JP2002042690A - 磁性コア - Google Patents

磁性コア

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JP2002042690A
JP2002042690A JP2000217994A JP2000217994A JP2002042690A JP 2002042690 A JP2002042690 A JP 2002042690A JP 2000217994 A JP2000217994 A JP 2000217994A JP 2000217994 A JP2000217994 A JP 2000217994A JP 2002042690 A JP2002042690 A JP 2002042690A
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JP
Japan
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magnetic core
axis
magnetic field
core
deflection
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JP2000217994A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Hashizume
博貴 橋詰
Katsuhiko Uchibori
勝彦 内堀
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Totoku Electric Co Ltd
Original Assignee
Totoku Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性コアの短軸側内面に略長方形部分を形成
した磁性コアであっても、コイル線材の巻き位置を変更
することなく所望の磁界分布が得られるほか、研磨材の
回転軸をコア中心に合わせた研磨機を用いても磁性コア
の内面を研磨できる磁性コアを提供する。 【解決手段】電子ビームを偏向するための偏向磁界を発
生する偏向ヨークに用いられる磁性コアで、水平軸(X
軸)内径または垂直軸(Y軸)内径のうちのどちらか一
方が小さい偏向ヨーク用の磁性コアにおいて、内径が小
さい軸側の磁性コア内面にコア中心Oを中心に持つ円形
部所2,2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機や
コンピュータ用ディスプレイ等のカラー陰極線管に装着
される偏向ヨークに係り、特には、偏向ヨークを構成す
る磁性コアの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管においては、電子銃から
出射される3本の電子ビーム、即ち、R(赤)、G
(緑)、B(青)の各色蛍光体を発光させる3本の電子ビ
ームの進行方向を上下左右に偏向することにより、画面
上にカラー画像を表示させている。そして、これら電子
ビームの偏向には水平偏向コイルと垂直偏向コイルを具
備する偏向ヨークが用いられ、偏向ヨークはカラー陰極
線管のネック部からファンネル部にいたる所謂コーン部
と呼ばれる部分に装着されて用いられている。この偏向
ヨークでは、水平偏向コイルには水平偏向電流,垂直偏
向コイルには垂直偏向電流を流し、電子銃から出射され
る3本の電子ビームの軌道上に偏向磁界を形成して電子
ビームを上下左右に偏向させるとともに、3本の電子ビ
ームを色選別電極(アパーチャグリル、シャドウマスク
等)の一点に集中(コンバージェンス)させて画面上に
所望のカラー画像を再現している。また、偏向ヨークに
は、水平偏向コイルや垂直偏向コイルによる偏向磁界の
効率をアップさせるため磁性コアが組み込まれている
が、この磁性コアは、一般に、一端が他端より大きく開
口した筒型形状(略ラッパ形状)をしており、フェライ
ト等の磁性材料によって構成されている。一般的に用い
られている磁性コアとしては、図4(a)に図示する如
く、大径開口部3から小径開口部4にわたって略円形の
断面をした丸型磁性コア1Bと、図4(b)に図示する
如く、大径開口部3側が略長方形(角型)で小径開口部
4側が略円形の断面をなす角型磁性コア1aとが知られ
ている。なお、丸型磁性コア1Bの内面は平滑に形成さ
れているが、角型磁性コア1aの内面にはコイル線材を
収納するための案内溝8を形成したものもある。この場
合、案内溝8はコイル線材の巻き位置を規制するだけで
なく偏向ヨークの偏向効率を向上させるのに寄与してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、偏向ヨーク
による磁界分布を調整する場合、水平偏向コイルや垂直
偏向コイルを構成するコイル線材の巻き位置をずらし、
電子ビームの軌道上に所望の磁界分布(ピンクッション
磁界、斉一磁界、バレル磁界)を形成する手段が一般的
である。しかしながら、図4(b)に図示する如く、内
面に角型部分が形成された磁性コア1aの場合には、磁
性コア1aの短軸(Y軸)側の磁界強度が強まる結果、
所望の磁界分布が得られなくなる難点があった。また、
研磨材の回転軸をコア中心Oに合わせた研磨機を用いた
場合には、磁性コア1aの内面を研磨できなくなる難点
があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、磁性コアの短軸
側内面に略長方形部分を形成した磁性コアであっても、
コイル線材の巻き位置を変更することなく所望の磁界分
布が得られるほか、研磨材の回転軸をコア中心に合わせ
た研磨機を用いても磁性コアの内面を研磨できる磁性コ
アを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、電子ビームを偏向するための偏向磁界を発生する偏
向ヨークに用いられる磁性コアで、水平軸内径または垂
直軸内径のうちのどちらか一方が小さい偏向ヨーク用の
磁性コアにおいて、前記内径が小さい軸側の磁性コア内
面にコア中心Oを中心に持つ円形部所2,2を形成した
ことを特徴とする偏向ヨーク用の磁性コアを提供する。
第1の観点による磁性コアは、内径が小さい軸側の内面
にコア中心Oを中心に持つ円形部所2,2を形成したこ
とにより、短軸側での磁界強度が弱まり、例えば、コア
中心Oを通る水平軸上に円形部所2,2を形成すれば、
垂直偏向コイルによる垂直偏向磁界を相対的にピンクッ
ション磁界方向に移行させることができる。また、コア
中心Oを通る垂直軸上に円形部所2,2を形成すれば、
水平偏向コイルによる水平偏向磁界を相対的にピンクッ
ション磁界方向に移行させることができる。また、コア
中心Oを通る軸方向で円形部所2,2の寸法(半径)を
変化させるよう形成すれば、コア中心Oの軸方向で磁界
分布を調整することができる。
【0006】第2の観点では、本発明は、前記円形部所
2,2を研磨したことを特徴とする請求項1記載の偏向
ヨーク用の磁性コアを提供する。第2の観点による磁性
コアは、円形部所2,2の研磨が可能となり磁性コアの
形状や磁界分布のバラツキを低減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1〜図3を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発
明の第1の実施形態に係る磁性コアの斜視図であり、図
2は本発明の第2の実施形態に係る磁性コアの斜視図で
あり、図3は円形部所による磁界調整作用の説明図であ
る。なお、これにより本発明が限定されるものではな
い。
【0008】−第1の実施形態− 図において、1はフェライト等の磁性材料により形成さ
れた大径開口部3側が角型で小径開口部4側が略円形の
断面をなす角型の磁性コアである。この角型磁性コア1
は主に偏向効率の向上を目的に採用されているが、偏向
磁界がバレル磁界になり易かった。そこで、本発明では
偏向磁界を調整できるよう磁性コアの内径が小さい軸
(Y軸)側内面にコア中心Oを中心に持つ円形部所2,
2を形成したことを特徴としている。ここで、例えば、
図3(b)に図示する如く、円形部所2,2を形成しな
い磁性コア1Cと水平偏向コイル5,5を組合わせた場
合には、図中破線矢印で示すような斉一磁界6が形成さ
れるとすると、磁性コア1の内面に円形部所2,2を形
成した磁性コア1と水平偏向コイル5,5を組合わせた
場合には、図3(a)に図示する如く、円形部所2,2
(Y軸上)において磁界強度が弱まる。この結果、円形
部所2,2が存在するY軸上での磁界強度に対して、Y
軸上以外の部分(X軸から離れた部分)での磁界強度が
相対的に大きくなり、円形部所2,2を形成しない磁性
コア1cの場合には斉一磁界であった偏向磁界を円形部
所2,2を形成した磁性コア1の場合にはピンクッショ
ン磁界7に移行させることができる。また、角型磁性コ
ア1の内面研磨は、研磨材の回転軸をコア中心Oに合わ
せた研磨機では従来できないこともあったが、円形部所
2,2を形成した磁性コア1の場合にも可能となり、磁
性コア1の内面形状や磁界分布のバラツキを大幅に低減
することができた。
【0009】−第2の実施形態− 図2において、1Aは大径開口部3側が略楕円形で小径
開口部4側が略円形の断面をなし、フェライト等の磁性
材料により形成された楕円型の磁性コアである。この楕
円型の磁性コア1Aも主に偏向効率の向上を目的に採用
されているが、この種の楕円型コア1Aの場合にも偏向
磁界がバレル磁界になり易かった。そこで、本発明では
偏向磁界を調整するため、磁性コア1Aの内径が小さい
軸側の内面にコア中心Oを中心に持つ円形部所2,2を
形成したものである。なお、作用、効果は第1の実施形
態と同じなので詳細はここでは省略する。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、角型または楕円型磁性
コアの内面で、且つ内径が小さい軸側にコア中心を中心
に持つ円形部所を形成することで、コイル線材の巻き位
置を変更することなく、偏向磁界の調整が可能になっ
た。この結果、コイル線材の巻き位置を変更しても磁界
分布の調整が難しい従来の磁性コアを用いた偏向ヨー
ク、コイル線材の巻線に使用する巻き金型やコイルボビ
ン寸法および形状等を決定した後の偏向ヨークにおいて
も、偏向コイルによる偏向磁界を調整して所望の磁界分
布を得ることができる。また、磁性コアの内面に略長方
形部分等があっても、円形部所を研磨でき、磁性コアの
形状や磁界分布のバラツキを大幅に低減することができ
る。この結果、偏向ヨークの諸特性(コンバージェン
ス、画歪等)のバラツキを小さくできる。等その実用上
の効果は大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る磁性コアの斜視
図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る磁性コアの斜視
図である。
【図3】磁性コアによる磁界調整作用の説明図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1A,1a,1B,1C 磁性コア 2,2 円形部所 3 大径開口部 4 小径開口部 5,5 水平偏向コイル 6 斉一磁界 7 ピンクッション磁界 8 案内溝 O コア中心

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームを偏向するための偏向磁界を
    発生する偏向ヨークに用いられる磁性コアで、水平軸
    (X軸)内径または垂直軸(Y軸)内径のうちのどちら
    か一方が小さい磁性コアであって、 前記内径が小さい軸側の磁性コア内面にコア中心Oを中
    心に持つ円形部所2,2を形成したことを特徴とする偏
    向ヨーク用の磁性コア。
  2. 【請求項2】 前記円形部所2,2を研磨したことを特
    徴とする請求項1記載の偏向ヨーク用の磁性コア。
JP2000217994A 2000-07-18 2000-07-18 磁性コア Pending JP2002042690A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100532251B1 (ko) * 2003-01-24 2005-11-30 엘지.필립스 디스플레이 주식회사 음극선관

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041021

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

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