JP2002039079A - スクロール流体機械、その組立方法およびその同期方法 - Google Patents

スクロール流体機械、その組立方法およびその同期方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回スクロールを駆動する複数の駆動軸との
回転角度位置の位相を容易に一致させることが可能なス
クロール流体機械を提供することを目的とする。 【解決手段】 旋回スクロールのラップ形成域より外側
において、該旋回スクロールの軸受部分と連結して旋回
スクロールを駆動する複数の駆動軸(26A、26B)
を設け、該駆動軸を偏芯させ、該偏芯量だけ旋回スクロ
ールを前記駆動軸によって位相差が生じないように、か
つ同一回転数でそれぞれ同期回転させるスクロール流体
機械において、複数の前記駆動軸に、それぞれ別のモー
タ(2A、2B)の回転軸(27A、27B)を連結し
て、前記モータを互いに同期運転させることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の圧縮、膨
張、及び圧送を行う流体機械、特に、旋回スクロールの
ラップ形成域より外側において、該旋回スクロールの軸
受部分と連結して旋回スクロールを駆動する複数の駆動
軸を設け、該駆動軸を偏芯させ、該偏芯量だけ旋回スク
ロールを前記駆動軸によって位相差が生じないように、
かつ同一回転数でそれぞれ同期回転させるスクロール流
体機械、その組み立て方法および同期方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スクロール流体機械は、旋回
スクロールのラップ形成域より外側において、該旋回ス
クロールの軸受部分と連結して旋回スクロールを駆動す
る複数の駆動軸を設け、該駆動軸を偏芯させ、該偏芯量
だけ旋回スクロールを前記駆動軸によって位相差が生じ
ないように、かつ同一回転数でそれぞれ同期回転させる
技術は、特開平8−261280号公報によって、知ら
れている。
【0003】しかしながら、この従来技術によると、前
記駆動軸を2個設けるとともに前記駆動軸を回転駆動す
るモータを1個設け、前記駆動軸の一つと前記モータの
回転軸とを連結させ、該駆動軸と他方の駆動軸との間を
プーリを用いてベルト連結したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって、この従来技術
は、駆動源が一つですむために経済的であったが、両駆
動軸との回転角度位置の位相を一致させることに高度な
技術を必要とした。また、前記位相を一致させて組み込
んだとしても、プーリ間を連結するベルトが使用するに
連れて摩耗したり、伸びたり緩みが生じたり両駆動軸の
回転角度に位相差が生じるという問題があった。また、
これを防止するためには、位置調整可能はアイドルプー
リを設け、ベルト張力を調整するか、また、ベルト自体
を交換する必要が生じ調整、メンテナンスが面倒であ
る。また、両プーリ間にベルトを張架した場合は、べル
トの張力により両駆動軸間に加重がかかり各駆動軸を保
持するベアリングの寿命が短くなるという問題がある。
また、機械的な接触部分がおおく、摩耗による発熱やエ
ネルギロスが多く、かつベルトにより騒音が発生すると
いう問題がある。
【0005】上述の事情に鑑み、本発明は、旋回スクロ
ールを駆動する複数の駆動軸との回転角度位置の位相を
容易に一致させることが可能なスクロール流体機械、そ
の組立方法およびその同期方法を提供することを目的と
する。また、本発明の他の目的は、複数の駆動軸間に軸
間張力が発生しないスクロール流体機械、その組立方法
およびその同期方法を提供することである。また、本発
明の他の目的は、機構が簡単で調整、メンテナンスが容
易なスクロール流体機械、その組立方法およびその同期
方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本第1発明は、旋回スク
ロールのラップ形成域より外側において、該旋回スクロ
ールの軸受部分と連結して旋回スクロールを駆動する複
数の駆動軸を設け、該駆動軸を偏芯させ、該偏芯量だけ
旋回スクロールを前記駆動軸によって位相差が生じない
ように、かつ同一回転数でそれぞれ同期回転させるスク
ロール流体機械において、複数の前記駆動軸に、それぞ
れ別のモータの回転軸を連結して、前記モータを互いに
同期運転させることを特徴とする。
【0007】本第1発明は、旋回スクロールのラップ形
成域より外側において、該旋回スクロールの軸受部分と
連結して旋回スクロールを駆動する複数の駆動軸を設
け、該複数の前記駆動軸に、それぞれ別のモータの回転
軸を連結して、前記モータを互いに位相差が生じないよ
うに、かつ同一回転数でそれぞれ同期回転させており、
複数の駆動軸との間をベルトにより連結しないので、複
数の駆動軸間に軸間張力が発生せず、各駆動軸を保持す
るベアリングの摩耗や、ベルトの緩み等による駆動部の
寿命が短縮する事を防止し、機構が簡単で調整、メンテ
ナンスが容易なスクロール流体機械を提供することがで
きる。
【0008】また、前記複数の駆動軸にそれぞれ連結す
るモータは、前記旋回スクロールの重心を中心として略
対称位置に前記回転軸が配置されるように構成すること
も本第1発明の有効な手段である。かかる技術手段によ
ると、旋回スクロールの重心を中心として略対称位置に
前記回転軸が配置されているので、前記回転軸により駆
動される旋回スクロールへの駆動力伝達において回転駆
動力に重量が片掛かりしすぎることがなく重量バランス
がよいので振動の発生を防止してスムーズな駆動力伝達
を行うことができる。
【0009】また、前記複数の駆動軸にそれぞれ連結す
るモータはそれぞれインバータを介して制御されるよう
に構成することも本第1発明の有効な手段である。かか
る技術手段によると、電源が三相、単相、または供給電
圧、周波数などにに違いがあっても、インバータで容易
に調整設定することができ、電源に応じたモータを用意
する必要がない。
【0010】また、前記モータの前記回転軸の軸端に設
けたモータ側カプラと、前記旋回スクロールの前記駆動
軸の軸端に設けたスクロール側カプラとを連設して構成
することも本第1発明の有効な手段である。かかる技術
手段によると、モータ側カプラとスクロール側カプラと
カップリングにより両者を連結するので、前記モータの
前記回転軸の回転方向基準位置と前記旋回スクロールの
前記駆動軸の回転方向基準位置とを容易に一致させてカ
ップリングすることができる。
【0011】また、この技術手段において、前記モータ
側カプラには前記モータ側の回転角度基準位置に対応し
た角度位置で前記駆動軸に配置される係合駆動部と、前
記スクロール側カプラには前記スクロール側の回転角度
基準位置に対応した角度位置で前記回転軸に配置される
係合被動部とを備え、前記係合駆動部と前記係合被動部
とが当接するように構成することが望ましい。
【0012】かかる技術手段において、前記係合駆動部
と前記係合被動部との当接は直接当接であっても両者間
にゴム部材などを介在させた間接当接であってもよい
が、両者を当接することによって前記モータの前記回転
軸の回転方向基準位置と前記旋回スクロールの前記駆動
軸の回転方向基準位置とを容易に一致させてカップリン
グすることができる。
【0013】また、前記旋回スクロールの軸受部分の前
記駆動軸の方向幅は、旋回スクロールラップを除いた本
体部分の前記駆動軸の方向幅より狭く形成することも本
第1発明の有効な手段である。かかる技術手段による
と、前記駆動軸と前記軸受部分との関係において、旋回
スクロールの停止時、始動時、駆動時旋回スクロールが
受ける応力は、方向幅の狭い前記軸受部分がより多く受
け、前記本体部分へ伝達される応力は前記軸受部分で大
部分吸収され、軸受部分を強固にしたり、調整部材を配
設したりして旋回スクロールを大型化しなくても、旋回
スクロールを簡単な構成でかつ軽量コンパクトに構成す
ることができる。
【0014】また、前記本体部分には前記駆動軸の方向
に複数のフィンで区画した冷却風流通通路が形成される
ように構成することも本第1発明の有効な手段である。
かかる技術手段によると、旋回スクロールの背面側に複
数のフィンで区画した冷却風流通通路を有しているの
で、旋回スクロールの旋回揺動により、冷却風を攪乱し
て流体の圧縮過程で発生する高熱を冷却することができ
る。この際には、冷却風流通方向に沿って波形にフィン
を形成することによりフィンへの接触面積が増し冷却効
果が向上する。
【0015】また、前記旋回スクロールの軸受部分の前
記駆動軸の方向の両側にバランスウエイトを配置して構
成することが望ましい。かかる技術手段によると、バラ
ンスウエイトが駆動軸方向に偏して設けることによる軸
受部分の一方側に重量が偏りベアリングの片摩耗を防止
し、耐久性を向上することができる。
【0016】また、前記バランスウエイトは、前記スク
ロール側の回転角度基準位置に対応した角度位置で前記
駆動軸に配置されることが望ましい。かかる技術手段に
よると、駆動軸にバランスウエイトを組み込んだ後に次
の工程である、例えば、スクロール側の回転角度基準位
置を検出する軸位置検出部の基準位置とを合わせる目安
として前記軸位置検出部を組み込むことができる。
【0017】また、本第2発明はスクロール流体機械の
組立方法に関するものであり、旋回スクロールのラップ
形成域より外側において、該旋回スクロールの軸受部分
と連結して旋回スクロールを駆動する複数の駆動軸を設
け、該駆動軸を偏芯させ、該偏芯量だけ旋回スクロール
を前記駆動軸によって位相差が生じないように、かつ同
一回転数でそれぞれ同期回転させるスクロール本体を有
するスクロール流体機械の組立方法において、前記旋回
スクロールの重心から対称的に配置された前記軸受部分
に一方から、前記駆動軸を挿入もしくは嵌入し、前記駆
動軸の最大偏芯部分を前記重心より放射状に外側に対向
した状態で、前記駆動軸の前記軸受部分の両側にバラン
スウエイトを、前記重心に向かって最大質量がかかるよ
うに取り付けるとともに、かかる状態で、前記駆動軸の
回転位置を検出する軸位置検出部を、前記軸受部分の前
記駆動軸の先端部と連結させてスクロール本体を組み立
てることを特徴とする。
【0018】本第2発明は、先ず第1の工程として、前
記旋回スクロールの重心から対称的に配置された前記軸
受部分に一方から、前記駆動軸を挿入もしくは嵌入し、
前記駆動軸の最大偏芯部分を前記重心より放射状に外側
に対向した状態で、前記駆動軸の前記軸受部分の両側に
バランスウエイトを、前記重心に向かって最大質量がか
かるように取り付ける。そして、第2の工程として、前
記駆動軸の回転位置を検出する軸位置検出部を、前記軸
受部分の前記駆動軸の先端部と連結させてスクロール本
体を組み立てる。その際には、バランスウエイトを、前
記重心に向かって最大質量がかかるように取り付けてあ
るので、該バランスウエイトの位置を目安として容易に
前記軸位置検出部を、前記軸受部分の前記駆動軸の先端
部と連結させることができる。
【0019】また、本第3発明は、スクロール流体機械
の同期方法であって、旋回スクロールのラップ形成域よ
り外側において、該旋回スクロールの軸受部分と連結し
て旋回スクロールを駆動する複数の駆動軸を設け、該駆
動軸を偏芯させ、該偏芯量だけ旋回スクロールを前記駆
動軸によって位相差が生じないように、かつ同一回転数
でそれぞれ同期回転させるスクロール流体機械の同期方
法において、前記複数の駆動軸の回転角度位置を測定す
る位相差測定工程を行い、位相差が適切でない場合は位
相差ズレデータに基づく位相差補正制御を行うが、位相
差が適切である場合は前記複数の駆動軸の回転数を測定
し、該複数の駆動軸の回転数が定格回転数でない場合は
前記駆動軸の回転数ズレデータに基づく回転数制御を行
い、定格回転数である場合は前記位相差測定工程に戻る
ことを特徴とする。
【0020】本第3発明は、まず位相差測定工程を行
い、位相差が適切かどうかを判断し、位相差が適切でな
い場合は位相差ズレデータに基づく位相差補正制御を行
い、位相差が適切である場合は前記複数の駆動軸の回転
数を測定する。そして、該複数の駆動軸の回転数が定格
回転数でない場合は前記駆動軸の回転数ズレデータに基
づく回転数制御を行い、定格回転数である場合は前記位
相差測定工程に戻る。よって、まず位相差測定工程を行
うので、位相差がずれたまま定格回転数にまで回転数が
上昇することがない。そして、定格回転数に到達した場
合は、前記位相差測定工程に戻るので、動作中は常時位
相差と定格回転数がチェックされる。
【0021】また、前記位相差測定工程により測定され
た位相差が適切でないが所定範囲内にある場合は位相差
ズレデータに基づく位相差補正制御を行うが、位相差が
所定範囲内にない場合は、前記旋回スクロールの駆動動
作を中止することが望ましい。かかる技術手段による
と、前記位相差測定工程により測定された位相差が適切
でなく、かつ位相差が所定範囲内にない場合は、前記旋
回スクロールの駆動動作を中止するので、位相差がズレ
た状態のまま動作して固定スクロールラップと旋回スク
ロールラップとが無理な接触が行われ、ラップ同士に傷
が生じることがない。
【0022】そして、その際には、位相差を測定した後
の位相差が適切かどうかの判断工程と、位相差が所定範
囲内にあるかどうかの判断工程とは、どちらを先に行っ
てもよいが、設定されたクロール流体機械の圧力値が小
さい場合は、短い時間で定格回転数に到達するので、位
相差が所定範囲内にあるかどうかの判断工程を位相差が
適切かどうかの判断工程より先に行って、位相差が所定
範囲内にない場合は速やかにモータを停止することが望
ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施の
形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施の形態に
記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置
などは特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲を
それのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎな
い。
【0024】図1は、本発明の実施の形態に係るスクロ
ール流体機械のブロック構成図、図2は、図1に用いら
れるスクロール流体機構本体を示す断面図、図3は、ス
クロール流体機構本体とモータとの連結部を説明する説
明図、図4は、旋回スクロールを駆動する駆動軸の軸位
置検出部を示す部分的断面図、図5は、図2のC−C断
面図、図6は、図2のD−D断面図、図7は、モータを
回転制御する場合の流れ図、図8は、モータを回転制御
する場合の他の流れ図である。
【0025】図1において、スクロール流体機構本体1
は、後述するように旋回スクロールを駆動する2個の回
転駆動軸26A、26Bを有し、これらの回転駆動軸2
6A、26Bはそれぞれカプラ3、3を介してモータ2
A、2Bのモータ軸27A、27Bと連結している。
【0026】また、モータ2A、2Bは金属性のモータ
ケース38A、38B内に載置され、該モータケース2
A、2Bはインバータ4A、4Bとそれぞれ連結してい
る。回転駆動軸26A、26Bの回転位置信号は、信号
線8A、8Bによって後述するように制御装置5に入力
され、該回転位置信号を演算して各インバータ4A、4
Bに指令信号を送出するように構成されている。
【0027】次に図2を用いて、スクロール流体機構本
体(以下スクロール本体)1を説明する。図2におい
て、スクロール本体1の回転駆動軸26は、26A、及
び26Bと2本備え、該回転駆動軸26A、26Bはそ
れぞれモータ2A、2Bのモータ軸27A、27Bに連
結され、該モータの回転力により回転可能に設けられて
いる。しかしながら、両回転駆動軸とも同じ働きをする
ものであり、一方側の回転駆動軸26Aのみを説明す
る。
【0028】この回転駆動軸26Aの中央部分は、その
外周が回転中心軸線よりは幾分膨らんだ偏芯部26Aa
を有し、その偏芯部26Aaは、旋回スクロールの外周
側に設けた軸受凹部22Aに嵌入したベアリング23内
に回転可能に嵌入されている。該偏芯部26Aaの両端
部は前記ベアリング23内のグリスの漏洩を防止する動
的シール部材39、40に支持され、回転可能に設けら
れている。
【0029】また、回転駆動軸26Aの偏芯部26Aa
より右側の26Ab部分はハウジング44に設けられた
ベアリング45によって回転可能に支持され、該ベアリ
ング44の両側には動的シール41、42によりベアリ
ング内のグリスの漏洩を防止している。また、図4に拡
大して示すように、回転駆動軸26Aの左側先端部26
Adは第1固定スクロールハウジング(第1ハウジン
グ)9に設けたベアリング24Aによって回転可能に支
持され、該ベアリング24Aの両側には動的シール3
3、43によりベアリング内のグリスの漏洩を防止して
いる。
【0030】また、第1ハウジング9の軸受部9cに
は、回転駆動軸26Aの回転方向に軸位置を検出するエ
ンコーダを内蔵した軸位置検出部25Aが設けられ、内
部の検出端子に連結する検出軸31Aは、断面Dカット
状に面31Aeが形成されている。一方回転駆動軸26
Aの左側先端部26Adは断面Dカット状の孔26Af
が設けられ、該孔26Afに検出軸31Aの断面Dカッ
ト部分が挿入され、回転駆動軸26Aの回転角度位置が
検出可能に構成されている。
【0031】前記回転駆動軸26Aをカバーするハウジ
ング44は、固定スクロールを構成する第1ハウジング
9とビスにより連結される。第1ハウジング9には、ラ
ップ摺動面(鏡面)9dが軸方向垂直に設けれ、その摺
動面9dには、その中央部分に、吐出孔9bが開設さ
れ、その吐出孔9b近傍を先端として渦巻状のラップ1
0が植設され、該ラップ10の上端にはチップシール溝
が設けられ、該溝には相手側摺動面と接触して密閉状態
を完全にするフッソ系樹脂等の自己潤滑性を有するチッ
プシール46が嵌入されている。
【0032】また、第1ハウジング9のラップ10が植
設されている部分の外周部には、吸入口9a、9aが設
けられている。一方、第1ハウジング9のラップ10と
反対側の面にはフィン11が植設され該フィン11の先
端には蓋12が固着され、フィン11の延設方向にそっ
て冷却風が流れる通路を形成している。
【0033】一方、第2固定スクロールハウジング13
には、ラップ摺動面13dが軸方向垂直に設けられ、そ
の摺動面13dには、その中央部分に、吐出孔13bが
開設され、その吐出孔13b近傍を先端として渦巻状の
ラップ14が植設され、該ラップ14の上端にはチップ
シール溝が設けられ、該溝には相手側摺動面と接触して
密閉状態を完全にするフッソ系樹脂等の自己潤滑性を有
するチップシール46が嵌入されている。この第2固定
スクロールハウジング13は、第1ハウジング9もしく
はハウジング44に、図示しない方法で取付られてい
る。尚、第2固定スクロールハウジング13はハウジン
グ44と一体に形成してもよい。一方、第2ハウジング
13のラップ14と反対側の面にはフィン15が植設さ
れ該フィン15の先端には蓋16が固着され、フィン1
5の延設方向にそって冷却風が流れる通路を形成してい
る。
【0034】ハウジング9及び13が形成する内部空間
には、旋回スクロール17が公転可能に嵌挿される。旋
回スクロール17は、2枚の円盤を平行に対面配置する
とともに、該2枚の円盤間を一方向から他の方向に連通
する多数の通路を多数のフィンによって形成した基体4
7に形成された摺動面47d及び47eに前記固定スク
ロールに設けられたラップ10、14と嵌合可能なラッ
プ18及び19が植設されている。
【0035】このように構成されたスクロール本体1
は、図1に示すようにカプラ3を介してモータ2Aのモ
ータ軸27Aと連結される。スクロール本体1側の回転
駆動軸26Aには、図3の(a)に示すように、モータ
2Aの回転方向の初期位置に対応する位置にキー溝26
Aaが削設され、該キー溝26Aaに対応してカプラ3
Aには角溝3Aaが中心孔3Adの外周部分に削設され
ている。この角溝3Aaの位置は、(c)に示すモータ
軸27Aのキー溝27Aa位置と対応する位置である。
また、モータ軸27Aのキー溝27Aaに対応してカプ
ラ3Bには角溝3Baが中心孔3Bdの外周部分に削設
されている。
【0036】モータ軸27Aのキー溝27Aaにキー2
8Bを挿入した状態で、該モータ軸27Aをカプラ3B
の孔3Bdに通す。また、回転駆動軸26Aのキー溝2
6Aaにキー28Aを挿入した状態で、該回転駆動軸2
6Aをカプラ3Aの孔3Adに通す。その後に、(b)
に示すカップリングゴム48の孔48aに回転駆動軸2
6Aを通して、(a)に示す係合突起3Ab、3Abと
の間の面3Acに、(b)に示すカップリングゴム48
の突起部分48b、48bを載置する。そして、スクロ
ール本体1側の回転駆動軸26Aのキー28Aの端部と
モータ2A側のモータ軸27Aのキー28Bの端部と対
応させて両カプラ3A及び3Bを近づけるとお互いの係
合突起3Ab、3Abと係合突起3Bc、3Bcが係合
する。この状態で、モータ2Aとスクロール本体1の旋
回スクロール17の初期位置が一致することとなる。
【0037】次に、スクロール本体1の組み込み方法を
説明する。図2に示す旋回スクロール17を単体で用意
し、軸受凹部22Aに動的シール39、ベアリング23
及び動的シール40を嵌合し、回転駆動軸26Aを旋回
スクロール17の右側挿入し、偏芯部分26Aaを動的
シール39の内側及びベアリング23の内側リング内に
嵌合するとともに、偏芯部分26Aaの右側のフランジ
部分の外周と動的シール40とを嵌合させる。
【0038】そして、偏芯部分26Aaの左側部分にバ
ランサ34Aを取付る。このバランサ34Aは、回転駆
動軸26Aの回転軸線に対して前述したキー28Aと1
80゜反対側に重量部分が垂下するように、予め取付位
置が決められおり、そのように取り付ける。次に、前記
フランジ部分の右側にバランサ35Aを取り付ける。こ
の取付位置も、回転駆動軸26Aの回転軸線に対して前
述したキー28Aと180゜反対側に重量部分が垂下す
るように、予め取付位置が決められおり、そのように取
り付ける。
【0039】一方、図4に示すよう、第1固定スクロー
ルハウジング9の軸受部9cに内側から軸位置検出部2
5Aをビス30によって取り付ける。そして、バランサ
34Aが初期位置にあることを視認し、その状態で軸位
置検出部25Aの検出軸31Aの先端部のDカット部分
が回転駆動軸26Aの孔26Afと嵌合することで、軸
位置検出部25Aの初期位置と一致して組み込むことが
できる。
【0040】前述した組み込み操作は下側の回転駆動軸
26Bにおいても同様に行う。この組み込み操作によっ
て、旋回スクロール17のラップ18と第1固定スクロ
ールハウジング9のラップ10が干渉なく両者が組み込
まれる。次に、動的シール41、42及びベアリング4
5を備えたハウジング44を右側から装着して、第1固
定スクロールハウジング9にハウジング44を取る付け
る。そして、第2固定スクロールハウジング13を、第
1固定スクロールハウジング9に図示しない方法で取り
付ける。例えば、旋回スクロール17の駆動域を外れた
ところにビスにより両者を結合させればよい。
【0041】このように構成されたスクロール本体1
は、図1に示すように、モータ2A及び2Bが同期運転
されることにより、回転駆動軸26A及び26Bの同期
回転により、図5に示すように、偏芯軸部26Aa、2
6Baが回転軸芯49a、49bを中心に回転すること
により旋回スクロール17が矢印方向に揺動して公転
し、図6に示すように、固定スクロールハウジング9の
吸入口9a、9a′から吸入した気体は、旋回スクロー
ルのラップ18により取り込まれ、このラップと固定ス
クロールのラップ10とによって形成される密閉空間に
より順次圧縮されS1→S2→S3→S4と圧縮し、ま
た、T1→T2→T3→T4と圧縮されて中央部に送ら
れ、吐出孔9bから排出される。
【0042】これと同じ動作はハウジング13に植設さ
れた固定スクロールラップ14と旋回スクロールラップ
19との間にも行われ、これらのラップにより圧縮され
た圧縮気体は吐出口13bから排出される。これらの圧
縮気体は逆止弁37を介して空気タンク36に貯えられ
る。
【0043】この圧縮過程で、図5に示すように、旋回
スクロール17が揺動し、波形に形成されたフィン17
aの揺動により、送風機7によって送られる冷却風が強
制撹拌され旋回スクロール17を冷却する。
【0044】次に、本実施の形態に用いられるモータの
電気的制御に関して説明する。図2に示すように、軸位
置検出部25A、及び25Bにはエンコーダが内蔵さ
れ、このエンコーダによる軸位置信号は、図1に示すよ
うに初期位置信号及び1回転内の所定位置信号を含んだ
回転信号として制御装置5に送られる。この回転信号を
基にインバータ4A及び4Bを介して位相差及び回転数
の制御が行われる。
【0045】次に、図7の流れ図を用いて位相差及び回
転数の制御を説明する。モータ2A、及び2Bを同時に
起動すると(100)、空気タンク36内の0.2Mp
a、1Mpaなどの必要とする空気圧力となるように設
定された圧力設定値が選択(101)され、その圧力値
に応じた回転数になるように徐々に回転数が上昇する。
【0046】その過程で、モータ2Aのモータ軸27
A、27Bにカプラ3を介して連結する第1回転駆動軸
26A、26Bの回転角位置を軸位置検出部25A、2
5Bからの回転信号によって測定し(102)、各駆動
軸の回転角のズレ量(位相差)を演算する(103)。
両回転駆動軸の回転角許容位置ズレ量を予め実験値など
から求めておき、その許容値内であれば、位相差は適切
として位相差なしと判断(104)し、その許容値を超
えていると、位相差が所定範囲内かどうかが判断され
(105)、スクロールラップ接触などが引き起こされ
故障するために両モータ2A、2Bの回転を停止(10
6)する。
【0047】位相差が所定範囲内である場合は、位相差
のズレ量に対応した位相差補正(107)がされ、再度
ステップ102、103及び104を繰り返すが、ステ
ップ104で位相差が適切の場合は、第1駆動軸と第2
駆動軸の回転数を測定する(108)。
【0048】各モータ2A、及び2Bが定格回転数でな
い場合(109)、両モータの回転数の定格回転数と現
在の回転数とのズレ量を測定し(110)、該ズレ量か
ら回転数補正データを演算し(111)、該回転数補正
データから回転数を補正(112)し、再度ステップ1
08に戻る。また、ステップ108で両モータが定格回
転数である場合は、ステップ102以下のステップを繰
り返し、両モータの位相差及び回転数を観察する。
【0049】尚、図8は、他の流れ図であり、図7との
相違点は、図7においては、ステップ104において位
相差が適切かどうかを判断し、ステップ105において
位相差が所定範囲内であるかどうかを判断していたが、
図8においてはステップ104において位相差が所定範
囲内であるかどうかを判断し、ステップ105において
位相差が所定範囲内であるかどうかを判断している点で
ある。本流れ図においては、位相差が所定範囲内である
かどうかを判断を先に行い、位相が所定範囲内でない場
合は、即座にモータを停止しているので、設定されたク
ロール流体機械の圧力値が小さい場合は、短い時間で定
格回転数に到達するために本流れ図での判断工程が望ま
しい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本第1発明は、旋
回スクロールのラップ形成域より外側において、該旋回
スクロールの軸受部分と連結して旋回スクロールを駆動
する複数の駆動軸を設け、該複数の前記駆動軸に、それ
ぞれ別のモータの回転軸を連結して、前記モータを互い
に位相差が生じないように、かつ同一回転数でそれぞれ
同期回転させているので、複数の駆動軸との間をベルト
により連結しないので、複数の駆動軸間に軸間張力が発
生せず、各駆動軸を保持するベアリングの摩耗や、ベル
トの緩み等による駆動部の寿命が短縮する事を防止し、
機構が簡単で調整、メンテナンスが容易なスクロール流
体機械を提供することができる。
【0051】また、本第2発明は、前記旋回スクロール
の重心から対称的に配置された前記軸受部分に一方か
ら、前記駆動軸を挿入もしくは嵌入し、前記駆動軸の最
大偏芯部分を前記重心より放射状に外側に対向した状態
で、前記駆動軸の前記軸受部分の両側にバランスウエイ
トを、前記重心に向かって最大質量がかかるように取り
付け、旋回スクロールを駆動する駆動軸の回転位置を検
出する軸位置検出部を、前記軸受部分の前記駆動軸の先
端部と連結させてスクロール本体を組み立てる。その際
には、バランスウエイトを、前記重心に向かって最大質
量がかかるように取り付けてあるので、該バランスウエ
イトの位置を目安として容易に前記軸位置検出部を、前
記軸受部分の前記駆動軸の先端部と連結させることがで
きる。
【0052】また、本第3発明は、まず位相差測定工程
を行い、位相差が適切かどうかを判断するので、位相差
がずれたまま定格回転数にまで回転数が上昇することが
ない。そして、定格回転数に到達した場合は、前記位相
差測定工程に戻るので、動作中は常時位相差と定格回転
数がチェックされる。
【0053】また、その際に、前記位相差測定工程によ
り測定された位相差が適切でないが所定範囲内にある場
合は位相差ズレデータに基づく位相差補正制御を行う
が、位相差が所定範囲内にない場合は、前記旋回スクロ
ールの駆動動作を中止するように構成した場合は、前記
位相差測定工程により測定された位相差が適切でなく、
かつ位相差が所定範囲内にない場合は、前記旋回スクロ
ールの駆動動作を中止するので、位相差がズレた状態の
まま動作して固定スクロールラップと旋回スクロールラ
ップとが無理な接触が行われ、ラップ同士に傷が生じる
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスクロール流体機械
のブロック構成図である。
【図2】図1に用いられるスクロール流体機構本体を示
す断面図である。
【図3】スクロール流体機構本体とモータとの連結部を
説明する説明図である。
【図4】旋回スクロールを駆動する駆動軸の軸位置検出
部を示す部分的断面図である。
【図5】図2のC−C断面図である。
【図6】図2のD−D断面図である。
【図7】モータを回転制御する場合の流れ図である。
【図8】モータを回転制御する場合の他の流れ図であ
る。
【符号の説明】
1 スクロール流体機械本体 3 カプラ(3A、3B) 5 制御装置 17 旋回スクロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04C 23/02 F04C 23/02 D 29/10 311 29/10 311C Fターム(参考) 3H029 AA02 AA09 AA18 AB01 BB32 BB34 BB51 CC02 CC07 CC08 CC16 CC27 CC30 CC52 CC58 CC62 3H039 AA02 AA14 BB08 BB21 CC01 CC10 CC12 CC20 CC32 CC39 3H045 AA05 AA09 AA13 AA25 BA01 CA04 CA09 CA29 DA05 DA31 EA13 EA17 EA26 EA34 EA42

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回スクロールのラップ形成域より外側
    において、該旋回スクロールの軸受部分と連結して旋回
    スクロールを駆動する複数の駆動軸を設け、該駆動軸を
    偏芯させ、該偏芯量だけ旋回スクロールを前記駆動軸に
    よって位相差が生じないように、かつ同一回転数でそれ
    ぞれ同期回転させるスクロール流体機械において、 複数の前記駆動軸に、それぞれ別のモータの回転軸を連
    結して、前記モータを互いに同期運転させることを特徴
    とするスクロール流体機械。
  2. 【請求項2】 前記複数の駆動軸にそれぞれ連結するモ
    ータは、前記旋回スクロールの重心を中心として略対称
    位置に前記回転軸が配置されるように設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のスクロール流体機械。
  3. 【請求項3】 前記複数の駆動軸にそれぞれ連結するモ
    ータはそれぞれインバータを介して制御されることを特
    徴とする請求項1、または2記載のスクロール流体機
    械。
  4. 【請求項4】 前記モータの前記回転軸の軸端に設けた
    モータ側カプラと、前記旋回スクロールの前記駆動軸の
    軸端に設けたスクロール側カプラとを連設して構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のスクロール流体機械。
  5. 【請求項5】 前記モータ側カプラには前記モータ側の
    回転角度基準位置に対応した角度位置で前記駆動軸に配
    置される係合駆動部と、前記スクロール側カプラには前
    記スクロール側の回転角度基準位置に対応した角度位置
    で前記回転軸に配置される係合被動部とを備え、前記係
    合駆動部と前記係合被動部とが当接することを特徴とす
    る請求項4記載のスクロール流体機械。
  6. 【請求項6】 前記旋回スクロールの軸受部分の前記駆
    動軸の方向幅は、旋回スクロールラップを除いた本体部
    分の前記駆動軸の方向幅より狭く形成したことを特徴と
    する請求項1記載スクロール流体機械。
  7. 【請求項7】 前記本体部分には前記駆動軸の方向に複
    数のフィンで区画した冷却風流通通路が形成されること
    を特徴とする請求項6記載のスクロール流体機械。
  8. 【請求項8】 前記旋回スクロールの軸受部分の前記駆
    動軸の方向の両側にバランスウエイトを配置したことを
    特徴とする請求項1または6記載のスクロール流体機
    械。
  9. 【請求項9】 前記バランスウエイトは、前記スクロー
    ル側の回転角度基準位置に対応した角度位置で前記駆動
    軸に配置されることを特徴とする請求項8記載のスクロ
    ール流体機械。
  10. 【請求項10】 旋回スクロールのラップ形成域より外
    側において、該旋回スクロールの軸受部分と連結して旋
    回スクロールを駆動する複数の駆動軸を設け、該駆動軸
    を偏芯させ、該偏芯量だけ旋回スクロールを前記駆動軸
    によって位相差が生じないように、かつ同一回転数でそ
    れぞれ同期回転させるスクロール本体を有するスクロー
    ル流体機械の組立方法において、 前記旋回スクロールの重心から対称的に配置された前記
    軸受部分に一方から、前記駆動軸を挿入もしくは嵌入
    し、前記駆動軸の最大偏芯部分を前記重心より放射状に
    外側に対向した状態で、前記駆動軸の前記軸受部分の両
    側にバランスウエイトを、前記重心に向かって最大質量
    がかかるように取り付けるとともに、 かかる状態で、前記駆動軸の回転位置を検出する軸位置
    検出部を、前記軸受部分の前記駆動軸の先端部と連結さ
    せてスクロール本体を組み立てることを特徴とするスク
    ロール流体機械の組立方法。
  11. 【請求項11】 旋回スクロールのラップ形成域より外
    側において、該旋回スクロールの軸受部分と連結して旋
    回スクロールを駆動する複数の駆動軸を設け、該駆動軸
    を偏芯させ、該偏芯量だけ旋回スクロールを前記駆動軸
    によって位相差が生じないように、かつ同一回転数でそ
    れぞれ同期回転させるスクロール流体機械の同期方法に
    おいて、 前記複数の駆動軸の回転角度位置を測定する位相差測定
    工程を行い、位相差が適切でない場合は位相差ズレデー
    タに基づく位相差補正制御を行うが、 位相差が適切である場合は前記複数の駆動軸の回転数を
    測定し、該複数の駆動軸の回転数が定格回転数でない場
    合は前記駆動軸の回転数ズレデータに基づく回転数制御
    を行い、 定格回転数である場合は前記位相差測定工程に戻ること
    を特徴とするスクロール流体機械の同期方法。
  12. 【請求項12】 前記位相差測定工程により測定された
    位相差が適切でないが所定範囲内にある場合は位相差ズ
    レデータに基づく位相差補正制御を行うが、位相差が所
    定範囲内にない場合は、前記旋回スクロールの駆動動作
    を中止することを特徴とする請求項11記載のスクロー
    ル流体機械の同期方法。
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