JP6728819B2 - クラッチ、モータ及びパワーウインド装置 - Google Patents
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Description
上記クラッチにおいて、前記転動体及び前記リテーナの前記転動体保持部はそれぞれ複数設けられ、前記リテーナは、前記従動側回転体の周方向に沿った環状をなし前記各転動体保持部同士を繋ぐリング部を備えていることが好ましい。
この構成によれば、第1支持部の突起部が転動体に点接触される構成となるため、第1支持部と転動体との接触面積をより一層小さく抑えることができる。このため、従動側回転体をロックするべく転動体が自転する際に第1支持部との間に生じる摺動ロスをより一層小さく抑えることが可能となり、その結果、従動側回転体のロック性能を更に向上させることができる。
この構成によれば、パワーウインド装置の駆動源としてのモータにおいて、クラッチにおける従動側回転体(従動軸)のロック性能が向上されるため、モータ駆動力以外の外力によるウインドガラスの開閉をより確実に防止することができる。
図1に示すように、本実施形態のパワーウインド装置10は、車両ドアDに取り付けられ、該車両ドアDのウインドガラスWGを開閉作動させるものである。パワーウインド装置10は、モータ11と、該モータ11の回転駆動に基づきウインドガラスWGを開閉作動させるXアーム式のウインドレギュレータ12とを備えている。モータ11の出力軸13は、ウインドレギュレータ12の一方のアーム14のセクタギヤ15と噛合されている。
図2に示すように、モータ11は、モータ本体20と減速部30とが一体に組み付けられたギヤードモータにて構成されている。また、モータ11は、モータ本体20と減速部30との間の駆動連結部分においてクラッチ40を備えている。
ギヤハウジング31のクラッチ収容凹部31c内には、モータ本体20の回転軸24と減速機構32のウォーム軸34とを連結するクラッチ40が収容されている。
カラー41は、円筒状をなすとともに、同カラー41の軸方向の一端部には、径方向外側に延びる鍔状の固定フランジ部41aが形成されている。カラー41における円筒状の部位の外径はクラッチ収容凹部31cの内径と略等しく形成されるとともに、固定フランジ部41aの外径はクラッチ収容凹部31cの内径よりも大きく形成されている。また、固定フランジ部41aには、周方向に等角度間隔となる4箇所に、固定凹部41bが形成されている。固定凹部41bは、固定フランジ部41aを軸方向に貫通して形成されるとともに、径方向外側に開口している。
軸連結部51において、モータ本体20側の軸方向端部(図3において上端部)の軸中心には、軸方向に沿って延びる駆動軸挿入孔53が形成されている。駆動軸挿入孔53は、回転軸24の連結部24aの外径形状に対応した二面幅形状をなしている。そして、駆動軸挿入孔53に連結部24aが圧入されることにより、駆動側回転体42は回転軸24と一体回転可能に連結される。なお、回転軸24と、該回転軸24に連結された駆動側回転体42とは、同軸上となる(すなわち、互いに中心軸線が一致する)。
図3、図4及び図5(a)(b)に示すように、クラッチ40は、カラー41の内周側において転動体44を保持するリテーナ43を備えている。なお、リテーナ43は、樹脂材料にて形成されている。
図2に示すように、モータ本体20の停止時、すなわち回転軸24の非回転駆動時であって駆動側回転体42の非回転駆動時には、負荷側(本実施形態ではウインドレギュレータ12側)から出力軸13に荷重がかかると、その荷重により従動側回転体45(ウォーム軸34)が回転しようとする。
(1)転動体保持部62の第2支持部66は、ローラサポート64から延出され転動体44に対して軸方向に間隔を空けて対向する延出部66aと、該延出部66aから軸方向に延出され転動体44と軸方向に接触する支持突起66bとを有する。これにより、第2支持部66と転動体44との接触面積の増加を抑えつつも、第2支持部66の支持突起66bを転動体44に対して軸中心Cに近い位置で接触させることができるため、従動側回転体45をロックするべく転動体44が自転する際に第2支持部66との間に生じる摺動ロスを小さく抑えることが可能となる。従って、転動体44と転動体保持部62との間の摺動ロスによって従動側回転体45のロックが妨げられることを抑制でき、その結果、従動側回転体45のロック性能を向上させることができる。そして、従動側回転体45(ウォーム軸34)のロック性能が向上されることで、モータ駆動力以外の外力によるウインドガラスWGの開閉をより確実に防止することができる。
・リテーナ43の形状等の構成は上記実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更可能である。
Claims (5)
- 駆動側回転体の回転駆動を従動側回転体に伝達する一方、前記駆動側回転体の非回転駆動状態では、環状のカラーと該カラーの内側に位置する前記従動側回転体の制御面との間に軸方向に沿った柱状をなす転動体が挟持されることで前記従動側回転体の回転を阻止するクラッチであって、
前記転動体を前記カラーと前記制御面との間に保持する転動体保持部を有するリテーナを備え、
前記転動体保持部は、前記従動側回転体の周方向における前記転動体の両側を保持する一対の周方向保持部と、該各周方向保持部の軸方向一端部同士を連結するとともに前記転動体の軸方向一端部を支持する第1支持部と、前記一対の周方向保持部の少なくとも一方の軸方向他端部に設けられ、前記転動体の軸方向他端部を支持する第2支持部とを備え、
前記第2支持部は、前記周方向保持部から延出され前記転動体に対して軸方向に間隔を空けて対向する延出部と、該延出部から軸方向に延出され前記転動体と軸方向に接触する支持突起とを有しており、
前記転動体保持部の前記第1支持部は、前記転動体に対して軸方向に間隔を空けて対向する対向面と、該対向面から軸方向に突出して前記転動体と軸方向に接触する突起部とを備えていることを特徴とするクラッチ。 - 請求項1に記載のクラッチにおいて、
前記転動体及び前記リテーナの前記転動体保持部はそれぞれ複数設けられ、
前記リテーナは、前記従動側回転体の周方向に沿った環状をなし前記各転動体保持部同士を繋ぐリング部を備えていることを特徴とするクラッチ。 - 請求項1又は2に記載のクラッチにおいて、
前記第1支持部の前記突起部は、前記転動体の平面状をなす軸方向端面に対して接触する球面を有していることを特徴とするクラッチ。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のクラッチと、
前記クラッチの前記駆動側回転体と一体回転可能に構成された回転軸を有するモータ本体と、
前記クラッチの前記従動側回転体と一体回転可能に構成された従動軸を有し、前記回転軸から前記駆動側回転体及び前記従動側回転体を介して前記従動軸に伝達された回転駆動力を減速して出力する減速部とを備えていることを特徴とするモータ。 - 請求項4に記載のモータを駆動源として備え、該モータの駆動に基づいてウインドガラスを開閉可能に構成されていることを特徴とするパワーウインド装置。
Priority Applications (1)
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JP2016054196A JP6728819B2 (ja) | 2016-03-17 | 2016-03-17 | クラッチ、モータ及びパワーウインド装置 |
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JP2017166638A JP2017166638A (ja) | 2017-09-21 |
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