JP2002041187A - Usb装置 - Google Patents

Usb装置

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JP2002041187A JP2000224770A JP2000224770A JP2002041187A JP 2002041187 A JP2002041187 A JP 2002041187A JP 2000224770 A JP2000224770 A JP 2000224770A JP 2000224770 A JP2000224770 A JP 2000224770A JP 2002041187 A JP2002041187 A JP 2002041187A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のUSBハイサイドスイッチ回路には自
身を構成する回路部の基準電圧を生成する手段が一つし
かない上、ノイズを含む供給電源から前記基準電圧を生
成するため、アナログ回路部の動作特性が劣化してしま
う問題がある。 【解決手段】 本発明に係るハイサイドスイッチ回路1
20は、入力電圧から所定の基準電圧を生成する第1基
準電圧回路部121と、出力電圧から所定の基準電圧を
生成する第2基準電圧回路部127とを有し、両基準電
圧回路部で生成した各基準電圧を各回路部毎に使い分け
て供給する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインターフェースバ
スとしてUSB(Universal Serial Bus)を備えたUS
B対応の装置に関するものであり、特に、装置外部から
前記USBを介して供給される電源電流の大きさを制限
して装置内部に送出するためのハイサイドスイッチ回路
を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン等のホストコンピュータ
と周辺機器(フロッピー(登録商標)ディスクドライブ
装置、プリンタ、スキャナ等)とを接続するインターフ
ェースバスとしてUSBが登場し、注目を浴びている。
このUSBを備えた周辺機器(以下、USB装置と呼
ぶ)では、従来別々に設けられていたインターフェース
を共通化することができる。
【0003】図3は従来のUSB装置を含むコンピュー
タシステムの概略構成を示すブロック図である。本図に
示すように、USB装置100’はUSBケーブル15
0を介してパソコン等のホストコンピュータ200に接
続される。このUSBケーブル150にはUSB装置1
00’とホストコンピュータ200との信号伝達を行う
信号線151と、ホストコンピュータ200からUSB
装置100’に対して電源供給を行う電源供給線152
とが割り当てられている。
【0004】USB装置100’に導入された信号線1
51は内部回路110に接続されており、USB装置1
00’とホストコンピュータ200との間で信号のやり
取りが行われる。一方、電源供給線152は内部回路1
10に直接接続されるのではなく、ハイサイドスイッチ
回路130を介して内部回路110に接続されている。
【0005】ハイサイドスイッチ回路130は、ホスト
コンピュータ200から供給される電源電流の大きさを
所定レベルに制限するカレントリミッタである。図4は
ハイサイドスイッチ回路130の概略構成を示すブロッ
ク図である。本図に示すように、ハイサイドスイッチ回
路130は基準電圧回路部131、カレントリミット回
路部132、サーマルシャットダウン回路部133、ゲ
ートコントロール回路部134、発振回路部135、及
びチャージポンプ回路部136を有している。
【0006】また、電源供給線152から電源供給を受
ける入力端子Tinには抵抗R2の一端が接続されてい
る。抵抗R2の他端はNチャネル型MOSトランジスタ
であるパワートランジスタQ2のドレイン(D)に接続
されている。パワートランジスタQ2のソース(S)は
内部回路110に電源供給を行う出力端子Toutに接続
されるとともに、ノイズ成分(交流成分)を除去するた
めのバイパスコンデンサC2を介してグランドに接続さ
れている。また、パワートランジスタQ2のゲート
(G)はゲートコントロール回路部134に接続されて
いる。
【0007】上記構成のハイサイドスイッチ回路130
の動作について説明する。基準電圧回路部131は入力
端子Tinに接続されており、ホストコンピュータ200
から供給される電源電圧(例えば5V)を元にして、ハ
イサイドスイッチ回路130を構成する各回路部の駆動
電圧となる基準電圧(例えば1.2V)を生成する。サ
ーマルシャットダウン回路部133やゲートコントロー
ル回路部134はこの基準電圧によって動作する。ま
た、基準電圧回路部131は前記基準電圧を分圧するこ
とで、カレントリミット回路部132で用いる参照電圧
(例えば0.1V)の生成も行っている。
【0008】カレントリミット回路部132は前記参照
電圧と抵抗R2の両端電圧とを比較し、その比較結果を
ゲートコントロール回路部134に送出する。ゲートコ
ントロール回路部134はカレントリミット回路部13
2から得られる前記比較結果に基づいて、パワートラン
ジスタQ2のゲート電圧を制御する。このようなフィー
ドバック制御によって抵抗R2の両端電圧の大きさをコ
ントロールすることにより、出力端子Toutに流れる電
源電流にリミットをかけることができる。
【0009】なお、サーマルシャットダウン回路部13
3は入力端子Tinと出力端子Toutとがショートした時
などに生じる異常発熱を検知し、ゲートコントロール回
路134を制御して内部回路110への電源供給を遮断
する機能を有するアナログ回路部である。このような安
全機構を設けることにより、内部回路110の破壊や発
火を防止することができる。
【0010】また、チャージポンプ回路部136は発振
回路部135を用いてパワートランジスタQ2のゲート
(G)に印加されるゲート電圧を昇圧する機能を有して
いる。このような昇圧機構を設けることにより、パワー
トランジスタQ2のオン抵抗を下げることができる。よ
って、パワートランジスタQ2で消費される電力を抑制
し、ハイサイドスイッチ回路130の省電力化に貢献す
ることができる。
【0011】上記構成のハイサイドスイッチ回路130
では出力端子Toutに流れる電源電流にリミットをかけ
ることで、USB装置100’とホストコンピュータ2
00とをプラグ接続する際に生じる電流の立ち上がりを
ソフトにすることができ、突入電流に伴うノイズの発生
を抑制することができる。加えて、バイパスコンデンサ
C2によるノイズの除去が為されているので、USB装
置100’に供給される電源電流にノイズが重畳したと
しても、そのノイズによる悪影響が内部回路110にま
で及ばないようにすることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成から成る従来のハイサイドスイッチ回路130には、
自身を構成する各回路部131〜136の駆動用基準電
圧を生成する手段が基準電圧回路部131しか設けられ
ていない。前述の通り、基準電圧回路部131は入力端
子Tinに接続されており、ホストコンピュータ200か
らの供給電源を元に前記基準電圧を生成する。しかし、
前記供給電源の供給路であるUSBケーブル150は引
き回して使用されるものであり、またコンデンサによる
ノイズ除去も行われていない。そのため、前記供給電源
はノイズ成分を含んだ状態のままUSB装置100’に
供給される。従って、前記供給電源から生成される前記
基準電圧もノイズ成分を含む電圧となってしまう。
【0013】前記基準電圧が少々ノイズを含むものであ
っても、カレントリミット回路部132やゲートコント
ロール回路部134におけるフィードバック制御は問題
なく行うことができる。しかし、サーマルシャットダウ
ン回路部133等のアナログ特性を必要とする回路部で
は、前記基準電圧にノイズ成分が乗ったときに動作特性
が劣化してしまうといった問題を有している。
【0014】また、例えば入力端子Tinがグランドにシ
ョートして前記供給電源に異常をきたした場合、従来構
成のハイサイドスイッチ回路130ではサーマルシャッ
トダウン回路部133等が正常に機能できなくなり、U
SB装置100’の致命的なトラブルに発展する恐れが
ある。
【0015】本発明は上記の問題点に鑑み、供給電源の
ノイズに対して安定したアナログ特性を有するハイサイ
ドスイッチ回路を備えたUSB装置を提供することを目
的とする。また、装置外部から得られる供給電源の異常
に対してフェイルセーフに則した制御を行うことができ
るUSB装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るUSB装置においては、インターフェ
ースバスとしてUSB(Universal Serial Bus)を備え
るとともに、装置外部から前記USBを介して供給され
る電源電流の大きさを制限して装置内部に送出するため
のハイサイドスイッチ回路を備えたUSB装置におい
て、前記ハイサイドスイッチ回路の入力側に接続され、
前記ハイサイドスイッチ回路への入力電圧から所定の基
準電圧を生成する第1基準電圧回路部と、前記ハイサイ
ドスイッチ回路の出力側に接続され、前記ハイサイドス
イッチ回路の出力電圧から所定の基準電圧を生成する第
2基準電圧回路部とを設け、第1及び第2基準電圧回路
部で生成した各基準電圧を、前記USB装置を構成する
各回路部毎に使い分けて供給することを特徴としてい
る。
【0017】また、前記USB装置においては、装置外
部から電源が供給されると必ず動作しなければならない
回路部には第1基準電圧回路部で生成した基準電圧を供
給し、アナログ特性を必要とする回路部には第2基準電
圧回路部で生成した基準電圧を供給する構成にするとよ
い。
【0018】さらに、前記USB装置においては、前記
ハイサイドスイッチ回路から出力される出力電圧の大き
さを検出する出力電圧検出手段を設け、第2基準電圧回
路部で生成した基準電圧が供給される回路部の一部もし
くは全部を、前記出力電圧検出手段の出力信号によって
制御する構成にするとよい。
【0019】また、前記USB装置においては、第2基
準電圧回路部で生成した基準電圧が供給される回路部と
して、前記USB装置を構成する内部回路の一部もしく
は全部を内蔵した構成にするとよい。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るUSB装置を
含むコンピュータシステムの概略構成を示すブロック図
である。本図に示すように、本発明に係るUSB装置1
00は前出の図3に示した従来のUSB装置100’と
同様の構成から成っており、ハイサイドスイッチ回路1
20の内部構成に特徴を有するものである。そこで、ハ
イサイドスイッチ120以外の各回路については、図3
と同様の符号を付すことで構成及び動作の説明を省略
し、以下ではハイサイドスイッチ120の内部構成につ
いて重点的に説明を行うことにする。
【0021】ハイサイドスイッチ回路120は、ホスト
コンピュータ200から供給される電源電流の大きさを
所定レベルに制限するカレントリミッタである。図2は
ハイサイドスイッチ回路120の一実施形態を示すブロ
ック図である。本実施形態のるハイサイドスイッチ回路
120は第1基準電圧回路部121、カレントリミット
回路部122、サーマルシャットダウン回路部123、
ゲートコントロール回路部124、発振回路部125、
チャージポンプ回路部126に加えて、第2基準電圧回
路部127及び出力電圧検出回路部128を有してい
る。
【0022】なお、本実施形態のハイサイドスイッチ回
路120は、従来ハイサイドスイッチ回路の外部に設け
られていたアナログ回路(例えば内部回路110)の一
部もしくは全部を、その他回路部129として自身に内
蔵した構成である。
【0023】また、電源供給線152から電源供給を受
ける入力端子Tinには抵抗R1の一端が接続されてい
る。抵抗R1の他端はNチャネル型MOSトランジスタ
であるパワートランジスタQ1のドレイン(D)に接続
されている。パワートランジスタQ1のソース(S)は
内部回路110に電源供給を行う出力端子Tout、第2
基準電圧回路部127、及び出力電圧検出回路部128
にそれぞれ接続されており、さらにノイズ成分(交流成
分)を除去するためのバイパスコンデンサC1を介して
グランドにも接続されている。パワートランジスタQ1
のゲート(G)はゲートコントロール回路部124に接
続されている。
【0024】上記構成のハイサイドスイッチ回路120
の動作について説明する。第1基準電圧回路部121は
入力端子Tinに接続されており、ホストコンピュータ2
00から供給される電源電圧(例えば5V)を元にし
て、ハイサイドスイッチ回路120を構成する各回路部
の駆動電圧となる第1基準電圧(例えば1.2V)を生
成する。この第1基準電圧は装置外部から電源が供給さ
れると必ず動作しなければならない回路部、例えばゲー
トコントロール回路部124に供給される。また、第1
基準電圧回路部121は第1基準電圧を分圧すること
で、カレントリミット回路部122で用いる参照電圧
(例えば0.1V)の生成も行っている。
【0025】カレントリミット回路部122は前記参照
電圧と抵抗R1の両端電圧とを比較し、その比較結果を
ゲートコントロール回路部124に送出する。ゲートコ
ントロール回路部124はカレントリミット回路部12
2から得られる前記比較結果に基づいて、パワートラン
ジスタQ1のゲート電圧を制御する。このようなフィー
ドバック制御によって抵抗R1の両端電圧の大きさをコ
ントロールすることにより、出力端子Toutに流れる電
源電流にリミットをかけることができる。
【0026】なお、サーマルシャットダウン回路部12
3は入力端子Tinと出力端子Toutとがショートした時
などに生じる異常発熱を検知し、ゲートコントロール回
路124を制御して内部回路110への電源供給を遮断
する機能を有するアナログ回路部である。このような安
全機構を設けることにより、内部回路110の破壊や発
火を防止することができる。
【0027】また、チャージポンプ回路部126は発振
回路部125を用いてパワートランジスタQ1のゲート
(G)に印加されるゲート電圧を昇圧する機能を有して
いる。このような昇圧機構を設けることにより、パワー
トランジスタQ1のオン抵抗を下げることができる。よ
って、パワートランジスタQ1で消費される電力を抑制
し、ハイサイドスイッチ回路120の省電力化に貢献す
ることができる。
【0028】上記構成のハイサイドスイッチ回路120
では出力端子Toutに流れる電源電流にリミットをかけ
ることで、USB装置100とホストコンピュータ20
0とをプラグ接続する際に生じる電流の立ち上がりをソ
フトにすることができ、突入電流に伴うノイズの発生を
抑制することができる。加えて、バイパスコンデンサC
1によるノイズの除去が為されているので、USB装置
100に供給される電源電流にノイズが重畳したとして
も、そのノイズによる悪影響が内部回路110にまで及
ばないようにすることができる。
【0029】ここで、本実施形態のハイサイドスイッチ
回路120においては、第2基準電圧回路部121が出
力端子Toutに接続されており、ハイサイドスイッチ回
路120の出力電圧を元にして、ハイサイドスイッチ回
路120を構成する各回路部の駆動電圧となる第2基準
電圧を生成する構成である。この第2基準電圧はアナロ
グ特性を必要とする回路部、例えばサーマルシャットダ
ウン回路部123やその他回路部129に供給される。
【0030】前述したように、ハイサイドスイッチ回路
120の出力電圧は、カレントリミット回路部122及
びゲートコントロール回路部124によるフィードバッ
ク制御や、バイパスコンデンサC1によるノイズ除去が
施されており、入力端子Tinに印加される供給電源に比
べてはるかにノイズの少ない電圧である。そのため、前
記出力電圧を元に生成された第2基準電圧は、第1基準
電圧に比べて供給電源ノイズの影響を受けにくい電圧で
あると言える。
【0031】このような構成とすることにより、装置外
部からの供給電源がノイズ成分を含むものであっても、
サーマルシャットダウン回路部133等のアナログ特性
を必要とする回路部には、供給電源ノイズの影響を受け
にくい第2基準電圧を供給することができる。よって、
前記供給電源にノイズ成分が乗ったときでもサーマルシ
ャットダウン回路部133等の動作特性劣化が抑制さ
れ、前記供給電源のノイズに対して安定したアナログ特
性を有するハイサイドスイッチ回路120を提供するこ
とができる。
【0032】また、本実施形態のハイサイドスイッチ回
路120においては、出力電圧検出回路部128が出力
端子Toutに接続されており、ハイサイドスイッチ回路
120の出力電圧値を検出し、その検出結果によって第
2基準電圧が供給される回路部の一部もしくは全部の動
作を制御する構成である。
【0033】例えば、装置外部から供給電源の投入を行
った直後の過渡時や、配線パターンのショート時など、
ハイサイドスイッチ回路120の出力電圧値が所定電圧
値以下であると検知された場合、出力電圧検出回路部1
28はハイサイドスイッチ回路120に対する電源供給
が正常に行われていないと判断する。そして、このよう
な減電圧状態ではIC自身やデータを破壊してしまうよ
うな致命的トラブルを生じる可能性のある回路部(サー
マルシャットダウン回路部123やその他回路部129
等)に対してフェイルセーフに則した動作制御を行う。
例えば、サーマルシャットダウン回路部123には温度
異常を検出させるための信号を連続出力し、ハイサイド
スイッチ回路120の遮断(プロテクト)を行ったり、
記録装置への書き込み動作を禁止させたりする。
【0034】このような構成とすることにより、装置外
部から得られる供給電源の異常に対してフェイルセーフ
に則した制御を行うことができるので、前記供給電源に
異常をきたした場合であってもUSB装置100の致命
的なトラブルを未然に防止することができる。
【0035】なお、本実施形態のハイサイドスイッチ回
路120は、従来ハイサイドスイッチ回路の外部に設け
られていたアナログ回路(例えば内部回路110)の一
部もしくは全部を、その他回路部129として自身に内
蔵した構成である。従来、USB装置100内におい
て、内部回路110とハイサイドスイッチ回路120と
は別々のICで構成されるのが一般的であるが、本実施
形態を採用することにより、両ICを1チップとするこ
とが可能となる。このような構成とすることにより、U
SB装置100に実装される基板面積の縮小化や、US
B装置100自身の小型化、軽量化に貢献することがで
きる。
【0036】
【発明の効果】上記のように、本発明に係るUSB装置
では、ハイサイドスイッチ回路への入力電圧から第1基
準電圧を生成する第1基準電圧回路部と、前記ハイサイ
ドスイッチ回路の出力電圧から第2基準電圧を生成する
第2基準電圧回路部とを設け、第1及び第2基準電圧を
前記USB装置を構成する各回路部毎に使い分けて供給
する構成としており、特に、装置外部から電源が供給さ
れると必ず動作しなければならない回路部には第1基準
電圧を供給し、アナログ特性を必要とする回路部には第
2基準電圧を供給する構成としている。
【0037】このような構成とすることにより、装置外
部からの供給電源がノイズ成分を含むものであっても、
アナログ特性を必要とする回路部には供給電源ノイズの
影響を受けにくい第2基準電圧を供給することができ
る。よって、前記供給電源にノイズ成分が乗ったときで
もアナログ特性を必要とする回路部の動作特性劣化が抑
制され、前記供給電源のノイズに対して安定したアナロ
グ特性を有するハイサイドスイッチ回路を具備したUS
B装置を提供することができる。
【0038】また、上記構成のUSB装置においては、
前記ハイサイドスイッチ回路から出力される出力電圧の
大きさを検出する出力電圧検出手段を設け、第2基準電
圧が供給される回路部の一部もしくは全部を、前記出力
電圧検出手段の出力信号によって制御する構成にすると
よい。
【0039】このような構成とすることにより、装置外
部から得られる供給電源の異常に対してフェイルセーフ
に則した制御を行うことができるので、前記供給電源に
異常をきたした場合であってもUSB装置の致命的なト
ラブルを未然に防止することができる。
【0040】さらに、上記構成のUSB装置において
は、第2基準電圧が供給される回路部として、前記US
B装置を構成する内部回路の一部もしくは全部を内蔵し
た構成にするとよい。このような構成とすることによ
り、従来別々のICとして設けられていた内部回路とハ
イサイドスイッチ回路とを1チップICとすることが可
能となる。よって、前記USB装置に実装される基板面
積の縮小化や、前記USB装置自身の小型化、軽量化に
貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るUSB装置を含むコンピュータ
システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 ハイサイドスイッチ回路120の一実施形態
を示すブロック図である。
【図3】 従来のUSB装置を含むコンピュータシステ
ムの概略構成を示すブロック図である。
【図4】 ハイサイドスイッチ回路130の概略構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
100 USB装置 110 内部回路 120 ハイサイドスイッチ回路 121 第1基準電圧回路部 122 カレントリミット回路部 123 サーマルシャットダウン回路部 124 ゲートコントロール回路部 125 発振回路部 126 チャージポンプ回路部 127 第2基準電圧回路部 128 出力電圧検出回路部 129 その他回路部 150 USBケーブル 151 信号線 152 電源供給線 200 ホストコンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インターフェースバスとしてUSB(Univ
    ersal Serial Bus)を備えるとともに、装置外部から前
    記USBを介して供給される電源電流の大きさを制限し
    て装置内部に送出するためのハイサイドスイッチ回路を
    備えたUSB装置において、 前記ハイサイドスイッチ回路の入力側に接続され、前記
    ハイサイドスイッチ回路への入力電圧から所定の基準電
    圧を生成する第1基準電圧回路部と、前記ハイサイドス
    イッチ回路の出力側に接続され、前記ハイサイドスイッ
    チ回路の出力電圧から所定の基準電圧を生成する第2基
    準電圧回路部とを設け、 第1及び第2基準電圧回路部で生成した各基準電圧を、
    前記USB装置を構成する各回路部毎に使い分けて供給
    することを特徴とするUSB装置。
  2. 【請求項2】装置外部から電源が供給されると必ず動作
    しなければならない回路部には第1基準電圧回路部で生
    成した基準電圧を供給し、アナログ特性を必要とする回
    路部には第2基準電圧回路部で生成した基準電圧を供給
    することを特徴とする請求項1に記載のUSB装置。
  3. 【請求項3】前記ハイサイドスイッチ回路から出力され
    る出力電圧の大きさを検出する出力電圧検出手段を設
    け、第2基準電圧回路部で生成した基準電圧が供給され
    る回路部の一部もしくは全部を、前記出力電圧検出手段
    の出力信号によって制御することを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のUSB装置。
  4. 【請求項4】第2基準電圧回路部で生成した基準電圧が
    供給される回路部として、前記USB装置を構成する内
    部回路の一部もしくは全部を内蔵したことを特徴とする
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載のUSB装置。
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