JP2002042816A - 高容量非水系二次電池 - Google Patents
高容量非水系二次電池Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】非水系二次電池としての新規正極活物質および
負極活物質を提供する。 【解決手段】一般式LiaCobAlcNidMn
(2−b−c−d)O4で表わされるマンガンスピネル
系化合物(A)と一般式LiaMnbAlcCodNi
(1−b−c−d)O2で表わされる変性ニッケル酸リ
チウム(B)と一般式LiaMnbFecAldNie
Co(1−b−c−d−e)O2で表わされる変性コバ
ルト酸リチウム(C)とを(A)を10〜70wt%
(B)を5〜85wt%、(C)を5〜85wt%に組
合せた正極活物質。一方負極活物質が、球形、繊維状の
人造グラファイト及び粒状、多角形の天然グラファイ
ト、前記人造グラファイトに芳香族炭化水素をCVD法
で被覆するかピッチ・フェノール樹脂等を表に被覆・炭
化したものである。これらの正負活物質を組合せた非水
系二次電池。
負極活物質を提供する。 【解決手段】一般式LiaCobAlcNidMn
(2−b−c−d)O4で表わされるマンガンスピネル
系化合物(A)と一般式LiaMnbAlcCodNi
(1−b−c−d)O2で表わされる変性ニッケル酸リ
チウム(B)と一般式LiaMnbFecAldNie
Co(1−b−c−d−e)O2で表わされる変性コバ
ルト酸リチウム(C)とを(A)を10〜70wt%
(B)を5〜85wt%、(C)を5〜85wt%に組
合せた正極活物質。一方負極活物質が、球形、繊維状の
人造グラファイト及び粒状、多角形の天然グラファイ
ト、前記人造グラファイトに芳香族炭化水素をCVD法
で被覆するかピッチ・フェノール樹脂等を表に被覆・炭
化したものである。これらの正負活物質を組合せた非水
系二次電池。
Description
【0001】[産業上の利用範囲]本発明は、非水系二
次電池に関する。
次電池に関する。
【0002】[発明の属する技術分野]近年、正極にコ
バルト酸リチウムを活物質として用いるリチウムイオン
二次電池は、種々の電子機器の電源として使用されてい
る。電子機器の小型化、軽量化を図る上で、これらの電
子機器の電源としてきわめて有用である。更なる電池と
しての高容量を保持したまま安全性、資源としてより潤
沢な他の遷移金属を活用しコバルト比率を低減し、急激
な需要量拡大に対応できることが要望されている。本発
明は、その要望を満たすことの出来る新規な非水系二次
電池に関する。
バルト酸リチウムを活物質として用いるリチウムイオン
二次電池は、種々の電子機器の電源として使用されてい
る。電子機器の小型化、軽量化を図る上で、これらの電
子機器の電源としてきわめて有用である。更なる電池と
しての高容量を保持したまま安全性、資源としてより潤
沢な他の遷移金属を活用しコバルト比率を低減し、急激
な需要量拡大に対応できることが要望されている。本発
明は、その要望を満たすことの出来る新規な非水系二次
電池に関する。
【0003】[従来の技術]コバルト酸リチウム(Li
CoO2)は、リチウムイオン二次電池の正極活物質と
して広く使用されているが、炭素質材料を活物質とする
負極との組み合わせのリチウムイオン二次電池として
4.2V以上の充電電圧で、充放電を繰り返すと容量が
著しく低下したり、電解液の分解を伴い電池内ガス圧力
が高まり、液漏れ、あるいは、安全弁の開裂を招くた
め、この過充電に対して弱点を補う為に、高価な厳重な
電圧制御電子回路が必要であり、電子機器電源の電池と
して割高となる難がある。またニッケルは、金属として
資源がより豊富でありコバルトに比してより安価であ
り、しかも高容量化を図れることから正極をニッケル酸
リチウムに代替する提案がなされているが、正極として
の熱安定性が不十分であり、またコバルト酸リチウムと
対等の充電電圧4.20Vまですると充放電を繰り返す
とサイクル寿命が著しく低下することが判明し実用に供
することが出来ていない。また、LiNi0.7Co
0.2Mn0.1O2、LiNi0.6Co0.3Mn
0.1O2等のNi−Co−Mnが提案されているが、
コバルトの比率も高く、経済性の観点から不十分であ
り、熱安定性でもコバルト酸リチウム並に到達できてい
ない。LiNi0.8Co0.15Al0.05O2、
LiNi0.8Co0.10Al0.10O2等は,コ
バルトの比率がやや低減され、高放電容量を得ることが
出来るものの、熱安定性ではコバルト酸リチウムには及
ばない。また4.3Vまでの充放電を繰り返すとサイク
ル寿命が低下し、実用的ではない。またマンガンは、金
属として資源が更に潤沢であるが、従来の化学量論的マ
ンガンスピネルの高温(50〜55℃)における電解液
中へのマンガン溶出による放電容量低下を改善する提案
としてリチウム/マンガン比を1/2から1.06〜
1.08/2に高めること、マンガン元素の一部をクロ
ム、アルミニウム、ニッケル、コバルト、鉄に置換し、
更にリチウムリッチとすること等が提案されている。し
かしながら、高温での放電容量低下が著しく改良される
反面、4.3Vまで充電をした場合での初期放電容量
が、8〜20%低下する犠牲を払うことになる(125
mAh/gから100〜115mAh/gに低下す
る)。マンガンリッチスピネル(例えばLi1.06M
n2O4等)にこれらのニッケル酸リチウムのいずれか
を1種又は2種以上混合し、マンガンスピネルの放電容
量の低い欠点を相対的に高い放電容量を有するニッケル
酸リチウムを加えることによりコバルト酸リチウムに近
いあるいは、匹敵する放電容量を発現する試みもなされ
ているが、基本的に熱安定性の改良されていないニッケ
ル酸リチウムを基にしているので、4.3Vまでの充放
電を繰り返すとサイクル寿命の改良は、出来ていない。
CoO2)は、リチウムイオン二次電池の正極活物質と
して広く使用されているが、炭素質材料を活物質とする
負極との組み合わせのリチウムイオン二次電池として
4.2V以上の充電電圧で、充放電を繰り返すと容量が
著しく低下したり、電解液の分解を伴い電池内ガス圧力
が高まり、液漏れ、あるいは、安全弁の開裂を招くた
め、この過充電に対して弱点を補う為に、高価な厳重な
電圧制御電子回路が必要であり、電子機器電源の電池と
して割高となる難がある。またニッケルは、金属として
資源がより豊富でありコバルトに比してより安価であ
り、しかも高容量化を図れることから正極をニッケル酸
リチウムに代替する提案がなされているが、正極として
の熱安定性が不十分であり、またコバルト酸リチウムと
対等の充電電圧4.20Vまですると充放電を繰り返す
とサイクル寿命が著しく低下することが判明し実用に供
することが出来ていない。また、LiNi0.7Co
0.2Mn0.1O2、LiNi0.6Co0.3Mn
0.1O2等のNi−Co−Mnが提案されているが、
コバルトの比率も高く、経済性の観点から不十分であ
り、熱安定性でもコバルト酸リチウム並に到達できてい
ない。LiNi0.8Co0.15Al0.05O2、
LiNi0.8Co0.10Al0.10O2等は,コ
バルトの比率がやや低減され、高放電容量を得ることが
出来るものの、熱安定性ではコバルト酸リチウムには及
ばない。また4.3Vまでの充放電を繰り返すとサイク
ル寿命が低下し、実用的ではない。またマンガンは、金
属として資源が更に潤沢であるが、従来の化学量論的マ
ンガンスピネルの高温(50〜55℃)における電解液
中へのマンガン溶出による放電容量低下を改善する提案
としてリチウム/マンガン比を1/2から1.06〜
1.08/2に高めること、マンガン元素の一部をクロ
ム、アルミニウム、ニッケル、コバルト、鉄に置換し、
更にリチウムリッチとすること等が提案されている。し
かしながら、高温での放電容量低下が著しく改良される
反面、4.3Vまで充電をした場合での初期放電容量
が、8〜20%低下する犠牲を払うことになる(125
mAh/gから100〜115mAh/gに低下す
る)。マンガンリッチスピネル(例えばLi1.06M
n2O4等)にこれらのニッケル酸リチウムのいずれか
を1種又は2種以上混合し、マンガンスピネルの放電容
量の低い欠点を相対的に高い放電容量を有するニッケル
酸リチウムを加えることによりコバルト酸リチウムに近
いあるいは、匹敵する放電容量を発現する試みもなされ
ているが、基本的に熱安定性の改良されていないニッケ
ル酸リチウムを基にしているので、4.3Vまでの充放
電を繰り返すとサイクル寿命の改良は、出来ていない。
【0004】〔発明が解決しようとする課題〕本発明
は、従来のかかる正極活物質であるマンガンスピネル、
ニッケル酸リチウムの欠点を解消し、非水系二次電池と
してのリチウムイオン二次電池の4.2V以上での耐過
充電性を改良し、かつ電池容量の向上を可能にすること
により、耐過充電性の改良による安全性向上、高容量
化、長寿命化を図れる新規正極を提供することにある。
は、従来のかかる正極活物質であるマンガンスピネル、
ニッケル酸リチウムの欠点を解消し、非水系二次電池と
してのリチウムイオン二次電池の4.2V以上での耐過
充電性を改良し、かつ電池容量の向上を可能にすること
により、耐過充電性の改良による安全性向上、高容量
化、長寿命化を図れる新規正極を提供することにある。
【0005】〔課題を解決するための手段〕本発明者ら
は、上記課題について種々検討した結果、特定のマンガ
ンスピネル、特定の変性ニッケル酸リチウム、特定の変
性コバルト酸リチウムをそれぞれ独立に調製されたもの
を選定し、特定の配合比率により、Li−Mn−Ni−
Co系の新規正極を見出し、また特定の負極活物質と組
み合わせることにより、従来のの欠点であるリチウムイ
オン二次電池としての4.2V以上での耐過充電性を改
良し、かつ電池容量の向上を可能にすることにより、耐
過充電性の改良による安全性向上、高容量化、長寿命化
を図れる非水系二次電池を見い出し、本発明を完成させ
るに至った。
は、上記課題について種々検討した結果、特定のマンガ
ンスピネル、特定の変性ニッケル酸リチウム、特定の変
性コバルト酸リチウムをそれぞれ独立に調製されたもの
を選定し、特定の配合比率により、Li−Mn−Ni−
Co系の新規正極を見出し、また特定の負極活物質と組
み合わせることにより、従来のの欠点であるリチウムイ
オン二次電池としての4.2V以上での耐過充電性を改
良し、かつ電池容量の向上を可能にすることにより、耐
過充電性の改良による安全性向上、高容量化、長寿命化
を図れる非水系二次電池を見い出し、本発明を完成させ
るに至った。
【0006】〔発明の実施の形態〕以下、本発明を具体
的に説明する。すなわち、本発明は:(1)リチウム複
合金属酸化物を活物質とする正極と炭素質材料を活物質
とする負極とを備えた非水系二次電池において、正極が
一般式LiaCobAlcNidMn
(2−b−c−d)O4(但し、a、b、c、dは、そ
れぞれ1.03≦a≦1.06、0.015≦b≦0.
05、0≦c≦0.05、0≦d≦0.05の数を表
す。)であるマンガンスピネル系化合物(A)と一般式
LiaMnbAlcCodNi(1−b−c−d)O2
(但し、a、b、c、dは、それぞれ1.00≦a≦
1.02、0.15≦b≦0.225、0≦c≦0.1
0、0.01≦d≦0.075の数を表す。)である変
性ニッケル酸リチウム(B)と一般式LiaMnbFe
cAldNieCo(1−b−c−d−e)O2(但
し、a、b、c、d、eは、それぞれ1.00≦a≦
1.03、0.00005≦b≦0.009、0.00
005≦c≦0.01、0≦d≦0.01、0≦e≦
0.3の数を表す。)である変性コバルト酸リチウム
(C)と混合し、(A)が10重量%以上70重量%以
下であり(B)が5重量%以上85重量%以下であり、
(C)が5重量%以上85重量%以下であることを特徴
とする非水系二次電池及び(2)リチウム複合金属酸化
物を活物質とする正極と炭素質材料を活物質とする負極
とを備えた非水系二次電池において、負極が、球形、繊
維状の人造グラファイト及び粒状、多角形の天然グラフ
ァイト、球形、粒状、多角形の人造グラファイトに芳香
族炭化水素をCVD法で被覆するかピッチ・フェノール
樹脂等を表面に被覆・炭化して得られる多重構造選炭素
材、コークスから選ばれた単独または、それらの混合物
であることを特徴とする非水系二次電池である。
的に説明する。すなわち、本発明は:(1)リチウム複
合金属酸化物を活物質とする正極と炭素質材料を活物質
とする負極とを備えた非水系二次電池において、正極が
一般式LiaCobAlcNidMn
(2−b−c−d)O4(但し、a、b、c、dは、そ
れぞれ1.03≦a≦1.06、0.015≦b≦0.
05、0≦c≦0.05、0≦d≦0.05の数を表
す。)であるマンガンスピネル系化合物(A)と一般式
LiaMnbAlcCodNi(1−b−c−d)O2
(但し、a、b、c、dは、それぞれ1.00≦a≦
1.02、0.15≦b≦0.225、0≦c≦0.1
0、0.01≦d≦0.075の数を表す。)である変
性ニッケル酸リチウム(B)と一般式LiaMnbFe
cAldNieCo(1−b−c−d−e)O2(但
し、a、b、c、d、eは、それぞれ1.00≦a≦
1.03、0.00005≦b≦0.009、0.00
005≦c≦0.01、0≦d≦0.01、0≦e≦
0.3の数を表す。)である変性コバルト酸リチウム
(C)と混合し、(A)が10重量%以上70重量%以
下であり(B)が5重量%以上85重量%以下であり、
(C)が5重量%以上85重量%以下であることを特徴
とする非水系二次電池及び(2)リチウム複合金属酸化
物を活物質とする正極と炭素質材料を活物質とする負極
とを備えた非水系二次電池において、負極が、球形、繊
維状の人造グラファイト及び粒状、多角形の天然グラフ
ァイト、球形、粒状、多角形の人造グラファイトに芳香
族炭化水素をCVD法で被覆するかピッチ・フェノール
樹脂等を表面に被覆・炭化して得られる多重構造選炭素
材、コークスから選ばれた単独または、それらの混合物
であることを特徴とする非水系二次電池である。
【0007】本発明により、4.3Vの充電に耐え、し
かもマンガンスピネル化合物より高い放電容量を有する
簡便に新規な組成の正極を提供出来るようになる。ニッ
ケル酸リチウム系化合物あるいはコバルト酸リチウム系
化合物をそれぞれ独立に調製し、これらをマンガンスピ
ネル化合物に混合すると、単一の組成物では、得られな
い高容量でかつ4.3Vの充電に耐える正極となる。こ
の正極に炭素質材料を負極を組み合わせたリチウムイオ
ン二次電池において4.20V以上の電圧で、充電を繰
り返しても、放電容量が著しく低下しなく、サイクル寿
命が、短くならず、過充電に耐える結果、電解液の分解
によるガス発生に伴う電池缶内圧力の上昇が抑制出来
て、厳重な充電電圧監視制御機構を組み込む高価な電子
回路を回避出来る。電池の軽量、小型化を図れる正極活
物質と期待される一方、電源としての低コスト化が、本
発明により具現できる。本発明に用いるマンガンスピネ
ル系化合物(A)は、一般式LiaCobAlcNid
Mn(2−b−c−d)O4(但し、a、b、c、d
は、それぞれ1.03≦a≦1.06、0.015≦b
≦0.05、0≦c≦0.05、0≦d≦0.05の数
を表す。)で示され、電解二酸化マンガン、四酸化三マ
ンガン、炭酸マンガン、酢酸マンガン、クエン酸マンガ
ン等のマンガン化合物の少なくとも1種と炭酸コバル
ト、酢酸コバルト、蓚酸コバルト、水酸化コバルト、四
酸化三コバルト、一酸化コバルト等のコバルト化合物の
少なくとも1種と必要あらば水酸化アルミニウム、酢酸
アルミニウム、硝酸アルミニウム等のアルミニウム化合
物の少なくとも1種、酸化ニッケル、水酸化ニッケル、
酢酸ニッケル、硝酸ニッケル、炭酸ニッケル等のニッケ
ル化合物の少なくとも1種と水酸化リチウム、炭酸リチ
ウム、酢酸リチウム、沃化リチウム等のリチウム化合物
の少なくとも1種とを用いて上記の組成になるように6
50℃〜850℃、好ましくは、700℃〜800℃の
温度で焼成され得られる。前記マンガンスピネル系化合
物(A)の組成範囲以外では、高温(50〜55℃)で
の電放電容量低下抑制出来て、かつ4.3V充電におい
て初期放電容量105mAh/g以上を得ることが難し
い。好ましくは、一般式LiaCobAlcNidMn
(2−b−c−d)O4のa、b、c、dは、それぞれ
1.04≦a≦1.06、0.035≦b≦0.05、
0≦c≦0.05、0≦d≦0.01の範囲のものであ
る。本発明に用いる変性ニッケル酸リチウム(B)一般
式LiaMnbAlcCodNi (1−b−c−d)O
2(但し、a、b、c、dは、それぞれ1.00≦a≦
1.02、0.15≦b≦0.225、0≦c≦0.1
0、0.01≦d≦0.075の数を表す。)で示さ
れ、酸化ニッケル、水酸化ニッケル、酢酸ニッケル、硝
酸ニッケル、炭酸ニッケル等のニッケル化合物の少なく
とも1種と酢酸マンガン、クエン酸マンガン、電解二酸
化マンガン、四三酸化マンガン、炭酸マンガン、等のマ
ンガン化合物の少なくとも1種と炭酸コバルト、酢酸コ
バルト、蓚酸コバルト、水酸化コバルト、四三酸化コバ
ルト、一酸化コバルト等のコバルト化合物の少なくとも
1種と必要あらば水酸化アルミニウム、酢酸アルミニウ
ム、硝酸アルミニウム等のアルミニウム化合物の少なく
とも1種と水酸化リチウム、炭酸リチウム、酢酸リチウ
ム、沃化リチウム等のリチウム化合物の少なくとも1種
とを用いて上記の組成になるように700℃〜950
℃、好ましくは、760℃〜890℃の温度で酸素雰囲
気下に焼成され得られる。前記変性ニッケル酸リチウム
(B)の組成範囲以外では、4.2V以上での耐過充電
性を改良し、かつ初期放電容量を4.3V充電において
かつ初期放電容量150mAh/g以上を得ることが難
しい。好ましくは、一般式LiaMnbAlcCodN
i(1−b−c−d)O2のa、b、c、dは、それぞ
れ1.00≦a≦1.01、0.15≦b≦0.18、
0.01≦c≦0.05、0.01≦d≦0.0の範囲
のものである。本発明に用いる変性コバルト酸リチウム
(C)一般式LiaMnbFecAldNieCo
(1−b−c−d−e)O2(但し、a、b、c、d、
eは、それぞれ1.00≦a≦1.03、0.0000
5≦b≦0.009、0.00005≦c≦0.01、
0≦d≦0.01、0≦e≦0.3の数を表す。)で示
され、四酸化三コバルト、水酸化コバルト、一酸化コバ
ルト、炭酸コバルト、酢酸コバルト、蓚酸コバルト等の
コバルト化合物の少なくとも1種と酢酸マンガン、クエ
ン酸マンガン、炭酸マンガン、電解二酸化マンガン、四
酸化二マンガン等のマンガン化合物の少なくとも1種と
蓚酸鉄、酢酸鉄、蟻酸鉄、硝酸鉄等の鉄化合物の少なく
とも1種と必要あらば水酸化アルミニウム、酢酸アルミ
ニウム、硝酸アルミニウム等のアルミニウム化合物の少
なくとも1種、酸化ニッケル、水酸化ニッケル、酢酸ニ
ッケル、硝酸ニッケル、炭酸ニッケル等のニッケル化合
物の少なくとも1種と水酸化リチウム、炭酸リチウム、
酢酸リチウム、沃化リチウム等のリチウム化合物の少な
くとも1種とを用いて上記の組成になるように750℃
〜1050℃、好ましくは、850℃〜950℃の温度
で焼成され得られる。前記変性コバルト酸リチウム
(C)の組成範囲以外では、4.2V以上での耐過充電
性を改良し、かつ4.3V充電において初期放電容量1
48mAh/g以上を得ることが難しい。好ましくは、
一般式LiaMnbFecAldNieCo
(1−b−c−d−e)O2のa、b、c、d、eは、
それぞれ1.00≦a≦1.02、0.001≦b≦
0.003、0.0003≦c≦0.001、0≦d≦
0.005、0≦e≦0.2のものである。(A)が1
0重量%未満、(B)が5重量%未満、(C)が5重量
%未満では、各構成成分の混合による効果が得られ難
く、(A)が70重量%を越えると本発明の目的の一つ
である4.3V充電において高い初期放電容量が得られ
難く好ましくない。(B)が85重量%を越えるとある
いは、(C)が85重量%を越えると、それぞれ単独に
使用される場合に比して放電容量、経済性の観点でわず
かな差違を生ずるのみで混合効果を発揮できない。当該
リチウム複合金属酸化物を活物質とする正極と組み合わ
せて使用される負極の活物質の炭素質材料としては、球
形、繊維状の人造グラファイト及び粒状、多角形の天然
グラファイト、球形、粒状、多角形の人造グラファイト
に芳香族炭化水素をCVD法で被覆するかピッチ・フェ
ノール樹脂等を表面に被覆・炭化して得られる多重構造
炭素材、コークスから選ばれた単独または、それらの混
合物である。粉砕された多角形、顆粒状の天然グラファ
イト、球形、繊維状、顆粒状、多角形の人造グラファイ
ト、コークス、有機高分子材料の炭化物も本発明の効果
を損ねない程度に併用することが出来る。メジアン粒子
径5〜30μmが、好ましい。特に好ましいものは、繊
維状の人造グラファイト及び天然グラファイト、人造グ
ラファイトに芳香族炭化水素をCVD法で被覆するか、
ピッチ等を表面に被覆・炭化して得られた多重構造選炭
素材、コークスから選ばれた単独または、それらの混合
物であり、電池の安全性と高容量化を同時に図る上で好
ましいのは、メジアン粒子径13〜30μmの範囲にあ
るものである。
かもマンガンスピネル化合物より高い放電容量を有する
簡便に新規な組成の正極を提供出来るようになる。ニッ
ケル酸リチウム系化合物あるいはコバルト酸リチウム系
化合物をそれぞれ独立に調製し、これらをマンガンスピ
ネル化合物に混合すると、単一の組成物では、得られな
い高容量でかつ4.3Vの充電に耐える正極となる。こ
の正極に炭素質材料を負極を組み合わせたリチウムイオ
ン二次電池において4.20V以上の電圧で、充電を繰
り返しても、放電容量が著しく低下しなく、サイクル寿
命が、短くならず、過充電に耐える結果、電解液の分解
によるガス発生に伴う電池缶内圧力の上昇が抑制出来
て、厳重な充電電圧監視制御機構を組み込む高価な電子
回路を回避出来る。電池の軽量、小型化を図れる正極活
物質と期待される一方、電源としての低コスト化が、本
発明により具現できる。本発明に用いるマンガンスピネ
ル系化合物(A)は、一般式LiaCobAlcNid
Mn(2−b−c−d)O4(但し、a、b、c、d
は、それぞれ1.03≦a≦1.06、0.015≦b
≦0.05、0≦c≦0.05、0≦d≦0.05の数
を表す。)で示され、電解二酸化マンガン、四酸化三マ
ンガン、炭酸マンガン、酢酸マンガン、クエン酸マンガ
ン等のマンガン化合物の少なくとも1種と炭酸コバル
ト、酢酸コバルト、蓚酸コバルト、水酸化コバルト、四
酸化三コバルト、一酸化コバルト等のコバルト化合物の
少なくとも1種と必要あらば水酸化アルミニウム、酢酸
アルミニウム、硝酸アルミニウム等のアルミニウム化合
物の少なくとも1種、酸化ニッケル、水酸化ニッケル、
酢酸ニッケル、硝酸ニッケル、炭酸ニッケル等のニッケ
ル化合物の少なくとも1種と水酸化リチウム、炭酸リチ
ウム、酢酸リチウム、沃化リチウム等のリチウム化合物
の少なくとも1種とを用いて上記の組成になるように6
50℃〜850℃、好ましくは、700℃〜800℃の
温度で焼成され得られる。前記マンガンスピネル系化合
物(A)の組成範囲以外では、高温(50〜55℃)で
の電放電容量低下抑制出来て、かつ4.3V充電におい
て初期放電容量105mAh/g以上を得ることが難し
い。好ましくは、一般式LiaCobAlcNidMn
(2−b−c−d)O4のa、b、c、dは、それぞれ
1.04≦a≦1.06、0.035≦b≦0.05、
0≦c≦0.05、0≦d≦0.01の範囲のものであ
る。本発明に用いる変性ニッケル酸リチウム(B)一般
式LiaMnbAlcCodNi (1−b−c−d)O
2(但し、a、b、c、dは、それぞれ1.00≦a≦
1.02、0.15≦b≦0.225、0≦c≦0.1
0、0.01≦d≦0.075の数を表す。)で示さ
れ、酸化ニッケル、水酸化ニッケル、酢酸ニッケル、硝
酸ニッケル、炭酸ニッケル等のニッケル化合物の少なく
とも1種と酢酸マンガン、クエン酸マンガン、電解二酸
化マンガン、四三酸化マンガン、炭酸マンガン、等のマ
ンガン化合物の少なくとも1種と炭酸コバルト、酢酸コ
バルト、蓚酸コバルト、水酸化コバルト、四三酸化コバ
ルト、一酸化コバルト等のコバルト化合物の少なくとも
1種と必要あらば水酸化アルミニウム、酢酸アルミニウ
ム、硝酸アルミニウム等のアルミニウム化合物の少なく
とも1種と水酸化リチウム、炭酸リチウム、酢酸リチウ
ム、沃化リチウム等のリチウム化合物の少なくとも1種
とを用いて上記の組成になるように700℃〜950
℃、好ましくは、760℃〜890℃の温度で酸素雰囲
気下に焼成され得られる。前記変性ニッケル酸リチウム
(B)の組成範囲以外では、4.2V以上での耐過充電
性を改良し、かつ初期放電容量を4.3V充電において
かつ初期放電容量150mAh/g以上を得ることが難
しい。好ましくは、一般式LiaMnbAlcCodN
i(1−b−c−d)O2のa、b、c、dは、それぞ
れ1.00≦a≦1.01、0.15≦b≦0.18、
0.01≦c≦0.05、0.01≦d≦0.0の範囲
のものである。本発明に用いる変性コバルト酸リチウム
(C)一般式LiaMnbFecAldNieCo
(1−b−c−d−e)O2(但し、a、b、c、d、
eは、それぞれ1.00≦a≦1.03、0.0000
5≦b≦0.009、0.00005≦c≦0.01、
0≦d≦0.01、0≦e≦0.3の数を表す。)で示
され、四酸化三コバルト、水酸化コバルト、一酸化コバ
ルト、炭酸コバルト、酢酸コバルト、蓚酸コバルト等の
コバルト化合物の少なくとも1種と酢酸マンガン、クエ
ン酸マンガン、炭酸マンガン、電解二酸化マンガン、四
酸化二マンガン等のマンガン化合物の少なくとも1種と
蓚酸鉄、酢酸鉄、蟻酸鉄、硝酸鉄等の鉄化合物の少なく
とも1種と必要あらば水酸化アルミニウム、酢酸アルミ
ニウム、硝酸アルミニウム等のアルミニウム化合物の少
なくとも1種、酸化ニッケル、水酸化ニッケル、酢酸ニ
ッケル、硝酸ニッケル、炭酸ニッケル等のニッケル化合
物の少なくとも1種と水酸化リチウム、炭酸リチウム、
酢酸リチウム、沃化リチウム等のリチウム化合物の少な
くとも1種とを用いて上記の組成になるように750℃
〜1050℃、好ましくは、850℃〜950℃の温度
で焼成され得られる。前記変性コバルト酸リチウム
(C)の組成範囲以外では、4.2V以上での耐過充電
性を改良し、かつ4.3V充電において初期放電容量1
48mAh/g以上を得ることが難しい。好ましくは、
一般式LiaMnbFecAldNieCo
(1−b−c−d−e)O2のa、b、c、d、eは、
それぞれ1.00≦a≦1.02、0.001≦b≦
0.003、0.0003≦c≦0.001、0≦d≦
0.005、0≦e≦0.2のものである。(A)が1
0重量%未満、(B)が5重量%未満、(C)が5重量
%未満では、各構成成分の混合による効果が得られ難
く、(A)が70重量%を越えると本発明の目的の一つ
である4.3V充電において高い初期放電容量が得られ
難く好ましくない。(B)が85重量%を越えるとある
いは、(C)が85重量%を越えると、それぞれ単独に
使用される場合に比して放電容量、経済性の観点でわず
かな差違を生ずるのみで混合効果を発揮できない。当該
リチウム複合金属酸化物を活物質とする正極と組み合わ
せて使用される負極の活物質の炭素質材料としては、球
形、繊維状の人造グラファイト及び粒状、多角形の天然
グラファイト、球形、粒状、多角形の人造グラファイト
に芳香族炭化水素をCVD法で被覆するかピッチ・フェ
ノール樹脂等を表面に被覆・炭化して得られる多重構造
炭素材、コークスから選ばれた単独または、それらの混
合物である。粉砕された多角形、顆粒状の天然グラファ
イト、球形、繊維状、顆粒状、多角形の人造グラファイ
ト、コークス、有機高分子材料の炭化物も本発明の効果
を損ねない程度に併用することが出来る。メジアン粒子
径5〜30μmが、好ましい。特に好ましいものは、繊
維状の人造グラファイト及び天然グラファイト、人造グ
ラファイトに芳香族炭化水素をCVD法で被覆するか、
ピッチ等を表面に被覆・炭化して得られた多重構造選炭
素材、コークスから選ばれた単独または、それらの混合
物であり、電池の安全性と高容量化を同時に図る上で好
ましいのは、メジアン粒子径13〜30μmの範囲にあ
るものである。
【0008】本発明に使用される正極は、前記(A)、
(B)、(C)との混合物88〜96重量%とグラファ
イト粉、アセチレンブラック等の導電助剤3〜6重量%
とポリフッ化ビニリデン(PVDF),プロピレンとフ
ッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレンの三元共重合
体、フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンとテ
トラフルオロエチレンの三元共重合体、エチレンとプロ
ピレンとエチリデンノルボーネンの三元共重合体(EP
DM)、カルボキシ変性スチレンーブタジエン共重合
体、カルボキシ変性水添スチレンーブタジエン共重合
体、カルボキシメチルセルロース、変性カルボキシ変性
ポリアクリル酸エステル、カルボキシ変性ポリメタクリ
ル酸エステル、エチレンーテトラフルオロエチレン共重
合体、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のバ
インダー1〜6重量%からなる有機溶媒分散液ないし水
分散液を脱脂されたアルミニウム箔(厚さ10〜20μ
m)あるいはレーザー、パンチング、電蝕、酸処理によ
り開孔されたアルミニウムに、塗布・乾燥する、必要あ
ればプレス(圧化)して高密度にしたものである。好ま
しくは、前記(A)、(B)、(C)との混合物88〜
92重量%とグラファイト粉4〜6重量%とポリフッ化
ビニリデン(PVDF),プロピレンとフッ化ビニリデ
ンとテトラフルオロエチレンの三元共重合体、フッ化ビ
ニリデンとヘキサフルオロプロピレンとテトラフルオロ
エチレンの三元共重合体から選ばれた1種のバインダー
3〜6重量%からなる有機溶媒分散液を脱脂されたアル
ミニウム箔あるいは酸処理により開孔されたアルミニウ
ムに、塗布・乾燥し、プレス(圧化)して高密度にした
ものである。
(B)、(C)との混合物88〜96重量%とグラファ
イト粉、アセチレンブラック等の導電助剤3〜6重量%
とポリフッ化ビニリデン(PVDF),プロピレンとフ
ッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレンの三元共重合
体、フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンとテ
トラフルオロエチレンの三元共重合体、エチレンとプロ
ピレンとエチリデンノルボーネンの三元共重合体(EP
DM)、カルボキシ変性スチレンーブタジエン共重合
体、カルボキシ変性水添スチレンーブタジエン共重合
体、カルボキシメチルセルロース、変性カルボキシ変性
ポリアクリル酸エステル、カルボキシ変性ポリメタクリ
ル酸エステル、エチレンーテトラフルオロエチレン共重
合体、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のバ
インダー1〜6重量%からなる有機溶媒分散液ないし水
分散液を脱脂されたアルミニウム箔(厚さ10〜20μ
m)あるいはレーザー、パンチング、電蝕、酸処理によ
り開孔されたアルミニウムに、塗布・乾燥する、必要あ
ればプレス(圧化)して高密度にしたものである。好ま
しくは、前記(A)、(B)、(C)との混合物88〜
92重量%とグラファイト粉4〜6重量%とポリフッ化
ビニリデン(PVDF),プロピレンとフッ化ビニリデ
ンとテトラフルオロエチレンの三元共重合体、フッ化ビ
ニリデンとヘキサフルオロプロピレンとテトラフルオロ
エチレンの三元共重合体から選ばれた1種のバインダー
3〜6重量%からなる有機溶媒分散液を脱脂されたアル
ミニウム箔あるいは酸処理により開孔されたアルミニウ
ムに、塗布・乾燥し、プレス(圧化)して高密度にした
ものである。
【0009】本発明の正極に対峙して使用される負極
は、脱脂された圧延銅箔、電解銅箔(7〜16μm)あ
るいは、レーザー、パンチ、電蝕、酸処理、銅微粉末焼
結圧延により開孔された銅に、前記炭素質材料から選ば
れた少なくとも1種88〜98重量%をポリフッ化ビニ
リデン(PVDF),プロピレンとフッ化ビニリデンと
テトラフルオロエチレンの三元共重合体、エチレンとプ
ロピレンとエチリデンノルボーネンの三元共重合体(E
PDM)、カルボキシ変性スチレンーブタジエン共重合
体、カルボキシ変性水添スチレンーブタジエン共重合
体、カルボキシメチルセルロース、変性カルボキシ変性
ポリアクリル酸エステル、カルボキシ変性ポリメタクリ
ル酸エステル等のバインダー2〜12重量%を含む有機
溶媒分散液ないし水分散液として塗布・乾燥する、必要
あればプレス(圧化)して高密度にしたものである。ま
た電池の安全性を損ねない限り、錫、珪素、ホウ素等を
上記炭素質材料に含有させることも出来る。好ましく
は、前記炭素質材料88〜92重量%をポリフッ化ビニ
リデン(PVDF)又はプロピレンとフッ化ビニリデン
とテトラフルオロエチレンの三元共重合体のいずれかの
バインダー8〜12重量%を含む有機溶媒分散液とする
か前記炭素質材料96〜98重量%をカルボキシメチル
セルロースとカルボキシ変性スチレンーブタジエン共重
合体からなる水分散液として塗布・乾燥し、プレス(圧
化)して高密度にしたものである。
は、脱脂された圧延銅箔、電解銅箔(7〜16μm)あ
るいは、レーザー、パンチ、電蝕、酸処理、銅微粉末焼
結圧延により開孔された銅に、前記炭素質材料から選ば
れた少なくとも1種88〜98重量%をポリフッ化ビニ
リデン(PVDF),プロピレンとフッ化ビニリデンと
テトラフルオロエチレンの三元共重合体、エチレンとプ
ロピレンとエチリデンノルボーネンの三元共重合体(E
PDM)、カルボキシ変性スチレンーブタジエン共重合
体、カルボキシ変性水添スチレンーブタジエン共重合
体、カルボキシメチルセルロース、変性カルボキシ変性
ポリアクリル酸エステル、カルボキシ変性ポリメタクリ
ル酸エステル等のバインダー2〜12重量%を含む有機
溶媒分散液ないし水分散液として塗布・乾燥する、必要
あればプレス(圧化)して高密度にしたものである。ま
た電池の安全性を損ねない限り、錫、珪素、ホウ素等を
上記炭素質材料に含有させることも出来る。好ましく
は、前記炭素質材料88〜92重量%をポリフッ化ビニ
リデン(PVDF)又はプロピレンとフッ化ビニリデン
とテトラフルオロエチレンの三元共重合体のいずれかの
バインダー8〜12重量%を含む有機溶媒分散液とする
か前記炭素質材料96〜98重量%をカルボキシメチル
セルロースとカルボキシ変性スチレンーブタジエン共重
合体からなる水分散液として塗布・乾燥し、プレス(圧
化)して高密度にしたものである。
【0010】本発明に使用される電解液には、非プロト
ン性の有機溶媒として、例えば、ジメチルカーボネー
ト、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、
エチリデンカーボナネート等のカーボネート類、γ−ブ
チロラクトン、ε−カプロラクトン等のラクトン類、蟻
酸メチル、蟻酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル等のエ
ステル類、1,2−ジメトキシメタン、1,2−ジエト
キシメタン、1,2−ジエトキシエタン、ジグライム等
のエーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリル等の
ニトリル類及び硫黄又は/及び窒素を含む複素環化合物
等のいずれか1種又は2種以上を混合した物を用いるこ
とが出来る。電解質としては、LiPF6、LiBF
4、(CF3SO2)2NLi、(CF3SO2)2C
Li等のリチウム塩のいずれか1種又は、2種以上混合
した物が使用できる。
ン性の有機溶媒として、例えば、ジメチルカーボネー
ト、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、
エチリデンカーボナネート等のカーボネート類、γ−ブ
チロラクトン、ε−カプロラクトン等のラクトン類、蟻
酸メチル、蟻酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル等のエ
ステル類、1,2−ジメトキシメタン、1,2−ジエト
キシメタン、1,2−ジエトキシエタン、ジグライム等
のエーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリル等の
ニトリル類及び硫黄又は/及び窒素を含む複素環化合物
等のいずれか1種又は2種以上を混合した物を用いるこ
とが出来る。電解質としては、LiPF6、LiBF
4、(CF3SO2)2NLi、(CF3SO2)2C
Li等のリチウム塩のいずれか1種又は、2種以上混合
した物が使用できる。
【0011】本発明に使用されるセパレーターには、ポ
リエチレン微孔膜、ポリプロピレン微孔膜、ポリフッ化
ビニリデン微孔膜、部分架橋ポリアクリロニトリル膜、
架橋ポリアクリル酸エステル膜、極細セルロース繊維抄
紙に支持されたプロピレンーフッ化ビニリデンーテトラ
フルオロエチレン3元共重合体の微孔膜等が使用でき
る。
リエチレン微孔膜、ポリプロピレン微孔膜、ポリフッ化
ビニリデン微孔膜、部分架橋ポリアクリロニトリル膜、
架橋ポリアクリル酸エステル膜、極細セルロース繊維抄
紙に支持されたプロピレンーフッ化ビニリデンーテトラ
フルオロエチレン3元共重合体の微孔膜等が使用でき
る。
【0012】本発明の正極と前記負極を前記セパレータ
ーを介して対峙し、スパイラル状に巻回し、円筒缶に入
れて前記電解液を注入し、封口する。或いは楕円形もし
くは長円形に巻回し、或いは前記正極と上記負極を上記
セパレータを積層し、角型缶、もしくは、長円缶に入れ
て前記電解液を注入し、封口する。更には、前記の楕円
形巻回物、長円形巻回物、積層物を、内層がポリエチレ
ンないしポリプロピレン膜、中間層がアルミニウム箔、
表層がナイロンないしポリエステル膜からなるラミネー
トフィルムに入れて前記電解液を注入し、封口すること
も出来る。巻回数或いは積層数を変えることにより、薄
型シート電池形状とすることも可能である。好ましい繰
り返し充放電の可能な使用電圧範囲は、4.30V〜
3.50Vの範囲であるが、セルあたり4.20Vない
し4.10Vまでの電圧で制御される従来の充電器によ
り充電することも可能である。
ーを介して対峙し、スパイラル状に巻回し、円筒缶に入
れて前記電解液を注入し、封口する。或いは楕円形もし
くは長円形に巻回し、或いは前記正極と上記負極を上記
セパレータを積層し、角型缶、もしくは、長円缶に入れ
て前記電解液を注入し、封口する。更には、前記の楕円
形巻回物、長円形巻回物、積層物を、内層がポリエチレ
ンないしポリプロピレン膜、中間層がアルミニウム箔、
表層がナイロンないしポリエステル膜からなるラミネー
トフィルムに入れて前記電解液を注入し、封口すること
も出来る。巻回数或いは積層数を変えることにより、薄
型シート電池形状とすることも可能である。好ましい繰
り返し充放電の可能な使用電圧範囲は、4.30V〜
3.50Vの範囲であるが、セルあたり4.20Vない
し4.10Vまでの電圧で制御される従来の充電器によ
り充電することも可能である。
【0013】〔実施例〕以下実施例、比較例により本発
明を詳しく説明するが、本発明の範囲は、これに限定さ
れるものではない。
明を詳しく説明するが、本発明の範囲は、これに限定さ
れるものではない。
【0014】電池放電容量Aは、電流400mAで4.
30Vまで充電し、更に3時間保持し、30分レスト
後、3.00Vまで放電する際の電気量である。次に電
流400mAで電池電圧4.10Vまで充電した後23
℃にて1週間保存後、再度4.30Vの電池電圧に充電
し、3時間4.30Vに保持し、30分間レスト後、
3.00Vまで放電する際の電気量である電池放電容量
Bを基準として、以降充電・放電を繰り返し、電池放電
容量を測定し、電池放電容量Bに対する100サイクル
日の電池放電容量の百分率を容量保持率とする。
30Vまで充電し、更に3時間保持し、30分レスト
後、3.00Vまで放電する際の電気量である。次に電
流400mAで電池電圧4.10Vまで充電した後23
℃にて1週間保存後、再度4.30Vの電池電圧に充電
し、3時間4.30Vに保持し、30分間レスト後、
3.00Vまで放電する際の電気量である電池放電容量
Bを基準として、以降充電・放電を繰り返し、電池放電
容量を測定し、電池放電容量Bに対する100サイクル
日の電池放電容量の百分率を容量保持率とする。
【0015】組成分析は、リチウム含有量については、
原子吸光法で、他の元素の含有量については、原子発光
法(ICP法、Inductively−couple
d plasma法)に基づいて測定する。モル比とし
て求めて、それぞれの元素の価数を、リチウムを+1、
ニッケル、アルミニウム、コバルト、マンガンを+3と
なっていると仮定し、酸素を−2として電子的に中和さ
れる(0になる)酸素含有量として求める。表示する組
成式中の酸素をO2ないしO4となるようにする。
原子吸光法で、他の元素の含有量については、原子発光
法(ICP法、Inductively−couple
d plasma法)に基づいて測定する。モル比とし
て求めて、それぞれの元素の価数を、リチウムを+1、
ニッケル、アルミニウム、コバルト、マンガンを+3と
なっていると仮定し、酸素を−2として電子的に中和さ
れる(0になる)酸素含有量として求める。表示する組
成式中の酸素をO2ないしO4となるようにする。
【0016】〔実施例1〕正極のリチウム複合金属酸化
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.05Mn1.95O4であり、
1.25グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.15Al0.05Co0.05Ni
0.75O2であり、10.62グラムと変性コバルト
酸リチウム(C)がLi1.01Mn0.0015Fe
0.0010Co0.9975O2であり、0.63グ
ラムを導電助剤のグラファイト0.768グラムとバイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.567グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製され圧搾されいる天然グラファイトにト
ルエンを用いてCVD法で18重量%に相当する炭素質
材料を被覆された多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA
−2−K)とミルドグラファイト繊維(ペトカ社製メル
ブロンミルドFM14)との混合粉(80:20の重量
比)5.32グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデ
ン0.691グラムを用いてが脱脂されている10ミク
ロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅
57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解し
た再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチ
ルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチ
レン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の二元共重
合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフル
オロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%
の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含
浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.
5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイ
ラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負
極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナ
ルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラ
プチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデ
イングした後に、この全体を110℃で0.1mmHg
の減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライル
ーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF
6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エ
チルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2
容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱
泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機
で封口する。測定結果を表1に示す。
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.05Mn1.95O4であり、
1.25グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.15Al0.05Co0.05Ni
0.75O2であり、10.62グラムと変性コバルト
酸リチウム(C)がLi1.01Mn0.0015Fe
0.0010Co0.9975O2であり、0.63グ
ラムを導電助剤のグラファイト0.768グラムとバイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.567グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製され圧搾されいる天然グラファイトにト
ルエンを用いてCVD法で18重量%に相当する炭素質
材料を被覆された多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA
−2−K)とミルドグラファイト繊維(ペトカ社製メル
ブロンミルドFM14)との混合粉(80:20の重量
比)5.32グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデ
ン0.691グラムを用いてが脱脂されている10ミク
ロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅
57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解し
た再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチ
ルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチ
レン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の二元共重
合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフル
オロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%
の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含
浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.
5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイ
ラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負
極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナ
ルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラ
プチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデ
イングした後に、この全体を110℃で0.1mmHg
の減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライル
ーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF
6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エ
チルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2
容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱
泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機
で封口する。測定結果を表1に示す。
【0017】〔実施例2〕正極のリチウム複合金属酸化
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.05Mn1.93O4であり、
2.56グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.15Al0.05Co0.05Ni
0.75O2であり、5.12グラムと変性コバルト酸
リチウム(C)がLi1.01Mn0.0015Fe
0.0010Co0.9975O2であり、5.12グ
ラムを導電助剤のグラファイト0.795グラムとバイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.596グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製され圧搾されいる天然グラファイトにト
ルエンを用いてCVD法で18重量%に相当する炭素質
材料を被覆された多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA
−2−K)とミルドグラファイト繊維(ペトカ社製メル
ブロンミルドFM14)との混合粉(80:20の重量
比)5.47グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデ
ン0.710グラムを用いてが脱脂されている10ミク
ロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅
57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解し
た再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチ
ルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチ
レン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共重
合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフル
オロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%
の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含
浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.
5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイ
ラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負
極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナ
ルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラ
プチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデ
イングした後に、この全体を110℃で0.1mmHg
の減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライル
ーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF
6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エ
チルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2
容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱
泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機
で封口する。測定結果を表1に示す。
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.05Mn1.93O4であり、
2.56グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.15Al0.05Co0.05Ni
0.75O2であり、5.12グラムと変性コバルト酸
リチウム(C)がLi1.01Mn0.0015Fe
0.0010Co0.9975O2であり、5.12グ
ラムを導電助剤のグラファイト0.795グラムとバイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.596グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製され圧搾されいる天然グラファイトにト
ルエンを用いてCVD法で18重量%に相当する炭素質
材料を被覆された多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA
−2−K)とミルドグラファイト繊維(ペトカ社製メル
ブロンミルドFM14)との混合粉(80:20の重量
比)5.47グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデ
ン0.710グラムを用いてが脱脂されている10ミク
ロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅
57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解し
た再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチ
ルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチ
レン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共重
合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフル
オロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%
の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含
浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.
5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイ
ラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負
極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナ
ルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラ
プチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデ
イングした後に、この全体を110℃で0.1mmHg
の減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライル
ーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF
6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エ
チルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2
容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱
泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機
で封口する。測定結果を表1に示す。
【0018】〔実施例3〕正極のリチウム複合金属酸化
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.05Mn1.95O4であり、
3.60グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.15Al0.05Co0.05Ni
0.75O2であり、4.20グラムと変性コバルト酸
リチウム(C)がLi1.01Mn0.0015Fe
0.0010Co0.9975O2であり、4.20グ
ラムを導電助剤のグラファイト0.753グラムとバイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.614グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製され圧搾されいる天然グラファイトにト
ルエンを用いてCVD法で18重量%に相当する炭素質
材料を被覆された多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA
−2−K)とミルドグラファイト繊維(ペトカ社製メル
ブロンミルドFM14)との混合粉(80:20の重量
比)5.15グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデ
ン0.669グラムを用いてが脱脂されている10ミク
ロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅
57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解し
た再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチ
ルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチ
レン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共重
合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフル
オロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%
の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含
浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.
5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイ
ラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負
極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナ
ルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラ
プチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデ
イングした後に、この全体を110℃で0.1mmHg
の減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライル
ーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF
6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エ
チルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2
容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱
泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機
で封口する。測定結果を表1に示す。
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.05Mn1.95O4であり、
3.60グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.15Al0.05Co0.05Ni
0.75O2であり、4.20グラムと変性コバルト酸
リチウム(C)がLi1.01Mn0.0015Fe
0.0010Co0.9975O2であり、4.20グ
ラムを導電助剤のグラファイト0.753グラムとバイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.614グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製され圧搾されいる天然グラファイトにト
ルエンを用いてCVD法で18重量%に相当する炭素質
材料を被覆された多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA
−2−K)とミルドグラファイト繊維(ペトカ社製メル
ブロンミルドFM14)との混合粉(80:20の重量
比)5.15グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデ
ン0.669グラムを用いてが脱脂されている10ミク
ロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅
57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解し
た再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチ
ルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチ
レン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共重
合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフル
オロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%
の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含
浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.
5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイ
ラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負
極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナ
ルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラ
プチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデ
イングした後に、この全体を110℃で0.1mmHg
の減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライル
ーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF
6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エ
チルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2
容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱
泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機
で封口する。測定結果を表1に示す。
【0019】〔実施例4〕正極のリチウム複合金属酸化
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.05Mn1.95O4であり、
5.90グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.15Al0.05Co0.05Ni
0.75O2であり、4.72グラムと変性コバルト酸
リチウム(C)がLi1.01Mn0.0015Fe
0.0010Co0.9975O2であり、1.18グ
ラムを導電助剤のグラファイト0.756グラムとバイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.592グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製され圧搾されいる天然グラファイトにト
ルエンを用いてCVD法で18重量%に相当する炭素質
材料を被覆された多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA
−2−K)とミルドグラファイト繊維(ペトカ社製メル
ブロンミルドFM14)との混合粉(80:20の重量
比)5.04グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデ
ン0.655グラムを用いてが脱脂されている10ミク
ロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅
57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解し
た再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチ
ルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチ
レン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共重
合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフル
オロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%
の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含
浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.
5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイ
ラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負
極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナ
ルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラ
プチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデ
イングした後に、この全体を110℃で0.1mmHg
の減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライル
ーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF
6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エ
チルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2
容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱
泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機
で封口する。測定結果を表1に示す。
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.05Mn1.95O4であり、
5.90グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.15Al0.05Co0.05Ni
0.75O2であり、4.72グラムと変性コバルト酸
リチウム(C)がLi1.01Mn0.0015Fe
0.0010Co0.9975O2であり、1.18グ
ラムを導電助剤のグラファイト0.756グラムとバイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.592グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製され圧搾されいる天然グラファイトにト
ルエンを用いてCVD法で18重量%に相当する炭素質
材料を被覆された多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA
−2−K)とミルドグラファイト繊維(ペトカ社製メル
ブロンミルドFM14)との混合粉(80:20の重量
比)5.04グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデ
ン0.655グラムを用いてが脱脂されている10ミク
ロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅
57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解し
た再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチ
ルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチ
レン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共重
合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフル
オロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%
の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含
浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.
5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイ
ラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負
極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナ
ルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラ
プチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデ
イングした後に、この全体を110℃で0.1mmHg
の減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライル
ーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF
6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エ
チルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2
容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱
泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機
で封口する。測定結果を表1に示す。
【0020】〔実施例5〕正極のリチウム複合金属酸化
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.05Mn1.95O4であり、
8.12グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.15Al0.05Co0.05Ni
0.75O2であり、2.90グラムと変性コバルト酸
リチウム(C)がLi1.01Mn0.0015Fe
0.0010Co0.9975O2であり、0.58グ
ラムを導電助剤のグラファイト0.759グラムとバイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.610グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製され圧搾されいる天然グラファイトにト
ルエンを用いてCVD法で18重量%に相当する炭素質
材料を被覆された多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA
−2−K)とミルドグラファイト繊維(ペトカ社製メル
ブロンミルドFM14)との混合粉(80:20の重量
比)4.94グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデ
ン0.642グラムを用いてが脱脂されている10ミク
ロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅
57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解し
た再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチ
ルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチ
レン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の二元共重
合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフル
オロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%
の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含
浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.
5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイ
ラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負
極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナ
ルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラ
プチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデ
イングした後に、この全体を110℃で0.1mmHg
の減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライル
ーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF
6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エ
チルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2
容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱
泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機
で封口する。測定結果を表1に示す。
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.05Mn1.95O4であり、
8.12グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.15Al0.05Co0.05Ni
0.75O2であり、2.90グラムと変性コバルト酸
リチウム(C)がLi1.01Mn0.0015Fe
0.0010Co0.9975O2であり、0.58グ
ラムを導電助剤のグラファイト0.759グラムとバイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.610グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製され圧搾されいる天然グラファイトにト
ルエンを用いてCVD法で18重量%に相当する炭素質
材料を被覆された多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA
−2−K)とミルドグラファイト繊維(ペトカ社製メル
ブロンミルドFM14)との混合粉(80:20の重量
比)4.94グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデ
ン0.642グラムを用いてが脱脂されている10ミク
ロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅
57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解し
た再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチ
ルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチ
レン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の二元共重
合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフル
オロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%
の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含
浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.
5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイ
ラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負
極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナ
ルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラ
プチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデ
イングした後に、この全体を110℃で0.1mmHg
の減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライル
ーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF
6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エ
チルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2
容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱
泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機
で封口する。測定結果を表1に示す。
【0021】〔実施例6〕正極のリチウム複合金属酸化
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.03Al0.01Ni0.01M
n1.95O4であり、3.60グラムと変性ニッケル
酸リチウム(B)がLi1.00Mn0.225Al
0.10Co0.025Ni0.70O2であり、4.
20グラムと変性コバルト酸リチウム(C)がLi
1.01Mn0.0015Fe0.0005Al
0.0005Ni0.20Co0.7975O2であ
り、4.20グラムと導電助剤のグラファイト0.75
3グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデン0.61
4グラムを用いて15ミクロンの厚さのアルミニウム箔
に塗布され、プレスされている幅55.5mmのリード
タブ付正極シートと球形人造グラファイト5.15グラ
ムとバインダーのポリフッ化ビニリデン0.669グラ
ム0.669グラムを用いて脱脂されている10ミクロ
ンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅5
7.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解した
再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチル
を用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチレ
ン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共重合
体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフルオ
ロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%の
三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含浸
し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.5
mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイラ
ル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負極
リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナル
の缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラプ
チャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデイ
ングした後に、この全体を110℃で0.1mmHgの
減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライルー
ム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF6
のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチ
ルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2容
積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱泡
しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機で
封口する。測定結果を表1に示す。
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.03Al0.01Ni0.01M
n1.95O4であり、3.60グラムと変性ニッケル
酸リチウム(B)がLi1.00Mn0.225Al
0.10Co0.025Ni0.70O2であり、4.
20グラムと変性コバルト酸リチウム(C)がLi
1.01Mn0.0015Fe0.0005Al
0.0005Ni0.20Co0.7975O2であ
り、4.20グラムと導電助剤のグラファイト0.75
3グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデン0.61
4グラムを用いて15ミクロンの厚さのアルミニウム箔
に塗布され、プレスされている幅55.5mmのリード
タブ付正極シートと球形人造グラファイト5.15グラ
ムとバインダーのポリフッ化ビニリデン0.669グラ
ム0.669グラムを用いて脱脂されている10ミクロ
ンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅5
7.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解した
再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチル
を用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチレ
ン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共重合
体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフルオ
ロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%の
三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含浸
し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.5
mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイラ
ル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負極
リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナル
の缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラプ
チャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデイ
ングした後に、この全体を110℃で0.1mmHgの
減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライルー
ム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF6
のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチ
ルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2容
積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱泡
しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機で
封口する。測定結果を表1に示す。
【0022】〔比較例1〕正極のリチウム複合金属酸化
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.06Mn2.00O4であり、3.60グラム
と変性ニッケル酸リチウム(B)がLi1.00Al
0.10Co0.10Ni0.80O2であり、4.2
0グラムと変性コバルト酸リチウム(C)がLi
1.03CoO2であり、4.20グラムを導電助剤の
グラファイト0.753グラムとバインダーのポリフッ
化ビニリデン0.614グラムを用いて15ミクロンの
厚さのアルミニウム箔に塗布され、プレスされている幅
55.5mmのリードタブ付正極シートと粉砕・精製さ
れ圧搾されいる天然グラファイトにトルエンを用いてC
VD法で18重量%に相当する炭素質材料を被覆された
多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA−2−K)とミル
ドグラファイト繊維(ペトカ社製メルブロンミルドFM
14)との混合粉(80:20の重量比)5.15グラ
ムとバインダーのポリフッ化ビニリデン0.669グラ
ムを用いてが脱脂されている10ミクロンの厚さの圧延
銅箔に塗布され、プレスされている幅57.0mmのリ
ードタブ付負極シートとの間に叩解した再生セルロース
繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチルを用いてプロピ
レン45モル%、テトラフルオロエチレン50モル%、
フッ化ビニリデン5モル%の三元共重合体を70重量%
とプロピレン25モル%、テトラフルオロエチレン40
モル%、フッ化ビニリデン35モル%の三元共重合体を
30重量%の混合物0.2の比率で含浸し、乾燥して得
られた23ミクロンの厚さの幅59.5mmのリチウム
イオン電導体となる膜を介してスパイラル状に巻回し、
内径17.5mmの円筒缶に入れ、負極リードタブを缶
底に、正極リードタブを正極ターミナルの缶ふた集合体
の一構成部品であるアルミニウム製ラプチャーデイスク
にそれぞれにスポット溶接し、ビーデイングした後に、
この全体を110℃で0.1mmHgの減圧下に8時間
乾燥させる。露点−55℃のドライルーム内で冷却、常
圧に戻し、電解液として1MLiPF6のエチレンカー
ボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボ
ネートからなる混合溶媒(1:2:2容積比)5.3グ
ラムを分割して添加途中で減圧し、脱泡しながら電解液
の含浸促進を図る。その後、カシメ機で封口する。測定
結果を表1に示す。
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.06Mn2.00O4であり、3.60グラム
と変性ニッケル酸リチウム(B)がLi1.00Al
0.10Co0.10Ni0.80O2であり、4.2
0グラムと変性コバルト酸リチウム(C)がLi
1.03CoO2であり、4.20グラムを導電助剤の
グラファイト0.753グラムとバインダーのポリフッ
化ビニリデン0.614グラムを用いて15ミクロンの
厚さのアルミニウム箔に塗布され、プレスされている幅
55.5mmのリードタブ付正極シートと粉砕・精製さ
れ圧搾されいる天然グラファイトにトルエンを用いてC
VD法で18重量%に相当する炭素質材料を被覆された
多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA−2−K)とミル
ドグラファイト繊維(ペトカ社製メルブロンミルドFM
14)との混合粉(80:20の重量比)5.15グラ
ムとバインダーのポリフッ化ビニリデン0.669グラ
ムを用いてが脱脂されている10ミクロンの厚さの圧延
銅箔に塗布され、プレスされている幅57.0mmのリ
ードタブ付負極シートとの間に叩解した再生セルロース
繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチルを用いてプロピ
レン45モル%、テトラフルオロエチレン50モル%、
フッ化ビニリデン5モル%の三元共重合体を70重量%
とプロピレン25モル%、テトラフルオロエチレン40
モル%、フッ化ビニリデン35モル%の三元共重合体を
30重量%の混合物0.2の比率で含浸し、乾燥して得
られた23ミクロンの厚さの幅59.5mmのリチウム
イオン電導体となる膜を介してスパイラル状に巻回し、
内径17.5mmの円筒缶に入れ、負極リードタブを缶
底に、正極リードタブを正極ターミナルの缶ふた集合体
の一構成部品であるアルミニウム製ラプチャーデイスク
にそれぞれにスポット溶接し、ビーデイングした後に、
この全体を110℃で0.1mmHgの減圧下に8時間
乾燥させる。露点−55℃のドライルーム内で冷却、常
圧に戻し、電解液として1MLiPF6のエチレンカー
ボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボ
ネートからなる混合溶媒(1:2:2容積比)5.3グ
ラムを分割して添加途中で減圧し、脱泡しながら電解液
の含浸促進を図る。その後、カシメ機で封口する。測定
結果を表1に示す。
【0023】〔比較例2〕正極のリチウム複合金属酸化
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.01CO0.01Al0.03Ni0.02
Mn1.94O4であり、3.60グラムと変性ニッケ
ル酸リチウム(B)がLi1.00Mn0.10CO
0.30Ni0.60O2であり、4.20グラムと変
性コバルト酸リチウム(C)がLi1.01Mn
0.05Co0.95O2であり、4.20グラムを導
電助剤のグラファイト0.753グラムと混合し、バイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.614グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製され圧搾されいる天然グラファイトにト
ルエンを用いてCVD法で18重量%に相当する炭素質
材料を被覆された多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA
−2−K)とミルドグラファイト繊維(ペトカ社製メル
ブロンミルドFM14)との混合粉(80:20の重量
比)5.15グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデ
ン0.669グラムを用いてが脱脂されている10ミク
ロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅
57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解し
た再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチ
ルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチ
レン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共重
合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフル
オロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%
の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含
浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.
5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイ
ラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負
極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナ
ルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラ
プチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデ
イングした後に、この全体を110℃で0.1mmHg
の減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライル
ーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF
6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エ
チルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2
容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱
泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機
で封口する。測定結果を表1に示す。
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.01CO0.01Al0.03Ni0.02
Mn1.94O4であり、3.60グラムと変性ニッケ
ル酸リチウム(B)がLi1.00Mn0.10CO
0.30Ni0.60O2であり、4.20グラムと変
性コバルト酸リチウム(C)がLi1.01Mn
0.05Co0.95O2であり、4.20グラムを導
電助剤のグラファイト0.753グラムと混合し、バイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.614グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製され圧搾されいる天然グラファイトにト
ルエンを用いてCVD法で18重量%に相当する炭素質
材料を被覆された多重構造炭素材(三井鉱山社製GDA
−2−K)とミルドグラファイト繊維(ペトカ社製メル
ブロンミルドFM14)との混合粉(80:20の重量
比)5.15グラムとバインダーのポリフッ化ビニリデ
ン0.669グラムを用いてが脱脂されている10ミク
ロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている幅
57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解し
た再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチ
ルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエチ
レン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共重
合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフル
オロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル%
の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で含
浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅59.
5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してスパイ
ラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負
極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極ターミナ
ルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウム製ラ
プチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデ
イングした後に、この全体を110℃で0.1mmHg
の減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のドライル
ーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF
6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エ
チルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:2:2
容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱
泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機
で封口する。測定結果を表1に示す。
【0024】〔比較例3〕正極のリチウム複合金属酸化
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.05Mn1.95O4であり、
3.60グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.15Al0.05Co0.05Ni
0.75O2であり、4.20グラムと変性コバルト酸
リチウム(C)がLi1.01Mn 0.0015Fe
0.0010Co0.9975O2であり、4.20グ
ラムを導電助剤のグラファイト0.753グラムとバイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.614グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製されている天然グラファイト5.15グ
ラムとバインダーのポリフッ化ビニリデン0.669グ
ラムを用いてが脱脂されている10ミクロンの厚さの圧
延銅箔に塗布され、プレスされている幅57.0mmの
リードタブ付負極シートとの間に叩解した再生セルロー
ス繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチルを用いてプロ
ピレン45モル%、テトラフルオロエチレン50モル
%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共重合体を70重
量%とプロピレン25モル%、テトラフルオロエチレン
40モル%、フッ化ビニリデン35モル%の三元共重合
体を30重量%の混合物0.2の比率で含浸し、乾燥し
て得られた23ミクロンの厚さの幅59.5mmのリチ
ウムイオン電導体となる膜を介してスパイラル状に巻回
し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負極リードタブ
を缶底に、正極リードタブを正極ターミナルの缶ふた集
合体の一構成部品であるアルミニウム製ラプチャーデイ
スクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデイングした後
に、この全体を110℃で0.1mmHgの減圧下に8
時間乾燥させる。露点−55℃のドライルーム内で冷
却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF6のエチレ
ンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチル
カーボネートからなる混合溶媒(1:2:2容積比)
5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱泡しなが
ら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機で封口す
る。測定結果を表1に示す。
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Co0.05Mn1.95O4であり、
3.60グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.15Al0.05Co0.05Ni
0.75O2であり、4.20グラムと変性コバルト酸
リチウム(C)がLi1.01Mn 0.0015Fe
0.0010Co0.9975O2であり、4.20グ
ラムを導電助剤のグラファイト0.753グラムとバイ
ンダーのポリフッ化ビニリデン0.614グラムを用い
て15ミクロンの厚さのアルミニウム箔に塗布され、プ
レスされている幅55.5mmのリードタブ付正極シー
トと粉砕・精製されている天然グラファイト5.15グ
ラムとバインダーのポリフッ化ビニリデン0.669グ
ラムを用いてが脱脂されている10ミクロンの厚さの圧
延銅箔に塗布され、プレスされている幅57.0mmの
リードタブ付負極シートとの間に叩解した再生セルロー
ス繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エチルを用いてプロ
ピレン45モル%、テトラフルオロエチレン50モル
%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共重合体を70重
量%とプロピレン25モル%、テトラフルオロエチレン
40モル%、フッ化ビニリデン35モル%の三元共重合
体を30重量%の混合物0.2の比率で含浸し、乾燥し
て得られた23ミクロンの厚さの幅59.5mmのリチ
ウムイオン電導体となる膜を介してスパイラル状に巻回
し、内径17.5mmの円筒缶に入れ、負極リードタブ
を缶底に、正極リードタブを正極ターミナルの缶ふた集
合体の一構成部品であるアルミニウム製ラプチャーデイ
スクにそれぞれにスポット溶接し、ビーデイングした後
に、この全体を110℃で0.1mmHgの減圧下に8
時間乾燥させる。露点−55℃のドライルーム内で冷
却、常圧に戻し、電解液として1MLiPF6のエチレ
ンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチル
カーボネートからなる混合溶媒(1:2:2容積比)
5.3グラムを分割して添加途中で減圧し、脱泡しなが
ら電解液の含浸促進を図る。その後、カシメ機で封口す
る。測定結果を表1に示す。
【0025】〔比較例4〕正極のリチウム複合金属酸化
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Al0.05Mn1.95O4であり、
3.60グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.10Al0.05Co0.25Ni
0.60O2であり、4.20グラムと変性コバルト酸
リチウム(C)がLi1.01Mn 0.01Co
0.99O2であり、4.20グラムを導電助剤のグラ
ファイト0.753グラムとバインダーのポリフッ化ビ
ニリデン0.614グラムを用いて15ミクロンの厚さ
のアルミニウム箔に塗布され、プレスされている幅5
5.5mmのリードタブ付正極シートと球形人造グラフ
ァイト5.15グラムとバインダーのポリフッ化ビニリ
デン0.669グラムを用いてが脱脂されている10ミ
クロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている
幅57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解
した再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エ
チルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエ
チレン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共
重合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフ
ルオロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル
%の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で
含浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅5
9.5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してス
パイラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入
れ、負極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極タ
ーミナルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウ
ム製ラプチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、
ビーデイングした後に、この全体を110℃で0.1m
mHgの減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のド
ライルーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1ML
iPF6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネー
ト、エチルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:
2:2容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧
し、脱泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カ
シメ機で封口する。測定結果を表1に示す。
物の活物質として、マンガンスピネル系化合物(A)が
Li1.04Al0.05Mn1.95O4であり、
3.60グラムと変性ニッケル酸リチウム(B)がLi
1.00Mn0.10Al0.05Co0.25Ni
0.60O2であり、4.20グラムと変性コバルト酸
リチウム(C)がLi1.01Mn 0.01Co
0.99O2であり、4.20グラムを導電助剤のグラ
ファイト0.753グラムとバインダーのポリフッ化ビ
ニリデン0.614グラムを用いて15ミクロンの厚さ
のアルミニウム箔に塗布され、プレスされている幅5
5.5mmのリードタブ付正極シートと球形人造グラフ
ァイト5.15グラムとバインダーのポリフッ化ビニリ
デン0.669グラムを用いてが脱脂されている10ミ
クロンの厚さの圧延銅箔に塗布され、プレスされている
幅57.0mmのリードタブ付負極シートとの間に叩解
した再生セルロース繊維の基紙1に対して溶剤に酢酸エ
チルを用いてプロピレン45モル%、テトラフルオロエ
チレン50モル%、フッ化ビニリデン5モル%の三元共
重合体を70重量%とプロピレン25モル%、テトラフ
ルオロエチレン40モル%、フッ化ビニリデン35モル
%の三元共重合体を30重量%の混合物0.2の比率で
含浸し、乾燥して得られた23ミクロンの厚さの幅5
9.5mmのリチウムイオン電導体となる膜を介してス
パイラル状に巻回し、内径17.5mmの円筒缶に入
れ、負極リードタブを缶底に、正極リードタブを正極タ
ーミナルの缶ふた集合体の一構成部品であるアルミニウ
ム製ラプチャーデイスクにそれぞれにスポット溶接し、
ビーデイングした後に、この全体を110℃で0.1m
mHgの減圧下に8時間乾燥させる。露点−55℃のド
ライルーム内で冷却、常圧に戻し、電解液として1ML
iPF6のエチレンカーボネート、ジメチルカーボネー
ト、エチルメチルカーボネートからなる混合溶媒(1:
2:2容積比)5.3グラムを分割して添加途中で減圧
し、脱泡しながら電解液の含浸促進を図る。その後、カ
シメ機で封口する。測定結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【表1】
【0027】〔発明の効果〕本発明により、特定のマン
ガンスピネル、特定の変性ニッケル酸リチウム、特定の
変性コバルト酸リチウムをそれぞれ独立に調製し、特定
の配合比率とすることにより、資源としてより潤沢な他
の遷移金属を活用しコバルト比率を低減することが可能
となる。新規なLi−Mn−Ni−Co系の正極を見出
し、また特定の負極活物質と組み合わせることにより、
従来のリチウムイオン二次電池欠点である熱安定性、
4.2V以上での耐過充電性を改良し、かつ電池容量の
向上を可能にすることが出来る。高容量を保持したまま
耐過充電性の改良による安全性向上、長寿命化を図れる
非水系二次電池である。資源的制約があり、高価なコバ
ルトの比率を低減出来ることから急激な需要量拡大にも
対応できる。
ガンスピネル、特定の変性ニッケル酸リチウム、特定の
変性コバルト酸リチウムをそれぞれ独立に調製し、特定
の配合比率とすることにより、資源としてより潤沢な他
の遷移金属を活用しコバルト比率を低減することが可能
となる。新規なLi−Mn−Ni−Co系の正極を見出
し、また特定の負極活物質と組み合わせることにより、
従来のリチウムイオン二次電池欠点である熱安定性、
4.2V以上での耐過充電性を改良し、かつ電池容量の
向上を可能にすることが出来る。高容量を保持したまま
耐過充電性の改良による安全性向上、長寿命化を図れる
非水系二次電池である。資源的制約があり、高価なコバ
ルトの比率を低減出来ることから急激な需要量拡大にも
対応できる。
Claims (2)
- 【請求項1】リチウム複合金属酸化物を活物質とする正
極と炭素質材料を活物質とする負極とを備えた非水系二
次電池において、正極が一般式LiaCobAlcNi
dMn(2−b−c−d)O4(但し、a、b、c、d
は、それぞれ1.03≦a≦1.06、0.015≦b
≦0.05、0≦c≦0.05、0≦d≦0.05の数
を表す。)であるマンガンヌピネル系化合物(A)と一
般式LiaMnbAlcCodNi(1−b−c−d)
O2(但し、a、b、c、dは、それぞれ1.00≦a
≦1.02、0.15≦b≦0.225、0≦c≦0.
10、0.01≦d≦0.075の数を表す。)である
変性ニッケル酸リチウム(B)と一般式LiaMnbF
ecAldNieCo(1−b−c−d−e)O2(但
し、a、b、c、d、eは、それぞれ1.00≦a≦
1.03、0.00005≦b≦0.01、0.000
05≦c≦0.009、0≦d≦0.01、0≦e≦
0.3の数を表す。)である変性コバルト酸リチウム
(C)と混合し、(A)が10重量%以上70重量%以
下であり(B)が5重量%以上85重量%以下であり、
(C)が5重量%以上85重量%以下であることを特徴
とする非水系二次電池。 - 【請求項2】リチウム複合金属酸化物を活物質とする正
極と炭素質材料を活物質とする負極とを備えた非水系二
次電池において、負極が、球形、繊維状の人造グラファ
イト及び粒状、多角形の天然グラファイト、球形、粒
状、多角形の人造グラファイトに芳香族炭化水素をCV
D法で被覆するかピッチ・フェノール樹脂等を表面に被
覆・炭化して得られる多重構造選炭素材、コークスから
選ばれた単独または、それらの混合物であることを特徴
とする請求項1記載の非水系二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000256443A JP2002042816A (ja) | 2000-07-25 | 2000-07-25 | 高容量非水系二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000256443A JP2002042816A (ja) | 2000-07-25 | 2000-07-25 | 高容量非水系二次電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002042816A true JP2002042816A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18745055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000256443A Pending JP2002042816A (ja) | 2000-07-25 | 2000-07-25 | 高容量非水系二次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002042816A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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WO2003049217A1 (fr) * | 2001-12-06 | 2003-06-12 | Sony Corporation | Matiere active d'electrode positive et batterie secondaire l'utilisant |
WO2003063275A1 (en) * | 2002-01-08 | 2003-07-31 | Sony Corporation | Positive plate active material and nonaqueous electrolyte secondary cell using same |
JP2005259703A (ja) * | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Samsung Sdi Co Ltd | リチウム二次電池 |
JP2007250198A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Sanyo Electric Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
US7309546B2 (en) | 2002-01-24 | 2007-12-18 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Positive active material for rechargeable lithium battery |
JP2008084743A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Nec Tokin Corp | 二次電池用正極、およびそれを用いた二次電池 |
JP2008117611A (ja) * | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Gs Yuasa Corporation:Kk | 非水電解質二次電池およびその製造方法 |
EP2178137A1 (en) | 2004-12-28 | 2010-04-21 | Boston-Power, Inc. | Lithium-Ion secondary battery |
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