JP2008534855A - 燃料噴射器用の制御システム - Google Patents

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Abstract

燃料噴射器(32)用の制御システム(35)が開示される。制御システムは、第1の位置と第2の位置との間で可動な弁体(120)と、弁体に連結されたアーマチュア(118)と、アーマチュアおよび連結された弁体を移動させるように構成されたソレノイド(116)と、ソレノイドに連通する制御装置(53)とを有する。制御装置は、第1の位置から第2の位置に向かう弁体の移動を開始するために第1の電流レベルでソレノイドを通電するように、第1の位置から第2の位置に向かう弁体の移動中に、第1の電流レベルよりも小さい第2の電流レベルでソレノイドを通電するように、弁体が第2の位置に達した後に、第2の電流レベルよりも小さい第3の電流レベルでソレノイドを通電するように、そして弁体が、所定期間、第2の位置に存在した後に、第3の電流レベルよりも小さい第4の電流レベルでソレノイドを通電するように構成される。

Description

本開示は、制御システム、より詳しくは、燃料噴射器用の制御システムに関する。
コモンレール燃料噴射器は、エンジンの燃焼室に燃料を導入するための方法を提供する。典型的なコモンレール燃料噴射器は、ソレノイドが通電されたときに燃料噴射ノズルを開口する作動ソレノイドを含む。次に、燃料が、ソレノイドが通電し続ける期間に基づいて燃焼室内に噴射される。燃料供給のタイミングおよび継続時間の両方の正確な制御は、エンジンの性能およびエミッションにとって重要である。
エンジンの性能およびエミッションを最適化するために、エンジン製造業者は、ソレノイドが通電されまたその電源が絶たれる時間と、ソレノイドに印加される電流の大きさとを変更し得る。このような1つの例は、1990年5月8日にシノグレ(Shinogle)らに交付された(特許文献1)に記載されている。(特許文献1)は、噴射制御弁の作動を制御するソレノイド制御回路を記載している。ソレノイド制御回路は、プルイン電流レベルとホールドイン電流レベルと中間電流レベルとを有する3つの階層電流波形を提供する。プルインレベルでソレノイドを通電することにより、制御弁の移動とエンジンへの燃料の流れとが開始される。制御弁の移動が開始された後に、電流レベルは、プルイン電流レベルよりも小さいが、制御弁の移動を継続するには十分な大きさの中間レベルに低減される。次に、印加された電流は、移動された位置に制御弁を保持するように、ホールドインレベルにさらに低減される。その次に、ソレノイドの電源を絶って、制御弁をその初期位置に戻し、エンジンへの燃料の流れを停止することが可能である。
(特許文献1)のソレノイド制御回路はエンジン内に燃料を十分に噴射し得るが、そのソレノイド制御回路は、制御弁の跳ね上がりと、その結果として生じる影響とを最小限に抑えることがほとんどないであろう。特に、移動している制御弁の慣性と、それに関連する燃料とによって、制御弁は、完全開放時に、上部シートから跳ね上がってしまうことがあり、これによって、燃料供給特性が悪影響を受ける。(特許文献1)のホールドイン電流は、単一の階層であるので、そのホールドイン電流は、制御弁の跳ね上がりを十分に最小限に抑えるには不十分であろう。その代わりに、(特許文献1)のホールドイン電流が、制御弁の跳ね上がりを最小限に抑えるのに十分であった場合、そのホールドイン電流は、跳ね上がる傾向が減少された後、移動された位置に制御弁を保持するには不十分であることがある。さらに、(特許文献1)は、密接に関連する噴射の間の跳ね上がりの影響に適応するかまたは制御弁の閉鎖移動を減衰させて、跳ね戻りの可能性を最小限に抑えるように、階層レベルを調整しない。
米国特許第4,922,878号明細書
本開示の制御システムは上記課題の1つ以上を解決する。
本開示の一形態は、燃料噴射器用の制御システムに関する。制御システムは、第1の位置と第2の位置との間で可動な弁体と、弁体に連結されたアーマチュアとを含む。制御システムは、アーマチュアおよび連結された弁を移動させるように構成されたソレノイドと、ソレノイドに連通する制御装置とを含む。制御装置は、第1の位置から第2の位置に向かう弁体の移動を開始し、これによって、燃料噴射を開始するために、第1の電流レベルでソレノイドを通電するように構成される。さらに、制御装置は、第1の位置から第2の位置に向かう弁体の移動中に、第1の電流レベルよりも小さい第2の電流レベルでソレノイドを通電するように、また弁体が第2の位置に達した後に、第2の電流レベルよりも小さい第3の電流レベルでソレノイドを通電するように構成される。その上、制御装置は、弁体が、所定期間、第2の位置に存在した後に、第3の電流レベルよりも小さい第4の電流レベルでソレノイドを通電するように、また弁体を第1の位置に戻し、これによって、燃料噴射を停止するために、ソレノイドの電源を絶つように構成される。
本開示の他の形態は、ソレノイド、および第1の位置と第2の位置との間で可動な弁体に連結されたアーマチュアを有する燃料噴射器を制御する方法に関する。本方法は、第1の位置から第2の位置に向かう弁体の移動を開始し、これによって、燃料噴射を開始するように、第1の電流レベルでソレノイドを通電するステップを含む。さらに、本方法は、第1の位置から第2の位置に向かう弁体の移動中に、第1の電流レベルよりも小さい第2の電流レベルでソレノイドを通電するステップと、弁体が第2の位置に達した後に、第2の電流レベルよりも小さい第3の電流レベルでソレノイドを通電するステップとを含む。その上、本方法は、弁体が、所定期間、第2の位置に存在した後に、第3の電流レベルよりも小さい第4の電流レベルでソレノイドを通電するステップと、弁体を第1の位置に戻し、これによって、燃料噴射を停止するように、ソレノイドの電源を絶つステップとを含む。
図1は、エンジン10と燃料システム12の例証的な実施形態とを示している。本開示では、エンジン10は、4ストロークディーゼルエンジンとして図示かつ記載されている。しかし、当業者は、エンジン10が、例えば、ガソリンエンジンまたはガス燃料エンジンのような他の任意の種類の内燃機関であってもよいことを認識するであろう。エンジン10は、複数のシリンダ16を画成するエンジンブロック14と、それぞれのシリンダ16内に摺動可能に配置されたピストン18と、それぞれのシリンダ16に関連するシリンダヘッド20とを含み得る。
シリンダ16、ピストン18、およびシリンダヘッド20によって、燃焼室22を形成することが可能である。図示されている実施形態では、エンジン10は、6つの燃焼室22を含む。しかし、エンジン10が、より多いかまたはより少ない数の燃焼室22を含み得ることと、燃焼室22を「直列」構成、「V字」構成、または他の任意の適切な構成で配置し得ることが考慮される。
さらに、図1に示されているように、エンジン10は、エンジンブロック14内に回転可能に配置されるクランクシャフト24を含むことが可能である。コネクティングロッド26によって、それぞれのピストン18をクランクシャフト24に連結することが可能であり、この結果、それぞれの個々のシリンダ16内のピストン18の摺動運動により、クランクシャフト24の回転が生じる。同様に、クランクシャフト24の回転によって、ピストン18の摺動運動が生じ得る。
燃料システム12は、それぞれの燃焼室22内への加圧燃料の噴射を行うように協働する構成部材を含むことが可能である。具体的には、燃料システム12は、燃料供給を継続するように構成されたタンク28と、燃料を加圧するようにまたコモンレール34を介して加圧燃料を複数の燃料噴射器32に導くように構成された燃料ポンプ装置30と、制御システム35とを含んでもよい。
燃料ポンプ装置30は、燃料の圧力を増大させるように、また加圧された1つ以上の燃料流をコモンレール34に導くように機能する1つ以上のポンプ装置を含み得る。一実施例において、燃料ポンプ装置30は、燃料ライン40を介して連続して配置されかつ流体連結された低圧源36および高圧源38を含む。低圧源36は、低圧フィードを高圧源38に供給するように構成された移送ポンプであり得る。高圧源38は、低圧フィードを受け入れるようにまた燃料の圧力を約30〜300MPaの範囲に増大させるように構成することが可能である。燃料ライン42を介して、高圧源38をコモンレール34に連結し得る。燃料ポンプ装置30からコモンレール34への燃料の一方向の流れを可能にするために、燃料ライン42内に逆止弁44を配置することが可能である。
低圧源36および高圧源38の一方または両方をエンジン10に作動可能に連結し、クランクシャフト24によって駆動することが可能である。クランクシャフト24の回転によって、ポンプドライブシャフトの対応する回転が生じる、当業者が容易に理解できる任意の形態で、低圧源36および/または高圧源38をクランクシャフト24に連結し得る。例えば、ギヤトレイン48によってクランクシャフト24に連結されているような高圧源38のポンプドライブシャフト46が図1に示されている。しかし、その代わりに、低圧源36および高圧源38の一方または両方を電気で、油圧で、空気圧で、または他の任意の適切な方法で駆動し得ることが考慮される。
燃料噴射器32をシリンダヘッド20内に配置し、複数の燃料ライン50を介してコモンレール34に連結することが可能である。それぞれの燃料噴射器32は、所定のタイミング、所定の燃料圧力、および所定の燃料流量で、ある量の加圧燃料を、関連する燃焼室22内に噴射するように作動可能であり得る。燃焼室22への燃料噴射のタイミングをピストン18の運動に同期させることが可能である。例えば、ピストン18が圧縮行程の上死点位置に近づいたときに、噴射燃料の圧縮点火燃焼を許容するように、燃料を噴射してもよい。その代わりに、ピストン18が、上死点位置に向かって進む圧縮行程を開始したときに、予混合圧縮着火(HCCI)動作のために、燃料を噴射してもよい。さらに、ピストン18が、膨張行程中に上死点位置から下死点位置に向かって移動しているときに、後処理再生用の還元雰囲気を生成するためのその後のポスト噴射のために、燃料を噴射してもよい。
制御システム35はそれぞれの燃料噴射器32の作動を制御し得る。特に、制御システム35は、複数の連通ライン51を介して燃料噴射器32に連通する制御装置53を含むことが可能である。所定の電流波形または連続電流波形をそれぞれの燃料噴射器32に印加することによって、燃料噴射タイミング、燃料噴射量、および燃料噴射継続時間を制御するように、制御装置53を構成し得る。
制御装置53は、燃料噴射器32の作動を制御するための手段を含む単一のマイクロプロセッサまたは複数のマイクロプロセッサで具体化することが可能である。制御装置53の機能を実行するように、商業的に入手可能な多数のマイクロプロセッサを構成し得る。制御装置53は、作業機械またはエンジンの多数の機能を制御できる作業機械またはエンジンの一般的なマイクロプロセッサとして容易に具体化し得ることを理解されたい。制御装置53は、例えば、メモリ、二次記憶装置、および中央処理装置のようなプロセッサ等の、アプリケーションを実行するために必要なすべてのコンポーネント、または燃料噴射器32を制御するための公知の他の任意の手段を含むことが可能である。電源回路、信号調整回路、ソレノイド駆動回路、通信回路、および他の固有の回路を含む他の種々の既知の回路を制御装置53に接続し得る。
図2に示されているように、それぞれの燃料噴射器32は、閉じられたノズルユニット燃料噴射器であり得る。具体的には、それぞれの燃料噴射器32は、噴射器本体52、噴射器本体52に作動可能に連結されたハウジング54、ハウジング54内に配置されたガイド55、ノズル部材56、ニードル弁体58、およびソレノイドアクチュエータ59を含んでもよい。例えば、制限オリフィス、圧力バランス通路、アキュムレータ、および公知の他の噴射器構成部材のような追加の構成部材を燃料噴射器32内に含み得ることが考慮される。
噴射器本体52は、シリンダヘッド20内の組立体のために構成されかつ1つ以上の通路を有する円筒状部材として具体化し得る。具体的には、噴射器本体52は、ソレノイドアクチュエータ59を受け入れるように構成された中央ボア100と、中央ボア100に連通する燃料入口102および燃料出口104と、制御室106とを含んでもよい。制御室106は、制御通路108を介して中央ボア100に連通し、またニードル弁体58に直接連通することが可能である。ニードル弁体58の運動に影響を与えるように、選択的に、加圧燃料を制御室106から排出するかまたはそれに供給し得る。噴射器本体52は、中央ボア100をノズル部材56に流体連通させる供給通路110を含むことも可能である。
ハウジング54は、ガイド55とノズル部材56とを受け入れるための中央ボア60と、ノズル部材56の先端64が突出する開口部62とを有する円筒状部材として具体化し得る。例えばOリング(図示せず)のようなシール用部材をガイド55とノズル部材56との間に配置して、燃料噴射器32からの燃料漏れを抑制することが可能である。
ガイド55も、ニードル弁体58を受け入れるように構成された中央ボア68とリターンスプリング90とを有する円筒状部材として具体化し得る。リターンスプリング90をストッパ92と座面94との間に配置して、ニードル弁体58を先端64に向かって軸方向に付勢することが可能である。スペーサ96をリターンスプリング90と座面94との間に配置して、燃料噴射器32内の構成部材の摩耗を低減することが可能である。追加のスペーサ(図示せず)をリターンスプリング90とストッパ92との間に配置して、構成部材の摩耗をさらに低減し得ることが考慮される。
ノズル部材56も、中央ボア72と圧力室71とを有する円筒状部材として具体化することが可能である。ニードル弁体58を受け入れるように、中央ボア72を構成し得る。圧力室71は、噴射イベントを予想して、供給通路110から供給された加圧燃料を保持し得る。ノズル部材56は、ニードル弁体58がオリフィス80から移動されるときに、加圧燃料が圧力室71から中央ボア72を通ってエンジン10の燃焼室22に流入することを許容するために、1つ以上のオリフィス80を含むことも可能である。
ニードル弁体58は、ガイド55およびノズル部材56内に摺動配置される細長い円筒状部材であり得る。ニードル弁体58は、その先端がオリフィス80を通過する燃料流を遮断する第1の位置と、燃料流が燃焼室22内に入ることを許容するようにオリフィス80が開く第2の位置との間で軸方向に可動であり得る。ニードル弁部材58が、ニードル部材とピストン部材とを有する多数の部材要素、または単一の一体要素であり得ることが考慮される。
ニードル弁体58は複数の駆動油圧面を有し得る。例えば、ニードル弁体58は、加圧燃料が作用したときに、リターンスプリング90の付勢によって、ニードル弁体58を第1の位置またはオリフィス閉塞位置に向かって駆動するようにする油圧面112を含むことが可能である。ニードル弁体58はまた、加圧燃料が作用したときに、リターンスプリング90の付勢に抗して、ニードル弁体58を第2の位置またはオリフィス開口位置に向かって反対方向に駆動する油圧面114を含むことが可能である。
ソレノイドアクチュエータ59をノズル部材56の反対側に配置して、ニードル弁体58に対する力を制御することが可能である。特に、ソレノイドアクチュエータ59は、磁界を確立するように電流が流れることが可能な適切な形状の巻回部116を含み得る。ソレノイドアクチュエータ59はまた、2位置制御弁体120に固定連結されたアーマチュア118を含むことが可能である。通電時に、巻回部116によって確立された磁界は、第1の位置または非噴射位置から第2の位置または噴射位置へのリターンスプリング123の付勢に抗して、アーマチュア118と、連結された制御弁体120とを押圧し得る。例えば、制御弁体120を下部シート122と上部シート124との間で移動させてもよい。非噴射位置では、燃料は、燃料入口102から制御通路108を通って制御室106に流入することが可能である。加圧燃料が制御室106内に蓄積したときに、リターンスプリング90の力と組み合わさった油圧面112で発生される下向きの力は、油圧面114の上向きの力を克服することが可能であり、これにより、オリフィス80が閉じられて、燃料噴射が終了する。噴射位置では、燃料は、制御室106から制限オリフィス121と中央ボア100と燃料出口104とを介してタンク28に流れ得る。制御室106からの燃料がタンク28に排出されたときに、油圧面114の上向きの力は、リターンスプリング90に抗してニードル弁体58を押圧することが可能であり、これにより、オリフィス80が開いて、燃焼室22内への燃料噴射が開始される。電源が絶たれたときに、リターンスプリング123により、アーマチュア118と制御弁体120とを非噴射位置に戻すことが可能である。
巻回部116内の発生電流のタイミングおよびレベルを制御して、燃料噴射に影響を与えることが可能である。例えば、図3Aと図3Bの制御線図に示されているように、時間T1において、巻回部116内に第1の電流レベルを発生させて、噴射位置に向かう制御弁体120の移動を開始してもよい。エンジン10に関連するバッテリ出力電圧よりも大きいレベルにあるブースト電圧を巻回部116に印加することによって、時間T1における電流レベルを発生させることが可能である。十分に大きなレベルに電流を上昇させるキャパシタ回路(図示せず)を使用することによって、第1の電流レベルを発生させるために用いられる電圧をブーストすることが可能であり、これによって、慣性の影響を克服する。時間T2において、制御弁体120を噴射位置に向かって移動させ続ける巻回部116内に、第2の電流レベルを発生させることが可能である。制御弁体120は、時間T2において、既に移動状態にあるので、第2の電流レベルは、第1の電流レベルよりも小さく、またエンジン10に関連するバッテリ出力レベルでまたはその近傍で電圧を印加することによって発生させることが可能である。時間T3において、制御弁体120が移動中に上部シート122に達するように噴射位置に向かって跳ね上がる傾向を相殺するために、また制御弁体120に接触する燃料の液圧慣性を克服するために、巻回部116内に第3の電流レベルを発生させることが可能である。第3の電流レベルは第2の電流レベルよりも小さくてもよい。時間T5において、制御弁体20が跳ね上がる傾向が減少された後、時間T6までの燃料噴射の継続時間を継続する第4の電流レベルまたはホールドイン電流レベルに、電流をさらに低減することが可能である。第4の電流レベルは、リターンスプリング123の力を克服する程度に十分に大きく、また制御弁体120を噴射位置に保持することが可能である。第1〜第4の電流レベルのそれぞれは、制御弁体120の力要件を満たしつつエネルギーを保存するためにまたソレノイドアクチュエータ59の冷却要件を低減するために、先の電流レベルよりも小さくてもよい。時間T6において、リターンスプリング123により、アーマチュア118と制御弁体120とが非噴射位置に移動されることを許容するように、ホールドイン電流レベルをほぼゼロに低減することが可能である。本開示では、単一の噴射イベントを行うために巻回部116内に発生される電流レベルの組み合わせは電流波形であるとみなし得る。
例証的な噴射イベントに関連する電流波形は減衰電流レベルを含むことも可能である。特に、制御装置53は、制御弁体120が噴射位置に達する前に(例えば時間T8の前に)制御弁体120の移動を減衰または減速させるために、時間T7において、巻回部116内に第5の電流レベルを発生させ得る。発生された電流はゼロと時間T2の電流レベルとの間の適切なレベルであることが可能である。時間T8の直前に制御弁体120の閉鎖移動を減衰させることにより、制御弁体120が下部シート124から跳ね上がる可能性を低減し得る。第5の電流を発生させる制御装置53ではなく、その代わりに、制御弁体120によって、制御弁体120の運動エネルギーがソレノイドアクチュエータ59とは反対方向の電気エネルギー(図3Aの破線で示されている時間T7とT8の間の発生されたフリーホイール電流)に転換されるフリーホイール動作モードに入ってもよいことが考慮される。運動エネルギーが電気エネルギーに変換されることにより、非噴射位置から噴射位置に移動する制御弁体120の移動を減衰させ得る。
巻回部116内に発生された電流レベルを調整して、時間T3とT4の間で非噴射位置に向かう制御弁体120の移動を減衰させることが可能である。特に、制御弁体120が上部シート122から跳ね上がる可能性を低減するために、また関連する液圧慣性の影響を低減するために、制御弁体120が上部シート122に達する直前に、巻回部116内に発生された電流レベルを低減し得る。適切な時間で時間T4の第3の電流レベル(図3Aの時間T3とT4の間の破線を参照)を発生させることを許容しつつ、制御弁体120の移動を減衰させるのに十分な量に、時間T3の直後の電流レベルを低減することが可能である。その代わりに、時間があった場合、時間T3において、非噴射位置に向かう制御弁体120の移動に抗するように、以前に発生された磁界の方向を反転させる電流レベル(図示せず)を発生させてもよく、これによって、減衰量が増加される。
制御弁体120の移動を減衰させることに加えて、フリーホイールモードの制御弁体120の動作は、制御弁体120と下部シート124との相対位置の表示を提供し得る。特に、非噴射位置に向かう制御弁体120の移動によって電流が発生された時間を、制御弁体120のそれぞれの移動サイクル中に測定することが可能である。次に、これらの時間測定値は、制御弁体120が噴射位置から非噴射位置に移動するのにかかるおよその時間量を決定するように平均化することが可能である。この平均時間は、先の噴射継続時間、次の噴射の前の時間、噴射量、および噴射に関連する他の任意の特性に応じて変化し得ることに留意されたい。次に、制御弁体120と下部シート124との間の残りの距離、または制御弁体120が下部シート124に係合する前の残りの時間を決定するために、経過時間と平均時間量とを比較することが可能である。
制御弁体120と下部シート124との相対位置を用いて、噴射位置に向かう制御弁体120の移動を減衰させる巻回部116内に発生される電流を誘発することが可能である。特に、減衰電流によって生じる跳ね戻りの可能性を最小限に抑えるために、制御弁体120が下部シート124に達する前に、噴射位置に向かう制御弁体120の移動を減衰させるように意図された電流の発生を開始および終了すべく、制御装置53を構成し得る。例えば、制御弁体120が噴射位置から非噴射位置に移動するのに要する先の平均時間が350μsであり、また所望の減衰継続時間が100μsであった場合、制御装置53は、250μs間、または制御弁体120が非噴射位置から離れた直後に減衰電流を発生させて、その減衰電流の結果として、制御弁体120が下部シート124から跳ね戻ることを防止することが可能である。
図4と図5は、制御システム35を作動させる例証的な方法を示している。図4と図5について以下に詳細に説明する。
本開示の燃料噴射器用の制御システムは、例えば、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンとガス燃料エンジンとを含む種々のエンジン型式に広く適用される。燃料噴射器の一貫した性能および効率が重要となる任意のエンジンにおいて、開示される燃料噴射器用の制御システムを実現することが可能である。次に、制御システム35の作動について説明する。
図4のフローチャート200に示されているように、制御装置53は、第1の波形をソレノイドアクチュエータ59に印加することによって、エンジン10の燃焼室22(図1を参照)内への第1の燃料噴射を開始し得る(ステップ205)。第1の波形による噴射は、例えば、噴射イベント中に時間がT1からT8まで進行するときに(図3Aと図3Bを参照)、第1から第5までの順次発生する電流レベルを含むことが可能である。具体的には、慣性の影響を克服しかつ制御弁体120が時間T1〜T2の間に下部シート124から移動することを開始するように、巻回部116内に、第1の電流レベル、またはブースト電圧によって発生される電流レベルを発生させてもよい。停止位置の制御弁体120を加速させる慣性の影響が減少された後、時間T2〜T4の間に、噴射位置に向かう制御弁体120の移動を継続するように、巻回部116内に、第2の電流レベル、またはバッテリによって発生される電流レベルを発生させることが可能である。時間T4〜T5の間に、制御弁体120が上部シート122から跳ね上がる傾向を克服しつつ、制御弁体120を噴射位置に保持するように、第3の電流レベル、または跳ね上がりを低減する電流レベルを発生させ得る。時間T5〜T6の間に、低減されたエネルギー消費レベルで制御弁体を噴射位置に保持するように、巻回部116内に、第4の電流レベルまたはホールドイン電流レベルを発生させることが可能である。時間T6の後に、制御弁体120が非噴射位置に戻ることを許容するように、電流レベルをほぼゼロに低減し得る。時間T7において、非噴射位置への制御弁体120の戻りを減衰させるように、巻回部116内に第5の電流レベルを発生させることが可能である。
第1の噴射に続いて、制御装置53は、一連の噴射イベントの第2の噴射イベントが密接に関連している(例えば、第1の噴射イベントの終了と第2の噴射イベントの開始との間の継続時間が所定の長さよりも短い)かどうかを決定し得る(ステップ210)。一連の噴射イベントの第2の噴射イベントが密接に関連していなかった場合、第1の波形をソレノイドアクチュエータ59に印加することによって、第2の噴射イベントを第1の噴射イベントと同一に実現することが可能である。
しかし、第2の噴射イベントが密接に関連していた場合、制御装置53によって、代わりに第2の波形をソレノイドアクチュエータ59に印加してもよい。具体的には、非噴射位置に戻る制御弁体120の慣性の影響と、それに関連する跳ね上がりとを克服するために、第2の波形の第1の電流レベルおよび/または第2の電流レベルを第1の波形の電流レベルから増加させることが可能である。さらに、第1の噴射イベントと、それに密接に関連する所望の第2の噴射イベントとの間には時間がないため、第2の波形の1つの第1の電流レベルおよび/または2つの電流レベルの印加継続時間を第1の波形から低減することが可能である(ステップ220)。
一連の噴射イベントの第2の噴射イベントに続いて、制御装置53は、引き続く噴射イベントが密接に関連しているかどうかを再び決定し得る(ステップ230)。引き続く噴射イベントが密接に関連していなかった場合、制御装置53によって、第1の波形を用いた噴射に戻すことが可能である。しかし、引き続く噴射イベントが密接に関連していた場合、制御装置53は、第2の波形を用いた噴射を行い得る(ステップ240)。
図5のフローチャート300に示されているように、また上述したように、非噴射位置への制御弁体120の戻り移動中には、制御装置53によって、フリーホイール減衰、または制御装置によって発生される減衰を実現することが可能である。具体的には、制御装置53は、T6〜T7の間の(図3Aと図3Bを参照)、または単一の波形内の第4の印加電流の終了と減衰電流の開始との間の時間を比較することによって、必要な減衰量を決定し得る(ステップ305)。次に、制御装置53は、必要な減衰が所定の減衰量よりも少ないかどうかを決定することが可能である(ステップ310)。制御弁体120が非噴射位置に戻る間に、減衰があまりにも早期に生じる程度に、T6〜T7の間の時間が短かった場合、制御弁体120が下部シート124に戻る前に、その制御弁体を遅延させるように、巻回部116内に、制御装置によって発生される電流を発生させ得る(ステップ330)。しかし、T6〜T7の間の時間が十分に長かった場合、フリーホイール減衰を実現することが可能である(ステップ320)。
制御システム35は、複数のホールドイン電流レベルを有する波形を実現できるので、制御弁体120が跳ね上がる傾向と噴射イベント中に消費されるエネルギーとを低減し得る。具体的には、制御システム35は、時間T4の後に第3の電流レベルを実現できるので、制御弁体120が噴射位置に達したときに、制御弁体120が上部シート122から跳ね上がる可能性を低減することが可能である。さらに、制御システム35は、時間T5の後に、巻回部116内に発生された電流レベルを第4の電流レベルに低減し得るので、跳ね上がりの可能性が低減されたときに、より大きな第3の電流レベルで継続した電流レベルの場合よりも、噴射イベント中に消費されるエネルギー量を少なくすることが可能である。
その上、一連の噴射イベントが密接に関連していた場合、制御システム35は波形を変更できるので、燃料噴射器32の性能を向上させることが可能である。特に、密接に関連する噴射イベントは、密接に関連しない噴射イベントとは異なる電流レベルおよび継続時間要件を有するので、これらの差は、一貫した燃料噴射を行うように合わせなければならない。制御装置53は、電流レベルを増加させ、また密接に関連する引き続く噴射イベントの電流継続時間を短縮することによって、これらの差を合わせることが可能である。
さらに、制御システム35は制御弁体120の減衰を実現するので、燃料噴射器32の構成部材が受ける摩耗を少なくすることが可能であり、また燃料噴射器32の性能を向上させることが可能である。上部シート122または下部シート124に衝突する前に制御弁体120の移動を減衰させることにより、衝突力と、シートからの跳ね上がりの可能性とを低減し得る。力を低減することにより、構成部材の寿命を延ばすことが可能である。さらに、跳ね上がりの可能性を低減することにより、噴射器の安定性を向上させることができる。
本開示の範囲から逸脱することなく、本開示の制御システムに種々の修正および変更をなし得ることが当業者には明らかであろう。本明細書に開示されている制御システムの仕様および実施を考慮すれば、他の実施形態が当業者には明らかであろう。仕様および実施例は例証的なものに過ぎないと考えるべきであり、本開示の真の範囲は、以下の特許請求の範囲およびそれらの等価物によって示されることが意図される。
開示される例証的な燃料システムの概略図である。 図1の燃料システム用の開示される例証的な燃料噴射器の断面図である。 図2の燃料噴射器に関する制御線図である。 図2の燃料噴射器に関する他の制御線図である。 図2の燃料噴射器を作動させる例証的な方法を示したフローチャートである。 図2の燃料噴射器を作動させる他の例証的な方法を示したフローチャートである。

Claims (10)

  1. 燃料噴射器(32)用の制御システム(35)であって、
    第1の位置と第2の位置との間で可動な弁体(120)と、
    弁体に連結されたアーマチュア(118)と、
    アーマチュアおよび連結された弁体を移動させるように構成されたソレノイド(116)と、
    ソレノイドに連通する制御装置(53)であって、
    第1の位置から第2の位置に向かう弁体の移動を開始し、これによって、燃料噴射を開始するために、第1の電流レベルでソレノイドを通電するように、
    第1の位置から第2の位置に向かう弁体の移動中に、第1の電流レベルよりも小さい第2の電流レベルでソレノイドを通電するように、
    弁体が第2の位置に達した後に、第2の電流レベルよりも小さい第3の電流レベルでソレノイドを通電するように、
    弁体が、所定期間、第2の位置に存在した後に、第3の電流レベルよりも小さい第4の電流レベルでソレノイドを通電するように、
    弁体を第1の位置に戻し、これによって、燃料噴射を停止するために、ソレノイドの電源を絶つように構成された制御装置と
    を備える制御システム(35)。
  2. 制御装置が、さらに、第1の位置から第2の位置に向かう移動中に弁体を遅延させるために、第3の電流レベルよりも小さい第5の電流レベルでソレノイドを通電するように構成される請求項1に記載の制御システム。
  3. 制御装置が、さらに、第1の噴射の終了から、引き続く噴射の開始までの時間を決定するように、そして決定された時間が所定時間よりも短かった場合に、引き続く噴射の第1および第2の電流レベルの少なくとも一方の大きさを大きくするように構成される請求項1に記載の制御システム。
  4. 決定された時間が所定時間よりも短かった場合に、ソレノイドが、引き続く噴射の第1および第2の電流レベルの少なくとも一方で通電される継続時間を減少させるように、制御装置がさらに構成される請求項4に記載の制御システム。
  5. 制御装置が、さらに、第2の位置から第1の位置に向かう弁体の移動中に弁体を遅延させるために、第5の電流レベルでソレノイドを通電するように構成される請求項1に記載の制御システム。
  6. 制御装置が、さらに、第2の位置から第1の位置に向かって移動する弁体に関連する所望の減衰を決定するように、また所望の減衰と所定の減衰レベルとを比較するように構成され、所望の減衰が所定の減衰レベルよりも小さい場合に、第5の電流レベルが、フリーホイールによって発生された電流レベルであり、所望の減衰が所定の減衰レベルよりも大きい場合に、第5の電流レベルが、バッテリによって発生された電流レベルよりも大きい電流レベルである請求項5に記載の制御システム。
  7. ソレノイド(116)、および第1の位置と第2の位置との間で可動な弁体(120)に連結されたアーマチュア(118)を有する燃料噴射器(32)を制御する方法であって、
    第1の位置から第2の位置に向かう弁体の移動を開始し、これによって、燃料噴射を開始するように、第1の電流レベルでソレノイドを通電するステップと、
    第1の位置から第2の位置に向かう弁体の移動中に、第1の電流レベルよりも小さい第2の電流レベルでソレノイドを通電するステップと、
    弁体が第2の位置に達した後に、第2のレベルよりも小さい第3の電流レベルでソレノイドを通電するステップと、
    弁体が、所定期間、第2の位置に存在した後に、第3の電流レベルよりも小さい第4の電流レベルでソレノイドを通電するステップと、
    弁体を第1の位置に戻し、これによって、燃料噴射を停止するように、ソレノイドの電源を絶つステップと、
    を含む方法。
  8. 第1の位置から第2の位置に向かう移動中に弁体を遅延させるように、第3の電流レベルよりも小さい第5の電流レベルでソレノイドを通電するステップをさらに含む請求項7に記載の方法。
  9. 第1の噴射の終了から、引き続く噴射の開始までの時間を決定するステップと、
    決定された時間が所定時間よりも短かった場合に、引き続く噴射の第1および第2の電流レベルの少なくとも一方の大きさを大きくするステップと、
    をさらに含む請求項7に記載の方法。
  10. 少なくとも1つの燃焼室(22)を有するエンジン(10)用の燃料システム(12)であって、
    加圧燃料源(30)と、
    少なくとも1つの燃焼室内に加圧燃料を噴射するように構成された少なくとも1つの燃料噴射器(32)と、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御システム(35)であって、少なくとも1つの燃料噴射器の作動を制御するように構成された制御システム(35)と、
    を備える燃料システム(12)。
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