JP2002037129A - エンジンフードロック廻りの構造 - Google Patents

エンジンフードロック廻りの構造

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JP2002037129A
JP2002037129A JP2000222546A JP2000222546A JP2002037129A JP 2002037129 A JP2002037129 A JP 2002037129A JP 2000222546 A JP2000222546 A JP 2000222546A JP 2000222546 A JP2000222546 A JP 2000222546A JP 2002037129 A JP2002037129 A JP 2002037129A
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latch
striker
lock
engine
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Kazuyoshi Fujii
和敬 藤井
Masayuki Munemura
昌幸 宗村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃力作用時においてエンジンフードをその
通常の閉止位置よりも更にオーバストロークさせてラッ
チが復帰する反力を小さくし、衝突エネルギを緩和する
と共にエンジンフードを低剛性にし衝撃力を緩和し衝突
時における安全性が向上でき、かつ比較的簡便に実施で
きるエンジンフードロック廻りの構造を提供する。 【解決手段】 エンジンフードアウタパネル11とエン
ジンフードインナパネル12とからなるエンジンフード
10はロック機構1により通常閉止状態に保持される
が、大きな外力が作用した場合、ロック機構1のストラ
イカ2がオーバストロークすべく構成され、ラッチが復
帰する反力を小さくし、その結果衝突エネルギが吸収さ
れる。また、エンジンフード10は比較的低剛性に形成
され衝撃力が緩和される。これにより、安全性の向上が
図れる。また、簡便な構造からなり、特別の他部材を使
用しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンフードの
閉止位置においてエンジンフードをロックするロック廻
りの構造に係り、特に、エンジンフードの前端部に衝突
する衝突物の安全性を確保するエンジンフードロック廻
りの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の車両のエンジンフードの概
要構造と、エンジンフードの閉止位置においてエンジン
フードをロックするロック機構の概要構造を示し、図4
は前記ロック機構の詳細構造を示す。エンジンフード1
0aは、エンジンフードアウタパネル11aとこの内部
に設けられているエンジンフードインナパネル12aと
エンジンフードアウタパネル11aとエンジンフードイ
ンナパネル12aとの間に架設されるレインフォース2
5等とからなる。このエンジンフード10aはエンジン
ルームの前面部を構成するデフレクタパネル13を覆っ
て配置される。ロック機構1aはエンジンフード10a
のエンジンフードインナパネル12aとデフレクタパネ
ル13との間に架設されエンジンフード10aの閉止時
においてエンジンフード10aのロックを行う。図3で
はロック機構1aのストライカ2aと、デフレクタパネ
ル13側に固定されるロック部材の基板8aが主に表示
されている。
【0003】エンジンフードアウタパネル11aは曲面
状部材からなる。一方、エンジンフードインナパネル1
2aは板部材からなり、エンジンフードアウタパネル1
1aの内面側に固着される。このエンジンフードインナ
パネル12aには前記のようにレインフォース25が固
着され、レインフォース25は緩衝部材26を介してエ
ンジンフードアウタパネル11aの内面に圧接される。
また、エンジンフードインナパネル12aにはロック機
構1aのストライカ2aが固持される。また、エンジン
フードアウタパネル11aとエンジンフードインナパネ
ル12aが合体したエンジンフード10aの前端部は、
車体側18に固定されている可撓性の当り板16及びラ
バ部材17側に当接係合する。
【0004】図4は従来技術のロック機構1aを示す。
ロック部材の基板8aは図3に示すようにデフレクタパ
ネル13側に固定される。この基板8aには前記のスト
ライカ2aに係合するラッチ3aと、ラッチ3aに係合
するラチェット4aと、ラッチ3a及びラチェット4a
を回動するためのラッチ用スプリング5aと、ラチェッ
ト用スプリング6a等が設けられる。
【0005】図4に示すように、ストライカ2aは基板
8a側に形成される凹溝9aに沿って上下動し、この凹
溝9aの底面近傍にストライカ2aが移動した状態がエ
ンジンフード10aが閉止されるロック位置に当る。ラ
ッチ3aは基板8a側に固定されたピン19を中心に回
動可能に基板8aに支持され、その開放端側に凹設され
る係止部である係止溝20aがストライカ2aを挟んで
ストライカ2aに係合する。また、ラッチ用スプリング
5aは前記のピン19からやや離れた位置においてその
一端側をラッチ3aに係着し、他端側を基板8aに係着
した状態で配置される。一方、ラチェット4aは基板8
aにその基端側をピン21により連結し、基板8aに回
動可能に支持される。ラチェット4aの先端側にはラチ
ェット用スプリング6aの一端部が連結され、その他端
部は基板8aに係着する。また、ラチェット4aの中間
部にはラッチ3aに係着してラッチ3aを閉止位置(ロ
ック位置)に保持する係止部22が形成される。
【0006】以上の構成により、従来のロック機構1a
は、エンジンフード10aの閉止方向の移動に伴ってス
トライカ2aを移動させ、これに係合しているラッチ3
aを閉止位置まで回動し、その位置でラチェット4aの
係止部22によりラッチ3aを保持し、エンジンフード
10aを閉止位置に保持するように形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】車両と衝突物24との
衝突時等において、図3に示すように衝突物24がエン
ジンフード10aの上面に当る。この場合、衝突物24
に大きな衝撃力が作用したり、衝突に伴う車体の衝突エ
ネルギの吸収が不十分の場合は衝突物24側の安全性が
不十分となる恐れがある。このため、車両の安全性を評
価するための評価方法が欧州法規の草案により提案さ
れ、この草案によってその車両の安全度が評価されてい
る。この法規は、例えば、エンジンフード10aに衝突
する衝突物24の衝突位置やその衝突方向,衝突速度等
が決められ、その条件による衝撃テストによって求めら
れた平均加速度と作用時間の関係として理論的に定めら
れたHIC((Head Injury Criter
ion)の値によって安全度を評価している。なお、H
ICの値は1000以下であることが安全性確保のため
望まれる。
【0008】図3,図4に示した構造の従来のエンジン
フード10aやそのロック機構1aの場合にはエンジン
フード10aそのものの剛性が高く、その上、エンジン
フード10aが固い部材であるロック機構1aの閉止位
置で固定されてそれ以上下降できず、衝突エネルギの吸
収が不十分になる可能性がある。このためHICが前記
1000の値を満足しない恐れがある。
【0009】一方、エンジンフードの安全性を向上する
ための公知技術として各種のものがあるが、例えば、特
開平7−69245号公報や特開平10−218022
号公報等が挙げられる。特開平7−69245号公報の
「車輌のボンネット」は、ボンネット(前記のエンジン
フードに相当するもの)をヒンジ組立体によって支持
し、ボンネットの前面に衝撃力が作用すると前記のヒン
ジ組立体がボンネットを後方に移動させると共にその後
方移動に伴ってボンネットを上方に持ち上げるように作
用し、ボンネットとその下方に配置されている部材との
間のスペースを確保して衝撃エネルギの吸収効率を向上
するようにしているものである。一方、特開平10−2
18022号公報の「自動車車体の前部構造」は、エン
ジンルームを覆うフードパネル(前記エンジンフードに
相当するもの)と車両の前面のフロントバンパとの間に
設けられた車体パネルをアウタパネルとインナパネルか
ら構成せしめ、このインナパネルと前記フードパネルと
の間に座屈変形機能を有する支持ステーを設け、衝突時
等において前記車体パネルの塑性変形と支持ステーの座
屈変形の相乗効果により衝突エネルギを吸収して安全性
を確保するものである。以上の公知技術はそれぞれ特徴
を有し、特に、衝突エネルギの吸収効率を高めて安全性
を確保する点において効果的なものであるが、構造にお
いてやや複雑であり、別部材を必要としコスト高となる
可能性がある。
【0010】本発明は、以上の事情に鑑みて発明された
ものであり、衝突物に大きな衝撃力を与えず、衝突エネ
ルギの吸収が十分に行われ、HICが1000以下にな
る可能性のあるエンジンフードロック廻りの構造を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、車体のエンジンルームの前面部を構成
するデフレクタパネル側とこれを覆って配設され前記エ
ンジンルーム側に開閉自在に支持されるエンジンフード
との間に架設され、前記エンジンフードの閉止時のロッ
クを行うロック機構であって、該ロック機構は、前記エ
ンジンフード側の略中央前端部に固定されるストライカ
と、該ストライカとの相対峙する前記デフレクタパネル
側に固定されるロック部材とからなり、該ロック部材
は、基板と、該基板に回動可能にピン支持されその開放
端側の係止部を前記ストライカに係合せしめ、その回動
により前記ストライカを上下動させるラッチと、前記基
板に回動可能にピン支持され、前記ラッチに係脱着可能
に係合し、前記エンジンフードの閉止状態において前記
ラッチに係着して該ラッチを閉止位置に固持するラチェ
ットと、前記ラッチ及びラチェットを前記ピン廻りに回
動すべくラッチ及びラチェットと前記基板との間に各々
に架設されるスプリングとを有し、前記基板には前記ス
トライカを通す凹溝が形成され、該凹溝は前記ストライ
カを前記エンジンフードの閉止位置から更に下方のオー
バストローク位置まで移動可能に形成されるエンジンフ
ードロック廻りの構造を構成するものである。
【0012】また、前記ラッチは前記ストライカの下降
に伴って回動可能に形成され、前記ラッチに係合するス
プリングは前記ラッチのオーバストローク回動位置にお
いて前記ラッチに戻り回動方向のモーメントを作用する
位置に配置され、前記モーメントを構成する前記ラッチ
のピンとスプリングとのレバ比が小寸に形成され、オー
バストローク時におけるラッチ側の反力を低減して衝突
物の傷害値を軽減することを特徴とする。
【0013】また、前記エンジンフードが、エンジンフ
ードアウタパネルと該エンジンフードアウタパネルの前
端部の下面に固着するレインフォースと前記ストライカ
を保持するエンジンフードインナパネルとを有するもの
からなる車体において、前記エンジンフードの前端部と
前記デフレクタパネルとの間に空間部を形成し、かつエ
ンジンフードアウタパネルに張り剛性を付加するデント
シートを設け、前記レインフォースを廃止することを特
徴とする。
【0014】また、前記ストライカを保持するエンジン
フードインナパネルには適宜場所にスリットが形成され
ることを特徴とする。
【0015】また、前記デフレクタパネル側に固定され
る前記ロック部材の基板にはラチェットの前記ラッチと
係合する方向における回動位置を規制するストッパが固
定されることを特徴とする。
【0016】本発明によれば、エンジンフードは通常そ
の閉止位置で閉止されるが、衝突等の大きな外力がエン
ジンフードに作用した場合は、更に下方に所定量オーバ
ストロークし得るようにロック機構まわりが形成され
る。これにより、衝突エネルギの吸収効率を向上するこ
とができる。また、オーバストロークが比較的容易にで
きると共にオーバストロークされたラッチが閉止方向に
復帰できるようにラッチにはラッチ用スプリングが配置
される。ラッチ用スプリングのレバ比を小さくしてオー
バストローク時における衝突物の傷害値を低減する。ま
た、エンジンフードそのものの剛性を通常の使用上差し
支えない程度において低下せしめ衝撃力の緩和を図り安
全性の確保をするようにしている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエンジンフードロ
ック廻りの構造の実施の形態を図面を参照して詳述す
る。図1は本実施の形態におけるエンジンフードやロッ
ク機構の概要構造を示し、図2はそのロック機構の詳細
構造を示すものである。
【0018】図1に示すように、エンジンフード10は
エンジンフードアウタパネル11と、この内部に配置さ
れエンジンフードアウタパネル11に固定されるエンジ
ンフードインナパネル12からなる。エンジンフード1
0と車体の前面部のデフレクタパネル13との間には適
宜な空間が設けられる。エンジンフードアウタパネル1
1は本実施の形態ではその先端部の形状を頭部(衝突物
24)中心から前方65[mm]までの範囲で曲率半径
500[mm]以上とし、その内面にはエンジンフード
アウタパネル11に張り剛性を与えるためのデントシー
ト14がエンジンフード10の開閉時に人が操作する部
分に裏打されて固定される。このデントシート14は厚
さt=1.2[mm]のエポキシ系の樹脂が一例として
用いられるがこれに限定されるものではない。一方、エ
ンジンフードインナパネル12は本実施の形態では部分
的に連続的なスリット15が形成され、その先端側には
ロック機構1のストライカ2が固定される。エンジンフ
ードアウタパネル11とエンジンフードインナパネル1
2との合体されているエンジンフード10の先端部は、
車体側18に固定される当り板16に保持されるラバ部
材17に閉止状態において当接する。
【0019】図1に示すようにロック機構1はデフレク
タパネル13に固定されるロック部材の基板8に配設さ
れるもので、図1では主にストライカ2の部分が示され
ている。図2は本実施の形態のロック機構1を示す。ロ
ック機構1はストライカ2とロック部材とからなり、該
ロック部材は基板8と、ストライカ2に係合するラッチ
3と、ラッチ3に係合するラチェット4と、ラッチ3及
びラチェット4を回動するためのラッチ用スプリング5
及びラチェット用スプリング6等とラチェット4の回動
位置を規制すべく基板8側に固定されるストッパ7等と
からなる。また、基板8にはストライカ2が上下動する
ための凹溝9が形成される。
【0020】図2に示すように、ストライカ2は基板8
に凹設される凹溝9に沿って上下動するが、本実施の形
態では凹溝9は従来技術における凹溝9a(図4)より
も深溝のものからなり、例えば、本実施の形態では約2
0[mm]深溝のものからなる。図2において実線のス
トライカ2はオーバストローク位置におけるストライカ
2を示す。点線のストライカ2は通常のエンジンフード
10の閉止位置におけるストライカ2を示す。
【0021】ラッチ3は前記の従来技術におけるラッチ
3aとほぼ同一の構造のものからなり、ピン19により
基板8側に回動可能に支持され、その開放端側に凹設さ
れた係止部である係止溝20はストライカ2に係合し、
これを挟持して保持する形状のものからなる。ラッチ3
の係止溝20はストライカ2がオーバストロークの位置
にあってもストライカ2が係止溝20から外れない形状
のものからなる。ピン19まわりのラッチ3の回動によ
り、ストライカ2は凹溝9に沿って上下動する。また、
ラチェット4は前記従来技術のラチェット4aとほぼ同
一の構造のものからなり、基板8側に固定されるピン2
1に基端側を支持され回動可能に基板8に保持される。
その先端側にはラチェット用スプリング6の一端側が連
結され、その他端側は基板8に係着される。また、ラチ
ェット4の中間部にはラッチ3に係脱着する係止部22
が形成される。この係止部22はストライカ2が通常の
閉止位置にある場合におけるラッチ3に係着し、ラッチ
3をその位置に固持するものである。また、ストッパ7
はラチェット4のラッチ3側への回動を規制するもの
で、これによりオーバストローク位置にあるラッチ3に
はラチェット4は係着しない。
【0022】図2に示すように、ラッチ用スプリング5
はピン19をほぼ中心として係止溝20と反対側に形成
されるスプリング係止部23に一端側を係着し、その他
端側を基板8側に係着した状態で配置される。この場
合、ラッチ用スプリング5は、図2に示すように、ラッ
チ3がオーバストローク位置に回動した場合にラッチ用
スプリング5の軸線からピン19までの距離、すなわち
レバ比aが比較的小さいものからなる。このレバ比aに
よりラッチ3のピン19まわりにはラッチ用スプリング
5のこの状態における反力と前記のレバ比aを乗じたモ
ーメントが作用し、ラッチ3をオーバストローク側と反
対の方向に回動すべく付勢する。レバ比aを小さくする
のは、オーバストローク時において衝突物24側への反
力を小さくし、傷害値を低減するためである。
【0023】次に、本実施の形態のエンジンフードロッ
ク廻りの構造の作用を説明する。通常、エンジンフード
10は図4に示した状態で閉止され、その場合における
ストライカ2は図2の点線の位置にある。前記のように
この状態ではラッチ3はストライカ2を点線の位置で挟
持し、ラチェット4の係止部22はラッチ3に係着し、
ラッチ3をその状態で保持する。次に、車両衝突時等の
ように大きな外力がエンジンフード10に作用すると、
エンジンフード10が下方に押され、ストライカ2もこ
れに伴って下方に移動する。従来技術と異なり、本実施
の形態では基板8に深溝の凹溝9が形成されているため
ストライカ2は凹溝9に沿って更に下降することができ
る。この場合、前記のようにラッチ3は円滑に回動でき
る。なお、この状態では図示のようにラチェット4とラ
ッチ3との係合は解除される。以上により、エンジンフ
ード10に衝突物24が当ってもエンジンフード10が
下方に大きく移動できるため衝突エネルギの吸収が円滑
に行われる。また、オーバストロークの解除時には前記
のモーメントによる復帰作用によりラッチ3は復帰方向
に円滑に回動することができるが、前記のようにレバ比
aが小さいためオーバストローク時の衝突物24側への
傷害値の低減が図れる。
【0024】また、前記のように、エンジンフードアウ
タパネル11やエンジンフードインナパネル12の剛性
が従来技術より低く、エンジンフード10とデフレクタ
パネル13との間に空間が設けられている。また、従来
技術のようなレインフォース25がなく逆にスリット1
5が形成されているため、エンジンフード10は柔軟に
下方に移動し、衝撃力の緩和が図れる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、特別な別部材を用いる
ことなく、簡便な方法で衝撃力の緩和や衝突エネルギの
吸収効率の向上ができ、エンジンフードまわりの安全性
の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンフードロック廻りの構造の実
施の形態におけるエンジンフードとロック機構の配設状
態とその概要構造を示す部分断面図。
【図2】本発明のエンジンフードロック廻りの構造の概
要全体構造を示す平面図。
【図3】従来のエンジンフードとロック機構の配設状態
とその概要構造を示す部分断面図。
【図4】従来のロック機構の概要全体構造を示す平面
図。
【符号の説明】
1 ロック機構 2 ストライカ 3 ラッチ 4 ラチェット 5 ラッチ用スプリング 6 ラチェット用スプリング 7 ストッパ 8 基板 9 凹溝 10 エンジンフード 11 エンジンフードアウタパネル 12 エンジンフードインナパネル 13 デフレクタパネル 14 デントシート 15 スリット 16 当り板 17 ラバ部材 18 車体側 19 ピン 20 係止溝 21 ピン 22 係止部 23 スプリング係止部 24 衝突物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のエンジンルームの前面部を構成す
    るデフレクタパネル側とこれを覆って配設され前記エン
    ジンルーム側に開閉自在に支持されるエンジンフードと
    の間に架設され、前記エンジンフードの閉止時のロック
    を行うロック機構であって、該ロック機構は、前記エン
    ジンフード側の略中央前端部に固定されるストライカ
    と、該ストライカとの相対峙する前記デフレクタパネル
    側に固定されるロック部材とからなり、該ロック部材
    は、基板と、該基板に回動可能にピン支持されその開放
    端側の係止部を前記ストライカに係合せしめ、その回動
    により前記ストライカを上下動させるラッチと、前記基
    板に回動可能にピン支持され、前記ラッチに係脱着可能
    に係合し、前記エンジンフードの閉止状態において前記
    ラッチに係着して該ラッチを閉止位置に固持するラチェ
    ットと、前記ラッチ及びラチェットを前記ピン廻りに回
    動すべくラッチ及びラチェットと前記基板との間に各々
    架設されるスプリングとを有し、前記基板には前記スト
    ライカを通す凹溝が形成され、該凹溝は前記ストライカ
    を前記エンジンフードの閉止位置から更に下方のオーバ
    ストローク位置まで移動可能に形成されることを特徴と
    するエンジンフードロック廻りの構造。
  2. 【請求項2】 前記ラッチは前記ストライカの下降に伴
    って回動可能に形成され、前記ラッチに係合するスプリ
    ングは前記ラッチのオーバストローク回動位置において
    前記ラッチに戻り回動方向のモーメントを作用する位置
    に配置され、前記モーメントを構成する前記ラッチのピ
    ンとスプリングとのレバ比が小寸に形成され、オーバス
    トローク時におけるラッチ側の反力を低減して衝突物の
    傷害値を軽減することを特徴とする請求項1に記載のエ
    ンジンフードロック廻りの構造。
  3. 【請求項3】 前記エンジンフードが、エンジンフード
    アウタパネルと該エンジンフードアウタパネルの前端部
    の下面に固着するレインフォースと前記ストライカを保
    持するエンジンフードインナパネルとを有するものから
    なる車体において、前記エンジンフードの前端部と前記
    デフレクタパネルとの間に空間部を形成し、かつエンジ
    ンフードアウタパネルに張り剛性を付加するデントシー
    トを設け、前記レインフォースを廃止することを特徴と
    する請求項1に記載のエンジンフードロック廻りの構
    造。
  4. 【請求項4】 前記ストライカを保持するエンジンフー
    ドインナパネルには適宜場所にスリットが形成されるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のエンジンフードロック
    廻りの構造。
  5. 【請求項5】 前記デフレクタパネル側に固定される前
    記ロック部材の基板にはラチェットの前記ラッチと係合
    する方向における回動位置を規制するストッパが固定さ
    れることを特徴とする請求項1に記載のエンジンフード
    ロック廻りの構造。
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