JP2002061534A - インジェクタ駆動回路 - Google Patents

インジェクタ駆動回路

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JP2002061534A JP2000250937A JP2000250937A JP2002061534A JP 2002061534 A JP2002061534 A JP 2002061534A JP 2000250937 A JP2000250937 A JP 2000250937A JP 2000250937 A JP2000250937 A JP 2000250937A JP 2002061534 A JP2002061534 A JP 2002061534A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 制御ユニット端子がバッテリの−あるいは+
電位に接触した場合に、インジェクタ駆動素子を保護す
る。 【解決手段】 ブースト回路100、インジェクタ制御
回路200、ゲート駆動ロジック回路300、ブースト
回路100の出力電流100Bを検出する高電圧出力電
流処理回路400、バッテリ1の出力電流1Bを検出す
るバッテリ出力電流処理回路500、インジェクタ電流
70Aを検出する通電電流処理回路600を備え、制御
回路200から出力される噴射信号の期間中に、高電圧
出力電流処理回路400、バッテリ出力電流処理回路5
00及び通電電流処理回路600の少なくとも1つの出
力が、それぞれに設定された設定値を超えた場合、その
時点以降の噴射信号期間の全領域で、FET10,2
0,40をオフするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用燃料噴射
装置に用いるインジェクタ駆動回路に係り、特に、燃料
噴射器(インジェクタ)にブースト電圧とバッテリ電圧
を切替えて印加するインジェクタ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンのシリンダ内に直接燃料を噴射
する筒内燃料噴射式エンジンの実用化が進んでいる。こ
の筒内燃料噴射式エンジンでは、特に希薄燃焼による排
気ガスの低減、燃料消費量の低減が課題である。このよ
うな背景からインジェクタの駆動には、噴射信号に対す
るインジェクタの応答時間を速くし、噴射信号の時間幅
が小さい範囲から比例的に制御することが求められる。
そのための手段として、噴射信号の立上がり時にインジ
ェクタに高電圧を印加して大電流を流し、開弁時間を短
縮し、その後は開弁を保持するための保持電流を制御す
る方法が一般的である。
【0003】そして、高電圧の生成には、昇圧型のDC
−DCコンバータが必要となる。このDC−DCコンバ
ータの性能の一例を示すと、バッテリ電圧(14V)か
ら70〜100V程度に昇圧し、10A程度のピーク電
流を供給するものである。さらに、この高電圧は、6気
筒エンジンで最高回転数が6600rpmを例にする
と、時間3ms毎にインジェクタを駆動することになる
ので、一度インジェクタを駆動した後3msの間に高電
圧が所定値に復帰していることが必要で、かつバッテリ
電圧が10Vまで保証できる仕様となる。このような、
昇圧型のDC−DCコンバータは、消費電力が大きくな
り、熱的に過酷な環境では放熱の対応が大きな問題とな
る。
【0004】この問題を解決する方法として提案されて
いるものとしては、例えば特公平7−78374号、特
開平10−153141号公報に記載されたものがあ
る。これらの公報に記載の装置は、共にソレノイド(イ
ンジェクタ相当)に電流を流すことにより蓄積されるエ
ネルギを、電流の遮断によってコンデンサに蓄積し、高
電圧を得るようにしたものである。また、ブースト電圧
によるインジェクタの駆動に関しては、特表平08−5
12172号公報に記載されたものがある。
【0005】この公報に記載の装置は、噴射信号と同期
してインジェクタにブースト電圧を印加して電流を流
し、第1の電流レベルに達した時点でブースト電圧を切
離してバッテリ電圧の印加に切替える。バッテリ電圧の
印加状態では、当初はインジェクタに流す電流値を第2
の電流レベルで保持し、その後第3の電流レベルに下げ
て保持を持続する。このような電圧、電流の制御により
インジェクタの燃料噴射量が低領域から高領域まで直線
的に制御可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記制御を
行う制御ユニットとインジェクタとの接続は、制御ユニ
ットの端子とインジェクタの端子の間が電線で接続され
ている。これらの端子がバッテリの−(マィナス)端子や+(フ
゜ラス)端子に接触したり、端子間ショートが生ずると、過
大電流が流れて制御ユニット内の素子の破損に至るが、
上記各従来技術には、何ら明らかにされていなかった。
【0007】すなわち、制御ユニットにはコネクタがあ
り、コネクタ端子とインジェクタのコネクタ端子を接続
する電線は、他に接続される電線と束ねられて車体内を
はい回される。この状態で電線の被覆がはがれてバッテ
リの−線や+線に接触したり、インジェクタのコイルが
エンジンブロック(バッテリの−電位)に接触するな
ど、制御ユニットのコネクタ端子が直接バッテリの−あ
るいは+電位に固定される事故を想定する必要がある。
このような事故が生ずると、制御ユニットのインジェク
タ駆動素子に定常時をはるかに超える電流が流れて、素
子の熱的な劣化に至る。
【0008】本発明は、前記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、制御ユニット端子の
バッテリの−あるいは+電位に接触した場合であって
も、インジェクタ駆動素子を保護することができるイン
ジェクタ駆動回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明のインジェクタ駆動回路は、基本的には、インジ
ェクタと、バッテリ電圧から高電圧を発生する高電圧発
生手段と、前記インジェクタの一方の端子に接続され、
動作信号に応じて前記高電圧を印加する第1のスイッチ
手段と、前記インジェクタの一方の端子に接続され、動
作信号に応じて前記インジェクタにバッテリ電圧を印加
する第2のスイッチ手段と、前記第2のスイッチ手段と
直列に接続され、前記高電圧を阻止する阻止手段と、ア
ース間に接続されて、前記インジェクタに流れる電流を
還流するダイオードと、前記インジェクタの他方の端子
に接続され、前記高電圧と前記バッテリ電圧が印加され
ている期間電流を通電する第3のスイッチ手段と、前記
第3のスイッチ手段とアース間に接続された通電電流検
出手段と、噴射信号を出力する制御手段と、前記電流検
出手段の検出値により前記噴射信号期間で前記第1、第
2及び第3のスイッチ手段を切替えるゲート信号処理手
段とを備えるインジェクタ駆動回路において、前記高電
圧発生手段から流れる電流を検出する高電圧電流検出手
段と、前記バッテリから流れる電流を検出するバッテリ
電流検出手段と、前記制御手段から出力される噴射信号
の期間中に、前記高電圧電流検出手段、前記バッテリ電
流検出手段及び前記通電電流検出手段の少なくとも1つ
の出力が、それぞれに設定された設定値を超えた場合、
その時点以降の前記噴射信号期間の全領域で、前記第
1、第2及び第3のスイッチ手段をオフする遮断手段と
を備えることを特徴としている。
【0010】また、本発明のインジェクタ駆動回路の具
体的な態様は、前記遮断手段は、次に前記制御手段から
噴射信号が出力されたとき、前記第1、第2及び第3の
スイッチ手段のスイッチング動作を再開可能にすること
を特徴としている。また、本発明のインジェクタ駆動回
路の具体的な態様は、前記遮断手段の出力の回数を計測
する計測手段を備え、あらかじめ設定した回数に達した
後は、次に前記制御手段から噴射信号が出力されても、
前記第1、第2及び第3のスイッチ手段の動作を再開不
能にすることを特徴としている。
【0011】また、本発明のインジェクタ駆動回路は、
インジェクタと、バッテリ電圧から高電圧を発生する高
電圧発生手段と、前記インジェクタの一方の端子に接続
され、動作信号に応じて前記高電圧を印加する第1のス
イッチ手段と、前記インジェクタの一方の端子に接続さ
れ、動作信号に応じて前記インジェクタにバッテリ電圧
を印加する第2のスイッチ手段と、前記第2のスイッチ
手段と直列に接続され、前記高電圧を阻止する阻止手段
と、アース間に接続されて、前記インジェクタに流れる
電流を還流するダイオードと、前記インジェクタの他方
の端子に接続され、前記高電圧と前記バッテリ電圧が印
加されている期間電流を通電する第3のスイッチ手段
と、前記第3のスイッチ手段とアース間に接続された通
電電流検出手段と、噴射信号を出力する制御手段と、前
記電流検出手段の検出値により前記噴射信号期間で前記
第1、第2及び第3のスイッチ手段を切替えるゲート信
号処理手段とを備えるインジェクタ駆動回路において、
前記高電圧発生手段から流れる電流を検出する高電圧電
流検出手段と、前記バッテリから流れる電流を検出する
バッテリ電流検出手段と、前記制御手段から出力される
噴射信号の期間中に、前記高電圧電流検出手段、前記バ
ッテリ電流検出手段及び前記通電電流検出手段の少なく
とも1つの出力が、それぞれに設定された設定値を超え
た場合、その時点以降の前記噴射信号期間の全領域で、
前記第1、第2及び第3のスイッチ手段のうち少なくと
も1つをオフする遮断手段とを備えることを特徴として
いる。
【0012】また、本発明のインジェクタ駆動回路は、
第1及び第2のインジェクタと、バッテリ電圧から高電
圧を発生する高電圧発生手段と、前記第1及び第2のイ
ンジェクタの共通接続された一方の端子に接続され、動
作信号に応じて前記高電圧を印加する第1のスイッチ手
段と、前記第1及び第2のインジェクタの共通接続され
た一方の端子に接続され、動作信号に応じて前記インジ
ェクタにバッテリ電圧を印加する第2のスイッチ手段
と、前記第2のスイッチ手段と直列に接続され、前記高
電圧を阻止する阻止手段と、アース間に接続されて、前
記第1及び第2のインジェクタに流れる電流を還流する
ダイオードと、前記第1のインジェクタの共通接続され
た他方の端子に接続され、前記高電圧と前記バッテリ電
圧が印加されている期間電流を通電する第3のスイッチ
手段と、前記第2のインジェクタの共通接続された他方
の端子に接続され、前記高電圧と前記バッテリ電圧が印
加されている期間電流を通電する第4のスイッチ手段
と、前記第3及び第4のスイッチ手段とアース間に接続
された電流検出手段と、噴射信号を出力する制御手段
と、前記電流検出手段の検出値により前記噴射信号期間
で前記第1、第2、第3及び第4のスイッチ手段を切替
えるゲート信号処理手段とを備えるインジェクタ駆動回
路において、前記高電圧発生手段から流れる電流を検出
する高電圧電流検出手段と、前記バッテリから流れる電
流を検出するバッテリ電流検出手段と、前記制御手段か
ら出力される噴射信号の期間中に、前記高電圧電流検出
手段、前記バッテリ電流検出手段及び前記通電電流検出
手段の少なくとも1つの出力が、それぞれに設定された
設定値を超えた場合、前記第1及び第2のインジェクタ
に対してその時点以降の前記噴射信号期間の全領域で、
前記第1、第2、第3及び第4のスイッチ手段をオフす
る遮断手段とを備えることを特徴としている。
【0013】また、本発明のインジェクタ駆動回路は、
第1及び第2のインジェクタからなるインジェクタ対の
複数と、バッテリ電圧から高電圧を発生する高電圧発生
手段と、前記第1及び第2のインジェクタの共通接続さ
れた一方の端子に接続され、動作信号に応じて前記高電
圧を印加する第1のスイッチ手段と、前記第1及び第2
のインジェクタの共通接続された一方の端子に接続さ
れ、動作信号に応じて前記第1及び第2のインジェクタ
にバッテリ電圧を印加する第2のスイッチ手段と、前記
第2のスイッチ手段と直列に接続され、前記高電圧を阻
止する阻止手段と、アース間に接続されて、前記第1及
び第2のインジェクタに流れる電流を還流するダイオー
ドと、前記第1のインジェクタの他方の端子に接続さ
れ、前記高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期
間電流を通電する第3のスイッチ手段と、前記第2のイ
ンジェクタの他方の端子に接続され、前記高電圧と前記
バッテリ電圧が印加されている期間電流を通電する第4
のスイッチ手段と、前記第3及び第4のスイッチ手段と
アース間に接続された電流検出手段と、噴射信号を出力
する制御手段と、前記電流検出手段の検出値により前記
噴射信号期間で前記第1、第2、第3及び第4のスイッ
チ手段を切替えるゲート信号処理手段とを備えるインジ
ェクタ駆動回路において、すべてのインジェクタに対し
て前記高電圧発生手段から流れる電流を検出する高電圧
電流検出手段と、前記第1及び第2のインジェクタに対
して、前記バッテリから流れる電流を検出するバッテリ
電流検出手段と、前記制御手段から出力される噴射信号
の期間中に、前記高電圧電流検出手段、前記バッテリ電
流検出手段及び前記通電電流検出手段の少なくとも1つ
の出力が、それぞれに設定された設定値を超えた場合、
前記第1及び第2のインジェクタに対してその時点以降
の前記噴射信号期間の全領域で、前記第1、第2、第3
及び第4のスイッチ手段をオフする遮断手段とを備える
ことを特徴としている。
【0014】また、本発明のインジェクタ駆動回路は、
第1及び第2のインジェクタからなるインジェクタ対の
複数と、バッテリ電圧から高電圧を発生する高電圧発生
手段と、前記第1及び第2のインジェクタの共通接続さ
れた一方の端子に接続され、動作信号に応じて前記高電
圧を印加する第1のスイッチ手段と、前記第1及び第2
のインジェクタの共通接続された一方の端子に接続さ
れ、動作信号に応じて前記第1及び第2のインジェクタ
にバッテリ電圧を印加する第2のスイッチ手段と、前記
第2のスイッチ手段と直列に接続され、前記高電圧を阻
止する阻止手段と、アース間に接続されて、前記第1及
び第2のインジェクタに流れる電流を還流するダイオー
ドと、前記第1のインジェクタの他方の端子に接続さ
れ、前記高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期
間電流を通電する第3のスイッチ手段と、前記第2のイ
ンジェクタの他方の端子に接続され、前記高電圧と前記
バッテリ電圧が印加されている期間電流を通電する第4
のスイッチ手段と、前記第3及び第4のスイッチ手段と
アース間に接続された電流検出手段と、噴射信号を出力
する制御手段と、前記電流検出手段の検出値により前記
噴射信号期間で前記第1、第2、第3及び第4のスイッ
チ手段を切替えるゲート信号処理手段とを備えるインジ
ェクタ駆動回路において、すべてのインジェクタに対し
て前記高電圧発生手段から流れる電流を検出する高電圧
電流検出手段と、前記第1及び第2のインジェクタに対
して、前記バッテリから流れる電流を検出するバッテリ
電流検出手段と、前記制御手段から出力される噴射信号
の期間中に、前記高電圧電流検出手段、前記バッテリ電
流検出手段及び前記通電電流検出手段の少なくとも1つ
の出力が、それぞれに設定された設定値を超えた場合、
前記第1及び第2のインジェクタに対してその時点以降
の前記噴射信号期間の全領域で、前記高電圧電流検出手
段、前記バッテリ電流検出手段及び前記通電電流検出手
段の出力に対応した、前記第1、第2、第3及び第4の
スイッチ手段のうち少なくとも1つをオフする遮断手段
とを備えることを特徴としている。
【0015】また、本発明のインジェクタ駆動回路は、
第1及び第2のインジェクタからなるインジェクタ対の
複数と、バッテリ電圧から高電圧を発生する高電圧発生
手段と、前記第1及び第2のインジェクタの共通接続さ
れた一方の端子に接続され、動作信号に応じて前記高電
圧を印加する第1のスイッチ手段と、前記第1及び第2
のインジェクタの共通接続された一方の端子に接続さ
れ、動作信号に応じて前記第1及び第2のインジェクタ
にバッテリ電圧を印加する第2のスイッチ手段と、前記
第2のスイッチ手段と直列に接続され、前記高電圧を阻
止する阻止手段と、アース間に接続されて、前記第1及
び第2のインジェクタに流れる電流を還流するダイオー
ドと、前記第1のインジェクタの他方の端子に接続さ
れ、前記高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期
間電流を通電する第3のスイッチ手段と、前記第2のイ
ンジェクタの他方の端子に接続され、前記高電圧と前記
バッテリ電圧が印加されている期間電流を通電する第4
のスイッチ手段と、前記第3及び第4のスイッチ手段と
アース間に接続された電流検出手段と、噴射信号を出力
する制御手段と、前記電流検出手段の検出値により前記
噴射信号期間で前記第1、第2、第3及び第4のスイッ
チ手段を切替えるゲート信号処理手段とを備えるインジ
ェクタ駆動回路において、すべてのインジェクタに対し
て前記高電圧発生手段から流れる電流を検出する高電圧
電流検出手段と、前記第1及び第2のインジェクタに対
して、前記バッテリから流れる電流を検出するバッテリ
電流検出手段と、前記制御手段から出力される噴射信号
の期間中に、前記高電圧電流検出手段、前記バッテリ電
流検出手段及び前記通電電流検出手段の少なくとも1つ
の出力が、それぞれに設定された設定値を超えた場合、
前記第1及び第2のインジェクタに対してその時点以降
の前記噴射信号期間の全領域で、前記第1、第2、第3
及び第4のスイッチ手段をオフする遮断手段とを備え、
前記制御手段は、前記噴射信号の期間終了時点で、前記
制御手段は、前記噴射信号の期間終了時点で、前記遮断
手段が遮断動作をしたとき、該当する噴射信号に対応す
る気筒を異常状態のある気筒であると判定することを特
徴としている。
【0016】前記の如く構成された本発明のインジェク
タ駆動回路によって、電線で接続されたインジェクタの
端子と制御ユニットのコネクタ端子間で、バッテリの
(−)(+)へのショートが生じた場合であっても、制
御ユニットのインジェクタ駆動素子の過電流を防止する
ことができ、破損を未然に回避することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明のインジ
ェクタ駆動回路の実施形態について詳細に説明する。図
1は、第1の実施形態のインジェクタ駆動回路の構成を
示す回路図である。図1では多気筒エンジンのインジェ
クタ駆動回路のうち1気筒分の回路を示している。
【0018】図1において、1はバッテリ、70はイン
ジェクタ、2はインジェクタ70を駆動するインジェク
タ駆動回路、100はブースト電圧100Aを生成する
ブースト回路(高電圧発生手段)、200はインジェク
タ70を駆動すべき噴射信号200Aを生成する制御回
路(制御手段)、300は供給される噴射信号200A
及び電流検出信号に基づいて各FETに印加する噴射信
号(動作信号)10A,20A,40Aを生成するゲー
ト駆動ロジック回路(ゲート信号処理手段,遮断手
段)、400はブースト回路100の出力電流100B
を検出する検出抵抗80の端子電圧80Aが設定値にあ
ることを検出する高電圧出力電流処理回路(高電圧電流
検出手段)、500はバッテリ1の出力電流1Bを検出
する検出抵抗90の端子電圧90Aが設定値にあること
を検出するバッテリ出力電流処理回路(バッテリ電流検
出手段)、600はインジェクタ電流70Aを検出する
電流検出抵抗50が所定値にあることを検出する通電電
流処理回路(通電電流検出手段)である。
【0019】ブースト回路100は、出力コンデンサ1
05(高電圧充電コンデンサ)の電圧を帰還して、出力
コンデンサ105の電圧を所定値に制御するDC−DC
コンバータであり、出力電圧と基準電圧を比較してスイ
ッチング時間を制御するゲート制御回路101、インダ
クタンスであるコイル102、バッテリ1の+(フ゜ラス)側
からコイル102の電流をオン/オフするDC−DCコ
ンバータFET103、FET103がオフ時にコイル
102の電流を通電するダイオード104、ダイオード
104の通電電流を充電する出力コンデンサ105から
構成されている。また、出力コンデンサ105の電圧
は、ゲート制御回路101に帰還され、ゲート制御回路
101は、出力コンデンサ105の電圧が所定の高電圧
になるように制御する。
【0020】制御ユニットのコネクタ端子70Bには、
インジェクタ70の一方の端子が接続されており、制御
ユニット内ではブースト回路100の出力電流100B
を検出する検出抵抗80を介してブースト電圧100A
を印加する高電圧印加用FET10(第1のスイッチ手
段)と、噴射信号20Aに応じてバッテリ電圧1Aを印
加するVB印加用FET20(第2のスイッチ手段)
と、FET20と直列に接続され、FET10がオン時
にFET20の寄生ダイオードを通じてブースト電圧1
00Aがバッテリ1にショートするのを阻止する阻止ダ
イオード30(阻止手段)と、FET10,FET20
がオフしたときにインジェクタ70に流れていた電流を
フリーホイールするフリーホイールダイオード60のカ
ソードを接続する。また、制御ユニットのコネクタ端子
70Cには、インジェクタ70の他方の端子が接続され
ており、制御ユニット内ではインジェクタ70の噴射期
間全領域で通電する電流制御用FET40(第3のスイ
ッチ手段)と、電流制御用FET40とアース間に接続
され、インジェクタ電流70Aを検出する電流検出抵抗
50とを直列に接続し、電流検出抵抗50及びフリーホ
イールダイオード60のアノードは共にバッテリ1のマ
イナス側に接続される。
【0021】制御回路200は、インジェクタ70を駆
動すべき噴射信号(噴射パルス)200Aを生成し、ゲ
ート駆動ロジック回路300に出力する。ゲート駆動ロ
ジック回路300は、噴射パルス200Aと電流検出抵
抗50で検出した検出値50Aにより、FET10、F
ET20,FET40のゲート信号10A、20A、4
0Aを生成する。ゲート信号10Aは、トランジスタ1
3のベースに制限抵抗14を介して与え、トランジスタ
13をオンさせ抵抗11と12の分圧値をFET10の
ゲートに与える。ゲート信号20Aは、トランジスタ2
3のベースに制限抵抗24を介して与え、トランジスタ
23をオンさせ抵抗21と22の分圧値をFET20の
ゲートに与える。FET40のゲート信号40Aは、噴
射パルス200Aと同じ時間幅の信号を与える。
【0022】図2は、ゲート駆動ロジック回路300、
高電圧出力電流処理回路400、バッテリ出力電流処理
回路500及び通電電流処理回路600の回路図であ
る。図2において、高電圧出力電流処理回路400は、
トランジスタ401,403,405及び抵抗402,
404,406,407から構成され、同様に、バッテ
リ出力電流処理回路500は、トランジスタ501,5
03,505及び抵抗502,504,506,507
から構成される。また、通電電流処理回路600は、コ
ンパレータ601及び抵抗602,603から構成さ
れ、ゲート駆動ロジック回路300は、電流検出の各処
理回路400,500,600の出力を入力する3入力
のオアゲート301、フリップフロップ(FF)30
2、アンドゲート303、及びFET10,FET2
0、FET40をそれぞれ独立にオフして過大電流を遮
断するロジック回路304,305,306から構成さ
れる。
【0023】高電圧出力電流処理回路400は、ブース
ト回路100の出力電流100Bを検出する検出抵抗8
0の端子電圧80Aが設定値にあることを検出する回路
であり、トランジスタ401のベースに一定電圧300
Aを印加すると、コレクタには一定電圧300Aを抵抗
402で除した一定電流401Aが流れる。抵抗404
の電圧降下が検出抵抗80の電圧降下80Aより大きい
状態、すなわち、正常なインジェクタ制御が行われてい
る状態では、トランジスタ405はオフしており、処理
回路400の出力400Aはローレベルである。
【0024】バッテリ出力電流処理回路500は、バッ
テリ1の出力電流1Bを検出する検出抵抗90の端子電
圧90Aが設定値にあることを検出する回路であり、ト
ランジスタ501のベースに一定電圧300Aを印加す
ると、コレクタには一定電圧300Aを抵抗502で除
した一定電流501Aが流れる。抵抗504の電圧降下
が検出抵抗90の電圧降下90Aより大きい状態、すな
わち、正常なインジェクタ制御が行われている状態で
は、トランジスタ505はオフしており、処理回路50
0の出力500Aはローレベルである。
【0025】正常時は、電流検出抵抗50を流れる電流
50Bはインジェクタ電流70Aと等しく、電圧降下5
0Aはゲート駆動ロジック回路で処理されてインジェク
タ電流70Aを電流レベルI1,I2,I3に制御す
る。一方、通電電流処理回路600は、バッテリ1の出
力電流1Bを検出する検出抵抗90の端子電圧90Aが
設定値にあることを検出する回路であり、電圧降下50
Aがコンパレータ601の+端子に入力されて、一定電
圧300Aを抵抗602,603で分圧した基準入力の
−端子と比較される。正常時は電圧降下50Aは基準入
力より小さいので、処理回路600の出力600Aはロ
ーレベルである。
【0026】ゲート駆動ロジック回路300のオアゲー
ト301には、各処理回路400,500,600の出
力400A,500A、600Aが入力される。正常時
には、出力400A,500A、600Aが共にローレ
ベルであるのでオアゲート301の出力301Aはロー
レベルである。フリップフロップ302は、噴射パルス
200Aがセット信号、オアゲート301の出力301
Aがリセット信号であり、出力302Aはハイレベルで
ある。アンドゲート303の出力303Aは、ハイレベ
ルであり、高電圧印加FET10のロジック回路304
の出力10A、バッテリ電圧印加FET20のロジック
回路305の出力20A、噴射期間全領域で通電するF
ET40のロジック回路306の出力40Aは正常出力
されて、インジェクタ電流70Aが制御される。
【0027】以下、上述のように構成されたインジェク
タ駆動回路の動作を説明する。図3乃至図6は、上記イ
ンジェクタ駆動回路の各回路部の電圧及び電流の変化を
示す動作波形図であり、図3乃至図6における番号は図
1及び図2の該当する信号に対応している。
【0028】図3は、正常なインジェクタ電流の制御が
行われている場合の動作波形図であり、この図におい
て、噴射信号200Aは期間T1で、立上りt0に同期
してFET10のゲート信号10Aが発生しFET10
がオンしてインジェクタ70にブースト電圧100Aが
印加され、インジェクタ電流70Aが流れ始める。イン
ジェクタ電流70Aが時間t1で第1の電流レベルI1
に達するとゲート信号10Aをローレベルとし、FET
10がオフしてインジェクタ電流70Aはインジェクタ
70、FET40、電流検出抵抗50、フリーホイール
ダイオード60の回路で減少する。
【0029】インジェクタ電流70Aが減少して時間t
2になると、インジェクタ電流70Aは、第2の電流レ
ベルI2に制御される。時間t3になるとゲート信号2
0Aをローレベルとし、FET20がオフしインジェク
タ電流70Aが減少する。インジェクタ電流70Aが減
少して時間t4になると、インジェクタ電流70Aは第
3の電流レベルI2で残りの噴射パルス200Aの期間
制御される。図4は、噴射パルス200Aの最初から制
御ユニット端子71が電線上でバッテリ1の−電位12
にショートした場合の動作波形図である。
【0030】ブースト電圧100Aを印加するFET1
0にゲート信号10Aが与えられた時点t0から、制御
ユニットのコネクタ70Bを流れる電流70Aは、ショ
ート電流となって急激に増加する。この場合、ブースト
電流100Bであり、時間t5で検出抵抗80の電圧降
下80Aが電流検出に際して、しきい値である抵抗40
4の電圧降下より大きくなると、トランジスタ405が
オンして、高電圧出力電流処理回路400の出力400
Aはハイレベルとなり、オアゲート301の出力301
Aがハイレベルとなってフリップフロップ302にリセ
ット信号が入力される。その結果、フリップフロップ3
02の出力302Aがローレベル、アンドゲート303
の出力303Aがローレベルとなり、高電圧印加FET
10のロジック回路304の出力10A,バッテリ電圧
印加FET20のロジック回路305の出力20A、噴
射期間全領域で通電するFET40のロジック回路30
6の出力40A、すべてが出力されなくなり、FET1
0,FET20、FET40のすべてがオフして、過大
電流を遮断することによりFETを保護することができ
る。
【0031】ブースト電圧100Aはバッテリ電圧1A
より高いので、噴射パルス200Aの最初から制御ユニ
ット端子70Bが電線上でバッテリ1の+電位11にシ
ョートした場合も同様な動作となる。ブースト電圧10
0Aが印加されている期間T1の領域であれば、どの時
点で制御ユニット端子70Bが電線上でバッテリ1の−
電位12、+電位11にショートしても同様な動作とな
る。図5は、バッテリ電圧1Aで電流制御されている期
間T2の領域で制御ユニット端子70Bが電線上でバッ
テリ1の−電位12にショートした場合の動作波形図で
ある。
【0032】バッテリ電圧1Aを印加するFET20に
ゲート信号20Aが与えられて、インジェクタ電流70
Aが第3の電流レベルI3で制御されている途中の時間
t6から制御ユニットのコネクタ70Bを流れる電流7
0Aは、ショート電流となって急激に増加する。この場
合、バッテリ電流1Bであり、時間t7で検出抵抗90
の電圧降下90Aが電流検出に際して、しきい値である
抵抗504の電圧降下より大きくなると、トランジスタ
505がオンして、処理回路500の出力500Aはハ
イレベルとなりオアゲート301の出力301Aがハイ
レベルとなってフリップフロップ302にリセット信号
が入力される。その結果、フリップフロップ302の出
力302Aがローレベル、アンドゲート303の出力3
03Aがローレベルとなり、高電圧印加FET10のロ
ジック回路304の出力10A、バッテリ電圧印加FE
T20のロジック回路305の出力20A、噴射期間全
領域で通電するFET40のロジック回路306の出力
40A、すべてが出力されなくなり、FET10,FE
T20、FET40のすべてがオフして、過大電流を遮
断することによりFETを保護することができる。
【0033】図6は、噴射パルス200Aの最初から制
御ユニット端子70Cが電線上でバッテリ1の+電位1
1にショートした場合の動作波形図である。通電用FE
T40にゲート信号40Aが与えられた時点t0から、
制御ユニットのコネクタ72を流れる電流50Bは、シ
ョート電流となって急激に増加する。時間t8で検出抵
抗50の電圧降下50Aがコンパレータ601の−端子
電圧より大きくなると、コンパレータ601の出力すな
わち処理回路600の出力600Aがハイレベルとな
り、オアゲート301の出力301Aがハイレベルとな
ってフリップフロップ302にリセット信号が入力され
る。その結果、フリップフロップ302の出力302A
がローレベル、アンドゲート303の出力303Aがロ
ーレベルとなり、高電圧印加FET10のロジック回路
304の出力10A、バッテリ電圧印加FET20のロ
ジック回路305の出力20A、噴射期間全領域で通電
するFET40のロジック回路306の出力40A、す
べてが出力されなくなり、FET10,FET20、F
ET40のすべてがオフして、過大電流を遮断すること
によりFETを保護することができる。このように、本
実施形態によれば、制御ユニットの端子からインジェク
タまでの配線間で、バッテリ−、バッテリ+、インジェ
クタの端子間のショートに対して、駆動素子を保護でき
る効果がある。
【0034】以上詳細に説明したように、本実施形態の
インジェクタ駆動回路は、ブースト電圧100Aを生成
するブースト回路100、インジェクタ70を駆動すべ
き噴射信号200Aを生成する制御回路200、供給さ
れる噴射信号200A及び電流検出信号に基づいて各F
ETに印加する噴射信号10A,20A,40Aを生成
するゲート駆動ロジック回路300、ブースト回路10
0の出力電流100Bを検出する検出抵抗80の端子電
圧80Aが設定値にあることを検出する高電圧出力電流
処理回路400、バッテリ1の出力電流1Bを検出する
検出抵抗90の端子電圧90Aが設定値にあることを検
出するバッテリ出力電流処理回路500、インジェクタ
電流70Aを検出する電流検出抵抗50が所定値にある
ことを検出する通電電流処理回路600を備え、制御回
路200から出力される噴射信号の期間中に、高電圧出
力電流処理回路400、バッテリ出力電流処理回路50
0及び通電電流処理回路600の少なくとも1つの出力
が、それぞれに設定された設定値を超えた場合、その時
点以降の噴射信号期間の全領域で、FET10,20,
40をオフするように構成したので、制御ユニットの出
力端子上のショートで生ずる過大な電流に対して、制御
ユニット内の駆動素子を保護することができ、フェール
セーフ性を向上させることができる。
【0035】ここで、図2に示すゲート駆動ロジック回
路300では、3入力のオアゲート301に電流検出の
各処理回路400,500,600の出力を入力してい
るが、ゲート駆動ロジック回路300を3つに分けて、
高電圧印加FET10のロジック回路304の処理、バ
ッテリ電圧印加FET20のロジック回路305の処
理、噴射期間全領域で通電するFET40のロジック回
路306の処理をそれぞれ独立させて、FET10,F
ET20、FET40をそれぞれ独立にオフして、過大
電流を遮断するようにしても良い。
【0036】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。図7は、第2の実施形態のインジェクタ駆動回路の
ゲート駆動ロジック回路の回路図である。本実施形態の
説明にあたり、図2と同一構成部分には同一符号を付し
て重複部分の説明を省略する。
【0037】図7において、310は、本実施形態のゲ
ート駆動ロジック回路であり、ゲート駆動ロジック回路
310は、各処理回路400,500,600の出力を
入力する3入力のオアゲート301、オアゲート301
の出力301Aを計数するカウンタ307、オアゲート
301の出力301Aとカウンタ307の出力307A
とのアンド論理をとるアンドゲート308、フリップフ
ロップ(FF)302、アンドゲート303、及びFE
T10,FET20、FET40をそれぞれ独立にオフ
して過大電流を遮断するロジック回路304,305,
306から構成される。
【0038】ゲート駆動ロジック回路310は、フリッ
プフロップ302の出力302Aをカウンタ307で計
数し、カウンタ307の出力307Aとオアゲート30
1の出力301Aをアンドゲート308の入力として、
アンドゲート308の出力308Aをフリップフロップ
302の入力としている。本ゲート駆動ロジック回路3
10は、図1のインジェクタ駆動回路のゲート駆動ロジ
ック回路300に代えて設置される。
【0039】以下、上述のように構成されたインジェク
タ駆動回路の動作を説明する。図8は、インジェクタ駆
動回路の各回路部の電圧及び電流の変化を示す動作波形
図であり、噴射パルス200Aの最初から制御ユニット
端子71が電線上でバッテリ1の−電位12にショート
した場合の例を示す。
【0040】図8の例では、オアゲート301の出力3
01Aをカウンタ307が5回計測すると、カウンタ3
07の出力307Aがローレベルとなる。t9以降、ア
ンドゲート308の出力308Aがローレベル一定で、
高電圧印加FET10のロジック回路304の出力10
A、バッテリ電圧印加FET20のロジック回路305
の出力20A、噴射期間全領域で通電するFET40の
ロジック回路306の出力40A、これらすべてが出力
されなくなり、FET10,FET20,FET40の
すべてがオフして、過大電流を遮断することによりFE
Tを保護することができる。
【0041】次に、本発明の第3の実施形態を説明す
る。自動車のエンジンは通常複数の気筒を有している。
複数気筒、例えば4気筒エンジン、6気筒エンジンで
は、対向気筒と称する吸入工程と排気工程の動作をして
いる気筒、すなわち4気筒の場合は第1気筒と第3気
筒、第2気筒と第4気筒、6気筒の場合は第1気筒と第
4気筒、第2気筒と第5気筒、第3気筒と第6気筒で、
通電用FET40を分ける以外、他の回路を共用化する
回路構成にする例が多い。この場合、対向2気筒のイン
ジェクタには同時に電流を流さないことに注目した回路
構成が本実施形態であり、噴射パルス200Aと200
Bが同時に与えられることはない。
【0042】図9は、第3の実施形態のインジェクタ駆
動回路の構成を示す回路図である。図9では多気筒エン
ジンのインジェクタ駆動回路のうち対向2気筒分の回路
を示している。図1と同一構成部分には同一符号を付し
て重複部分の説明を省略する。
【0043】図9において、3は対向気筒のインジェク
タ70(第1のインジェクタ),71(第2のインジェ
クタ)を駆動するインジェクタ駆動回路、100はブー
スト電圧100Aを生成するブースト回路、200は対
向気筒のインジェクタ70,71を駆動すべき噴射信号
200A,200Bを生成する制御回路、320は供給
される噴射信号200A,200B及び電流検出信号に
基づいて各FETに印加する噴射信号(ゲート信号)1
0A,20A,40A,41Aを生成するゲート駆動ロ
ジック回路(ゲート信号処理手段,遮断手段)である。
【0044】また、制御ユニットのインジェクタ71の
コネクタ端子71Cには、インジェクタ71の他方の端
子が接続されており、制御ユニット内ではインジェクタ
71の噴射期間全領域で通電する電流制御用FET41
(第3のスイッチ手段)と、FET40,FET41と
アース間に接続され、インジェクタ電流70A,71A
を検出する電流検出抵抗50とを直列に接続し、電流検
出抵抗50及びフリーホイールダイオード60のアノー
ドは共にバッテリ1のマイナス側に接続される。
【0045】ゲート駆動ロジック回路320は、対向気
筒のインジェクタ70と71の駆動に図1のゲート駆動
ロジック回路300を応用した回路であり、対向気筒の
インジェクタ70,71の噴射信号200A,200B
に対応する噴射信号40A,41Aが出力される以外
は、図1のゲート駆動ロジック回路300と同じ構成で
ある。制御回路200から第1気筒の噴射信号200A
と対向気筒の噴射信号200Bが入力されており、ゲー
ト駆動ロジック回路320で、この2信号200A,2
00BがFET40とFET41のゲート信号40A,
41Aを生成する。
【0046】また、上記ゲート駆動ロジック回路32
0、高電圧出力電流処理回路400、バッテリ出力電流
処理回路500、通電電流処理回路600、FET1
0,FET20,FET40,FET41、ダイオード
30,60、トランジスタ13,23及び抵抗11,1
2,14,21,22,24,50は、全体として対向
気筒処理回路700を構成する。
【0047】図10は、ゲート駆動ロジック回路32
0、高電圧出力電流処理回路400、バッテリ出力電流
処理回路500及び通電電流処理回路600の回路図で
あり、図2と同一構成部分には同一符号を付して重複部
分の説明を省略する。図10において、ゲート駆動ロジ
ック回路320は、電流検出の各処理回路400,50
0,600の出力を入力する3入力のオアゲート30
1、フリップフロップ(FF)302、アンドゲート3
03、噴射信号200A,200Bのオア論理をとるオ
アゲート309及びFET10,FET20、FET4
0,FET41をそれぞれ独立にオフして過大電流を遮
断するロジック回路304,305,306,321か
ら構成される。
【0048】以下、上述のように構成されたインジェク
タ駆動回路の動作を説明する。図11は、インジェクタ
駆動回路の各回路部の電圧及び電流の変化を示す動作波
形図であり、6気筒エンジンの噴射信号200A〜20
0F、インジェクタ電流70A〜75Aを示したもので
ある。図9に示すインジェクタ駆動回路は、図11の1
気筒と4気筒に対応しており、1気筒の噴射信号200
AがT1+T2MAXの時間は、4気筒の噴射信号20
0Bが与えられるまでの時間T3よりも短い。
【0049】本実施形態は、前記のエンジンに適用する
もので、対向2気筒分の回路である。対向2気筒のイン
ジェクタ70,71の動作には噴射信号200Aと20
0Bが与えられる。高電圧100Aの印加とバッテリ電
圧1Aの印加をFET10とFET20で共用し、端子
70Bと71Bに共通に出力する回路構成にしたもので
ある。なお、端子70Cと71Cはそれぞれの気筒毎に
分け、FET40とFET41でそれぞれのインジェク
タに電流が流れるようになっている。
【0050】また、図10に示すように、本実施形態
は、高電圧の出力電流100B、バッテリ1から流れる
電流1B,FET40とFET41を流れる電流50B
を検出する抵抗80,90,50が接続されている。図
2と異なるのは、対向2気筒の噴射パルス200Aと2
00Bがオアゲート309に入力され、その出力309
Aがフリップフロップ302のセット信号とアンドゲー
ト303に入力されていることである。これより、対向
2気筒がそれぞれ動作している時に、制御ユニットの端
子70B,71Cがバッテリ1の−電位、+電位にショ
ート、又は端子70C,71Cがバッテリ1の+電位に
ショートされた場合、処理回路400,500,600
で過大電流を検出して、処理回路300に入力されFE
T10,FET20,FET40,FET41のゲート
信号10A,20A,40A,41Aをオフにする。
【0051】本実施形態によれば、制御ユニットの端子
から2つのインジェクタまでの配線間で、バッテリ−、
バッテリ+、インジェクタの端子間のショートに対し
て、駆動素子を保護できる効果がある。また、2気筒分
のインジェクタ電流70A,71Aの制御ができ、第1
の実施形態と同一の効果を得ることができることに加
え、制御回路200及びゲート駆動ロジック回路320
の該当する回路部分を削減することができる。
【0052】次に、本発明の第4の実施形態を説明す
る。本実施形態は、図9及び図10に示した第3の実施
形態のインジェクタ駆動回路を拡張して、実用的な6気
筒エンジンでインジェクタを駆動する場合の例であり、
図11の6気筒の動作に対応する。図12は、第4の実
施形態のインジェクタ駆動回路の構成を示す回路図であ
り、図9と同一構成部分には同一符号を付して重複部分
の説明を省略する。
【0053】図12において、本インジェクタ駆動回路
は、第1気筒と第4気筒のインジェクタ70,71、第
2気筒と第5気筒のインジェクタ72,73、第3気筒
と第6気筒のインジェクタ74,75の処理回路がそれ
ぞれ共用化されている。高電圧の出力電流100Bを検
出する抵抗80は、6気筒で共用し、バッテリ1から流
れる電流1B,1C,1Dは抵抗90,91,92によ
りそれぞれが検出され、各対向気筒処理回路700,7
10,720で処理される。
【0054】対向気筒処理回路700は、図9に示した
対向気筒処理回路700と同一構成であり、第1気筒の
噴射信号200A,第4気筒の噴射信号200Bとバッ
テリ1から流れる電流1Bの検出値90Aと高電圧の出
力電流100Bの検出値80Aによる処理を行う。6気
筒ではこの他に、第2気筒の噴射信号200C,第5気
筒の噴射信号200Dとバッテリ1から流れる電流1C
の検出値91Aと高電圧の出力電流100Bの検出値8
0Aによる処理を行う対向気筒処理回路710と、第3
気筒の噴射信号200E,第6気筒の噴射信号200F
とバッテリ1から流れる電流1Dの検出値92Aと高電
圧の出力電流100Bの検出値80Aによる処理を行う
対向気筒処理回路720とを有する。対向気筒処理回路
710,720は、対向気筒処理回路700と同様な構
成をとる。
【0055】図13は、6気筒エンジンで回路を共用し
た場合の対向気筒処理回路及びゲート駆動ロジック回路
の構成を示す図である。図13には、対向気筒処理回路
700に含まれる回路であるゲート駆動ロジック回路3
20、高電圧出力電流処理回路400、バッテリ出力電
流処理回路500及び通電電流処理回路600が示さ
れ、図9の番号と一致する。
【0056】また、対向気筒処理回路710には、高電
圧出力電流処理回路400を除く、ゲート駆動ロジック
回路330、バッテリ出力電流処理回路510及び通電
電流処理回路610が含まれ、同様に、対向気筒処理回
路720には、ゲート駆動ロジック回路340、バッテ
リ出力電流処理回路520及び通電電流処理回路620
が含まれ、対向気筒処理回路710,720は、対向気
筒処理回路700に含まれる回路の入出力信号が異なる
以外は、内部の構成、動作は同等である。
【0057】6気筒共用で高電圧出力電流処理回路40
0が1つ、すなわち6気筒共用で高電圧の出力電流10
0Bが検出抵抗80で検出できる理由について説明す
る。インジェクタ電流の第1の電流レベルI1を流す期
間は、一般的な数値で言えば0.5ms以下であり、隣
接する気筒の時間間隔が0.5msのエンジン回転数は
40000r/minに相当し、実用上実現できない回
転数であるので、実用上隣接気筒でインジェクタ電流の
第1の電流レベルI1を流す期間が重なることはない。
そのため、噴射パルスに対応する高電圧の出力電流10
0Bはロジック上容易に判定することができる。
【0058】本実施形態では、複数気筒時には高電圧の
出力電流100Bの検出は、検出抵抗80で検出できる
ので、回路の簡素化ができると共に、制御ユニットの端
子から複数のインジェクタまでの配線間で、バッテリ
−、バッテリ+、インジェクタの端子間のショートに対
して、駆動素子を保護できる効果がある。また、2気筒
分のインジェクタ駆動回路を共用化しているが、より多
くの駆動回路を共用化してもよく、このように構成すれ
ば、さらに多気筒のインジェクタの制御ができる。
【0059】次に、本発明の第5の実施形態を説明す
る。図14及び図15は、第5の実施形態のインジェク
タ駆動回路の構成を示す回路図であり、図12及び図1
3と同一構成部分には同一符号を付して重複部分の説明
を省略する。
【0060】図14において、本インジェクタ駆動回路
は、第1気筒と第4気筒のインジェクタ70,71、第
2気筒と第5気筒のインジェクタ72,73、第3気筒
と第6気筒のインジェクタ74,75の処理回路がそれ
ぞれ共用化されている。高電圧の出力電流100Bを検
出する抵抗80は、6気筒で共用し、バッテリ1から流
れる電流1Eは抵抗93により検出されて処理される。
【0061】これに対応して、図15に示すように、バ
ッテリ出力電流処理回路530は1つであり、さらにゲ
ート駆動ロジック回路320も1つである。なお、バッ
テリ出力電流の検出のしきい値は3つのインジェクタグ
ループの電流が同時に流れることがあるので、図12の
場合よりも高い値に設定される。
【0062】本実施形態では、バッテリ出力電流の検出
を簡略化することができ、一層のコスト低減を図ること
ができる。
【0063】次に、本発明の第6の実施形態を説明す
る。図16及び図17は、第6の実施形態のインジェク
タ駆動回路の構成を示す回路図であり、図12及び図1
3と同一構成部分には同一符号を付して重複部分の説明
を省略する。
【0064】図16において、本インジェクタ駆動回路
は、第1気筒と第4気筒のインジェクタ70,71、第
2気筒と第5気筒のインジェクタ72,73、第3気筒
と第6気筒のインジェクタ74,75の処理回路がそれ
ぞれ共用化されている。高電圧の出力電流100Bを検
出する抵抗80は、6気筒で共用し、バッテリ1から流
れる電流1B,1C,1Dは抵抗90,91,92によ
りそれぞれが検出され、各対向気筒処理回路700,7
10,720で処理される。
【0065】さらに、対向気筒ごとに、インジェクタ7
0,71のグループ、72,73のグループ、74,7
5のグループにそれぞれ高電圧を印加するFETを分け
て、それぞれのFETと直列に電流検出抵抗80,8
1,82を接続する。これに対応して、図17に示すよ
うに、高電圧出力電流処理回路400を、それぞれ高電
圧出力電流処理回路400,410,420に分けて、
電流検出抵抗80,81,82の出力を入力するように
構成する。本実施形態でも、第4の実施形態と同様の効
果を得ることができ、より一層信頼性の向上を図ること
ができる。
【0066】次に、本発明の第7の実施形態を説明す
る。図18は、ゲート駆動ロジック回路の回路図であ
り、対向2気筒に対応させて示した図である。図10と
同一構成部分には同一符号を付して重複部分の説明を省
略する。図18において、ゲート駆動ロジック回路35
0は、さらにオアゲート309を微分して微分出力35
5Aをフリップフロップ302に出力する微分回路35
5を備えて構成される。
【0067】第3の実施形態では、過大電流検出後、F
ET10,FET20,FET40,FET41をオフ
して素子の保護を図っていたが、本実施形態では、過大
電流の情報、すなわちフリップフロップ302の出力3
02Aを診断信号として制御回路200に入力するよう
にした。
【0068】図19及び図20は、6気筒エンジンの場
合について、診断信号の判定方法とその復帰を説明する
動作波形図であり、図19は、制御ユニット端子70B
(図12参照)がバッテリ1の−電位にショートした場
合の動作波形を、図20は制御ユニット端子70Cがバ
ッテリの+電位にショートした場合の動作波形をそれぞ
れ示している。
【0069】図19に示すように、制御ユニット端子7
0Bが−電位にショートしたときの動作は、時間t0で
第1気筒の噴射信号200Aが出力され、時間t10で
バッテリ出力電流処理回路500が出力500Aを出力
すると、フリップフロップ302にはリセットが入力さ
れて出力302Aがローレベルとなって制御回路200
に入力される。そして、第1気筒の噴射信号200Aの
終了時点t11で制御回路200は、診断信号302A
がローレベルであることを判定し、第1気筒の噴射によ
る異常状態を記憶する。次に、第1気筒と対向する第4
気筒の噴射信号200Bが出力されると、その立上りに
同期した微分回路355の出力により、時間t12でフ
ルップフロップ302がセットされて診断信号302A
はハイレベルに復帰する。制御ユニット端子70Bの−
電位ショートでは、対向気筒である第4気筒の噴射信号
200Bによってもやはり過大電流を検出するので、時
間t13で診断信号302Aがローレベルとなり、噴射
信号200Bの終了時点t14で制御回路200は、診
断信号302Aがローレベルであることを判定し、第4
気筒の噴射による異常状態を記憶する。
【0070】ここで、第2,第5気筒の診断信号312
A、第3,第6気筒の診断信号322Aは共にハイレベ
ルであり、これらはそれぞれの噴射信号の終了時点で正
常状態であることを記憶する。
【0071】また、図20に示すように、制御ユニット
端子70Cが+電位にショートしたときの動作は、時間
t0で第1気筒の噴射信号200Aが出力され、時間t
15で通電電流処理回路600が出力600Aを出力す
ると、フリップフロップ302にはリセットが入力され
て出力302Aがローレベルとなって制御回路200に
入力される。そして、第1気筒の噴射信号200Aの終
了時点t16で制御回路200は、診断信号302Aが
ローレベルであることを判定し、第1気筒の噴射による
異常状態を記憶する。次に、第1気筒と対向する第4気
筒の噴射信号200Bが出力されると、その立上りに同
期した微分回路355の出力により、時間t17でフル
ップフロップ302がセットされて診断信号302Aは
ハイレベルに復帰する。制御ユニット端子70Cの+電
位ショートでは、噴射信号200Aが出力されたときの
みで過大電流を検出するので、対向気筒である第4気筒
の噴射では異常状態とはならないので、噴射信号200
Bの終了時点t18では、診断信号302Aはハイレベ
ルであり正常状態であることを記憶する。
【0072】ここで、第2,第5気筒の診断信号312
A、第3,第6気筒の診断信号322Aは共にハイレベ
ルであり、これらはそれぞれの噴射信号の終了時点で正
常状態であることを記憶する。本実施形態では、第1及
び第4の実施形態と同一の効果を得ることができること
に加え、異常が生じた気筒と原因を判定できる効果があ
る。
【0073】なお、上記各実施形態において、制御回路
200及びゲート駆動ロジック回路300,310,3
20,330,340,350を、マイクロコンピュー
タにより構成するようにしてもよい。マイクロコンピュ
ータを用いて構成すれば、前記各実施形態と同一の効果
が得られることに加え、回路を使用しないためこの回路
部分のコストが低減できるほか、信号発生タイミングの
調整や経年変化による修正等が不要になる。実際の回路
上では、上記各実施形態のように制御回路を複数で構成
する場合には、マイクロコンピュータを用いる方が好ま
しい。
【0074】以上、本発明の実施形態について詳述した
が、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しな
い範囲で、設計において種々の変更ができるものであ
る。例えば、ブースト回路100を構成するコンデン
サ、各スイッチ手段の種類や数、また、ゲート駆動ロジ
ック回路におけるゲート信号生成方法は種々の設計変更
が可能である。同様に、各スイッチ手段としてMOSF
ETを用いているが種類や組み合わせは一例に過ぎず、
信号の立上り、立下り、アクティブ状態も適宜変更可能
である。また、阻止手段や電流検出手段等の種類も適宜
適当な部材を用いることができ同等の回路を構成するこ
とも可能である。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明に係るインジェクタ駆動回路は、電線で接続されたイ
ンジェクタの端子と制御ユニットのコネクタ端子間で、
バッテリの(−)(+)へのショートが生じた場合であ
っても、制御ユニットのインジェクタ駆動素子の過電流
を防止することができ、インジェクタ駆動素子を保護す
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のインジェクタ駆動回
路の構成を示す回路図。
【図2】本実施形態のインジェクタ駆動回路のゲート駆
動ロジック回路、高電圧出力電流処理回路、バッテリ出
力電流処理回路及び通電電流処理回路の回路図。
【図3】本実施形態のインジェクタ駆動回路の各回路部
の電圧及び電流の変化を示す動作波形図。
【図4】本実施形態のインジェクタ駆動回路の各回路部
の電圧及び電流の変化を示す動作波形図。
【図5】本実施形態のインジェクタ駆動回路の各回路部
の電圧及び電流の変化を示す動作波形図。
【図6】本実施形態のインジェクタ駆動回路の各回路部
の電圧及び電流の変化を示す動作波形図。
【図7】第2の実施形態のインジェクタ駆動回路のゲー
ト駆動ロジック回路の回路図。
【図8】本実施形態のインジェクタ駆動回路の各回路部
の電圧及び電流の変化を示す動作波形図。
【図9】本発明の第3の実施形態のインジェクタ駆動回
路の構成を示す回路図。
【図10】本実施形態のインジェクタ駆動回路のゲート
駆動ロジック回路、高電圧出力電流処理回路、バッテリ
出力電流処理回路及び通電電流処理回路の回路図。
【図11】本実施形態のインジェクタ駆動回路の各回路
部の電圧及び電流の変化を示す動作波形図。
【図12】本発明の第4の実施形態のインジェクタ駆動
回路の構成を示す回路図。
【図13】本実施形態のインジェクタ駆動回路の6気筒
エンジンで回路を共用した場合の対向気筒処理回路及び
ゲート駆動ロジック回路の構成を示す図。
【図14】本発明の第5の実施形態のインジェクタ駆動
回路の構成を示す回路図。
【図15】本実施形態のインジェクタ駆動回路の構成を
示す回路図。
【図16】本発明の第6の実施形態のインジェクタ駆動
回路の構成を示す回路図。
【図17】本実施形態のインジェクタ駆動回路の構成を
示す回路図。
【図18】本発明の第7の実施形態のインジェクタ駆動
回路のゲート駆動ロジック回路の回路図。
【図19】本実施形態のインジェクタ駆動回路の6気筒
エンジンの場合について、診断信号の判定方法とその復
帰を説明する動作波形図。
【図20】本実施形態のインジェクタ駆動回路の6気筒
エンジンの場合について、診断信号の判定方法とその復
帰を説明する動作波形図。
【符号の説明】
1…バッテリ 2,3…インジェクタ駆動回路 10…高電圧印加用FET(第1のスイッチ手段) 20…VB印加用FET(第2のスイッチ手段) 30…阻止ダイオード(阻止手段) 40…電流制御用FET(第3のスイッチ手段) 41…電流制御用FET(第4のスイッチ手段) 50…電流検出抵抗(電流検出手段) 60…フリーホイールダイオード 70,72,74…インジェクタ(第1のインジェク
タ) 71,73,75…インジェクタ(第2のインジェク
タ) 100…ブースト回路(高電圧発生手段) 200…制御回路(制御手段) 300,310,320,330,340,350…ゲ
ート駆動ロジック回路(ゲート信号処理手段,遮断手
段) 301,309…オアゲート 302…フリップフロップ(FF) 303…アンドゲート 304,305,306,321…ロジック回路 355…微分回路 400,410,420…高電圧出力電流処理回路(高
電圧電流検出手段) 500,510,520…バッテリ出力電流処理回路
(バッテリ電流検出手段) 600,610,620…通電電流処理回路(通電電流
検出手段) 700,710,720…対向気筒処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日野 和隆 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 Fターム(参考) 3G066 AA02 AB02 BA28 CC06U CD26 CE22 DC26 3G301 HA04 JB00 LB04 LC01 MA11 NA05 NA08 NE00 PG00A PG02A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インジェクタと、 バッテリ電圧から高電圧を発生する高電圧発生手段と、 前記インジェクタの一方の端子に接続され、動作信号に
    応じて前記高電圧を印加する第1のスイッチ手段と、 前記インジェクタの一方の端子に接続され、動作信号に
    応じて前記インジェクタにバッテリ電圧を印加する第2
    のスイッチ手段と、 前記第2のスイッチ手段と直列に接続され、前記高電圧
    を阻止する阻止手段と、 アース間に接続されて、前記インジェクタに流れる電流
    を還流するダイオードと、 前記インジェクタの他方の端子に接続され、前記高電圧
    と前記バッテリ電圧が印加されている期間電流を通電す
    る第3のスイッチ手段と、 前記第3のスイッチ手段とアース間に接続された通電電
    流検出手段と、 噴射信号を出力する制御手段と、 前記電流検出手段の検出値により前記噴射信号期間で前
    記第1、第2及び第3のスイッチ手段を切替えるゲート
    信号処理手段とを備えるインジェクタ駆動回路におい
    て、 前記高電圧発生手段から流れる電流を検出する高電圧電
    流検出手段と、 前記バッテリから流れる電流を検出するバッテリ電流検
    出手段と、 前記制御手段から出力される噴射信号の期間中に、前記
    高電圧電流検出手段、前記バッテリ電流検出手段及び前
    記通電電流検出手段の少なくとも1つの出力が、それぞ
    れに設定された設定値を超えた場合、その時点以降の前
    記噴射信号期間の全領域で、前記第1、第2及び第3の
    スイッチ手段をオフする遮断手段とを備えることを特徴
    とするインジェクタ駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記遮断手段は、 次に前記制御手段から噴射信号が出力されたとき、前記
    第1、第2及び第3のスイッチ手段のスイッチング動作
    を再開可能にすることを特徴とする請求項1記載のイン
    ジェクタ駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記遮断手段の出力の回数を計測する計
    測手段を備え、 あらかじめ設定した回数に達した後は、次に前記制御手
    段から噴射信号が出力されても、前記第1、第2及び第
    3のスイッチ手段の動作を再開不能にすることを特徴と
    する請求項1記載のインジェクタ駆動回路。
  4. 【請求項4】 インジェクタと、 バッテリ電圧から高電圧を発生する高電圧発生手段と、 前記インジェクタの一方の端子に接続され、動作信号に
    応じて前記高電圧を印加する第1のスイッチ手段と、 前記インジェクタの一方の端子に接続され、動作信号に
    応じて前記インジェクタにバッテリ電圧を印加する第2
    のスイッチ手段と、 前記第2のスイッチ手段と直列に接続され、前記高電圧
    を阻止する阻止手段と、 アース間に接続されて、前記インジェクタに流れる電流
    を還流するダイオードと、 前記インジェクタの他方の端子に接続され、前記高電圧
    と前記バッテリ電圧が印加されている期間電流を通電す
    る第3のスイッチ手段と、 前記第3のスイッチ手段とアース間に接続された通電電
    流検出手段と、 噴射信号を出力する制御手段と、 前記電流検出手段の検出値により前記噴射信号期間で前
    記第1、第2及び第3のスイッチ手段を切替えるゲート
    信号処理手段とを備えるインジェクタ駆動回路におい
    て、 前記高電圧発生手段から流れる電流を検出する高電圧電
    流検出手段と、 前記バッテリから流れる電流を検出するバッテリ電流検
    出手段と、 前記制御手段から出力される噴射信号の期間中に、前記
    高電圧電流検出手段、前記バッテリ電流検出手段及び前
    記通電電流検出手段の少なくとも1つの出力が、それぞ
    れに設定された設定値を超えた場合、その時点以降の前
    記噴射信号期間の全領域で、前記第1、第2及び第3の
    スイッチ手段のうち少なくとも1つをオフする遮断手段
    とを備えることを特徴とするインジェクタ駆動回路。
  5. 【請求項5】 第1及び第2のインジェクタと、 バッテリ電圧から高電圧を発生する高電圧発生手段と、 前記第1及び第2のインジェクタの共通接続された一方
    の端子に接続され、動作信号に応じて前記高電圧を印加
    する第1のスイッチ手段と、 前記第1及び第2のインジェクタの共通接続された一方
    の端子に接続され、動作信号に応じて前記インジェクタ
    にバッテリ電圧を印加する第2のスイッチ手段と、 前記第2のスイッチ手段と直列に接続され、前記高電圧
    を阻止する阻止手段と、 アース間に接続されて、前記第1及び第2のインジェク
    タに流れる電流を還流するダイオードと、 前記第1のインジェクタの他方の端子に接続され、前記
    高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期間電流を
    通電する第3のスイッチ手段と、 前記第2のインジェクタの他方の端子に接続され、前記
    高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期間電流を
    通電する第4のスイッチ手段と、 前記第3及び第4のスイッチ手段とアース間に接続され
    た電流検出手段と、 噴射信号を出力する制御手段と、 前記電流検出手段の検出値により前記噴射信号期間で前
    記第1、第2、第3及び第4のスイッチ手段を切替える
    ゲート信号処理手段とを備えるインジェクタ駆動回路に
    おいて、 前記高電圧発生手段から流れる電流を検出する高電圧電
    流検出手段と、 前記バッテリから流れる電流を検出するバッテリ電流検
    出手段と、 前記制御手段から出力される噴射信号の期間中に、前記
    高電圧電流検出手段、前記バッテリ電流検出手段及び前
    記通電電流検出手段の少なくとも1つの出力が、それぞ
    れに設定された設定値を超えた場合、前記第1及び第2
    のインジェクタに対してその時点以降の前記噴射信号期
    間の全領域で、前記第1、第2、第3及び第4のスイッ
    チ手段をオフする遮断手段とを備えることを特徴とする
    インジェクタ駆動回路。
  6. 【請求項6】 第1及び第2のインジェクタからなるイ
    ンジェクタ対の複数と、 バッテリ電圧から高電圧を発生する高電圧発生手段と、 前記第1及び第2のインジェクタの共通接続された一方
    の端子に接続され、動作信号に応じて前記高電圧を印加
    する第1のスイッチ手段と、 前記第1及び第2のインジェクタの共通接続された一方
    の端子に接続され、動作信号に応じて前記第1及び第2
    のインジェクタにバッテリ電圧を印加する第2のスイッ
    チ手段と、 前記第2のスイッチ手段と直列に接続され、前記高電圧
    を阻止する阻止手段と、 アース間に接続されて、前記第1及び第2のインジェク
    タに流れる電流を還流するダイオードと、 前記第1のインジェクタの他方の端子に接続され、前記
    高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期間電流を
    通電する第3のスイッチ手段と、 前記第2のインジェクタの他方の端子に接続され、前記
    高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期間電流を
    通電する第4のスイッチ手段と、 前記第3及び第4のスイッチ手段とアース間に接続され
    た電流検出手段と、 噴射信号を出力する制御手段と、 前記電流検出手段の検出値により前記噴射信号期間で前
    記第1、第2、第3及び第4のスイッチ手段を切替える
    ゲート信号処理手段とを備えるインジェクタ駆動回路に
    おいて、 すべてのインジェクタに対して前記高電圧発生手段から
    流れる電流を検出する高電圧電流検出手段と、 前記第1及び第2のインジェクタに対して、前記バッテ
    リから流れる電流を検出するバッテリ電流検出手段と、 前記制御手段から出力される噴射信号の期間中に、前記
    高電圧電流検出手段、前記バッテリ電流検出手段及び前
    記通電電流検出手段の少なくとも1つの出力が、それぞ
    れに設定された設定値を超えた場合、前記第1及び第2
    のインジェクタに対してその時点以降の前記噴射信号期
    間の全領域で、前記第1、第2、第3及び第4のスイッ
    チ手段をオフする遮断手段とを備えることを特徴とする
    インジェクタ駆動回路。
  7. 【請求項7】 第1及び第2のインジェクタからなるイ
    ンジェクタ対の複数と、 バッテリ電圧から高電圧を発生する高電圧発生手段と、 前記第1及び第2のインジェクタの共通接続された一方
    の端子に接続され、動作信号に応じて前記高電圧を印加
    する第1のスイッチ手段と、 前記第1及び第2のインジェクタの共通接続された一方
    の端子に接続され、動作信号に応じて前記第1及び第2
    のインジェクタにバッテリ電圧を印加する第2のスイッ
    チ手段と、 前記第2のスイッチ手段と直列に接続され、前記高電圧
    を阻止する阻止手段と、 アース間に接続されて、前記第1及び第2のインジェク
    タに流れる電流を還流するダイオードと、 前記第1のインジェクタの他方の端子に接続され、前記
    高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期間電流を
    通電する第3のスイッチ手段と、 前記第2のインジェクタの他方の端子に接続され、前記
    高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期間電流を
    通電する第4のスイッチ手段と、 前記第3及び第4のスイッチ手段とアース間に接続され
    た電流検出手段と、 噴射信号を出力する制御手段と、 前記電流検出手段の検出値により前記噴射信号期間で前
    記第1、第2、第3及び第4のスイッチ手段を切替える
    ゲート信号処理手段とを備えるインジェクタ駆動回路に
    おいて、 すべてのインジェクタに対して前記高電圧発生手段から
    流れる電流を検出する高電圧電流検出手段と、 前記第1及び第2のインジェクタに対して、前記バッテ
    リから流れる電流を検出するバッテリ電流検出手段と、 前記制御手段から出力される噴射信号の期間中に、前記
    高電圧電流検出手段、前記バッテリ電流検出手段及び前
    記通電電流検出手段の少なくとも1つの出力が、それぞ
    れに設定された設定値を超えた場合、前記第1及び第2
    のインジェクタに対してその時点以降の前記噴射信号期
    間の全領域で、前記高電圧電流検出手段、前記バッテリ
    電流検出手段及び前記通電電流検出手段の出力に対応し
    た、前記第1、第2、第3及び第4のスイッチ手段のう
    ち少なくとも1つをオフする遮断手段とを備えることを
    特徴とするインジェクタ駆動回路。
  8. 【請求項8】 第1及び第2のインジェクタからなるイ
    ンジェクタ対の複数と、 バッテリ電圧から高電圧を発生する高電圧発生手段と、 前記第1及び第2のインジェクタの共通接続された一方
    の端子に接続され、動作信号に応じて前記高電圧を印加
    する第1のスイッチ手段と、 前記第1及び第2のインジェクタの共通接続された一方
    の端子に接続され、動作信号に応じて前記第1及び第2
    のインジェクタにバッテリ電圧を印加する第2のスイッ
    チ手段と、 前記第2のスイッチ手段と直列に接続され、前記高電圧
    を阻止する阻止手段と、 アース間に接続されて、前記第1及び第2のインジェク
    タに流れる電流を還流するダイオードと、 前記第1のインジェクタの他方の端子に接続され、前記
    高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期間電流を
    通電する第3のスイッチ手段と、 前記第2のインジェクタの他方の端子に接続され、前記
    高電圧と前記バッテリ電圧が印加されている期間電流を
    通電する第4のスイッチ手段と、 前記第3及び第4のスイッチ手段とアース間に接続され
    た電流検出手段と、 噴射信号を出力する制御手段と、 前記電流検出手段の検出値により前記噴射信号期間で前
    記第1、第2、第3及び第4のスイッチ手段を切替える
    ゲート信号処理手段とを備えるインジェクタ駆動回路に
    おいて、 すべてのインジェクタに対して前記高電圧発生手段から
    流れる電流を検出する高電圧電流検出手段と、 前記第1及び第2のインジェクタに対して、前記バッテ
    リから流れる電流を検出するバッテリ電流検出手段と、 前記制御手段から出力される噴射信号の期間中に、前記
    高電圧電流検出手段、前記バッテリ電流検出手段及び前
    記通電電流検出手段の少なくとも1つの出力が、それぞ
    れに設定された設定値を超えた場合、前記第1及び第2
    のインジェクタに対してその時点以降の前記噴射信号期
    間の全領域で、前記第1、第2、第3及び第4のスイッ
    チ手段をオフする遮断手段とを備え、 前記制御手段は、前記噴射信号の期間終了時点で、前記
    遮断手段が遮断動作をしたとき、該当する噴射信号に対
    応する気筒を異常状態のある気筒であると判定すること
    を特徴とするインジェクタ駆動回路。
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