JP2002042902A - 液替え活性化方法 - Google Patents

液替え活性化方法

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JP2002042902A
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JP
Japan
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battery
discharge
negative electrode
storage battery
alkaline storage
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JP2000220205A
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English (en)
Inventor
Seiji Izumi
清治 出水
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Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉄を含有する負極を備えた開放型アルカリ蓄電
池において、液替え活性化による放電容量の回復を増大
させることのできる液替え活性化方法を提供することに
ある。 【解決手段】前記課題を解決する、本発明の開放型アル
カリ蓄電池の液替え活性化方法は、前記開放型アルカリ
蓄電池が鉄を含有する負極を備えた蓄電池であって、前
記蓄電池がサイクルの進行にともなって容量低下した場
合に、液替えした後、前記鉄が溶出することのない電位
で放電を行い、続いて過充電することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開放型アルカリ蓄
電池の液替え活性化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】開放型アルカリ蓄電池の液替え活性化方
法は、一般には、例えば次に示す方法で行われている。 電解液中の炭酸カリウム量を低減させるために電解液
を排出後、元々入っていた電解液と同じ組成の電解液を
注液する。 長年の使用で崩れている正極板と負極板との容量バラ
ンスを解消するために、残存放電で長時間の過放電(逆
充電)を実施する。 続く充電で正極板と負極板とが満充電となるように充
電する。 0.2CAで1.0Vまで放電し、次に0.2CAで
8時間充電する作業を1サイクルとして、3サイクル程
度実施する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば導電剤
として含有されているなどのような鉄を含有する負極を
備えた開放型アルカリ蓄電池の場合には、上記の工程
の過放電を行うと、負極中の鉄が電解液中に溶出し、続
くの工程で正極中に進入することで、正極の酸素発生
電位が低下したり、図1に示すように正極の放電曲線が
2段になるなどが起こっていた。
【0004】正極の酸素発生電位が低下すると、回復充
電時などに所定の設定電圧値に到達せず、過充電されつ
づけるという問題があった。
【0005】また、放電曲線が2段になると、2段目は
端子電圧で0.75V付近にあるため、0.8V付近で
行う通常の負荷制御の場合には、1段目の端子電圧から
2段目にさしかかる手前で急激に端子電圧が低下するの
で、あらかじめ設定されている放電終止電圧に達し、放
電を停止することになる。したがって、電池の見かけの
容量すなわち放電容量(あらかじめ決められた使用条件
での電池容量)が低下してしまうという問題があった。
【0006】そこで、本発明の課題は、鉄を含有する負
極を備えた開放型アルカリ蓄電池において、液替え活性
化による放電容量の回復を増大させることのできる液替
え活性化方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する、本
発明の開放型アルカリ蓄電池の液替え活性化方法は、前
記開放型アルカリ蓄電池が鉄を含有する負極を備えた蓄
電池であって、前記蓄電池がサイクルの進行にともなっ
て容量低下した場合に、液替えした後、前記鉄が溶出す
ることのない電位で放電を行い、続いて過充電すること
を特徴とする。
【0008】鉄が溶出することがないので、放電曲線が
2段にならず、あらかじめ設定されている放電終止電圧
(通常は、0.8V付近)までなめらかに放電するの
で、電池の放電容量の回復を増大させることができる。
また、前記活性化の手段によれば、残存放電時に過剰に
長時間放電を行うという従来の作業工程がないので、液
替え活性化の時間を大幅に短縮することが可能である。
【0009】上記の鉄が溶出することのない電位とは、
酸化水銀電極に対して負極の電位が−0.88Vよりも
高い電位である。前記−0.88Vよりも高い電位まで
しか残存放電しないので、負極中の鉄が電解液中に溶出
することがない。従って、続く充電にて鉄が正極へ進入
することもなく、放電曲線が2段になることがない。
【0010】上記過充電は、低い電流値で行うのが良
く、特に上記開放型アルカリ蓄電池の理論容量をCAと
したとき、0.05CA以上0.3CA以下の電流値で
行うことが好ましい。大きな電流で行うと活物質粒子の
粗大化が進行し、その利用率が低下するからである。
【0011】また、上記開放型アルカリ蓄電池は、ポケ
ット式アルカリ蓄電池が好ましく、さらに負極活物質が
カドミウムであるニッケル−カドミウム電池が好まし
い。そして、特に上記鉄を導電剤として負極に含有させ
ることが好ましい。負極における凝集や結晶成長を抑え
ることができるからである。
【0012】電解液は、特に限定されるものではない
が、水酸化リチウム含有水酸化カリウム水溶液が好まし
い。充電曲線における負極の立ち上がり時期が正極より
も遅くなるので、正極の充電が十分行われ、その結果活
性化後の電池容量が多くなるからである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づき図面を参照して説明する。 <実験1>導電剤として鉄を添加した負極を用いたAM
60型ポケット式アルカリ蓄電池で、8年間使用された
ものを3セル試験電池として用いた。
【0014】まず、上記電池の電解液を液替えした後、
周囲温度25±5℃の雰囲気下で表1の条件によって充
放電し、活性化を行った。
【0015】
【表1】 活性化条件
【0016】アは本発明にかかる液替え活性化方法であ
り、イは従来方法であって残存放電で過放電を行う活性
化方法である。また、ウは本発明にかかる液替え活性化
方法であって、充電時間を短くしたものである。前記
ア、イ、ウによる活性化を行った電池を、それぞれA、
B、Cとする。
【0017】上記電池A、B、Cについて、電池使用1
サイクル目の放電曲線を図2に示す。従来例である電池
Bは、放電曲線が2段になっているが、本発明にかかる
電池Aおよび電池Cはいずれも放電曲線は1段である。
放電終止電圧を端子電圧で0.8Vに設定した場合、電
池Aと電池Bとを比較してわかる通り、電池Bの放電容
量が非常に小さくなってしまう。
【0018】また、電池Bと電池Cとを比較してわかる
通り、残存放電後の充電時間を本発明では従来の半分以
下にしても、より多くの放電容量を得ることができる。
【0019】本発明によれば、残存放電時の長時間の過
放電を行わずに済むだけでなく、その後の充電時間を短
く設定しても、従来より多くの放電容量を得ることがで
きるので、液替え活性化の作業時間を大幅に短縮するこ
とができる。
【0020】図3に、上記電池A、B、Cの電池使用1
サイクル目〜3サイクル目における放電容量を示す。電
池使用サイクルを経過しても、上記の電池の放電容量の
値はほとんど変化していないことがわかる。 <実験2>導電剤として鉄を添加した負極を用いたAM
60型ポケット式アルカリ蓄電池で、8年間使用された
ものを2セル試験電池として用いた。
【0021】まず、上記電池の電解液を元々入っていた
電解液とは異なる組成の10g/リットルの水酸化リチウム
を添加した比重1.21g/cm3の水酸化カリウム水
溶液に液替えした電池をA’、元々入っていた電解液と
同じ組成の10g/リットルの水酸化リチウムと10g/リッ
トルのカルボキシルメチルセルロース(CMC)とを添加
した比重1.21g/cm3の水酸化カリウム水溶液に
液替えした電池をB’として、周囲温度25±5℃の雰
囲気下で、0.2CAで−0.88V(vs.酸化水銀
電極)まで残存放電を行い、続いて0.2CAで20時
間充電し、0.2CAで1.0V/セルまで放電し、さら
に0.2CA、8時間充電、0.2CA、1.0V/セル
放電を2サイクル行う、本発明の活性化(表1のAと同
様の条件)を行った。
【0022】図4に、電池使用1サイクル目〜3サイク
ル目における充電時間を示す。電池A’の方がより長い
時間充電されていることが分かる。そしてこのことは、
理由はよく分からないが、電池A’の方が、サイクルを
重ねても負極の充電曲線の立ち上がり時期が正極よりも
遅いので、定電圧充電時に正極が満充電に至るまで、十
分に長い時間充電されることを示しており、したがって
電池の放電容量が増大する。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、液替え活性化の作業時
間を大幅に削減することができ、しかも放電時に2段放
電を起こすことがないので、放電容量の回復を増大させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電池における放電曲線を示す図。
【図2】活性化条件と放電曲線との関係を示す図。
【図3】活性化条件ごとのサイクル数と放電時間との関
係を示す図。
【図4】電解液の組成ごとのサイクル数と充電時間との
関係を示す図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄を含有する負極を備えた開放型アルカリ
    蓄電池の液替え活性化方法であって、前記蓄電池がサイ
    クルの進行にともなって容量低下した場合に、液替えし
    た後、前記鉄が溶出することのない電位で放電を行い、
    続いて過充電することを特徴とする開放型アルカリ蓄電
    池の液替え活性化方法。
  2. 【請求項2】上記過充電を、上記開放型アルカリ蓄電池
    の理論容量をCAとしたとき、0.05CA以上0.3
    CA以下の電流値で行うことを特徴とする請求項1に記
    載の開放型アルカリ蓄電池の液替え活性化方法。
  3. 【請求項3】上記アルカリ蓄電池が、ポケット式アルカ
    リ蓄電池であることを特徴とする請求項1または2のい
    ずれかに記載の開放型アルカリ蓄電池の液替え活性化方
    法。
  4. 【請求項4】上記負極が、カドミウムを活物質とする負
    極であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の開放型アルカリ蓄電池の液替え活性化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9525166B2 (en) 2011-07-28 2016-12-20 Gs Yuasa International Ltd. Negative electrode for alkaline secondary battery, outer case for alkaline secondary battery and alkaline secondary battery
US9748560B2 (en) 2011-07-28 2017-08-29 Gs Yuasa International Ltd. Negative electrode for alkaline secondary battery, outer case for alkaline secondary battery and alkaline secondary battery

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