JP2002036859A - 自動車用暖房装置 - Google Patents

自動車用暖房装置

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JP2002036859A
JP2002036859A JP2000229411A JP2000229411A JP2002036859A JP 2002036859 A JP2002036859 A JP 2002036859A JP 2000229411 A JP2000229411 A JP 2000229411A JP 2000229411 A JP2000229411 A JP 2000229411A JP 2002036859 A JP2002036859 A JP 2002036859A
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JP
Japan
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engine
water pump
cooling water
idle stop
stopped
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JP2000229411A
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English (en)
Inventor
Yasushi Kamikura
泰 上倉
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アイドルストップ制御によりエンジンが停止す
ると、エンジン冷却水を利用するキャビン暖房に供給さ
れる熱が急速に低減することを改善する。アイドルスト
ップが繰り返される状態でも有効にキャビン暖房を行う
ことができるように改良する。 【解決手段】冷却水の循環通路に電動のウォータポンプ
を設け、アイドルストップ状態になったときに、この電
動のウォータポンプを自動的に起動させる。アイドルス
トップ状態が解除されたときに、この電動のウォータポ
ンプを自動的に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン冷却水か
ら得る熱によりキャビン内の暖房を行う暖房装置の改良
に関する。本発明は、エンジンにアイドルストップ制御
回路を備え、運転者のエンジン停止操作によらずに、一
定の条件が成立するときに自動的にエンジンを停止させ
るアイドルストップ制御を行う自動車の暖房装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の排気ガスの排出量を低減させる
ことを主な目的として、自動車が信号待ちのために一時
停止したとき、渋滞中の道路で一時停止したとき、停留
所で乗客が乗り降りするときその他に、運転者の操作に
よらずに自動的にエンジンを停止させるアイドルストッ
プ制御が普及している。これは、車速が走行状態から実
質的に停車した状態になったときに、変速ギヤがニュー
トラル位置にあり、アクセルペダルが踏まれていないな
らば、運転者のエンジン停止操作がなくともエンジンを
自動的に停止させる制御である。アイドルストップ制御
により自動的に停止したエンジンは、ギヤがニュートラ
ル位置にあり、運転者がクラッチペダルを踏むことによ
り、あるいは運転者が左足で操作する起動スイッチを踏
むことにより自動的に再起動される。
【0003】このようなアイドルストップ制御は、ディ
ーゼルエンジンを装備した大型貨物自動車、あるいは大
型バスなどに広く利用されている。
【0004】一方、自動車の暖房装置として、エンジン
の冷却水から得る熱を利用する装置が広く知られてい
る。この装置は、エンジンの冷却水循環通路に熱交換器
を設け、エンジン冷却水からの熱を利用してキャビンへ
の送風を加温するように構成したものである。このよう
な暖房装置は、エンジンから発生して捨てるはずの熱が
暖房のために利用できることから経済的であり、さまざ
まに改良されてきわめて多くの自動車にこのような装置
が装備されることになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アイドルストップ制御
を行う自動車では、アイドルストップ制御によりエンジ
ンが運転を停止している期間には、エンジン冷却水の循
環も止まる。したがって、この期間には暖房装置への熱
の供給は急速に低減する。エンジンが停止してもエンジ
ンの冷却水は全体の容量は大きいから、冷却水の温度が
十分に高く暖房用に利用できる熱が残っているにもかか
わらず、暖房装置への熱の供給は急速に低減する。この
ためキャビンの気温は低下する。寒冷時には、アイドル
ストップが繰り返されるとキャビンの暖房がきかなくな
るから、アイドルストップ制御を操作によりキャンセル
状態にして運転するようになってしまう。
【0006】本発明はこれを改良するために行われたも
のであって、アイドルストップ制御によりエンジンが自
動的に停止しても、キャビンへの温風を継続して送るこ
とができる暖房装置を提供することを目的とする。本発
明は、エンジンのウォータジャケット、冷却水循環通
路、その他に滞留する温度の高い冷却水の熱を積極的に
暖房用に利用することができる暖房装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱交換器が設
けられたエンジン冷却水の循環通路に電動のウォータポ
ンプを設け、キャビン暖房中にエンジンがアイドルスト
ップ制御により停止したときには、この電動のウォータ
ポンプを自動的に起動してエンジン冷却水を循環させる
とともに、キャビンへの送風を継続し、アイドルストッ
プによりエンジンが停止している期間に暖房装置の送風
温度が急速に低下することを防止することを特徴とする
ものである。
【0008】すなわち本発明は、エンジン冷却水の循環
通路(1)に設けられ、このエンジン冷却水によりキャ
ビンへの送風を加温する熱交換器(2)を備えた自動車
用暖房装置において、前記循環通路(1)に電動のウォ
ータポンプ(3)を設け、アイドルストップ制御により
エンジンが停止したときに前記電動のウォータポンプ
(3)を自動的に起動させる制御回路(5、6)を備え
たことを特徴とする。上記括弧内の数字はあとから説明
する実施例装置の図面参照数字である。
【0009】この構成により、アイドルストップ制御に
よりエンジンの運転が停止しても、暖房能力が急に低下
することのない暖房装置が得られる。この構成により、
アイドルストップ制御によりエンジンの運転が停止され
ても、エンジンのウォータジャケット、ラジエタ、冷却
水循環通路などに滞留する温度の高い冷却水を積極的に
熱交換器に送り、この熱を暖房装置に利用することがで
きる。このウォータポンプの起動などには運転者の操作
はいっさい不要であるから、運転者はアイドルストップ
制御に伴う暖房装置の制御を意識する必要はない。
【0010】ウォータポンプを自動的に起動させる条件
として、アイドルストップ制御によりエンジンが停止さ
れた時点で、 1)暖房装置のスイッチがマニュアル・オン状態に操作
されている、 2)暖房装置のスイッチがオート(自動)の状態にあ
り、外気温度、室内温度、および冷却水温度が暖房装置
運転の条件を満足している、のいずれかにあることを条
件とすることができる。これらの条件を設定することに
より、不必要な時のウォータポンプの起動を避けること
ができる。
【0011】また前記制御回路は、前記アイドルストッ
プ制御により停止したエンジンが再起動したときに、こ
の電動のウォータポンプを自動的に停止させる手段を含
む構成とすることができる。この構成により、アイドル
ストップ制御によりエンジンが再起動したときに、運転
者は何らかの操作を行う必要はまったくなくなる。
【0012】本発明によりエンジン冷却水の循環通路に
設ける電動のウォータポンプの位置は、熱交換器の上流
側であっても下流側であってもよい。また、本発明によ
りエンジンの冷却水の循環通路に設ける電動のウォータ
ポンプは、電流が遮断され駆動されていないときに、こ
の冷却水の流通を阻害しない構造のものが望ましい。
【0013】エンジン冷却水の通路に設けた暖房装置の
ための熱交換器に、冷却水を積極的に導入するために電
動のウォータポンプが装備されている装置では、これを
利用して、アイドルストップ制御と連動させることによ
り本発明を実施することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明実施例装置のブロッ
ク構成図である。エンジン11の冷却水はサーモスタッ
ト12からラジエタ13に供給され、ウォータポンプ1
4からエンジン11のウォータジャケットに還流するよ
うに構成されている。このウォータポンプ14はエンジ
ンの回転力により駆動される。またこのエンジン冷却水
は、キャビンの暖房に利用するために分流され、循環通
路1から熱交換器2に供給され、前記ウォータポンプ1
4に戻るように構成されている。図の矢印は冷却水の流
れを示す。熱交換器2の熱は図外の送風機によりキャビ
ン内に温風として供給される。この暖房装置は暖房制御
回路5により制御される。
【0015】ここで本発明の特徴とするところは、エン
ジン11を制御するエンジン制御回路15にアイドルス
トップ制御回路4を備え、このアイドルストップ制御回
路4が発生する制御信号により、エンジンがアイドルス
トップ状態となっても、暖房装置が有効に動作するよう
に構成されたところにある。すなわち、本発明の装置
は、循環通路1にあらたに電動のウォータポンプ3を設
け、アイドルストップ制御回路4が制御信号を発生して
アイドルストップ状態となったときに、暖房制御回路5
はリレー回路6を制御して、この電動のウォータポンプ
3に電流を供給するように構成されている。
【0016】これにより、アイドルストップ状態でエン
ジン11が停止した状態であっても、循環通路1のエン
ジン冷却水がひきつづき循環され、熱交換器2に熱を供
給することができる。エンジン11は停止していても、
そのウォータジャケットには十分に温度の高い冷却水が
あり、これが有効に循環通路1から熱交換器2に供給さ
れる。
【0017】運転者がクラッチペダルを踏む、あるいは
アイドルストップ解除スイッチを踏むなどの操作によ
り、アイドルストップ状態が解除され、エンジンが自動
的に再起動すると、アイドルストップ制御回路4からの
制御信号がなくなり、暖房制御回路5はリレー回路6を
開放状態として、電動のウォータポンプ3は動作を停止
する。
【0018】図2は本発明実施例装置の暖房制御回路の
要部制御フローチャートである。すなわち、アイドルス
トップ制御回路4から制御信号が到来すると、暖房装置
がオン状態にあるなら電動のウォータポンプ3を起動
し、これをアイドルストップ状態が継続するかぎり維持
する。そして、エンジン再起動によりアイドルストップ
状態が消滅すると、電動のウォータポンプ3の駆動を停
止させる。
【0019】
【発明の効果】このような構成により、アイドルストッ
プ制御によりエンジンが停止している期間にも、冷却水
の循環が行われ熱交換器に熱が供給されるから、アイド
ルストップの期間にキャビンの暖房が急速に弱くなるこ
とを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例装置のブロック構成図。
【図2】本発明実施例装置の暖房制御回路に実装される
本発明に係る制御論理要部を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 冷却水の循環通路 2 熱交換器 3 電動のウォータポンプ 4 アイドルストップ制御回路 5 暖房制御回路 6 リレー回路 11 エンジン 12 サーモスタット 13 ラジエタ 14 ウォータポンプ(エンジンにより駆動される) 15 エンジン制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン冷却水の循環通路に設けられこの
    エンジン冷却水によりキャビンへの送風を加温する熱交
    換器を備えた自動車暖房装置において、 前記循環通路に電動のウォータポンプを設け、アイドル
    ストップ制御によりエンジンが停止したときに前記電動
    のウォータポンプを自動的に起動させる制御回路を備え
    たことを特徴とする自動車用暖房装置。
  2. 【請求項2】前記制御回路は、前記アイドルストップ制
    御により停止したエンジンが再起動したときに前記電動
    のウォータポンプを自動的に停止させる手段を含む請求
    項1記載の自動車用暖房装置。
JP2000229411A 2000-07-28 2000-07-28 自動車用暖房装置 Pending JP2002036859A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101481179B1 (ko) 2009-07-13 2015-01-09 현대자동차주식회사 하이브리드 차량용 난방 제어 장치 및 방법
WO2016189741A1 (ja) * 2015-05-28 2016-12-01 日産自動車株式会社 車両用空調システム

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