JP2002039003A - インジェクタ駆動回路 - Google Patents

インジェクタ駆動回路

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JP2002039003A JP2000221033A JP2000221033A JP2002039003A JP 2002039003 A JP2002039003 A JP 2002039003A JP 2000221033 A JP2000221033 A JP 2000221033A JP 2000221033 A JP2000221033 A JP 2000221033A JP 2002039003 A JP2002039003 A JP 2002039003A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ブースト電圧が0の場合でも燃料の噴射を可
能にし、ブースト電圧がバッテリ電圧を出力した場合で
もインジェクタの熱的な劣化を回避するインジェクタ駆
動回路を提供する。 【解決手段】 インジェクタ駆動回路は、ブースト電圧
100Aを印加するFET10と、バッテリ電圧1Aを
印加するFET20と、ブースト電圧100Aがバッテ
リ1にショートするのを阻止する阻止ダイオード30
と、フリーホイールダイオード60と、インジェクタ7
0の噴射期間全領域で通電する電流制御用FET40
と、インジェクタ電流70A検出抵抗50とを備え、第
2の電流レベルI2を与える基準レベルを、噴射信号2
00Aの立上りに同期してワンショット回路の出力で生
成する。ブースト電圧が0の場合、インジェクタ電流は
第2の電流レベルがワンショット回路の出力期間継続
し、最低限のインジェクタ動作を保証する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用燃料噴射
装置に用いるインジェクタ駆動回路に係り、特に、燃料
噴射器(インジェクタ)にブースト電圧とバッテリ電圧
を切替えて印加するインジェクタ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンのシリンダ内に直接燃料を噴射
する筒内燃料噴射式エンジンの実用化が進んでいる。こ
の筒内燃料噴射式エンジンでは、特に希薄燃焼による排
気ガスの低減、燃料消費量の低減が課題である。このよ
うな背景からインジェクタの駆動には、噴射信号に対す
るインジェクタの応答時間を速くし、噴射信号の時間幅
が小さい範囲から比例的に制御することが求められる。
そのための手段として、噴射信号の立上がり時にインジ
ェクタに高電圧を印加して大電流を流し、開弁時間を短
縮し、その後は開弁を保持するための保持電流を制御す
る方法が一般的である。
【0003】そして、高電圧の生成には、昇圧型のDC
−DCコンバータが必要となる。このDC−DCコンバ
ータの性能の一例を示すと、バッテリ電圧(14V)か
ら70〜100V程度に昇圧し、10A程度のピーク電
流を供給するものである。さらに、この高電圧は、6気
筒エンジンで最高回転数が6600rpmを例にする
と、時間3ms毎にインジェクタを駆動することになる
ので、一度インジェクタを駆動した後3msの間に高電
圧が所定値に復帰していることが必要で、かつバッテリ
電圧が10Vまで保証できる仕様となる。このような、
昇圧型のDC−DCコンバータは、消費電力が大きくな
り、熱的に過酷な環境では放熱の対応が大きな問題とな
る。
【0004】この問題を解決する方法として提案されて
いるものとしては、例えば特公平7−78374号、特
開平10−153141号公報に記載されたものがあ
る。これらの公報に記載の装置は、共にソレノイド(イ
ンジェクタ相当)に電流を流すことにより蓄積されるエ
ネルギを、電流の遮断によってコンデンサに蓄積し、高
電圧を得るようにしたものである。また、ブースト電圧
によるインジェクタの駆動に関しては、特表平08−5
12172号公報に記載されたものがある。
【0005】この公報に記載の装置は、噴射信号と同期
してインジェクタにブースト電圧を印加して電流を流
し、第1の電流レベルに達した時点でブースト電圧を切
離してバッテリ電圧の印加に切替える。バッテリ電圧の
印加状態では、当初はインジェクタに流す電流値を第2
の電流レベルで保持し、その後第3の電流レベルに下げ
て保持を持続する。このような電圧、電流の制御により
インジェクタの燃料噴射量が低領域から高領域まで直線
的に制御可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来技術の装置にあっては、バッテリ電圧からブース
ト回路(DC−DCコンバータ)で生成されるブースト
電圧が正常の場合について述べられており、ブースト電
圧が異常の場合、すなわち、ブースト電圧が0、又はブ
ースト作用がなくなりブースト電圧が入力電圧、すなわ
ちバッテリ電圧を出力した場合については明示されてい
なかった。上記ブースト電圧が異常の場合、インジェク
タに流れる電流が前記第1の電流レベルに到達しないた
め次のような問題が生ずる。
【0007】まず、ブースト電圧が0の場合には、噴射
期間全域でインジェクタ電流が第3の電流レベルとなる
ため燃料の供給ができなくなる。次に、ブースト作用が
なくなりブースト電圧がバッテリ電圧を出力した場合に
は、噴射期間全域でバッテリ電圧が印加され予定以上の
電流が流れ続けるため、インジェクタのコイルの熱的な
劣化に至る。
【0008】本発明は、前記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ブースト電圧が0の
場合でも燃料の噴射を可能にすることができ、ブースト
電圧がバッテリ電圧を出力した場合でもインジェクタの
熱的な劣化を回避することができるインジェクタ駆動回
路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明のインジェクタ駆動回路は、基本的には、インジ
ェクタと、バッテリ電圧から高電圧を発生する高電圧発
生手段と、前記インジェクタの一方に接続され、動作信
号に応じて前記高電圧を印加する第1のスイッチ手段
と、前記インジェクタの一方に接続され、動作信号に応
じて前記インジェクタにバッテリ電圧を印加する第2の
スイッチ手段と、前記第2のスイッチ手段と直列に接続
され、前記高電圧を阻止する阻止手段と、アース間に接
続されて、前記インジェクタに流れる電流を還流するダ
イオードと、前記インジェクタの他方に接続され、前記
高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期間電流を
通電する第3のスイッチ手段と、前記第3のスイッチ手
段とアース間に接続された電流検出手段と、第1、第2
及び第3の基準レベルを設定し、前記電流検出手段の検
出値と前記設定した各基準レベルとの比較によって、イ
ンジェクタ電流を3つの電流レベルに制御するように前
記第1、第2及び第3のスイッチ手段を切替える制御を
行う制御手段とを備え、前記制御手段は、要求された噴
射信号に基づいて、前記第3のスイッチ手段には前記噴
射信号の期間全域で動作信号を与えるとともに、第1の
基準レベルを設定し、前記第1のスイッチ手段に動作信
号を与えてインジェクタ電流を第1の電流レベルに制御
し、前記噴射信号に同期して所定設定時間だけ第2の基
準レベルを設定し、前記第2のスイッチ手段に動作信号
を与えてインジェクタ電流を第2の電流レベルになるよ
うに制御し、前記設定時間の経過後、前記噴射信号が終
了するまでの期間、第3の基準レベルを設定し、前記第
2のスイッチ手段に動作信号を与えてインジェクタ電流
を第3の電流レベルになるように制御することを特徴と
している。
【0010】また、本発明のインジェクタ駆動回路は、
第1及び第2のインジェクタと、バッテリ電圧から高電
圧を発生する高電圧発生手段と、前記第1及び第2のイ
ンジェクタの共通接続された一方に接続され、動作信号
に応じて前記高電圧を印加する第1のスイッチ手段と、
前記第1及び第2のインジェクタの共通接続された一方
に接続され、動作信号に応じて前記インジェクタにバッ
テリ電圧を印加する第2のスイッチ手段と、前記第2の
スイッチ手段と直列に接続され、前記高電圧を阻止する
阻止手段と、アース間に接続されて、前記第1及び第2
のインジェクタに流れる電流を還流するダイオードと、
前記第1のインジェクタの共通接続された他方に接続さ
れ、前記高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期
間電流を通電する第3のスイッチ手段と、前記第2のイ
ンジェクタの共通接続された他方に接続され、前記高電
圧と前記バッテリ電圧が印加されている期間電流を通電
する第4のスイッチ手段と、前記第3及び第4のスイッ
チ手段とアース間に接続された電流検出手段と、第1、
第2及び第3の基準レベルを設定し、前記電流検出手段
の検出値と前記設定した各基準レベルとの比較によっ
て、インジェクタ電流を3つの電流レベルに制御するよ
うに前記第1、第2、第3及び第4のスイッチ手段を切
替える制御を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、
要求された噴射信号に基づいて、前記第3及び第4のス
イッチ手段にはそれぞれ前記噴射信号の期間全域で動作
信号を与えるとともに、第1の基準レベルを設定し、前
記第1のスイッチ手段に動作信号を与えてインジェクタ
電流を第1の電流レベルに制御し、前記噴射信号に同期
して所定設定時間だけ第2の基準レベルを設定し、前記
第2のスイッチ手段に動作信号を与えてインジェクタ電
流を第2の電流レベルになるように制御し、前記設定時
間の経過後、前記噴射信号が終了するまでの期間、第3
の基準レベルを設定し、前記第2のスイッチ手段に動作
信号を与えてインジェクタ電流を第3の電流レベルにな
るように制御することを特徴としている。
【0011】また、本発明のインジェクタ駆動回路の具
体的な態様は、前記制御手段が、前記電流検出手段の検
出値と第1の基準レベルとを比較する第1の比較器と、
前記検出値と第2の基準レベル又は第3の基準レベルと
を比較する第2の比較器とを備え、前記第1の比較器
は、前記第1の基準レベルとの比較によりインジェクタ
電流を第1の電流レベルに制御する印加電圧を出力し、
前記第2の比較器は、前記第2の基準レベルとの比較に
よりインジェクタ電流を前記第1の電流レベルより低い
第2の電流レベルに制御する印加電圧を出力し、前記設
定時間経過後、前記第2の基準レベルが第3の基準レベ
ルに切替えられると、前記第3の基準レベルとの比較に
よりインジェクタ前記電流を第2の電流レベルより低い
第3の電流レベルに制御する印加電圧を出力することを
特徴としている。
【0012】また、本発明のインジェクタ駆動回路の具
体的な態様は、前記第1の比較器で前記第1の基準レベ
ルとの比較によりインジェクタ電流を第1の電流レベル
に制御する印加電圧は、前記第1のスイッチ手段に印加
される前記バッテリ電圧より高いブースト電圧であり、
前記第2の比較器で前記第2又は第3の基準レベルとの
比較によりインジェクタ電流を前記第2又は第3の電流
レベルに制御する印加電圧は、前記第2のスイッチ手段
に印加される前記バッテリ電圧であることを特徴として
いる。
【0013】また、本発明の他の具体的な態様は、前記
設定時間が、前記噴射信号を入力としてワンショット回
路により生成することを特徴としている。また、本発明
の他の具体的な態様は、前記設定時間が、前記噴射信号
を入力としてワンショット回路により生成し、前記第1
の基準レベルは、前記ワンショット回路が出力している
期間、生成されることを特徴としている。
【0014】また、本発明の他の具体的な態様は、前記
制御手段が、マイクロコンピュータを有し、前記マイク
ロコンピュータが、前記噴射信号と前記設定時間とを生
成することを特徴としている。また、前記制御手段は、
インジェクタ電流を前記第2の電流レベルに制御する前
記第2のスイッチ手段の動作時間を、前記バッテリ電圧
に応じて変化させることを特徴としている。前記の如く
構成された本発明のインジェクタ駆動回路によって、ブ
ースト回路の異常に対して、インジェクタの噴射動作を
確保することができ、ブースト電圧がバッテリ電圧を出
力した場合でもインジェクタの熱的な劣化を回避するこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明のインジ
ェクタ駆動回路の一実施形態について詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態のインジェクタ駆動回路の構成
を示す回路図である。図1では多気筒エンジンのインジ
ェクタ駆動回路のうち1気筒分の回路を示している。
【0016】図1において、1はバッテリ、70はイン
ジェクタ、2はインジェクタ70を駆動するインジェク
タ駆動回路、100はブースト電圧100Aを生成する
ブースト回路(高電圧発生手段)、200はインジェク
タ70を駆動すべき噴射信号200Aを生成する制御回
路、300は供給される噴射信号200A及び電流検出
信号に基づいて各FETに印加する噴射信号(動作信
号)10A,20A,40Aを生成する駆動ロジック回
路(制御手段)である。
【0017】ブースト回路100は、出力コンデンサ1
05(高電圧充電コンデンサ)の電圧を帰還して、出力
コンデンサ105の電圧を所定値に制御するDC−DC
コンバータであり、出力電圧と基準電圧を比較してスイ
ッチング時間を制御するゲート制御回路101、インダ
クタンスであるコイル102、バッテリ1の+(フ゜ラス)側
からコイル102の電流をオン/オフするDC−DCコ
ンバータFET103、FET103がオフ時にコイル
102の電流を通電するダイオード104、ダイオード
104の通電電流を充電する出力コンデンサ105から
構成されている。また、出力コンデンサ105の電圧
は、ゲート制御回路101に帰還され、ゲート制御回路
101は、出力コンデンサ105の電圧が所定の高電圧
になるように制御する。
【0018】インジェクタ駆動回路2は、インジェクタ
70の一方に接続され、ブースト回路100で生成され
たブースト電圧100Aを印加する高電圧印加用FET
10(第1のスイッチ手段)と、噴射信号20Aに応じ
てバッテリ電圧1Aを印加するVB印加用FET20
(第2のスイッチ手段)と、FET20と直列に接続さ
れ、FET10がオン時にFET20の寄生ダイオード
を通じてブースト電圧100Aがバッテリ1にショート
するのを阻止する阻止ダイオード30(阻止手段)と、
FET10,FET20がオフしたときにインジェクタ
70に流れていた電流をフリーホイールするフリーホイ
ールダイオード60と、インジェクタ70の他方に接続
され、インジェクタ70の噴射期間全領域で通電する電
流制御用FET40(第3のスイッチ手段)と、電流制
御用FET40とアース間に接続され、インジェクタ電
流70Aを検出する電流検出抵抗50(電流検出手段)
とを備え、電流検出抵抗50及びフリーホイールダイオ
ード60のアノードは共にバッテリ1のマイナス側に接
続される。
【0019】制御回路200は、インジェクタ70を駆
動すべき噴射信号(噴射パルス)200Aを生成し、駆
動ロジック回路300に出力する。駆動ロジック回路3
00は、第1、第2及び第3の基準レベルを設定し、噴
射信号200Aと電流検出抵抗50で検出した検出値5
0Aにより、FET10、FET20,FET40のゲ
ート信号(動作信号)10A、20A、40Aを生成す
る。ゲート信号10Aは、トランジスタ13のベースに
制限抵抗14を介して与え、トランジスタ13をオンさ
せ抵抗11と抵抗12の分圧値をFET10のゲートに
与える。ゲート信号20Aは、トランジスタ23のベー
スに制限抵抗24を介して与え、トランジスタ23をオ
ンさせ抵抗21と22の分圧値をFET20のゲートに
与える。FET40のゲート信号40Aは、噴射信号2
00Aと同じ時間幅の信号を与える。
【0020】バッテリ1の+側は、ブースト回路100
の出力コンデンサ105の出力側を介し、高電圧印加用
FET10を通してインジェクタ70+側に接続され
る。また、このインジェクタ70+側には、バッテリ1
の+側(以下、バッテリ1+という)からVB印加用F
ET20と逆流阻止用ダイオード30とからなる直列回
路が接続される。
【0021】インジェクタ70−(マイナス)側は、インジェ
クタ電流70Aを所定値に制御する電流制御用FET4
0と電流検出抵抗50によりバッテリ1の−側に接続さ
れている。また、このバッテリ1の−側(以下、バッテ
リ1−という)からインジェクタ70+側には、FET
10、FET20をオフした時にインジェクタ70のエ
ネルギをフリーホイールするダイオード60が接続され
る。
【0022】図2は、駆動ロジック回路300の回路図
である。図2において、駆動ロジック回路300は、コ
ンパレータ302,310、FET311、ワンショッ
ト回路309、アンドゲート307,317、及び抵抗
303〜306,308,311〜316から構成され
る。
【0023】上記コンパレータ302(第1の比較
器)、アンドゲート307、抵抗303〜306,30
8及びアンドゲート307は、全体としてFET10の
ゲート信号10Aを生成する第1の駆動回路を構成し、
上記ワンショット回路309、コンパレータ310(第
2の比較器)、FET311、抵抗311〜316及び
アンドゲート317は、全体としてFET20のゲート
信号20Aを生成する第2の駆動回路を構成する。以
下、上述のように構成されたインジェクタ駆動回路の動
作を説明する。
【0024】図3は、上記インジェクタ駆動回路の各回
路部の電圧及び電流の変化を示す動作波形図であり、図
3における番号は図1及び図2の該当する信号に対応し
ている。まず、駆動ロジック回路300の動作について
説明する。図2に示すように、コンパレータ302の+
端子には、基準電圧301を抵抗303と抵抗304で
分圧した値302Aが入力されており、コンパレータ3
02の−端子に入力されているインジェクタ電流70A
による電流検出値50Aすなわち302Bが、+端子電
圧302Aより低い期間はコンパレータ302の出力3
02Cはハイレベルを出力している。これにより、図3
に示すように、噴射信号200Aが出力していると、ア
ンドゲート307の出力はハイレベルとなりFET10
のゲート信号10Aが出力される。一方、バッテリ電圧
1Aを印加するFET20のゲート信号20Aは次のよ
うに生成される。
【0025】図3に示すように、ワンショット回路30
9は、噴射信号200Aの立上りに同期してワンショッ
ト信号309Aを所定設定時間(T3)出力する。この
ワンショット信号309Aが出力されている期間T3、
FET311がオンする。FET311がオンした時、
コンパレータ310の+端子には、基準電圧301を抵
抗312及び抵抗313の並列と抵抗314とで分圧し
た値310Aが入力されており、−端子に入力されてい
るインジェクタ電流70Aによる電流検出値50Aすな
わち310Bが、+端子電圧310Aより低い期間はコ
ンパレータ310の出力310Cはハイレベルを出力し
ている。これにより、噴射信号200Aが出力している
と、アンドゲート317の出力はハイレベルとなりFE
T20のゲート信号20Aが出力される。
【0026】ワンショット回路309が設定時間(T
3)経過後0になると、FET311がオフするのでコ
ンパレータ310の+端子電圧310Aは抵抗313と
抵抗314の分圧となり、FET311がオンの時より
小さくなる。−端子電圧310Bが+端子電圧310A
より小さくなるまではコンパレータ310の出力310
CはローレベルでFET20のゲート信号20Aもロー
レベルとなってFET20はオフする。インジェクタ電
流70Aがさらに減少して−端子電圧310Bが+端子
電圧310Aより大きくなると、コンパレータ310の
出力310CはハイレベルとなりFET20のゲート信
号20AもハイレベルとなってFET20はオンする。
次に、開弁時の動作は次のようになる。
【0027】図3に示すように、噴射信号200Aは、
期間T1の間出力され、またこの噴射信号200Aの立
上りに同期してFET10のゲート信号10Aが発生
し、FET10がオンしてインジェクタ70にブースト
電圧100Aが印加され、インジェクタ電流70Aが流
れ始める。
【0028】このインジェクタ電流70Aによって電流
検出抵抗50に電圧降下が生じる。電流検出抵抗50の
電圧変化は、駆動ロジック回路300により検出され、
インジェクタ電流70Aが、第1の電流レベルI1に達
すると、コンパレータ302の−端子電圧302Bが+
端子電圧302Aより大きくなりコンパレータ302の
出力302Cはローレベルとなるので、ゲート信号10
AもローレベルとなってFET10はオフし、インジェ
クタ電流70Aはインジェクタ70、FET40、電流
検出抵抗50、フリーホイールダイオード60の経路で
流れて減少する。T2経過後の+端子電圧302Aは、
抵抗303と抵抗304及び抵抗305の並列による分
圧電圧となり、この値は第3の電流レベルI3より十分
小さく設定してあるため、噴射信号200Aが0になる
までは出力302Cがハイレベルになることはなく、F
ET10はオフのままである。
【0029】ここまでが、図1のゲート信号10Aの立
下りであり、これで開弁時の動作を終え保持電流制御に
移行する。本実施形態の保持電流制御は、従来技術と異
なり、ブースト電圧100Aによる第1の電流レベルI
1の制御中においても、噴射信号200Aの立上りに同
期してワンショット回路309の出力期間T3は、最低
限のインジェクタ動作を保証するものである。次に、保
持電流制御について説明する。
【0030】インジェクタ電流70Aが減少して、コン
パレータ310の−端子電圧310Bが+端子電圧31
0Aのロー電圧I2lになるとコンパレータ310の出
力310Cがハイレベルとなり、ゲート信号20Aがハ
イレベルとなってFET20がオンし、インジェクタ7
0にはバッテリ電圧1Aが印加されて電流70Aが増加
する。コンパレータ310の−端子電圧310Bが、コ
ンパレータ310の+端子電圧310Aのハイ電圧I2
hになると出力310Cがローレベルとなり、ゲート信
号20AがローレベルとなってFET20がオフする。
ワンショット回路309の出力309Aが出力している
期間T3は、この動作の繰返しにより、インジェクタ電
流70Aは第2の電流レベルI2に制御される。
【0031】T3経過後、ワンショット回路309の出
力309Aが0になると、FET311がオフするの
で、コンパレータ310の+端子電圧310Aが小さく
なり出力310Cがローレベル、ゲート信号20Aもロ
ーレベルとなりFET20がオフしインジェクタ電流7
0Aが減少する。
【0032】インジェクタ電流70Aが減少して、コン
パレータ310の−端子電圧310Bが+端子電圧31
0Aのロー電圧I3lになると、コンパレータ310の
出力310Cがハイレベルとなり、ゲート信号20Aが
ハイレベルとなってFET20がオンし、インジェクタ
70にはバッテリ電圧1Aが印加されて電流70Aが増
加する。コンパレータ310の−端子電圧310Bが+
端子電圧310Aのハイ電圧I3hになると、出力31
0Cがローレベルとなり、ゲート信号20Aがローレベ
ルとなってFET20がオフする。噴射信号200Aが
0になるまでこの動作が繰り返され、インジェクタ電流
70Aは第3の電流レベルI3に制御される。
【0033】ところで、噴射信号200Aが出力され、
FET10がオンすると、高電圧印加用FET100が
オンしている期間はブースト回路(DC−DCコンバー
タ)100の出力コンデンサ105からインジェクタ電
流70Aを供給するので、高電圧は減少し、第1高電圧
設定値より小さくなってブースト回路100は動作を開
始する。ゲート制御回路101によるブースト回路10
0の動作は次のようなものである。
【0034】まず、FET103をオンしてコイル10
2に電流を流し、次にFET103をオフする。コイル
102に流れていた電流がダイオード104を通って出
力コンデンサ105に流れて出力コンデンサ105を充
電する。該高電圧が第1高電圧設定値を越えるまでこの
動作が繰返され、該高電圧が第2高電圧設定値になった
ところで動作が止まる。
【0035】このように、ブースト回路100は、FE
T103をオンしてバッテリ電圧100Aからインダク
タンス102に電流を流し、次にFET103をオフし
た時にインダクタンス102のエネルギーをダイオード
104を介してコンデンサ105に充電する構成であ
り、ブースト電圧100Aを帰還してゲート制御回路1
01により所定値に制御している。
【0036】次に、ブースト回路100が異常状態とな
りブースト電圧100Aが出力しない状態について説明
する。ブースト回路100の異常状態として、ダイオー
ド104あるいはインダクタンス102がオープンとな
りブースト電圧100Aが出力しない場合について述べ
る。
【0037】図4は、ブースト回路100の異常時にお
ける、インジェクタ駆動回路の各回路部の電圧及び電流
の変化を示す動作波形図である。図4に示すように、ブ
ースト回路100の異常時には、噴射信号200Aによ
りゲート信号10Aが出力されてFET10をオンする
ものの、インジェクタ電流70Aの増加程度は小さく第
1の電流レベルI1に達することはできない。従来例で
は、噴射期間全域で燃料の供給ができなくなる欠点があ
った。しかしながら、本実施形態では、この異常時にあ
っても駆動ロジック回路300のワンショット回路30
9が、噴射信号200Aの立上りに同期してワンショッ
ト信号309Aを出力しているので、ワンショット回路
309の出力309Aを受けてFET311はオンす
る。これにより、コンパレータ310の−端子電圧31
0Bが+端子電圧310Aより小さい期間はゲート信号
20Aが出力されてFET20をオンし、インジェクタ
70にバッテリ電圧1Aを印加して電流70Aを増加さ
せる。コンパレータ310の−端子電圧310Bが+端
子電圧310Aのハイ電圧I2hになると出力310C
がローレベルとなり、ゲート信号20Aがローレベルと
なってFET20がオフする。電流70Aが減少してコ
ンパレータ310の−端子電圧310Bが+端子電圧3
10Aのロー電圧I2lになると、コンパレータ310
の出力310Cがハイレベルとなり、ゲート信号20A
がハイレベルとなってFET20がオンし電流70Aが
増加する。ワンショット回路309の出力309Aが出
力している期間T3はこの動作の繰返しにより、インジ
ェクタ電流70Aは第2の電流レベルI2に制御され
る。
【0038】ここで、ブースト電圧100A、第1の電
流レベルI1、第2の電流レベルI2、第3の電流レベ
ルI3は、一例としてそれぞれ60V、12A、4.2
A、2Aであり、ブースト電圧100Aが出力しない場
合でもインジェクタの動作初期には4.2Aの電流を流
すことができる。したがって、本実施形態によれば、ブ
ースト電圧100Aが出力されない場合でも、インジェ
クタ70の動作初期には第2の電流レベルI2(4.2
A)の電流を流すことができるので、燃料噴射を可能に
することができる。
【0039】以上詳細に説明したように、本実施形態の
インジェクタ駆動回路は、ブースト電圧100Aを生成
するブースト回路100、インジェクタ70を駆動すべ
き噴射信号200Aを生成する制御回路200、供給さ
れる噴射信号200A及び電流検出信号に基づいて各F
ETに印加する噴射信号10A,20A,40Aを生成
する駆動ロジック回路300を備え、さらに、インジェ
クタ駆動回路2は、インジェクタ70の一方に接続さ
れ、ブースト回路100で生成されたブースト電圧10
0Aを印加する高電圧印加用FET10と、噴射信号2
0Aに応じてバッテリ電圧1Aを印加するVB印加用F
ET20と、FET20と直列に接続され、ブースト電
圧100Aがバッテリ1にショートするのを阻止する阻
止ダイオード30と、FET10,FET20がオフし
たときにインジェクタ70に流れていた電流をフリーホ
イールするフリーホイールダイオード60と、インジェ
クタ70の他方に接続され、インジェクタ70の噴射期
間全領域で通電する電流制御用FET40と、FET4
0とアース間に接続され、インジェクタ電流70Aを検
出する電流検出抵抗50とを備えて構成する。
【0040】そして、駆動ロジック回路300は、第2
の電流レベルI2を与える基準レベルを、噴射信号20
0Aの立上りに同期してワンショット回路309の出力
で生成する。ブースト電圧100Aが0の場合、インジ
ェクタ電流は第2の電流レベルI2がワンショット回路
309の出力期間T3継続し、最低限のインジェクタ動
作を保証する。ブースト回路100の故障等によりブー
スト電圧100Aがバッテリ電圧1Aを出力した場合
は、電流制御が不能となるが、その期間はワンショット
回路309の出力期間T3だけであり、以降は第3の電
流レベルI3で制御される。
【0041】これにより、ブースト電圧100Aで第1
の電流レベルI1、バッテリ電圧1Aで第2と第3の電
流レベルI2,I3を制御するインジェクタ駆動回路に
おいて、ブースト電圧100Aが正常でない等のブース
ト回路の異常に対して、インジェクタの噴射動作の確保
ができ、インジェクタの熱的な劣化の防止ができる効果
がある。したがって、装置全体のフェールセーフ性を向
上させることができる。次に、本発明の第2の実施形態
を説明する。
【0042】図5は、第2の実施形態のインジェクタ駆
動回路の駆動ロジック回路の回路図である。本実施形態
の説明にあたり、図2と同一構成部分には同一符号を付
して重複部分の説明を省略する。図5において、駆動ロ
ジック回路400は、さらに基準電圧301と抵抗30
3の間にスイッチング用FET318が設置され、FE
T318はワンショット回路309の出力309Aでオ
ン/オフする。すなわち、駆動ロジック回路400は、
第1の電流レベルI1を検出するコンパレータ302の
+端子電圧302Aを、ワンショット回路309の出力
309AでFET318をオンすることにより与えるよ
うに構成されている。
【0043】本駆動ロジック回路400は、図1のイン
ジェクタ駆動回路の駆動ロジック回路300に代えて設
置される。以下、上述のように構成されたインジェクタ
駆動回路の動作を説明する。ブースト回路100が異常
状態となり、FET103がオープン、制御回路101
が動作不能となり、ブースト作用が行われずブースト電
圧100Aが入力電圧すなわちバッテリ電圧1Aを出力
している状態について説明する。
【0044】図6は、ブースト回路100の異常時にお
ける、インジェクタ駆動回路の各回路部の電圧及び電流
の変化を示す動作波形図である。噴射信号200Aによ
りゲート信号10Aが出力されてFET10をオンす
る。ブースト電圧100Aは、バッテリ電圧1Aであ
り、このバッテリ電圧1Aに従ってインジェクタ電流7
0Aの増加する。しかし、ブースト回路100の異常時
には、インジェクタ電流70Aは第1の電流レベルI1
に達することができず、コンパレータ302の出力30
2Cはハイレベルのままであり、ゲート信号10Aは出
力を出し続けてFET10はオンのままとなり、インジ
ェクタ70にバッテリ電圧1Aが印加され続けるので、
第2の電流レベルI2を越えてインジェクタ電流70A
が流れ続ける。この状態はワンショット回路309が出
力している期間T3まで継続し、インジェクタ電流70
AはレベルI4に達する。期間T3が経過すると、FE
T318がオフするので、コンパレータ302の出力3
02Cはローレベルとなり、ゲート信号10Aが出力さ
れなくなりFET10はオフする。FET10がオフす
ると、インジェクタ70には電圧が印加されないので、
インジェクタ電流70Aは減少して第3の電流レベルI
3で噴射信号200Aが0になるまで制御される。
【0045】本実施形態によれば、ブースト電圧100
Aが入力電圧すなわちバッテリ電圧1Aを出力する状態
でも、噴射期間T1全域で無制御のままバッテリ電圧1
Aを印加することなく、ワンショット回路309の出力
期間T3までに制限できるので、インジェクタ70の熱
的な劣化を防止することができる。ところで、ワンショ
ット回路309が出力している期間T3までのインジェ
クタ電流70Aは、バッテリ電圧1Aに依存するため、
バッテリ電圧1Aの変動によって変化する。
【0046】図7は、バッテリ電圧1Aが変動した場合
のインジェクタ電流70Aの波形図である。図7に示す
ように、バッテリ電圧1Aが小さくなると、インジェク
タ電流70AはレベルI4より大きいI4hとなり、小
さくなるとI4lとなる。このようなインジェクタ電流
の変動は、電流レベルがI4hの時、インジェクタ70
のコイルが焼損する可能性があり、また電流レベルI4
lの時、インジェクタ70の動作が不十分な可能性があ
る。そこで、バッテリ電圧1Aの供給電圧の変化に応じ
てワンショット回路309の出力309Aの時間を、T
3からT31又はT32に変えるようにする。
【0047】このように構成すれば、インジェクタ70
のコイルの焼損防止とインジェクタ70の不十分な動作
の防止ができる効果がある。前記のバッテリ電圧1Aに
よってワンショット回路309の出力309Aの時間を
変える実施形態において、ブースト電圧100Aが出力
しない0の場合に、バッテリ電圧1Aが変動したときの
動作波形を図8に示す。
【0048】図8に示すように、バッテリ電圧1Aが高
い場合には、ワンショット回路309の出力時間をT3
からT33に小さくして、電流レベルI2の期間を短く
する。また、バッテリ電圧1Aが低い場合には、ワンシ
ョット回路309の出力時間をT3からT34に大きく
して、電流レベルI2の期間を長くする。
【0049】このように構成すれば、バッテリ電圧1A
が高い場合にはインジェクタ電流70Aを省電力化し、
バッテリ電圧1Aが高い場合にも最低限のインジェクタ
動作を保証できる効果がある。次に、本発明の第3の実
施形態を説明する。
【0050】図9は、第3の実施形態のインジェクタ駆
動回路の駆動ロジック回路の回路図である。本実施形態
の説明にあたり、図1及び図2と同一構成部分には同一
符号を付して重複部分の説明を省略する。図9におい
て、500はマイクロコンピュータ、600はマイクロ
コンピュータ500から供給される噴射信号200a及
びワンショット信号309aに基づいて各FETに印加
する噴射信号(動作信号)10A,20A,40Aを生
成する駆動ロジック回路(制御手段)である。
【0051】マイクロコンピュータ500は、図1の噴
射信号200Aを生成する駆動回路200に代えて設置
され、駆動ロジック回路700は、図1の駆動ロジック
回路300に代えて設置される。すなわち、図1の噴射
信号200Aを生成する制御回路200は、マイクロコ
ンピュータ500により構成され、かつ、図1の駆動ロ
ジック回路300のワンショット回路309はマイクロ
コンピュータ500からの出力309aに置き換えられ
て構成される。
【0052】以上の構成において、マイクロコンピュー
タ500は、自動車のエンジン状態によって噴射信号2
00Aの算出を行うとともに、噴射信号200Aの他に
ワンショット信号309Aを駆動ロジック回路600の
FET311に出力する。マイクロコンピュータ500
から出力される噴射信号200A及びワンショット信号
309Aの波形は図3及び図4と同様である。
【0053】本実施形態によれば、前記各実施形態と同
一の効果が得られることに加え、ワンショット回路30
9を省略できる効果がある。特に、ワンショット回路3
09を使用しないためこの回路部分のコストが低減でき
るほか、ワンショット回路をCR回路で構成した場合の
ようにワンショット信号発生タイミングの調整や経年変
化による修正等が不要になる。さらには、マイクロコン
ピュータ500によりワンショット時間を容易に可変す
ることができる。上記は、マイクロコンピュータ500
を、図1及び図2のインジェクタ駆動回路に適用した例
であるが、図5のインジェクタ駆動回路に適用してもよ
い。
【0054】図10は、ワンショット回路を省略可能な
インジェクタ駆動回路の駆動ロジック回路の回路図であ
る。図5及び図9と同一構成部分には同一符号を付して
重複部分の説明を省略する。図10において、駆動ロジ
ック回路650は、第1の電流レベルI1を検出するコ
ンパレータ302の+端子電圧302Aを、マイクロコ
ンピュータ500のワンショット信号309AでFET
318をオンすることにより与えるように構成されてい
る。
【0055】したがって、図5の装置と同一の効果が得
られることに加え、ワンショット回路309を省略でき
る効果がある。次に、本発明の第4の実施形態を説明す
る。自動車のエンジンは通常複数の気筒を有している。
複数気筒、例えば4気筒エンジン、6気筒エンジンで
は、対向気筒、すなわち4気筒の場合は第1気筒と第3
気筒、第2気筒と第4気筒、また6気筒の場合は第1気
筒と第4気筒、第2気筒と第5気筒、第3気筒と第6気
筒で回路の共用化をする例が多い。
【0056】図11は、第4の実施形態のインジェクタ
駆動回路の構成を示す回路図である。図11では多気筒
エンジンのインジェクタ駆動回路のうち2気筒分の回路
を示している。図1と同一構成部分には同一符号を付し
て重複部分の説明を省略する。図11において、700
は対向気筒のインジェクタ70−1(第1のインジェク
タ),70−2(第2のインジェクタ)を駆動するイン
ジェクタ駆動回路、100はブースト電圧100Aを生
成するブースト回路、800は対向気筒のインジェクタ
70−1,70−2を駆動すべき噴射信号200A−
1,200A−2を生成する制御回路、900は供給さ
れる噴射信号200A−1,200A−2及び電流検出
信号に基づいて各FETに印加する噴射信号(ゲート信
号)10A,20A,40A−1,40A−2を生成す
る駆動ロジック回路(制御手段)である。
【0057】駆動ロジック回路900は、対向気筒のイ
ンジェクタ70−1と70−2の駆動に図2の駆動ロジ
ック回路300を応用した回路であり、対向気筒のイン
ジェクタ70−1,70−2の噴射信号200A−1,
200A−2に対応する噴射信号40A−1,40A−
2が出力される以外は、図2の駆動ロジック回路300
と同じ構成で、ワンショット回路309も1つである。
【0058】制御回路800から第1気筒の噴射信号2
00A−1と対向気筒の噴射信号200A−2が入力さ
れており、駆動ロジック回路900で、この2信号20
0A−1,200A−2がFET40-1(第3のスイ
ッチ手段)とFET40−2(第4のスイッチ手段)の
ゲート信号40A−1,40A−2を生成すると同時
に、2信号200A−1,200A−2の論理和によ
り、FET10,FET20のゲート信号10A,20
Aが生成される。
【0059】本実施形態によれば、2気筒分のインジェ
クタ電流70A−1,70A−2の制御ができ、第1の
実施形態と同一の効果を得ることができることに加え、
制御回路800及び駆動ロジック回路900の該当する
回路部分を削減することができる。本実施形態では、2
気筒分のインジェクタ駆動回路を共用化しているが、よ
り多くの駆動回路を共用化してもよく、このように構成
すれば、さらに多気筒のインジェクタの制御ができる。
【0060】また、制御回路800及び駆動ロジック回
路900のワンショット回路を、第3の実施形態で述べ
たマイクロコンピュータにより構成するようにしてもよ
く、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
実際の回路上では、本実施形態のように制御回路を複数
で構成する場合には、マイクロコンピュータを用いる方
が好ましい。
【0061】以上、本発明の実施形態について詳述した
が、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しな
い範囲で、設計において種々の変更ができるものであ
る。例えば、ブースト回路100を構成するコンデン
サ、各スイッチ手段の種類や数、また、駆動ロジック回
路におけるゲート信号生成方法は種々の設計変更が可能
である。同様に、各スイッチ手段としてMOSFETを
用いているが種類や組み合わせは一例に過ぎず、信号の
立上り、立下り、アクティブ状態も適宜変更可能であ
る。また、阻止手段や電流検出手段等の種類も適宜適当
な部材を用いることができ同等の回路を構成することも
可能である。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明に係るインジェクタ駆動回路は、ブースト回路の異常
に対して、インジェクタの噴射動作の確保ができ、イン
ジェクタの熱的な劣化を防止ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のインジェクタ駆動回
路の構成を示す回路図。
【図2】本実施形態のインジェクタ駆動回路の駆動ロジ
ック回路の回路図。
【図3】本実施形態のインジェクタ駆動回路の各回路部
の電圧及び電流の変化を示す動作波形図。
【図4】本実施形態のインジェクタ駆動回路のブースト
回路の異常時における、インジェクタ駆動回路の各回路
部の電圧及び電流の変化を示す動作波形図。
【図5】本発明の第2の実施形態のインジェクタ駆動回
路の駆動ロジック回路の回路図。
【図6】本実施形態のインジェクタ駆動回路のブースト
回路の異常時における、インジェクタ駆動回路の各回路
部の電圧及び電流の変化を示す動作波形図である。
【図7】本実施形態のインジェクタ駆動回路のバッテリ
電圧が変動した場合のインジェクタ電流の波形図。
【図8】本実施形態のインジェクタ駆動回路のブースト
電圧が出力しない場合に、バッテリ電圧が変動したとき
の動作波形図。
【図9】本発明の第3の実施形態のインジェクタ駆動回
路の駆動ロジック回路の回路図。
【図10】本実施形態のインジェクタ駆動回路のワンシ
ョット回路を省略可能なインジェクタ駆動回路の駆動ロ
ジック回路の回路図。
【図11】本発明の第4の実施形態のインジェクタ駆動
回路の構成を示す回路図。
【符号の説明】
1…バッテリ 2,700…インジェクタ駆動回路 10…高電圧印加用FET(第1のスイッチ手段) 20…VB印加用FET(第2のスイッチ手段) 30…阻止ダイオード(阻止手段) 60…フリーホイールダイオード 40…電流制御用FET(第3のスイッチ手段) 40−1…FET(第3のスイッチ手段) 40−2…FET(第4のスイッチ手段) 50…電流検出抵抗(電流検出手段) 60…フリーホイールダイオード 70…インジェクタ 70−1…インジェクタ(第1のインジェクタ) 70−2…インジェクタ(第2のインジェクタ) 100…ブースト回路(高電圧発生手段) 200,800…制御回路 300,600,650,900…駆動ロジック回路
(制御手段) 302…コンパレータ(第1の比較器) 317…コンパレータ(第2の比較器) 500…マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 那須 文明 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 Fターム(参考) 3G066 AA02 AB02 AD12 BA31 BA33 BA61 CE29 3G301 HA01 HA04 HA06 JA10 JA32 JB02 LB02 LB04 LC01 LC10 PG01Z PG02Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インジェクタと、 バッテリ電圧から高電圧を発生する高電圧発生手段と、 前記インジェクタの一方に接続され、動作信号に応じて
    前記高電圧を印加する第1のスイッチ手段と、 前記インジェクタの一方に接続され、動作信号に応じて
    前記インジェクタにバッテリ電圧を印加する第2のスイ
    ッチ手段と、 前記第2のスイッチ手段と直列に接続され、前記高電圧
    を阻止する阻止手段と、 アース間に接続されて、前記インジェクタに流れる電流
    を還流するダイオードと、 前記インジェクタの他方に接続され、前記高電圧と前記
    バッテリ電圧が印加されている期間電流を通電する第3
    のスイッチ手段と、 前記第3のスイッチ手段とアース間に接続された電流検
    出手段と、 第1、第2及び第3の基準レベルを設定し、前記電流検
    出手段の検出値と前記設定した各基準レベルとの比較に
    よって、インジェクタ電流を3つの電流レベルに制御す
    るように前記第1、第2及び第3のスイッチ手段を切替
    える制御を行う制御手段とを備え、 前記制御手段は、要求された噴射信号に基づいて、前記
    第3のスイッチ手段には前記噴射信号の期間全域で動作
    信号を与えるとともに、 第1の基準レベルを設定し、前記第1のスイッチ手段に
    動作信号を与えてインジェクタ電流を第1の電流レベル
    に制御し、 前記噴射信号に同期して所定設定時間だけ第2の基準レ
    ベルを設定し、前記第2のスイッチ手段に動作信号を与
    えてインジェクタ電流を第2の電流レベルになるように
    制御し、 前記設定時間の経過後、前記噴射信号が終了するまでの
    期間、第3の基準レベルを設定し、前記第2のスイッチ
    手段に動作信号を与えてインジェクタ電流を第3の電流
    レベルになるように制御することを特徴とするインジェ
    クタ駆動回路。
  2. 【請求項2】 第1及び第2のインジェクタと、 バッテリ電圧から高電圧を発生する高電圧発生手段と、 前記第1及び第2のインジェクタの共通接続された一方
    に接続され、動作信号に応じて前記高電圧を印加する第
    1のスイッチ手段と、 前記第1及び第2のインジェクタの共通接続された一方
    に接続され、動作信号に応じて前記インジェクタにバッ
    テリ電圧を印加する第2のスイッチ手段と、 前記第2のスイッチ手段と直列に接続され、前記高電圧
    を阻止する阻止手段と、 アース間に接続されて、前記第1及び第2のインジェク
    タに流れる電流を還流するダイオードと、 前記第1のインジェクタの共通接続された他方に接続さ
    れ、前記高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期
    間電流を通電する第3のスイッチ手段と、 前記第2のインジェクタの共通接続された他方に接続さ
    れ、前記高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期
    間電流を通電する第4のスイッチ手段と、 前記第3及び第4のスイッチ手段とアース間に接続され
    た電流検出手段と、 第1、第2及び第3の基準レベルを設定し、前記電流検
    出手段の検出値と前記設定した各基準レベルとの比較に
    よって、インジェクタ電流を3つの電流レベルに制御す
    るように前記第1、第2、第3及び第4のスイッチ手段
    を切替える制御を行う制御手段とを備え、 前記制御手段は、要求された噴射信号に基づいて、前記
    第3及び第4のスイッチ手段にはそれぞれ前記噴射信号
    の期間全域で動作信号を与えるとともに、 第1の基準レベルを設定し、前記第1のスイッチ手段に
    動作信号を与えてインジェクタ電流を第1の電流レベル
    に制御し、 前記噴射信号に同期して所定設定時間だけ第2の基準レ
    ベルを設定し、前記第2のスイッチ手段に動作信号を与
    えてインジェクタ電流を第2の電流レベルになるように
    制御し、 前記設定時間の経過後、前記噴射信号が終了するまでの
    期間、第3の基準レベルを設定し、前記第2のスイッチ
    手段に動作信号を与えてインジェクタ電流を第3の電流
    レベルになるように制御することを特徴とするインジェ
    クタ駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記電流検出手段の検
    出値と第1の基準レベルとを比較する第1の比較器と、
    前記検出値と第2の基準レベル又は第3の基準レベルと
    を比較する第2の比較器とを備え、 前記第1の比較器は、前記第1の基準レベルとの比較に
    よりインジェクタ電流を第1の電流レベルに制御する印
    加電圧を出力し、 前記第2の比較器は、前記第2の基準レベルとの比較に
    よりインジェクタ電流を前記第1の電流レベルより低い
    第2の電流レベルに制御する印加電圧を出力し、 前記設定時間経過後、前記第2の基準レベルが第3の基
    準レベルに切替えられると、前記第3の基準レベルとの
    比較によりインジェクタ前記電流を第2の電流レベルよ
    り低い第3の電流レベルに制御する印加電圧を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインジェクタ
    駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の比較器で前記第1の基準レベ
    ルとの比較によりインジェクタ電流を第1の電流レベル
    に制御する印加電圧は、前記第1のスイッチ手段に印加
    される前記バッテリ電圧より高いブースト電圧であり、 前記第2の比較器で前記第2又は第3の基準レベルとの
    比較によりインジェクタ電流を前記第2又は第3の電流
    レベルに制御する印加電圧は、前記第2のスイッチ手段
    に印加される前記バッテリ電圧であることを特徴とする
    請求項3記載のインジェクタ駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記設定時間は、前記噴射信号を入力と
    してワンショット回路により生成することを特徴とする
    請求項1又は2に記載のインジェクタ駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記設定時間は、前記噴射信号を入力と
    してワンショット回路により生成し、 前記第1の基準レベルは、前記ワンショット回路が出力
    している期間、生成されることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のインジェクタ駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、マイクロコンピュータ
    を有し、前記マイクロコンピュータが、前記噴射信号と
    前記設定時間とを生成することを特徴とする請求項1又
    は2に記載のインジェクタ駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、インジェクタ電流を前
    記第2の電流レベルに制御する前記第2のスイッチ手段
    の動作時間を、前記バッテリ電圧に応じて変化させるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のインジェクタ駆
    動回路。
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