JP5012491B2 - 車両用空調装置の制御装置及び車両 - Google Patents

車両用空調装置の制御装置及び車両 Download PDF

Info

Publication number
JP5012491B2
JP5012491B2 JP2007333145A JP2007333145A JP5012491B2 JP 5012491 B2 JP5012491 B2 JP 5012491B2 JP 2007333145 A JP2007333145 A JP 2007333145A JP 2007333145 A JP2007333145 A JP 2007333145A JP 5012491 B2 JP5012491 B2 JP 5012491B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
vehicle speed
air conditioner
stop
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007333145A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009154627A (ja
Inventor
毅 長谷川
久雄 伊予田
国彦 陣野
哲郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007333145A priority Critical patent/JP5012491B2/ja
Publication of JP2009154627A publication Critical patent/JP2009154627A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5012491B2 publication Critical patent/JP5012491B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

本発明は、車両減速時に車速に応じて内燃機関への燃料供給を停止する燃料供給停止制御が行われる車両に係り、詳細には、燃料停止制御に応じて、内燃機関によって圧縮機が駆動される車両用空調装置を制御する車両用空調装置の制御装置及び車両に関する。
一般に、内燃機関を備えた車両では、車両用空調装置(以下、エアコンとする)の圧縮機(コンプレッサ)が、内燃機関の駆動力によって駆動される。また、内燃機関によって走行する車両では、減速時に内燃機関への燃料供給を停止(燃料カット、フューエルカット)して、燃費向上が図られるようにしている。
このような車両では、予め燃料供給を停止する車速(フューエルカット車速とする)及び燃料供給停止を解除する車速(以下、復帰車速する)が設定されており、車両減速時に、車速がフューエルカット車速に達すると燃料供給を停止し、さらに車速が復帰車速まで低下したときに、燃料供給を再開(燃料供給停止を解除)するようにしている。
一方、車両に設けられる変速機には、CVTなどの無段変速機がある。無段変速機を備えた車両では、エンジン回転数ないし車速に基づいたロックアップ制御を行うことにより、エンジン駆動力の伝達効率の向上が図られ、燃費悪化が抑えられている。また、無段変速機を備えた車両でフューエルカット制御を行うときには、燃料供給停止が解除されたときに、ロックアップが解除される。
一般に、内燃機関では、駆動負荷が大きいと消費される燃料が増加し、燃料供給が停止されているときにエンジン負荷が大きいと、エンジンストールが発生してしまうことがある。このために、エアコンがオンされているときの復帰車速を、高く設定するようにしている。
また、フューエルカットを行うときに、エアコンのコンプレッサを停止してエンジン負荷の軽減を図ることにより、より一層の燃費向上が図られるようにした各種の提案がなされている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。
さらに、車両の減速度が予め設定している設定値以上のときに、エンジン回転数に基づいたフューエルカット及びエアコンカットを行うことにより、キャブレター方式のエンジンにおけるストール防止を図る提案がなされている(例えば、特許文献4参照。)。
ところで、コンプレッサを停止してエンジン負荷の軽減を図る場合、コンプレッサの停止時間が長いことが好ましいが、エアコンカットによってコンプレッサが停止されると冷房能力が低下する。ここから、コンプレッサの停止に先立って、例えば、コンプレッサの冷媒吐出量を増加させることによりエバポレータの温度を下げる蓄冷を行うことにより、コンプレッサの停止時間が延長されるようにしている。
特開平2−50038号公報 特開平8−295131号公報 特開2003−165331号公報 特開平8−132862号公報
しかしながら、車速に応じてエアコンカットを行う場合、エアコンカットを車両の走行速度で行うようにした場合、車両がその走行速度に達してからエアコン(コンプレッサ)がオフされるまでの間にタイムラグがある。このために、車両急減速時には、エアコンがオフする前に、エアコンのオン状態に対応する復帰車速に達してしまい、フューエルカット及び無段変速機のロックアップ解除が行われてしまい、フューエルカット時間が短くなったり、無段変速機のロックアップ解除が早まって燃費向上効果が得られなくなってしまう。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、車両減速時に燃料供給を停止するフューエルカット制御が行われるときに、確実な燃費向上を図ることができる車両用空調装置の制御装置及び車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、車両減速時に、車速検出手段に検出される車速が、予め設定された第1の車速に達してから第1の車速よりも低い第2の車速に達するまでの間、内燃機関への燃料供給を停止する燃料供給停止制御が行われる車両に設けられ、前記内燃機関によって駆動される圧縮機を用いて車室内を空調する車両用空調装置の作動を、前記燃料供給停止制御に基づいて制御する車両用空調装置の制御装置であって、前記車両の加速度を検出する加速度検出手段と、前記車両の減速時に前記燃料供給停止が行われた場合に、前記第1の車速と前記第2の車速の範囲で、かつ前記加速度検出手段により検出された加速度が大きくなるほど高くなるように前記車両用空調装置の前記圧縮機の停止車速を設定する停止車速設定手段と、車両減速時に前記内燃機関への前記燃料供給停止が行われた後、前記車速検出手段によって検出される車速が、前記停止車速設定手段によって設定された前記停止車速に達したときに前記車両用空調装置に前記圧縮機の停止を指示する停止制御手段と、を含む。
この発明によれば、車両減速時に、車速に基づいて燃料供給停止制御を行うと共に、車両用空調装置の圧縮機を停止して、省燃費化を図る。このときに、停止車速設定手段は、加速度検出手段によって検出される車両減速時の加速度が大きくなるほど高くなるように停止車速を設定する。
停止制御手段は、この停止車速に基づいて車両用空調装置に圧縮機の停止を指示する。車両用空調装置は、停止制御手段の指示に基づいて圧縮機を停止する。
これにより、車両減速時に、車速が第2の車速に達する前に、車両用空調装置の圧縮機を確実に停止させることができ、緩やかな減速時には、燃料供給停止時間を長くすることができる。
請求項2に係る発明は、前記停止車速設定手段が、前記停止制御手段によって前記圧縮機の停止が指示されてから、該圧縮機が停止されるまでのタイムラグを含めて前記停止車速を設定する。
この発明によれば、タイムラグを含めて圧縮機の停止車速を設定する。これにより、車両急減速時であっても、車速が第2の車速に達する前に車両用空調装置の圧縮機を確実に停止することができる。
請求項3に係る発明は、前記停止制御手段が、前記車速検出手段によって検出される車速が前記第1の車速に達して前記内燃機関への燃料供給が停止されたときに、前記車両用空調装置に前記圧縮機の冷却能力増加するように指示する。
この発明によれば、内燃機関への燃料供給を停止したときに、車両用空調装置へ冷房能力が増加するように圧縮機の駆動を指示する。これにより、車速が停止車速に達したときに圧縮機が停止されても、冷房能力が停止するのが抑えられ、圧縮機の停止時間を長くすることができる。
このような本発明が適用される車両は、前記内燃機関と、前記車両用空調装置と、前記請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両用空調装置の制御装置と、前記内燃機関の駆動力を車輪に伝達するときに、車速に応じたロックアップ制御が行われると共に、前記内燃機関への前記燃料供給停止の解除に合わせてロックアップが解除される無段変速機と、を含むことができる。
この発明によれば、内燃機関への燃料供給停止を解除するときに、無段変速機のロックアップを解除する。このときに、車両用空調装置の圧縮機が停止されていることにより、燃料供給停止解除及び無段変速機のロックアップ解除を行う車速を低くできるので、確実な燃費向上が可能となる。
以上説明したように本発明によれば、車両減速時に、燃料供給停止解除に先立って、車両用空調装置の圧縮機を確実に停止することができるので、燃費効率の向上を図ることができるという優れた効果を有する。
また、本発明は、車両急減速時において、確実な燃費効率の向上を図ることができる。さらに、本発明は、圧縮機が停止されることによる車両用空調装置の冷房能力の低下を抑えながら、圧縮機の停止時間を長くすることにより燃費向上を図ることができる。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に係る車両10の一例を示している。
本実施の形態に適用した車両10は、走行用の駆動源として内燃機関(以下、エンジン12とする)を備えており、エンジン12の駆動力が変速機14を介して車輪16(例えば、左右の前輪16L、16R)に伝達されることにより走行する一般的構成となっている。
図2に示されるように、車両10には、図示しない車室内を空調する車両用空調装置(以下、エアコン20とする)が設けられている。このエアコン20は、コンプレッサ22、コンデンサ24、エキスパンションバルブ26及びエバポレータ28を含み、これにより冷凍サイクルが形成されている。
コンプレッサ22は、エンジン12に連結されて(図1参照)、エンジン12の駆動力によって回転駆動される。エアコン20では、コンプレッサ22が回転駆動されることにより冷媒が圧縮されて、高温、高圧となった冷媒が、コンデンサ24で冷却されて液化された後、エバポレータ28へ送り込まれる。エバポレータ28では、冷媒が気化するときにエバポレータ28を通過する空気との間で熱交換が行われ、これにより、エバポレータ28を通過する空気が冷却される。このときに、エキスパンションバルブ26は、冷媒を急激に減圧することにより霧状としてエバポレータ28へ送りこんで、エバポレータ28での冷媒の気化効率の向上が図られるようにしている。
このエアコン20は、エアコンユニット30を備えている。このエアコンユニット30には、空調風を生成する空気の流路が形成されると共に、エバポレータ28が配設されている。また、エアコンユニット30には、空調風の流路の一端側に導入口32が設けられ、他端側が複数の吹出し口34に連通されている。
エアコン20では、導入口32として、車室内に連通された内気導入口32Aと、車外に連通された外気導入口32Bとが設けられ、導入モード(内気循環モード又は外気導入モード)に応じて切換ドア36が作動されて内気導入口32A又は外気導入口32Bが選択的に開かれる。
また、エアコン20では、吹出し口34として、デフロスタ吹出し口34A、レジスタ吹出し口34B及び足元吹出し口34Cが設けられており、空調風の吹出しモード(DEFモード、FACEモード、FOOTモード、BI−LEVELモード又は、FOOT/DEFモード)に応じてモード切換ドア38が作動されることにより、これらの吹出し口34が選択的に開閉される。
エアコンユニット30には、エバポレータ28と導入口32との間にブロワファン40が設けられている。エアコン20では、ブロワモータ42によってブロワファン40が回転駆動されることにより、導入モードに応じた導入口32から空気が吸引されて、エバポレータ28へ送り込まれる。また、エアコン20では、エバポレータ28を通過して生成された空調風が、吹出しモードに応じた吹出し口34から車室内へ吹き出される。
エアコンユニット30には、エバポレータ28の下流側に、ヒータコア44及びエアミックスドア46が設けられている。ヒータコア44には、エンジン12(図1参照)との間でエンジン冷却液(例えば、水、以下、エンジン冷却水とする)が循環される。ヒータコア44では、このエンジン冷却水とヒータコア44を通過する空気との間で熱交換が行われ、ヒータコア44を通過する空気がエンジン冷却水によって加熱される。
エアコンユニット30では、エアミックスドア46によってヒータコア44を通過する空気量が制御され、ヒータコア44を通過した空気と、ヒータコア44をバイパスされた空気が混合されることにより空調風が生成される。このときに、エアコン20では、エアミックスドア46の開度が制御されて、所望の温度の空調風が生成される。
図3に示されるように、エアコン20は、空調運転を制御するエアコンECU50を備えている。このエアコンECU50は、CPU、ROM、RAM等がバスによって接続されたマイクロコンピュータ、各種の入出力インターフェイス、駆動回路等(何れも図示省略)を含む一般的構成となっている。
エアコンECU50には、コンプレッサ22、ブロワモータ42が接続されている。また、エアコンECU50には、切換ドア36を作動するアクチュエータ52A、モード切換ドア38を作動するアクチュエータ52B及び、エアミックスドア46を作動するアクチュエータ52Cが接続されている。これにより、コンプレッサ22、ブロワファン42の駆動及び、切換ドア36、モード切換ドア38、エアミックスドア46の開閉ないし開度がエアコンECU50によって制御される。
また、エアコンECU50には、車室内の温度(室温)を検出する室温センサ54、外気温を検出する外気温センサ56、日射量を検出する日射センサ58、エバポレータ28を通過した空気の温度を検出するエバポレータ後温度センサ60及び、ヒータコア44へ供給されるエンジン冷却水の温度(水温)を検出する水温センサ62等の各種のセンサが接続されている。
エアコンECU50は、図示しない操作パネルのスイッチ操作によって設定温度等の運転条件が設定されて空調運転が指示されると、各種のセンサによって環境条件を検出し、運転条件と環境条件に基づいて車室内を設定温度とするように空調運転を行う。
このときに、エアコンECU50では、車室内を設定温度とするための空調風の目標吹出し温度を演算し、この目標吹出し温度が得られるように、冷房能力、エアミックスドア46の開度制御等を行うようになっている。
本実施の形態では、コンプレッサ22として、例えば、冷媒吐出容量が可変となっている可変容量式コンプレッサが用いられている。このようなコンプレッサ22は、例えば、コイルに通電するときのデューティ比を変えることにより、斜板の傾きが変えられてピストンのストロークが変化し、冷媒の吐出容量が変わる。ここから、コンプレッサ22では、コイルへ通電するときのデューティ比を制御することにより、冷媒吐出容量が制御される。
このようなコンプレッサ22では、このデューティ比が高くされることにより冷媒吐出容量が増加して冷媒能力が高くなるが、これと共に、エンジン12に対する負荷が増加する。また、コンプレッサ22は、デューティ比が低くされることにより冷媒吐出容量が減少して冷房能力が低くなり、これと共に、エンジン12の負荷が低減される。さらに、コンプレッサ22は、デューティ比を100%とすることにより最大能力が得られ、デューティ比が0%となると停止状態となる。
エアコンECU50では、コンプレッサ22の図示しないコイルへ通電するときのデューティ比によってコンプレッサ22の冷媒吐出容量を制御し、コンプレッサ22のオン/オフ及び冷房能力の制御を行う。なお、コンプレッサ22としては、電磁クラッチによってエンジン12の駆動力が断続されることによりオン/オフされるものであっても良く、このときには、エアコンECU50が電磁クラッチのオン/オフによってコンプレッサ22のオン/オフを制御する。また、エアコンECU50による空調制御及びコンプレッサ22の能力制御の基本的構成は、公知の一般的構成を適用でき、本実施の形態では、詳細な説明を省略する。
一方、本実施の形態では、変速機14の一例として、減速比を無段階で切り換えられる無段変速機(Continuously Variable Transmission、以下、CVT14とする)が用いられている。また、CVT14は、エンジン12の駆動力を機械的に直結するロックアップ機能を備えており、ロックアップが行われることにより、駆動力の伝達効率の向上が図られるようにしている。
図1及び図3に示されるように、車両10には、エンジン12及びCVT14の作動を制御するエンジンECU64が設けられている。このエンジンECU64は、CPU、ROM、RAM等がバスによって接続されたマイクロコンピュータ、各種の入出力インターフェイス、駆動回路等(何れも図示省略)を含む一般的構成となっている。
本実施の形態に適用したエンジンECU64には、エンジン12の作動制御を行うエンジンコントロール部66と、CVT14の作動制御を行うCVTコントロール部68が形成され、エンジンコントロール部66とCVTコントロール部68が、エンジン12とCVT14の動作が協調するように制御する。
エンジンECU64には、運転操作、エンジン12の作動状態、CVT14の作動状態などを検出する各種のセンサや、エンジン12及びCVT内の各種機器を駆動するアクチュエータなどが接続されており、エンジンコントロール部66では、例えば、アクセルペダルの操作等に応じたスロットル制御、燃料噴射制御、点火時期制御等を行うことにより、乗員の運転操作に応じた適正なエンジン12の回転数制御を行うようになっている。
CVTコントロール部68では、エンジン12の作動状態、走行状態などに基づいて、CVT14での減速比を無段階で制御する。また、CVTコントロール部68では、車両10の走行速度(車速)ないしエンジン回転数に基づいて、ロックアップ制御を行う。
このロックアップ制御は、例えば、エンジン回転数に応じてロックアップ/ロックアップ解除を行う車速(以下、切換車速Vcとする)が設定されており、車両10の発進時、車速Vが切換車速Vcに達するとCVT14がロックアップされ、車速Vが切換車速Vcまで低下するとロックアップ解除が行われる。なお、以下では、一例として車速に基づいてロックアップ制御が行われるものとする。また、エンジンECU64によるエンジン12及びCVT14の制御の基本的構成は公知の構成を適用でき、ここでは詳細な説明を省略する。
ところで、エンジンECU64では、車両減速時にエンジン12への燃料供給を停止するフューエルカット制御を行うようになっている。また、車両10では、エンジン12のフューエルカットに合わせてエアコン20のコンプレッサ22を停止するエアコンカット制御が行われる。なお、以下では、エンジンコントロール部66とCVTコントロール部68とを区別せずにエンジンECU64として説明する。
図1及び図3に示されるように、エンジンECU64には、車両10の走行速度(車速)を検出する車速センサ70、加速度を検出する加速度センサ72及び、図示しないスロットルバルブの開度を検出するスロットルポジションセンサ74が接続されている。
エンジンECU64では、スロットルポジションセンサ74によってスロットルバルブが閉じられたことを検出すると、車両10が減速状態であると判断し、車速センサ70によって検出される車速Vが、第1の車速として予め設定されている車速(以下、フューエルカット車速VFCとする)に達すると、エンジン12への燃料供給を停止する(フューエルカット)。また、エンジンECU64は、フューエルカットを行っているときに、車両10の車速Vが低下して、第2の車速として予め設定されている車速(復帰車速Vr)に達すると、エンジン12への燃料供給を開始する(フューエルカット解除)。
ここで、エンジン12の負荷は、エアコン20のコンプレッサ22がオンしているか否かによって異なることから、エンジンECU64には、エアコン20がオン(コンプレッサ22がオン)しているときの復帰車速VrONと、コンプレッサ22がオフしているときの復帰車速VrOFFを変えて、復帰車速VrONを、復帰車速VrOFFより高くしている(VrON>VrOFF、以下、総称するときは復帰車速Vrとする)。
この復帰車速Vrは、CVT14のロックアップ制御を行うときの切換車速Vcと同じ(Vr=Vc)となっており、エンジンECU64では、CVT14のロックアップ解除を行うと共に、エンジン12へのフューエルカット解除を行う。
一方、車両10では、エンジン12のフューエルカット及びロックアップ解除に合わせてエアコン20のコンプレッサ22を停止するエアコンカットが行われるようになっている。エンジンECU64は、フューエルカットを行ったときに、所定のタイミングでエアコンカット信号をエアコンECU50へ出力する。
エアコンECU50は、エンジンECU64からエアコンカット信号が入力されることにより、コンプレッサ22を停止する(コンプレッサ22の冷媒吐出容量を最少とする、以下、エアコンカット又はコンプレッサ22の停止とする)。このとき、エアコンECU50では、ブロワファン40の回転駆動を継続することにより、コンプレッサ22の停止状態であっても、車室内の空調が継続されるようにしている。
また、エアコン20では、コンプレッサ22を停止すると、冷房能力が低下する。これを抑えるために、エンジンECU64は、エアコンカットを行うのに先立って過冷指示を行って、エアコン20で蓄冷処理が行われるようにする。すなわち、エンジンECU64は、エンジン12へのフューエルカットを行うと、エアコンECU50へ過冷指示を行う。
エアコンECU50は、過冷指示が入力されると、例えば、コンプレッサ22のコイルの駆動電圧のデューティ比を最大(100%)として、コンプレッサ22の冷媒吐出容量を増加させる(例えば最大とする)。これにより、エバポレータ28へ供給される冷媒が増加されて、エバポレータ28の温度(例えば、エバポレータ28に形成されているフィンなどの温度)が低下される(蓄冷)。コンプレッサ22が停止状態であっても、冷房能力(空調風の冷却能力)の維持が可能となるようにしている。
この後に、エンジンECU64からエアコンカット信号が入力されることにより、エンジンECU50が、エアコンカット(コンプレッサ22の停止)を行う。このときに、エアコンECU50では、エバポレータ後温度Teoの変化に応じてエアミックスドア46の開度制御を行うことにより、目標吹出し温度TAOの空調風が得られるようにしている。
また、エアコンECU50は、エバポレータ後温度センサ60によってエバポレータ60を通過した空気の温度(以下、エバポレータ後温度Teoとする)を検出し、検出したエバポレータ後温度Teoが所定の温度(以下、設定温度Tsとする)に達すると、コンプレッサ22をオン(コンプレッサ22の駆動再開)する。
このときの設定温度Tsとしては、例えば、目標吹出し温度TAOを基準に設定することができ、例えば、Ts=TAO+1(°C)程度を上限とすることが好ましい。
なお、ここでは、コンプレッサ22をオンするタイミングを、エバポレータ後温度センサ60によって検出されるエバポレータ後温度Teoとするが、これに限らず、エバポレータ28での冷却能力を判断できるものであれば良く、例えば、エバポレータ28のフィンの温度を検出するエバポレータ温度センサを設け、このエバポレータ温度センサによって検出されるエバポレータ温度Teを用いるなどしてもよい。
一方、エンジンECU64では、復帰車速Vr(切換車速Vc)を基準にして、加速度aに基づいてコンプレッサ22の停止を要求する停車車速であるエアコンカット車速VACを設定し、設定したエアコンカット車速VACと車速Vに基づいたタイミングでエアコンカット信号を出力するようにしている。すなわち、エンジンECU64は、車両10の減速時の加速度aに基づいてエアコンカット車速VACを設定し、車速センサ70によって検出される車両10の車速Vが、エアコン車速VACに達したときに、エアコンカット信号を出力するようにしている。
このようなエアコンカット車速VACは、予め設定された演算式を用いて設定することができる。
例えば、復帰車速Vr、補正車速ΔV=F(a)としたときに、エアコンカット車速VACを、
AC=Vr+ΔV=Vr+F(a) ・・・(1)
と表す。これにより、加速度センサ72によって検出される加速度aに基づいて補正車速ΔVを演算することにより、エアコンカット車速VACが得られる。
このような補正車速ΔVは、例えば、ΔV(Km/h)、加速度a(m/s/s)としたときの単位を時速(Km/h)に合わせるための変換係数Kc、エンジンECU64からエアコンカット信号を出力してからコンプレッサ22がオフされるまでの時間を含めたタイムラグT、余裕代M、補正車速ΔVの最低値(最低車速ΔVmin)としたときに、
ΔV=−a×Kc×T×M ・・・(2)
ただし、ΔV≧ΔVmin ・・・(3)
と設定することができる。
通常、補正車速ΔVは、(2)式を用いて、加速度aに基づいて演算されるが、演算結果が最低車速ΔVminに満たないときには、(3)式から、最低車速ΔVminを補正車速ΔVに設定する(ΔV<ΔVminであるときは、ΔV=ΔVmin)。このような最低車速ΔVminとしては、復帰車速Vrに応じて設定されるもであっても良く、例えば、復帰車速VrをVr=10(Km/h)としたときには、最低車速ΔVmin=5(Km/h)などとして設定することができる。
また、タイムラグTは、エンジンECU64からエアコンカット信号が出力されてからコンプレッサ12がオフされるまでの時間とするタイムラグΔtを0.8sec、エアコンカットされてからフューエルカットを解除する復帰車速Vrに達するまでの時間を1.5secとしたいときには、T=2.5secに設定すれば良い。すなわち、タイムラグTには、エアコンカット信号が出力されてから、フューエルカットが解除(ロックアップが解除)されるまでの最低時間を用いることができる。
また、余裕代Mは、少なくとも1.0以上(M≦1.0)とすれば良く、例えば、1.25程度に設定することができる。なお、この余裕代Mには、速度(例えば、0.9Km/h)を適用することができ、このときの演算式は、以下のようにすればよい。
ΔV=−a×Kc×T+M
なお、補正車速ΔVから得られるエアコンカット車速VACが、車両10で想定される加速度aの範囲で、フューエルカット車速VFCを越えないようにタイムラグT、余裕代Mが設定されている。
ここで、車両減速時の加速度aは、負の値となることから、補正車速ΔVは、減速時の加速度aに応じて大きくなる。すなわち、補正車速ΔVは、減速時の加速度aに応じて増加する。したがって、補正車速ΔVに基づいて設定されるエアコンカット車速VACは、加速度aに基づいて設定され、加速度aが大きくなるほど高くなる。
エンジンECU64では、このようにして補正車速ΔVを演算すると、この補正車速ΔVに基づいてエアコンカット車速VACを設定し((1)式より、VAC=Vr+ΔV)、車速センサ70によって検出される車速Vがエアコンカット車速VACに達したときにエアコンカット信号をエアコンECU50に出力する。
以下に、本実施の形態の作用を説明する。
車両10では、運転者の運転操作等に応じてエンジンECU64が、エンジン12及びCVT14の作動を制御する。これにより、運転者の運転操作に応じて車両10が走行される。このときに、エンジンECU64では、CVT14のロックアップ制御を行い、エンジン12の駆動力が効率的に車輪16に伝達されるようにしている。
また、車両10に設けられているエアコン20は、運転条件が設定されて空調運転の開始が指示されると、室温センサ54などによって検出される環境条件及び、入力された運転条件に基づいて空調運転を開始する。このとき、エアコンECU50は、車室内を設定温度とするのに必要な空調風の温度である目標吹出し温度を演算し、目標吹出し温度が得られるように、コンプレッサ22の冷媒吐出容量、エアミックスドア46の開度等を制御して空調運転を行う。
ところで、車両10に設けているエンジンECU64は、CVT14のロックアップ制御を行いながら、車両10の減速時に、エンジン12へのフューエルカット制御及び、エアコン20のエアコンカット制御を行うようになっている。
図4には、フューエルカット制御とフューエルカット制御に伴うロックアップ制御の概略を示している。このフローチャートは、車両10が所定速度で走行し、CVT14がロックアップされた状態で実行され、最初のステップ100では、スロットルポジションセンサ74によって検出されるスロットルバルブの開度から、スロットルバルブが閉じられているか否かを確認する。
ここで、車両10を減速するためにスロットルバルブが閉じられたことをスロットルポジションセンサ74によって検出すると、ステップ100で肯定判定してステップ102へ移行する。このステップ102では、車速センサ70によって検出される車速Vが、フューエルカット車速VFCに達したか否かを確認する。
このときに、車両10の車速Vが低下して、フューエル車速VACに達すると、ステップ102で肯定判定してステップ104へ移行する。なお、スロットルバルブが開かれたときは、ステップ100で否定判定されて、改めてスロットルバルブが閉じられたか否かを確認する。
ステップ104では、エンジン12への燃料供給を停止するフューエルカットを行う。これにより、エンジン12への燃料供給の停止(フューエルカット)が開始される。
このようにしてフューエルカットが開始されると、ステップ106では、エアコン20がオン(コンプレッサ22がオン)しているか否かを確認する。このときに、エアコン20(コンプレッサ22)がオンしていると、ステップ106で肯定判定してステップ108へ移行し、車速センサ70によって検出される車速Vが、エアコン20(コンプレッサ22)がオンしているときに適用する復帰車速VrONに達したか否かを確認する。また、エアコン20(コンプレッサ22)がオフしているときには、ステップ106で否定判定してステップ110へ移行し、車速センサ70によって検出される車速Vが、エアコン20(コンプレッサ22)がオフしているときに適用する復帰車速VrOFFに達したか否かを確認する。
なお、ステップ108又はステップ110で否定判定されることにより移行するステップ112では、スロットルバルブが開かれたか否かを確認し、スロットルバルブが開かれると、ステップ112で肯定判定してステップ114へ移行し、フューエルカットを解除する。
ここで、車速Vが復帰車速Vrに達し、ステップ108又はステップ110で肯定判定されるとステップ116へ移行して、エンジン12へのフューエルカットを解除すると共に、ステップ118では、CVT14のロックアップを解除する。
一方、図5には、エアコンカット制御の概略を示している。このフローチャートは、最初のステップ130でエアコン20がオンしているか否かを確認し、エアコン20がオンしていると、ステップ130で肯定判定してエアコンカット制御を開始する。
このエアコンカット制御では、先ず、ステップ132でエンジン12へのフューエルカットが開始されたか否かを確認する。このときに、フューエルカットが開始されると(図4のステップ104が実行されると)、ステップ132で肯定判定されてステップ134へ移行する。このステップ134では、エアコンECU50へ過冷指示信号を出力する。
この後、ステップ136では、加速度センサ72によって検出される車両10の減速時の加速度aを読込み、ステップ138では、この加速度aに基づいて、エアコンカット車速VACを演算する。このときのエアコンカット車速VACの演算は、前記した(1)式から(3)式を用いて行うことができる。
エアコンカット車速VACを演算すると、ステップ140では、車速センサ70によって検出される車速Vが、エアコンカット車速VACに達したか否かを確認する。
ここで、車速Vがエアコンカット車速VACに達すると(V≦VAC)、ステップ140で肯定判定されてステップ142へ移行し、エアコンECU50へエアコンカット信号を出力する。
図6には、エンジンECU64でのエアコンカット制御に対応するエアコンECU50での処理の概略を示している。
このフローチャートは、エアコン20による空調運転が開始されると実行され、最初のステップ150では、エンジン12へのフューエルカットが実行され、エンジンECU64から過冷指示信号が入力されたか否かを確認する。
ここで、図5のステップ134で出力される過冷指示信号が入力されると、図6のフローチャートでは、ステップ150で肯定判定してステップ152へ移行する。このステップ152では、コンプレッサ22の図示しないコイルの駆動電圧のデューティ比を最大にするなどして、コンプレッサ22の冷媒能力を増加する(過冷)。これにより、エアコン20では、エバポレータ28が冷却され、エバポレータ後温度Teoが下がる。
この後、ステップ154では、エンジンECU64からエアコンカット信号(図5のステップ142で、出力されるエアコンカット信号)が入力されたか否かを確認する。このときに、車速Vがエアコンカット車速VACまで低下して、エアコンカット信号が入力されると、ステップ154で肯定判定されてステップ156へ移行する。このステップ156では、コンプレッサ22をオフする。これにより、エンジンECU64では、フューエルカット解除及びロックアップ解除を行うときに、エアコン20のオフ状態に対する復帰車速VrOFFを適用する。
この後、エアコンECU50では、ステップ158で、エバポレータ後温度センサ70によってエバポレータ後温度Teoを検出し、次ぎのステップ160で、エバポレータ後温度Teが設定温度Tsまで上昇したか否かを確認する。
ここで、エバポレータ28の冷房能力が低下して、エバポレータ後温度Teoが設定温度Tsに達する(Teo≧Ts)と、ステップ160で肯定判定されてステップ162へ移行し、コンプレッサ22の駆動を再開する。
ここで、図7及び図8には、図4から図6の処理に基づいたタイミングチャートを示している。すなわち、車速Vの変化に基づいた、フューエルカット、CVT14のロックアップ、過冷指示及びエアコンカットの概略と、これらに伴うエアコンカットの概略を示している。
なお、図7では加速度aでの減速時を示し、図8では加速度aでの減速時を示しており、ここで加速度a、aは、加速度a、aから演算されるエアコンカット車速VAC1、VAC2が所定の車速VACSに対して、VAC1<VACS、VAC2>VACSとなっている。すなわち、車速VACS、エアコンカット車速VAC1、VAC2は、VAC1<VACS<VAC2となっており、また、加速度a、aは、a>aとなっている。これにより、図7は緩やかな減速時が示され、図8は急激な減速時が示されている。
また、図7及び図8の図中の要部には、図4ないし図6のステップ番号を付与している。
図7及び図8に示されるように、減速中の車両10の車速Vが、フューエルカット車速VFCに達すると、フューエルカットを開始する。このときに、エアコン20がオン(コンプレッサ22がオン)していると、エアコンECU50へ過冷指示信号を出力する。
エアコンECU50は、過冷指示信号を受けると、コンプレッサ22を最大能力(デューティ比100%)で駆動する。これにより、エバポレータ後温度センサ60によって検出されるエバポレータ後温度Teoに低下が生じ、エバポレータ28への蓄冷が進行する。
この後、車速Vがエアコンカット車速VACに達すると、エンジンECU64がエアコンカット信号を出力する。エアコンECU50は、エアコンカット信号が入力されると、コンプレッサ22をオフする。
この後に、車速Vが復帰車速Vrに達すると、フューエルカット及びCVT14のロックアップが解除される(フューエルカットオフ及び、ロックアップオフ)。
エアコン20は、コンプレッサ22がオフすると、エバポレータ後温度Teoが徐々に増加し、エバポレータ後温度Teoが、設定温度Tsに達したときに、コンプレッサ22がオンされて、コンプレッサ22の運転が再開される。
ここで、図7に破線で示すように、減速時の加速度a(加速度a)が低いときに、エアコンカット車速VACが、エアコンカット車速VAC1より高い車速VACSであると、エアコンカット信号が、エアコンカット車速VAC1のときよりも早めに出力される。このために、エアコンカットが早まり、エバポレータ28への蓄冷時間が短くなり、これに伴って、コンプレッサ22の停止時間も短くなる。
すなわち、車両10では、減速時の加速度aに基づいてエアコンカット車速VACが設定されることにより、緩やかに減速したときには、コンプレッサ22のオフ時間を長くできる。これにより、エンジン12の負荷が軽減されることになり、燃費向上を図ることができる。
一方、図8に破線で示されるように、減速時の加速度a(加速度a)が高いとき(急減速時)に、エアコンカット車速VACが加速度aに基づいたエアコンカット車速VAC2よりも低い車速VACSであると、エアコンカット車速VAC2のときよりもエアコンカット信号の出力が遅れる。これに伴って、エアコン20でのコンプレッサ22の停止も遅れる。
また、エンジンECU64とエアコン20との間では、エアコンカット信号を出力してから、コンプレッサ22が停止するまでにずれがある(タイムラグΔt)。このために、エアコンカット車速VACが車速VACSであると、コンプレッサ22の停止がされに遅れる。
ここで、車両10が急減速状態であると、このタイムラグΔtの間に、車速Vが大きく低下する。これよって、コンプレッサ22が停止される前のエアコン20のオン状態で、車速Vが復帰車速VrONに達してしまうと、フューエルカット解除及びCVT14のロックアップ解除が行われ、車両10の燃費向上が抑えられてしまう。
これに対して、エアコンカット車速VACを加速度a2に基づいて演算したエアコンカット車速VAC2とすることにより、急減速時であっても、車速Vが、復帰車速VrONに達する前に、コンプレッサ22を確実に停止することができる。したがって、フューエルカット制御による確実な燃費向上を図ることができる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態は、CVT14を備えた車両10を例に説明したが、本発明は、CVT14を備えた車両に限らず、フューエルカット制御を行う任意の構成の車両の車両用空調装置の制御に適用することができる。
本実施の形態に適用した車両の要部の概略構成図である。 本実施の形態に係るエアコンの要部を示す概略構成図である。 エアコンの制御の概略構成図である。 フューエルカット制御の一例を示す流れ図である。 エアコンカット制御の一例を示す流れ図である。 エンジンECUのエアコンカット制御に伴うエアコンECUの処理の概略を示す流れ図である。 加速度に対するフューエルカット、CVTロックアップ、過冷指示、エアコンカット信号、コンプレッサのオン/オフ及びエバポレータ後温度の一例を示すタイミングチャートである。 図7の加速度より高い加速度に対するフューエルカット、CVTロックアップ、過冷指示、エアコンカット信号、コンプレッサのオン/オフ及びエバポレータ後温度の一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 車両
12 エンジン(内燃機関)
14 CVT(無段変速機)
20 エアコン(車両用空調装置)
22 コンプレッサ(圧縮機)
50 エアコンECU
64 エンジンECU(停止車速設定手段、停止制御手段)
70 車速センサ(車速検出手段)
72 加速度センサ(加速度検出手段)
74 スロットルポジションセンサ

Claims (4)

  1. 車両減速時に、車速検出手段に検出される車速が、予め設定された第1の車速に達してから第1の車速よりも低い第2の車速に達するまでの間、内燃機関への燃料供給を停止する燃料供給停止制御が行われる車両に設けられ、前記内燃機関によって駆動される圧縮機を用いて車室内を空調する車両用空調装置の作動を、前記燃料供給停止制御に基づいて制御する車両用空調装置の制御装置であって、
    前記車両の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記車両の減速時に前記燃料供給停止が行われた場合に、前記第1の車速と前記第2の車速の範囲で、かつ前記加速度検出手段により検出された加速度が大きくなるほど高くなるように前記車両用空調装置の前記圧縮機の停止車速を設定する停止車速設定手段と、
    車両減速時に前記内燃機関への前記燃料供給停止が行われた後、前記車速検出手段によって検出される車速が、前記停止車速設定手段によって設定された前記停止車速に達したときに前記車両用空調装置に前記圧縮機の停止を指示する停止制御手段と、
    を含む車両用空調装置の制御装置。
  2. 前記停止車速設定手段が、前記停止制御手段によって前記圧縮機の停止が指示されてから、該圧縮機が停止されるまでのタイムラグを含めて前記停止車速を設定する請求項1に記載の車両用空調装置の制御装置。
  3. 前記停止制御手段が、前記車速検出手段によって検出される車速が前記第1の車速に達して前記内燃機関への燃料供給が停止されたときに、前記車両用空調装置に前記圧縮機の冷却能力増加するように指示する請求項1又は請求項2に記載の車両用空調装置の制御装置。
  4. 前記内燃機関と、
    前記車両用空調装置と、
    前記請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両用空調装置の制御装置と、
    前記内燃機関の駆動力を車輪に伝達するときに、車速に応じたロックアップ制御が行われると共に、前記内燃機関への前記燃料供給停止の解除に合わせてロックアップが解除される無段変速機と、
    を含む車両。
JP2007333145A 2007-12-25 2007-12-25 車両用空調装置の制御装置及び車両 Expired - Fee Related JP5012491B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007333145A JP5012491B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 車両用空調装置の制御装置及び車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007333145A JP5012491B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 車両用空調装置の制御装置及び車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009154627A JP2009154627A (ja) 2009-07-16
JP5012491B2 true JP5012491B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=40959120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007333145A Expired - Fee Related JP5012491B2 (ja) 2007-12-25 2007-12-25 車両用空調装置の制御装置及び車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5012491B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5786476B2 (ja) 2011-06-14 2015-09-30 日産自動車株式会社 車両用空調装置
JP5900185B2 (ja) * 2012-06-26 2016-04-06 日産自動車株式会社 車両用空調装置
CN103386874B (zh) * 2013-08-02 2015-06-17 苏州贝昂科技有限公司 一种车载空气净化器控制装置及方法
JP6907953B2 (ja) * 2017-06-05 2021-07-21 株式会社デンソー 空調制御装置
JP7111537B2 (ja) * 2018-07-18 2022-08-02 株式会社Subaru 車両用空調機の制御装置
JP7452217B2 (ja) * 2020-04-20 2024-03-19 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP7547970B2 (ja) 2020-12-10 2024-09-10 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08132862A (ja) * 1994-11-07 1996-05-28 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車用エアコンの制御方法
JP3736295B2 (ja) * 2000-06-05 2006-01-18 三菱自動車工業株式会社 車両用空調制御装置
JP2005075066A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Suzuki Motor Corp 車両の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009154627A (ja) 2009-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4325669B2 (ja) 車両用空調装置
US7325595B2 (en) Automotive air conditioning system
JP3633482B2 (ja) ハイブリッド車両およびその空調装置
US8973387B2 (en) Vehicular air conditioning system
EP1995094B1 (en) Vehicle air conditioning system
US7007856B2 (en) Extended engine off passenger climate control system and method
JP4522458B2 (ja) 車両用暖房装置
JP4682489B2 (ja) 車両用空調装置
JP5012491B2 (ja) 車両用空調装置の制御装置及び車両
JP4923859B2 (ja) 車両用空調装置及びプログラム
JP4062954B2 (ja) 車両用空調装置
JP2004225575A (ja) エンジンの自動停止始動制御装置
JP2003326962A (ja) 車両用空調装置
JP2006015965A (ja) 車両用空調装置
JP3876762B2 (ja) 車両用空調装置
JP4443812B2 (ja) 車両用空調装置
JP5786484B2 (ja) 車両用空調装置
JP2006327453A (ja) 車両用エアコン制御装置
JP4435350B2 (ja) 車両用空調装置
JP2010006218A (ja) 車両用空調装置
JP6079699B2 (ja) 車両用空調制御装置
JP2004182165A (ja) 車両用空調装置
JP2010143552A (ja) 車両用空調装置
JP6443054B2 (ja) 車両用空調装置
JP3656439B2 (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5012491

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees