JP2002040799A - 現像ロール及びそれを有する現像装置 - Google Patents

現像ロール及びそれを有する現像装置

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JP2002040799A JP2000227048A JP2000227048A JP2002040799A JP 2002040799 A JP2002040799 A JP 2002040799A JP 2000227048 A JP2000227048 A JP 2000227048A JP 2000227048 A JP2000227048 A JP 2000227048A JP 2002040799 A JP2002040799 A JP 2002040799A
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roll
toner
developing roll
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Makoto Nakamura
誠 中村
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Ricoh Co Ltd
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    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像γの傾きを急峻にできると共に150V
以下の低電位の現像ポテンシャルでトナーを飽和させる
ことができる現像ロール及びそれを有する現像装置を提
供する。 【解決手段】 芯軸1、弾性層2及び表面層3を順次有
する現像ロール10において、その体積抵抗を1.5×
104 Ω・cm以下とし、且つ、その静電容量が1.5
×10-4/m2以上とする。前記現像ロール10における
JIS−A硬度は、好ましくは、25〜50度である。
また、前記現像ロールにおける表面層の厚み、好ましく
は、30μm以下であり、且つ、表面層を含めた現像ロ
ールのASKER−C硬度は、好ましくは、55度(3
03g荷重)以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の電子写真装置において用いられる
現像ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の電子写真装置、特に、小型の電子写真装置の分野に
おいては、メンテナンスの簡素化が進められており、例
えば、特開昭53−3233号公報(以下、「従来技術
1」という。)に示されているように、感光体表面、感
光紙、記録紙等の画像担持体上に形成された静電潜像を
1成分トナーを使用して現像するタイプの現像装置が実
用化されている。図5は、このような従来の現像装置の
概略説明図である。
【0003】図5に示されているように、感光体ドラム
101は、表層部Aと基体部Bとからなっている。表層
部Aは、画像担持体として機能するものであり、そし
て、基体部Bは、画像担持体支持部材として機能するも
のである。基体部Bは、金属製ドラム102の表面に比
較的弾性を有する導電性ゴム103を接着し、そして、
その上にアルミニウム箔のような可撓性金属箔104を
接着してなり、また、表層部Aは、さらにその上にセレ
ンのような金属を蒸着して形成した光導電性絶縁体層1
05よりなる。感光体ドラム101の表面には、現像ロ
ール106が圧接して設けられている。現像ロール10
6は、金属ロール107及びその表面に形成された導電
性の合成ゴム、ウレタンフォーム等よりなる弾性層10
8を有している。このような現像ロール106の弾性層
108からブリードアウトしてきた可塑剤や低分子物質
が感光体ドラム101の表面部Aを汚染したり、また、
トナーの粘着(タッキング)やフィルミングが現像ロー
ル106の弾性層108上に生じるので、現像ロール1
06の弾性層108の表面にトナー離型性のよい樹脂か
らなる表面層(図示せず)を被覆して、前記可塑剤や低
分子物質のブリードアウトを防止すると共にトナーの粘
着やフィルミングを防止した現像ロールもある。
【0004】そして、現像ロール106と感光体ドラム
101の基体部Bとの間には、バイアス電源109が接
続されている。現像ロール106の上部には、1成分非
磁性トナー110を収容したホッパー111がその開口
下部を現像ロール106の表面に所定の間隔を置いて設
けられている。ホッパー111の右側側壁の内側には、
摩擦帯電部材112が接着されている。現像ロール10
6の右側側面には、均平部材113がその表面を現像ロ
ール106の表面に圧接して設けられている。この均平
部材113は、金属製ロール114の表面にゴム層11
5を接着し、その上に摩擦帯電部材116を被覆してな
り、回転不能に設けられている。
【0005】かかる現像ロール106によれば、その表
面に薄層化させたトナーを担持させ、これを静電潜像の
形成された感光体ドラム101に当接させると、トナー
が感光体ドラム101に現像電界に応じて移行するの
で、感光体ドラム101に形成された静電潜像が可視像
化される。このような現像ロール106においては、ト
ナーと現像ロール106の表面との接触による摩擦帯電
によってトナーの帯電の極性及び帯電量を制御する必要
がある。トナーの感光体ドラム101への移動は、トナ
ーの帯電の極性及び現像電解に応じて、静電潜像の画像
部及び非画像部(地肌部)を選択することにより行われ
る。この装置によれば、トナーに磁性材料を使うことな
く、カラー化が容易であるという利点がある。
【0006】また、特公昭64−1022号公報(以
下、「従来技術2」という)には、磁気ブラシから一成
分系非磁性トナー粒子を現像ローラーに受け渡すように
した現像装置が記載されている。図6は、このような従
来の現像装置の概略説明図である。
【0007】図6に示すように、一成分系非磁性トナー
粒子を帯電するための磁性キャリヤを吸着して磁気ブラ
シ212を形成する回転可能な磁気ローラー208と、
該磁気ローラー208と静電像保持体201との間に位
置し、磁気ローラー208が形成する磁気ブラシ212
から分離した帯電トナー207を担持して、静電像保持
体201上の静電像を現像するための現像ローラー21
1と、を有し、上記磁気ローラー208と現像ローラー
211との間に交番電界を形成して上記磁気ブラシ21
2から一成分系非磁性トナー207を現像ローラー21
1に受け渡す現像装置203が記載されている。この現
像装置203によれば、トナー帯電を2成分現像剤で立
ち上げて、磁気ローラー208上に形成した磁気ブラシ
212で現像ローラー211上にトナー207を供給す
ることにより、現像ローラー211への接触部材を無く
し、かつ、トナー粒子207へのストレスを低減するこ
とにより、現像装置203の据え置きが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記「従来技術1」に
記載された従来の画像担持体上に形成された静電潜像を
1成分トナーを使用して現像するタイプの現像装置にお
いては、トナー薄層ブレードへのトナー固着、現像ロー
ルへのトナーフィルミング、現像ロール表面への経時で
のスジ等の傷の発生、トナーの劣化(ストレス)によるト
ナー帯電量、及び、現像ロール上へのトナー付着量の経
時変化、トナー補給時の地汚れ等数々の問題のために、
数十kレベルプリントして交換できるカートリッジ形態
を取らざるを得ず、そのために、現像装置の据え置きが
できないという問題があった。
【0009】このような問題点を解決するために「従来
技術2」が提案されたが、「従来技術2」は、感光体ド
ラムを高帯電電位に帯電させるので、感光体ドラムの低
寿命化につながり、そのために、感光体ドラムを低帯電
電位に帯電させて帯電時の劣化を少なくしようという試
みがなされている。このように、感光体ドラムを低帯電
電位に帯電させると、現像バイアスを低く設定する必要
がある。また、高画質化という観点からは、多値(画像
の書き込み変調パターンを多数の階調を用いて出すも
の)から2値(画像の書き込み変調パターンを2つの階
調を用いて出すもの、即ち、ドットの濃度がすべて同じ
で、ドットの打ち方により階調を変化させるもの)にす
るために、現像γ(静電電位に対する画像濃度の特性曲
線の勾配)をできるだけ立たせ、且つ、飽和の現像ポテ
ンシャルをできるだけ、小さくする必要性が生じてき
た。
【0010】本発明は、かかる問題を解決することを目
的としている。即ち、本発明は、現像γの傾きを急峻に
できると共に150V以下の低電位の現像ポテンシャル
でトナーを飽和させることができる現像ロール及びそれ
を有する現像装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、現像ロール
において、その体積抵抗を1.5×104 Ω・cm以下
とし、且つ、その静電容量を1.5×10-4/m2以上と
することによって、現像γの傾きを急峻にできると共に
150V以下の低電位の現像ポテンシャル(即ち、感光
体における画像部の表面電位と現像バイアスとの差)で
トナーを飽和させることができることを見出して本発明
を完成するに至った。
【0012】即ち、請求項1に記載された発明は、芯
軸、弾性層及び表面層を順次有する現像ロールにおい
て、その体積抵抗が1.5×104 Ω・cm以下であ
り、且つ、その静電容量が1.5×10-4/m2以上であ
ることを特徴とする現像ロールである。
【0013】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、JIS−A硬度が25〜50
度であることを特徴とするものである。
【0014】請求項3に記載された発明は、請求項1又
は2に記載された発明において、表面層の厚みが30μ
m以下であり、且つ、表面層を含めた現像ロールのAS
KER−C硬度が55度(303g荷重)以下であること
を特徴とするものである。
【0015】請求項4に記載された発明は、請求項1〜
3のいずれかに記載の現像ロールを感光体ドラムに平行
に接触して設け、該現像ロールに対向してトナー供給ロ
ールを設け、そして、該供給ロール上にドクターブレー
ドを設けて、キャリアとトナーとが混合した磁気ブラシ
を現像ロールに当接させることによりトナーのみを現像
ロール上へ供給するようにしたことを特徴とする現像装
置である。
【0016】請求項5に記載された発明は、請求項4に
記載された発明において、感光体における画像部の表面
電位と現像バイアスとの差が150V以下において感光
体上へのトナー付着量が飽和することを特徴とするもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態を
示す現像ロールの断面図であり、図2は、本発明の一実
施の形態を示す現像ロールを用いた現像装置の概略説明
図であり、そして、図3は、現像ロールの体積抵抗及び
静電容量の測定法を説明するための説明図である。
【0018】図1において、10は現像ロールである。
現像ロール10は、金属からなる芯軸1の周囲にゴム又
はエラストマーからなる弾性層2を有している。弾性層
2としては、例えば、エチレンプロピレンゴム、ブタジ
エンゴム、ニトリルゴム、スチレンゴム、イソプレンゴ
ム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ウレタンフォーム
等のゴム又はエラストマーが使用できる。硬度として
は、画像のドット再現性を良くするためには、ニップ幅
が広すぎない方が良く、そのための硬度としては、JI
S−A硬度で25〜50度が好ましい。
【0019】弾性層2の外周表面には、例えば、フルオ
ロオレフィンとエチレン性不飽和単量体との共重合体で
ある溶剤可溶性フッ素系樹脂に導電剤を添加した樹脂組
成物で形成した表面層3を有している。ここに記載した
樹脂組成物は、あくまでも例示であって、本発明の目的
に反しないかぎりその他の樹脂組成物であってもかまわ
ない。表面層3は、例えば、ディップ法、スプレーコー
ト、ロールコート等の公知のコーティング、或いは、チ
ューブ状に成形した成形物を被覆することにより形成す
ることができる。表面層3の厚みは、好ましくは、30
μm以下である。表面層3の厚みが30μmを越える
と、弾性層の硬度より硬くなってしまい、且つ、割れや
すくなる。表面層3を含めた現像ロール10の硬度は、
好ましくは、ASKER−C硬度が303g荷重で50
度以下である。ドット再現性を良くするためには、表面
層3をある程度硬くする必要があるので、そのASKE
R−C硬度は、好ましくは、50度以下である。JIS
−A硬度測定ではASKER−C硬度で出るような差が
出ない。
【0020】本発明における現像ロール10の重要な特
徴は、電気特性であり、その体積抵抗が1.5×104
Ω・cm以下であり、且つ、その静電容量が1.5×1
-4/m2以上であることである。最近のシステムの高寿
命化(特に感光体)にともない、低帯電電位にして、感光
体の劣化を少なくしようという試みがあり、それにした
がって、現像バイアスを低く設定せざるを得ない。さら
に、多値から2値にするために、高現像γが必要となっ
てくる。導電性が要求されるために、カーボンブラッ
ク、金属酸化物等の導電剤を添加する必要がある。
【0021】図2に示すように、前記本発明ににおける
現像ロール10を感光体ドラム11に平行に接触して設
け、該現像ロール10に対向してトナー供給ロール14
を設け、そして、該供給ロール14上にドクターブレー
ド15を設けて、キャリアとトナーとが混合した磁気ブ
ラシを現像ロール10に当接させることにより、トナー
のみを現像ロール10上へ供給するようにした現像装置
20とすることができる。前記現像装置20において
は、2成分現像剤16を磁気ロールで構成した供給ロー
ル14に搬送する。供給ロール14に搬送した2成分現
像剤16を供給ロール14上に設けたドクターブレード
15によって薄層化すると、キャリアとトナーとが混合
した磁気ブラシが形成される。このように形成された磁
気ブラシをトナー薄層形成部13で現像ロール10に当
接させることにより、トナーのみを現像ロール10上へ
供給する。なお、17は、トナー補給部である。
【0022】現像ロール10上に供給されたトナーは、
現像ロール10により感光体ドラム11の静電潜像部、
即ち、現像部12(1成分接触現像)に運ばれ、潜像を
現像する。トナー供給ロール14と現像ロール10は非
接触、現像ロールと感光体は接触、非接触どちらでも使
用することはできるが、画質の点からは、接触現像が望
ましい。図示していないが、トナー供給ロール14と現
像ロール10との間、現像ロール10と感光体ドラム1
1と間には、電源を界してバイアス電圧が印加されてい
る。現像ロール10へのバイアスは直流、直流+交流等
があるが、コストの点からは直流バイアスが望ましい。
感光体基体は、本実施例ではドラム感光体を使用してい
るが、ベルト感光体でも使用できる。このような現像装
置20を用いることにより、現像ロール10と接触する
部材が少なくなるので、現像ロール10へのフィルミン
グを防止することができる。また、従来のブレードトナ
ー薄層タイプの現像装置で問題になっていたブレードへ
のトナー固着という問題がなくなる。
【0023】本発明の現像装置20は、感光体における
画像部(図示せず)の表面電位と現像バイアスとの差が
150V以下において感光体上へのトナー付着量を飽和
するものとなっている。
【0024】
【実施例】(実施例1)導電性カーボンブラックが分散
された液状シリコーンゴムを予め芯金がセットされた成
形型に注型工法により流し込み、加熱加硫後、外径研削
にて直径16mmとすることにより、弾性層を有するロ
ールを形成した。このロールの表面にプライマーを塗布
した後、カーボンブラックを分散したフルオロオレフィ
ンとエチレン性不飽和単量体との共重合体である溶剤可
溶性フッ素系樹脂をスプレー塗装して、厚みが20μm
の表面層を形成することにより現像ロールとした。
【0025】(実施例2)導電性カーボンブラックが分
散されたポリオールとイソシアネートとを混合し、これ
を予め芯金がセットされた成形型に注型工法により流し
込み、加熱加硫後、外径研削にて直径16mmとするこ
とにより、弾性層を有するロールを形成した。このロー
ルの表面にカーボンブラックを分散した水系ウレタンを
スプレー塗装して、厚みが25μmの表面層を形成する
ことにより現像ロールとした。
【0026】(比較例1)導電性カーボンブラックが実
施例2よりも少ない量で分散されたポリオールとイソシ
アネートとを混合し、これを予め芯金がセットされた成
形型に注型工法により流し込み、加熱加硫後、外径研削
にて直径16mmとすることにより、弾性層を有するロ
ールを形成した。このロールの表面にプライマーを塗布
した後、カーボンブラックを分散したフルオロオレフィ
ンとエチレン性不飽和単量体との共重合体である溶剤可
溶性フッ素系樹脂をスプレー塗装して厚みが20μmの
表面層を形成することにより現像ロールとした。
【0027】(比較例2)導電性カーボンブラックが実
施例1よりも少ない量で分散された液状シリコーンゴム
を予め芯金がセットされた成形型に注型工法により流し
込み、加熱加硫後、外径研削にて直径16mmとするこ
とにより、弾性層を有するロールを形成した。このロー
ルの表面にカーボンブラックを分散した水系ウレタンを
スプレー塗装して、厚みが25μmの表面層を形成する
ことにより現像ロールとした。
【0028】そして、実施例1〜2及び比較例1〜2に
より得られた現像ロールの現像ポテンシャル(V)及び
現像率(%)を測定して現像ポテンシャル(V)と現像
率(%)との関係を調べた。図4は、実施例1〜2及び
比較例1〜2により得られた現像ロールの現像ポテンシ
ャル(V)と現像率(%)との関係を示すグラフであ
る。
【0029】また、実施例1〜2及び比較例1〜2によ
り得られた現像ロールの「体積抵抗(Ω・cm)」、
「静電容量(F/m2)」、「JIS−A硬度(度)」及
び「ASKER−C硬度(度)」を測定した。前記「体
積抵抗(Ω・cm)」については、図3に示すように、
ロールを平行電極に平行に押し当て、その両シャフトに
各500gの荷重を平行電極方向に加えた状態で導電シ
ャフトと平行電極との間に5Vの電圧を印可して測定し
た。また、前記「静電容量(F/m2)」については、図
3に示すように、ロールを平行電極に平行に押し当て、
その両シャフトに各500gの荷重を平行電極方向に加
えた状態で導電シャフトと平行電極との間の静電容量を
LCRメータで測定した。これらの測定結果は、次の表
1に示される。
【0030】
【表1】
【0031】前記表1における「現像ポテンシャル15
0V以下においての現像γの飽和」(以下、「150V
以下においての現像γの飽和」と略記する。)及び「ド
ット再現性」を評価した。但し、前記「150V以下に
おいての現像γの飽和」は、図4に記載されたグラフよ
り評価し、飽和したものを「○」とし、そして、飽和し
ないものを「×」とした。また、「ドット再現性」は、
優れているものを「○」とし、そして、劣っているもの
を「×」とした。
【0032】以上、表1より次のことがわかる。即ち、
実施例1,2では、「体積抵抗(Ω・cm)」が低く、
且つ、「静電容量(F/m2)」が大きいので、現像γを
現像ポテンシャル150V以下といった低電位で飽和さ
せることができるが、比較例1,2では、実施例1,2
のように、「体積抵抗(Ω・cm)」が低くはなく、且
つ、「静電容量(F/m2)」が大きくはないので、現像
γを現像ポテンシャル150V以下といった低電位で飽
和させることができない。
【0033】
【発明の効果】(1) 請求項1に記載された発明によれ
ば、その体積抵抗が1.5×104 Ω・cm以下であ
り、且つ、その静電容量が1.5×10-4/m2以上であ
るので、現像γの傾きを急峻にできると共に150V以
下の低電位の現像ポテンシャルでトナーを飽和させるこ
とができる。
【0034】(2) 請求項2に記載された発明によれば、
JIS−A硬度が25〜50度であるので、ドット再現
性を良くすることができる。
【0035】(3) 請求項3に記載された発明によれば、
表面層の厚みが30μm以下であり、且つ、表面層を含
めた現像ロールのASKER−C硬度が55度(303
g荷重)以下であるので、表面層の割れ等を防止するこ
とができ、且つ、ドット再現性を良くすることができ
る。
【0036】(4) 請求項4に記載された発明によれば、
現像ロールを感光体ドラムに平行に接触して設け、該現
像ロールに対向してトナー供給ロールを設け、そして、
該供給ロール上にドクターブレードを設けて、キャリア
とトナーとが混合した磁気ブラシを現像ロールに当接さ
せることによりトナーのみを現像ロール上へ供給するよ
うにしたので、(a) 高速対応が可能であって、しかも、
高画質が得られる現像装置を提供することができ、ま
た、(b) 現像剤中のトナー帯電に比べてが現像ロール上
のトナー帯電料分布がシャープになるので、地汚れを低
減することができる。
【0037】(5) 請求項4に記載された発明によれば、
感光体における画像部の表面電位と現像バイアスとの差
が150V以下において感光体上へのトナー付着量が飽
和するので、帯電電位を従来より低くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す現像ロールの断面
図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す現像ロールを用い
た現像装置の概略説明図である。
【図3】現像ロールの静電容量の測定法を説明するため
の説明図である。
【図4】実施例1〜2、及び比較例1〜2で得られた現
像ロールの現像ポテンシャル(V)と現像率(%)との
関係を示すグラフである。
【図5】従来の現像装置の概略説明図である。
【図6】他の従来の現像装置の概略説明図である。
【符号の説明】
1 芯軸 2 弾性層 3 表面層 10 現像ロール 11 感光体ドラム 12 現像部(1成分接触現像) 13 トナー薄層形成部 14 トナー供給ロール 15 ドクターブレード 16 2成分現像剤 17 トナー補給部 20 現像装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2H073 AA01 BA02 BA13 BA23 CA03 2H077 AC04 AD06 AD13 AD35 EA03 EA15 EA16 FA13 FA22 FA27 3J103 AA02 AA14 AA33 AA51 BA31 FA02 FA07 FA18 FA20 GA02 GA52 GA57 GA58 GA60 HA02 HA03 HA04 HA05 HA12 HA15 HA20 HA31 HA47 HA48 HA53

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯軸、弾性層及び表面層を順次有する現
    像ロールにおいて、その体積抵抗が1.5×104 Ω・
    cm以下であり、且つ、その静電容量が1.5×10-4
    /m2以上であることを特徴とする現像ロール。
  2. 【請求項2】 JIS−A硬度が25〜50度であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の現像ロール。
  3. 【請求項3】 表面層の厚みが30μm以下であり、且
    つ、表面層を含めた現像ロールのASKER−C硬度が
    55度(303g荷重)以下であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の現像ロール。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の現像ロ
    ールを感光体ドラムに平行に接触して設け、該現像ロー
    ルに対向してトナー供給ロールを設け、そして、該供給
    ロール上にドクターブレードを設けて、キャリアとトナ
    ーとが混合した磁気ブラシを現像ロールに当接させるこ
    とによりトナーのみを現像ロール上へ供給するようにし
    たことを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 感光体における画像部の表面電位と現像
    バイアスとの差が150V以下において感光体上へのト
    ナー付着量が飽和することを特徴とする請求項4に記載
    の現像装置。
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