JPH07275012A - バックル - Google Patents

バックル

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JPH07275012A
JPH07275012A JP6696994A JP6696994A JPH07275012A JP H07275012 A JPH07275012 A JP H07275012A JP 6696994 A JP6696994 A JP 6696994A JP 6696994 A JP6696994 A JP 6696994A JP H07275012 A JPH07275012 A JP H07275012A
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female
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JP6696994A
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Yoshio Tokuda
美生 徳田
Masako Araki
雅子 荒木
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B11/00Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
    • A44B11/25Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
    • A44B11/26Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts with push-button fastenings
    • A44B11/263Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts with push-button fastenings with a push-button acting perpendicularly to the main plane of the buckle

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で操作性が良好であると共に結合力の保
持が確実であって意匠デザイン創作にも適すること。 【構成】 バックルは雄部材10を雌部材20に挿入す
るだけで雄部材10の弾性突部12a,12bの係止部
13a,13bが雌部材20の筐体22の係合部25
a,25bに結合される。また、雄部材10の弾性突部
12a,12bの外側を押圧するだけで係止部13a,
13bを伴って弾性変形し結合が解除され分離される。
更に、結合完了状態で必要に応じて切欠部28Aのロッ
ク部材50Aが操作移動されることで弾性突部12a,
12bの内側の突設部14Aa,14Abとロック部材
50Aの突部52Aa,52Abとが相対して結合解除
が阻止される。このときのロック部材50Aのノブ51
Aの移動のための雌部材20の切欠部28Aは筐体22
の偏平面に占める割合を極めて少なくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト等を連結すると
共に分離自在な雌雄一対のバックルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、バックルに関連する先行技術文献
としては、特開昭54−31338号公報に開示された
ものが知られている。このものは、雌部材と雄部材とか
らなり、雌部材を偏平な筒形ボデーとし、その上壁と下
壁とに対向したスロットが形成されている。また、雄部
材には可撓アームが形成されている。そして、雄部材の
可撓アームの端部の錠止部が雌部材のスロットの縁にス
ナップ係合するものである。一方、雌部材と雄部材との
分離は、雄部材の可撓アームを指で内側へ押して撓ませ
ることによりその錠止部と雌部材のスロットの縁との係
合を解除して達成するものである。
【0003】また、特開平4−221502号公報に開
示されたものが知られている。このものでは、雌部材に
雄部材が挿入完了状態において、雌部材に挿嵌されたロ
ック部材を移動操作してロック位置とされると、雄部材
の可撓アームの弾性変形が阻止され可撓アームの錠止部
と雌部材のスロットの縁との結合解除を防止するもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の前者
のようなバックルを大きな重量のかかる状態で使用した
場合には、雌部材と雄部材とは互いに分離する方向に大
きな荷重で引張られる。この引張力により可撓アームの
先端が変位し結合が外れ、雌部材と雄部材とが分断され
るというおそれがある。この対策として、雌部材と雄部
材とを大型化して可撓アーム等の構造における強度を増
すことは、操作性や装着性等の悪化を招くこととなる。
【0005】また、後者のバックルにおいては、ロック
部材をロック位置にした場合には、雌部材のスロットか
ら外部に露出された雄部材の可撓アームが内側方向に押
されても弾性変形が阻止される。このため、不用意な操
作による雄部材と雌部材との分離は一応解消されるが、
ロック部材の移動操作に伴う筐体(雌部材の偏平な筒形
ボデー)の偏平面に占める面積が大きくバックル全体の
意匠デザインを阻害するという不具合があった。
【0006】そこで、この発明は、かかる不具合を解決
するためになされたもので、小型で操作性が良好である
と共に結合力の保持が確実であって意匠デザイン創作に
も適したバックルの提供を課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかるバック
ルは、分離自在な雄部材と雌部材とからなるバックルで
あって、前記雄部材は、前記雄部材側のベルト連結部の
一側壁の両側から互いに略平行に独立して突設され、そ
の先端近傍の外側に係止部を有し、前記係止部を伴って
内側方向に弾性変形自在な弾性突部と、前記雄部材側の
ベルト連結部の一側壁の中央から前記弾性突部と略平行
に独立して設けられたガイド部と、前記ガイド部に案内
され移動操作されることにより、前記弾性突部の前記係
止部を伴った内側方向への弾性変形による撓みを阻止す
る位置と前記弾性突部の先端の弾性変形による撓みを許
容する位置とを取得るロック部材とを具備し、前記雌部
材は、前記雌部材側のベルト連結部に一体的に形成さ
れ、前記雄部材が挿脱される開口部と前記雄部材の挿入
完了状態で前記弾性突部の先端近傍の外側部分を外部に
露出するスロットと前記ロック部材を移動操作するため
の切欠部とを有する偏平な筐体と、前記筐体の両側内壁
に形成され、前記雄部材の挿入完了状態で前記弾性突部
の前記係止部と結合する係合部とを具備するものであ
る。
【0008】請求項2にかかるバックルは、分離自在な
雄部材と雌部材とからなるバックルであって、前記雄部
材は、前記雄部材側のベルト連結部の中央から突設さ
れ、その先端近傍に係止部を有し、前記係止部を伴って
内側方向に弾性変形自在な弾性突部と、前記弾性突部の
根元部分に設けられたガイド部と、前記ガイド部に案内
され移動操作されることにより、前記弾性突部の前記係
止部を伴った内側方向への弾性変形による撓みを阻止す
る位置と前記弾性突部の先端の弾性変形による撓みを許
容する位置及び前記弾性突部の先端を強制的に弾性変形
させる位置とを取得るロック部材とを具備し、前記雌部
材は、前記雌部材側のベルト連結部に一体的に形成さ
れ、前記雄部材が挿脱される開口部と前記ロック部材を
移動操作するための切欠部とを有する偏平な筐体と、前
記筐体の偏平面の内壁に形成され、前記雄部材の挿入完
了状態で前記弾性突部の前記係止部と結合する係合部と
を具備するものである。
【0009】請求項3にかかるバックルは、分離自在な
雄部材と雌部材とからなるバックルであって、前記雄部
材は、前記雄部材側のベルト連結部の一側壁の両側から
互いに略平行に独立して突設され、その先端近傍の内側
に係止部を有し、前記係止部を伴って内側方向に弾性変
形すると同時にその先端同士が協動し前記係止部を内側
方向に対して略垂直方向で互いに反対方向に弾性変形自
在な弾性突部と、前記雄部材側のベルト連結部の一側壁
の中央から前記弾性突部と略平行に独立して設けられた
ガイド部と、前記ガイド部に案内され移動操作されるこ
とにより、前記弾性突部の前記係止部を伴った内側方向
への弾性変形による撓みを阻止する位置と前記弾性突部
の先端の弾性変形による撓みを許容する位置とを取得る
ロック部材とを具備し、前記雌部材は、前記雌部材側の
ベルト連結部に一体的に形成され、前記雄部材が挿脱さ
れる開口部と前記雄部材の挿入完了状態で前記弾性突部
の先端近傍の外側部分を外部に露出するスロットと前記
ロック部材を移動操作するための切欠部とを有する偏平
な筐体と、前記筐体の偏平面の内壁に形成され、前記雄
部材の挿入完了状態で前記弾性突部の前記係止部と結合
する係合部とを具備するものである。
【0010】
【作用】請求項1においては、雄部材は雌部材の筐体の
開口部に挿入されると、弾性突部がその筐体の両側壁に
て内側にそれぞれ弾性変形される。結合完了状態では、
雄部材の弾性突部の係止部が雌部材の係合部とそれぞれ
結合される。また、分離状態とするには、雌部材のスロ
ットから外部に露出する雄部材の弾性突部の先端近傍の
外側部分を内側方向に押圧すると、雄部材の弾性突部の
先端が弾性変形される。このため、雄部材の弾性突部の
係止部は雌部材の係合部とのそれぞれの結合が外れ、バ
ックルの雄部材と雌部材とは分離される。そして、必要
に応じて雌部材の筐体の切欠部のロック部材が移動操作
されることにより、雄部材の弾性突部の先端の弾性変形
による撓みが阻止されるため、雄部材と雌部材との結合
状態からの不用意な分離が防止される。
【0011】請求項2においては、雄部材は雌部材の筐
体の開口部に挿入されると、弾性突部がその筐体の偏平
面の内壁面から内側方向に弾性変形を受ける。結合完了
状態では、雄部材の弾性突部の係止部が雌部材の係合部
と結合され、雄部材と雌部材とは結合解除不可状態とな
る。このとき、雄部材のガイド部に案内されるロック部
材は雄部材の弾性突部の先端の弾性変形による撓みを許
容する位置にある。ここで、分離状態とするには、雄部
材のガイド部に案内されるロック部材が移動操作され、
雄部材の弾性突部の先端をロック部材により強制的に弾
性変形させる。このため、雄部材の弾性突部の係止部は
雌部材の係合部との結合が外れ、バックルの雄部材と雌
部材とは分離される。そして、必要に応じて雌部材の筐
体の切欠部のロック部材が移動操作されることにより、
雄部材の弾性突部の先端の弾性変形による撓みが強制的
に阻止されるため、雄部材と雌部材とは結合保持状態と
なり分離が完全に防止される。
【0012】請求項3においては、雄部材は雌部材の筐
体の開口部に挿入されると、弾性突部がその筐体の両側
壁にて内側に弾性変形され、同時に弾性突部がその筐体
の偏平面の内壁面から上記内側方向の弾性突部の弾性変
形方向に対して略垂直方向に弾性変形を受ける。結合完
了状態では、雄部材の弾性突部の係止部が雌部材の係合
部と結合される。また、分離状態とするには、雌部材の
スロットから外部に露出する雄部材の弾性突部の先端近
傍の外側部分を内側方向に押圧すると、雄部材の弾性突
部の先端同士が協動し弾性突部の内側方向への弾性変形
方向と略垂直方向に弾性変形される。このため、雄部材
の弾性突部の係止部は雌部材の係合部との結合が外さ
れ、バックルの雄部材と雌部材とは分離される。そし
て、必要に応じて雌部材の筐体の切欠部のロック部材が
移動操作されることにより、雄部材の弾性突部の先端の
弾性変形による撓みが阻止されるため、雄部材と雌部材
との結合状態からの不用意な分離が防止される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。
【0014】〈第一実施例〉図1は本発明の第一実施例
にかかるバックルの分離状態を示す外観図、図2は図1
のバックルの雄部材の左側面図、図3は図1のバックル
の雌部材の右側面図、図4は図1のP−P線に沿う断面
図、図5は本発明の第一実施例にかかるバックルの分離
状態で雄部材からロック部材を取外した状態を示す分解
斜視図である。
【0015】図1〜図5において、10はバックルを構
成する一方の雄部材である。11は雄部材10側のベル
ト連結部であり、ベルト連結部11にはベルト2の一端
が挿入され連結されている。また、12a,12bはベ
ルト連結部11の一側壁11aの両側11b,11cか
ら互いに略平行に独立して突設された弾性突部、13
a,13bは弾性突部12a,12bの先端近傍の外側
に形成された係止部、14Aa,14Abは弾性突部1
2a,12bの先端近傍の内側で弾性突部12a,12
bの内側方向の弾性変形方向に突設し形成された突設部
である。また、16Aはベルト連結部11の一側壁11
aの中央から弾性突部12a,12bと略平行に突設さ
れたガイド部、50Aはロック部材、51Aはロック部
材50Aのノブであり、ロック部材50Aはガイド部1
6Aに装着され、ノブ51Aの操作でガイド部16Aに
案内され移動される。このロック部材50Aには、ロッ
ク状態のとき弾性突部12a,12bの突設部14A
a,14Abに相対する突部52Aa,52Abが形成
されている。
【0016】雄部材10には、ベルト連結部11の一側
壁11aに弾性突部12a,12bが互いに略平行に独
立して突設されている。ここで、弾性突部12a,12
bの一側壁11a側で弾性変形する脚部の形状は、図1
に示すような一脚形状に限定されるものではなく、この
他、二脚形状等であっても弾性変形を阻害する形状でな
ければよい。また、雄部材10のベルト連結部11の両
側壁11b,11cの端面の四隅であるコーナ部はその
外周側面に対してR面取形状とされている。
【0017】20はバックルを構成する他方の雌部材で
ある。21は雌部材20側のベルト連結部であり、ベル
ト連結部21にはベルト2の他端が挿入され取付けられ
ている。また、22はベルト連結部21に一体的に形成
された偏平な筐体、22aは雄部材10が挿脱される筐
体22の開口部、23a,23bは筐体22の両側壁2
4a,24bに形成されたスロット、25a,25bは
筐体22の両側壁24a,24bのそれぞれの内壁に形
成された係合部、26a,26bは筐体22の両側壁2
4a,24bのそれぞれの内壁面に形成されたテーパ面
である。また、筐体22の両側壁24a,24bの開口
部22a側の端面の四隅であるコーナ部はR面取形状と
されている。
【0018】27a,27bは筐体22の偏平面の内壁
面で雄部材10に装着されたロック部材50Aの両側突
部52Aa,52Abを案内するように形成されたレー
ル状突起からなるリブであり、28Aは雄部材10に装
着されたロック部材50Aのノブ51Aの移動操作をす
るため雌部材20の筐体22の偏平面に形成された切欠
部である。なお、ベルト2を連結するためのベルト連結
部11,21の構造ついては本実施例の要旨と関連性が
ないため説明を省略する。また、図4及び図5では図1
に示す雄部材10及び雌部材20に連結されたベルト2
は省略してある。
【0019】次に、雄部材10を雌部材20と結合する
手順について説明する。
【0020】図6は本発明の第一実施例にかかるバック
ルの結合完了状態を偏平面側から見た外観図、図7は本
発明の第一実施例にかかるバックルの結合完了状態を側
壁側から見た外観図である。また、図8は図6の中央横
断面図であり、ロック部材50Aは解除位置にあり、図
9は本発明の第一実施例にかかるバックルのロック部材
50Aがロック位置にあるときの中央横部分断面図であ
る。更に、図10は本発明の第一実施例にかかるバック
ルの雄部材10と雌部材20との結合途中を示す部分断
面図である。なお、図6〜図10では図1に示す雄部材
10及び雌部材20に連結されたベルト2は省略してあ
る。
【0021】まず、雄部材10を雌部材20に対して接
近する方向に移動し、雄部材10の弾性突部12a,1
2bの各先端を雌部材20の開口部22aに臨ませ挿入
を開始する。すると、雄部材10の弾性突部12a,1
2bの先端近傍の外側が雌部材20の筐体22の両側壁
24a,24bのそれぞれの内壁面に形成されたテーパ
面26a,26bから共に内側方向に付勢力を受ける。
このため、雄部材10の弾性突部12a,12bの先端
が内側方向に弾性変形される。
【0022】すると、雄部材10の弾性突部12a,1
2bは図10に示すように弾性変形され、雌部材20の
筐体22の開口部22aからその筐体22内に挿入され
る。そして、雄部材10のベルト連結部11の一側壁1
1b,11cが雌部材20の開口部22aの端面に当接
される。この位置が雄部材10の雌部材20に対する挿
入完了位置である。この挿入完了位置において、雄部材
10の弾性突部12a,12bは外側方向にそれぞれ弾
性復帰する。これにより、雄部材10の弾性突部12
a,12bの係止部13a,13bと雌部材20の筐体
22の両側壁に形成された係合部25a,25bとの結
合が完了する。このとき、ロック部材50Aの両突部5
2Aa,52Abは雌部材20の筐体22の偏平面の内
壁面に形成されたリブ27a,27bの外側位置で案内
挿入される。この結合完了状態においては、雄部材10
の弾性突部12a,12bの先端近傍の外側部分が雌部
材20に形成されたスロット23a,23bから外部に
露出し指先等にて押圧可能となる。
【0023】次に、雄部材10を雌部材20から分離す
るには、雌部材20のスロット23a,23bから外部
に露出した雄部材10の弾性突部12a,12bの先端
近傍の外側部分を2本の指先等にて同時に内側方向に押
圧する。すると、雄部材10の弾性突部12a,12b
は共に内側方向への弾性変形を受け、弾性突部12a,
12bの先端近傍の外側に形成された係止部13a,1
3bと雌部材20の係合部25a,25bとの結合が外
れる。このように、雄部材10の係止部13a,13b
と雌部材20の係合部25a,25bとの結合が外れる
ことにより、雄部材10と雌部材20とが分離可能な状
態となる。
【0024】このようにして、雄部材10が雌部材20
に対して分離可能な状態となると、雄部材10の弾性突
部12a,12bの先端近傍の両外側にかかる押圧力の
分力が雄部材10を雌部材20から分離する方向に作用
する。そして、雄部材10が分離方向に移動開始される
と、図10に示すように、雄部材10の弾性突部12
a,12bの弾性復帰しようとする力が係止部13a,
13bを介して雌部材20の筐体22の両側壁24a,
24bのテーパ面26a,26bにかかり、それらの分
力は雄部材10と雌部材20とを分離する方向に作用す
る。したがって、雄部材10を雌部材20から分離する
ときには、雌部材20のスロット23a,23bから外
部に露出した雄部材10の弾性突部12a,12bの先
端近傍を押圧するだけで、雄部材10は雌部材20から
飛出すように勢いよく分離されることとなる。
【0025】更に、雄部材10と雌部材20とが結合さ
れたのち、不用意に分離されないようにロックする場合
について述べる。
【0026】雄部材10と雌部材20との結合完了状態
で、雌部材20の切欠部28Aから露出されている雄部
材10に装着されたロック部材50Aのノブ51Aが図
6に示す位置から図9に示す位置に移動操作される。す
ると、ロック部材50Aの突部52Aa,52Abが雄
部材10の弾性突部12a,12bの突設部14Aa,
14Abの凹部にクリック嵌合される。これにより、雄
部材10の弾性突部12a,12bの先端近傍の両外側
から押圧力がかかっても弾性突部12a,12bは内側
方向に撓むことができなくなり、雄部材10の係止部1
3a,13bと雌部材20の係合部25a,25bとの
結合が外れることが阻止されるのである。なお、このロ
ック部材50Aのノブ51Aの移動操作に必要な雌部材
20の切欠部28Aが筐体22の偏平面に占める割合は
極めて少なくてよい。
【0027】このように、本発明の第一実施例のバック
ルは、分離自在な雄部材10と雌部材20とからなるも
のであって、雄部材10は、雄部材10側のベルト連結
部11の一側壁11aの両側から互いに略平行に独立し
て突設され、その先端近傍の外側に係止部13a,13
bを有し、係止部13a,13bを伴って内側方向に弾
性変形自在な弾性突部12a,12bと、雄部材10側
のベルト連結部11の一側壁11aの中央から弾性突部
12a,12bと略平行に独立して設けられたガイド部
16Aと、ガイド部16Aに案内され移動操作されるこ
とにより、弾性突部12a,12bの係止部13a,1
3bを伴った内側方向への弾性変形による撓みを阻止す
る位置と弾性突部12a,12bの先端の弾性変形によ
る撓みを許容する位置とを取得るロック部材50Aとを
具備し、雌部材20は、雌部材20側のベルト連結部2
1に一体的に形成され、雄部材10が挿脱される開口部
22aと雄部材10の挿入完了状態で弾性突部12a,
12bの先端近傍の外側部分を外部に露出するスロット
23a,23bとロック部材50Aを移動操作するため
の切欠部28Aとを有する偏平な筐体22と、筐体22
の両側内壁に形成され、雄部材10の挿入完了状態で弾
性突部12a,12bの係止部13a,13bと結合す
る係合部25a,25bとを具備するものであり、これ
を請求項1の実施例とすることができる。
【0028】したがって、雄部材10と雌部材20との
結合は、雄部材10の弾性突部12a,12bを雌部材
20の筐体22の開口部22aに臨ませて雄部材10の
ベルト連結部11の一側壁11b,11cが開口部22
aと当接するまで挿入することで達成される。また、雄
部材10と雌部材20との分離は、雌部材20の筐体2
2のスロット23a,23bから外部に露出された雄部
材10の弾性突部12a,12bの先端近傍の外側部分
を押圧することで達成される。更に、雄部材10と雌部
材20とのロックは、雄部材10と雌部材20との結合
状態で、ロック部材50Aのノブ51Aを雄部材10の
ベルト連結部11側から雌部材20のベルト連結部21
側に移動操作することで達成される。
【0029】故に、本実施例のバックルは、構造を複雑
とすることなく小型のままで、雄部材10と雌部材20
とを結合することができると共に、ロック部材50Aを
移動操作することで雄部材10と雌部材20とが結合状
態から不用意に分離状態に陥ることを防止できる。この
ため、大きな重量のかかるベルトを連結して分離自在な
バックルを構成することができる。また、ロック部材5
0Aのノブ51Aの移動操作における占有面積を小さく
できるため外観等の意匠デザイン創作に適したバックル
を提供することができる。
【0030】〈第二実施例〉図11は本発明の第二実施
例にかかるバックルの分離状態を示す外観図、図12は
図11のQ−Q線に沿う断面図、図13は本発明の第二
実施例にかかるバックルの分離状態で雄部材からロック
部材を取外した状態を示す分解斜視図である。また、図
14は本発明の第二実施例にかかるバックルの結合完了
状態を偏平面側から見た外観図、図15は本発明の第二
実施例にかかるバックルの結合完了状態を側壁側から見
た外観図である。更に、図16は図14の中央横断面図
であり、ロック部材50Bは解除位置にあり、図17は
本発明の第二実施例にかかるバックルのロック部材50
Bがロック位置にあるときの中央横部分断面図である。
更にまた、図18は本発明の第二実施例にかかるバック
ルの雄部材10と雌部材20との結合途中を示す部分断
面図である。なお、本実施例は上述の第一実施例の変形
例であり請求項1の実施例に対応し、第一実施例と同様
の構成または相当部分からなるものについては同一符号
及び同一記号を付してその詳細な説明を省略する。ま
た、図12〜図18では図11に示す雄部材10及び雌
部材20に連結されたベルト2は省略してある。
【0031】16Ba,16Bbは雄部材10のベルト
連結部11の一側壁11aの中央から弾性突部12a,
12bと略平行に突設されたガイド部、17Ba,17
Bbはガイド部16Ba,16Bbと略平行で先端外側
に突部18Ba,18Bbを有するサブガイド部、50
Bはロック部材、51Bはロック部材50Bのノブであ
り、ロック部材50Bはガイド部16Ba,16Bbに
装着され、ノブ51Bの操作でガイド部16Ba,16
Bbに案内され移動される。このロック部材50Bに
は、ロック状態のとき弾性突部12a,12bの突設部
14Ba,14Bbに相対する突部52Ba,52Bb
が形成されると共に、その先端近傍にはクリック凹部5
3Bが形成されている。
【0032】28Bは雌部材20のロック部材50Bに
対応して設けられた切欠部であり、切欠部28Bの両側
壁には雄部材10との結合完了状態で後述のロック部材
50Bのロック動作によりサブガイド部17Ba,17
Bbの突部18Ba,18Bbと関連する凹部28B
a,28Bbが設けられている。また、29Bは雌部材
20の筐体22内に形成され、後述のようにロック部材
50Bの先端近傍のクリック凹部53Bとクリック結合
されるクリック突部である。
【0033】ここでは、雄部材10と雌部材20との結
合及び分離の手順については、第一実施例と同一であ
り、その説明を省略し、雄部材10と雌部材20とが不
用意に分離されないようにロックする場合についてのみ
述べる。
【0034】つまり、本実施例と第一実施例との差異
は、主として、雄部材10と雌部材20とが不用意に分
離されないようにロックする雄部材10のガイド部16
Ba,16Bbとそのガイド部16Ba,16Bbに装
着されるロック部材50B及びそのロック部材50Bの
構成、それらに対応して雌部材20に設けられた切欠部
28Bの構成にある。
【0035】雄部材10と雌部材20との結合完了状態
で、雌部材20の切欠部28Bから露出されている雄部
材10に装着されたロック部材50Bのノブ51Bを図
14に示す位置から図17に示すロック側の位置に操作
移動させる。すると、ロック部材50Bの突部52B
a,52Bbが雄部材10の弾性突部12a,12bの
突設部14Ba,14Bbに相対する。これと同時に、
ロック部材50Bのクリック凹部53Bと雌部材20の
クリック突部29Bとはクリック嵌合される。更に、こ
のロック部材50Bのロック側への操作移動に連れてサ
ブガイド部17Ba,17Bbは左右に押拡げられ、そ
の突部18Ba,18Bbが切欠部28Bの凹部28B
a,28Bbに結合される。これにより、雄部材10の
弾性突部12a,12bの先端近傍の両外側から押圧力
がかかっても弾性突部12a,12bは内側方向に撓む
ことができなくなり、雄部材10の係止部13a,13
bと雌部材20の係合部25a,25bとの分離が阻止
されるのである。また、この構造では、雄部材10のサ
ブガイド部17Ba,17Bbの突部18Ba,18B
bと雌部材20の切欠部28Bの凹部28Ba,28B
bとの結合により結合力を増すことができる。なお、こ
のロック部材50Bのノブ51Bの移動操作に必要な雌
部材20の切欠部28Bが筐体22の偏平面に占める割
合は極めて少なくてよい。
【0036】このように、本実施例のバックルは、構造
を複雑とすることなく小型のままで、雄部材10と雌部
材20とを結合することができると共に、ロック部材5
0Bを移動操作することで雄部材10と雌部材20とが
結合状態から不用意に分離状態に陥ることを防止でき
る。このため、大きな重量のかかるベルトを連結して分
離自在なバックルを構成することができる。また、ロッ
ク部材50Bのノブ51Bの移動操作における占有面積
を小さくできるため外観等の意匠デザイン創作に適した
バックルを提供することができる。
【0037】〈第三実施例〉図19は本発明の第三実施
例にかかるバックルの分離状態を示す外観図、図20は
図19のR−R線に沿う断面図、図21は本発明の第三
実施例にかかるバックルの分離状態で雄部材からロック
部材を取外した状態を示す分解斜視図である。なお、本
実施例では、上述の第一実施例及び第二実施例と同様の
構成または相当部分からなるものについては同一符号及
び同一記号を付してその詳細な説明を省略する。
【0038】図19〜図21において、10はバックル
を構成する一方の雄部材である。11は雄部材10のベ
ルト連結部であり、ベルト連結部11にはベルト2の一
端が挿入され連結されている。15はベルト連結部11
の一側壁11aの中央から突設され紙面と略垂直方向に
弾性変形する弾性突部であり、15aは弾性突部15の
先端近傍の片側(上側)に設けられた係止部である。ま
た、本実施例では弾性突部15と略平行にベルト連結部
11の一側壁11aの両側11b,11cから互いに略
平行に先端近傍の外側に係止部13a,13bが設けら
れた弾性突部12a,12bが突設されている。また、
16Cはベルト連結部11の一側壁11aの中央から弾
性突部12a,12bと略平行に突設されたガイド部、
50Cはロック部材、51Cはロック部材50Cのノブ
であり、ロック部材50Cはガイド部16Cに装着さ
れ、ノブ51Cの操作でガイド部16Cに案内され移動
される。このロック部材50Cには、ロック状態とする
とき弾性突部15の角穴先端部15bと結合し、解除状
態とするとき弾性突部15の角穴後端部15cを押圧す
る突部52Cが形成されている。
【0039】雄部材10には、ベルト連結部11の一側
壁11aに弾性突部12a,12b,15が互いに略平
行に独立して突設されている。ここで、弾性突部12
a,12b,15の一側壁11a側で弾性変形する脚部
の形状は、弾性突部12a,12b,15のように一脚
形状に限定されるものではなく、この他、二脚形状等で
あっても弾性変形を阻害する形状でなければよい。ま
た、雄部材10のベルト連結部11の両側壁11b,1
1cの端面の四隅であるコーナ部はその外周側面に対し
てR面取形状とされている。更に、弾性突部15の先端
形状は、弾性変形に耐えると共に結合が確実に行える形
状であれば図19に示すような形状に限定されるもので
はなく、左右に分かれた形状であってもよい。
【0040】20はバックルを構成する他方の雌部材で
ある。21は雌部材20のベルト連結部であり、ベルト
連結部21にはベルト2の他端が挿入され取付けられて
いる。また、22は雌部材20のベルト連結部21に一
体的に形成された偏平な筐体、22aは雄部材10が挿
脱される筐体22の開口部、23a,23bは筐体22
の両側壁24a,24bに形成されたスロット、25
a,25bは筐体22の両側壁24a,24bに形成さ
れた係合部、26a,26bは筐体22の両側壁24
a,24bのそれぞれの内壁面に形成されたテーパ面で
ある。また、筐体22の両側壁24a,24bの開口部
22a側の端面の四隅であるコーナ部はR面取形状とさ
れている。
【0041】27a,27bは筐体22の偏平面の内壁
面で雄部材10に装着されたロック部材50Cの両側面
を案内するように形成されたレール状突起からなるリブ
であり、28Cは雄部材10に装着されたロック部材5
0Cのノブ51Cの移動操作をするため雌部材20の筐
体22の偏平面に形成された切欠部である。また、29
Cはリブ27a,27bを利用して雄部材10が挿脱さ
れる筐体22の開口部22aの奥側の偏平面裏側を利用
して形成された係合部である。なお、ベルト2を連結す
るためのベルト連結部11,21の構造ついては本実施
例の要旨と関連性がないため説明を省略する。また、図
20及び図21では図19に示す雄部材10及び雌部材
20に連結されたベルト2は省略してある。
【0042】次に、雄部材10を雌部材20と結合する
手順について説明する。
【0043】図22は本発明の第三実施例にかかるバッ
クルの結合完了状態を偏平面側から見た外観図、図23
は本発明の第三実施例にかかるバックルの結合完了状態
を側壁側から見た外観図である。また、図24は図22
の中央縦断面図であり、ロック部材50Cのノブ51C
はロック及び解除に関与しない位置にあり、図25は本
発明の第三実施例にかかるバックルのロック部材50C
のノブ51Cが弾性突部15先端の内側方向への弾性変
形による撓みを阻止する位置であるロック保持位置にあ
るときの中央縦断面図、図26は本発明の第三実施例に
かかるバックルのロック部材50Cのノブ51Cが弾性
突部15先端を強制的に弾性変形させる解除位置にある
ときの中央縦断面図である。なお、図22〜図26では
図19に示す雄部材10及び雌部材20に連結されたベ
ルト2は省略してある。
【0044】まず、雄部材10を雌部材20に対して接
近する方向に移動し、雄部材10の弾性突部12a,1
2b,15の各先端を雌部材20の開口部22aに臨ま
せ挿入を開始する。すると、雄部材10の弾性突部12
a,12bの先端近傍の外側が雌部材20の筐体22の
両側壁24a,24bのそれぞれの内壁面に形成された
テーパ面26a,26bから共に内側方向に付勢力を受
ける。また、雄部材10の弾性突部15の先端近傍が弾
性突部12a,12bの弾性変形方向に対して略垂直方
向への弾性変形する。即ち、図19及び図24に示すよ
うに、雄部材10の弾性突部15の先端近傍の上側が雌
部材20の筐体22の偏平面の内壁面に形成された係合
部29Cのテーパ面から下側方向に付勢力を受ける。
【0045】すると、雄部材10の弾性突部12a,1
2b,15はそれぞれ弾性変形され、雌部材20の筐体
22の開口部22aからその筐体22内に挿入される。
そして、雄部材10のベルト連結部11の一側壁11
b,11cが雌部材20の開口部22aの端面に当接さ
れる。この位置が雄部材10の雌部材20に対する挿入
完了位置である。この挿入完了位置において、雄部材1
0の弾性突部12a,12bは外側方向に、弾性突部1
5は上側方向にそれぞれ弾性復帰する。これにより、雄
部材10の弾性突部12a,12bの係止部13a,1
3bと雌部材20の筐体22の両側壁に形成された係合
部25a,25bとの結合が完了する。同時に、雄部材
10の弾性突部15の係止部15aと雌部材20の筐体
22の偏平面の内壁面に形成された係合部29Cとの結
合が完了する。この結合完了状態においては、雄部材1
0の弾性突部12a,12bの先端近傍の外側部分が雌
部材20に形成されたスロット23a,23bから外部
に露出し指先等にて押圧可能となるが、この状態で、後
述のようにロック部材50Cのノブ51Cを移動操作し
ない限りは、雄部材10の弾性突部15は弾性変形され
ないため、雄部材と雌部材との結合状態からの不用意な
分離が防止される。
【0046】次に、雄部材10を雌部材20から分離す
るには、図26に示すように、ロック部材50Cのノブ
51Cを操作移動させることにより、雄部材10の弾性
突部15が弾性突部12a,12bの弾性変形方向に対
して略垂直方向に弾性変形される。つまり、弾性突部1
5の角穴後端部15cがロック部材50Cの突部52C
により下側方向に弾性変形される。このため、弾性突部
15の先端近傍に形成された係止部15aと雌部材20
の係合部29Cとの結合が外れる。そして、雌部材20
のスロット23a,23bから外部に露出した雄部材1
0の弾性突部12a,12bの先端近傍の外側部分を2
本の指先等にて同時に内側方向に押圧する。すると、雄
部材10の弾性突部12a,12bは共に内側方向への
弾性変形を受け、弾性突部12a,12bの先端近傍の
外側に形成された係止部13a,13bと雌部材20の
係合部25a,25bとの結合が外れる。このようにし
て、雄部材10が雌部材20に対して分離可能な状態と
なると、雄部材10の弾性突部12a,12bの先端近
傍の両外側にかかる押圧力の分力が雄部材10を雌部材
20から分離する方向に作用する。そして、雄部材10
が分離方向に移動開始されると、雄部材10の第1の弾
性突部12a,12bの弾性復帰しようとする力が係止
部13a,13bを介して雌部材20の筐体22の両側
壁24a,24bのテーパ面26a,26bにかかり、
それらの分力は雄部材10と雌部材20とを分離する方
向に作用する。このように、雄部材10の係止部13
a,13b及び係止部15aの結合が外れることによ
り、雄部材10は雌部材20から飛出すように勢いよく
分離されることとなる。
【0047】更に、雄部材10と雌部材20とが結合さ
れたのち、不用意に分離されないようにロック保持する
場合について述べる。
【0048】本実施例における雄部材10と雌部材20
との結合完了状態は、単に雄部材10の弾性突部12
a,12bが弾性変形されても保持されるのであるが、
更に、振動等の外力で結合完了状態が不安定となること
を防止するためロック保持位置を設けている。即ち、雄
部材10と雌部材20との結合完了状態で、雌部材20
の切欠部28Cから露出されている雄部材10に装着さ
れたロック部材50Cのノブ51Cが図22に示す位置
から図25に示す位置に移動操作される。すると、ロッ
ク部材50Cの突部52Cが雄部材10の弾性突部15
の角穴先端部15bの下側に挿入される。これにより、
雄部材10の係止部13a,13bに何らかの外力がか
かって雌部材20の係合部25a,25bとの結合が不
用意に外れても、雄部材10の弾性突部15は下側方向
に撓むことができないため、雄部材10の弾性突部15
と雌部材20の係合部29Cとの結合は保持される。し
たがって、雄部材10と雌部材20との結合が外れるこ
とが阻止されるのである。なお、このロック部材50C
のノブ51Cの移動操作に必要な雌部材20の切欠部2
8Cが筐体22の偏平面に占める割合は極めて少なくて
よい。
【0049】このように、本発明の第三実施例のバック
ルは、分離自在な雄部材10と雌部材20とからなるも
のであって、雄部材10は、雄部材10側のベルト連結
部11の中央から突設され、その先端近傍に係止部15
aを有し、係止部15aを伴って内側方向に弾性変形自
在な弾性突部15と、弾性突部15の根元部分に設けら
れたガイド部16Cと、ガイド部16Cに案内され移動
操作されることにより、弾性突部15の係止部15aを
伴った内側方向への弾性変形による撓みを阻止する位置
と弾性突部15の先端の弾性変形による撓みを許容する
位置及び弾性突部15の先端を強制的に弾性変形させる
位置とを取得るロック部材50Cとを具備し、雌部材2
0は、雌部材20側のベルト連結部21に一体的に形成
され、雄部材10が挿脱される開口部22aとロック部
材50Cを移動操作するための切欠部28Cとを有する
偏平な筐体22と、筐体22の偏平面の内壁に形成さ
れ、雄部材10の挿入完了状態で弾性突部15の係止部
15aと結合する係合部29Cとを具備するものであ
り、これを請求項2の実施例とすることができる。
【0050】したがって、雄部材10と雌部材20との
結合は、雄部材10の弾性突部12a,12b,15を
雌部材20の筐体22の開口部22aに臨ませて雄部材
10のベルト連結部11の一側壁11b,11cが開口
部22aと当接するまで挿入することで達成される。同
時に、雄部材10の弾性突部15の係止部15aと雌部
材の係合部29Cとの結合保持作用により雄部材10と
雌部材20との結合が不用意に解除されないこととな
る。また、雄部材10と雌部材20との分離は、ロック
部材50Cを雄部材10の分離方向に移動操作し、且
つ、雌部材20の筐体22のスロット23a,23bか
ら外部に露出された雄部材10の弾性突部12a,12
bの先端近傍の外側部分を押圧することで達成される。
更に、雄部材10と雌部材20とのロック保持は、雄部
材10と雌部材20との結合状態で、ロック部材50C
のノブ51Cを雄部材10のベルト連結部11側から雌
部材20のベルト連結部21側に移動操作することで達
成される。
【0051】故に、本実施例のバックルは、構造を複雑
とすることなく小型のままで、雄部材10を雌部材20
に挿嵌するだけで結合状態が保持され、不用意な分離を
防止することができると共に、ロック部材50Cを移動
操作することで雄部材10と雌部材20との結合状態を
堅固な保持状態とすることができる。また、必要に応じ
てロック部材50Cを移動操作することで雄部材10と
雌部材20との結合状態を解除可能とすることができ
る。このため、大きな重量のかかるベルトを連結して分
離自在なバックルを構成することができる。また、ロッ
ク部材50Cのノブ51Cの移動操作における占有面積
を小さくできるため外観等の意匠デザイン創作に適した
バックルを提供することができる。
【0052】〈第四実施例〉図27は本発明の第四実施
例にかかるバックルの分離状態を示す外観図、図28は
図27のバックルの雄部材の左側面図、図29は図27
のバックルの雌部材の右側面図、図30は図27のS−
S線に沿う断面図、図31は本発明の第四実施例にかか
るバックルの分離状態で雄部材からロック部材を取外し
た状態を示す分解斜視図である。なお、本実施例では、
上述の第一実施例、第二実施例及び第三実施例と同様の
構成または相当部分からなるものについては同一符号及
び同一記号を付してその詳細な説明を省略する。
【0053】図27〜図31において、10はバックル
を構成する一方の雄部材である。11は雄部材10のベ
ルト連結部であり、ベルト連結部11にはベルト2の一
端が挿入され連結されている。また、12a,12bは
ベルト連結部11の一側壁11aの両側から互いに略平
行に独立して突設された弾性突部、13a,13bは弾
性突部12a,12bの先端近傍の外側に形成された係
止部、14Da,14Dbは弾性突部12a,12bの
先端近傍の内側で弾性突部12a,12bの内側方向の
弾性変形方向に互いに逆方向のテーパ面が形成されたテ
ーパ部、19a,19bは弾性突部12a,12bの先
端近傍の内側面でそれぞれ反対方向に形成され、先端方
向に対して突部が少なくなるようにテーパ状に形成され
た係止部である。また、16Dはベルト連結部11の一
側壁11aの中央から弾性突部12a,12bと略平行
に突設されたガイド部、50Dはロック部材、51Dは
ロック部材50Dのノブであり、ロック部材50Dはガ
イド部16Dに装着され、ノブ51Dの操作でガイド部
16Dに案内され移動される。このロック部材50Dに
は、ロック状態のとき弾性突部12a,12bのテーパ
部14Da,14Dbの凹部に相対する突部52Da,
52Dbが形成されている。
【0054】雄部材10には、ベルト連結部11の一側
壁11aに弾性突部12a,12bが互いに略平行に独
立して突設されている。ここで、弾性突部12a,12
bの一側壁11a側で弾性変形する脚部の形状は、図2
7に示すような一脚形状に限定されるものではなく、こ
の他、二脚形状等であっても弾性変形及び結合関係を阻
害する形状でなければよい。また、雄部材10のベルト
連結部11の両側壁11b,11cの端面の四隅である
コーナ部はその外周側面に対してR面取形状とされてい
る。
【0055】20はバックルを構成する他方の雌部材で
ある。21は雌部材20のベルト連結部であり、ベルト
連結部21にはベルト2の他端が挿入され取付けられて
いる。また、22は雌部材20のベルト連結部21に一
体的に形成された偏平な筐体、22aは雄部材10が挿
脱される筐体22の開口部、23a,23bは筐体22
の両側壁24a,24bに形成されたスロット、25
a,25bは筐体22の両側壁24a,24bに形成さ
れた係合部、26a,26bは筐体22の両側壁24
a,24bのそれぞれの内壁面に形成されたテーパ面で
ある。また、筐体22の両側壁24a,24bの開口部
22a側の端面の四隅であるコーナ部はR面取形状とさ
れている。
【0056】27Dは筐体22の偏平面の内壁面で雄部
材10に装着されたロック部材50Dが挿嵌されるガイ
ド部16Dを案内するように形成されたレール状突起か
らなるリブであり、28Dは雄部材10に装着されたロ
ック部材50Dのノブ51Dの移動操作をするため雌部
材20の筐体22の偏平面に形成された切欠部である。
また、29Da,29Dbは雌部材20の偏平面の内壁
には、雄部材10を挿入完了状態で、雄部材10の弾性
突部12a,12bに形成された突部19a,19bを
結合する所定形状の孔(型成形上または意匠デザイン上
の都合で貫通孔または袋孔を選択)が形成されている。
なお、ベルト2を連結するためのベルト連結部11,2
1の構造については本実施例の要旨と関連性がないため
説明を省略する。また、図30及び図31では図27に
示す雄部材10及び雌部材20に連結されたベルト2は
省略してある。
【0057】次に、雄部材10を雌部材20と結合する
手順について説明する。
【0058】図32は本発明の第四実施例にかかるバッ
クルの結合完了状態を偏平面側から見た外観図、図33
は本発明の第四実施例にかかるバックルの結合完了状態
を側壁側から見た外観図である。また、図34は図32
の中央横断面図であり、ロック部材50Dは解除位置に
あり、図35は本発明の第四実施例にかかるバックルの
ロック部材50Dがロック位置にあるときの中央横部分
断面図である。更に、図36は本発明の第四実施例にか
かるバックルの雄部材10と雌部材20との結合途中を
示す部分断面図である。更にまた、図37は本発明の第
四実施例にかかるバックルの雄部材10の片方の弾性突
部の先端形状を示す部分拡大斜視図である。なお、図3
0〜図36では図27に示す雄部材10及び雌部材20
に連結されたベルト2は省略してある。
【0059】まず、雄部材10を雌部材20に対して接
近する方向に移動し、雄部材10の弾性突部12a,1
2bの各先端を雌部材20の開口部22aに臨ませ挿入
を開始する。すると、雄部材10の弾性突部12a,1
2bの先端近傍の外側が雌部材20の筐体22の両側壁
24a,24bのそれぞれの内壁面に形成されたテーパ
面26a,26bから共に内側方向に付勢力を受ける。
このため、雄部材10の弾性突部12a,12bの先端
が内側方向に弾性変形すると同時に、弾性突部12a,
12bに形成されたテーパ部14Da,14Dbの先端
同士が協動することで係止部19a,19bが内側方向
に対して略垂直方向で互いに反対方向に付勢力を受け
る。
【0060】すると、雄部材10の弾性突部12a,1
2bは図36に示すように弾性変形され、雌部材20の
筐体22の開口部22aからその筐体22内に挿入され
る。そして、雄部材10のベルト連結部11の側壁11
b,11cが雌部材20の開口部22aの端面に当接さ
れる。この位置が雄部材10の雌部材20に対する挿入
完了位置である。この挿入完了位置において、雄部材1
0の弾性突部12a,12bは外側方向にそれぞれ弾性
復帰する。これにより、雄部材10の弾性突部12a,
12bの係止部13a,13bと雌部材20の筐体22
の両側壁に形成された係合部25a,25bとの結合が
完了する。同時に、雄部材10の弾性突部12a,12
bの係止部19a,19bと雌部材20の筐体22の偏
平面の内壁面に形成された孔29Da,29Dbとの結
合が完了する。この結合完了状態においては、雄部材1
0の弾性突部12a,12bの先端近傍の外側部分が雌
部材20に形成されたスロット23a,23bから外部
に露出し指先等にて押圧可能となる。
【0061】次に、雄部材10を雌部材20から分離す
るには、雌部材20のスロット23a,23bから外部
に露出した雄部材10の弾性突部12a,12bの先端
近傍の外側部分を2本の指先等にて同時に内側方向に押
圧する。すると、雄部材10の弾性突部12a,12b
は共に内側方向への弾性変形を受け、弾性突部12a,
12bの先端近傍の外側に形成された係止部13a,1
3bと雌部材20の係合部25a,25bとの結合が外
れる。更に、雄部材10の弾性突部12a,12bのテ
ーパ部14Da,14Dbの先端同士が当接したのちで
は、互いに協動し弾性突部12a,12bの係止部19
a,19bがそれまでの内側方向の弾性変形方向に対し
て略垂直方向に弾性変形する。このため、雄部材10の
弾性突部12a,12bの先端近傍のテーパ部14D
a,14Dbが協動し係止部19a,19bと雌部材2
0の筐体22の偏平面の内壁の孔29Da,29Dbと
の結合が外れる。このように、雄部材10の係止部13
a,13b及び係止部19a,19bの結合が外れるこ
とにより、雄部材10と雌部材20とが分離可能な状態
となる。
【0062】このようにして、雄部材10が雌部材20
に対して分離可能な状態となると、雄部材10の弾性突
部12a,12bの先端近傍の両外側にかかる押圧力の
分力が雄部材10を雌部材20から分離する方向に作用
する。そして、雄部材10が分離方向に移動開始される
と、図36に示すように、雄部材10の弾性突部12
a,12bの弾性復帰しようとする力が係止部13a,
13bを介して雌部材20の筐体22の両側壁24a,
24bのテーパ面26a,26bにかかり、それらの分
力は雄部材10と雌部材20とを分離する方向に作用す
る。したがって、雄部材10を雌部材20から分離する
ときには、雌部材20のスロット23a,23bから外
部に露出した雄部材10の弾性突部12a,12bの先
端近傍を押圧するだけで、雄部材10は雌部材20から
飛出すように勢いよく分離されることとなる。
【0063】更に、雄部材10と雌部材20とが結合さ
れたのち、不用意に分離されないようにロックする場合
について述べる。
【0064】雄部材10と雌部材20との結合完了状態
で、雌部材20の切欠部28Dから露出されている雄部
材10に装着されたロック部材50Dのノブ51Dが図
32に示す位置から図35に示す位置に移動操作され
る。すると、ロック部材50Dの突部52Da,52D
bが雄部材10の弾性突部12a,12bのテーパ部1
4Da,14Dbの凹部にクリック嵌合される。これに
より、雄部材10の弾性突部12a,12bの先端近傍
の両外側から押圧力がかかっても弾性突部12a,12
bは内側方向に撓むことができなくなり、雄部材10の
係止部13a,13bと雌部材20の係合部25a,2
5bとの結合が外れることが阻止されるのである。な
お、このロック部材50Dのノブ51Dの移動操作に必
要な雌部材20の切欠部28Dが筐体22の偏平面に占
める割合は極めて少なくてよい。
【0065】このように、本発明の第四実施例のバック
ルは、分離自在な雄部材10と雌部材20とからなるも
のであって、雄部材10は、雄部材10側のベルト連結
部11の一側壁11aの両側から互いに略平行に独立し
て突設され、その先端近傍の内側に係止部19a,19
bを有し、係止部19a,19bを伴って内側方向に弾
性変形すると同時にその先端同士が協動し係止部19
a,19bを内側方向に対して略垂直方向で互いに反対
方向に弾性変形自在な弾性突部12a,12bと、雄部
材10側のベルト連結部11の一側壁11aの中央から
弾性突部12a,12bと略平行に独立して設けられた
ガイド部16Dと、ガイド部16Dに案内され移動操作
されることにより、弾性突部12a,12bの係止部1
9a,19bを伴った内側方向への弾性変形による撓み
を阻止する位置と弾性突部12a,12bの先端の弾性
変形による撓みを許容する位置とを取得るロック部材5
0Dとを具備し、雌部材20は、雌部材20側のベルト
連結部21に一体的に形成され、雄部材10が挿脱され
る開口部22aと雄部材10の挿入完了状態で弾性突部
12a,12bの先端近傍の外側部分を外部に露出する
スロット23a,23bとロック部材50Dを移動操作
するための切欠部28Dとを有する偏平な筐体22と、
筐体22の偏平面の内壁に形成され、雄部材10の挿入
完了状態で弾性突部12a,12bの係止部19a,1
9bと結合する係合部29Da,29Dbとを具備する
ものであり、これを請求項3の実施例とすることができ
る。
【0066】したがって、雄部材10と雌部材20との
結合は、雄部材10の弾性突部12a,12bを雌部材
20の筐体22の開口部22aに臨ませて雄部材10の
ベルト連結部11の一側壁11b,11cが開口部22
aと当接するまで挿入することで達成される。また、雄
部材10と雌部材20との分離は、雌部材20の筐体2
2のスロット23a,23bから外部に露出された雄部
材10の弾性突部12a,12bの先端近傍の外側部分
を押圧することで達成される。更に、雄部材10と雌部
材20とのロックは、雄部材10と雌部材20との結合
状態で、ロック部材50Dのノブ51Dを雄部材10の
ベルト連結部11側から雌部材20のベルト連結部21
側に移動操作することで達成される。
【0067】故に、本実施例のバックルは、構造を複雑
とすることなく小型のままで、雄部材10と雌部材20
とを結合することができると共に、ロック部材50Dを
移動操作することで雄部材10と雌部材20とが結合状
態から不用意に分離状態に陥ることを防止できる。この
ため、大きな重量のかかるベルトを連結して分離自在な
バックルを構成することができる。また、ロック部材5
0Dのノブ51Dの移動操作における占有面積を小さく
できるため外観等の意匠デザイン創作に適したバックル
を提供することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のバック
ルによれば、雄部材と雌部材との結合が、雄部材の弾性
突部を雌部材の筐体の開口部に臨ませて雄部材のベルト
連結部の一側壁が開口部と当接するまで挿入することで
達成される。また、雄部材と雌部材との分離が、雌部材
の筐体のスロットから外部に露出された雄部材の弾性突
部の先端近傍の外側部分を押圧することで達成される。
更に、雄部材と雌部材とのロックが、雄部材と雌部材と
の結合状態で、ロック部材のノブを雄部材のベルト連結
部側から雌部材のベルト連結部側に移動操作することで
達成される。これにより、本発明のバックルは、構造を
複雑とすることなく小型のままで、雄部材と雌部材とを
結合することができると共に、ロック部材を移動操作す
ることで雄部材と雌部材とが結合状態から不用意に分離
状態に陥ることを防止できる。このため、大きな重量の
かかるベルトを連結して分離自在なバックルを構成する
ことができる。また、ロック部材のノブの移動操作にお
ける占有面積を小さくできるため外観等の意匠デザイン
創作に適するという効果がある。
【0069】請求項2のバックルによれば、雄部材と雌
部材との結合が、雄部材の弾性突部を雌部材の筐体の開
口部に臨ませて雄部材のベルト連結部の一側壁が開口部
と当接するまで挿入することで達成される。また、雄部
材と雌部材との分離が、雌部材の筐体のスロットから外
部に露出された雄部材の弾性突部の先端近傍の外側部分
を押圧し、且つ、ロック部材を雄部材の分離方向に移動
操作することで達成される。更に、雄部材と雌部材との
ロック保持が、雄部材と雌部材との結合状態で、ロック
部材のノブを雄部材のベルト連結部側から雌部材のベル
ト連結部側に移動操作することで達成される。これによ
り、本発明のバックルは、構造を複雑とすることなく小
型のままで、雄部材と雌部材とを結合することができる
と共に、ロック部材を移動操作することで雄部材と雌部
材とが結合状態から不用意に分離状態に陥ることを防止
できる。このため、大きな重量のかかるベルトを連結し
て分離自在なバックルを構成することができる。また、
ロック部材のノブの移動操作における占有面積を小さく
できるため外観等の意匠デザイン創作に適するという効
果がある。
【0070】請求項3のバックルによれば、雄部材と雌
部材との結合が、雄部材の弾性突部を雌部材の筐体の開
口部に臨ませて雄部材のベルト連結部の一側壁が開口部
と当接するまで挿入することで達成される。また、雄部
材と雌部材との分離が、雌部材の筐体のスロットから外
部に露出された雄部材の弾性突部の先端近傍の外側部分
を押圧することで達成される。更に、雄部材と雌部材と
のロックが、雄部材と雌部材との結合状態で、ロック部
材のノブを雄部材のベルト連結部側から雌部材のベルト
連結部側に移動操作することで達成される。これによ
り、本発明のバックルは、構造を複雑とすることなく小
型のままで、雄部材と雌部材とを結合することができる
と共に、ロック部材を移動操作することで雄部材と雌部
材とが結合状態から不用意に分離状態に陥ることを防止
できる。このため、大きな重量のかかるベルトを連結し
て分離自在なバックルを構成することができる。また、
ロック部材のノブの移動操作における占有面積を小さく
できるため外観等の意匠デザイン創作に適するという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例にかかるバックルの
分離状態を示す外観図である。
【図2】図2は図1のバックルの雄部材の左側面図であ
る。
【図3】図3は図1のバックルの雌部材の右側面図であ
る。
【図4】図4は図1のP−P線に沿う断面図である。
【図5】図5は本発明の第一実施例にかかるバックルの
分離状態で雄部材からロック部材を取外した状態を示す
分解斜視図である。
【図6】図6は本発明の第一実施例にかかるバックルの
結合完了状態を偏平面側から見た外観図である。
【図7】図7は本発明の第一実施例にかかるバックルの
結合完了状態を側壁側から見た外観図である。
【図8】図8は図6のバックルの中央横断面図である。
【図9】図9は本発明の第一実施例にかかるバックルの
ロック部材がロック位置にあるときの中央横部分断面図
である。
【図10】図10は本発明の第一実施例にかかるバック
ルの雄部材と雌部材との結合途中を示す部分断面図であ
る。
【図11】図11は本発明の第二実施例にかかるバック
ルの分離状態を示す外観図である。
【図12】図12は図11のQ−Q線に沿う断面図であ
る。
【図13】図13は本発明の第二実施例にかかるバック
ルの分離状態で雄部材からロック部材を取外した状態を
示す分解斜視図である。
【図14】図14は本発明の第二実施例にかかるバック
ルの結合完了状態を偏平面側から見た外観図である。
【図15】図15は本発明の第二実施例にかかるバック
ルの結合完了状態を側壁側から見た外観図である。
【図16】図16は図14の中央横断面図である。
【図17】図17は本発明の第二実施例にかかるバック
ルのロック部材がロック位置にあるときの中央横部分断
面図である。
【図18】図18は本発明の第二実施例にかかるバック
ルの雄部材と雌部材との結合途中を示す部分断面図であ
る。
【図19】図19は本発明の第三実施例にかかるバック
ルの分離状態を示す外観図である。
【図20】図20は図19のR−R線に沿う断面図であ
る。
【図21】図21は本発明の第三実施例にかかるバック
ルの分離状態で雄部材からロック部材を取外した状態を
示す分解斜視図である。
【図22】図22は本発明の第三実施例にかかるバック
ルの結合完了状態を偏平面側から見た外観図である。
【図23】図23は本発明の第三実施例にかかるバック
ルの結合完了状態を側壁側から見た外観図である。
【図24】図24は図22の中央縦断面図である。
【図25】図25は本発明の第三実施例にかかるバック
ルのロック部材のノブがロック位置にあるときの中央縦
断面図である。
【図26】図26は本発明の第三実施例にかかるバック
ルのロック部材のノブが弾性突部先端を強制的に弾性変
形させる解除位置にあるときの中央縦断面図である。
【図27】図27は本発明の第四実施例にかかるバック
ルの分離状態を示す外観図である。
【図28】図28は図27のバックルの雄部材の左側面
図である。
【図29】図29は図27のバックルの雌部材の右側面
図である。
【図30】図30は図27のS−S線に沿う断面図であ
る。
【図31】図31は本発明の第四実施例にかかるバック
ルの分離状態で雄部材からロック部材を取外した状態を
示す分解斜視図である。
【図32】図32は本発明の第四実施例にかかるバック
ルの結合完了状態を偏平面側から見た外観図である。
【図33】図33は本発明の第四実施例にかかるバック
ルの結合完了状態を側壁側から見た外観図である。
【図34】図34は図32の中央横断面図である。
【図35】図35は本発明の第四実施例にかかるバック
ルのロック部材がロック位置にあるときの中央横部分断
面図である。
【図36】図36は本発明の第四実施例にかかるバック
ルの雄部材と雌部材との結合途中を示す部分断面図であ
る。
【図37】図37は本発明の第四実施例にかかるバック
ルの雄部材の片方の弾性突部の先端形状を示す部分拡大
斜視図である。
【符号の説明】
10 雄部材 11 ベルト連結部 12a,12b 弾性突部 13a,13b 係止部 14Aa,14Ab 突設部 16A ガイド部 20 雌部材 21 ベルト連結部 22 筐体 22a 開口部 23a,23b スロット 25a,25b 係合部 28A 切欠部 50A ロック部材 51A ノブ 52Aa,52Ab 突部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離自在な雄部材と雌部材とからなるバ
    ックルであって、 前記雄部材は、 前記雄部材側のベルト連結部の一側壁の両側から互いに
    略平行に独立して突設され、その先端近傍の外側に係止
    部を有し、前記係止部を伴って内側方向に弾性変形自在
    な弾性突部と、 前記雄部材側のベルト連結部の一側壁の中央から前記弾
    性突部と略平行に独立して設けられたガイド部と、 前記ガイド部に案内され移動操作されることにより、前
    記弾性突部の前記係止部を伴った内側方向への弾性変形
    による撓みを阻止する位置と前記弾性突部の先端の弾性
    変形による撓みを許容する位置とを取得るロック部材と
    を具備し、 前記雌部材は、 前記雌部材側のベルト連結部に一体的に形成され、前記
    雄部材が挿脱される開口部と前記雄部材の挿入完了状態
    で前記弾性突部の先端近傍の外側部分を外部に露出する
    スロットと前記ロック部材を移動操作するための切欠部
    とを有する偏平な筐体と、 前記筐体の両側内壁に形成され、前記雄部材の挿入完了
    状態で前記弾性突部の前記係止部と結合する係合部とを
    具備することを特徴とするバックル。
  2. 【請求項2】 分離自在な雄部材と雌部材とからなるバ
    ックルであって、 前記雄部材は、 前記雄部材側のベルト連結部の中央から突設され、その
    先端近傍に係止部を有し、前記係止部を伴って内側方向
    に弾性変形自在な弾性突部と、 前記弾性突部の根元部分に設けられたガイド部と、 前記ガイド部に案内され移動操作されることにより、前
    記弾性突部の前記係止部を伴った内側方向への弾性変形
    による撓みを阻止する位置と前記弾性突部の先端の弾性
    変形による撓みを許容する位置及び前記弾性突部の先端
    を強制的に弾性変形させる位置とを取得るロック部材と
    を具備し、 前記雌部材は、 前記雌部材側のベルト連結部に一体的に形成され、前記
    雄部材が挿脱される開口部と前記ロック部材を移動操作
    するための切欠部とを有する偏平な筐体と、 前記筐体の偏平面の内壁に形成され、前記雄部材の挿入
    完了状態で前記弾性突部の前記係止部と結合する係合部
    とを具備することを特徴とするバックル。
  3. 【請求項3】 分離自在な雄部材と雌部材とからなるバ
    ックルであって、 前記雄部材は、 前記雄部材側のベルト連結部の一側壁の両側から互いに
    略平行に独立して突設され、その先端近傍の内側に係止
    部を有し、前記係止部を伴って内側方向に弾性変形する
    と同時にその先端同士が協動し前記係止部を内側方向に
    対して略垂直方向で互いに反対方向に弾性変形自在な弾
    性突部と、 前記雄部材側のベルト連結部の一側壁の中央から前記弾
    性突部と略平行に独立して設けられたガイド部と、 前記ガイド部に案内され移動操作されることにより、前
    記弾性突部の前記係止部を伴った内側方向への弾性変形
    による撓みを阻止する位置と前記弾性突部の先端の弾性
    変形による撓みを許容する位置とを取得るロック部材と
    を具備し、 前記雌部材は、 前記雌部材側のベルト連結部に一体的に形成され、前記
    雄部材が挿脱される開口部と前記雄部材の挿入完了状態
    で前記弾性突部の先端近傍の外側部分を外部に露出する
    スロットと前記ロック部材を移動操作するための切欠部
    とを有する偏平な筐体と、 前記筐体の偏平面の内壁に形成され、前記雄部材の挿入
    完了状態で前記弾性突部の前記係止部と結合する係合部
    とを具備することを特徴とするバックル。
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