JP2002036187A - 多軸穿孔装置及び、その多軸穿孔装置で使用する多軸穿孔部並びにガイドプレート - Google Patents

多軸穿孔装置及び、その多軸穿孔装置で使用する多軸穿孔部並びにガイドプレート

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JP2002036187A
JP2002036187A JP2000232101A JP2000232101A JP2002036187A JP 2002036187 A JP2002036187 A JP 2002036187A JP 2000232101 A JP2000232101 A JP 2000232101A JP 2000232101 A JP2000232101 A JP 2000232101A JP 2002036187 A JP2002036187 A JP 2002036187A
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Hisashi Yasota
寿 八十田
Masato Furuta
誠人 古田
Shunsuke Yamada
俊輔 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一種のパンチ保持型、ダイ保持型で多数種のグ
リッドタイプに応じる多軸穿孔装置を提供する。 【解決手段】パンチ保持型23に設けられた散在する多
数種のパンチ挿着部8の中から所望の穿孔形パターンで
のグリッドタイプによる穿孔加工に応じるパンチ挿着部
8に、選択してパンチPを挿着させて、ワーク100も
しくはパンチ保持型23とダイ保持型33とを有する支
持機体13をX軸線・Y軸線方向に制御動して、区画さ
れている複数の穿孔エリアの同一位置に同時に同一形状
の穿孔を加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グリッドタイプで
穿孔する多軸穿孔装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、ワークに区画形成されている穿孔エ
リアに一括して多数の孔を加工するギャングダイタイプ
に対してグリッドタイプの多軸穿孔装置が存在してい
る。このグリッドタイプは、ワークに区画形成されてい
る複数の穿孔エリアのピッチと同一ピッチをもって同一
形状のパンチをパンチ保持型に抜差し可能な保持させ、
そのパンチ保持型をあるピッチでそのパンチ保持型とダ
イ保持型とを有する側面視コの字状を呈する支持機体も
しくはワークをX軸線・Y軸線方向に制御動することと
併行して打動駆動源で上下に駆動させて、その複数の穿
孔エリアの同一位置に同一形状の穿孔を施すタイプであ
り、前記ギャングダイタイプに比べて高密度な穿孔加工
が可能である。
【0003】ところで、前記するグリッドタイプの場
合、ワークに区画形成されている穿孔エリアに合せてパ
ンチ挿着部(パンチパットのパンチ係止孔とパンチホル
ダのパンチ挿通孔)を有するパンチ保持型を、その穿孔
形パターンに合せて、各種製作用意し、穿孔加工の都度
交換して対処しているのが現実である。これでは、交換
作業の面倒さと共に多数のパンチ保持型の製作・管理が
大変であり、それ以上に金型が廉価ではないことから、
廉価な多軸穿孔装置の提供を不能にしているのが実状で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来事情
に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、一種の
パンチ保持型、ダイ保持型で多数種のグリッドタイプに
応じる多軸穿孔装置を提供することにある。また、他の
目的とする処は、複数の穿孔パターン(穿孔形パターン
も含む)の穿孔加工に合せてパンチを挿着する際に非常
に便利なガイドプレートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に講じた技術的手段は、支持機体に、打動駆動源の駆動
で往復動するパンチ保持型とそのパンチ保持型に対して
固定的なダイ保持型とを設けて多軸穿孔部を構成し、ワ
ークに区画されている複数の穿孔エリアの同一位置に前
記多軸穿孔部で同時に同一形状の穿孔を施すグリッドタ
イプの多軸穿孔装置において、前記パンチ保持型に、ワ
ークに形成されている穿孔エリアの区画パターン、その
穿孔エリアに設定される穿孔形パターンで各々異にする
多数種のグリッドタイプに応じたパンチ挿着部を多数散
在状に設け、その多数種のパンチ挿着部の中から所望す
る穿孔エリアの区画パターン、その穿孔エリアに設定さ
れる穿孔形パターンに一致するパンチ挿着部を選択して
パンチを抜取り可能に挿着させてあることを要旨とする
ものである。ここで、前記パンチ挿着部とは、パンチパ
ットに形成されているパンチ係止孔とパンチホルダに形
成されているパンチ挿通孔である。
【0006】前記技術的手段によれば、パンチ保持型に
設けられた散在する多数種のパンチ挿着部の中から所望
の穿孔エリアの区画パターンや穿孔形パターンでのグリ
ッドタイプによる穿孔加工に応じるパンチ挿着部を選択
してパンチを挿着させて、ワークもしくはパンチ保持型
とダイ保持型とを有する支持機体をX軸線・Y軸線方向
に制御動して、区画されている複数の穿孔エリアの同一
位置に同時に同一形状の穿孔を加工する。
【0007】また、前記ワークが繰出し機構で所定量宛
X軸線方向に繰出されるロール原反からなるテープ状物
であり、また前記支持機体がX軸線・Y軸線方向に制御
動可能に構成されていると有効なものである。
【0008】前記技術的手段によれば、切断シートから
なるワークではなく、ロール原反からなるワーク(テー
プ状物)を繰出しながら、請求項1と同様にしてグリッ
ドタイプによる穿孔加工を行なう。
【0009】また、支持機体が側面視コの字状を呈し、
その前側開放部を上半部と下半部とに亘って着脱可能に
架設した補強部で連結していると更に有効なものであ
る。
【0010】前記技術的手段によれば、穿孔加工時の反
力に対する支持機体自体の剛性を高め、また、パンチ保
持型をパンチ挿着のために抜き取る時の作業性を高める
ために、その補強部を外すことができる。
【0011】そしてその補強部が、支持機体の前面に形
成された凹凸部と、その凹凸部に係合する凹凸部を裏面
に有する補強板とで構成され、該補強板が支持機体の前
面にネジ止めされていると更に有効なものである。
【0012】この技術的手段では、凹凸部の互いの係合
部と、ネジ込み部(ボルト)とで穿孔加工時の反力を協
働して受圧する。
【0013】また、パンチ保持型、ダイ保持型をダイセ
ットとし、ダイセットを構成するガイドポストを、パン
チ保持型側に固定すると共に、ダイ保持型に対してガイ
ドポスト下端が抜差しして案内される構成とし、パンチ
保持型を穿孔時よりも高く上昇させた際、ガイドポスト
の下端がダイ保持型から抜けて、そのガイドポスト下端
とダイ保持型との間にテープ状物の抜差し空間を形成す
るようにすると、好適なものである。
【0014】この手段であれば、パンチの折損などでト
ラブルが発生した時にテープ状物を敢えて切断すること
なく、そのテープ状物を支持機体の前方スペースに抜き
取ることができる。
【0015】そして、パンチパット上に載置して使用さ
れ、選択されたパンチ挿着部と一致した位置にガイド孔
を有するガイドプレートは、本発明テープ状物の多軸穿
孔装置にとって有効なものである。ここで、前記するガ
イドプレートとしては、選択されたパンチ挿着部にパン
チを挿着させるべく、パンチパットのパンチ係止孔に相
応する位置にガイド孔を有する多種が製作用意されてい
る。
【0016】前記技術的手段によれば、所望する穿孔エ
リアの区画パターン、その穿孔エリアに設定される穿孔
形パターンに一致するパンチ挿着部に、選択してパンチ
を挿着させるガイドプレートを、パンチ保持型、詳細に
はパンチパットの上に載置し、そのガイドプレートに開
孔されているガイド孔からパンチをパンチパットに差入
れ挿着する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図5は、本発明多軸穿孔
装置の実施の形態の形態を示し、符号Aは、多軸穿孔装
置である。
【0018】この多軸穿孔装置Aは、図1に示すように
ワークであるテープ状物100のロール原反をX軸線方
向に繰り出し可能に支承する繰出し機構1、それを巻き
取る巻取り機構2との間の機台A1の上面である据付面
に多軸穿孔部3を取付け、その繰出し機構1の下流と多
軸穿孔部3との間にピンチローラ4を設け、更に多軸穿
孔部3を挟むようにその上流側、下流側にテープ状物1
00に適度な張力を与える張力付与部5を設け、繰出し
機構1の回転軸11に支承されているテープ状物100
の遊端を巻取り機構2の回転軸12に巻着して構成され
ている。
【0019】繰出し機構1と、巻取り機構2は共に回転
軸11、12にサーボモータ等の電気的に制御可能な駆
動源を直結し、ピンチローラ4がそれに連動して所定量
宛テープ状物100を繰り出し且つ巻き取るようになっ
ている。
【0020】前記多軸穿孔部3は、図2乃至図4に示す
ように、側面視コの字状を呈する支持機体13に打動駆
動源131と、その打動駆動源131に連絡するパンチ
保持型23、ダイ保持型33とからなるダイセットSを
備え、機台A1の上面である据付面にX軸線方向、Y軸
線方向に制御動可能に取付けられている。この多軸穿孔
部3をX軸線方向、Y軸線方向に制御動させるその手段
3’は、サーボモータを駆動源とし、そのサーボモータ
に連結するボールネジ機構を利用して多軸穿孔部3がX
軸線方向、Y軸線方向に制御動される周知な構成の移動
機構で制御動されるようになっている。
【0021】前記ダイセットSは、パンチ保持型23
と、ダイ保持型33とを4隅のガイドポスト200で型
合わせされている。
【0022】打動駆動源131は、支持機体13の上半
部13aに設けた駆動源であるサーボモータのその駆動
軸にパンチラム131aを連結して構成されており、こ
のパンチラム131aにパンチ保持型23が着脱可能に
連結され、ダイ保持型33は、そのパンチ保持型23に
対応して支持機体13の下半部13bに取付けられる。
【0023】前記パンチ保持型23は、バッキングプレ
ート231、パンチパット232、パンチホルダ23
3、弾撥発条234等からなり、バッキングプレート2
31と、パンチパット232とでパンチPを保持し、そ
のパンチパット232とパンチホルダ233との間に弾
撥発条234を介装して構成されている。詳細には、こ
のパンチ保持型23は、図示するようにパンチ係止孔2
32aとパンチ通孔232bとを有するパンチパット2
32に、そのパンチ係止孔232aを被蓋するようにバ
ッキングプレート231をネジ300止めし、そのバッ
キングプレート231の上面に前記パンチラム131a
をネジ300止めし、パンチパット232の下位に、パ
ンチ通孔232bに連通してパンチPのガイドスリーブ
6、ストリッパー7の嵌着孔233aを開孔したパンチ
ホルダ233を吊持ボルト400で吊持し、そのパンチ
ホルダ233と、パンチパット232との間に弾撥発条
234を介装し、パンチパット232に上端側を固定し
た四隅のガイドポスト200を、パンチホルダ233を
挿通して下端側をダイパット332に開孔してガイド孔
332aに摺接して案内される構造になっている。
【0024】ダイ保持型33は、支持機体13の下半部
13bにダイDを前記パンチPと相対して有するダイホ
ルダ331、ダイパット332からなっており、ダイホ
ルダ331はガイドピン(図示せず)でダイパット33
2と連結され、ダイパット332は支持機体13の下半
部13bにネジ止めされている。
【0025】前記パンチパット232と、パンチホルダ
233は、パンチ挿着部8を構成している。
【0026】パンチ挿着部8は、パンチパット232の
パンチ係止孔232a、パンチ通孔232bと、そのパ
ンチ係止孔232a直下のパンチホルダ233内のガイ
ドスリーブ6、ストリッパー7に形成されたパンチ挿通
孔233bとで構成され、テープ状物100に形成され
ている穿孔エリアE…の区画パターン、その穿孔エリア
Eに設定される穿孔形パターンで各々異にする多数種に
合せてそれらパンチ係止孔232a、パンチ通孔232
bがパンチパット232に、またパンチ挿通孔233b
がパンチホルダ233の嵌着孔233aに嵌着されるガ
イドスリーブ6、ストリッパー7に形成されている。即
ち、穿孔エリアEの区画パターン、穿孔エリアEに設定
される穿孔形パターンで各々異にする多数種のパンチ挿
着部(パンチパット232のパンチ係止孔232a、パ
ンチ挿通孔232bと、パンチホルダ233内のガイド
スリーブ6、ストリッパー7に形成されているパンチ挿
通孔233bとからなる)8をパンチパット232、パ
ンチホルダ233に形成している。
【0027】また、支持機体13の前側開放部を上半部
13aと下半部13bとに亘って着脱可能に架設した補
強部9で連結している。
【0028】この補強部9は、支持機体13の前面に形
成された凹凸部13cと、その凹凸部13cに係合する
凹凸部19aを裏面に有し支持機体13の上半部13a
前面及び下半部13b前面に各々ネジ300止め(ボル
ト止め)する補強板19とで構成されている。
【0029】前記支持機体13前面の凹凸部13cは、
本実施の形態では支持機体13の高さ方向に対して直交
を向く山形凹凸条を高さ方向に複数列平行状に刻設して
形成され、また、補強板19の凹凸部19aは、それに
対応する山形凹凸条になっている。
【0030】張力付与部5は、一方を固定クランプ部1
5、他方を可動クランプ部25としている。固定クラン
プ部15は、上下一対のクランプ体151、151が接
近・離間してテープ状物100の挟持とその挟持解除が
行なえるようになっており、また、可動クランプ部25
は、上下一対のクランプ体251、251が接近・離間
してテープ状物100の挟持とその挟持解除並びにX軸
線方向に制御動可能に構成され、固定クランプ部15と
で挟持されるテープ状物100の加工対象部100aに
緩みがなく、しかも弾性変形させない程度のテンション
(張力)を付与する量にその制御動量が設定されてい
る。
【0031】前記パンチパット232の上面には、全パ
ンチ挿着部8…を包含する面積以上の平面積をもって一
段低い凹段面232cが凹設形成してある。
【0032】図5は、6.5インチ幅のテープ状物(1
65mm)100の場合を示し、このテープ状物100
の場合は、穿孔加工後の切断工程で35mm幅の切断テ
ープ状物が4条取れるようになっている。このテープ状
物100では同切断工程で48mm幅の切断テープ状物
を3条、70mm幅の切断テープ状物では2条各々取れ
るようになる。このテープ状物100で穿孔エリアE…
の各列サイドに等間隔をおいて開孔されているのは、ス
プロケット孔hであり、後工程である切断工程等の際に
使用される。本実施の形態の場合には、両サイドのスプ
ロケット孔Hの内、片側の所定間隔をおいたスプロケッ
ト孔Hが多軸穿孔部3に設けられているCCDカメラ
(図示せず)で撮像される基準点として利用されてい
る。
【0033】また、この図5(a)は、縦2列、横4列
の穿孔エリアE…に区画された区画パターンを、同5
(b)は、縦4列、横8列の穿孔エリアE…に区画され
た区画パターンを、同5(c)は、縦6列、横12列の
穿孔エリアE…に区画された区画パターンを各々示し、
前記するパンチ挿着部8は、この図5(a)、図5
(b)、図5(c)各区画パターンで区画された各穿孔
エリアE…の同一位置にパンチPを相対させるべく、パ
ンチパット232、パンチホルダ233に形成されてい
る。無論、区画パターンが異なり、穿孔エリア数を異に
するテープ状物の場合には、その区画パターンで区画さ
れた穿孔エリアの同一位置にパンチを相対させるべく、
パンチパット、パンチホルダに前記パンチ挿着部を更に
設けて対処する。
【0034】斯様に構成されている多軸穿孔装置では、
例えば図5(a)の縦2列、横4列の区画パターンに区
画された各穿孔エリアE…の同一位置に多軸穿孔部3を
X軸線方向、Y軸線方向に制御して、ある同一ピッチで
所定に径(形)の穿孔加工を施す時には、前記する凹段
面232cにそのパンチ挿着部8に該当する部位にパン
チ差込用のガイド孔I1を開孔しているガイドプレート
Iを嵌合し、そのガイドプレートIを利用して該当する
パンチ係止孔I1に頭部P1が位置するようにパンチ通
孔232b、パンチホルダ233のパンチ挿通孔233
bにパンチPを挿通してダイセットSを構成してから、
そのダイセットSを支持機体13内に挿入し、バッキン
グプレート231をパンチラム131aに、またダイパ
ット332を支持機体13の下半部13bに取付ける。
【0035】そして、繰出し機構1と、巻取り機構2及
びピンチローラ4を連動させて所定長さ宛テープ状物1
00を繰り出しつつ、前記張力付与部5でテープ状物1
00の加工対象部100aに所定のテンションを掛け
る。次に所定間隔をおいた、あるスプロケット孔Hを芯
出し用のカメラで芯出しし、そのカメラに対して固定的
な距離を隔てて存在するダイセット(パンチ保持型とダ
イ保持型とからなる)Sを各穿孔エリアE…の同一位置
の真上にパンチPが相対するように制御動させ、そこか
ら所定ピッチ宛でのX軸線方向、Y軸線方向に多軸穿孔
部3の制御動と打動駆動源131の駆動とが連動され
て、各穿孔エリアE…に同一位置に所定のピッチをもっ
て穿孔加工する。
【0036】その縦2列、横4列の穿孔エリアE…の穿
孔加工が終了すると、張力付与部5での挟持が解除され
ることと併行して、繰出し機構1と、巻取り機構2及び
ピンチローラ4を連動させて所定長さ宛テープ状物10
0を繰り出し、以下同様な工程を経て各穿孔エリアE…
の同一位置に所定ピッチをもって穿孔加工を施してい
く。そして、仮にパンチPの折損などでトラブルが発生
した時には、図3で2点鎖線で示すように、打動駆動源
131でもってパンチ保持型23自体を穿孔時よりも上
方に上昇させテープ状物の100の抜き差し空間600
をダイパット332とガイドポスト200下端との間に
確保し、補強板19を外して、テープ状物100を敢え
て切断することなく、そのテープ状物100を抜き差し
空間600から支持機体13の前方スペースに抜き取
る。
【0037】また、穿孔加工の対象となるテープ状物1
00が、図5(b)や図5(c)に変更された場合に
は、前記と同様に前記する凹段面232cにそのパンチ
挿着部8に該当する部位にパンチ差込用のガイド孔I1
を開孔しているガイドプレートIを嵌合し、そのガイド
プレートIを利用して、パンチPを差入れて挿着して対
処すれば良いものである。
【0038】無論、前記するガイドプレートIは、パン
チPの挿着後取除いてダイセットSとする。また、ダイ
ホルダ331には、全てのパンチ挿着部8に対応する位
置にダイDを有していること、云うまでもないものであ
る。
【0039】従って、穿孔エリアE…の区画パターン、
その穿孔エリアE…に設定される穿孔形パターンで各々
異にする多数種のグリッドタイプに応じたパンチ挿着部
8を前記のようにパンチパット232、パンチホルダ2
33に設け、それに該当するガイド孔I1を有するガイ
ドプレートIを利用して、該当するパンチ挿着部8に該
当する形状のパンチPを差込みセットするようにするこ
とによって、一種のパンチ保持型23、ダイ保持型33
を使用して、多種の区画パターンで区画された各穿孔エ
リアE…に、ある穿孔ピッチをもって穿孔加工すること
ができる。
【0040】無論、テープ状物100対応のため等でダ
イセットSを取外す時には、前記支持機体13の上半部
13aと下半部13bとに亘って架橋されている補強板
19は外して対処する。尚、符号500はガイドローラ
である。
【0041】また、本実施の形態では図示しないが、前
記多軸穿孔部を固定的とし、逆に切断シートを仮固定し
たホルダをX軸線方向、Y軸線方向に制御動して、多種
の区画パターンで区画された各穿孔エリアに、ある穿孔
ピッチをもって穿孔加工する多軸穿孔装置も本発明は包
含するものである。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上のようにパンチ保持型に、
ワークに形成されている穿孔エリアの区画パターン、そ
の穿孔エリアに加工される穿孔形パターンで各々異にす
る多数種のグリッドタイプに応じたパンチ挿着部を多数
散在状に設け、その多数種のパンチ挿着部の中から所望
する穿孔エリアの区画パターン、その穿孔エリアに設定
される穿孔形パターンに一致するパンチ挿着部を選択し
てパンチを挿着させる多軸穿孔装置であるから、1種の
パンチ保持型、ダイ保持型を使用して、多種の区画パタ
ーンで区画されている各穿孔エリアに所望する穿孔パタ
ーン(ピッチ)をもって穿孔加工するグリッドタイプの
多軸穿孔装置を新規に提供することができる。従って、
多数の金型を製作用意して対処する製作コスト上の問題
と共に、金型の交換作業の面倒さを一掃することがで
き、作業者の労力を大幅に軽減し、しかも廉価な提供を
約束できる。また、ワークが繰出し機構で所定量宛X軸
線方向に繰出されるロール原反からなるテープ状物であ
り、また支持機体がX軸線・Y軸線方向に制御動可能に
構成されている場合には、ロール原反からなるワーク
(テープ状物)を繰出しながら、穿孔加工が行なえ、従
来のようにいったんシートに切断し、それに穿孔加工し
ていた場合と比して、生産性を大幅に向上することがで
きる。その上、前側開放部を着脱可能に補強部で連結し
ているから、支持機体が側面視コの字状であっても、穿
孔加工時の反力を受けて支持機体の前側開放部が微小で
も拡開変形するようなことが無く、耐久性の向上を図る
ことができる。また、その補強部が、支持機体の前面に
形成された凹凸部と、その凹凸部に係合する凹凸部を裏
面に有する補強板とで構成され、該補強板が支持機体の
前面にネジ止めされているものにあっては、穿孔加工時
の反力が凹凸部の互いの係合部と、ネジ込み部(ボル
ト)とに分散して受圧され、ネジ込み部のみでその反力
を受圧するものに比べて長期に亘って安定した剛性を付
与することができる。しかも、ダイセットを構成するガ
イドポストを、パンチ保持型側に固定してダイ保持型に
対してガイドポスト下端が抜差しして案内される構成に
し、パンチ保持型を穿孔時よりも高く上昇させた際、ガ
イドポストの下端がダイ保持型から抜けて、そのガイド
ポスト下端とダイ保持型との間にテープ状物の抜差し空
間を形成するようにしているから、パンチの折損等で穿
孔ミスが生じた際に、テープ状物を切断することなく、
支持機体からその前方スペースに引出して対処すること
ができ、便利である。しかも、この多軸穿孔装置に使用
されるガイドプレートは、パンチパット上に載置して使
用され、選択された該当するパンチ挿着部と一致した位
置にガイド孔を有するものであるから、そのガイド孔を
使用してそのパンチ挿着部に穿孔加工するパンチを差入
れられるようにしており、多数のパンチ挿着部が散在し
ていても間違い無く、選択されたパンチ挿着部に該当形
状のパンチを挿着(差し込む)できる便利さをも備えて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の正面図で概略的に示す。
【図2】要部である多軸穿孔部部分の拡大斜視図。
【図3】同多軸穿孔部部分の拡大側面図で一部切欠して
示す。
【図4】ガイドプレートとパンチプレートとの関係を示
す拡大斜視図。
【図5】穿孔加工対象となるテープ状物の平面図で、区
画された穿孔エリアの区画パターンを示し、(a)は、
縦2列、横4列に区画されている穿孔エリアの区画パタ
ーンを示し、同5(b)は、縦4列、横8列に区画され
ている穿孔エリアの区画パターンを示し、同5(c)
は、縦6列、横12列に区画されている穿孔エリアの区
画パターンを示す。
【符号の説明】
A:多軸穿孔装置 13:支持機
体 131:打動駆動源 23:パ
ンチ保持型 33:ダイ保持型 3:多軸
穿孔部 100:ワーク(テープ状物) E:穿
孔エリア 8:パンチ挿着部 P:パンチ 1:繰出し機構 2:巻取り
機構 9:補強部 13c、19a:凹凸部 19:補強板 I:ガイ
ドプレート 232:パンチパット 233:パ
ンチホルダ 600:抜き取り空間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月4日(2000.8.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 多軸穿孔装置及び、その多軸穿孔装置
で使用する多軸穿孔部並びにガイドプレート
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 俊輔 愛知県愛知郡東郷町大字春木字下鏡田446 番地の268 ユーエイチティー株式会社内 Fターム(参考) 3C060 AB01 BA01 BC04 BG02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持機体に、打動駆動源の駆動で往復動
    するパンチ保持型とそのパンチ保持型に対して固定的な
    ダイ保持型とを設けて多軸穿孔部を構成し、ワークに区
    画されている複数の穿孔エリアの同一位置に前記多軸穿
    孔部で同時に同一形状の穿孔を施すグリッドタイプの多
    軸穿孔装置において、前記パンチ保持型に、ワークに形
    成されている穿孔エリアの区画パターン、その穿孔エリ
    アに設定される穿孔形パターンで各々異にする多数種の
    グリッドタイプに応じたパンチ挿着部を多数散在状に設
    け、その多数種のパンチ挿着部の中から所望する穿孔エ
    リアの区画パターン、その穿孔エリアに設定される穿孔
    形パターンに一致するパンチ挿着部を選択してパンチを
    抜取り可能に挿着させてあることを特徴とする多軸穿孔
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ワークが繰出し機構で所定量宛X軸
    線方向に繰出されるロール原反からなるテープ状物であ
    り、また前記支持機体がX軸線・Y軸線方向に制御動可
    能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の多
    軸穿孔装置。
  3. 【請求項3】 前記支持機体が側面視コの字状を呈し、
    その前側開放部を上半部と下半部とに亘って着脱可能に
    架設した補強部で連結していることを特徴とする請求項
    1または2記載の多軸穿孔装置。
  4. 【請求項4】 前記補強部が、支持機体の前面に形成さ
    れた凹凸部と、その凹凸部に係合する凹凸部を裏面に有
    する補強板とで構成され、該補強板が支持機体の前面に
    ネジ止めされていることを特徴とする請求項3記載の多
    軸穿孔装置。
  5. 【請求項5】 前記パンチ保持型、ダイ保持型をダイセ
    ットとし、ダイセットを構成するガイドポストを、パン
    チ保持型側に固定すると共に、ダイ保持型に対してガイ
    ドポスト下端が抜差しして案内される構成とし、パンチ
    保持型を穿孔時よりも高く上昇させた際、ガイドポスト
    の下端がダイ保持型から抜けて、そのガイドポスト下端
    とダイ保持型との間にテープ状物の抜差し空間を形成す
    ることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の
    多軸穿孔装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至5いずれか1項記載の
    多軸穿孔装置で使用されるガイドプレートであって、パ
    ンチ保持型の一構成部材であるパンチパット上に載置し
    て使用され、前記選択されたパンチ挿着部と一致した位
    置にガイド孔を有することを特徴とするガイドプレー
    ト。
JP2000232101A 2000-07-31 2000-07-31 多軸穿孔装置及び、その多軸穿孔装置で使用する多軸穿孔部並びにガイドプレート Pending JP2002036187A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1299550C (zh) * 2002-03-22 2007-02-07 Uht株式会社 叠层体的制造装置
CN108637083A (zh) * 2018-05-09 2018-10-12 金华辉煌三联工具实业有限公司 一种点焊导板外板自动冲压生产设备

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