JP2002038506A - 接続構造及び止水可とう継手と短管との組合せ - Google Patents

接続構造及び止水可とう継手と短管との組合せ

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JP2002038506A JP2000222829A JP2000222829A JP2002038506A JP 2002038506 A JP2002038506 A JP 2002038506A JP 2000222829 A JP2000222829 A JP 2000222829A JP 2000222829 A JP2000222829 A JP 2000222829A JP 2002038506 A JP2002038506 A JP 2002038506A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した水密性、耐震性及び下水流下性が得
られる、マンホールと取付け管きょとの接続構造及び止
水可とう継手と短管との組合せを提供する。 【解決手段】 本発明では、接続構造1を提供する。接
続構造1は、マンホール2と、取付け管きょ3と、止水
可とう継手4と、短管5とを備えており、マンホール2
の接続孔2aと取付け管きょ3とを接続する。止水可と
う継手4は、接続孔2aに圧着される筒状部4aと、取
付け管きょ3の外周を被覆する被覆部4bとを備えてお
り、短管5は圧着部5aと接続部5bとを備えている。
短管5は止水可とう継手4の筒状部4aの内側に挿入さ
れており、短管5の圧着部5aは筒状部4aの外周をマ
ンホール2の接続孔2aの内壁に圧着させている。この
止水可とう継手4の筒状部4aは、短管5の圧着部5a
とマンホール2の接続孔2aとの間で圧縮された状態で
固定され、水密性を発揮する。短管5の接続部5bの内
側には、取付け管きょ3が挿入されており、取付け管き
ょ3の挿入端部3aが短管5に接触して、取付け管きょ
3が位置決めされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホールの接続
孔と下水道等の取付け管きょとを接続する、接続構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】組立て式のコンクリート製小型マンホー
ル(以下、「小型マンホール」と称する。)は、300
〜500mm程度の内径を有し、人の出入りができない
ため、維持管理機械の出し入れや地表からの点検等に用
いられる。
【0003】図9は、従来の小型マンホールが取付け管
きょの長さ方向で切断されている縦断面図である。図1
0は、従来の小型マンホールが取付け管きょの幅方向で
切断されている縦断面図である。図9及び10に示すよ
うに、小型マンホール51は、調整リング52、斜壁5
3、直壁54、管取り付け壁55、底版56等の各部材
で構成される。最上部に蓋及び受枠が装備されている。
【0004】図9及び10に示すような小型マンホール
51は、内径が900mm以上のマンホールとは異な
り、作業者がマンホール内に入ることができないため、
マンホール51に取付け管きょ57a,57bを継手材
で接続した後に、モルタルでインバート58を作り、仕
上げることができない。
【0005】このため、小型マンホールでは、図11〜
13に示すように、インバート59を予備成型したイン
バート付き底版60が用いられる。図11は、インバー
ト付き底版60の上面図であり、図12は、かかるイン
バート付き底版60の側面図であり、図13は、かかる
インバート付き底版60の正面図である。
【0006】図11〜13のようなインバート付き底版
60を用いる場合、かかるインバート59に接する部分
の取付け管きょ及び継手は、インバート59の形状に沿
った形状が必要である。
【0007】図14は、インバート付き底版60から作
製した小型マンホール61を上から見た、接続部の一部
断面を含む上面図である。図15は、図14の小型マン
ホール61を取付け管きょ62a,62bの長さ方向に
切断した断面図である。
【0008】図14及び15に示すように、インバート
付き底版60から作製する小型マンホール61は、イン
バート付き底版60と可とう継手62が装着される際、
取付け管きょ63a,63bの内径側の管底63c,6
3dが、インバート64と段差なく位置合わせされ、固
定された後、止水可とう継手62と削孔65a,65b
との隙間にモルタル66を詰め、仕上げる方法が行われ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前述のよ
うに、小型マンホールに可とう継手を用いて取付け管き
ょを接続する一般的な方法では、可とう継手はモルタル
で埋め込まれるだけであり、水密性が十分でないことを
見出した。
【0010】埋設後の不同沈下や地震等によって取付け
管きょが変位した場合、モルタルと可とう継手又は取付
け管きょと可とう継手との間に隙間が生じ、地下水・土
砂等の侵入が発生するのである。
【0011】また、地震時の取付け管きょの抜け出しに
対しても、容易に可とう継手が管きょと共に抜け出して
しまい、水密構造が失われるのである。
【0012】一方、本発明者は、このような従来の可と
う継手の取付構造では、下水の流下が妨げられることを
見出した。
【0013】本発明は、安定した水密性、耐震性及び下
水流下性が得られる、マンホールと取付け管きょとの接
続構造及び止水可とう継手と短管との組合せを提供する
ことを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、マンホール
と、取付け管きょと、止水可とう継手と、短管とを備え
ており、前記マンホールの接続孔と前記取付け管きょと
を接続する接続構造であって、前記止水可とう継手が、
前記接続孔に圧着される筒状部と、前記取付け管きょの
外周を被覆する被覆部とを備えており、前記筒状部及び
前記被覆部が弾性体から形成されており、前記短管が圧
着部と接続部とを備えており、前記短管が前記筒状部の
内側に挿入されており、前記圧着部が前記筒状部の外周
を前記接続孔の内壁に圧着させており、前記接続部の内
側に前記取付け管きょが挿入されており、前記取付け管
きょの挿入端部が前記短管に接触していることを特徴と
する、接続構造に係るものである。
【0015】また、本発明は、かかるマンホールの接続
孔と取付け管きょとの接続構造に用いる、止水可とう継
手と短管との組合せに係るものである。
【0016】本発明者は、小型マンホールと取付け管き
ょとの接続構造において、安定した水密性及び耐震性を
得るため、種々の可とう継手を用いて接続構造を試作
し、検討した。
【0017】その結果、意外にも、本発明者は、小型マ
ンホールに限らず、通常の内径が900mm以上のマン
ホールについても、水密性及び耐震性について満足がい
くと共に、下水等の流下性に優れた接続構造を見出し
た。
【0018】本発明者の研究によれば、従来のマンホー
ルと取付け管きょとの接続では、傾斜地に設置するマン
ホールの場合や、地震等の地盤の変動により取付け管き
ょが変位した場合に、下水の流下性が著しく低下するこ
とが分かった。
【0019】前述したように、図14及び15に示すよ
うな従来の小型マンホールでは、インバート付き底版が
用いられる。かかる底版のインバートは、予め設定した
角度や大きさを有し、傾斜地等に設置する場合には、管
きょが、傾斜地等の勾配に合わせて角度をつけられる。
【0020】図16は、かかる小型マンホールと取付け
管きょとの接続部を示す断面図である。かかる小型マン
ホール67では、取付け管きょ68a,68bが、傾斜
した勾配で継手69a,69b及びモルタル70a,7
0bによって取り付けられるため、管きょ68a,68
bの端部68c,68dは、取付け角度に伴い、図16
に示すように、底版71から浮いたり、沈んだりして、
段差72a,72bが生じてしまい、下水等の流下を阻
害する。
【0021】また、底版に所定の傾斜地の角度に合わせ
たインバートを形成したインバート付き底版を用いる場
合や、通常の内径が900mm以上のマンホールで、マ
ンホールの接続孔に可とう継手を介して取付け管きょを
接続した後、人がマンホール内に入って傾斜地に合わせ
てインバートを仕上げたとしても、地震による地盤沈下
等によって取付け管きょの取付け角度に変化が生じた場
合には、下水等の流下が同様に阻害される。
【0022】本発明は、かかる取付け管きょの挿入端部
の位置決めを、止水可とう継手の内側に挿入する短管に
よって行うことに基づくものである。
【0023】本発明では、止水可とう継手が、マンホー
ルの接続孔に圧着される筒状部と、取付け管きょの外周
を被覆する被覆部とを備えており、これらの筒状部と被
覆部とが弾性体から形成されている。
【0024】これによって、本発明では、マンホールと
取付け管きょとの接続構造に、所望の水密性及び耐震性
を与えることができる。
【0025】また、本発明では、短管が、止水可とう継
手の筒状部の外周をマンホールの接続孔の内壁に圧着さ
せる圧着部と、取付け管きょを挿入される接続部とを備
えており、かかる短管が止水可とう継手の筒状部の内側
に挿入され、取付け管きょが短管の接続部の内側に挿入
され、取付け管きょの挿入端部が短管に接触する。
【0026】本発明によれば、短管が、マンホールの接
続孔に止水可とう継手の筒状部を圧着させており、取付
け管きょの挿入端部を接触させて位置決めしているの
で、取付け管きょの取付け角度の変位が発生しても、挿
入端部の下部を支点として変位し、短管と取付管きょ端
部の間に段差は発生せず、取付け管きょがマンホール内
に押し込まれることがない。
【0027】また、本発明によれば、取付け管きょが変
位しても、予め設定された短管とマンホールの底版との
位置関係が保たれ、取付け管きょとインバートとの連続
性を著しく向上させることができるので、下水等の流下
を妨げることがない。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
本発明は、マンホールとしては、300〜500mmの
内径を有する小型マンホールや、通常の1号マンホール
(内径900mmφ)以上のマンホールにも十分適応で
きるものであり、本発明では、種々の口径を有し、種々
の材質からなるマンホールを用いることができる。
【0029】また、本発明では、取付け管きょには、コ
ンクリート製に限らず、種々の材質から成る種々の口径
の管を用いることができる。
【0030】本発明にかかる止水可とう継手は、筒状部
と被覆部とを備えている。かかる止水可とう継手の筒状
部は、概略円筒形状を具えることができ、マンホールの
接続孔に圧着され、また、被覆部は、取付け管きょの外
周を被覆する。これらの筒状部及び被覆部は、弾性体か
ら形成されている。
【0031】本発明では、止水可とう継手を、スチレン
・ブタジエンゴム、EPDM、クロロプレン等の合成ゴ
ム、天然ゴム及び熱可塑性エラストマー等から選択する
材料から形成することができる。
【0032】かかる止水可とう継手は、被覆部の一部を
蛇腹形状に形成することができる。かかる蛇腹形状に形
成された部分は、取付け管きょの位置変化に追従し、止
水可とう継手によって得られる水密性をより一層向上さ
せることができる。
【0033】また、かかる止水可とう継手には、マンホ
ールの外面に接する鍔部を形成することができる。かか
る鍔部は、土圧や地盤沈下等によって取付け管きょにマ
ンホールへの押込み力が発生しても、止水可とう継手が
押し込まれれるのを防止することができる。
【0034】本発明では、止水可とう継手の筒状部の外
周には、マンホールの接続孔の壁面と接する範囲に、水
膨張性シール材を設けることができる。これにより、マ
ンホールの接続孔と止水可とう継手の筒状部との間の水
密性をより一層高めることができる。
【0035】かかる水膨張性シール材は、天然又は合成
ゴムに、水膨張性樹脂及びその他添加剤を加えて加硫成
型して得ることができる。
【0036】本発明にかかる短管は、圧着部と接続部と
を備えている。かかる短管は、止水可とう継手の筒状部
の内側に挿入され、圧着部が止水可とう継手の筒状部の
外周をマンホールの接続孔の内壁に圧着させる。
【0037】かかる短管は、特に制限されず、種々の管
状体を用いることができる。かかる短管の接続部の内側
には、取付け管きょが挿入され、取付け管きょの挿入端
部が接触する。
【0038】本発明では、かかる短管は、硬質塩化ビニ
ル樹脂、ABS樹脂、PET樹脂、ナイロン等の硬質プ
ラスチック、又はFRP等の繊維強化プラスチック、ス
テンレス鋼等の腐食し難い金属類等から形成することが
できる。
【0039】本発明では、かかる短管が、マンホールの
接続孔に固定され、取付け管きょの挿入端部の位置決め
をする働きをする。
【0040】本発明にかかる短管は、その圧着部が、マ
ンホールの接続孔の中心に向かって突出する段差を形成
しており、取付け管きょの挿入端部が、この段差に接触
しているのが好ましい。
【0041】かかる段差は、取付け管きょを短管の接続
部に挿入し固定する際、その挿入端を位置決めするのに
有利である。
【0042】また、本発明にかかる短管は、その接続部
の内側面が、マンホールの内部に向かって縮径するテー
パー面を形成しており、取付け管きょの挿入端部が、こ
のテーパー面に接触しているのが好ましい。
【0043】かかるテーパー面を形成している接続部
は、取付け管きょを取付ける角度をこのテーパー面の角
度の範囲内で種々に許容することができ、取付け誤差
や、土圧や地盤の移動によって、取付け管きょの変位が
起きても、このテーパー面の角度の範囲内で取付け管き
ょの変位を種々に吸収することができる。
【0044】また、本発明では、かかる短管によって、
取付け管きょとマンホールの底版のインバートとの間に
おいて、下水等の流下の連続性を得ることができる。
【0045】かかる短管の圧着部は、剛性の高い材料か
ら形成されていることが好ましい。剛性の高い圧着部を
用いれば、止水可とう継手の筒状部をマンホールの接続
孔により一層強固に圧着することができる。
【0046】かかる短管は、その圧着部の内径が、取付
け管きょの内径と実質的に等しいのが好ましい。下水等
の流下性を高い状態に保つことができるからである。
【0047】図面を参照して、本発明をより一層詳細に
説明する。図1は、本発明の一例の接続構造の部分縦断
面図である。図2は、本発明の一例の止水可とう継手と
短管との組合せの斜視図である。図3は、本発明の他の
例の止水可とう継手と短管との組合せの部分横断面図で
ある。図4は、本発明の他の例の接続構造の横断面図で
ある。図5は、図4の接続構造の縦断面図である。図6
は、本発明にかかる更に他の例の短管の側面図である。
図7は、図6の短管を左方向から見た正面図である。図
8は、図6及び7の短管を用いた場合の接続構造の縦断
面図である。
【0048】図1に示すように、本発明の一例の接続構
造1は、マンホール2と、取付け管きょ3と、止水可と
う継手4と、短管5とを備えており、マンホール2の接
続孔2aと取付け管きょ3とを接続する接続構造であ
る。
【0049】止水可とう継手4は、接続孔2aに圧着さ
れる筒状部4aと、取付け管きょ3の外周を被覆する被
覆部4bとを備えている。短管5は、圧着部5aと接続
部5bとを備えている。
【0050】短管5は、止水可とう継手4の筒状部4a
の内側に挿入されており、短管5の圧着部5aは、筒状
部4aの外周をマンホール2の接続孔2aの内壁に圧着
させている。この止水可とう継手4の筒状部4aは、短
管5の圧着部5aとマンホール2の接続孔2aとの間で
圧縮された状態で固定され、水密性を発揮する。
【0051】短管5の接続部5bの内側には、取付け管
きょ3が挿入されており、取付け管きょ3の挿入端部3
aが短管5に接触している。
【0052】図1では、止水可とう継手4の被覆部4b
は、十分な水密性を得るために、締結バンド6により、
取付け管きょ3の外面と接続固定されている。
【0053】また、図1では、止水可とう継手4の筒状
部4aは、十分な水密性を得るために、マンホール2の
接続孔2aに接する面に、水膨張性シール材7が設けら
れている。
【0054】なお、図1では、短管5には、取付管きょ
3の面取りされた挿入端部3aが取り付け角度0°の状
態で取り付けられており、短管5が、マンホール側の内
側・外側とも、ストレート形状で形成されている。
【0055】本発明では、短管は、図1に示すように、
マンホール側の内側・外側とも、その内側面がストレー
ト面で形成されてもよく、また、後述するように、テー
パー面を有するように形成されていてもよい。
【0056】図2は、本発明の一例の止水可とう継手4
と短管5との組合せ8の斜視図であり、短管5が、止水
可とう継手4の筒状部4aの内部に挿入されたものであ
る。短管5は、止水可とう継手4をマンホールの接続孔
に固定した状態で、取付け管きょを取り付ける際、取付
け管きょの位置決めに有用である。
【0057】止水可とう継手4の筒状部4aの外周側に
は、マンホールの接続孔との間で水が侵入した場合に機
能して止水機能を発揮する水膨張性シール材7及び止水
可とう継手4の土圧によるマンホール内への押し込み防
止のための鍔部4cが設けられている。
【0058】止水可とう継手4の取付管きょ挿入側に
は、取付け管きょの外周を被覆する被覆部4bが設けら
れており、被覆部4bの一部には、取付け管きょが地震
等により抜出し変位が発生しても止水部に負荷がかから
ないよう、変位に追従し水密性を維持できるための蛇腹
部4dが設けられている。
【0059】図3は、本発明の他の例の止水可とう継手
14と短管15との組合せ18の横断面図を示すもので
あるが、取付け管きょを接続する側の短管15の接続部
15bは、その内側面が取付け管きょの取付け角度に合
わせたテーパー面15cを有している。その他、止水可
とう継手14の筒状部14a、被覆部14b、鍔部14
c及び蛇腹部14d、短管14の圧着部15a、締結バ
ンド16及び水膨張性シール材17は、図2のものと同
様である。
【0060】図4は、図3の止水可とう継手14と短管
15の組合せ18を、マンホール22に取り付けた状態
の接続構造21の横断面図を示し、筒状部14a及び短
管15とも、マンホール22の内径に沿った形状に合わ
せて作られ、位置決め固定されている。
【0061】また、取付け管きょ23の挿入端部23a
は、マンホール22の接続孔22aの内部の短管15ま
で挿入されており、短管15のテーパー面15cが位置
決めしているので、取付け管きょ23に土圧等による鉛
直荷重がかかる場合でも、取付け管きょ23の挿入端部
23aがマンホール22の接続孔22aの壁面で支えら
れることになるため、接続部が土圧に耐えられ、取付け
管きょの沈下を防ぐことができる。
【0062】図5は、図4の接続構造21の縦断面図で
あり、取付け管きょ23の取付け時に取付角度の誤差が
生じたり、取付け後の土圧等によって取付け管きょ23
に変位が生じたりして、取付け管きょ23′の状態にな
っても、短管15の接続部15bにテーパー面15cが
設けられているため、変位が吸収され、段差が生じず、
下水等の流下性を阻害することがない。
【0063】図6及び7は、本発明にかかる更に他の例
の短管35を示すものであり、短管35は、圧着部35
aと接続部35bを備えている。短管35の接続部35
bの内側面は、上半分がストレート面35cで、下半分
がテーパー面35dを形成しており、短管35は、取付
け管きょ接続時に、取付け管きょの挿入端部の位置決め
が容易となるような、段差35e,35fを有する。
【0064】図8は、図6及び7の短管35を、マンホ
ール42に取付けた状態の接続構造41の縦断面図を示
すもので、取付け管きょ43の取付け時に取付角度の誤
差が生じたり、取付け後の土圧等によって取付け管きょ
43に変位が生じたりして、取付け管きょ43′の状態
になっても、短管35の接続部35bにテーパー面35
dが設けられているため、挿入端部43aの変位が吸収
され、段差を生じることがなく、下水等の流下性を損な
うことがない。なお、図8中のその他、止水可とう継手
44の筒状部44a、被覆部44b、鍔部44c及び蛇
腹部44d、締結バンド46及び水膨張性シール材47
は、図2のものと同様である。
【0065】また、図8に示すような接続構造では、図
6及び7に示すような部分的にテーパー面を有する短管
を用いるので、図3のように接続部の内側面が全面テー
パー面の短管に比べ、取付け管きょの管底の位置合わせ
が容易である。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の接続構造によれば、短管が、マンホールの接続孔に止
水可とう継手の筒状部を圧着させており、取付け管きょ
の挿入端部を接触させて位置決めしているので、取付け
管きょの取付け角度が発生しても、挿入端部の下部を支
点として変位し、端管と取付管きょ端部の間に段差は発
生せず、取付け管きょがマンホール内に押し込まれるこ
とがない。
【0067】また、本発明によれば、取付け管きょが変
位しても、予め設定された短管とマンホールの底版との
位置関係が保たれ、取付け管きょとインバートとの連続
性を著しく向上させることができるので、下水等の流下
を妨げることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例の接続構造の部分縦断面図であ
る。
【図2】 本発明の一例の止水可とう継手と短管との組
合せの斜視図である。
【図3】 本発明の他の例の止水可とう継手と短管との
組合せの部分横断面図である。
【図4】 本発明の他の例の接続構造の横断面図であ
る。
【図5】 図4の接続構造の縦断面図である。
【図6】 本発明にかかる更に他の例の短管の側面図で
ある。
【図7】 図6の短管を左方向から見た正面図である。
【図8】 本発明の更に他の例の接続構造の縦断面図で
ある。
【図9】 従来の小型マンホールが取付け管きょの長さ
方向で切断されている縦断面図である。
【図10】 従来の小型マンホールが取付け管きょの幅
方向で切断されている縦断面図である。
【図11】 インバート付き底版の上面図である。
【図12】 インバート付き底版の側面図である。
【図13】 インバート付き底版の正面図である。
【図14】 インバート付き底版から作製した小型マン
ホールを上から見た、接続部の一部断面を含む上面図で
ある。
【図15】 図14の小型マンホールを取付け管きょの
長さ方向に切断した断面図である。
【図16】 小型マンホールと取付け管きょとの接続部
を示す断面図である。
【符号の説明】
1,21,41 接続構造 2,22,42 マンホール 2a,22a 接続孔 3,23,23′,43,43′ 取付け管きょ 3a,23a 挿入端部 4,14 止水可とう継手 4a,14a 筒状部 4b,14b 被覆部 4c,14c 鍔部 4d,14d 蛇腹部 5,15,35 短管 5a,15a,35a 圧着部 5b,15b,35b 接続部 6,16 締結バンド 7,17 水膨張性シール材 8,18 止水可とう継手と短管との組合せ 15c,35d テーパー面 35c ストレート面 35e,35f 段差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 秀夫 広島県福山市箕島町南丘5351番地 早川ゴ ム株式会社内 (72)発明者 門田 文夫 広島県福山市箕島町南丘5351番地 早川ゴ ム株式会社内 (72)発明者 高橋 英明 埼玉県草加市住吉1−11−60NSKビル 日本ステップ工業株式会社内 (72)発明者 歌野 正敏 神奈川県川崎市中原区新丸子町751番地 株式会社ニチコン内 Fターム(参考) 2D047 BA29 2D063 DA27 DA28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールと、取付け管きょと、止水可
    とう継手と、短管とを備えており、前記マンホールの接
    続孔と前記取付け管きょとを接続する接続構造であっ
    て、 前記止水可とう継手が、前記接続孔に圧着される筒状部
    と、前記取付け管きょの外周を被覆する被覆部とを備え
    ており、前記筒状部及び前記被覆部が弾性体から形成さ
    れており、前記短管が圧着部と接続部とを備えており、
    前記短管が前記筒状部の内側に挿入されており、前記圧
    着部が前記筒状部の外周を前記接続孔の内壁に圧着させ
    ており、前記接続部の内側に前記取付け管きょが挿入さ
    れており、前記取付け管きょの挿入端部が前記短管に接
    触していることを特徴とする、接続構造。
  2. 【請求項2】 前記取付け管きょの挿入端部が前記短管
    によって位置決めされていることを特徴とする、請求項
    1記載の接続構造。
  3. 【請求項3】 前記圧着部が、前記接続孔の中心に向か
    って突出する段差を形成しており、前記挿入端部が前記
    段差に接触していることを特徴とする、請求項1又は2
    記載の接続構造。
  4. 【請求項4】 前記接続部の内側面が、前記マンホール
    の内部に向かって縮径するテーパー面を形成しており、
    前記挿入端部が前記テーパー面に接触していることを特
    徴とする、請求項1〜3のいずれか一項記載の接続構
    造。
  5. 【請求項5】 前記圧着部が剛性の高い材料から形成さ
    れていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一
    項記載の接続構造。
  6. 【請求項6】 前記圧着部の内径が、前記取付け管きょ
    の内径と実質的に等しいことを特徴とする、請求項1〜
    5のいずれか一項記載の接続構造。
  7. 【請求項7】 マンホールの接続孔と取付け管きょとを
    接続するための、止水可とう継手と短管との組合せであ
    って、 前記止水可とう継手が、前記接続孔に圧着される筒状部
    と、前記取付け管きょの外周を被覆する被覆部とを備え
    ており、前記筒状部及び前記被覆部が弾性体から形成さ
    れており、前記短管が、前記筒状部の外周を前記接続孔
    の内壁に圧着させる圧着部と、前記取付け管きょを挿入
    される接続部とを備えており、前記短管が前記筒状部の
    内側に挿入されており、前記取付け管きょが前記接続部
    の内側に挿入されるとき、前記取付け管きょの挿入端部
    が前記短管に接触することを特徴とする、止水可とう継
    手と受口短管との組合せ。
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