JP2002035605A - 有機塩素化化合物を含むガスの浄化触媒の製造方法 - Google Patents

有機塩素化化合物を含むガスの浄化触媒の製造方法

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JP2002035605A
JP2002035605A JP2000224264A JP2000224264A JP2002035605A JP 2002035605 A JP2002035605 A JP 2002035605A JP 2000224264 A JP2000224264 A JP 2000224264A JP 2000224264 A JP2000224264 A JP 2000224264A JP 2002035605 A JP2002035605 A JP 2002035605A
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catalyst
peak
particles
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titanium oxide
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Naoyuki Nishimura
直之 西村
Hideyuki Tsuboi
秀行 坪井
Masao Nanba
政雄 難波
Nobuyasu Kanda
伸靖 神田
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】担体である酸化チタン粒子の表面に触媒成分を
高度に分散させることができる、有機塩素化化合物を含
む排ガスの浄化触媒の製造方法を提供する。 【解決手段】酸化チタン粒子に触媒活性成分を担持させ
る、有機塩素化化合物含有ガスの浄化触媒の製造方法に
おいて、前記触媒活性成分の担持の際にアミノ基含有シ
ランカップリング剤を共存させることを特徴とする有機
塩素化化合物含有ガスの浄化触媒の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機塩素化化合物
含有排ガスの浄化方法、特にダイオキシン等の有害な有
機塩素化化合物を含有する排ガスからこれらを除去する
のに好適な排ガスの浄化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、酸化チタンを主成分とする担体に
触媒成分を担持させた触媒にあっては、共沈法やシュウ
酸キレートなどを用いた含浸法によって担体である酸化
チタン粒子の表面へ触媒成分を担持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
は触媒成分の粒子表面における分散が悪く、高い触媒性
能を発揮するためには、触媒成分が細かい粒子で均一に
触媒担体表面に分散させる必要がある。また、外気と接
触する面積(比表面積)の大小も触媒性能を左右する大
きな因子であるが、従来の酸化チタン粒子は比表面積で
は触媒担体用原料粉末では60〜80m2 /g程度であ
り、酸化チタン粒子を用いて比表面積を増大させるには
限界がある。
【0004】本発明の課題は、担体である酸化チタン粒
子の表面に触媒成分を高度に分散させることができる、
有機塩素化化合物を含む排ガスの浄化触媒の製造方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本願で特許請求される発明は下記のとおりである。 (1)酸化チタン粒子に触媒活性成分を担持させる、有
機塩素化化合物含有ガスの浄化触媒の製造方法におい
て、前記触媒活性成分の担持の際にアミノ基含有シラン
カップリング剤を共存させることを特徴とする有機塩素
化化合物含有ガスの浄化触媒の製造方法。 (2)前記シランカップリング剤に加えてチタンイオン
を共存させることを特徴とする(1)記載の方法。 (3)前記酸化チタン粒子に加えてアルミナ、シリカお
よびこれらの複合酸化物から選ばれた1種以上の粒子を
用いることを特徴とする(1)または(2)記載の方
法。
【0006】(4)得られた触媒の孔径分布のピークが
少なくとも3つあり、第1のピークが300nm〜45
0nmの範囲、第2のピークが50nm〜100nmの
範囲、および第3のピークが30nm以下の範囲にある
ことを特徴とする(1)ないし(3)のいずれかに記載
の方法。 (5)チタニア原料として粒径が5nm〜600nmの
チタニア粒子を作製し、これに触媒の目標とする孔径以
上の粒径を有する熱分解性物質を多孔化剤として混練、
焼成して、前記孔径分布の第1のピークを形成し、その
他の孔径の細孔は前記チタニア粒子間のすき間として形
成するとともに、前記触媒作製時のいずれかの段階でア
ミノ基含有シランカップリング剤の共存下に触媒活性成
分を添加することを特徴とする有機塩素化化合物を含む
ガスの浄化触媒の製造方法。
【0007】本発明において、触媒成分の担持の際に添
加されるアミノ基含有シランカップリング剤とは、アミ
ノ基を含有するシランカップリング剤をいい、例えば
(1)N−2-(アミノエチル)−3−アミノプロピルメ
チルジメトキシシラン(またはN−β(アミノエチル)
3アミノプロピルメチルジメトキシシラン、以下同
じ)、(2)N−2-(アミノエチル)−3−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、(3)N−2-(アミノエチ
ル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、(4)
3−アミノプロピルトリメトキシシラン、(5)3−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、(6)N−フェニル
−3−アミノプロピルトリメトキシシラン等があげられ
る。これらのうち、特に(1)、(2)、(3)の化合
物が好適に用いられる。
【0008】
【作用】アミノ基含有シランカップリング剤が酸化チタ
ン粒子に吸着され、該シランカップリング剤を介して触
媒成分のイオンがトラップされるので、触媒担体に分子
オーダーに近い高分散状態で触媒成分を担持させること
ができる。なお、触媒成形時、触媒組成物の粘性改善の
ためにシランカップリング剤が用いられることがある
が、これらは非アミノ系シランカップリング剤であり、
触媒成分の高分散にはほとんど関係しない。
【0009】またアミノ系シランカップリング剤にチタ
ンイオンを共存させた場合には、比表面積を大きくする
作用がある。またアルミナ、シリカ等を使用した場合に
は、アルミナ、シリカ等、チタニアに比較して、比表面
積の大きな担体へ、チタニアおよび触媒成分を担持させ
ることにより、従来の触媒と同程度以上の活性を持ち、
さらに比表面積の大きな触媒を得ることができる。
【0010】触媒の製法は、触媒活性成分を担持させる
際にアミノ基含有シランカップリング剤を共存させる以
外は公知の方法でよい。触媒製造時のシランカップリン
グ剤の添加量は、触媒原料組成物中20〜80重量%、
特に25〜40重量%が好ましい。本発明に用いる酸化
チタン粒子の粒径は5nm〜600nmの範囲のものが
好ましい。
【0011】本発明によって製造された触媒は、ダイオ
キシン類程度の大きさの分子の細孔内拡散抵抗を低減
し、触媒性能を向上させるために、触媒の孔径分布が少
なくとも3つのピークを有し、第1のピークが300n
m〜450nm、好ましくは350nm〜450nm
(さらに好ましくは380nm〜420nm)の範囲、
第2のピークが50nm〜100nm、好ましくは75
nm〜100nm(さらに好ましくは90nm〜100
nm)の範囲、および第3のピークが30nm以下、好
ましくは20nm以下の範囲を有することが好ましい。
なお、本発明における触媒の孔径分布は、水銀圧入法で
測定し、微分細孔容積分布図から読み取った値である。
【0012】上記第1のピークの触媒孔径分布は、ダイ
オキシン類の触媒内部での拡散抵抗を減ずる作用があ
り、また第2のピークの触媒孔径分布は、第1のピーク
と併存するほか、第1のピークの孔径を経て接近したダ
イオキシン類を第3のピークの孔径分布に誘導する働き
があり、第3のピークの孔径分布は、第1、第2のピー
クと併存するほかに、第1および第2のピークの孔径分
布で捕捉されなかったダイオキシン類を最終的に捕捉す
る作用をする。
【0013】本発明の触媒においては、担体が酸化チタ
ンで、触媒活性成分が酸化バナジウムおよび/または酸
化タングステンであることが望ましく、さらには、上記
活性成分のうち酸化バナジウムが触媒全重量の0.01
重量%〜30重量%、好ましくは1重量%〜5重量%含
まれること、また酸化タングステンが触媒全重量の0.
01重量%〜30重量%、好ましくは10重量%〜20
重量%含まれることが望ましい。この範囲を超えると充
分な触媒性能が得られない。また、触媒の比表面積が5
0m2 /g以上、好ましくは75m2 /g以上、さらに
好ましくは100m2 /g以上であることが好ましい。
比表面積がこの範囲以下では単位体積当たりの触媒性能
が充分でなく、実用的でない。
【0014】上記特定の孔径分布を有する触媒の製法と
しては、下記の方法が好ましく用いられる。すなわち、
チタニア原料として粒径が5nm〜600nmの1種ま
たは2種以上のチタニア粒子(この場合チタニア粒子
は、単結晶または緻密な多結晶粒から構成される一次粒
子であるか、または、実質的に一次粒子から構成される
二次粒子である)と、触媒活性成分(酸化バナジウムま
たは/および酸化タングステン)、多孔化剤(例えば粒
径が50nm〜1000nmの易熱分解性化合物)およ
びシランカップリング剤とともに混練し成形したのち焼
成する方法、上述と同じように粒径が5nm〜600n
mの1種または2種以上の粒径のチタニア粒子(この場
合チタニア粒子は、単結晶または緻密な多結晶粒から構
成される一次粒子であるか、または、実質的に一次粒子
から構成される二次粒子である)を担体原料として、多
孔化剤(例えば粒径が50nm〜1000nmの易熱分
解性化合物)およびシランカップリング剤とともに混
練、成形、焼成したのち触媒活性成分を含浸法により担
持焼成する方法などがある。なお、上記活性成分は、上
記チタニア粒子の作製時に共沈法等により担持させても
よい。原料チタニア粒子の粒径は、5nm〜600nm
の範囲、好ましくは、50nm〜400nm、さらに好
ましくは100nm〜200nmであることが望まし
い。この範囲外であると第2のピークに相当する細孔ま
たは第3のピークに相当する細孔の形成が困難となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の触媒の製法において、多
孔化剤としては、焼成温度以下(およそ400℃〜80
0℃)で熱分解しやすい物質、例えば、メタクリル樹脂
のほかアクリル樹脂、アセタール樹脂、フェノール樹脂
などの樹脂が用いられる。多孔化剤の粒径は、作製した
い孔径よりも大きい粒径のものを使用する。例えば40
0nmの気孔を開ける場合には400nm以上の粒径の
多孔化剤を用いる。およその目安は作製したい孔径の
1.2〜1.5倍程度であるが、この値は、多孔化剤自
体の(上記の樹脂の種類による)物性を考慮して決定す
る。
【0016】また、第2、第3のピークは、粒径が5n
m〜600nmのチタニア粒子(この場合チタニア粒子
は、単結晶または緻密な多結晶粒から構成される一次粒
子であるか、または、実質的に一次粒子から構成される
二次粒子である。)のすき間としてパッキング密度を制
御することにより形成することができる。
【0017】その他、第2のピークである50nm〜1
00nmの範囲のピークを得るには、例えば上記原料チ
タニアとして、粒径5nm〜600nmの二次粒子を用
い、これを混練、焼成することによっても得ることがで
きる。二次粒子の大きさは、作製時の温度、pH、界面
活性剤の使用により制御することができる。また、サン
ドミルで高分散処理を行うことによっても制御すること
ができる。さらに第3のピークである30nm以下の範
囲のピークも、チタニアの一次粒子間のすき間として形
成することができる。この一次粒子のすき間は、一次粒
子自体の粒径や二次粒子の作製条件を、目標とする孔径
になるように適宜選択することにより形成することがで
きる。
【0018】触媒の細孔はチタニア担体の作製時に形成
されるので、触媒活性成分の担持については、混練法、
含浸法または共沈法のいずれでもよい。混練法等の場合
は、担体作製(細孔作製)と同時に活性成分を担持する
ことになり、また含浸法等の場合は担体作製後(細孔作
製後)、活性成分を担持することになる。共沈法の場合
は担体作製前(細孔作製前)のチタニア原料に活性成分
を担持する。
【0019】混練法では酸化バナジウムまたは(および
またはの意味、以下、同じ)酸化タングステンを混入す
る場合と、焼成時に酸化物に変化するような原料物質、
例えば、これらの金属の水酸化物、ハロゲン化物、アン
モニウム塩、硫酸塩ほかを混入する場合がある。
【0020】含浸法の場合には、酸化チタン担体(粉末
・粒状・板状・棒状・ハニカム状ほか)に酸化バナジウ
ムまたは酸化タングステンを担持させる。酸化チタンが
粉末またはスラリの場合には、バナジウム塩またはタン
グステン塩の溶液に混ぜて活性金属成分を含浸させる。
酸化チタンが成形体の場合には、そのままバナジウム塩
またはタングステン塩の溶液中に投じて活性成分を含浸
させる。含浸の順序は、酸化バナジウムと酸化タングス
テンを用いる場合、チタン酸化物にタングステン酸化物
を担持したのち、最後に酸化バナジウムを担持する方
法、酸化チタンに酸化バナジウムを担持したのち最後に
酸化タングステンを担持する方法、または酸化チタンに
酸化バナジウムと酸化タングステンを同時に含浸させる
方法などがある。バナジウムの出発原料として例えばメ
タバナジン酸アンモニウムのシュウ酸水溶液や硫酸バナ
ジル水溶液が用いられる。タングステンの出発原料とし
て例えばタングステン酸アンモニウム水溶液が用いられ
る。
【0021】共沈法の場合には、水溶性チタン化合物
(例えばテトラクロロチタン)と水溶性バナジウム化合
物(例えば硫酸バナジル)または水溶性タングステン化
合物(例えばタングステン酸アンモニウム)の水溶液を
つくり、これをpHが中性付近になるように適当な溶液
で調製しながら、また過度に発熱しないように注意しな
がら沈殿物を得る。この沈殿物を濾過し、洗浄(水洗
い)ののち、乾燥、焼成して触媒を得る。この方法でV
かWのどちらかを担持し、のちに別の方法でもう一方の
活性金属を担持することもできる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1 シランカップリング剤としてN−2−アミノエチル−3
−アミノプロピルトリメトキシシラン38gをエタノー
ル200mlに溶解して溶液とし、これに平均粒径90n
mの酸化チタン粒子88gを加え、室温で3時間撹拌の
後、80℃でエタノールを除去し、シランカップリング
剤で被覆された酸化チタン粒子を得た。この酸化チタン
粒子に硫酸バナジウム水溶液(28.6g/100ml)
を加え、さらに表1に示す所定の成形助剤を加え、混練
の後、押出し成形によりハニカムまたは円筒状の触媒成
形体を得た。これを大気中(または酸素添加大気中)で
300〜600℃(好ましくは450℃)で焼成するこ
とにより触媒を得た。作製した触媒の物性を表2に示し
た。なお、比較例に用いた触媒の配合を表9に示す。
【0023】得られた触媒の評価は下記のようにして行
った。固定床マイクロリアクタ装置に触媒を充填し、反
応温度200℃、W/F 0.017(g/min/m
l)、供試ガスは指標有機ハロゲン化合物300ppm 、
酸素濃度10%、窒素バランスとして有機ハロゲン化合
物の分解に対する触媒の評価試験を行った。指標有機ハ
ロゲン化合物としてはダイオキシン類の代替指標物質と
なるo−クロロフェノールを用いた。また、触媒の比表
面積は窒素吸着による多点BET法により測定した。
【0024】結果を表3に示す。ここでK/Koは比較
例の場合(Ko)と比較した触媒活性の指標である。表
3から明らかなように、本発明の触媒は比較例の触媒に
較べ高い性能を有することを確認した。 実施例2 実施例1において、シランカップリング剤としてN−2
−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン39.1gをエタノール100mlに溶解した溶液を用
いる以外は同様にシランカップリング剤で被覆した酸化
チタン粒子を得た。次にこの酸化チタンに硫酸バナジウ
ム水溶液(19.1g/100ml蒸留水)に加えて硫酸
チタニル水溶液(15.6g/100ml蒸留水)を用い
る以外は実施例1と同様にして本発明の触媒を作成し
た。得られた触媒の物性および評価結果をそれぞれ表4
および5に示す。 実施例3
【0025】実施例2において、シランカップリング剤
としてN−2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリ
メトキシシラン80gを蒸留水200mlに溶解した溶液
を用い、これにシリカ粒子76gを加え、シランカップ
リング剤で被覆されたシリカ粒子を得、これを硫酸バナ
ジウム(38.5g/100ml蒸留水)および硫酸チタ
ニル水溶液(31.2g/100ml蒸留水)を混合し、
表6に示す成形助剤を加えて成形する以外は同様にして
本発明の触媒を作成した。得られた触媒の物性および評
価結果をそれぞれ表7および8に示す。
【0026】評価の結果、比較例の触媒に較べ、表7に
示すように高い性能を有することを確認した。 比較例1〜3 シュウ酸溶液へバナジン酸アンモニウムを加える。各実
施例の担持量に準じてメタバナジン酸アンモニウムを加
える。配合量は表9に示す。これに原料酸化チタン粉末
を加え、所定の成形助剤を加え、混練、押出し成形の
後、ハニカムもしくは円筒状の触媒成形体を得る。これ
を500℃で焼成することによって触媒を得た。得られ
た触媒は実施例の場合と同様に評価し、結果を表3、
5、8にそれぞれ示した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】
【表6】
【0033】
【表7】
【0034】
【表8】
【0035】
【表9】
【発明の効果】本発明によれば、酸化チタン粒子に触媒
活性成分を担持させる際に、アミノ基含有シランカップ
リング剤を共存させることにより、触媒成分を高い分散
性をもって担持することができ、これにより従来より高
い触媒性能を得ることができる。また、触媒成分と同時
にチタンイオンを共存させて担持することにより、酸化
チタン以外の高い比表面積を持つ酸化物粒子へ触媒成
分、担体成分を担持させ、触媒性能を飛躍的に向上させ
ることが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 37/08 B01D 53/36 ZABG (72)発明者 難波 政雄 岡山県玉野市玉3丁目1番1号 三井造船 株式会社玉野事業所内 (72)発明者 神田 伸靖 千葉県市原市八幡海岸通1番地 三井造船 株式会社千葉事業所内 Fターム(参考) 4D048 AA11 AB03 BA07X BA23X BA41X BB02 BB05 4G069 AA03 BA04A BA04B BA21A BA21B BB04B BB06A BC54B BD05A CA04 CA10 CA19 EA06 EA19 EB18X EC02Y EC10X FA02 FB04 FB06 FB34 FC04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化チタン粒子に触媒活性成分を担持さ
    せる、有機塩素化化合物含有ガスの浄化触媒の製造方法
    において、前記触媒活性成分の担持の際にアミノ基含有
    シランカップリング剤を共存させることを特徴とする有
    機塩素化化合物含有ガスの浄化触媒の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記シランカップリング剤に加えてチタ
    ンイオンを共存させることを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記酸化チタン粒子に加えてアルミナ、
    シリカおよびこれらの複合酸化物から選ばれた1種以上
    の粒子を用いることを特徴とする請求項1または2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 得られた触媒の孔径分布のピークが少な
    くとも3つあり、第1のピークが300nm〜450n
    mの範囲、第2のピークが50nm〜100nmの範
    囲、および第3のピークが30nm以下の範囲にあるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 チタニア原料として粒径が5nm〜60
    0nmのチタニア粒子を作製し、これに触媒の目標とす
    る孔径以上の粒径を有する熱分解性物質を多孔化剤とし
    て混練、焼成して、前記孔径分布の第1のピークを形成
    し、その他の孔径の細孔は前記チタニア粒子間のすき間
    として形成するとともに、前記触媒作製時のいずれかの
    段階でアミノ基含有シランカップリング剤の共存下に触
    媒活性成分を添加することを特徴とする有機塩素化化合
    物を含むガスの浄化触媒の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7663343B2 (en) 2005-06-29 2010-02-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Controller for drive system

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