JP2002035892A - 管およびその製造方法 - Google Patents

管およびその製造方法

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JP2002035892A
JP2002035892A JP2000221574A JP2000221574A JP2002035892A JP 2002035892 A JP2002035892 A JP 2002035892A JP 2000221574 A JP2000221574 A JP 2000221574A JP 2000221574 A JP2000221574 A JP 2000221574A JP 2002035892 A JP2002035892 A JP 2002035892A
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JP
Japan
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mold
tube
beads
disappearing
pipe
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Pending
Application number
JP2000221574A
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English (en)
Inventor
Yukio Katano
幸雄 片野
Mutsuo Uchida
睦雄 内田
Hiroaki Shimizu
宏明 清水
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フルモールド法の適用が困難な管の外面に容
易に凹凸を形成できるようにする。 【解決手段】 鋳型11の表面12からこの鋳型11の
内部に部分的に入り込んだ状態の多数の消失ビーズ16
によって、管の表面に凹凸が形成されている。多数の消
失ビーズ16が鋳型11の表面12からこの鋳型11の
内部に部分的に入り込んだ状態の、前記鋳型11を用い
て管を鋳造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管およびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダクタイル鋳鉄管の外面を防食するため
に、図4に示すように、管1の外面2から多数の凸部3
を突出させることで、この管1の外面に凹凸を形成し、
その凹部4を利用して塗料5を溜めるように厚塗りした
ものが、たとえば特願2000−110043号によっ
て提案されている。
【0003】このような管1の外面2の凹凸すなわち凸
部3と凹部4とは、上記特願2000−110043号
においては、管1を鋳造するための遠心鋳造鋳型をピー
ニング加工することなどによって形成している。しか
し、このように遠心鋳造鋳型を用いて容易に製造できる
のは直管のみであり、曲管などの異形管はこの方法で製
造することは困難である。
【0004】このため異形管は一般に樹脂製の消失模型
を用いたフルモールド法によって鋳造されている。この
消失模型を用いると、この模型の表面に凹凸を形成して
おけば、同様に管の表面にも凹凸を形成することができ
ると考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大口径の異形
管では、多量の溶湯が供給されるため、樹脂製の模型ま
わりの塗型を保持することが困難であり、フルモールド
法の適用が困難である。また、普通の口径の管であって
も、その端部に形成された受口は管胴部よりも大径とな
るため、同様にフルモールド法の適用が困難である。
【0006】そこで本発明は、フルモールド法の適用が
困難な管の外面に容易に凹凸を形成できるようにするこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の管は、鋳型の表面からこの鋳型の内部に部分的
に入り込んだ状態の多数の消失ビーズによって表面に凹
凸が形成されているようにしたものである。
【0008】また本発明の管の製造方法は、多数の消失
ビーズが鋳型の表面からこの鋳型の内部に部分的に入り
込んだ状態の前記鋳型を用いて管を鋳造するものであ
る。すなわち本発明によると、砂やサンドレジンなどに
よって形成された鋳型の表面から多数の消失ビーズがこ
の鋳型の内部に部分的に入り込んだ状態の前記鋳型を用
いて管を鋳造するため、この鋳型に溶湯を供給したとき
には、この溶湯の熱によってビーズが消失し、このビー
ズが存在していた部分に溶湯が回り込むので、鋳造され
た管の表面に各ビーズに対応した凸部が形成され、した
がって管の表面に凹凸が形成されることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1において、11は管を鋳造す
るための鋳型であり、砂やサンドレジンなどにより形成
されて、鋳造すべき管の外周面に対応した内周面12を
有する。13は中子で、管の内周面に対応した外周面1
4を有するように構成されている。鋳型11に対して中
子13が同心状に配置されることで、管を鋳造するため
の環状の空間15が形成されている。
【0010】鋳型11には、樹脂製の消失ビーズ16が
多数混入されている。この消失ビーズ16のうちの一部
のものは、図示のように鋳型11の内周面12の位置に
存在し、この内周面12の位置に存在する消失ビーズ1
6は、内周面12から鋳型11の内部に部分的に入り込
んだ状態で、この鋳型11によって保持されている。な
お、中子13は、このような消失ビーズ16が混入され
ていない材料にて形成されている。
【0011】消失ビーズ16は、発泡樹脂などによって
形成され、鋳造しようとする管の外面に形成すべき凹凸
の大きさに対応して、その径が2〜10mm程度である
ものが使用される。
【0012】このような鋳型11および中子13を用い
て、空間15に溶湯17を供給すると、消失ビーズ16
のうち、鋳型11から空間15に突出しているものや、
鋳型11の表面において空間15に露出しているものが
この溶湯17の熱によって消失する。すると、各消失ビ
ーズ16のうち空間15に突出している部分には、本来
の空間15と同様に溶湯17が流れ込む。また各消失ビ
ーズ16のうち鋳型11の内周面12からその内部に入
り込んだ部分にも、同様に溶湯17が流れ込む。
【0013】すると、図2に示すように、この鋳型11
の内部に入り込んだ消失ビーズ16の一部分に対応した
形状の凸部18が外周面19に多数形成された管20が
鋳造される。また、多数の凸部18が形成されること
で、それに応じた多数の凹部21が同時に形成され、こ
れによって管20の外周に凹凸が形成される。なお、管
20の内周面22は、中子13によって形成されるた
め、凹凸を有しない滑らかな表面となる。
【0014】このようなものであると、製品としての管
20に対応したすべての部分に消失模型が存在するので
はなく、鋳型11における一部分のみに消失ビーズ16
が存在するだけであるため、大口径の異形管や管の受口
など、フルモールド法の適用が困難な管の外面に容易に
凹凸を形成することができる。
【0015】消失ビーズ16は、上述のように鋳型11
にあらかじめ混入させるほかに、たとえば図3に示すよ
うにすでに形成された鋳型11の内周面12に高圧で吹
き付けることによっても、その一部分が鋳型11の内周
面12からその内部に埋め込まれた状態で、この鋳型1
1の内周面12に存在させることができる。このように
すると、本来必要となる鋳型11の内周面12のみに消
失ビーズ16を存在させることが可能になって、無駄が
ないという利点がある。なお、消失ビーズ16は、上述
のように発泡樹脂で形成するほかに、溶湯の熱によって
消失するものであれば他の適宜の材料にて形成すること
もできる。
【0016】
【実施例】口径150mm、肉厚9mmのダクタイル鋳
鉄管を鋳造するに際し、鋳型に直径5mmの発泡ビーズ
を混入させたところ、得られた管の外周面の鋳肌には最
大5mmの凹凸が形成されていた。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によると、鋳型の表
面からこの鋳型の内部に部分的に入り込んだ状態の多数
の消失ビーズによって管の表面に凹凸が形成されている
ようにしたため、また多数の消失ビーズが鋳型の表面か
らこの鋳型の内部に部分的に入り込んだ状態の前記鋳型
を用いて管を鋳造するため、鋳型における消失ビーズが
存在していた部分に溶湯が回り込んで、鋳造された管の
表面に各ビーズに対応した凸部を形成することができ、
したがって管の表面に容易に凹凸を形成することができ
る。しかも、鋳造時には、製品としての管に対応したす
べての部分に消失模型が存在するのではなく、鋳型にお
ける一部分のみに消失ビーズが存在するだけであるた
め、大口径の異形管や管の受口など、フルモールド法の
適用が困難な管の外面に容易に凹凸を形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の管およびその製造方法を
説明するための鋳型および中子の要部の断面図である。
【図2】本発明にもとづいて製造された管の表面の凹凸
を説明するための断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の管およびその製造方
法を説明するための鋳型の要部の断面図である。
【図4】表面に凹凸を有する従来の管の要部の断面図で
ある。
【符号の説明】
11 鋳型 12 内周面 16 消失ビーズ 18 凸部 20 管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 宏明 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 Fターム(参考) 4E093 UB01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳型の表面からこの鋳型の内部に部分的
    に入り込んだ状態の多数の消失ビーズによって表面に凹
    凸が形成されていることを特徴とする管。
  2. 【請求項2】 多数の消失ビーズが鋳型の表面からこの
    鋳型の内部に部分的に入り込んだ状態の前記鋳型を用い
    て管を鋳造することを特徴とする管の製造方法。
JP2000221574A 2000-07-24 2000-07-24 管およびその製造方法 Pending JP2002035892A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037042A (ja) * 2010-07-16 2012-02-23 Cosmo Koki Co Ltd 管継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037042A (ja) * 2010-07-16 2012-02-23 Cosmo Koki Co Ltd 管継手

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