JP2002039509A - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

液体燃料燃焼装置

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JP2002039509A
JP2002039509A JP2000220592A JP2000220592A JP2002039509A JP 2002039509 A JP2002039509 A JP 2002039509A JP 2000220592 A JP2000220592 A JP 2000220592A JP 2000220592 A JP2000220592 A JP 2000220592A JP 2002039509 A JP2002039509 A JP 2002039509A
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JP
Japan
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combustion
liquid fuel
air
fuel
side wall
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JP2000220592A
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Masahiro Imai
正裕 今井
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Yamaha Living Tech Co Ltd
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Yamaha Living Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炎孔から噴出される混合気の指向性を低下さ
せずに、ガス室内を通過する混合気の温度低下を防止す
る。 【解決手段】 灯油等の液体燃料が燃焼する燃焼室22
を構成する燃焼盤15と、この燃焼盤15内の略中央に
設けられる下向き開放型の気化筒16とを備えてバーナ
ー10が構成されている。前記燃焼盤15は、平面視略
正方形の底壁15Aと、これの外周に位置する側壁15
Bとによって構成されている。底壁15Aと側壁15B
とが交わる各コーナー部23の板厚t2は相互に等しく
設けられているとともに、側壁15Bの板厚t1よりも
薄く設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体燃料燃焼装置
に係り、更に詳しくは、炎孔から噴出させる混合気の指
向性を確保しつつ、当該混合気の温度低下を防止するこ
とのできる液体燃料燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給湯機等に用いられる公知の液体燃料燃
焼装置は、例えば、特開昭62−297608号公報に
開示されるように、灯油等を燃料として燃焼させる平面
視略偏平状の燃焼室を形成する燃焼盤と、この燃焼盤の
中央部に設けられた気化筒とを備えた構成が知られてい
る。この液体燃料燃焼装置は、前記気化筒を加熱するこ
とにより、その内部に供給された液体燃料を気化させ
て、更に空気と混合し、当該混合気を、燃焼盤とその外
側に位置する燃焼室外筒との間のガス室を経由して燃焼
盤の側壁に形成された多数の炎孔から燃焼室内に噴出さ
せることで気化燃焼を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開昭62−297608号公報に開示された燃焼盤の板
厚が全領域で略均一に設けられる液体燃料燃焼装置で
は、前記混合気の温度がガス室を通過する間に下がって
しまう場合がある。この場合には、当然、炎孔から噴出
する混合気の温度も下がり、気化燃焼の燃焼速度が低下
し、これによって、燃焼室内に形成される火炎がリフト
状態となり、燃焼が不安定となってしまうという不都合
がある。このような混合気の温度低下を防止するには、
燃焼盤の板厚を全体的に薄くし、燃焼室内で発生する火
炎の熱をガス室内の混合気に伝熱し易くすることも考え
られる。ところが、燃焼盤の板厚を全体的に薄くする
と、当該燃焼盤に形成される炎孔の孔深さが浅くなって
しまい、炎孔から噴出する混合気の指向性を低下させる
傾向をもたらして、燃焼室内の燃焼を不安定にするとい
う別の不都合を招来してしまう。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、炎孔から噴出され
る混合気の指向性を低下させずに、炎孔から噴出する混
合気の温度低下を防止することのできる液体燃料燃焼装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、平面視で略正方形の燃焼室内に設けられ
た気化筒から前記燃焼室に飛散された液体燃料を着火し
て噴霧燃焼を行い、この噴霧燃焼の燃焼熱で前記気化筒
を加熱することで、当該気化筒内の液体燃料を気化し、
当該気化した燃料と空気との混合気を、有底筒状の燃焼
盤の外側に形成されたガス室を経て前記燃焼盤の側壁に
形成された多数の炎孔から燃焼室内に噴出させて気化燃
焼を行う液体燃料燃焼装置であって、前記燃焼盤の側壁
と底壁とが交わるコーナー部の板厚を前記側壁の板厚よ
りも薄く設定する、という構成を採っている。このよう
な構成によれば、ガス室内を通過する混合気が、燃焼盤
の側壁と底壁とが交わるコーナー部に密着するように流
れるため、ガス室内を通過する間に温度が下がった混合
気に当該コーナー部で伝熱し易くすることができ、炎孔
から噴出する混合気の温度低下を効果的に防止すること
ができる。また、コーナー部の板厚を側壁の板厚よりも
薄くすることにより、換言すれば、側壁に相対的な厚み
を確保することにより、炎孔から噴出される混合気の指
向性を低下させずに、燃焼室内の燃焼を安定化させるこ
とができる。
【0006】なお、本明細書において、「噴霧燃焼」と
は、液体燃料を着火することによって行われる燃焼を意
味し、「気化燃焼」とは、気化した液体燃焼を空気と混
合することにより得られる混合気を着火することによっ
て行われる燃焼を意味する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0008】図1には、本実施例に係る液体燃料燃焼装
置としてのバーナーの概略斜視図が示され、図2には、
図1の概略平面図が示されている。また、図3には、図
2のA−A線矢視断面図が示されている。これらの図に
おいて、バーナー10は、灯油等の液体燃料を燃焼させ
る燃焼部11と、燃焼部11の下方に設けられ、当該燃
焼部11に空気を供給する送風機12とを備えて構成さ
れている。
【0009】前記燃焼部11は、外側に位置する有底状
の燃焼室外筒14と、この燃焼室外筒14の内側に設け
られた有底筒状の燃焼盤15と、燃焼盤15の内側略中
央に設けられた釣鐘型の気化筒16と、この気化筒16
の下方に設けられた飛散リング18と、気化筒16の近
傍に延びる点火装置20とを備えて構成されている。こ
こにおいて、気化筒16を除く燃焼盤15の内部空間が
液体燃料を燃焼させる燃焼室22として機能し、この燃
焼室22は、図2に示されるように、平面視略正方形と
なっている。
【0010】前記燃焼室外筒14の底壁14Aの略中央
には、図3に示されるように、気化筒16の内部に向か
って延びる送風筒24が連設され、当該送風筒24の下
側に連なる送風機12からの空気を気化筒16の内側に
送り込めるようになっている。
【0011】前記燃焼盤15は、略正方形の底壁15A
と、側壁15Bとによって構成されており、部分的に薄
肉部を有する形状となっている。すなわち、図4に示さ
れるように、側壁15Bの板厚t1は、底壁15Aと側
壁15Bとが交わるコーナー部23の板厚t2よりも厚
くなっている。換言すれば、各コーナー部23の板厚t
2は、側壁15Bの板厚t1よりも薄く設定されてい
る。なお、コーナー部23の板厚t2は相互に等しく設
定されている。ここで、各板厚t1,t2の比は、好ま
しくは、t1:t2=1:0.90〜0.95程度とす
るとよい。なお、特に限定されるものではないが、側壁
15Bの板厚t1は、好ましくは、0.5mm〜3.0
mm程度に設定される。
【0012】また、前記燃焼盤15は、燃焼室外筒14
の底壁14A及び周壁14Bよりも若干内方に隙間を隔
てて配置され、この隙間は、後述するように気化した液
体燃料と空気との混合気が通過するガス室25となって
いる。このガス室25を経由した混合気は、燃焼盤15
の底壁15A及び側壁15Bにそれぞれ形成された多数
の炎孔26A,26Bから燃焼室22内に噴出可能にな
っている。なお、図1及び図2においては、図面の錯綜
を回避するために、各炎孔26A,26Bの記載を部分
的或いは全体的に省略することを了解されたい。
【0013】前記気化筒16は、下方が開放する向き
で、燃焼盤15の底壁15Aに対して隙間を隔てて配置
されており、その内側上方には、燃料供給管32から液
体燃料が供給される燃料拡散体33が設けられている。
これら気化筒16及び燃料拡散体33は、共通の回転軸
35によって支持されており、当該回転軸35に連なる
モータ36によって共に回転可能となっている。燃料拡
散体33は、その下端側に液体燃料の受け部33Aが設
けられており、当該受け部33Aで燃料供給管32から
の液体燃料を一旦受け取るようになっている。なお、燃
料拡散体33の上端と気化筒16との間には、微細な隙
間C1が形成されており、これによって、燃料拡散体3
3が回転すると、燃料拡散体33の内側の液体燃料が隙
間C1を通って外側に噴出するようになっている。前記
飛散リング18は、気化筒16の下側に微細な隙間C2
を隔てて配置されており、当該隙間C2から、気化筒1
6内の液体燃料が燃焼室22に向かって飛散可能となっ
ている。
【0014】前記送風機12は、ここでは詳細構造を省
略するが、図示しないスイッチを投入すると、前記モー
タ36の駆動によってファン38が回転し、吸入した空
気を気化筒16の内部等に直接送り込めるようになって
いる。
【0015】次に、本実施例に係るバーナー10の作用
について説明する。
【0016】先ず、図示しないスイッチを投入すると、
モータ36が駆動し、送風機12のファン38が回転し
て、燃焼部11側への空気の供給が開始するとともに、
気化筒16及び燃料拡散体33が同時に回転する。する
と、燃料拡散体33の回転によって、燃料供給管32か
ら燃料拡散体33の受け部33Aに供給された液体燃料
が、その上端と気化筒16との間に形成された微細な隙
間C1から噴出され、気化筒16の内周を伝って飛散リ
ング18との間に形成される隙間C2から燃焼室22に
飛散される。この飛散された液体燃料は、点火装置20
で着火されて、噴霧燃焼が開始する。すると、噴霧燃焼
の燃焼熱によって気化筒16が加熱され、気化筒16の
内部の液体燃料が気化する。当該気化した燃料は、送風
機12から気化筒16の内部に供給された空気と混合し
て混合気となり、当該混合気がガス室25を通って燃焼
盤15の各炎孔26A,26Bから燃焼室22に噴出さ
れ、既に発生している噴霧燃焼の火炎によって気化燃焼
が行われる。
【0017】従って、このような実施例によれば、混合
気が密着するように流れるコーナー部23の板厚t2が
相対的に薄くなっているため、気化燃焼時における燃焼
室22内の燃焼熱を、コーナー部23を介して燃焼室2
2の外側のガス室25を流れる混合気に効果的に伝熱す
ることができ、当該混合気の温度低下を防止することが
できるという効果を得る。また、側壁15Bの板厚t1
を薄くしなくてもよいため、側壁15Bに形成された炎
孔26Bの孔深さが浅くならず、そこから噴出する混合
気の指向性低下の虞もなく、燃焼室内における燃焼の安
定化を確保できるという効果をも得る。
【0018】また、ガス室内を通過する混合気の温度低
下を防止できる限りにおいて、コーナー部23の板厚t
2を部分的に側壁15Bより薄く設定してもよく、例え
ば、側壁15Bの中央部から両端部に向かって次第に薄
くなるように構成してもよい。
【0019】更に、前記燃焼盤15は、側壁15Bが燃
焼盤開放端側に向かって次第に拡がっているものに限ら
ず、対向する各側壁15B同士が平行であってもよい
し、燃焼盤開放端側に向かって次第に閉じるようになっ
ていても良い。なお、燃焼盤の側壁15Bの板厚t1
を、コーナー部23側から開放端側に向かって次第に厚
くなるように構成してもよいし、側壁15Bの中央部か
ら両端部に向かって次第に薄くなるように構成してもよ
い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
燃焼盤の側壁と底壁とが交わるコーナー部の板厚を側壁
の板厚よりも薄く設定したから、燃焼室内の火炎の熱を
ガス室内の混合気に伝熱し易くすることができ、当該混
合気の温度低下を効果的に防止することができる他、炎
孔から噴出される混合気の指向性を低下させずに、燃焼
室内の燃焼を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例におけるバーナーの概略斜視図。
【図2】 図1の概略平面図。
【図3】 図2における矢視A−A線縦断面図。
【図4】 図3のB部拡大図。
【符号の説明】
10・・・バーナー(液体燃料燃焼装置)、15・・・
燃焼盤、15A・・・底壁、15B・・・側壁、16・
・・気化筒、22・・・燃焼室、23・・・コーナー
部、25・・・ガス室、26A・・・炎孔、26B・・
・炎孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視で略正方形の燃焼室内に設けられ
    た気化筒から前記燃焼室に飛散された液体燃料を着火し
    て噴霧燃焼を行い、この噴霧燃焼の燃焼熱で前記気化筒
    を加熱することで、当該気化筒内の液体燃料を気化し、
    当該気化した燃料と空気との混合気を、有底筒状の燃焼
    盤の外側に形成されたガス室を経て前記燃焼盤の側壁に
    形成された多数の炎孔から燃焼室内に噴出させて気化燃
    焼を行う液体燃料燃焼装置であって、 前記燃焼盤の側壁と底壁とが交わるコーナー部の板厚を
    前記側壁の板厚よりも薄く設定したことを特徴とする液
    体燃料燃焼装置。
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