JP2002038966A - ターボチャージャ及びターボチャージャのスラストベアリング及びターボチャージャのシールプレート - Google Patents
ターボチャージャ及びターボチャージャのスラストベアリング及びターボチャージャのシールプレートInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/02—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of sliding-contact bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/04—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only
- F16C17/047—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only with fixed wedges to generate hydrodynamic pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/23—Gas turbine engines
- F16C2360/24—Turbochargers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スラストベアリングの表裏逆組付けを防止しつ
つ、その組付けにかかる作業性を大幅に改善することの
できるターボチャージャ、及びターボチャージャのスラ
ストベアリング、及びターボチャージャのシールプレー
トを提供する。 【解決手段】センターハウジング40に対するスラスト
ベアリング50及びシールプレート32の組付けを案内
する機構60を設ける。この案内機構60は、センター
ハウジング40のスラストベアリング50との装着面に
対称線から偏倚して突出形成された位置決めピン61
と、スラストベアリング50の装着時、この位置決めピ
ン61が単一の態様で挿通されるように同スラストベア
リング50に貫通形成された案内孔55と、シールプレ
ート32の装着時、同じく前記位置決めピン61が単一
の態様で挿入されるようにシールプレート32に穿設形
成された案内穴35とを備えて構成されている。
つ、その組付けにかかる作業性を大幅に改善することの
できるターボチャージャ、及びターボチャージャのスラ
ストベアリング、及びターボチャージャのシールプレー
トを提供する。 【解決手段】センターハウジング40に対するスラスト
ベアリング50及びシールプレート32の組付けを案内
する機構60を設ける。この案内機構60は、センター
ハウジング40のスラストベアリング50との装着面に
対称線から偏倚して突出形成された位置決めピン61
と、スラストベアリング50の装着時、この位置決めピ
ン61が単一の態様で挿通されるように同スラストベア
リング50に貫通形成された案内孔55と、シールプレ
ート32の装着時、同じく前記位置決めピン61が単一
の態様で挿入されるようにシールプレート32に穿設形
成された案内穴35とを備えて構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タービン用及び
コンプレッサ用の2つのホイールを連結するシャフトの
軸方向への移動を規制するスラストベアリングを備える
ターボチャージャ、及び同ターボチャージャのスラスト
ベアリング、及びこのスラストベアリングを介してター
ボチャージャのセンターハウジングにボルト締結される
ことで同センターハウジングのスラスト面をシールする
ターボチャージャのシールプレートに関するものであ
る。
コンプレッサ用の2つのホイールを連結するシャフトの
軸方向への移動を規制するスラストベアリングを備える
ターボチャージャ、及び同ターボチャージャのスラスト
ベアリング、及びこのスラストベアリングを介してター
ボチャージャのセンターハウジングにボルト締結される
ことで同センターハウジングのスラスト面をシールする
ターボチャージャのシールプレートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ターボチャ−ジャは、例
えば図4に示すように、エンジンの排気系に設けられる
タービン200と同エンジンの吸気系に設けられるコン
プレッサ300とを備えて構成されている。そして、タ
ービン200に設けられたタービンホイール21及びコ
ンプレッサ300に設けられたコンプレッサインペラ
は、一体回転可能に、1本のシャフト41によって連結
されている。また、このシャフト41は、スラストベア
リング500を介して、その軸方向への移動が規制され
つつ、センターハウジング400に支持されている。こ
のスラストベアリング500を中心とした同ターボチャ
ージャの組付構造を図5に示す。
えば図4に示すように、エンジンの排気系に設けられる
タービン200と同エンジンの吸気系に設けられるコン
プレッサ300とを備えて構成されている。そして、タ
ービン200に設けられたタービンホイール21及びコ
ンプレッサ300に設けられたコンプレッサインペラ
は、一体回転可能に、1本のシャフト41によって連結
されている。また、このシャフト41は、スラストベア
リング500を介して、その軸方向への移動が規制され
つつ、センターハウジング400に支持されている。こ
のスラストベアリング500を中心とした同ターボチャ
ージャの組付構造を図5に示す。
【0003】同図5に示されるように、上記スラストベ
アリング500は、平板状に形成されるとともに、上記
センターハウジング400とコンプレッサ300側のシ
ールプレート320との間に挟持される。詳しくは、シ
ールプレート320には取付孔34が、スラストベアリ
ング500には取付孔53が、センターハウジング40
0には雌ねじ42がそれぞれ形成されており、ボルト3
3が、これらシールプレート320の取付孔34及びシ
ールプレート320の取付孔53を介して、センターハ
ウジング400の雌ねじ42に螺着されることで、同ス
ラストベアリング500が上記シールプレート320と
センターハウジング400との間に挟持固定されてい
る。
アリング500は、平板状に形成されるとともに、上記
センターハウジング400とコンプレッサ300側のシ
ールプレート320との間に挟持される。詳しくは、シ
ールプレート320には取付孔34が、スラストベアリ
ング500には取付孔53が、センターハウジング40
0には雌ねじ42がそれぞれ形成されており、ボルト3
3が、これらシールプレート320の取付孔34及びシ
ールプレート320の取付孔53を介して、センターハ
ウジング400の雌ねじ42に螺着されることで、同ス
ラストベアリング500が上記シールプレート320と
センターハウジング400との間に挟持固定されてい
る。
【0004】ここで、上記スラストベアリング500
は、図6に示されるように、その外形及び取付孔53の
位置が、平面視において線対称である形状に形成されて
いる。また、同スラストベアリング500のセンターハ
ウジング400側のスラスト面には、摺動面51に潤滑
オイルを供給するためのオイル溝52が形成されてい
る。一方、センターハウジング400においては、図5
に示される態様で、このスラストベアリング500のオ
イル溝52に潤滑オイルを供給するためのオイル供給孔
43が形成されている。すなわち、このターボチャージ
ャにあっては、これらオイル溝52及びオイル供給孔4
3を介してスラストベアリング500の摺動面51に潤
滑オイルが供給されるとともに、上記シールプレート3
20によって、その他方のスラスト面がシールされる構
造になっている。
は、図6に示されるように、その外形及び取付孔53の
位置が、平面視において線対称である形状に形成されて
いる。また、同スラストベアリング500のセンターハ
ウジング400側のスラスト面には、摺動面51に潤滑
オイルを供給するためのオイル溝52が形成されてい
る。一方、センターハウジング400においては、図5
に示される態様で、このスラストベアリング500のオ
イル溝52に潤滑オイルを供給するためのオイル供給孔
43が形成されている。すなわち、このターボチャージ
ャにあっては、これらオイル溝52及びオイル供給孔4
3を介してスラストベアリング500の摺動面51に潤
滑オイルが供給されるとともに、上記シールプレート3
20によって、その他方のスラスト面がシールされる構
造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ターボチャージャにあって、そのスラストベアリング5
00は、その外形及び取付孔53が平面視で線対称の形
状に形成されているために、表裏逆に組付けられるおそ
れがある。こうした場合には、スラストベアリング50
0のスラスト面に設けられたオイル溝52に潤滑オイル
を供給することができなくなり、ターボチャージャ自体
の機能が著しく低下するおそれがある。
ターボチャージャにあって、そのスラストベアリング5
00は、その外形及び取付孔53が平面視で線対称の形
状に形成されているために、表裏逆に組付けられるおそ
れがある。こうした場合には、スラストベアリング50
0のスラスト面に設けられたオイル溝52に潤滑オイル
を供給することができなくなり、ターボチャージャ自体
の機能が著しく低下するおそれがある。
【0006】また、このスラストベアリング500を組
付ける際には、先ずセンターハウジング400に形成さ
れる雌ねじ42の部分と、同スラストベアリング500
に形成される取付孔53とを位置合わせし、次にシール
プレート320に形成されている取付孔34をこれに位
置合わせした上で、ボルト33を螺着するといった作業
が必要となる。そして従来、こうした位置合わせ作業
は、作業者の目視によって行われるために、その負担、
煩雑さも無視できないものとなっている。
付ける際には、先ずセンターハウジング400に形成さ
れる雌ねじ42の部分と、同スラストベアリング500
に形成される取付孔53とを位置合わせし、次にシール
プレート320に形成されている取付孔34をこれに位
置合わせした上で、ボルト33を螺着するといった作業
が必要となる。そして従来、こうした位置合わせ作業
は、作業者の目視によって行われるために、その負担、
煩雑さも無視できないものとなっている。
【0007】この発明は、こうした実情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、スラストベアリングの表裏
逆組付けを防止しつつ、その組付けにかかる作業性を大
幅に改善することのできるターボチャージャ、及び同タ
ーボチャージャのスラストベアリング、及びこのスラス
トベアリングを介してセンターハウジングにボルト締結
されるターボチャージャのシールプレートを提供するこ
とにある。
たものであり、その目的は、スラストベアリングの表裏
逆組付けを防止しつつ、その組付けにかかる作業性を大
幅に改善することのできるターボチャージャ、及び同タ
ーボチャージャのスラストベアリング、及びこのスラス
トベアリングを介してセンターハウジングにボルト締結
されるターボチャージャのシールプレートを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。先
ず、請求項1に記載の発明は、タービンホイールとコン
プレッサインペラとを一体回転可能に連結するシャフト
がスラストベアリングによってその軸方向への移動が規
制されつつセンターハウジングに支持されてなるターボ
チャージャにおいて、前記スラストベアリングの前記セ
ンターハウジングに対する単一の態様での装着を案内す
る案内機構を備えることをその要旨とする。
るための手段及びその作用効果について記載する。先
ず、請求項1に記載の発明は、タービンホイールとコン
プレッサインペラとを一体回転可能に連結するシャフト
がスラストベアリングによってその軸方向への移動が規
制されつつセンターハウジングに支持されてなるターボ
チャージャにおいて、前記スラストベアリングの前記セ
ンターハウジングに対する単一の態様での装着を案内す
る案内機構を備えることをその要旨とする。
【0009】上記構成によれば、案内機構により、スラ
ストベアリングのセンターハウジングへの装着が、単一
の態様でのみ案内されるようになる。このため、その組
付けに際し、スラストベアリングが表裏逆に組付けられ
ることが好適に防止され、しかも、その位置合わせ作業
自体が、案内機構を通じて自ずと規制される容易なもの
となる。従って、ターボチャージャにあって、そのスラ
ストベアリングの表裏逆組付けを防止しつつ、その組付
けにかかる作業性を大幅に改善することができる。
ストベアリングのセンターハウジングへの装着が、単一
の態様でのみ案内されるようになる。このため、その組
付けに際し、スラストベアリングが表裏逆に組付けられ
ることが好適に防止され、しかも、その位置合わせ作業
自体が、案内機構を通じて自ずと規制される容易なもの
となる。従って、ターボチャージャにあって、そのスラ
ストベアリングの表裏逆組付けを防止しつつ、その組付
けにかかる作業性を大幅に改善することができる。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のターボチャージャにおいて、前記案内機構が、前記
センターハウジングの前記スラストベアリングとの装着
面に対称線から偏倚して突出形成された位置決めピン
と、前記スラストベアリングの装着時この位置決めピン
が単一の態様で挿通されるように同スラストベアリング
に貫通形成された孔とを備えて構成されることをその要
旨とする。
載のターボチャージャにおいて、前記案内機構が、前記
センターハウジングの前記スラストベアリングとの装着
面に対称線から偏倚して突出形成された位置決めピン
と、前記スラストベアリングの装着時この位置決めピン
が単一の態様で挿通されるように同スラストベアリング
に貫通形成された孔とを備えて構成されることをその要
旨とする。
【0011】上記構成によれば、センターハウジングに
上述のように偏倚して突出形成された位置決めピンと、
スラストベアリングに上述のように貫通形成された孔と
の関係を通じて、上記単一の態様での装着を案内する案
内機構を容易且つ的確に形成することができるようにな
る。
上述のように偏倚して突出形成された位置決めピンと、
スラストベアリングに上述のように貫通形成された孔と
の関係を通じて、上記単一の態様での装着を案内する案
内機構を容易且つ的確に形成することができるようにな
る。
【0012】また、請求項3記載の発明は、タービンホ
イールとコンプレッサインペラとを一体回転可能に連結
するシャフトがスラストベアリングによってその軸方向
への移動が規制されつつセンターハウジングに支持され
るとともに、円盤形状のシールプレートが前記スラスト
ベアリングを介して前記センターハウジングにボルト締
結されることで同センターハウジングのスラスト面がシ
ールされるターボチャージャにおいて、前記スラストベ
アリング及び前記シールプレートの前記センターハウジ
ングに対する単一の態様での装着を案内する案内機構を
備えることをその要旨とする。
イールとコンプレッサインペラとを一体回転可能に連結
するシャフトがスラストベアリングによってその軸方向
への移動が規制されつつセンターハウジングに支持され
るとともに、円盤形状のシールプレートが前記スラスト
ベアリングを介して前記センターハウジングにボルト締
結されることで同センターハウジングのスラスト面がシ
ールされるターボチャージャにおいて、前記スラストベ
アリング及び前記シールプレートの前記センターハウジ
ングに対する単一の態様での装着を案内する案内機構を
備えることをその要旨とする。
【0013】上記構成によれば、案内機構により、スラ
ストベアリング及びシールプレートのセンターハウジン
グへの装着が、単一の態様でのみ案内されるようにな
る。このため、ボルト締め、すなわちその組付けに際
し、スラストベアリングが表裏逆に組付けられることが
好適に防止され、しかも、それらの位置合わせ作業自体
が、案内機構を通じて自ずと規制される容易なものとな
る。従って、ターボチャージャにあって、そのスラスト
ベアリングの逆組付けを防止しつつ、シールプレートも
含めたその組付けにかかる作業性を大幅に改善すること
ができるようになる。
ストベアリング及びシールプレートのセンターハウジン
グへの装着が、単一の態様でのみ案内されるようにな
る。このため、ボルト締め、すなわちその組付けに際
し、スラストベアリングが表裏逆に組付けられることが
好適に防止され、しかも、それらの位置合わせ作業自体
が、案内機構を通じて自ずと規制される容易なものとな
る。従って、ターボチャージャにあって、そのスラスト
ベアリングの逆組付けを防止しつつ、シールプレートも
含めたその組付けにかかる作業性を大幅に改善すること
ができるようになる。
【0014】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載のターボチャージャにおいて、前記案内機構が、前記
センターハウジングの前記スラストベアリングとの装着
面に対称線から偏倚して突出形成された位置決めピン
と、前記スラストベアリングの装着時、この位置決めピ
ンが単一の態様で挿通されるように同スラストベアリン
グに貫通形成された孔と、前記シールプレートの装着
時、同じく前記位置決めピンが単一の態様で挿入される
ように同シールプレートに穿設形成された穴とを備えて
構成されることをその要旨とする。
載のターボチャージャにおいて、前記案内機構が、前記
センターハウジングの前記スラストベアリングとの装着
面に対称線から偏倚して突出形成された位置決めピン
と、前記スラストベアリングの装着時、この位置決めピ
ンが単一の態様で挿通されるように同スラストベアリン
グに貫通形成された孔と、前記シールプレートの装着
時、同じく前記位置決めピンが単一の態様で挿入される
ように同シールプレートに穿設形成された穴とを備えて
構成されることをその要旨とする。
【0015】上記構成によれば、それぞれ上述のよう
に、センターハウジングに偏倚して突出形成された位置
決めピンと、スラストベアリングに貫通形成された孔
と、シールプレートに穿設形成された穴との関係を通じ
て、上記単一の態様での装着を案内する案内機構を容易
且つ的確に形成することができるようになる。
に、センターハウジングに偏倚して突出形成された位置
決めピンと、スラストベアリングに貫通形成された孔
と、シールプレートに穿設形成された穴との関係を通じ
て、上記単一の態様での装着を案内する案内機構を容易
且つ的確に形成することができるようになる。
【0016】また、請求項5記載の発明は、タービンホ
イールとコンプレッサインペラとを一体回転可能に連結
するシャフトの軸方向への移動を規制すべく同シャフト
を支持するセンターハウジングに装着されるターボチャ
ージャのスラストベアリングにおいて、少なくとも前記
センターハウジングとの装着面に当該スラストベアリン
グの単一の態様での装着を案内する案内機構を備えるこ
とをその要旨とする。
イールとコンプレッサインペラとを一体回転可能に連結
するシャフトの軸方向への移動を規制すべく同シャフト
を支持するセンターハウジングに装着されるターボチャ
ージャのスラストベアリングにおいて、少なくとも前記
センターハウジングとの装着面に当該スラストベアリン
グの単一の態様での装着を案内する案内機構を備えるこ
とをその要旨とする。
【0017】上記構成によれば、スラストベアリングの
センターハウジングに対する装着が、上記案内機構を通
じて単一の態様でのみ案内されるようになり、その組付
けに際し、スラストベアリングが表裏逆に組付けられる
ことが好適に防止される。
センターハウジングに対する装着が、上記案内機構を通
じて単一の態様でのみ案内されるようになり、その組付
けに際し、スラストベアリングが表裏逆に組付けられる
ことが好適に防止される。
【0018】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載のターボチャージャのスラストベアリングにおいて、
前記案内機構が、前記センターハウジングとの装着面に
対称線から偏倚して貫通形成された孔であることをその
要旨とする。
載のターボチャージャのスラストベアリングにおいて、
前記案内機構が、前記センターハウジングとの装着面に
対称線から偏倚して貫通形成された孔であることをその
要旨とする。
【0019】上記構成によれば、上記案内機構が極めて
容易に形成されるようになる。また、請求項7記載の発
明は、タービンホイールとコンプレッサインペラとを一
体回転可能に連結するシャフトの軸方向への移動を規制
するスラストベアリングを介して前記シャフトを支持す
るセンターハウジングにボルト締結されることで同セン
ターハウジングのスラスト面をシールするターボチャー
ジャのシールプレートにおいて、少なくとも前記スラス
トベアリングとの装着面に当該シールプレートの単一の
態様での装着を案内する案内機構を備えることをその要
旨とする。
容易に形成されるようになる。また、請求項7記載の発
明は、タービンホイールとコンプレッサインペラとを一
体回転可能に連結するシャフトの軸方向への移動を規制
するスラストベアリングを介して前記シャフトを支持す
るセンターハウジングにボルト締結されることで同セン
ターハウジングのスラスト面をシールするターボチャー
ジャのシールプレートにおいて、少なくとも前記スラス
トベアリングとの装着面に当該シールプレートの単一の
態様での装着を案内する案内機構を備えることをその要
旨とする。
【0020】上記構成によれば、シールプレートのスラ
ストベアリング及びセンターハウジングに対する装着
が、上記案内機構を通じて単一の態様でのみ案内される
ようになり、その組付けにかかる作業性が大幅に改善さ
れるようになる。
ストベアリング及びセンターハウジングに対する装着
が、上記案内機構を通じて単一の態様でのみ案内される
ようになり、その組付けにかかる作業性が大幅に改善さ
れるようになる。
【0021】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載のターボチャージャのシールプレートにおいて、前記
案内機構が、前記スラストベアリングとの装着面に対称
線から偏倚して穿設形成された穴であることをその要旨
とする。
載のターボチャージャのシールプレートにおいて、前記
案内機構が、前記スラストベアリングとの装着面に対称
線から偏倚して穿設形成された穴であることをその要旨
とする。
【0022】上記構成によれば、上記案内機構が極めて
容易に形成されるようになる。
容易に形成されるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるターボチャ
ージャの一実施の形態について、図1〜図3を参照して
説明する。
ージャの一実施の形態について、図1〜図3を参照して
説明する。
【0024】図1は、この実施の形態のターボチャージ
ャについて、そのコンプレッサの構造を示したものであ
り、タービン側については図4に例示したタービン20
0と同様のものを想定している。なお、同図1におい
て、図4に示したターボチャージャの各部位と対応する
部位にはそれぞれ対応する符号を付している。
ャについて、そのコンプレッサの構造を示したものであ
り、タービン側については図4に例示したタービン20
0と同様のものを想定している。なお、同図1におい
て、図4に示したターボチャージャの各部位と対応する
部位にはそれぞれ対応する符号を付している。
【0025】さて、図1に示されるように、本実施の形
態のターボチャージャにおいては、その組付けに際し、
シールプレート32及びスラストベアリング50のセン
ターハウジング40への装着を、単一の態様でのみ案内
する案内機構60が設けられている。この案内機構60
の具体構造を、図2に、その分解斜視図として示す。
態のターボチャージャにおいては、その組付けに際し、
シールプレート32及びスラストベアリング50のセン
ターハウジング40への装着を、単一の態様でのみ案内
する案内機構60が設けられている。この案内機構60
の具体構造を、図2に、その分解斜視図として示す。
【0026】同図2に示されるように、この案内機構6
0は、センターハウジング40の上記スラストベアリン
グ50との装着面に対称線から偏寄して突出形成される
位置決めピン61に対して、 ・スラストベアリング50に貫通形成された案内孔5
5、 ・シールプレート32に穿設形成された案内穴35、が
それぞれ係合される構造となっている。なお、上記位置
決めピン61は、センターハウジング40の当該位置に
穿設形成されているピン取付け穴45に予め圧入され、
固定されている。また、上記スラストベアリング50の
案内孔55は、図3に示されるように、上記取付孔53
と同じ形状で、且つスラストベアリング50の中心軸に
対して同一半径上に形成されている。
0は、センターハウジング40の上記スラストベアリン
グ50との装着面に対称線から偏寄して突出形成される
位置決めピン61に対して、 ・スラストベアリング50に貫通形成された案内孔5
5、 ・シールプレート32に穿設形成された案内穴35、が
それぞれ係合される構造となっている。なお、上記位置
決めピン61は、センターハウジング40の当該位置に
穿設形成されているピン取付け穴45に予め圧入され、
固定されている。また、上記スラストベアリング50の
案内孔55は、図3に示されるように、上記取付孔53
と同じ形状で、且つスラストベアリング50の中心軸に
対して同一半径上に形成されている。
【0027】そして、その組付け時には、次の手順に
て、上記スラストベアリング50及びシールプレート3
2がセンターハウジング40に固定される。 ・先ず、上記スラストベアリング50の案内孔55を上
記位置決めピン61に挿入するといった態様で、スラス
トベアリング50をセンターハウジング40に取付け
る。 ・次に、上記シールプレート32の案内穴35を同位置
決めピン61の先端に係合させるといった態様で、シー
ルプレート32をセンターハウジング40に取付ける。 ・その後、前記ボルト33を、シールプレート32の取
付孔34及びスラストベアリング50の取付孔53を介
してセンターハウジング40の雌ねじ42に螺着するこ
とで、センターハウジング40にそれらシールプレート
32及びスラストベアリング50を固定する。
て、上記スラストベアリング50及びシールプレート3
2がセンターハウジング40に固定される。 ・先ず、上記スラストベアリング50の案内孔55を上
記位置決めピン61に挿入するといった態様で、スラス
トベアリング50をセンターハウジング40に取付け
る。 ・次に、上記シールプレート32の案内穴35を同位置
決めピン61の先端に係合させるといった態様で、シー
ルプレート32をセンターハウジング40に取付ける。 ・その後、前記ボルト33を、シールプレート32の取
付孔34及びスラストベアリング50の取付孔53を介
してセンターハウジング40の雌ねじ42に螺着するこ
とで、センターハウジング40にそれらシールプレート
32及びスラストベアリング50を固定する。
【0028】ここで、上記スラストベアリング50にあ
っては、同スラストベアリング50のセンターハウジン
グ40との装着面に形成されるオイル溝52(図3参
照)と上記オイル供給孔43との連通も確保されるよう
になる。また、仮に同スラストベアリング50がセンタ
ーハウジング40に対して表裏逆に組付けられることが
あったとしても、その場合には、上記取付孔53と上記
雌ねじ42とが一致しないばかりか、スラストベアリン
グ50自体、センターハウジング40に対して傾いて装
着されることとなり、その誤った組付けが作業者によっ
て容易に判断できるようになる。そして、シールプレー
ト32に関しても、上記案内機構60を通じてその組付
けの際の姿勢が自ずと規定されることにより、その作業
も極めて容易なものとなる。
っては、同スラストベアリング50のセンターハウジン
グ40との装着面に形成されるオイル溝52(図3参
照)と上記オイル供給孔43との連通も確保されるよう
になる。また、仮に同スラストベアリング50がセンタ
ーハウジング40に対して表裏逆に組付けられることが
あったとしても、その場合には、上記取付孔53と上記
雌ねじ42とが一致しないばかりか、スラストベアリン
グ50自体、センターハウジング40に対して傾いて装
着されることとなり、その誤った組付けが作業者によっ
て容易に判断できるようになる。そして、シールプレー
ト32に関しても、上記案内機構60を通じてその組付
けの際の姿勢が自ずと規定されることにより、その作業
も極めて容易なものとなる。
【0029】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、以下に記載する効果が得られるようになる。 (1)スラストベアリング50のセンターハウジング4
0に対する単一の態様での装着を案内する案内機構60
を設けるようにしたために、その組付けに際し、スラス
トベアリング50が表裏逆に組付けられることを好適に
防止することができる。しかも、その位置合わせ作業自
体を、案内機構60を通じて自ずと規制される容易なも
のとすることができる。従って、ターボチャージャにあ
って、そのスラストベアリングの表裏逆組付けを防止し
つつ、その組付けにかかる作業性を大幅に改善すること
ができる。
ば、以下に記載する効果が得られるようになる。 (1)スラストベアリング50のセンターハウジング4
0に対する単一の態様での装着を案内する案内機構60
を設けるようにしたために、その組付けに際し、スラス
トベアリング50が表裏逆に組付けられることを好適に
防止することができる。しかも、その位置合わせ作業自
体を、案内機構60を通じて自ずと規制される容易なも
のとすることができる。従って、ターボチャージャにあ
って、そのスラストベアリングの表裏逆組付けを防止し
つつ、その組付けにかかる作業性を大幅に改善すること
ができる。
【0030】(2)また、こうした案内機構60とし
て、センターハウジング40のスラストベアリング50
との装着面にあって、その対称線から偏倚した位置に位
置決めピン61を突出形成するとともに、スラストベア
リング50に、同位置決めピン61に係合するような案
内孔55を貫通形成するようにした。このため、これら
位置決めピン61と案内孔55との関係を通じて、上記
案内機構60を容易且つ的確に形成することができるよ
うになる。
て、センターハウジング40のスラストベアリング50
との装着面にあって、その対称線から偏倚した位置に位
置決めピン61を突出形成するとともに、スラストベア
リング50に、同位置決めピン61に係合するような案
内孔55を貫通形成するようにした。このため、これら
位置決めピン61と案内孔55との関係を通じて、上記
案内機構60を容易且つ的確に形成することができるよ
うになる。
【0031】(3)スラストベアリング50及びシール
プレート32のセンターハウジング40に対する単一の
態様での装着を案内する案内機構60を設けるようにし
た。このため、ボルト33の雌ねじ42への螺着、すな
わちその組付けに際し、スラストベアリング50が表裏
逆に組付けられることを好適に防止でき、しかも、これ
らスラストベアリング50及びシールプレート32のセ
ンターハウジング40に対する位置合わせ作業自体が、
案内機構60を通じて自ずと規制される容易なものとな
る。従って、ターボチャージャにあって、そのスラスト
ベアリングの逆組付けを防止しつつ、シールプレートも
含めたその組付けにかかる作業性を大幅に改善すること
ができるようになる。
プレート32のセンターハウジング40に対する単一の
態様での装着を案内する案内機構60を設けるようにし
た。このため、ボルト33の雌ねじ42への螺着、すな
わちその組付けに際し、スラストベアリング50が表裏
逆に組付けられることを好適に防止でき、しかも、これ
らスラストベアリング50及びシールプレート32のセ
ンターハウジング40に対する位置合わせ作業自体が、
案内機構60を通じて自ずと規制される容易なものとな
る。従って、ターボチャージャにあって、そのスラスト
ベアリングの逆組付けを防止しつつ、シールプレートも
含めたその組付けにかかる作業性を大幅に改善すること
ができるようになる。
【0032】(4)また、こうした案内機構60とし
て、センターハウジング40のスラストベアリング50
との装着面にあって、その対称線から偏倚した位置に位
置決めピン61を突出形成するとともに、同位置決めピ
ン61に係合するように、スラストベアリング50には
案内孔55を貫通形成し、シールプレート32には案内
穴35を穿設形成するようにした。このため、これら位
置決めピン61、案内孔55、及び案内穴35の関係を
通じて、上記案内機構60を容易且つ的確に形成するこ
とができるようになる。
て、センターハウジング40のスラストベアリング50
との装着面にあって、その対称線から偏倚した位置に位
置決めピン61を突出形成するとともに、同位置決めピ
ン61に係合するように、スラストベアリング50には
案内孔55を貫通形成し、シールプレート32には案内
穴35を穿設形成するようにした。このため、これら位
置決めピン61、案内孔55、及び案内穴35の関係を
通じて、上記案内機構60を容易且つ的確に形成するこ
とができるようになる。
【0033】(5)スラストベアリング50に、同スラ
ストベアリング50のセンターハウジング40に対する
単一の態様での装着を案内する案内機構60を形成する
ようにした。このため、その組付けに際し、スラストベ
アリング50が表裏逆に組付けられることを好適に防止
することができる。
ストベアリング50のセンターハウジング40に対する
単一の態様での装着を案内する案内機構60を形成する
ようにした。このため、その組付けに際し、スラストベ
アリング50が表裏逆に組付けられることを好適に防止
することができる。
【0034】(6)また、こうした案内機構60とし
て、スラストベアリング50にあって、その対称線から
偏倚した位置に案内孔55を貫通形成するようにした。
このため、孔を貫通形成するといった極めて容易な構成
をもって、上記案内機構60を形成することができるよ
うになる。
て、スラストベアリング50にあって、その対称線から
偏倚した位置に案内孔55を貫通形成するようにした。
このため、孔を貫通形成するといった極めて容易な構成
をもって、上記案内機構60を形成することができるよ
うになる。
【0035】(7)シールプレート32にあって、スラ
ストベアリング50との装着面に同シールプレート32
の単一の態様での装着を案内する案内機構60を形成す
るようにした。このため、その組付けにかかる作業性を
大幅に改善することができるようになる。
ストベアリング50との装着面に同シールプレート32
の単一の態様での装着を案内する案内機構60を形成す
るようにした。このため、その組付けにかかる作業性を
大幅に改善することができるようになる。
【0036】(8)また、こうした案内機構60とし
て、シールプレート32にあって、スラストベアリング
50との装着面に、その対称線から偏倚した位置に案内
穴35を穿設形成するようにした。このため、穴を穿設
形成するといった極めて容易な構成をもって上記案内機
構60を形成することができるようになる。
て、シールプレート32にあって、スラストベアリング
50との装着面に、その対称線から偏倚した位置に案内
穴35を穿設形成するようにした。このため、穴を穿設
形成するといった極めて容易な構成をもって上記案内機
構60を形成することができるようになる。
【0037】(9)案内孔55を、取付孔53と同じ形
状であって、且つ同取付孔53とスラストベアリング5
0の中心軸に対して同一半径上に形成するようにしたた
めに、この案内孔55と取付孔53との加工工程を共通
にすることができ、その加工工程を簡略化することがで
きる。
状であって、且つ同取付孔53とスラストベアリング5
0の中心軸に対して同一半径上に形成するようにしたた
めに、この案内孔55と取付孔53との加工工程を共通
にすることができ、その加工工程を簡略化することがで
きる。
【0038】なお、上記実施の形態は、以下のように変
更して実施することもできる。 ・上記実施の形態では、位置決めピン61をセンターハ
ウジング40のピン取付け穴45に圧入して、これが同
センターハウジング40のベアリング取付け面から突出
されるようにしたが、この位置決めピン61に代わる突
起を同センターハウジング40の同位置に形成するよう
にしてもよい。
更して実施することもできる。 ・上記実施の形態では、位置決めピン61をセンターハ
ウジング40のピン取付け穴45に圧入して、これが同
センターハウジング40のベアリング取付け面から突出
されるようにしたが、この位置決めピン61に代わる突
起を同センターハウジング40の同位置に形成するよう
にしてもよい。
【0039】・また、上記センターハウジング40に
は、案内機構60の一部として上記穴45を設けてお
き、スラストベアリング50やシールプレート32の組
付け時に、上記位置決めピン61を同穴45に挿入する
構成としてもよい。
は、案内機構60の一部として上記穴45を設けてお
き、スラストベアリング50やシールプレート32の組
付け時に、上記位置決めピン61を同穴45に挿入する
構成としてもよい。
【0040】・また、上記実施の形態では、案内機構6
0として、位置決めピン61にスラストベアリング50
の案内孔55が貫通され、更に同位置決めピン61にシ
ールプレート32の案内穴35が係合される構造とした
が、その案内構造はこうした構造に限られない。他に例
えば、センターハウジング40に設けられた凹部あるい
は凸部とスラストベアリング50に設けられた凸部ある
いは凹部との係合、及びスラストベアリング50に設け
られた凹部あるいは凸部とシールプレート32に設けら
れた凸部あるいは凹部との係合が各別になされる構造、
等も適宜採用することができる。要は、それら凹凸部の
係合を通じてスラストベアリング50及びシールプレー
ト32の組付け姿勢が案内される構造であればよい。
0として、位置決めピン61にスラストベアリング50
の案内孔55が貫通され、更に同位置決めピン61にシ
ールプレート32の案内穴35が係合される構造とした
が、その案内構造はこうした構造に限られない。他に例
えば、センターハウジング40に設けられた凹部あるい
は凸部とスラストベアリング50に設けられた凸部ある
いは凹部との係合、及びスラストベアリング50に設け
られた凹部あるいは凸部とシールプレート32に設けら
れた凸部あるいは凹部との係合が各別になされる構造、
等も適宜採用することができる。要は、それら凹凸部の
係合を通じてスラストベアリング50及びシールプレー
ト32の組付け姿勢が案内される構造であればよい。
【0041】・また、こうした案内機構は、センターハ
ウジング40とスラストベアリング50との間のみに選
択的に設けられるものであってもよい。こうした構成に
よっても、少なくともスラストベアリングの表裏逆組付
けを防止することはできる。
ウジング40とスラストベアリング50との間のみに選
択的に設けられるものであってもよい。こうした構成に
よっても、少なくともスラストベアリングの表裏逆組付
けを防止することはできる。
【0042】・上記実施の形態では、案内機構60を別
途設ける構成としたが、これに代えて、シールプレート
32の取付孔34、スラストベアリング50の取付孔5
3、及びセンターハウジング40の雌ねじ42に、こう
した案内機構としての案内構造を併せ持たせるようにし
てもよい。すなわちこの場合、これら取付孔34,53
及び雌ねじ42を例えば線対称の対称軸に対して非対称
となる位置に、すなわち対称線から偏倚してそれぞれ形
成することなどが考えられる。こうした構成によって
も、それら孔と雌ねじ42の一致、不一致の確認を通じ
て、スラストベアリングの表裏逆組付けを防止すること
ができるようになる。
途設ける構成としたが、これに代えて、シールプレート
32の取付孔34、スラストベアリング50の取付孔5
3、及びセンターハウジング40の雌ねじ42に、こう
した案内機構としての案内構造を併せ持たせるようにし
てもよい。すなわちこの場合、これら取付孔34,53
及び雌ねじ42を例えば線対称の対称軸に対して非対称
となる位置に、すなわち対称線から偏倚してそれぞれ形
成することなどが考えられる。こうした構成によって
も、それら孔と雌ねじ42の一致、不一致の確認を通じ
て、スラストベアリングの表裏逆組付けを防止すること
ができるようになる。
【0043】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は、次のような各種の技術思想をも含むも
のであることを付記しておく。 (1)前記案内機構が、前記センターハウジングと前記
スラストベアリングとの締結に用いられるボルトの挿通
孔及び雌ねじからなり、それら挿通孔及び雌ねじが共に
対称線から偏倚して形成されてなる請求項1記載のター
ボチャージャ。
たが、本発明は、次のような各種の技術思想をも含むも
のであることを付記しておく。 (1)前記案内機構が、前記センターハウジングと前記
スラストベアリングとの締結に用いられるボルトの挿通
孔及び雌ねじからなり、それら挿通孔及び雌ねじが共に
対称線から偏倚して形成されてなる請求項1記載のター
ボチャージャ。
【0044】(2)前記案内機構が、前記センターハウ
ジングと前記スラストベアリング及び前記シールプレー
トとの締結に用いられるボルトの挿通孔及び雌ねじから
なり、それら挿通孔及び雌ねじが共に対称線から偏倚し
て形成されてなる請求項3記載のターボチャージャ。
ジングと前記スラストベアリング及び前記シールプレー
トとの締結に用いられるボルトの挿通孔及び雌ねじから
なり、それら挿通孔及び雌ねじが共に対称線から偏倚し
て形成されてなる請求項3記載のターボチャージャ。
【0045】(3)前記案内機構が、前記センターハウ
ジングとの締結に用いられるボルトの挿通孔であり、同
挿通孔が対称線から偏倚して形成されてなる請求項5記
載のターボチャージャのスラストベアリング。
ジングとの締結に用いられるボルトの挿通孔であり、同
挿通孔が対称線から偏倚して形成されてなる請求項5記
載のターボチャージャのスラストベアリング。
【0046】(4)前記案内機構が、前記センターハウ
ジングとの締結に用いられるボルトの挿通孔であり、同
挿通孔が対称線から偏倚して形成されてなる請求項7記
載のターボチャージャのシールプレート。
ジングとの締結に用いられるボルトの挿通孔であり、同
挿通孔が対称線から偏倚して形成されてなる請求項7記
載のターボチャージャのシールプレート。
【図1】本発明にかかるターボチャージャの一実施の形
態を示す部分断面図。
態を示す部分断面図。
【図2】同ターボチャージャの組付構造を示す分解斜視
図。
図。
【図3】同ターボチャージャのスラストベアリングの背
面構造を示す背面図。
面構造を示す背面図。
【図4】従来のターボチャージャの構造を示す断面図。
【図5】従来のターボチャージャの組付構造を示す分解
斜視図。
斜視図。
【図6】従来のターボチャージャのスラストベアリング
の背面構造を示す背面図。
の背面構造を示す背面図。
200…タービン、21…タービンホイール、30,3
00…コンプレッサ、31…コンプレッサインペラ、3
2,320…シールプレート、33…ボルト、34…取
付孔、35…案内孔、40,400…センターハウジン
グ、41…シャフト、42…雌ねじ、43…オイル供給
孔、45…ピン取付け穴、50,500…スラストベア
リング、51…摺動面、52…オイル溝、53…取付
孔、55…案内孔、60…案内機構、61…位置決めピ
ン。
00…コンプレッサ、31…コンプレッサインペラ、3
2,320…シールプレート、33…ボルト、34…取
付孔、35…案内孔、40,400…センターハウジン
グ、41…シャフト、42…雌ねじ、43…オイル供給
孔、45…ピン取付け穴、50,500…スラストベア
リング、51…摺動面、52…オイル溝、53…取付
孔、55…案内孔、60…案内機構、61…位置決めピ
ン。
Claims (8)
- 【請求項1】タービンホイールとコンプレッサインペラ
とを一体回転可能に連結するシャフトがスラストベアリ
ングによってその軸方向への移動が規制されつつセンタ
ーハウジングに支持されてなるターボチャージャにおい
て、 前記スラストベアリングの前記センターハウジングに対
する単一の態様での装着を案内する案内機構を備えるこ
とを特徴とするターボチャージャ。 - 【請求項2】前記案内機構が、前記センターハウジング
の前記スラストベアリングとの装着面に対称線から偏倚
して突出形成された位置決めピンと、前記スラストベア
リングの装着時この位置決めピンが単一の態様で挿通さ
れるように同スラストベアリングに貫通形成された孔と
を備えて構成される請求項1記載のターボチャージャ。 - 【請求項3】タービンホイールとコンプレッサインペラ
とを一体回転可能に連結するシャフトがスラストベアリ
ングによってその軸方向への移動が規制されつつセンタ
ーハウジングに支持されるとともに、円盤形状のシール
プレートが前記スラストベアリングを介して前記センタ
ーハウジングにボルト締結されることで同センターハウ
ジングのスラスト面がシールされるターボチャージャに
おいて、 前記スラストベアリング及び前記シールプレートの前記
センターハウジングに対する単一の態様での装着を案内
する案内機構を備えることを特徴とするターボチャージ
ャ。 - 【請求項4】前記案内機構が、前記センターハウジング
の前記スラストベアリングとの装着面に対称線から偏倚
して突出形成された位置決めピンと、前記スラストベア
リングの装着時、この位置決めピンが単一の態様で挿通
されるように同スラストベアリングに貫通形成された孔
と、前記シールプレートの装着時、同じく前記位置決め
ピンが単一の態様で挿入されるように同シールプレート
に穿設形成された穴とを備えて構成される請求項3記載
のターボチャージャ。 - 【請求項5】タービンホイールとコンプレッサインペラ
とを一体回転可能に連結するシャフトの軸方向への移動
を規制すべく同シャフトを支持するセンターハウジング
に装着されるターボチャージャのスラストベアリングに
おいて、 少なくとも前記センターハウジングとの装着面に当該ス
ラストベアリングの単一の態様での装着を案内する案内
機構を備えることを特徴とするターボチャージャのスラ
ストベアリング。 - 【請求項6】前記案内機構が、前記センターハウジング
との装着面に対称線から偏倚して貫通形成された孔であ
る請求項5記載のターボチャージャのスラストベアリン
グ。 - 【請求項7】タービンホイールとコンプレッサインペラ
とを一体回転可能に連結するシャフトの軸方向への移動
を規制するスラストベアリングを介して前記シャフトを
支持するセンターハウジングにボルト締結されることで
同センターハウジングのスラスト面をシールするターボ
チャージャのシールプレートにおいて、 少なくとも前記スラストベアリングとの装着面に当該シ
ールプレートの単一の態様での装着を案内する案内機構
を備えることを特徴とするターボチャージャのシールプ
レート。 - 【請求項8】前記案内機構が、前記スラストベアリング
との装着面に対称線から偏倚して穿設形成された穴であ
る請求項7記載のターボチャージャのシールプレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000228991A JP2002038966A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | ターボチャージャ及びターボチャージャのスラストベアリング及びターボチャージャのシールプレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000228991A JP2002038966A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | ターボチャージャ及びターボチャージャのスラストベアリング及びターボチャージャのシールプレート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002038966A true JP2002038966A (ja) | 2002-02-06 |
Family
ID=18722183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000228991A Pending JP2002038966A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | ターボチャージャ及びターボチャージャのスラストベアリング及びターボチャージャのシールプレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002038966A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009125452A1 (ja) | 2008-04-08 | 2009-10-15 | 株式会社Ihi | ターボチャージャ |
US20100061668A1 (en) * | 2008-09-11 | 2010-03-11 | Dominique Petitjean | High performance thrust bearing pad |
WO2014010429A1 (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-16 | ナパック株式会社 | ターボチャージャー用のスラストベアリングの製造法およびターボチャージャー用のスラストベアリング |
JP2014062492A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Otics Corp | ターボチャージャ及びその製造方法 |
-
2000
- 2000-07-28 JP JP2000228991A patent/JP2002038966A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009125452A1 (ja) | 2008-04-08 | 2009-10-15 | 株式会社Ihi | ターボチャージャ |
US8794905B2 (en) | 2008-04-08 | 2014-08-05 | Ihi Corporation | Turbocharger |
US20100061668A1 (en) * | 2008-09-11 | 2010-03-11 | Dominique Petitjean | High performance thrust bearing pad |
CN101672216A (zh) * | 2008-09-11 | 2010-03-17 | 霍尼韦尔国际公司 | 高性能推力轴承垫 |
US8317400B2 (en) * | 2008-09-11 | 2012-11-27 | Honeywell International Inc. | High performance thrust bearing pad |
WO2014010429A1 (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-16 | ナパック株式会社 | ターボチャージャー用のスラストベアリングの製造法およびターボチャージャー用のスラストベアリング |
JP2014062492A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Otics Corp | ターボチャージャ及びその製造方法 |
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