JP2002043339A - フィルム剥離装置とフィルム剥離方法 - Google Patents

フィルム剥離装置とフィルム剥離方法

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JP2002043339A
JP2002043339A JP2000229481A JP2000229481A JP2002043339A JP 2002043339 A JP2002043339 A JP 2002043339A JP 2000229481 A JP2000229481 A JP 2000229481A JP 2000229481 A JP2000229481 A JP 2000229481A JP 2002043339 A JP2002043339 A JP 2002043339A
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peeling
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Akihiro Gunji
章弘 軍司
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装基板表面に貼り付けられた個片フィルム
をより確実に高い歩留まりで剥離する装置とそのフィル
ム剥離方法を提供する。 【解決手段】 一または複数の個片フィルムが表面に貼
られた実装基板を固定する基板保持盤と、粘着テープの
ガイド機構と粘着テープの粘着面を前記個片フィルムに
押し当て、引き戻すヘッド部を有し、個片フィルムを片
側に粘着面を有する剥離テープに付着させ、剥離のきっ
かけを作り、引き戻す際に剥離テープとともにフィルム
を剥離する剥離ヘッド機構とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実装基板上に貼り
付けられたフィルムを剥離する装置と剥離方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体実装基板にエラストマを貼り付け
る場合、エラストマは、PETフィルム等のシート状の
基材とともに貼り付けられる。よって、半導体チップを
実装する際には、実装前にエラストマの上層にあるこの
PETフィルムを剥離する必要がある。
【0003】従来、このPETフィルムを剥離する装置
としては、帯状基板をロール状にし、一方で一定速度で
送り出すとともに他方で巻き取りながら、同時にこの基
板表面に小径ロールで粘着テープを密着させ、粘着テー
プでPETフィルムを剥離し、粘着テープとともにPE
Tフィルムを巻き芯に巻き取り、巻芯ごと廃棄するもの
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
剥離装置を用いたPETフィルムの剥離方法では、半導
体実装基板に貼り付けられたエラストマとその基材シー
トであるPETフィルムのうち下層のエラストマの流動
性が高い場合、PETフィルムを剥離するために粘着テ
ープの小径ロールを基板表面に密着させた際に、材料染
み出しにより上層のPETフィルムと同じ高さまで下層
のエラストマが盛り上がり、粘着テープに接着してしま
うことがあった。こうなると、PETフィルムの替わり
に、エラストマ層が引き上げられるため実装基板にダメ
ージを与えたり、PETフィルムの剥離ができない事態
が生じていた。
【0005】また、従来のPETフィルムの剥離方法で
は、ロール状にできる帯状基板を対象にしており、短冊
状の半導体実装基板の搬送には対応していないため、短
冊状基板を扱う場合は粘着テープに基板が接着し粘着テ
ープとともに巻き込こまれる可能性があった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑み、実装基板にダ
メージを与えることなく、基板表面に貼られた基材フィ
ルムをより確実に剥離する装置および方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルム剥離装
置の請求項1の特徴は、一または複数の個片フィルムが
表面に貼られた実装基板を固定する基板保持盤と、粘着
テープのガイド機構と、この粘着テープを支持し、その
粘着面を個片フィルムに押し当て、引き戻すヘッド部を
有し、引き戻す際に個片フィルムを粘着テープによって
剥離する剥離ヘッド機構とを有することである。
【0008】上記本発明の請求項1の特徴によれば、粘
着テープは、剥離ヘッド機構のヘッド部によって実装基
板表面に押し当てられ、引き戻す際に、剥離のきっかけ
を得て、粘着テープとともに実装基板表面のフィルムを
剥離できる。従来の小径ロールを用いた巻き取り式によ
るフィルムの剥離と異なり、フィルム剥離時の圧力の調
整等が可能であるため、フィルム下層の膜に対し不要な
圧力をかけることを防止できるとともに、短冊状の基板
の巻き込み等も防止できる。
【0009】本発明のフィルム剥離装置の請求項2の特
徴は、請求項1のフィルム剥離装置において、基板保持
盤と剥離ヘッド機構が、いずれか一方もしくはその両方
が上下移動機構を有し、粘着テープの粘着面を実装基板
の表面に貼られたフィルムに押し当てる際および引き戻
す際にこの上下移動機構が働くことである。
【0010】上記本発明の請求項2の特徴によれば、よ
り簡易にフィルム剥離時の圧力の調整等が可能であるた
め、より確実にフィルム下層にある膜への不要な加圧に
よる盛り上がり等を抑制できるとともに、短冊状の基板
の巻き込み等をより確実に防止できる。
【0011】本発明のフィルム剥離装置の請求項3の特
徴は、請求項1または2のフィルム剥離装置において、
剥離ヘッド機構が、実装基板上に一列に貼り付けられた
複数の個片フィルムを同時に剥離することを特徴とす
る。
【0012】上記本発明の請求項3の特徴によれば、複
数の個片フィルムが一列に整列している場合は、剥離ヘ
ッド幅内で複数の個片フィルムを同時に剥離することが
可能となるため、フィルム剥離の効率が上がる。尚、一
列に貼り付けられる個片フィルムの数に合わせて、粘着
テープの幅やヘッド幅を可変にしてもよい。そうすれ
ば、より多くの個片フィルムを同時に剥離できるととも
に、種々の実装基板に対応できる。
【0013】本発明のフィルム剥離装置の請求項4の特
徴は、請求項1〜3のいずれかの剥離ヘッド機構におい
て、粘着テープとともに剥離したフィルムを巻き取る機
構を有し、実装用基板に一定または不定間隔で貼り付け
られた複数の個片フィルムを連続剥離することである。
【0014】上記本発明の請求項4の特徴によれば、複
数の個片フィルムをより効率的に連続して剥離すること
が可能となる。尚、粘着テープの接着面を外側に向けて
巻き取るようにしてもよい。この場合は、巻き芯自体が
不要となる。
【0015】本発明のフィルム剥離装置の請求項5の特
徴は、剥離ヘッド機構の上記ヘッド部が、逆凹型断面を
有し、この凹部の溝底面で該粘着テープを該基板表面に
押し当てることである。
【0016】上記本発明の請求項5の特徴によれば、逆
凹型断面の溝深さ以上の押し込みができないため、ヘッ
ド部による実装基板表面に対する過剰な押し込みを制限
できる。
【0017】本発明のフィルム剥離装置の請求項6の特
徴は、請求項5の剥離ヘッド機構において、ヘッド部の
逆凹型断面の溝深さが、フィルムが貼り付けられていな
い実装基板表面領域を押し付けない高さに調整されてい
ることである。
【0018】上記本発明の請求項6の特徴によれば、よ
り確実に、フィルムへの押し込み量を制限し、フィルム
下層にエラストマ等の流動性のある層を有する場合はそ
のはみ出しを抑える。さらに、フィルムが貼り付けられ
ていない実装基板表面に対しては粘着テープの粘着面が
表面に接触するのを防止できるので、粘着材による基板
表面の汚染と基板の巻き込みを防止できる。
【0019】本発明のフィルム剥離装置の請求項7の特
徴は、請求項1〜6のいずれかの剥離ヘッド機構におい
て、基板保持盤が、実装基板上に貼り付けられた個片フ
ィルムに対応する領域ごとに、個別に吸着固定する手段
を有することである。
【0020】上記本発明の請求項7の特徴によれば、各
個片フィルム中心に対応する位置に吸着固定手段が設け
られることによりフィルム剥離時の基板支持力が増し、
フィルム剥離時の基板の粘着テープへの巻き込みを防止
できる。
【0021】本発明のフィルム剥離装置の請求項8の特
徴は、請求項1〜7のいずれかのフィルム剥離装置にお
いて、さらに、基板保持盤に実装基板を装着する実装基
板供給部を有し、この実装基板供給部が、実装基板を吸
着搬送する手段と、吸着搬送手段による実装基板の複数
取りを防止する手段とを有することである。
【0022】上記本発明の請求項8の特徴によれば、実
装基板の複数取りを防止できるため、複数取りによる搬
送時の事故やフィルム剥離条件の適切化を図ることがで
きる。
【0023】本発明のフィルム剥離装置の請求項9の特
徴は、請求項8の特徴を有するフィルム剥離装置におい
て、複数取りを防止する手段が、基板の2枚取りを検出
する手段と、2枚取りが検出された場合にその2枚を分
離搬送する手段を有することである。
【0024】上記本発明の請求項9の特徴によれば、よ
り確実に搬送時の基板の2枚取りを防止できる。尚、複
数取りを防止する手段として、2枚の基板のうち下側の
基板を吸着するステージを設けてもよい。こうすれば、
より簡易な機構で下側の基板を上側の基板と分離でき
る。
【0025】本発明のフィルム剥離装置の請求項10の
特徴は、請求項1〜9のいずれかのフィルム剥離装置に
おいて、さらに、フィルムを剥離した短冊状の実装基板
に合紙フィルムを挿入し段積みする手段を有することで
ある。
【0026】上記本発明の請求項10の特徴によれば、
合紙フィルムを挿入し段積みすることにより、個片フィ
ルムを剥離した基板の表面に粘着性ある層が露出する場
合にも基板収納カートリッジに段積みする際基板同士が
接着するのを防ぐことができる。
【0027】本発明のフィルム剥離方法の請求項11の
特徴は、表面に個片フィルムが貼られた実装基板を基板
保持盤に固定する段階と、粘着テープの粘着面が押し出
し面になるように、粘着テープを支持するヘッド部を有
する剥離ヘッド機構ヘッドの該ヘッド部と剥離すべき個
片フィルムの位置をあわせる段階と、ヘッド部を剥離す
べき個片フィルムの端部に押し当て、引き戻すことによ
りフィルムを粘着テープとともに剥離する段階とを有す
ることである。
【0028】上記本発明の請求項11の特徴によれば、
粘着テープは、剥離ヘッド機構のヘッド部によって実装
基板表面に押し当て、引き戻す際に剥離のきっかけが得
られ粘着テープとともに実装基板表面のフィルムを剥離
できる。従来の小径ロールを用いた巻き取り式によるフ
ィルムの剥離と異なり、短冊状の実装基板の巻き込み等
も防止できる。
【0029】本発明のフィルム剥離方法の請求項12の
特徴は、上記剥離する段階が、基板保持盤と剥離ヘッド
機構のいずれか一方もしくはその両方を上下移動させる
ことにより該粘着テープのフィルムへの押し当てと引き
戻しを行うことである。
【0030】上記本発明の請求項12の特徴によれば、
より簡易にフィルム剥離時の圧力の調整等が可能である
ため、短冊状の基板の巻き込み等をより確実に防止でき
る。
【0031】本発明のフィルム剥離方法の請求項13の
特徴は、前前記ヘッド部は、逆凹型断面を有し、前記剥
離する段階は該凹部溝底面で該粘着テープを該基板表面
に押し当てることを特徴とする。
【0032】上記本発明の請求項13の特徴によれば、
逆凹型断面の溝深さを調整することにより、ヘッド部に
よるフィルムに対する過剰な押し込みを制限でき、剥離
すべきフィルムの下層にある流動性のある層を有する場
合でも、そのはみ出しを防止できる。
【0033】本発明のフィルム剥離方法の請求項14の
特徴は、実装基板上にエラストマとともに貼り付けられ
た基材フィルムを剥離するために上記請求項11〜13
のいずれかの特徴を有するフィルム剥離方法を使用する
ことである。
【0034】上記本発明の請求項14の特徴によれば、
実装基板にエラストマの貼り付けを行う場合に、基材フ
ィルム下層のエラストマのはみだしによる事故等を防
ぎ、より確実な基材フィルムの剥離が可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本実
施の形態に係る半導体チップの個片フィルムの剥離装置
と剥離方法について説明する。
【0036】図1および図2は、本実施の形態における
剥離装置で取り扱う半導体実装基板の一例を示す正面図
と断面図(破断線A−Aにおける)である。CSP(Ch
ip Scale Package)用実装基板であるフレーム1上に
は、複数の半導体チップ5が形成されており、本実施の
形態における剥離装置には、この状態で剥離処理が為さ
れる。
【0037】図2は、図1の断面図中で破線αで囲む半
導体チップの構成を示す拡大断面図である。各チップ上
には複数の必要な回路2が形成されており、その上に基
材であるPETフィルム4に溶工したエラストマ3が貼
り付けられている。エラストマ3とPETフィルム4は
各半導体チップ5ごとに、あるいは所定個数の半導体チ
ップ5ごとに個片のエラストマ3とこれと対になるPE
Tフィルム4が貼り付けられており、本実施の形態に係
る剥離装置は、エラストマ3を覆っているPETフィル
ム4のみを剥離するものである。
【0038】図3は、本実施の形態に係るフィルム剥離
装置の構成例を示すものである。フィルム剥離装置は、
大まかには基板供給部10と、フィルム剥離機構を有す
るフィルム剥離部20と剥離した基板を収納する基板収
納部50とで構成される。
【0039】基板供給部10内の基板供給カートリッジ
11または12に収納されている実装基板は、例えばエ
ア吸着による搬送手段により上から1枚ずつ取り出さ
れ、フィルム剥離部20内の基板保持盤である基板吸着
盤22に送られる。このとき、基板は静電気等の影響に
より2枚同時に取り出される場合がある。このような2
枚取りを防ぐためには、基板長手方向の一方の端部を引
き上げた後に時間差をおいて他方の端部を引き上げるこ
とである程度基板の2枚取りを防止することができる。
【0040】しかし、このような方法によっても静電気
による2枚取りを完全に排除することは難しい。そこ
で、基板供給部10に、2枚取り検出分離ステージ13
を設ける。2枚取り検出分離ステージ13では、例えば
基板の厚みを測定し2枚かどうかを判定する。厚みが基
板2枚分を超えると判定した場合は、2枚取り検出分離
ステージ13に備えた吸着穴により下側の基板を吸着固
定することにより2枚の基板を分離する。
【0041】フィルム剥離部20には、短冊状のCSP
用実装基板を吸着する基板吸着盤22、この基板吸着盤
22を剥離ヘッド30に対応する位置に持っていく搬送
レール21、剥離ヘッド30を上下移動する機構、基板
吸着盤22を上下移動する機構等が設けられている。さ
らに、剥離ヘッド30には、粘着テープのガイドにもな
るテープ駆動装置、剥離フィルム検出器装置、粘着テー
プ巻取り装置等が設けられている。
【0042】本実施の形態に係る剥離装置は、さらに合
紙供給部40を備えている。基材フィルム剥離後の短冊
状CSP実装基板は、表面が粘着性のあるエラストマ層
となるので、段積みしたとき上下の基板が互いに接着し
やすい。合紙供給部40は、基板間にOPPフィルムを
ロールから切り出し、上下の基板間に供給する機構を備
えるため、フィルム剥離後の実装基板同士の接着を防止
できる。また、フィルム剥離後の実装基板を収納する基
板収納カートリッジ51、52も備える。
【0043】図4(a)〜図4(d)は、本発明の実施
の形態に係る剥離装置を用いた剥離方法を示す基板吸着
盤22上に搭載された半導体実装基板から個片フィルム
を剥離する一連の処理過程を示す工程図である。同図に
示すように、剥離ヘッド30は、片側に粘着面を有する
剥離テープ32のガイド機構を有し、粘着面を外側にし
て、剥離テープが巻かれている。剥離ヘッド30の先端
部には矩形ヘッド31を有し、この矩形ヘッド31が剥
離テープ32を外側に粘着面がくるように支持してい
る。
【0044】まず、図4(a)に示すように、半導体実
装基板であるフレーム1は基板吸着盤22に吸着固定さ
れた状態で搬送レール21上を移動し、剥離すべき個片
PETフィルム4の先端が矩形ヘッド30直下にくるよ
う位置決めされる。個片PETフィルム4の大きさと配
置は品種ごとに様々であるが、登録済みの品種について
は品種を指定することにより、また、未登録の品種につ
いてはフィルム配置の座標データを入力することで品種
毎のフィルム配置に対応した位置決めを自動的に行うこ
ともできる。
【0045】なお、本実施の形態では、実装基板(フレ
ーム1)を載せた基板吸着盤22が搬送レール21上の
移動し、矩形ヘッド30直下に位置合わせをしている
が、基板吸着盤22を固定し、剥離ヘッド30をレール
に沿って移動させる機構に変えてもよい。
【0046】実装基板の位置決めがされると、図4
(b)に示すように、基板吸着盤22が上方に移動する
とともに、矩形ヘッド31を下方に移動し、剥離テープ
32を個片のPETフィルム4先端部に押し付け、加圧
する。なお、この上下移動機構は必ずしも基板吸着盤2
2と矩形ヘッド31の双方が備える必要はなく、いずれ
か一方のみが有していてもよい。
【0047】図4(c)に示すように、一定時間加圧し
た後、剥離テープ32をピンと張った状態で基板吸着盤
22を設定速度で下降させるとともに、矩形ヘッド31
を上方に引き戻す。このとき個片のPETフィルム4の
先端部が剥離テープ32に接着し引き上げられ、剥離の
きっかけができる。
【0048】なお、剥離ヘッド30には、矩形ヘッド3
1の押付け圧力の調節機能、押付け時間の調整機能、剥
離速度の調整機能を備えることが好ましい。
【0049】図4(d)に示すように、剥離された個片
のPETフィルム4は剥離テープ32とともに巻き取ら
れる。なお、使用した剥離テープ3を巻き取る際は、粘
着面が表面になるように巻き取れば、巻き芯を必要とせ
ず、しかも巻き取ったテープをそのまま廃棄することが
できる。
【0050】同一列の半導体チップの個片フィルムの剥
離が完了したら吸着盤22は搬送レール21上を再度移
動し、剥離すべき次の個片フィルムと剥離ヘッド30の
位置決めがなされる。こうして、上述する図4(a)〜
図4(d)に示すフィルム剥離処理動作が繰り返され
る。
【0051】図5は、矩形ヘッド31の断面形状の一例
を示す。ここでは、図4(b)の工程で、矩形ヘッド3
1が剥離テープ32を実装基板上の各チップ上のPET
フィルム64に押し付けた状態を示す。実装基板長軸方
向に垂直な断面に相当する。同図に示すように、矩形ヘ
ッド31の断面は、中央に溝が彫られ、逆凹型形状を有
し、溝の底部で剥離テープ32がPETフィルム64に
押し付けるように用いる。また、凹部溝深さは、剥離テ
ープ32、PETフィルム64、エラストマ63および
図示しない回路厚み等を考慮して定め、矩形ヘッド31
をPETフィルムに64に押し付けた際に、エラストマ
63が変形し、PETフィルム脇から外にはみ出すこと
がないように調整する。
【0052】即ち、逆凹型の矩形ヘッド31を用いるこ
とで、一定以上押圧すると、両端部がフレーム61上に
接置され、矩形ヘッド31によるこれ以上の押圧を制限
するため、エラストマ63のはみ出し等を防止すること
ができるとともに、実装基板と剥離テープの接着も防止
できる。よって、剥離テープの粘着剤が実装基板に付着
し、基板が汚染されるのを防止できる。
【0053】以上、実施の形態に沿って、本発明のフィ
ルム剥離装置とフィルム剥離方法について説明したが、
本発明は、上述した実施の形態の記載に制限されるもの
ではない。種々の改良や変更が可能なことは当業者に自
明である。例えば、上述する実施の形態では、エラスト
マの基材であるPETフィルムを剥離する装置と方法に
ついて説明しているが、本実施の形態に係るフィルム剥
離装置は、PET以外の別の基材フィルムの剥離に対し
ても応用できる。また、エラストマの基材フィルムに限
らず、剥離すべきフィルムを表面に有する実装基板に対
し広く使用できる。
【0054】
【発明の効果】以上に説明するように、本発明に係るフ
ィルム剥離装置およびフィルム剥離方法は、粘着テープ
による基板表面の汚染や、該フィルム下層の膜に対しダ
メージを与えることなく、実装基板に貼付けられた個片
フィルムを、より確実に、高い歩留まりで剥離できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面にエラストマおよび基材のPETフィルム
を備えた実装基板の構成を示す正面図と断面図である。
【図2】表面に個片のエラストマおよび基材のPETフ
ィルムを備えた基板の部分断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るフィルム剥離装置の
構成図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るフィルムの剥離方法
を示す工程図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るフィルム剥離装置の
剥離ヘッド部の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 回路 3 エラストマ 4 PETフィルム 5 半導体チップ 10 基板供給部 11、12 基板供給カートリッジ 13 2枚取り検出分離ステージ 20 フィルム剥離部 21 搬送レール 22 基板吸着盤 30 剥離ヘッド 31 矩形ヘッド 32 剥離テープ 40 合紙供給部 50 基板収納部 51、52 基板収納カートリッジ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一または複数の個片フィルムが表面に貼
    られた実装基板を固定する基板保持盤と、 粘着テープのガイド機構と、前記粘着テープを支持し、
    その粘着面を前記個片フィルムに押し当て、引き戻すヘ
    ッド部を有し、引き戻す際に前記個片フィルムを前記粘
    着テープによって剥離する剥離ヘッド機構とを有するこ
    とを特徴とするフィルム剥離装置。
  2. 【請求項2】 前記基板保持盤と前記剥離ヘッド機構
    は、 いずれか一方もしくはその両方が上下移動機構を有し、 粘着テープの粘着面を前記フィルムに押し当てる際およ
    び引き戻す際にこの上下移動機構が働くことを特徴とす
    る請求項1に記載のフィルム剥離装置。
  3. 【請求項3】 前記剥離ヘッド機構は、 前記実装基板上に一列に貼り付けられた複数の個片フィ
    ルムを同時に剥離することを特徴とする請求項1または
    2に記載のフィルム剥離装置。
  4. 【請求項4】 前記剥離ヘッド機構は、 前記粘着テープとともに剥離したフィルムを巻き取る機
    構を有し、 前記実装用基板に一定または不定間隔で貼り付けられた
    複数の個片フィルムを連続剥離することを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載のフィルム剥離装置。
  5. 【請求項5】 前記剥離ヘッド機構は、 前記ヘッド部が、逆凹型断面を有し、該凹型の溝底面で
    該粘着テープを前記個片フィルムに押し当てることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフィルム剥離
    装置。
  6. 【請求項6】 前記剥離ヘッド機構は、 前記ヘッド部の前記逆凹型断面の溝深さが、前記実装基
    板の個片フィルムが貼り付けられていない表面領域を押
    し付けない高さに調整されていることを特徴とする請求
    項5に記載のフィルム剥離装置。
  7. 【請求項7】 前記基板保持盤は、 貼り付けられた個片フィルムに対応する領域ごとに、個
    別に前記実装基板を吸着固定する手段を有するものであ
    る請求項1〜6のいずれかに記載のフィルム剥離装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記基板保持盤に実装基板を供
    給する実装基板供給部を有し、該実装基板供給部は、 該実装基板を吸着搬送する手段と、 前記吸着搬送する手段による実装基板の複数取りを防止
    する手段とを有することを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載のフィルム剥離装置。
  9. 【請求項9】 前記複数取りを防止する手段は、 基板の2枚取りを検出する手段と、 2枚取りが検出された場合に、その2枚を分離搬送する
    手段を有することを特徴とする請求項8に記載のフィル
    ム剥離装置。
  10. 【請求項10】 さらに、フィルムを剥離した実装基板
    に合紙フィルムを挿入し段積みする手段を有することを
    特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のフィルム剥
    離装置。
  11. 【請求項11】 表面に個片フィルムが貼られた実装基
    板を前記基板保持盤に固定する段階と、 粘着テープの粘着面が押し出し面になるように、粘着テ
    ープを支持するヘッド部を有する剥離ヘッド機構の該ヘ
    ッド部と剥離すべき個片フィルムの位置をあわせを行う
    段階と、 前記ヘッド部を剥離すべき個片フィルムの端部に押し当
    て、引き離すことにより前記フィルムを前記粘着テープ
    によって剥離する段階とを有するフィルム剥離方法。
  12. 【請求項12】 前記剥離する段階は、 前記基板保持盤と前記剥離ヘッド機構のいずれか一方も
    しくはその両方を上下移動させることにより該粘着テー
    プの前記フィルムへの押し当てと引き離しを行うことを
    特徴とする請求項11に記載のフィルム剥離方法。
  13. 【請求項13】 前記ヘッド部は、逆凹型断面を有し、 前記剥離する段階は、該凹部の溝底面で該粘着テープを
    該基板表面に押し当てることを特徴とする請求項11ま
    たは12に記載のフィルム剥離方法。
  14. 【請求項14】 実装基板上にエラストマとともに貼り
    付けられた基材フィルムを剥離するために使用されるこ
    とを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載のフ
    ィルム剥離方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008171841A (ja) * 2007-01-05 2008-07-24 Shibaura Mechatronics Corp テープ検査剥離装置、電子部品実装装置およびテープ検査剥離方法
JP2009029014A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Nec Engineering Ltd 基板組立装置及び組立方法
JP2009049237A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Hitachi High-Technologies Corp Acf貼付け装置、フラットパネルディスプレイの製造装置及びフラットパネルディスプレイ

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