JP2002038669A - 軒樋吊り具及び軒樋固定方法 - Google Patents
軒樋吊り具及び軒樋固定方法Info
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Abstract
ると夏の熱膨張により軒樋が伸びて蛇行するという課題
がある。この対策として、軒樋取付具の取り付け間隔を
狭めればよいが、それでは取付具が増え、施工コストが
かかる。積雪によって軒樋に下方へ強い負荷がかかると
該軒樋取付具から外れてしまう場合があり、積雪量の多
い地域では軒樋取付具同士の間隔を詰めなければならな
い。そのため、積雪地での軒樋取付作業には手間がかか
っていた。 【解決手段】軒樋吊り具を、網に係止する保持部2と、
軒樋に係止する係止部3及び/又は軒樋取付具に固定す
る固定部4を有するものとし、これを網7から吊して軒
樋6を保持する。
Description
軒樋の蛇行や積雪等の負荷による外れを防止する軒樋吊
り具及びこの軒樋吊り具を利用した軒樋固定方法に関す
る。
開けられて複数個固定された軒樋取付具によって吊さ
れ、必要に応じて、この軒樋の上面に網が固定される
(例えば特開平11−280215号公報参照)。この
網は、通常、金属製のものが採用されている。
にあっては、軒樋取付具同士の間隔を開けると夏の熱膨
張により軒樋が伸びて蛇行してしまうという課題があ
る。これは上記網を取り付けた際、網の伸縮度合いが少
ないため、顕著に発生してしまう。かかる対策として、
軒樋取付具の取り付け間隔を狭めればよいが、それで
は、取付具が増え、施工コストがかかってしまう。
ると軒樋が該軒樋取付具から外れてしまう場合がある。
そのため、積雪量の多い地域では軒樋取付具同士の間隔
を詰めなければならない。この間隔は、具体的には通常
で600mm、積雪地で450mm〜300mmであ
り、積雪地での軒樋取付作業には手間がかかっている。
があっても軒樋の蛇行を少なくし、積雪があっても軒樋
が外れ難くすることにある。
鋭意検討を行った結果、軒樋と軒樋取付具だけでなく合
成樹脂製の軒樋よりも熱収縮の少ない網へも該軒樋を固
定することにより、軒樋の蛇行や外れを防げることを見
出し、本発明を完成させた。
る保持部と、軒樋に係止する係止部及び/又は軒樋取付
具に固定する固定部を有することを特徴とする軒樋吊り
具であり、さらには、この軒樋吊り具を使用した軒樋固
定方法である。
を吊すように軒樋固定具同士間に取り付けることによ
り、軒樋の蛇行や積雪等による軒樋の外れを防止するこ
とができる。
軒樋取付具に軒樋が取り付けられ、該軒樋取付具に直接
的又は間接的に該軒樋の上面を覆う網が取り付けられた
軒樋固定方法において、該網に上記保持部を介して上記
軒樋吊り具を取り付け、該軒樋吊り具に上記係止部を介
して軒樋を係止したことを特徴とする軒樋固定方法であ
る。
ものであれば、軒樋や軒樋固定具の形状に併せて適宜選
択できるものである。
れて軒樋を保持できる強度と耐久性を有するものであれ
ば適宜選択でき、従来の軒樋固定具に使用されてきてい
る合成樹脂や金属で形成でき、例えばステンレス、鉄、
鋼、銅、アルミニウム、亜鉛、ニッケルなどの単体又は
合金といった金属、熱可塑性樹脂(例えばポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、AB
S(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、ポリ
カーボネート)や熱硬化性樹脂の単体又は複合体といっ
た合成樹脂や、合成樹脂に補強繊維(例えばガラス繊
維、アラミド繊維、金属繊維など)を含有させた合成樹
脂がある。なお、金属に合成樹脂やゴムを被覆又は積層
した複合体であっても良いのはもちろんである。
間接的に該軒樋の上面を覆う網が取り付けられる手段」
を、該軒樋取付具に上記固定部を介して上記軒樋吊り具
を取り付け、該軒樋吊り具に上記係止部を介して網を取
り付ける手段にすることもできる。かかる手段により、
該軒樋吊り具を網固定具として併用することができ部品
点数を減らすことができる一方、網を必要としない場合
には、上記軒樋吊り具を軒樋固定具に取り付けなくてす
む。
止する保持部と、軒樋に係止する係止部及び/又は軒樋
取付具に固定する固定部を有するものとし、この軒樋吊
り具を網と軒樋の間に取り付けることにより、軒樋の伸
縮があっても軒樋の蛇行を少なくし、積雪があっても軒
樋が外れることをなくすことができる。
た軒樋取付具に軒樋が取り付けられ、該軒樋取付具に直
接的又は間接的に該軒樋の上面を覆うように網が取り付
けられた軒樋固定方法において、該網に上記保持部を介
して上記軒樋吊り具を取り付け、該軒樋吊り具に上記係
止部を介して軒樋を係止し、これにより軒樋の伸縮があ
っても軒樋の蛇行を少なくし、積雪があっても軒樋が外
れることをなくすことができる。
「該軒樋取付具に直接的又は間接的に該軒樋の上面を覆
う網が取り付けられる手段」が、該軒樋取付具に上記固
定部を介して上記軒樋吊り具を取り付け、該軒樋吊り具
に上記係止部を介して網を取り付けた手段にすることに
より、該軒樋吊り具を網固定具として併用することがで
き部品点数を減らすことができる一方、網を必要としな
い場合には、上記軒樋吊り具を軒樋固定具に取り付けて
なくてすむことができる。
示して詳細に説明する。図1は本発明の一実施例にかか
る軒樋吊り具を軒樋に施工した状態を模式的に示した説
明図であり、図2は図1で用いた軒樋吊り具を模式的に
示した斜視図であり、さらに図3は軒樋吊り具における
施工例を模式的に示した斜視図である。
び図2に示すように、網7に係止する保持部2と、軒樋
6に係止する係止部3及び軒樋取付具5に固定する固定
部4を有するものである。
に、建屋に略水平に複数個取り付けられた軒樋取付具5
によって建屋に取り付けられる。該軒樋取付具5には軒
樋吊り具1が取り付けられ、該軒樋吊り具1には網7
(図3では図示省略)が取り付けられる。なお、網7
は、図1に示すように、屋外側を保持部2で、建屋側を
係合部8で固定して安定固定されている。ここで、上記
軒樋吊り具1が、上該軒樋取付具5同士の間に取り付け
られ、該軒樋6と網7(図3では図示省略)をつなげ
る。なお、該軒樋吊り具1及び軒樋固定具5はポリカー
ボネートで形成され、網7は金属製であり、さらに軒樋
6はポリ塩化ビニル製である。
による熱膨張しても、該軒樋6よりも熱膨張しない網7
から軒樋吊り具1を介して固定しているため、軒樋の蛇
行が少なくなった。また、積雪のように強い負荷がかか
っても、軒樋6を吊す間隔が短くなったため、軒樋6が
外れにくくなった。また、積雪地域以外では積雪時の負
荷を考慮しなくてよいので、軒樋取付具同士の間隔を従
来の600mmから1200mmにすることができた。
またさらに、網7が、その屋外側を保持部2で固定し、
その建屋側を係合部8で固定しているため、安定固定さ
れている。
に係止する係止部及び/又は軒樋取付具に固定する固定
部を有することを特徴とし、これにより軒樋の伸縮によ
る軒樋の蛇行や積雪等の負荷による外れを防止すること
ができた。
た軒樋取付具に軒樋が取り付けられ、該軒樋取付具に直
接的又は間接的に該軒樋の上面を覆う網が取り付けられ
た軒樋固定方法において、該網に上記保持部を介して上
記軒樋吊り具を取り付け、該軒樋吊り具に上記係止部を
介して軒樋を係止したことを特徴とし、これによっても
軒樋の伸縮による軒樋の蛇行や積雪等の負荷による外れ
を防止することができた。
の「該軒樋取付具に直接的又は間接的に該軒樋の上面を
覆う網が取り付けられる手段」を、該軒樋取付具に上記
固定部を介して上記軒樋吊り具を取り付け、該軒樋吊り
具に上記係止部を介して網を取り付けた手段とし、これ
により該軒樋吊り具を網固定具として併用することがで
き部品点数を減らすことができる一方、網を必要としな
い場合には、上記軒樋吊り具を軒樋固定具に取り付けて
なくてすむことができた。
施工した状態を模式的に示した説明図である。
図である。
視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 網に係止する保持部(2)と、軒樋に係
止する係止部(3)及び/又は軒樋取付具に固定する固
定部(4)を有することを特徴とする軒樋吊り具。 - 【請求項2】 建屋に取り付けられた軒樋取付具(5)
に軒樋(6)が取り付けられ、該軒樋取付具(5)に直
接的又は間接的に該軒樋(6)の上面を覆う網(7)が
取り付けられた軒樋固定方法において、該網(7)に上
記保持部(2)を介して上記軒樋吊り具(1)を取り付
け、該軒樋吊り具(1)に上記係止部(3)を介して軒
樋(6)を係止したことを特徴とする軒樋固定方法。 - 【請求項3】 該軒樋取付具(5)に直接的又は間接的
に該軒樋(6)の上面を覆う網(7)が取り付けられる
請求項2に記載の手段が、該軒樋取付具(5)に上記固
定部(4)を介して上記軒樋吊り具(1)を取り付け、
該軒樋吊り具(1)に上記係止部(3)を介して網
(7)を取り付けた手段であることを特徴とする請求項
2記載の軒樋固定方法。
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---|---|---|---|
JP2000224764A JP4583560B2 (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | 軒樋吊り具及び軒樋固定方法 |
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Publications (2)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007092309A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 軒樋装置 |
JP2009035985A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Konishi Co Ltd | 雨樋ネット取付用具及びそれを用いた雨樋ネットの取付構造 |
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JP2000017797A (ja) * | 1998-07-06 | 2000-01-18 | Shigero Sasamoto | 樋受け金具とその押さえ部材 |
JP2000038814A (ja) * | 1998-07-23 | 2000-02-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 軒樋吊具 |
-
2000
- 2000-07-26 JP JP2000224764A patent/JP4583560B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4534929B2 (ja) * | 2005-09-27 | 2010-09-01 | パナソニック電工株式会社 | 軒樋装置 |
JP2009035985A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Konishi Co Ltd | 雨樋ネット取付用具及びそれを用いた雨樋ネットの取付構造 |
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