JP2002039119A - 配管支持具 - Google Patents

配管支持具

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JP2002039119A
JP2002039119A JP2000218221A JP2000218221A JP2002039119A JP 2002039119 A JP2002039119 A JP 2002039119A JP 2000218221 A JP2000218221 A JP 2000218221A JP 2000218221 A JP2000218221 A JP 2000218221A JP 2002039119 A JP2002039119 A JP 2002039119A
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JP
Japan
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bolt
insertion hole
band
neck
detent
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JP2000218221A
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Kiyohisa Shibuya
清寿 渋谷
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Akagi Co Ltd
Original Assignee
Akagi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ナット螺合前のボルトの脱落を防止し、且つボ
ルト・ナットの伴回りを防止した、より改良された配管
支持具立てバンド形式又は吊りバンド形式等の配管支持
具を提供する。 【解決手段】天井・床・壁面等に取り付けられる支持部
材に、ボルト・ナットによりバンドの両端部が固定され
る形式の配管支持具において、前記ボルトが首下に非円
形の回り止めを有する構成であり、該ボルトを挿通する
側のバンド端部のボルト挿通孔が前記ボルト首下の回り
止めに対応する形状で且つボルト挿通時にボルトが揺動
可能な緩みを有する大きさに形成されており、該ボルト
挿通孔に挿通した前記ボルトの首下の回り止めの一部を
変形することにより該ボルトを脱落不能且つ遊嵌状態で
ボルト挿通孔に支持した構成であることを特徴とする配
管支持具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管支持具に関
し、詳しくは配管用立てバンド又は配管用吊りバンドに
挿通されるナット螺合前のボルトの脱落を防止し、且つ
ボルト・ナットの伴回りを防止した配管支持具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ボルト脱落防止に関する技術とし
ては、特開平9−126216号に記載のものなどが知
られている。この技術では、バンドの一方の端部とター
ンバックルの脚部に挿通したボルトの先端にOリングな
どの摩擦部材を嵌めることにより、配管支持具からのボ
ルトの脱落を防止している。
【0003】しかしこの技術では、ボルトの脱落は確か
に防止できるが、配管を抱持させて他方のバンドを閉じ
た後にボルトへナットを螺合すると、ナットの回転に伴
いボルトも伴回りしてしまうので、ボルトを抑えつつナ
ットを螺合させて締結する必要があり、作業が煩雑であ
る。
【0004】かかる作業の煩雑さを軽減するためのボル
ト・ナットの伴回り防止技術は、本発明者の知る限り、
従来知られていなかった。そこで本発明者は、かかる技
術について鋭意研究を重ねた結果、特願平11−220
906号及び同11−317748号を先に提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記先提案
技術を基礎にして、ボルト・ナット伴回り防止及びボル
ト挿通孔からの脱落防止に関する更なる研究の結果、生
まれたものである。
【0006】尚、特開昭51−126460号、同58
−74911号、特開平10−61636号、同11−
210729号、実開昭55−147508号及び実開
平7−42830号公報等には、本発明の技術分野であ
る配管用立てバンド又は配管用吊りバンドとは関係な
く、ボルト挿通孔にボルトをカシメて単に固定する技術
が記載されている。これらの技術は、ボルトをボルト挿
通孔に強固に微動だにしない状態で固定してしまう構成
である。そこで、この技術を、仮に、本発明の対象とす
る配管用立てバンド又は配管用吊りバンドに適用した場
合、図6に示すように、他方のバンド2B及び端部3B
は、ヒンジ5を支点として弧を描いて閉じられるため、
該他方のバンド2Bの端部3Bのボルト挿通孔4Bとボ
ルトBの先端部の位置が一致せず、挿通できないことが
明らかである。
【0007】そこで本発明の課題は、ナット螺合前のボ
ルトの脱落を防止し、且つボルト・ナットの伴回りを防
止した、より改良された配管支持具立てバンド形式又は
吊りバンド形式等の配管支持具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、下
記構成によって達成される。 1.天井・床・壁面等に取り付けられる支持部材に、ボ
ルト・ナットによりバンドの両端部が固定される形式の
配管支持具において、前記ボルトが首下に非円形の回り
止めを有する構成であり、該ボルトを挿通する側のバン
ド端部のボルト挿通孔が前記ボルト首下の回り止めに対
応する形状で且つボルト挿通時にボルトが揺動可能な緩
みを有する大きさに形成されており、該ボルト挿通孔に
挿通した前記ボルトの首下の回り止めの一部を変形する
ことにより該ボルトを脱落不能且つ遊嵌状態でボルト挿
通孔に支持した構成であることを特徴とする配管支持
具。 2.ボルト首下の回り止めを部分的につぶし加工して該
回り止めの一部を変形した構成であることを特徴とする
上記1に記載の配管支持具。 3.ボルト首下の回り止めに接着又は溶着により別部材
を付加して該回り止めの一部を変形した構成であること
を特徴とする上記1に記載の配管支持具。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的構成につい
て説明する。図1は本発明に係る配管支持具の一実施例
を示す斜視図(ボルト挿通前)、図2は図1のボルト挿
通後の状態を示す斜視図、図3はボルト挿通孔とボルト
首下の回り止めとの関係を示す要部正面図、図4は図3
のIV−IV線断面図、図5は他方のバンドを閉じる状
態を示す一部切欠側面図である。
【0010】図1及び図2に示す本発明の配管支持具1
は、ヒンジ5を介して連結された配管抱持部であるバン
ド2(2A・2B)の両端部3(3A・3B)のうち一
方のバンド端部3Aのボルト挿通孔4AからボルトBが
挿通され、床や壁面等から立ち上げられるT足・ねじ足
・割足・木ねじ・羽子板などと称される取付足の如き支
持部材(図示せず)又は天井から吊り下げる上記取付足
やターンバックル等の支持部材(図示せず)に、他方の
バンド端部3Bにおいてナットの螺合により固定される
形式の配管支持具である。
【0011】以下、本実施例ではボルトBが1本である
吊りバンド形式に用いられる態様について説明するが、
ボルトBが複数本である立てバンド形式についても包含
されることは言うまでもない。これらのバンド類は、実
施例に示すヒンジ(蝶番式)に限らず、組式、提灯式、
組式ローラ等であってもよいし、更にデップ構成(軟質
塩化ビニルの如き樹脂をコーティングした構成)、防振
構成であってもよく、更にはタン付き(タンバックル付
き)の構成等であってもよい。材料についても金属製に
限らずプラスチック製等であってもよい。
【0012】本発明は上述の配管支持具1において、前
記ボルトBとして首下に非円形(本実施例では四角形)
の回り止め6を有するもの(本実施例では、いわゆる角
根丸頭ボルト)を用いる。そして、該ボルトBを挿通す
る側のバンド2Aの端部3Aのボルト挿通孔4Aが前記
回り止め6に対応する形状で且つボルトB挿通時にボル
トBが揺動可能な緩みを僅かに有する大きさに形成され
ている。即ち、ボルト挿通孔4Aに挿通したボルトB
は、回り止め6及び該回り止め6に対応する形状のボル
ト挿通孔4Aによって回動を規制されるので、ナットを
螺合する際に手指やスパナ・レンチ・ペンチ等の工具で
回動を抑える必要がないので、作業が著しく容易になる
だけでなく、本実施例のようにボルトBとして丸頭ボル
トを使用することができる。尚、ボルト頭が一般的な六
角形などの一般的な形状であってもよいことはいうまで
もない。
【0013】しかも、図3及び図4に示すようにボルト
Bを挿通した時に該ボルトBが揺動可能な緩みを僅かに
有する大きさに形成されていることにより、挿通したボ
ルトBを強固に微動だにしない状態にカシメてしまう場
合とは異なり、図5に示すようにヒンジ5を支点として
弧を描いて閉じられる他方のバンド2Bの端部3Bのボ
ルト挿通孔4Bに、ボルトBを極めて容易に挿通するこ
とができる。ナットを螺合する際にもボルトBを揺動さ
せることができるので、螺合作業が容易である。
【0014】従って、回り止めB及びボルト挿通孔4A
の形状は、ボルトBが回動しない形状であれば、図示の
四角形に限定されず、三角形・五角形等の多角形、歯車
形、楕円形、ハート形等の種々の形状を採ることができ
る。尚、本明細書において「非円形」とは、真円及び真
円に準ずる円を除く形状を言うものであり、楕円形は
「非円形」に含むものである。即ち、回り止め6及びボ
ルト挿通孔4Aを共に楕円とした場合、該回り止め6の
楕円の長径が、ボルト挿通孔4Aの楕円の短径よりも大
であればボルトBの回動は規制されるので、このような
楕円は本明細書で言う「非円形」に含まれるものであ
る。
【0015】更にボルトBの回動が規制される形状であ
れば、回り止め6の形状とボルト挿通孔4Aの形状は相
似形である必要はなく、異なる形状であってもよい。例
えば、回り止め6を六角形とし、ボルト挿通孔4Aを六
角形より大きな三角形とすることもできる。即ち、本明
細書の「対応する形状」とは必ずしも相似形を指すもの
ではないということである。
【0016】上記構成を有するボルト挿通孔4Aに挿通
したボルトBは、図2及び図3に示すように回り止め6
の一部を符号7に示すように変形することによりボルト
挿通孔4Aから脱落しないようにする。この脱落防止に
よりボルトBはボルト挿通孔4Aに脱落不能且つ遊嵌状
態で支持されることになる。回り止め6の一部を変形す
るには、ボルト挿通孔4Aに相通したボルトBが脱落し
ないように変形されていればよく、回り止め6の角部を
プレス加工ないしはつぶし加工してもよいし、別部材を
接着又は溶着してもよい。好ましくは回り止め6の四つ
の角部をハンマー等により叩いて外側に突起するように
つぶすことである。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ナット螺合前のボルト
の脱落を防止し、且つボルト・ナットの伴回りを防止し
た、より改良された配管支持具立てバンド形式又は吊り
バンド形式等の配管支持具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管支持具の一実施例を示す斜視
図(ボルト挿通前)
【図2】本発明に係る配管支持具の一実施例を示す斜視
図(ボルト挿通後)
【図3】ボルト挿通孔とボルト首下の回り止めとの関係
を示す要部正面図
【図4】図3のIV−IV線断面図
【図5】他方のバンドを閉じる状態を示す一部切欠側面
【図6】ボルトをボルト挿通孔に強固にカシメ固定した
場合の不都合を説明する一部切欠側面図
【符号の説明】
1 配管支持具 2(2A・2B) バンド 3(3A・3B) バンド端部 4(4A・4B) ボルト挿通孔 5 ヒンジ 6 回り止め 7 変形部分 B ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井・床・壁面等に取り付けられる支持部
    材に、ボルト・ナットによりバンドの両端部が固定され
    る形式の配管支持具において、前記ボルトが首下に非円
    形の回り止めを有する構成であり、該ボルトを挿通する
    側のバンド端部のボルト挿通孔が前記ボルト首下の回り
    止めに対応する形状で且つボルト挿通時にボルトが揺動
    可能な緩みを有する大きさに形成されており、該ボルト
    挿通孔に挿通した前記ボルトの首下の回り止めの一部を
    変形することにより該ボルトを脱落不能且つ遊嵌状態で
    ボルト挿通孔に支持した構成であることを特徴とする配
    管支持具。
  2. 【請求項2】ボルト首下の回り止めを部分的につぶし加
    工して該回り止めの一部を変形した構成であることを特
    徴とする請求項1に記載の配管支持具。
  3. 【請求項3】ボルト首下の回り止めに接着又は溶着によ
    り別部材を付加して該回り止めの一部を変形した構成で
    あることを特徴とする請求項1に記載の配管支持具。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6779762B2 (en) 2002-08-06 2004-08-24 Akagi Co., Ltd Fastener for laying pipes
JP2005009552A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Bakuma Kogyo Kk 配管用金具
JP2008242771A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Nohmi Bosai Ltd 火災警報器
JP2009148767A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Kanai:Kk 羽子板ボルトの製造方法及び羽子板ボルト
JP2014043948A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Nordson Corp ホットメルトホースを配設するための吊下具および方法
JP2020193625A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 渡辺パイプ株式会社 パイプハウス用のパイプ連結ジョイント

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