JP6330218B2 - ジョイント装置及びモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ジョイント装置及びモータに関するものである。
従来、例えば特許文献1に示すモータでは、モータ本体の駆動軸と従動軸(特許文献1中、ウォーム軸)とがジョイント装置にて連結され、モータ本体の回転駆動は、駆動軸からジョイント装置を介して従動軸へと伝達される。
特許文献1に示されたジョイント装置は、モータ本体の駆動軸に固定される駆動側回転体と、従動軸に固定される従動側回転体と、それら駆動側回転体と従動側回転体との間に介在された環状の緩衝部材(ゴム材)とを備える。駆動側回転体及び従動側回転体には、軸方向であって互いの対向方向に突出する係合部がそれぞれ設けられ、緩衝部材の外周面には、駆動側及び従動側の係合部がそれぞれ挿入される第1及び第2係合凹部が形成されている。そして、駆動側係合部は緩衝部材の第1係合凹部と回転方向に当接し、従動側係合部は緩衝部材の第2係合凹部と回転方向に当接する。これにより、駆動側係合部から緩衝部材を介して従動側係合部に回転力が伝達されるため、ジョイント装置における回転伝達時の衝撃が緩衝部材によって緩和されるようになっている。
特開2002−364713号公報
しかしながら、組み付け誤差などによって駆動軸と従動軸との間に軸ずれが生じると、ジョイント装置内で引っ掛かりが生じるなどしてスムーズな回転伝達を阻害していた。なお、特許文献1では、緩衝部材の弾性が駆動軸と従動軸との軸ずれを許容するとされているが、緩衝部材の弾性のみではスムーズな回転伝達を実現するには不十分であった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、駆動軸と従動軸との間に軸ずれが生じた状態においてもスムーズな回転伝達を実現可能なジョイント装置及びモータを提供することにある。
上記課題を解決するジョイント装置は、駆動軸に固定される駆動側回転体と、従動軸に固定される従動側回転体と、それら駆動側回転体と従動側回転体との間に介在された環状の緩衝部材とを備え、前記駆動側回転体は、軸方向の従動側回転体側に突出する駆動側係合部を有し、前記従動側回転体は、軸方向の駆動側回転体側に突出する従動側係合部を有し、前記緩衝部材の外周面には、径方向内側に窪む第1及び第2係合凹部が凹設され、前記第1係合凹部には、前記駆動側係合部が回転方向に係合可能に挿入され、前記第2係合凹部には、前記従動側係合部が回転方向に係合可能に挿入され、前記第2係合凹部の底面の外径は前記従動側係合部の内径よりも小さいことで、該第2係合凹部の底面と該従動側係合部との間に隙間を形成可能に構成されている、若しくは前記第1係合凹部の底面の外径は前記駆動側係合部の内径よりも小さいことで、該第1係合凹部の底面と該駆動側係合部との間に隙間を形成可能に構成されており、前記第1及び第2係合凹部のうち前記隙間を形成可能に構成されている方の係合凹部を一方の係合凹部とし該一方の係合凹部と異なる方の係合凹部を他方の係合凹部としたとき、前記一方の係合凹部の底面の外径は、前記他方の係合凹部の外径よりも小さい
この構成によれば、第2係合凹部の底面と従動側係合部との間、若しくは、第1係合凹部の底面と駆動側係合部との間に、径方向の隙間が生じるため、駆動軸と従動軸との間の径方向への軸ずれが許容される。よって、駆動軸と従動軸との間に軸ずれが生じた状態においてもスムーズな回転伝達が実現可能となる。
上記ジョイント装置において、前記駆動側係合部の内径と前記従動側係合部の内径とは、等しく設定されている。
上記ジョイント装置において、前記第2係合凹部の底面の外径は、前記従動側係合部の内径よりも小さく、前記第1係合凹部の底面の外径は、前記駆動側係合部の内径と略等しいことが好ましい。
この構成によれば、緩衝部材の第2係合凹部の底面と従動側係合部との間に径方向の隙間が生じ、第1係合凹部の底面と駆動側係合部との間には径方向の隙間が生じない。つまり、緩衝部材は、従動側回転体に対しては隙間によって径方向への軸ずれが許容されるものの、駆動側回転体に対しては径方向に隙間がないため該駆動側回転体によって安定して保持される。
上記ジョイント装置において、前記第1係合凹部の周方向幅は、前記駆動側係合部の周方向幅と略等しく、前記第2係合凹部の周方向幅は、前記従動側係合部の周方向幅よりも大きいことが好ましい。
この構成によれば、緩衝部材と駆動側回転体とが一体回転可能となり、緩衝部材の保持がより安定する。また、緩衝部材と従動側回転体との径方向への軸ずれをより好適に許容させることができる。
上記ジョイント装置において、前記駆動側回転体及び前記従動側回転体は、前記従動側回転体の負荷が所定以上の状態で、回転方向に互いに当接する駆動側当接部及び従動側当接部をそれぞれ有することが好ましい。
この構成によれば、駆動軸の回転中に従動側で過負荷が加わった場合などに、駆動側当接部と従動側当接部とが回転方向に直接接触するため、緩衝部材が必要以上に圧縮変形されない。これにより、緩衝部材のへたりを抑制することができる。
上記課題を解決するモータは、上記ジョイント装置を備えるモータである。
この構成によれば、駆動軸と従動軸との間に軸ずれが生じた状態においてもスムーズな回転伝達が実現可能となる。
本発明のジョイント装置及びモータによれば、駆動軸と従動軸との間に軸ずれが生じた状態においてもスムーズな回転伝達を実現可能となる。
実施形態のモータの模式図である。 同形態のジョイント装置の分解斜視図である。 (a)は、通常の回転伝達時のジョイント装置を示す断面図であり、(b)は、ウォーム軸側のロック時のジョイント装置を示す断面図である。 同形態におけるジョイント装置の軸ずれ状態での回転伝達を説明するための断面図である。 同形態におけるジョイント装置の軸ずれ状態での回転伝達を説明するための断面図である。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のモータは、モータ本体11の回転出力をジョイント装置12を介して減速部13に伝達可能に構成される。
モータ本体11は、ヨークハウジング14内に、駆動軸15と一体回転する電機子16を有している。駆動軸15は、ヨークハウジング14に支持された一対の軸受17にて軸支されている。
減速部13は、ヨークハウジング14に組み付けられたギヤハウジング21内にウォーム軸22(従動軸)と、そのウォーム軸22に噛み合うウォームホイール23とを備えている。ウォーム軸22は、ギヤハウジング21に支持された一対の軸受24によって、モータ本体11の駆動軸15と同軸位置で軸支されている。ウォーム軸22と駆動軸15とは、ギヤハウジング21内に収容されたジョイント装置12によって連結されている。これにより、駆動軸15の回転がジョイント装置12を介してウォーム軸22に伝達可能となっている。そして、ウォーム軸22の回転は、ウォームホイール23を介してモータの出力軸(図示略)に伝達されるようになっている。
[ジョイント装置]
図2及び図3に示すように、ジョイント装置12は、駆動軸15に固定された駆動側回転体30と、ウォーム軸22に固定された従動側回転体40と、駆動側回転体30と従動側回転体40との間に介在された環状のゴム材よりなる緩衝部材50とを備えている。
駆動側回転体30は、二面幅状に形成された駆動軸15の先端部が相対回転不能に嵌合固定される固定部31と、固定部31と一体をなす円板部32とを有している。円板部32は、駆動軸15の軸線L1と直交する円板状をなし、該円板部32のモータ本体11側に固定部31が形成されている。また、円板部32の外形は、駆動軸15の軸線L1を中心とする円形をなしている。
円板部32において固定部31とは反対側の端面32aの中央部には、軸方向の反固定部側(反モータ本体側)に突出する円筒突出部33が形成されている。円筒突出部33の外形は、駆動軸15の軸線L1を中心とする円形をなしている。つまり、円筒突出部33の中心軸線は、駆動軸15の軸線L1と同軸をなしている。
円筒突出部33の周囲(径方向外側)には、円板部32の端面32aから円筒突出部33と同方向(軸方向)に突出する3つの突起部34が形成されている。各突起部34は、軸方向視で略T字状をなし、突起部34の周方向中央に位置する回転伝達部35(駆動側係合部)と、その回転伝達部35から周方向両側にそれぞれ延びる駆動側当接部36とを有している。
回転伝達部35は、軸方向視で駆動軸15の軸線L1を中心とする略扇状をなし、径方向外側に向かうにつれて幅広に形成されている。また、回転伝達部35の周方向両端面は、駆動軸15の軸線L1の径方向に沿って形成されている。つまり、回転伝達部35の周方向両端面は、駆動軸15及び駆動側回転体30の回転方向に対して直交する平面状をなしている。
各回転伝達部35は、周方向等間隔(120度間隔)に設けられている。また、各回転伝達部35の内周側端面は、駆動軸15の軸線L1を中心とする円弧状をなし、各回転伝達部35の内径(駆動軸15の軸線L1から回転伝達部35の内周側端面までの径)は、互いに等しく設定されている。
駆動側当接部36は、回転伝達部35の径方向外側に形成されている。つまり、回転伝達部35は、駆動側当接部36よりも径方向内側に突出する形状をなしている。また、駆動側当接部36は、駆動軸15の軸線L1を中心とする円弧状に形成されている。
従動側回転体40は、ウォーム軸22の軸線L2と直交する円板状をなす円板部41を有する。円板部41の中心部には、二面幅状に形成されたウォーム軸22の端部が相対回転不能に嵌合固定される固定孔41aが形成されている。また、円板部41の外形は、ウォーム軸22の軸線L2を中心とする円形をなしている。この従動側回転体40の円板部41は、駆動側回転体30の円板部32に対して軸方向に対向配置される。
円板部41の軸方向内側面41b(駆動側回転体30側の端面)には、軸方向の駆動側回転体30側に突出する3つの回転受け部42(従動側係合部)が、周方向等間隔(120度間隔)に形成されている。なお、各回転受け部42は、円板部41の外縁に沿って設けられている。
回転受け部42は、軸方向視で従動側回転体40の軸線(ウォーム軸22の軸線L2と同軸)を中心とする略扇状をなし、径方向外側に向かうにつれて幅広に形成されている。また、回転受け部42の周方向両端面は、従動側回転体40の径方向に沿って形成されている。つまり、回転受け部42の周方向両端面は、従動側回転体40の回転方向に対して直交する平面状をなしている。
各回転受け部42の内周側端面は、ウォーム軸22の軸線L2を中心とする円弧状をなし、各回転受け部42の内径(ウォーム軸22の軸線L2から回転受け部42の内周側端面までの径)は、互いに等しく設定されている。また、回転受け部42の内径は、駆動側回転体30の回転伝達部35の内径と等しく設定されている。そして、ジョイント装置12の組み付け状態において、各回転受け部42は、駆動側回転体30の各回転伝達部35の周方向間に配置される。
駆動側回転体30及び従動側回転体40の各円板部32,41の軸方向間には、ゴム材よりなる環状の緩衝部材50が配置されている。緩衝部材50の中心部には、駆動側回転体30の円筒突出部33が内嵌される貫通孔50aが形成されている。
緩衝部材50の外周面には、回転伝達部35に対応する第1係合凹部51と、回転受け部42に対応する第2係合凹部52とが周方向において交互に形成されている。第1係合凹部51は、回転伝達部35と同数(本実施形態では3つ)設けられている。第2係合凹部52は、回転受け部42と同数(本実施形態では3つ)設けられている。
また、第1及び第2係合凹部51,52は、緩衝部材50の外周面から径方向内側に窪むように形成されている。第1及び第2係合凹部51,52は、外周側ほど幅広となる略扇状をなし、第1及び第2係合凹部51,52の各周方向側面は径方向に沿って形成されている。つまり、第1及び第2係合凹部51,52の各周方向両端面は、回転方向に対して直交する平面状をなしている。
図3(a)に示すように、第1係合凹部51には、回転伝達部35が隙間なく嵌合される。詳述すると、回転伝達部35の周方向幅W1と、第1係合凹部51の周方向幅W2とは略等しく設定されている。また、回転伝達部35の内径D1は、第1係合凹部51の底面の外径D2と略等しく設定されている。
このように、駆動側回転体30の円筒突出部33及び各回転伝達部35によって、緩衝部材50が駆動側回転体30に対して径方向に軸ずれなく安定して保持されるようになっている。
一方、緩衝部材50の第2係合凹部52には、回転受け部42が隙間を有する状態で遊嵌されている。詳述すると、回転受け部42の周方向幅W3は、第2係合凹部52の周方向幅W4よりも小さく設定されている。これにより、回転受け部42と第2係合凹部52との間には、周方向の隙間が形成されている。また、回転受け部42の内径D3は、第2係合凹部52の底面の外径D4よりも大きく設定されている。これにより、回転受け部42と第2係合凹部52との間には、径方向の隙間が形成されている。
ジョイント装置12の組み付け状態において、緩衝部材50における第1係合凹部51と第2係合凹部52との間の凸部が、回転伝達部35と回転受け部42との周方向間に配置される。これにより、回転伝達部35と回転受け部42とが回転方向に直接接触しないように構成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
モータ本体11の駆動により駆動軸15が回転(図3では時計回り)すると、ジョイント装置12の駆動側回転体30も駆動軸15と一体回転する。すると、駆動側回転体30の回転伝達部35と第1係合凹部51との係合によって、緩衝部材50が駆動側回転体30と一体回転する。
すると、図3(a)に示すように、駆動軸15とウォーム軸22とが軸ずれしていない状態(軸線L1,L2が一致する状態)では、3つ全ての第2係合凹部52の側面が3つの回転受け部42の側面に対して回転方向にそれぞれ当接する。これにより、駆動側回転体30(回転伝達部35)の回転が緩衝部材50を介して従動側回転体40(回転受け部42)に伝達される。この回転伝達時には、剛性の高い駆動側回転体30と従動側回転体40同士が直接的に接触しないため、異音の発生が抑えられている。
この回転伝達中に、ウォーム軸22側で過負荷が加わって従動側回転体40の回転がロックされた場合、図3(b)に示すように、駆動側回転体30の各突起部34の駆動側当接部36が回転受け部42と回転方向に当接する。これにより、モータ本体11の駆動軸15の回転が停止される。このように、ウォーム軸22のロック時には、駆動側回転体30と従動側回転体40とが直接的に接触されることで、緩衝部材50が強い力で圧縮されることを抑制している。つまり、駆動側当接部36が回転受け部42と当接する位置から更に緩衝部材50が回転伝達部35と回転受け部42とで圧縮されることはなく、その結果、緩衝部材50のへたりが抑制されている。
ここで、例えば、モータ本体11のヨークハウジング14と減速部13のギヤハウジング21との組み付け誤差等によって、駆動軸15の軸線L1とウォーム軸22の軸線L2との軸ずれが生じた状態で組み付けられることがある。
このとき、ジョイント装置12においては、図4に示すように、駆動側回転体30と従動側回転体40とが軸ずれした状態となり、緩衝部材50は駆動側回転体30に保持されているため、駆動側回転体30とは同軸をなし、従動側回転体40に対しては軸ずれしている。ここで、従動側回転体40の回転受け部42は、緩衝部材50の第2係合凹部52に対して隙間を有する状態で遊嵌されているため、径方向への軸ずれが許容されている。
駆動軸15の軸線L1とウォーム軸22の軸線L2とが軸ずれした状態では、図4及び図5に示すように、3組の回転受け部42と第2係合凹部52の組のうちの1組ないし2組で回転伝達がなされる。また、軸ずれ状態での回転伝達では、第2係合凹部52の側面と回転受け部42の側面とは、互いに摺接をしながら当接・非当接を繰り返すが、ゴム部材である緩衝部材50との接触であるため、回転受け部42との接触時の異音の発生が抑制されている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)駆動側回転体30は、軸方向の従動側回転体40側に突出する回転伝達部35を有し、従動側回転体40は、軸方向の駆動側回転体30側に突出する回転受け部42を有し、緩衝部材50の外周面には、回転伝達部35が回転方向に係合可能な第1係合凹部51と、回転受け部42が回転方向に係合可能な第2係合凹部52とが凹設される。そして、第2係合凹部52の底面の外径D4は回転受け部42の内径D3よりも小さく設定される。この構成によれば、第2係合凹部52の底面と回転受け部42との間に径方向の隙間が生じるため、駆動軸15とウォーム軸22との間の径方向への軸ずれが許容される。よって、駆動軸15とウォーム軸22との間に軸ずれが生じた状態においてもスムーズな回転伝達が実現可能となる。
(2)第1係合凹部51の底面の外径D2は、回転伝達部35の内径D1と略等しく設定されるため、第1係合凹部51の底面と回転伝達部35との間には径方向の隙間が生じない。つまり、緩衝部材50は、従動側回転体40に対しては隙間によって径方向への軸ずれが許容されるものの、駆動側回転体30に対しては径方向に隙間がないため該駆動側回転体30によって安定して保持される。
(3)第1係合凹部51の周方向幅W2は、回転伝達部35の周方向幅W1と略等しく、第2係合凹部52の周方向幅W4は、回転受け部42の周方向幅W3よりも大きく設定される。この構成によれば、緩衝部材50と駆動側回転体30とが一体回転可能となり、緩衝部材50の保持がより安定する。また、回転受け部42と第2係合凹部52との間に周方向の隙間が生じるため、緩衝部材50と従動側回転体40との径方向への軸ずれをより好適に許容させることができる。
(4)駆動側回転体30の駆動側当接部36は、従動側回転体40の負荷が所定以上の状態で回転受け部42に対し回転方向に当接する。この構成によれば、駆動軸15の回転中にウォーム軸22側で過負荷が加わった場合などに、駆動側当接部36と回転受け部42とが回転方向に直接接触するため、緩衝部材50が必要以上に圧縮変形されない。これにより、緩衝部材50のへたりを抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ウォーム軸22のロック時に駆動側当接部36が回転受け部42と回転方向に当接するように構成されたが、これに特に限定されるものではない。例えば、駆動側回転体30から駆動側当接部36を省略し、回転受け部42から周方向に延びる従動側当接部を形成してもよい。また、駆動側当接部36を回転伝達部35から分離して、回転伝達部35と一体をなしていない構成としてもよい。
・上記実施形態では、回転受け部42の周方向幅W3は、第2係合凹部52の周方向幅W4よりも小さく設定されたが、これ以外に例えば、周方向幅W3,W4を互いに略等しく設定してもよい。
・上記実施形態では、回転伝達部35が第1係合凹部51に隙間なく嵌合され、回転受け部42が第2係合凹部52に隙間を有する状態で遊嵌されたが、反対に、回転伝達部35が第1係合凹部51に隙間を有する状態で遊嵌され、回転受け部42が第2係合凹部52に隙間なく嵌合されるように構成してもよい。この場合、例えば、回転伝達部35の周方向幅W1は、第1係合凹部51の周方向幅W2よりも小さく設定され、回転伝達部35の内径D1は、第1係合凹部51の底面の外径D2よりも大きく設定される。また、回転受け部42の周方向幅W3と第2係合凹部52の周方向幅W4とが略等しく設定され、回転受け部42の内径D3と第2係合凹部52の底面の外径D4とが略等しく設定される。これにより、緩衝部材50が従動側回転体40に保持され、駆動側回転体30に対しては軸ずれ可能に構成される。この場合、円筒突出部33を駆動側回転体30ではなく従動側回転体40に形成することが好ましい。
11…モータ本体、12…ジョイント装置、13…減速部、15…駆動軸、22…ウォーム軸(従動軸)、30…駆動側回転体、35…回転伝達部(駆動側係合部)、36…駆動側当接部、40…従動側回転体、42…回転受け部(従動側係合部及び従動側当接部)、50…緩衝部材、51…第1係合凹部、52…第2係合凹部。

Claims (6)

  1. 駆動軸に固定される駆動側回転体と、従動軸に固定される従動側回転体と、それら駆動側回転体と従動側回転体との間に介在された環状の緩衝部材とを備え、
    前記駆動側回転体は、軸方向の従動側回転体側に突出する駆動側係合部を有し、
    前記従動側回転体は、軸方向の駆動側回転体側に突出する従動側係合部を有し、
    前記緩衝部材の外周面には、径方向内側に窪む第1及び第2係合凹部が凹設され、
    前記第1係合凹部には、前記駆動側係合部が回転方向に係合可能に挿入され、
    前記第2係合凹部には、前記従動側係合部が回転方向に係合可能に挿入され、
    前記第2係合凹部の底面の外径は前記従動側係合部の内径よりも小さいことで、該第2係合凹部の底面と該従動側係合部との間に隙間を形成可能に構成されている、若しくは前記第1係合凹部の底面の外径は前記駆動側係合部の内径よりも小さいことで、該第1係合凹部の底面と該駆動側係合部との間に隙間を形成可能に構成されており、
    前記第1及び第2係合凹部のうち前記隙間を形成可能に構成されている方の係合凹部を一方の係合凹部とし該一方の係合凹部と異なる方の係合凹部を他方の係合凹部としたとき、前記一方の係合凹部の底面の外径は、前記他方の係合凹部の底面の外径よりも小さいことを特徴とするジョイント装置。
  2. 請求項1に記載のジョイント装置において、
    前記駆動側係合部の内径と前記従動側係合部の内径とは、等しく設定されていることを特徴とするジョイント装置。
  3. 請求項1又は2に記載のジョイント装置において、
    前記第2係合凹部の底面の外径は、前記従動側係合部の内径よりも小さく、
    前記第1係合凹部の底面の外径は、前記駆動側係合部の内径と略等しいことを特徴とするジョイント装置。
  4. 請求項に記載のジョイント装置において、
    前記第1係合凹部の周方向幅は、前記駆動側係合部の周方向幅と略等しく、
    前記第2係合凹部の周方向幅は、前記従動側係合部の周方向幅よりも大きいことを特徴とするジョイント装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載のジョイント装置において、
    前記駆動側回転体及び前記従動側回転体は、前記従動側回転体の負荷が所定以上の状態で、回転方向に互いに当接する駆動側当接部及び従動側当接部をそれぞれ有することを特徴とするジョイント装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のジョイント装置を備えたことを特徴とするモータ。
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