JP2002036170A - 壁紙糊付機用スリッター - Google Patents

壁紙糊付機用スリッター

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JP2002036170A
JP2002036170A JP2000261907A JP2000261907A JP2002036170A JP 2002036170 A JP2002036170 A JP 2002036170A JP 2000261907 A JP2000261907 A JP 2000261907A JP 2000261907 A JP2000261907 A JP 2000261907A JP 2002036170 A JP2002036170 A JP 2002036170A
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cutting blade
slitter
cutting
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JP2000261907A
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Hirotomo Kitahara
啓知 北原
Yasuaki Matsui
康明 松井
Masaki Koroyasu
雅樹 頃安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto Sanki Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Sanki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁紙糊付機用スリッターの裁断型式の合理化
を目的とする。 【構造】 壁紙の送り方向の両側において、送り方向に
直交して、壁紙Aの片面側に取付軸5が配設され、該取
付軸5の軸方向に移動可能で動作時は軸の所定位置に固
定して回転する裁断刃1を両側にそれぞれ一つ有し、裁
断刃1の両側に近接して回転ローラ2,3を具備し、壁
紙Aのもう一方の面の側には、回転ローラ2,3と対向
して壁紙Aを挟む壁紙押え手段(例えば押えローラ7)
を有し、該壁紙押え手段7と回転ローラ2,3により壁
紙Aを挟み付け、壁紙Aが搬送される際に所望の幅に裁
断することを特徴とする壁紙糊付機用スリッター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁紙糊付機に使用する
スリッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、壁紙の貼り付け作業において
は、重ね切り施工と突きつけ施工という2種類の施工方
法が行われている。前者は隣り合う壁紙を重ねて貼り、
重なった部分に定規または定規に変わるものを当て、重
なった部分を上からカッターで切ることによつてジョイ
ント部をぴったり合わせる方法であり、後者は壁紙の両
端部を糊付け時にスリツターで切っておき、隣り合う壁
紙の切断面を突き合わせて施工する方法である。突き付
け施工においてはもちろんのこと、重ね切り施工におい
ても壁紙の両端の無地の紙だけの部分を予め切っておく
ということがよく行われている。どちらの方法にしても
壁紙を所要の幅に調整するための幅合わせが必要となる
ため、壁紙の両側を切り落として幅合わせするためのス
リッターが使用されている。この壁紙糊付機用スリツタ
ーについては、これまでにも様々な型式のものが開発さ
れ、実用化されているが、その代表的なものとしては、
図1に示した構成のものが知られている。
【0003】このスリッターはフック32を糊付機本体
のステーに引っかけることによって図4のように糊付機
本体のクロス原反側に取り付けられ、糊付機から歯車に
よって駆動力を受けて刃物が回転するようになってお
り、主に上刃23、下刃24、上刃取付軸29、下刃取
付軸31、ガイドローラー25、押えローラー26、ス
プリング15、下刃固定ステー33、上刃固定ステー3
4、ブラケツト30から構成されている。
【0004】壁紙糊付機用スリッターは互いに略平行
で、壁紙の送り方向に直交する位置にある取付軸に、壁
紙の表面側と裏面側に各々について配置された上刃23
と下刃24との一対の裁断刃を有し、壁紙の送り方向の
両側において、この一対の上刃23と下刃24とは食い
違い状に圧接されており、下刃24の下刃取付軸31に
はガイドローラ25が設けられ、ブラケット35によっ
て、下刃取付軸31が下刃固定用ステー33に支持さ
れ、また、下刃24の近傍には刃物圧接手段としての側
面ガイドローラ26及びスプリング15が配置されてい
る。そして、上刃23は上刃取付軸29に装着され、こ
の上刃23の上刃取付軸29は両端のフレーム17と、
ブラケット30を介して上刃固定ステー34に支持され
ている。
【0005】上刃23の上刃取付軸29は下刃24の下
刃取付軸31に対し、少し傾斜させて取り付けてあり、
下刃24に対し上刃23を傾斜させることにより、当接
する上刃23と下刃24にスキマ角を設けると共に1点
で接触するようにしている。
【0006】また、スリッターには、カッターシール2
7および目盛板等28が配置されている。下刃24の下
刃取付軸31は、糊付機側より数個の歯車を介して駆動
を受け、駆動連結用歯車11を介して下刃取付軸31に
取り付けられた歯車21によつて回転駆動され、右側の
上刃23の取付軸29は、歯車22(図2に示す)を介
して回転し、左側の上刃23の上刃取付軸29は下刃2
4の下刃取付軸31の回転を左側のフレーム内の歯車
(図示せず)に伝達駆動することによって回転するよう
にしている。この従来の壁紙糊付機用スリッターでは、
側面ガイドローラ26と下刃24との間に介在させたス
プリング15により、下刃24を上刃23に圧接し、上
刃23と下刃24の位置の変更により壁紙の裁断幅を可
変としている。
【0007】上刃23は上刃取付軸29に固定されて取
付軸と共に回転する。下刃24は図2に示すように下刃
用ボス36に取り付けられ、この下刃用ボス36には断
面D形の穴が開いており、下刃取付軸は面取りされて断
面D形の下刃取付軸31の角部に下刃用ボスのD形穴の
角が引っかかることにより回り止めとなって下刃取付軸
31の回転に伴って下刃24は回転する。そして、上刃
23と下刃24が回転している部分を壁紙が通過するこ
とによって、壁紙が裁断されるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上、一般に使われて
いる壁紙糊付機用スリッターについて説明したが、食い
違い状に上刃と下刃を具備する型式のものが主流であ
り、その課題としてはスリッターとしての満足出来る機
能を有しつつ、更に従来よりも経済性にも優れ、保守管
理のし易いスリッターを開発することが必要となってい
ることである。具体的には部品数の少ないスリッターで
あり、例えば上刃と下刃の2枚の刃物で構成されていた
スリッターの刃物を1つに減らした場合には、壁紙によ
っては切れ味が良くないとか、切り捨て側の幅が小さい
寸法となると旨く切れない等の課題がある。
【0009】また従来の食い違い状であると、壁紙を裁
断するときに上刃と下刃が常に接触しているために刃先
が摩耗し研磨をする必要があった。また、その研磨をす
る際にも取り替えに手間がかかる構造であった。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の壁
紙糊付機用スリッターでは、壁紙の送り方向の両側にお
いて、送り方向に直交して、壁紙の表面または裏面に取
付軸が配設される。該取付軸の軸方向に移動可能で動作
時は軸の所定位置に固定して回転する裁断刃を両側にそ
れぞれ有し、裁断刃を挟んで裁断刃の両側に近接して回
転ローラを具備している。該取付軸は糊付機本体から駆
動力を受け軸端の歯車を介して回転する。
【0011】該回転ローラは軸と共に回転する型式また
はフリーローラの何れでもよいのであるが、これを裁断
刃の両側に適当数取りつける。該回転ローラの外径はス
リッター本体のガイドローラの外径とほぼ同じにして、
壁紙の搬送の際に幅方向の弛みがなく、該回転ローラに
平に壁紙が接するようにローラの幅も適当な量にしてい
る。
【0012】壁紙の表面は図柄のプリント等のために微
妙な凹凸があるため、従来の上刃と下刃が食い違い状に
配設された回転剪断式裁断では、上下刃の、互いに押し
付けられた重なり面(幅は約2mm程度)の間に微妙に
厚みの変化する壁紙が挟まれ搬送されるために、間欠的
に軋み音がでたり、時には糊付機全体が振動することが
あった。しかるに、請求項1の発明において、裁断刃が
壁紙の表面に凹凸のない裏側に設けられていると、回転
する裁断刃は壁紙の平坦な裏面に当接して裁断するの
で、壁紙の搬送中の壁紙表面の凹凸の影響をうけること
がなく、スムーズに裁断ができるのである。
【0013】壁紙の裁断刃が設けられている面とは異な
るもう一方の面側には請求項2に係る発明の押えローラ
を具備し、該押えローラは例えば回転するアームの一端
に回転自在に取り付けられ、アームのもう一端は軸に取
り付けられ、軸方向に移動可能で動作時は所定位置に固
定され、かつ、ねじりコイルバネ等により揺動方向に付
勢され、押えローラが対向する裁断刃の両側の回転ロー
ラとともに壁紙を挟み付けることが可能である。壁紙を
しっかり挟み付けることにより切り捨てられる幅端の壁
紙が幅方向に移動することもなく裁断がスムーズにいく
のである。
【0014】請求項3に係る発明は、押えローラの径を
裁断刃の内側より外側を大きくして、外側ローラの周速
を内側ローラより速くすることにより、壁紙の裁断直後
の切り捨て側の壁紙の排出を確実にするものである。
【0015】上記のように、裁断刃より外側の押えロー
ラの径を大きくすると同時に対向する回転ローラの径を
小さくするのが順当な手段である。
【0016】このように押えローラと回転ローラの外径
に裁断刃の内側と外側で差を設けることにより、裁断直
後に糊付けされる本体壁紙と、切り捨てられる幅の狭い
耳部の裂き別れが確実に行われるのである。厳密には壁
紙の裁断は壁紙が押えローラと回転ローラにより挟み付
けられる一瞬前に行われる。裁断直後、壁紙の切り落と
される側は押えローラの外径の大きい方と回転ローラに
挟み付けられながら搬送されるが、外側の押えローラの
周速が裁断刃の内側の外径の小さい押えローラよりも微
妙に早いために、壁紙の送り方向に対してより速い速度
で排出される力を受ける。この結果、切り落とされる側
の壁紙は確実に裁断刃より外側に排出されるのである。
(図8参照)
【0017】請求項4に係る発明は、押えローラの壁紙
に接触する外周面に、適当にクッション性があって摩擦
係数の高いゴム、スポンジ、ウレタン等の弾性材を接着
等により等厚みに取り付けるものである。この結果、弾
性材付き押えローラは壁紙表の面のクロスや模様印刷の
凹凸にも追従しつつ壁紙への押し付けによる接触摩擦で
回転するので、壁紙の搬送速度と常に同じ周速を持続で
きる。一方、該弾性材付き押えローラは対向する回転ロ
ーラとにより、壁紙を一定の強さで挟むことができるの
で、裁断刃は良好な切れ味を保ちながらスムーズに裁断
することが可能となる。
【0018】請求項5に係る発明は、裁断部の壁紙を押
える手段として、板状部材であって裁断刃の両側の回転
ローラとともに壁紙を挟み付けることによって、壁紙は
回転ローラから浮き上がったりすることなく、安定した
搬送速度で送られながら裁断される。板状部材は糊付け
機本体のステー等に対向する回転ローラの位置に回転自
在に取り付けられ、動作時は回転ローラ側へ回転し適当
に挟み付け力を与え固定する。挟み付け力は、ステーと
板状部材をコイルバネで連結し板状部材を付勢すること
により、或いは、板状部材自身を弾力性のあるバネにし
てステー等に固定する際に撓ませて付勢することにより
得られる。板状部材には裁断刃に当たる部分は所要の大
きさの穴を設けるとか、取り付け部は一体で裁断刃に当
たる位置から先を枝別れさせる構造にしてもよいのであ
る。
【0019】請求項6にかかる発明は、回転する裁断刃
に当接する固定刃を請求項5の板状部材に設け、壁紙の
裁断を行うものである。該固定刃は板状部材の取り付け
部近くに板状部材の面に垂直に取り付けられた板バネの
一部である。また、該固定刃は板バネの所定の位置、す
なわち裁断刃と対面する位置に別に取り付けても良いの
である。
【0020】以上に述べたスリッターの主要部の構成に
より、壁紙は送りローラに引き込まれながら裁断刃によ
り所定の幅に裁断されるわけであるが、裁断刃の両側の
回転ローラと、壁紙を常に一定の荷重で押えローラまた
は板状材とにより挟み付けているので、壁紙は裁断刃か
ら浮き上がって離れたり、軸方向に移動したりすること
もなく、スムーズに搬送されながら裁断される。特に裁
断時には、裁断刃より外側の壁紙の幅の狭い切り落とし
部を、確実に押さえる必要があるが押えローラまたは板
状材と回転ローラとの挟み付けによりこれが解決され
る。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)図3に本発明の
壁紙糊付機用スリッターの実施の形態の構成の一例につ
いて説明する。スリッターを構成する各手段の配置は搬
送される壁紙の裏側と表側に分けられる。壁紙の裏側に
は、従来と同様にガイドローラ25、取付軸5の側端近
くに、該軸方向に移動可能で裁断動作時は軸に固定され
るボス4と、該ボス4に設置されるドーナツ盤状の裁断
刃1と、該裁断刃1の両側に近接して該ボス4に設置さ
れる回転ローラ2,3が具備されている。該回転ローラ
2,3の外径はベアリングが設けられて回転自在に構成
され、裁断刃1を境に内側のものはガイドローラ25の
外径と同じにしているが、外側のものはガイドローラ2
5の外径より径を小さくしている。また裁断刃1と回転
ローラ2,3の取付軸5(ガイドローラと同軸)は壁紙
糊付機本体の回転駆動を伝動するために駆動連結用歯車
11と噛み合う歯車21(図3(b)参照)を有してい
る。
【0022】一方、壁紙の表面側の取付軸9には、該軸
9に取り付けたアーム10と該アーム10を裁断刃1の
方向に付勢するねじりコイルバネ12と、アーム10の
端に装着された軸に回転自在に設けた弾性部材で構成さ
れた押えローラ7が設けられている。また、該押えロー
ラ7の径は、回転ローラ2,3の径に連係して裁断刃1
の内側に位置する部分は小さく、外側は大きくしてい
る。当然であるが、押えローラ7aと7bの径の差はロ
ーラベアリング2,3の径の差と等しくしている。裁断
刃1の位置には円周方向に溝7cを設け、壁紙A裁断時
に裁断刃1と押えローラ7が接触することのないように
している。そしてこの押えローラ7は、搬送する壁紙A
との接触摩擦力で回転する。
【0023】上記の回転ローラ2,3と押えローラ7の
7a、7bの径の差の量は壁紙の厚みや紙質等により決
めればよいのである。本発明の実施ではこの差を約5m
m程度としている。上記の数値は本発明を限定するもの
ではないことはいうまでもない。
【0024】以上の諸手段で構成されるスリッターによ
る使用状態について説明する。
【0025】予め、裁断刃1を所定の裁断位置にするた
めにボス4を軸方向に移動したのち軸に固定する。押え
ローラ7についても同様に、軸方向に所定の位置、すな
わち裁断刃1への対向位置にセットする。次いで、糊付
機を動作させて壁紙Aをガイドローラ25に沿わせてセ
ツトすると、壁紙Aは送りローラ(図示せず)により引
き込まれ、幅の端部で回転ローラ2,3と、押えローラ
7によりピンチされるが、壁紙の搬送による押えローラ
7aでの周速が、外径の大きな7bでは増速された状態
となり、壁紙の切り落とされる側(切り屑)に送りのテ
ンションがかかった状態で確実に安定して裁断刃1によ
り裁断されていくのである。壁紙のセットができたら、
実際に糊付機を動作させて糊付作業を行うことで、上記
のように回転ローラ2,3と、押えローラ7によりピン
チされ、確実に安定して裁断刃1により裁断されるので
ある。
【0026】裁断刃1の外側の壁紙Aの切り屑は、スク
ラップガイド(図示せず)に沿って壁紙Aの送りの方向
とは反対側に、狭い帯状になって糊付機下付近にたまっ
ていく。このように安定した裁断が可能となるのであ
る。
【0027】(第2の実施例)図5により第2の実施例
の構成について説明する。壁紙の裏面側に、取付軸5
と、取付軸5に軸方向に移動可能で動作時には固定され
て軸と共に回転する裁断刃1と、裁断刃の両側に回転ロ
ーラ2,3を有し、壁紙の表面側には、取付軸40と、
該取付軸40に軸方向に移動可能で動作時には固定さ
れ、揺動自在に取り付けられたアーム10と、該アーム
10の先に固定された軸45と、該軸45に回転自在に
取り付けられた押えローラ7により構成される。
【0028】壁紙Aの裁断前には壁紙Aの表面側の押え
ローラ7は、刃物1を挟んで内側部分7aと外側部分7
bで構成されている。壁紙Aの裏面側のローラ2、3に
適当な力でアーム10を揺動して押し付けてセットされ
る。壁紙Aは送りローラ(図示せず)により引き込ま
れ、裁断部では裁断刃1の内側と外側で確実に押さえら
れ、裁断される。切り捨てられる側の壁紙Aは回転ロー
ラ2と押えローラ7bとによって引き出されスムーズに
裁断刃1より外側に分かれて垂下していく。本例は回転
ローラ7の7a、7bの径は同一であり、裁断刃1の両
側に設置したローラ2,3も径については第1の実施例
のように変えてはいない。また、第1の実施例で開示し
たベアリングも使用していない例としている。
【0029】(第3の実施例)図6により第3の実施例
の構成について説明する。壁紙Aの裏側に取付軸5と、
該取付軸5に軸方向に移動可能で動作時には固定されて
取付軸5と共に回転する裁断刃1と、裁断刃1の両側に
回転ローラ2、3を有し、壁紙の表面側には、取付軸4
0と、裁断刃1の両側において壁紙Aを押さえるための
2股状の板状部材41と、該板状部材41の上部(図6
において)において該板状材41の面に垂直に固定され
た板バネ43と、該板バネ43に固定された小さな固定
刃44から構成される。また、板状材41は支持材42
に固定され、支持材42は取付軸40に軸方向に移動可
能で動作時には所定の位置に固定され、揺動自在に取り
付けられている。
【0030】壁紙Aの裁断前に、板状材41を支持材4
2を介して壁紙Aの裏側の回転ローラ2、3に適当な力
で押し付ける。もちろん既に説明したようなコイルバネ
を用いて裁断刃1の方へ付勢してもよいのである。ま
た、板バネ43に固定されている固定刃44が裁断刃1
の面に密着するように板バネ43をセットする。
【0031】壁紙Aは別機構(図示せず)により適当に
引張力を受けながら搬送され、裁断部は2股になってい
る板状材41と裁断刃1の内側と外側に具備されたロー
ラにより挟まれた状態で前方に搬送される。一方、裁断
は裁断刃1と該裁断刃に当接する固定刃44との交差部
45を壁紙Aが通過する際に行われる。切り捨てられる
壁紙Aの端は完全に分離されて裁断刃1の外側に垂下し
ていく。
【0032】(発明の実施の他の形態)図7(a)に示
すように、全体が弾性のローラの代わりに、堅いローラ
の外側の壁紙と接する部分(図7(a)のハッチング
部)に材質の比較的柔らかくて摩擦係数の高い弾性体4
6(ゴム、スポンジ、ウレタン等)などを使用すること
によって壁紙の厚みが変わってもある程度追従できる素
材とする。摩擦係数の高い素材を使用することで、回転
ローラは壁紙Aの送りに追従して回転する。
【0033】また図7(b)に示すように、弾性ローラ
の壁紙と接する部分の材質を適当に選び、裁断刃より外
側のローラの外径を大きくして、一方回転ローラの外径
は裁断刃の内側、外側とも同じにして、裁断刃より外側
の押し付け力を内側より上げて壁紙と弾性ローラの接触
摩擦力を大きくすることにより、壁紙Aの切り屑側の排
出をより確実とすることができ、その結果としてスリッ
ター効果を向上させることが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上の実施の形態の説明から明らかなよ
うに、本発明の糊付機用スリッターにより、壁紙Aの幅
の両側を、裁断刃1を各1枚にして機能面では従来品と
同等以上にして精度良く裁断することを可能とすること
ができる。従来の食い違い状に、上刃と下刃を具備する
裁断型式に比べ、部品数の減小、時間を要していた上、
下刃の刃合わせの調整作業の手間が軽減できる等、製作
時の経済性の向上だけでなく、部品特に上下刃の研磨、
取り替えなどが減少できメンテナンスの面でも経済効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の壁紙糊付機用スリッターの外観を示す図
【図2】従来の刃物部の構造を説明する図 (a)外観図 (b)平断面図
【図3】本発明の刃物部の構造を説明する図 (a)外観図 (b)平断面図
【図4】壁紙糊付機へスリッターを取りつけた状態を示
す図
【図5】第2の実施例の裁断部の構造を示す図
【図6】第3の実施例の裁断部の構造を示す図
【図7】その他の実施の形態を示す図 (a)段差を付けている例を説明する図 (b)段差を付けていない例を説明する図 (c)構成を説明する図
【図8】裁断状況を説明する図 (a)裁断状況を説明する側面図 (b)(a)におけるX−X矢視図
【符号の説明】
A 壁紙 1 裁断刃 2 回転ローラ 3 回転ローラ 4 ボス 5 取付軸 6 裁断刃固定用ステー 7 押えローラ 7a 押えローラ 7b 押えローラ 7c 溝 8 ボス 9 取付軸 10 アーム 11 駆動連結用歯車 12 ねじりコイルバネ 15 スプリング 17 フレーム 18 カバー 19 フック 20 軸受けブラケツト 21 歯車 22 歯車 23 上刃 24 下刃 25 ガイドローラ 26 側面ガイドローラ 27 カッターシール 28 目盛板 29 上刃取付軸 30 上刃用軸受けブラケット 31 下刃取付軸 32 フック 33 下刃固定ステー 34 上刃固定ステー 35 ブラケット 36 下刃用ボス 40 軸 41 板状材 42 支持材 43 板バネ 44 固定刃 45 交差部 46 弾性体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月28日(2000.9.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図4】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C027 TT04 TT05 TT12 4F042 AA22 AB01 DA00 DF07 DF11 DF19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁紙の送り方向の両側において、送り方向
    に直交して、壁紙の表面または裏面に取付軸が配設さ
    れ、該取付軸の軸方向に移動可能で動作時は軸の所定位
    置に固定して回転する裁断刃を両側にそれぞれ一つ有
    し、裁断刃を挟んで裁断刃の両側に近接して回転ローラ
    を具備し、壁紙のもう一方の面の側には、裁断刃の両側
    の回転ローラと対向して壁紙を挟む壁紙押え手段を有
    し、該壁紙押え手段と回転ローラにより壁紙を挟み付
    け、壁紙が搬送される際に所望の幅に裁断することを特
    徴とする壁紙糊付機用スリッター。
  2. 【請求項2】壁紙押え手段として、壁紙の搬送に追従し
    て回転する押えローラを具備し、裁断刃の両側に近接し
    た回転ローラとともに壁紙を挟み付けることを特徴とす
    る請求項1の壁紙糊付機用スリッター。
  3. 【請求項3】押えローラは切断刃より内側の径より外側
    の径が大きくなっていることを特徴とする請求項2記載
    の壁紙糊付機用スリッター
  4. 【請求項4】押えローラの壁紙に接触する外周面は、ゴ
    ム、スポンジ、ウレタン等の弾性材で被覆されているこ
    とを特徴とする請求項2、3記載の壁紙糊付機用スリッ
    ター。
  5. 【請求項5】壁紙押え手段が、板状部材であって、裁断
    刃の両側に近接した回転ローラとともに壁紙を挟み付け
    ることを特徴とする請求項1の壁紙糊付機用スリッタ
    ー。
  6. 【請求項6】板状部材には、回転する裁断刃に当接して
    壁紙を裁断する固定刃を有する請求項5記載の壁紙糊付
    機用スリッター。
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