JP2002039223A - クラッチ、及びモータ - Google Patents

クラッチ、及びモータ

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JP2002039223A JP2000228842A JP2000228842A JP2002039223A JP 2002039223 A JP2002039223 A JP 2002039223A JP 2000228842 A JP2000228842 A JP 2000228842A JP 2000228842 A JP2000228842 A JP 2000228842A JP 2002039223 A JP2002039223 A JP 2002039223A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従動側回転体の変形や破損を防止することがで
きるクラッチを提供する。 【解決手段】クラッチは、環状のカラー31と、カラー
31の内側の所定角度位置に軸線方向に延びる突設部4
2を有する駆動側回転体35と、カラー31の内側に駆
動側回転体35と同軸上に配置される軸部29aと突設
部42と周方向に係合可能に軸部29aから径方向外側
に延びその径方向外側端面にカラー31との距離が回転
方向に変化する制御面41が形成された係合凸部29b
とを有する従動側回転体29と、制御面41とカラー3
1との間に配置され、駆動側回転体35側が回転した時
には従動側回転体29と共に回転し、従動側回転体29
側が回転した時には制御面41とカラー31とに狭持さ
れて従動側回転体29の回転を阻止する転動体32とを
備える。従動側回転体29には周方向に隣り合う係合凸
部29bの周方向側面同士を繋げるように係合凸部29
bの補強リブ29dが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラッチ、及びロ
ータ回転軸にウォーム軸がクラッチを介して連結された
モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パワーウィンド装置等に用いられ
るモータには、図7に示すように、クラッチ81を備え
たものがある。このクラッチ81は、モータ本体82の
回転軸83と、出力部84のウォーム軸85との間に設
けられ、回転軸83からウォーム軸85に回転を伝達す
るとともに、ウォーム軸85から回転軸83への回転伝
達を阻止する。
【0003】クラッチ81は、回転軸83に固定される
駆動側回転体86と、ウォーム軸85に固定される従動
側回転体87と、出力部84のギヤハウジング88に固
定されるカラー89と、従動側回転体87とカラー89
との間に配置される転動体90と、各転動体90の角度
間隔を保持するサポート部材91とを備えている。
【0004】駆動側回転体86の軸中心には回転軸83
の先端が一体回転するように連結されている。駆動側回
転体86のウォーム軸85側の径方向外側には、カラー
89の内側で径方向外側に延び、その先端から軸線方向
ウォーム軸85側に延びる略扇形状の突設部86a(図
8参照)が等角度間隔に3つ形成されている。
【0005】従動側回転体87は、金属材料よりなり、
カラー89の内側で駆動側回転体86と同軸上に配置さ
れる軸部87aと、軸部87aから径方向外側に延びる
係合凸部87bと、軸部87aの軸中心から軸線方向に
延びウォーム軸85と一体回転するように連結された固
定軸87cとを備えている。係合凸部87bは、図8に
示すように、等角度間隔に3つ形成され、その周方向側
面に突設部86aと周方向に係合可能な係合面87dが
形成されている。即ち、係合凸部87bは、周方向に隣
り合う突設部86a間に周方向に隙間を有して形成され
ている。又、係合凸部87bは、その径方向外側端面に
カラー89との距離が回転方向に変化する制御面87e
が形成されている。この制御面87eは、従動側回転体
87の回転方向端部側ほどカラー89との距離が短くな
る平面に形成されている。
【0006】転動体は90は、各制御面87eとカラー
89の内周面89aとの間であって、周方向に隣り合う
突設部86aの間に配置されている。サポート部材91
は、環状のリング部91a(図7参照)と、リング部9
1aから軸線方向に延びる3対のローラサポート91b
(図8参照)とを備えている。3対のローラサポート9
1bは、対毎に等角度間隔に形成されている。各一対の
ローラサポート91bはリング部91aの周方向に並設
されている。そして、図8に示すように、各一対のロー
ラサポート91b間に転動体90が配置され、各転動体
90の角度間隔が保持されている。
【0007】このモータ(クラッチ81)は、以下のよ
うに動作する。モータ本体82が駆動され、回転軸83
と共に駆動側回転体86が回転されると、突設部86a
の径方向外側の部分により転動体90がローラサポート
91bを介して押されるとともに突設部86aの径方向
内側の部分により係合凸部87bの係合面87dが押さ
れ、従動側回転体87及びウォーム軸85が連れ回りす
る。
【0008】一方、モータ本体82が停止している状態
で、ウォーム軸85と共に従動側回転体87が回転する
と、僅かに回転した時、図9に示すように、転動体90
が制御面87eとカラー89の内周面89aとで狭持さ
れ、従動側回転体87のそれ以上の回転が阻止(ロッ
ク)される(ロック状態となる)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記クラッ
チ81では、転動体90が制御面87eとカラー89の
内周面89aとに狭持されたとき(ロック時)、転動体
90から制御面87eの回転方向端部側に略径方向内側
方向(図9中、矢印B方向)の圧力が加わる。そして、
急激な従動側回転体87の回転をロックした場合、係合
凸部87bの回転方向端部側が変形したり、破損する虞
がある。又、多数回数ロックした場合も同様の虞があ
り、耐久性が低いという問題がある。
【0010】本発明の目的は、従動側回転体の変形や破
損を防止することができるクラッチ、及びクラッチを備
えたモータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、環状のカラーと、前記カ
ラーの内側の所定角度位置に軸線方向に延びる突設部を
有する駆動側回転体と、前記カラーの内側に前記駆動側
回転体と同軸上に配置される軸部と、前記突設部と周方
向に係合可能に前記軸部から径方向外側に延び、その径
方向外側端面に前記カラーとの距離が回転方向に変化す
る制御面が形成された係合凸部とを有する従動側回転体
と、前記制御面と前記カラーとの間に配置され、前記駆
動側回転体側が回転した時には前記従動側回転体と共に
回転し、前記従動側回転体側が回転した時には前記制御
面と前記カラーとに狭持されて該従動側回転体の回転を
阻止する転動体とを備えたクラッチにおいて、前記従動
側回転体に、前記係合凸部の補強リブを設けた。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のクラッチにおいて、前記係合凸部は、周方向に複数形
成され、前記補強リブを、周方向に隣り合う前記係合凸
部の周方向側面同士を繋げるように形成した。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のクラッチにおいて、前記補強リブの径方向内側端部
を、前記軸部まで形成した。請求項4に記載の発明は、
請求項2又は3に記載のクラッチにおいて、前記補強リ
ブの径方向外側端部を、前記係合凸部の径方向外側端部
まで形成した。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1項に記載のクラッチにおいて、前記補強リ
ブを、前記係合凸部の反駆動側回転体側端部に形成し
た。請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれ
か1項に記載のクラッチを備えたモータであって、前記
駆動側回転軸は、ロータの回転軸と一体回転可能に設け
られ、前記従動側回転体は、ウォーム軸と一体回転可能
に設けられる。
【0015】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
従動側回転体には係合凸部の補強リブが設けられるた
め、転動体が制御面とカラーとに狭持されたとき、該係
合凸部の変形や破損が防止される。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、係合凸部
は周方向に複数形成され、補強リブは周方向に隣り合う
係合凸部の周方向側面同士を繋げるように形成されるた
め、該係合凸部の変形や破損が更に防止される。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、補強リブ
の径方向内側端部は軸部まで形成されるため、係合凸部
の変形や破損が更に防止される。請求項4に記載の発明
によれば、補強リブの径方向外側端部は係合凸部の径方
向外側端部まで形成されるため、係合凸部の変形や破損
が更に防止される。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、補強リブ
は係合凸部の反駆動側回転体側端部に形成されるため、
係合凸部に突設部と周方向に係合可能な面を大きく確保
することができる。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、ウォーム
軸側が回転して転動体が制御面とカラーとに狭持された
とき、該係合凸部の変形や破損が防止され、モータの故
障が防止される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をパワーウインド装
置用のモータに具体化した実施の形態について図1〜図
6を参照して説明する。図1は、本実施形態におけるモ
ータ1の要部断面図を示す。モータ1は、扁平型のモー
タ本体2と出力部3とクラッチC(図2参照)とを備え
ている。
【0021】図1に示すように、上記モータ本体2は、
ヨークハウジング(以下、単にヨークという)4、1対
のマグネット5、回転軸6、アーマチャ(電機子)7、
コンミテータ(整流子)8、樹脂製のブラシホルダ9及
び給電用のブラシ10を備えている。
【0022】ヨーク4は、略有底扁平円筒状に形成され
ている。そして、ヨーク4の軸直交方向断面の長手方向
両端の内周面には、1対のマグネット5が対向して固着
されている。また、ヨーク4の底部には、その中心軸に
沿って上記回転軸6の基端部が回転可能に支持されてい
る。この回転軸6の先端部には、図2に示すように、円
柱形状から平行に面取りした2面巾凸部6aが形成され
ている。
【0023】上記マグネット5の位置に対応する上記回
転軸6の中間部には、前記アーマチャ7が固定されてい
る。また、上記回転軸6の上記アーマチャ7よりも先端
側には、コンミテータ8が固定されている。
【0024】上記ヨーク4の開口部には、該ヨーク4の
軸直交方向断面の長手方向の外側に延びるフランジ部4
a,4bが形成されている。各フランジ部4a,4bに
は、それぞれ位置決め用孔4c,4dが形成されてい
る。
【0025】ヨーク4の開口部には、ブラシホルダ9が
嵌合固定されている。このブラシホルダ9は、ヨーク4
の開口部と対応し、同開口部を略覆う形状のホルダ本体
9aと、一方(図1中、左側)のフランジ部4aより回
転軸6の径方向外側に突出したコネクタ部9bとを備え
ている。ホルダ本体9aのヨーク4内部側にはコネクタ
部9bと図示しない配線で接続された一対のブラシ10
が配設されている。又、ホルダ本体9aの略中央には軸
受11が設けられ、その軸受11によって上記回転軸6
の先端側が回転可能に支持されている。
【0026】ここで、上記ブラシ10は、上記コンミテ
ータ8に対応した位置に配置されて同コンミテータ8と
接触している。従って、コネクタ部9bに接続される図
示しない制御装置(外部電源)からブラシ10及びコン
ミテータ8を介してアーマチャ7に巻装したコイル導線
に電流が供給されると、同アーマチャ7、すなわちモー
タ本体2の回転軸6が回転駆動される。
【0027】出力部3は、ギヤハウジング21と、第1
及び第2軸受22a,22bと、ウォーム部材23と、
ウォームホイール24と、出力軸25とを備える。ギヤ
ハウジング21のモータ本体2に固定される側(図1
中、上側)端部(以下、上側端部という)は、ヨーク4
の開口部と対応した扁平型(略長方形)に形成されてい
る。ギヤハウジング21の上側端部には、図3に示すよ
うに、ブラシホルダ9のホルダ本体9aが嵌合される嵌
合凹部21aが形成されている。又、ギヤハウジング2
1の上側端部には、前記ヨーク4の各位置決め用孔4
c,4dと対応した位置に、該孔4c,4dに嵌挿され
る位置決め用凸部21b,21cが形成されている。そ
して、ギヤハウジング21は、位置決め用凸部21b,
21cがヨーク4の各位置決め用孔4c,4dに嵌挿さ
れ、ホルダ本体9aが嵌合凹部21aに嵌合された状態
で、図示しないネジにてヨーク4にネジ止めされてい
る。
【0028】ギヤハウジング21には、嵌合凹部21a
の底部中央から凹設され該嵌合凹部21aの長手方向に
長く開口した凹部21fが形成されている。又、ギヤハ
ウジング21には、凹部21fの底部中央から凹設した
円形のクラッチ収容凹部21g、該クラッチ収容凹部2
1gの底部中央から回転軸6の軸線方向に沿って延びる
ように凹設したウォーム軸収容凹部21h(図2参照)
が形成されている。又、ギヤハウジング21には、ウォ
ーム軸収容凹部21hの中間部の軸線直交方向(図1
中、右方向)に該ウォーム軸収容凹部21hと連通する
ホイール収容部21iが形成されている。
【0029】クラッチ収容凹部21gの開口部には、環
状のフランジ嵌合凹部21jが形成されている。フラン
ジ嵌合凹部21jにおける凹部21fの長手方向両端部
には、同長手方向に延びる係合凹部21kが連続して形
成されている。
【0030】又、凹部21fの底部には、2つの台座2
1mが形成されている。各台座21mは、前記係合凹部
21kの周囲にそれぞれ形成されている。即ち、台座2
1mは、係合凹部21kの壁面と連続する壁面を有する
ように略コ字状に形成されている。各台座21mの上面
における凹部21fの短手方向両端部には、円柱形状の
係合突起21nが形成されている。又、クラッチ収容凹
部21gの底部には、筒状の軸受保持部21pが凸設さ
れている。
【0031】第1及び第2軸受22a,22bは、金属
製で略円筒形状のすべり軸受(メタル軸受)であって、
第1軸受22aは軸受保持部21pに内嵌されている。
又、第2軸受22bは、ウォーム軸収容凹部21hの底
側(図1中、下側)に内嵌されている。
【0032】ウォーム部材23は、金属材料よりなり、
ウォーム軸28と、ウォーム軸28のモータ本体2側に
一体形成された従動側回転体29とからなる(図4参
照)。ウォーム軸28は、その中間部にウォーム28a
が形成され、その両端部で第1及び第2軸受22a,2
2bに回転可能に支持されてウォーム軸収容凹部21h
内に収容されている。
【0033】ウォームホイール24は、ウォーム28a
と噛合され、ウォーム軸28と直交する方向(図1の紙
面直交方向)の軸中心で回転可能にホイール収容部21
i内に収容されている。そして、出力軸25は、ウォー
ムホイール24の回転に伴って同軸で回転するように該
ウォームホイール24に連結されている。この出力軸2
5は、公知の図示しないレギュレータを介して図示しな
いウインドガラスに連結される。
【0034】前記回転軸6は、クラッチCを介してウォ
ーム軸28に連結されている。クラッチCは、図2及び
図3に示すように、前記従動側回転体29と、カラー3
1と、複数(3つ)の転動体32と、サポート部材33
と、ストッパ34と、駆動側回転体35と、ボール36
とを備えている。カラー31は、円筒形状の外輪31a
と外輪31aの一端(図2中、上端)から径方向外側に
延びる環状のフランジ部31bと、フランジ部31bか
ら180度間隔を有して更に径方向外側に延びる一対の
係合部31cとからなる。
【0035】カラー31は、その外輪31aがクラッチ
収容凹部21gに嵌合され、フランジ部31bがフラン
ジ嵌合凹部21jに嵌合されている。そして、係合部3
1cが係合凹部21kに嵌合されることで、カラー31
の回り止めがなされている。このカラー31の内側に
は、前記従動側回転体29が配置されている。
【0036】前記従動側回転体29は、図3に示すよう
に、ウォーム軸28の基端部からモータ本体2側(回転
軸6側)に同軸上に延びる軸部29aと、その軸部29
aから等角度(120°)間隔で径方向外側に延びる3
つの係合凸部29bとを備えている。係合凸部29b
は、径方向外側に向かうほど周方向の幅が広がるように
形成されている。又、係合凸部29bの径方向外側面
は、図4に示すように、カラー31の外輪31aの内周
面31dとの距離が回転方向に変化する制御面41とさ
れている。本実施の形態の制御面41は、従動側回転体
29の回転方向端部側ほどカラー31との距離が短くな
る平面に形成されている。軸部29aのモータ本体2側
(回転軸6側)の軸中心部には、図2及び図3に示すよ
うに、円形の凹部29cが凹設されている。
【0037】又、従動側回転体29には、図3に示すよ
うに、係合凸部29bの補強リブ29dが設けられてい
る。補強リブ29dは、周方向に隣り合う係合凸部29
bの周方向側面同士を繋げるように形成されている。補
強リブ29dの径方向内側端部は、軸部29aまで形成
されている。言い換えると、補強リブ29dは、軸部2
9aから径方向外側に延びるように形成されている。
又、補強リブ29dの径方向外側端部は、係合凸部29
bの径方向外側端部まで形成されている。各補強リブ2
9dの径方向外側端部は、軸部29aの軸中心を中心と
した同心円弧状に形成されている。又、補強リブ29d
は、係合凸部29bのウォーム軸28側端部に形成され
ている。
【0038】各転動体32は、金属材料にて略円柱形状
に形成され、図4に示すように、係合凸部29bの制御
面41と外輪31aの内周面31dとの間に配置されて
いる。転動体32の直径は、制御面41の中央部(回転
方向中央部)41aと外輪31aの内周面31dの間隔
の長さより小さく、制御面41の側部(回転方向端部)
41b,41cと外輪31aの内周面31dの間隔の長
さより大きく設定されている。即ち、転動体32の直径
は、中央部41aと側部41b,41cとの間の中間部
41dと、外輪31aの内周面31dの間隔の長さと等
しく設定されている。
【0039】サポート部材33は、前記各転動体32を
回転可能にかつ略平行に等角度間隔で保持する。詳述す
ると、サポート部材33は、樹脂材よりなり、図2及び
図3に示すように、外延部としてのリング部33aと、
3つの内延部33bと、3対のローラサポート33c
と、3つの連結部33dとからなる。リング部33a
は、外輪31aより径の大きい円環状に形成されてい
る。3つの内延部33bは、リング部33aの内周から
径方向内側に等角度間隔で延設されている。各ローラサ
ポート33cは内延部33bの径方向内側の周方向両端
部から軸線方向に延設されている。各連結部33dは、
隣り合うローラサポート33cを連結するように円弧状
に形成されている。又、1対のローラサポート33cの
先端には周方向に向い合う係止凸部33eが形成されて
いる。そして、各転動体32は、各対のローラサポート
33c間で、且つ内延部33bと係止凸部33eとの間
で保持され、リング部33aに対して周方向及び軸線方
向に移動不能に保持される。このように転動体32を保
持したサポート部材33は、前述したように転動体32
が制御面41と外輪31aの内周面31dとの間に配置
されるように、各ローラサポート33cが外輪31aの
内側に挿入され、リング部33aがカラー31の軸線方
向外側でフランジ部31b上に当接されて配置される。
【0040】ストッパ34は、金属製の均一な厚さの板
材から形成されている、ストッパ34は、前記サポート
部材33のリング部33aと略同径の環状に形成された
当接部34aと、その当接部34aから180°間隔で
径方向外側に延びる延設部34bとを備えている。延設
部34bの幅は、前記台座21mと対応し、当接部34
aの外径より若干小さく設定され、ストッパ34全体は
略長方形に形成されている。当接部34aの内外径は、
図2に示すように、前記カラー31の外輪31aの内外
径と同径に設定されている。延設部34bには固定部3
4cが形成されている。固定部34cは、前記ギヤハウ
ジング21の係合突起21nと対応するように、ストッ
パ34の四隅に形成されている。本実施の形態の固定部
34cは、斜めに切り起こした4つの弾性片34dから
なる。4つの弾性片34dは、2つずつ弧状に並設さ
れ、その並設された群同士が対向して配置されている。
そして、対向した弾性片34d群の先端の間隔は、ギヤ
ハウジング21の係合突起21nの直径より若干小さく
設定されている。これにより、弾性片34dは、対向し
た弾性片34d群の間に係合突起21nが嵌入される
と、該係合突起21nが抜けないように係合する。そし
て、ストッパ34は、固定部34c、即ち、対向した弾
性片34d群の間に係合突起21nが嵌入されること
で、該ギヤハウジング21に固定されている。ストッパ
34の当接部34aは、サポート部材33のリング部3
3aの上部(図1中、上部)に配置される。そして、ス
トッパ34は、サポート部材33のリング部33aが当
接部34aに当接することで、該サポート部材33と共
に転動体32の軸線方向の移動を規制している。
【0041】又、図2及び図3に示すように、各延設部
34bの略中央には、規制部34eが形成されている。
規制部34eは、延設部34bの一部を切り起こすこと
により形成されている。規制部34eは、その先端が前
記カラー31の係合部31cと当接し該カラー31の軸
線方向の移動を規制している。
【0042】前記駆動側回転体35は、樹脂材にて形成
され、軸部35aと、軸部35aよりも拡径された円盤
部35bと、円盤部35bの軸中心から軸線方向(図2
中、下方向)に延出した延出部35cとを有している。
駆動側回転体35には、延出部35cの先端からボール
収容凹部35dが凹設されている。ボール収容凹部35
dは、軸直交方向の壁面が球をくり貫いた形状に形成さ
れている。ボール収容凹部35dは、円盤部35bの途
中まで形成されている。このボール収容凹部35dに
は、ボール36が、その一部が延出部35cの先端から
突出した状態で保持されている。
【0043】又、駆動側回転体35の軸中心には、軸部
35aの基端(図2中、上端)から延び、断面に平行面
を有する2面巾凹部35eが前記ボール収容凹部35d
と連通するように形成されている。駆動側回転体35
は、2面巾凹部35eに回転軸6の2面巾凸部6aが嵌
合されることで、回転軸6に対して回転不能に連結され
ている。延出部35cは、従動側回転体29の凹部29
c内に略収容され、その延出部35cの先端から一部が
突出するボール36は、凹部29cの底部に当接されて
いる。
【0044】駆動側回転体35の円盤部35bの先端側
(図2中、下側)には、図3に示すように、径方向外側
に延び、その先端から軸線方向に突出する略扇形状の突
設部42が等角度間隔(所定角度位置)に複数(3つ)
形成されている。各突設部42は、図4に示すように、
大きい円弧の面が外輪31aの内周面31dより若干小
さな径で同内周面31dに沿って形成されている。即
ち、駆動側回転体35は、その突設部42がストッパ3
4の当接部34aの中心孔から軸線方向に挿入可能に形
成されている。突設部42には、径方向内側から突設部
42の中間まで径方向に延びる嵌合溝42a(図4参
照)が形成されている。突設部42は、外輪31a内に
おいて、従動側回転体29の各係合凸部29b間であっ
て、各転動体32(各ローラサポート33c)間に配置
されている。
【0045】嵌合溝42aには、ゴムよりなる緩衝部材
43が嵌合固定されている。緩衝部材43には、嵌合溝
42aから突設部42の径方向内側に突出し、周方向に
広がる緩衝部43aが形成されている。
【0046】緩衝部43aの周方向の幅は、図4に示す
ように、突設部42の内周面の周方向の幅より若干大き
く設定されている。緩衝部43aの一側面(反時計回り
側の面)43bは、駆動側回転体35が従動側回転体2
9に対して反時計回り方向(矢印X方向)に所定位置ま
で回転すると、係合凸部29bの時計回り側の面の径方
向内側に形成された第1緩衝面29eと当接する。又、
突設部42の径方向内側に形成される一側面(反時計回
り側の面)42bは、駆動側回転体35が前記所定位置
より更に反時計回り方向(矢印X方向)に回転すると、
係合凸部29bの時計回り側の面の径方向外側に形成さ
れた第1当接面29fと当接する。尚、駆動側回転体3
5は、緩衝部43aが周方向に撓む(潰れる)ことによ
り、前記所定位置より更に反時計回り方向(矢印X方
向)に回転する(図4参照)。
【0047】又、緩衝部43aの他側面(反時計回り側
の面)43cは、駆動側回転体35が従動側回転体29
に対して時計回り方向(矢印Y方向)に所定位置まで回
転すると、係合凸部29bの反時計回り側の面の径方向
内側に形成された第2緩衝面29gと当接する。又、突
設部42の径方向内側に形成される他側面(時計回り側
の面)42cは、駆動側回転体35が前記所定位置より
更に時計回り方向(矢印Y方向)に回転すると、係合凸
部29bの反時計回り側の面の径方向外側に形成された
第2当接面29hと当接する。尚、駆動側回転体35
は、緩衝部43aが周方向に撓む(潰れる)ことによ
り、前記所定位置より更に時計回り方向(矢印Y方向)
に回転する。
【0048】ここで、各部材32,42,29b,33
cの形状は、図5に示すように、突設部42の一側面4
2bが係合凸部29bの第1当接面29fと当接し、突
設部42の反時計回り側の面の径方向外側に形成された
第1押圧面42dがローラサポート33cと当接した状
態で、転動体32が制御面41の中央部41aと対応し
た位置に配置されるように設定されている。
【0049】又、各部材32,42,29b,33cの
形状は、突設部42の他側面42cが係合凸部29bの
第2当接面29hと当接し、突設部42の時計回り側の
面の径方向外側に形成された第2押圧面42eがローラ
サポート33cと当接した状態で、転動体32が制御面
41の中央部41aと対応した位置に配置されるように
設定されている。
【0050】上記のように構成されたパワーウインド装
置(モータ1)は、以下のように動作する。モータ本体
2が駆動され回転軸6が図4の反時計回り方向(矢印X
方向)に回転されると、回転軸6と共に駆動側回転体3
5(突設部42)が同方向(矢印X方向)に一体回転す
る。そして、図5に示すように、突設部42の一側面4
2bが係合凸部29bの第1当接面29fと当接し、第
1押圧面42dがローラサポート33cと当接すると、
転動体32が制御面41の中央部41aと対応した位置
(以下、中立位置という)に配置される。
【0051】尚、突設部42の一側面42bが第1当接
面29fに当接する前に、緩衝部43aの一側面43b
が係合凸部29bの第1緩衝面29eに先に接触するた
め、該当接時の衝撃は小さくなる。
【0052】この中立状態では、転動体32は係合凸部
29bの制御面41と外輪31aの内周面31dにて挟
持されないため、従動側回転体29はカラー31に対し
て回転可能となる。従って、駆動側回転体35が更に反
時計回り方向に回転すると、その回転力が突設部42か
ら従動側回転体29に伝達され、従動側回転体29が連
れ回りする。尚、このとき転動体32には第1押圧面4
2dから同方向(矢印X方向)の回転力が伝達され、転
動体32は同方向に移動する。
【0053】逆に、回転軸6が図4の時計回り方向(矢
印Y方向)に回転されると、上記と同様に、突設部42
により転動体32が中立位置に配置される。この状態で
は、転動体32は係合凸部29bの制御面41と外輪3
1aの内周面31dにて挟持されないため、従動側回転
体29はカラー31に対して回転可能となる。従って、
駆動側回転体35の回転力が突設部42から従動側回転
体29に伝達され、従動側回転体29が連れ回りする。
【0054】すると、従動側回転体29と共にウォーム
軸28が回転し、その回転に応じてウォームホイール2
4及び出力軸25が回転する。従って、出力軸25に連
結されるウインドガラスが開閉される。
【0055】一方、モータ1が停止している状態で、出
力軸25側に負荷がかかると、その負荷は従動側回転体
29を回動させようとする。そして、従動側回転体29
が図4の時計回り方向(矢印Y方向)に回転されると、
転動体32は係合凸部29bの制御面41の側部41b
側(中間部41d側)に相対移動する。やがて、図6に
示すように、転動体32が中間部41dまで相対移動す
ると、転動体32は、制御面41と外輪31aの内周面
31dで挟持される(ロック状態となる)。そして、外
輪31aが固定されているため、従動側回転体29のそ
れ以上の回転は阻止され、駆動側回転体35を連れ回り
させることはない。
【0056】逆に、従動側回転体29が図4の反時計回
り方向(矢印X方向)に回転されると、駆動側回転体3
5が停止しているため、転動体32は係合凸部29bの
制御面41の側部41c側(中間部41d側)に相対移
動する。やがて、転動体32が中間部41dまで相対移
動すると、転動体32は、制御面41と外輪31aの内
周面31dで挟持される(ロック状態となる)。そし
て、外輪31aが固定されているため、従動側回転体2
9のそれ以上の回転は阻止され、駆動側回転体35を連
れ回りさせることはない。
【0057】このように、出力軸25側に大きな負荷を
かけても、従動側回転体29の回転は阻止される。従っ
て、出力軸25に連結されるウインドガラスが自重や、
外力により開閉されることは防止される。
【0058】次に、本実施の形態の特徴的な効果を以下
に記載する。 (1)従動側回転体29には係合凸部29bの補強リブ
29dが設けられるため、係合凸部29bの変形や破損
が防止される。即ち、転動体32が制御面41と外輪3
1aの内周面31dで挟持されたとき(ロック時)、転
動体32から制御面41の中間部41dに略径方向内側
方向(図6中、矢印D方向)の圧力が加わる。そして、
急激な従動側回転体29の回転をロックした場合であっ
ても、補強リブ29d(図6中、2点鎖線で示す)によ
り係合凸部29bの変形や破損が防止される。又、多数
回数ロックした場合であっても、補強リブ29dにより
係合凸部29bの変形や破損が防止される。その結果、
クラッチCの故障が防止され、ひいてはモータ1の故障
が防止される。
【0059】(2)補強リブ29dを周方向に隣り合う
係合凸部29bの周方向側面同士を繋げるように形成し
たため、該係合凸部29bの変形や破損が更に防止され
る。 (3)補強リブ29dの径方向内側端部を軸部29aま
で形成したため、係合凸部29bの変形や破損が更に防
止される。
【0060】(4)補強リブ29dの径方向外側端部を
係合凸部29bの径方向外側端部まで形成したため、係
合凸部29bの変形や破損が更に防止される。 (5)各補強リブ29dの径方向外側端部を軸部29a
の軸中心を中心とした同心円弧状に形成したため、例え
ば、円柱形状から削り加工で従動側回転体29を形成す
る場合、補強リブ29dの部分は削り加工が不要とな
り、その加工が容易となる。
【0061】(6)補強リブ29dを係合凸部29bの
ウォーム軸28側端部、即ち反駆動側回転体35側端部
に形成したため、係合凸部29bに駆動側回転体35の
突設部42と周方向に係合可能な第1当接面29fを軸
線方向に大きく確保することができる。よって、突設部
42と当接する第1当接面29fの変形や破損が防止さ
れる。
【0062】上記実施の形態は、以下のように変更して
もよい。 ・上記実施の形態では、補強リブ29dを周方向に隣り
合う係合凸部29bの周方向側面同士を繋げるように形
成したが、係合凸部29bの変形や破損を防止できれば
他の形状に変更してもよい。例えば、補強リブ29dを
係合凸部29bの周方向両側面から僅かに周方向に延び
る(周方向に隣り合う係合凸部29bの周方向側面に繋
がっていない)補強リブとしてもよい。このようにして
も係合凸部29bの変形や破損が防止される。
【0063】・上記実施の形態では、補強リブ29dの
径方向内側端部を軸部29aまで形成したが、補強リブ
29dの径方向内側端部を係合凸部29bの径方向中間
部分まで形成してもよい。このようにしても係合凸部2
9bの変形や破損が防止される。
【0064】・上記実施の形態では、補強リブ29dの
径方向外側端部を係合凸部29bの径方向外側端部まで
形成したが、補強リブ29dの径方向外側端部を係合凸
部29bの径方向中間部分まで形成してもよい。このよ
うにしても係合凸部29bの変形や破損が防止される。
【0065】・上記実施の形態では、各補強リブ29d
の径方向外側端部を軸部29aの軸中心を中心とした同
心円弧状に形成したが、他の形状に変更してもよい。例
えば、各補強リブ29dの径方向外側端部を周方向に隣
り合う係合凸部29bの径方向外側端部同士を繋げる直
線状に形成してもよい。このようにしても係合凸部29
bの変形や破損が防止される。
【0066】・上記実施の形態の従動側回転体29は係
合凸部29bを3つ備えたが、係合凸部29bの数を他
の数に変更してもよい。例えば係合凸部29bを2つ備
えた従動側回転体に変更してもよい。尚、この場合、駆
動側回転体35の突設部42の数等を適宜対応させる必
要がある。このようにしても上記実施の形態の効果と同
様の効果を得ることができる。
【0067】・上記実施の形態では、補強リブ29dを
係合凸部29bのウォーム軸28側端部(反駆動側回転
体35側端部)に形成したが、補強リブ29dを係合凸
部29bの軸線方向中間部に形成してもよい。このよう
にしても上記実施の形態の効果(1)〜(5)と同様の
効果を得ることができる。又、係合凸部29bの変形や
破損が更に防止される。
【0068】・上記実施の形態では、転動体32は略円
柱形状に形成されるとしたが、球体に変更してもよい。
尚、この場合サポート部材33の形状も変更する必要が
ある。このようにしても上記実施の形態の効果と同様の
効果を得ることができる。
【0069】・上記実施の形態では、従動側回転体29
はウォーム軸28に一体形成されるとしたが、ウォーム
軸28と一体回転可能に設けられれば、別部材としても
よい。このようにしても上記実施の形態の効果と同様の
効果を得ることができる。
【0070】・上記実施の形態では、パワーウインド装
置用のモータ1に具体化したが、他の装置に使用される
モータに具体化してもよい。上記実施の形態から把握で
きる請求項記載以外の技術的思想について、以下に記載
する。
【0071】(イ)請求項4に記載のクラッチにおい
て、前記補強リブの径方向外側端部を、前記軸中心の同
心円弧状に形成したことを特徴とするクラッチ。このよ
うにすると、例えば、円柱形状から削り加工で従動側回
転体を形成する場合、その加工が容易となる。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜5に記
載の発明によれば、従動側回転体の変形や破損を防止す
ることができるクラッチを提供することができる。
【0073】請求項6に記載の発明によれば、従動側回
転体の変形や破損を防止することができるクラッチを備
えたモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のモータの要部断面図。
【図2】本実施の形態のモータの要部拡大断面図。
【図3】本実施の形態のクラッチの分解斜視図。
【図4】図2のA−A断面図。
【図5】本実施の形態のクラッチの動作を説明するため
の断面図。
【図6】本実施の形態のクラッチの動作を説明するため
の断面図。
【図7】従来技術のクラッチの要部断面図。
【図8】従来技術のクラッチの動作を説明するための断
面図。
【図9】従来技術のクラッチの動作を説明するための断
面図。
【符号の説明】
6…回転軸、28…ウォーム軸、29…従動側回転体、
31…カラー、32…転動体、35…駆動側回転体、4
1…制御面、42…突設部、29a…軸部、29b…係
合凸部、29d…補強リブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 忠史 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ 株式 会社内 Fターム(参考) 5H607 AA00 BB01 BB04 CC03 EE05 EE32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のカラー(31)と、 前記カラーの内側の所定角度位置に軸線方向に延びる突
    設部(42)を有する駆動側回転体(35)と、 前記カラーの内側に前記駆動側回転体と同軸上に配置さ
    れる軸部(29a)と、前記突設部と周方向に係合可能
    に前記軸部から径方向外側に延び、その径方向外側端面
    に前記カラーとの距離が回転方向に変化する制御面(4
    1)が形成された係合凸部(29b)とを有する従動側
    回転体(29)と、 前記制御面と前記カラーとの間に配置され、前記駆動側
    回転体側が回転した時には前記従動側回転体と共に回転
    し、前記従動側回転体側が回転した時には前記制御面と
    前記カラーとに狭持されて該従動側回転体の回転を阻止
    する転動体(32)とを備えたクラッチにおいて、 前記従動側回転体に、前記係合凸部の補強リブ(29
    d)を設けたことを特徴とするクラッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクラッチにおいて、 前記係合凸部は、周方向に複数形成され、 前記補強リブを、周方向に隣り合う前記係合凸部の周方
    向側面同士を繋げるように形成したことを特徴とするク
    ラッチ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のクラッチにおいて、 前記補強リブの径方向内側端部を、前記軸部まで形成し
    たことを特徴とするクラッチ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のクラッチにおい
    て、 前記補強リブの径方向外側端部を、前記係合凸部の径方
    向外側端部まで形成したことを特徴とするクラッチ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    クラッチにおいて、 前記補強リブを、前記係合凸部の反駆動側回転体側端部
    に形成したことを特徴とするクラッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    クラッチを備えたモータであって、 前記駆動側回転体は、ロータの回転軸(6)と一体回転
    可能に設けられ、 前記従動側回転体は、ウォーム軸(28)と一体回転可
    能に設けられたことを特徴とするモータ。
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