と上ケース2,12の双方に傾斜面3,4を設
け、下ケース1,11に取付けた状態の上ケース2,1
2を下ケース1,11から引き離す方向に移動させた際
に傾斜面4を傾斜面3に沿って摺動させ、それにより上
ケース2,12の側壁を外方に広げて、係止片2a,1
2aと嵌合爪1a,11aとの係合状態を解除している
が、互いに係合状態にある下ケース1,11および上ケ
ース2,12を互いに引き離す方向に移動させる際に、
それに連動して上ケース2,12を変形させることによ
って係止片2aと嵌合爪1aとの係合状態を解除するこ
とができるものであれば、上記以外の任意の手法を採用
することができる。
【0034】また、上記実施の形態1および2において
は、下ケース1,11および上ケース2,12の双方に
傾斜面3,4を設けた場合について説明したが、下ケー
ス1,11および上ケース2,12の少なくとも一方に
傾斜面が設けられ、他方にはその傾斜面との摺動により
所定量変位するような、傾斜面以外の構造にすることに
よっても、同様の目的を達成することができる。
【0035】さらに、上述の各実施の形態では本発明を
携帯電話機の筐体に適用した場合について説明したが、
本発明は携帯電話機以外の機器の筐体にも適用可能であ
る。
【0036】以上のように本発明の実施の形態について
説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示
され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのす
べての変更が含まれることが意図される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば筐
体の係合を解除するに際して、第1および第2筐体部を
互いに引き離すことにより、第2係合部が第1係合部と
の係合を解除する方向に自動的に変形し、それによっ
て、第1および第2係合部の係合状態を容易に解除する
ことができる。
【0038】第1および第2係合部をそれぞれ第1およ
び2筐体部の側壁に設ける場合には、第1および第2筐
体部を互いに引き離す方向に移動させた際に、第2筐体
部の側壁を外方に広がるように変形させることができ
る。その結果、第2係合部の変位量を十分に確保するこ
とができ、第1および第2係合部の係り代を大きくする
ことができる。それにより、落下衝撃や係合部の内倒れ
による筐体の不必要な開放を抑制することができる。ま
た、第2係合部の外方への変位量を十分に確保すること
ができるので、係り代を大きくした場合においても、筐
体の解体時における第1あるいは第2係合部の破損を抑
制することができる。
【0039】第1および第2係合部をそれぞれ第1およ
び2筐体部の内側の中央よりに設けられた第1および第
2係合部支持部材に設ける構成は、たとえば、第1およ
び第2筐体部の側壁を除く内側の領域に空間的余裕のあ
る内部配置構造を有する場合などに適用されて、やは
り、第1および第2係合部の係合状態を容易に、かつ、
第2係合部に過度な変形を生じさせることなく解除する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の下ケースの斜視図で
ある。
【図2】 本発明の実施の形態1の上ケースの斜視図で
ある。
【図3】 本発明の実施の形態1の筐体の側面図であ
る。
【図4】 本発明の実施の形態1の上ケースと下ケース
の係合部の部分拡大断面図である。
【図5】 筐体の解体時に第2突起が第1突起に沿って
移動し、上ケースの側壁が外方に広がった状態を示す部
分断面斜視図である。
【図6】 図5に示す上ケースの側壁が外方に広がるこ
とにより、係合部と嵌合爪との係合状態が解除した状態
を示す部分断面斜視図である。
【図7】 本発明の実施の形態2の下ケースの斜視図で
ある。
【図8】 本発明の実施の形態2の上ケースの斜視図で
ある。
【図9】 (a)は、従来の筐体の断面図である。
(b)は、従来の上ケースと下ケースの係合部の拡大図
である。
【図10】 従来の筐体の解体時における断面図であ
る。
【符号の説明】
1 下ケース、1a,5 嵌合爪、1b 第1突起、2
上ケース、2a 係合部、2b 第2突起、3,4
傾斜面。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1係合部を有する第1筐体部と、 前記第1係合部と係合する第2係合部を有する第2筐体
    部と、 前記第1および第2係合部が互いに係合した状態の前記
    第1および第2筐体部を互いに引き離す際に、前記第1
    筐体部と前記第2筐体部との相対的移動動作に連動して
    前記第2係合部を変位させることにより、前記第1およ
    び第2係合部の係合状態を解除するための係合解除手段
    と、を備えた、筐体係合構造。
  2. 【請求項2】 前記第2係合部は前記第2筐体部の側壁
    に設けられ、 前記係合解除手段は、 前記第1筐体部と前記第2筐体部とを相対的に引き離す
    動作に応じて前記第2筐体部の前記側壁を外方に広げる
    ように変形させるための、前記第1および第2係合部の
    少なくとも一方に設けられた傾斜面を含む、請求項1に
    記載の筐体係合構造。
  3. 【請求項3】 前記第1係合部は前記第1筐体部の側壁
    に設けられ、 前記第1係合部には、外方に向く第1突起が設けられ、 前記第2係合部には、内方に向く第2突起が設けられ、 前記傾斜面は、前記第1および第2突起の少なくとも一
    方の一部の表面で構成される、請求項2に記載の筐体係
    合構造。
  4. 【請求項4】 前記第2係合部は前記第2筐体部の内側
    に配設された第2係合部支持部材に設けられ、 前記係合解除手段は、 前記第1筐体部と前記第2筐体部とを相対的に引き離す
    動作に連動して、前記第1および第2係合部間の係合を
    解除する方向に前記支持部材を変形させるための、前記
    第1および第2係合部の少なくとも一方に設けられた傾
    斜面を含む、請求項1に記載の筐体係合構造。
  5. 【請求項5】 前記第1係合部は前記第1筐体部の内側
    に配設された第1係合部支持部材に設けられ、 前記第1係合部には、所定方向に向く第1突起が設けら
    れ、 前記第2係合部には、前記所定方向とは反対方向に向く
    第2突起が設けられ、 前記傾斜面は、前記第1および第2突起の少なくとも一
    方の一部の表面で構成される、請求項4に記載の筐体係
    合構造。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2係合部はそれぞれ、
    互いの係合状態を維持するように相互に嵌合する嵌合爪
    および係止片を有し、前記第1および第2突起は、それ
    ぞれ前記嵌合爪および係止片に近接して設けられる、請
    求項3または5に記載の筐体係合構造。
JP2000228715A 2000-07-28 2000-07-28 筐体係合構造 Pending JP2002044206A (ja)

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