JP2002035209A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002035209A
JP2002035209A JP2000221452A JP2000221452A JP2002035209A JP 2002035209 A JP2002035209 A JP 2002035209A JP 2000221452 A JP2000221452 A JP 2000221452A JP 2000221452 A JP2000221452 A JP 2000221452A JP 2002035209 A JP2002035209 A JP 2002035209A
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lens
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Masahiro Matayoshi
正弘 又吉
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Olympia KK
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Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピーカの前面をも光の演出領域として、遊
技機全体による光の演出を可能にした遊技機を提供す
る。また、安価に制作可能であり且つ保守性にも富む照
明機能付きのスピーカユニットを備えた遊技機を提供す
る。 【解決手段】 遊技者の視認し得る位置にスピーカが設
けられた遊技機であって、そのスピーカの前方に、スピ
ーカから所定の間隔をあけて発光体を設け、且つその発
光体はスピーカに対して着脱自在に設けられていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技者の視認し得
る位置にスピーカが設けられた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技者の視認し得る位置にスピーカが設
けられた遊技機として、例えば、スロットマシンやパチ
ンコ機を例に挙げることができる。通常、この種の遊技
機では、その正面に各種効果音を発するスピーカが取り
付けられている。より具体的に説明すると、スロットマ
シンでは、マシン本体内より排出されるメダルを受ける
メダル受皿内にスピーカが埋め込まれている。また、パ
チンコ機では、前面パネルを形成する表枠の上方にスピ
ーカが埋め込まれている。そして、これらスピーカから
は、遊技の進行状況に応じた効果音が所定のタイミング
にて発せられ遊技の雰囲気を盛り上げている。
【0003】ところで、この種の遊技機では上記したよ
うに音による演出も行われているが、主として電飾品を
使用しての光による演出に力が注がれている。電飾品を
用いた光の演出としては、例えば、電飾品となる複数の
装飾LEDや装飾蛍光灯を遊技機前面に設け、これら装
飾LEDや装飾蛍光灯を遊技の進行状況に応じて点灯点
滅させて光の演出を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため従来の遊技機
では、遊技者に認知されやすい電飾品の改良に労力が注
がれるあまり、スピーカの改良は滞っていた。また、遊
技機の正面には、多くの電飾品を配置しており、その代
わりとしてスピーカは音の演出のみに使用するといった
固定観念が強く、従来の遊技機においては、メダル受皿
の内方や遊技機の上方など、比較的、遊技者の目につき
にくい位置にスピーカを取り付けていた。
【0005】そこで、このような欠点を解消するためス
ピーカそのものを発光させる発明も特開平8−2359
7号公報に開示されている。特開平8−23597号公
報によれば、スピーカを構成する振動板(コーン紙)、
又は該振動板の中央に設けられたセンターキャップの一
部に発光素子となるEL素子層を形成して、このEL素
子層の発光により音と光による演出を可能にしている。
【0006】しかしながら、上記したスピーカでは、そ
の振動板及びセンターキャップと一体にEL素子層を形
成するため製造コストが非常に高くついた。また、EL
素子が損傷した場合には、スピーカそのものをアッセン
ブリにて交換せざるをえず、保守の面においてもコスト
がかかった。
【0007】本発明は、以上の点を考慮しなされたもの
で、スピーカの前面をも光の演出領域として、遊技機全
体による光の演出を可能にした遊技機を提供することを
課題とする。また、安価に制作可能であり且つ保守性に
も富む照明機能付きのスピーカユニットを備える遊技機
を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記した技
術的課題を解決するために以下のように構成した。すな
わち、遊技者の視認し得る位置にスピーカが設けられた
遊技機であって、そのスピーカの前方に、スピーカから
所定の間隔をあけて発光体を設けていることを特徴とす
る。
【0009】このように本発明の遊技機では、スピーカ
の前方に発光体を備えているため、音の演出領域となる
スピーカの前方をも光の演出領域として使用することが
できる。このため遊技機全体を使用しての光の演出が可
能となる。また、電飾品による光の演出と交えた音の演
出が可能となり、遊技における雰囲気をより一層高める
ことができる。なお、ここで前方とは、スピーカにおけ
る振動板の正面側を意味する。
【0010】また、スピーカの前方に、発光体を支持す
る支持部材を設け、発光体は、該支持部材を介してスピ
ーカの前方に支持されている構成としてもよい。また、
発光体は、スピーカに対して着脱自在に設けてもよい。
この場合、スピーカの前方に支持部材を介して発光体を
配置しているため、スピーカそのものには加工を施す必
要がなくなる。すなわち、汎用のスピーカを使用でき
る。なお、支持部材は、スピーカのフレームから延出さ
れてスピーカの前方に発光体を支持する支持部材や、遊
技機の前面から延出されてスピーカの前方に発光体を支
持する支持部材など、支持部材の取付位置や形状は任意
に変更可能である。
【0011】さらに、スピーカの前方に該スピーカの少
なくとも一部を覆う被覆体を着脱自在に設け、発光体
は、スピーカとこの被覆体との間に設けられている構成
としてもよい。すなわち、発光体を衝撃等から保護する
保護部材を設けている。また、被覆体の少なくとも一部
は、透明又は半透明の部材によって形成するのが望まし
い。この場合、発光体の光は透明又は半透明の部材を介
して間接的に視認可能となる。
【0012】また、被覆体は、スピーカから発せられる
音を外部に通す複数の透音孔を有し、その透音孔は、ス
ピーカと被覆体との間に設けられる発光体の正面を避け
て配置されている構成としてもよい。すなわち、被覆体
に透音孔を設けることによって、スピーカから発せられ
る音を被覆体の前方に抜けやすくしている。また、透音
孔は発光体の正面を避けて配置されているため、発光体
の光は、透明又は半透明の被覆体を通過して間接的に視
認可能となる。
【0013】また、発光体の明るさは、スピーカから発
せられる音と同期して、変化するのが望ましい。この場
合、あたかも音が光っているかのように見え、遊技機に
おける演出にさらなる面白みと意外性を付与できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機に係る好適
な実施の形態について図面を参照して説明する。
【0015】本実施の形態に示す遊技機1は、縦長の直
方形状に形成された枠体2と、枠体2の奥底に組み付け
られた背面パネル3と、背面パネル3の中段より該枠体
2内に突設された棚板4と、枠体2の前面に取り付けら
れた前面パネル5と、を備え、これら枠体2及び前面パ
ネル5に遊技機1の主要構成部品の略全てが集約して設
けられている。
【0016】枠体2内に設けられる主要構成部品として
は、外周面に複数の図柄7cが付された回転リール7a
を備えるリールユニット7、内部にメダルを収容すると
共にその収容されたメダルの中から遊技の結果に基づく
所定数のメダルを遊技者に払い出すホッパーユニット
6、リールユニット7並びにホッパーユニット6などの
制御を司る制御装置8等が挙げられる。
【0017】また、前面パネル5には、回転リール7a
の図柄7cが臨む図柄表示窓10、回転リール7aを始
動(回転)させる為のトリガーとなるスタートレバー1
1、回転リール7a毎に設けられその対応する回転リー
ル7aの回転を停止させるためのストップボタン12、
遊技を行う際に必要とされるメダルを投入するためのメ
ダル投入スロット13、ホッパーユニット6から排出さ
れたメダルを受けるメダル受皿14、装飾LED及び装
飾蛍光灯にて構成される電飾品20などが設けられてい
る。また、本実施の形態に示す遊技機1では、その前面
パネル5の上部に、照明機能を備えるスピーカユニット
30を設けている。以下、これらの構成を詳細に説明す
る。
【0018】リールユニット7は棚板4上に固定されて
おり、複数種の図柄が描かれたリールテープ7bと、該
リールテープ7bが外周面に貼り付けられた複数体の回
転リール7aと、各回転リール7aに対して個別に設け
られたリールモータ7dと、各回転リール7aの回転軸
を共通の横軸線上に揃えると共に、各回転リール7dを
棚板4上に垂直に保持するリールフレーム7eと、から
なる。
【0019】また、棚板4の下方にはホッパーユニット
6が設けられている。ホッパーユニット6は複数のメダ
ルを貯留しておくメダル収容タンク6aと、該メダル収
容タンク6aに設けられ該メダル収容タンク6aより遊
技の結果に基づく所定数のメダルを取り出しメダル受皿
14内に排出するメダル排出装置6bと、によって構成
されている。
【0020】背面パネル3には、ホッパーユニット6及
びリールユニット7などを制御する制御装置8を設けて
いる。制御装置8は、遊技の進行に関わる制御を司る遊
技制御回路基盤(図示せず)や、前面パネル5に設けら
れた電飾品20及びスピーカユニット30等の制御を司
る演出制御回路基盤等にて構成されており、これら各種
制御基盤には、CPU(中央処理装置)、ROM(リー
ド・オンリ・メモリ)、RAM(ランダム・アクセス・
メモリ)、I/Oポート(入力/出力ポート)などの複
数の部品が設けられている。そして、これら各基盤には
各種制御に必要な制御プログラムが格納されている。
【0021】また、遊技回路制御基盤には、スタートレ
バー11の操作信号、及びストップボタン12の操作信
号がI/Oポートを介して入力されるようになってい
る。また、同様にメダル投入スロット13もI/Oポー
トを介して遊技回路制御基盤と接続されており、メダル
投入スロット13にメダルが投入されたか否かを示す信
号が入力されるようになっている。
【0022】そして、遊技者がメダル投入スロット13
にメダルを投入した後スタートレバー11を押し下げる
と、遊技回路制御基盤内にて回転リール7aの始動制御
が実行される。回転リール7aの始動制御では、各リー
ルモータ7dに電力が供給されて各回転リール7aが同
時に回転を始める。続いて、遊技者が適当なタイミング
にてストップボタン12を押すと、回転リール7aの停
止制御がなされる。回転リール7aの停止制御では、リ
ールモータ7d毎に供給されていた電力が対応するスト
ップボタン12の操作をトリガーとして遮断され、各回
転リール7aはストップボタン12の押された順に停止
する。
【0023】また、遊技回路制御基盤では、図柄表示窓
10に臨む図柄の組み合わせにより当たり外れを判断し
て、図柄の組合わせが当たりの場合には、ホッパーユニ
ット6に対して所定数のメダルをメダル受皿14内に排
出すように指示を与える。一方、メダルの排出命令を受
けたホッパーユニット6では、メダル収容タンク6a内
より所定数のメダルを排出すべく、メダル排出装置6b
よってその排出すべきメダルの枚数を計量してメダルを
排出する構造となっている。
【0024】なお、スタートレバー11及び複数のスト
ップボタン12は、前面パネル5の中段に略横一列に設
けられ、その右方にメダル投入スロット13が設けられ
ている。そして、これらスタートレバー11及びストッ
プボタン12の下方に、メダル受皿14が設けられてい
る。メダル受皿14は、複数の合成樹脂部材を組み合わ
せて形成されており、その左方には灰皿14aが一体的
に設けられている。また、メダル受皿14内には、ホッ
パーユニット6に接続されたメダル排出口14bが設け
られ、ホッパーユニット6から排出されたメダルは、こ
のメダル排出口14bよりメダル受皿14内に排出され
る。
【0025】スタートレバー11及びストップボタン1
2の上方には図柄表示窓10、及びメダル配当表15が
設けられている。図柄表示窓10は、回転リール7aの
図柄が覗くように前面パネル5の中段に形成された横長
の開口部であり、その開口部にはガラス板にて形成され
た透視窓10aが取り付けられている。一方、メダル配
当表15は、図柄表示窓10の直上に設けられ、入賞図
柄毎のメダル払出数を表記した半透明の樹脂板を前面パ
ネル5の一部に埋め込んで構成されている。また、樹脂
板の中央には、図柄表示窓10にて所定の図柄が揃った
際に、その図柄の組み合わせに対応したメダルの払出数
を即座に表示する払出数表示窓16を設けている。な
お、メダル配当表15の裏面側には蛍光灯が設けられて
おり、メダル配当表15は、この蛍光灯によって前面パ
ネル5上に照らし出されている。すなわち、光の演出装
置としての機能も備え、後述する電飾品20と共に光の
演出を行っている。
【0026】また、図柄表示窓10の下方には、メダル
投入スロット13に投入され且つ未だ遊技に投資されて
いないメダルの貯蓄数を表示するメダル貯留数表示カウ
ンタ17が設けられている。また、その左方には、遊技
に投資するメダルの枚数を設定するためのメダル投資数
設定ボタン18、及び遊技機内に貯留されているメダル
をメダル受皿14内に排出させるためのメダル返却ボタ
ン19が設けられている。そして、これら図柄表示窓1
0及びメダル配当表16を囲むように複数の電飾品20
が取り付けられている。
【0027】電飾品20は、半透明の合成樹脂材料にて
形成された樹脂製レンズ20aと、その樹脂製レンズ2
0a内に設けられた蛍光灯及びLED等にて構成され、
遊技の進行状態に応じて点灯又は点滅される。すなわ
ち、光の演出装置としての機能を備える。なお、電飾品
20は演出制御回路基盤に接続されており、例えば、遊
技の進行状態が特別遊技状態に移行したことを受けて点
灯消灯を繰り返すように制御されている。ここで特別遊
技状態とは、回転リール7aに付された図柄が入賞とな
る組み合わせにて停止しやすいように、回転リール7a
の停止制御がなされている遊技状態を意味する。
【0028】そして、これら図柄表示窓10及び電飾品
20が設けられる前面パネル5の上部に、照明機能を備
えたスピーカユニット30が取り付けられている。スピ
ーカユニット30は、図3〜図9に示すように、スピー
カ31、LED(発光体)40は、レンズカバー(被覆
体)50等にて構成されている。以下、このスピーカユ
ニット30についてより詳細に説明する。なお、説明の
都合上、図4における左方をスピーカユニットの前方と
し、右方を後方として説明を行う。
【0029】スピーカ31には、広く一般に普及してい
る汎用のスピーカを使用している。本実施の形態では、
汎用のスピーカ31として、その振動板(コーン紙)が
真円をなすスピーカ31を使用しているが、勿論、振動
板が楕円形をなすスピーカなどを採用してもよい。ま
た、振動板がコーン紙にて形成されるスピーカのみなら
ず振動板が金属繊維などにて形成されるスピーカなどそ
の形状及び種類は任意に変更することができる。
【0030】スピーカ31の後方には、該スピーカ31
を後方側から覆う有底筒状のカバー体32を設け、スピ
ーカ後方への音漏れを防止すると共に、該カバー体32
を介してスピーカ31を前面パネル5に固定するように
している。また、カバー体32の内部には、その内壁沿
いに複数の縦リブ32aが形成されており、スピーカ3
1とカバー体32との位置決めは、この縦リブ32aの
端部32bにスピーカ31の縁が係合して位置決めされ
ている。
【0031】また、カバー体32の縁部には、外方に向
かって広がる鍔部33が形成されている。また、鍔部3
3には、複数のねじ孔33aが形成されており、前面パ
ネル5へのカバー体32の固定時には、この鍔部33に
設けられたねじ孔33aを利用して前面パネル5にねじ
止めする。また、カバー体32の底には、スピーカコー
ド31bの取り出し口32cが設けられている。
【0032】スピーカ31の前方には、スピーカ31の
口径と略同径に形成された円板状のプリント配線基板
(支持部材)41が配置されている。プリント配線基板
41は、スピーカ31の周囲に貼り付けられたゴムブッ
シュ35を介してスピーカ31の前面側に固定されてお
り、スピーカ駆動時の振動がプリント配線基板41に直
に伝達されないよう配慮がなされている。そして、この
プリント配線基板41上には発光体となるLED(発光
ダイオード)40が複数設けられている。
【0033】LED40は、プリント配線基板41の中
央から放射状に所定間隔をあけて複数設けられ、各LE
D40はプリント配線基板41に設けられたターミナル
42と結線されている。なお、ターミナル42は、制御
装置8における演出制御回路基盤と接続されており、プ
リント配線基板41上に配置されるLED40は演出制
御回路基盤からの電力供給を受けて点灯される。なお、
ターミナル42からスピーカユニット30の外部に延び
る配線42aは、上記したカバー体32の鍔部33に形
成された切欠き部分33bとレンズカバー50との間を
通り、演出制御回路基盤に接続されている。
【0034】なお、演出制御回路基盤では、スピーカ3
1の出力と同期させるようにLED40の明るさを変化
させる制御がなされている。すなわち、スピーカ31か
ら発せられる音が大きい時に、全てのLED40を同時
に点灯させると共に、スピーカ31から発せられる音が
小さい時には、点灯しているLED40の個数を減らし
て明るさの調節を行っている。このためあたかも音が光
っているかのように遊技者に錯覚させることができる。
【0035】なお、LED40の発光動作は、上記した
例にとどまらず、所定の組み合わせにて図柄7cが揃っ
たことを受けて一定時間点滅させる発光動作や、特別遊
技状態に遊技が移行したことを受けて所定時間連続点灯
させる発光動作など、その発光動作の制御は任意に変更
できる。
【0036】また、プリント配線基板41には、LED
40が配設される箇所を避けて複数の透音孔43(開
口)が設けられ、プリント配線基板41の背後に設けら
れるスピーカ31の音が該プリント配線基板41によっ
て遮られないよう配慮がなされている。そして、これら
LED40が配設されたプリント配線基板41及びスピ
ーカ31の前面を覆うようにレンズカバー50(被覆
体)が設けられている。
【0037】レンズカバー50は、透明又は半透明の合
成樹脂材料にて形成されており、その形状は有底筒状を
なしている。そして、スピーカ31の後方に取り付けら
れたカバー体32と係合してスピーカ31の前面側を覆
う構造となっている。なお、レンズカバー50の縁に
は、カバー体32の鍔部33と係合する爪51が複数設
けられており、レンズカバー50は、この爪51によっ
てカバー体32に着脱自在に固定されている。
【0038】また、レンズカバー50の内方には、その
内壁沿いに複数の縦リブ52が形成されており、レンズ
カバー50内に収められるスピーカ31及びプリント配
線基板41は、レンズカバー50に設けられた縦リブ5
2とカバー体32に設けられた縦リブ32aとの間に挟
持され、固定化されている。
【0039】このためカバー体32からレンズカバー5
0を取り外した状態においては、スピーカユニット30
の分解が極めて容易になしえ、仮に、LED40が損傷
した場合においても、LED40が設けられるプリント
配線基板41のみを取り外して修理することができる。
【0040】また、有底筒状をなすレンズカバー50の
底に相当するレンズ53には、その中心から同心円状に
広がる複数のスリット53aが設けられている。また、
このレンズ53は2層構造をなし、表面に露出したレン
ズ53の下層には第2層目となるレンズ54が所定の間
隔をあけて設けられている。また、第2層目のレンズ5
4にも、表層のレンズ53と同様に、その中心から同心
円状に広がる複数のスリット54aが形成されている。
なお、この第2層目のレンズ54に形成されるスリット
54aは、表層に形成されたスリット53aとその長さ
及び幅とも同寸法に形成され、且つ表層のレンズ53に
形成されたスリット53aと重ならないように配置され
ている。
【0041】すなわち、表層に形成されたスリット53
aと第2層目に形成されたスリット54aは互い違いに
設けられている。このためレンズカバー50内に収容さ
れたLED40からの直接光は、これら互い違いに形成
されたスリット53a、54aにて遮られ、レンズ部分
53、54を介しての間接的な光となる。
【0042】また、スピーカ31から発せられる音は、
これら表層及び下層に形成されたスリット53a、54
a間を抜けてレンズカバー50外に導かれている。すな
わち、このスリット53aとスリット54aとの間に形
成される間隙がレンズカバー50における透音孔に相当
する。なお、スリット53aとスリット54aはその切
れ目にて互いに連結している。すなわち表層のレンズ5
3と第2層目のレンズ54は一体成形にて製作されてい
る。
【0043】このように本実施の形態に示す遊技機で
は、スピーカ31の前方に発光体となるLED40を備
えているため、音の演出領域となるスピーカ31の前面
をも光の演出領域として使用できる。従って、電飾品2
0による光の演出と交えた遊技機全体を使用しての光の
演出が可能になる。
【0044】また、本実施の形態にしめすスピーカユニ
ット5は、汎用のスピーカ31をベースに製作されてい
るため、スピーカを構成する振動板(コーン紙)及びセ
ンターキャップ自体が発光する従来のスピーカに比べ
て、極めて安価に製作できる。また、スピーカ31及び
LED40の故障時などには、レンズカバー50を取り
外すことによりスピーカ31又はLED40等を個々に
且つ容易に交換できるため、従来の照明機能付きスピー
カのようにアッセンブリにて交換せずとも修理できる。
従って、保守に係る費用も、従来のものに比べ大幅に節
約できる。
【0045】なお、本実施の形態では、スロットマシン
を例に挙げ説明を行ったが、弾球を用いて遊技が行われ
るパチンコ機や、画像操作を主体として遊技が進行され
るアーケードゲーム類、さらにはバーチャルリアリティ
ーを体感できるアミューズメント機など、上記した照明
機能付きスピーカユニットの取付対象となる遊技機は特
に限定されない。なお、各種遊技機におけるスピーカの
取付位置は任意であるが、パチンコ機では、表枠の側方
などに設けるとよい。また、アーケードゲーム類及びア
ミューズメント機などにおいては、画面上方に設けるの
が好ましい。
【0046】また、本実施の形態においては、前面パネ
ル5の上段(上部)にスピーカユニット30を設けてい
るが、スピーカユニットの取付位置は、上記した例にと
どまらず、例えば、前面パネル5の中段や、下段等に設
けても構わない。すなわち、遊技者の視認し得る位置に
スピーカユニットを設けていればよい。
【0047】また、スピーカユニット30においても、
上記した構造に限定されず、その詳細は必要に応じて変
更しても構わない。例えば、パンチング加工(穴開け加
工)を施した金属板57aをレンズカバー57の一部に
埋め込むようにしてもよい(図10及び図11参照)。
この例では、レンズカバー57の強度がその金属板57
aにより高められ、レンズカバー50内に設けられたス
ピーカ31及びLED40等をより確実に保護できる。
図10に示す例では、金属板57aを中心にその周囲に
沿ってレンズ57bを設けている。また、LED40は
そのレンズ57bの直下に設けられている。
【0048】また、本実施の形態に説明したレンズカバ
ー50では、その前方側(レンズ53側)からスピーカ
31を直接視認できないよう2重構造をなすレンズカバ
ー50を使用しているが、図12及び図13に示すよう
に単に一層のレンズ58aにて形成されたレンズカバー
58を採用してもよい。なお、このレンズカバー58に
透音孔58bを設ける際には、スピーカ31とレンズカ
バー58との間に設けられるLED40の正面を避けて
透音孔58bを配置するとよい。この場合、LED40
の光がレンズ58aを通して間接的に視認可能となる。
【0049】また、LED40が設けられるプリント配
線基板41に関しては、そのプリント配線基板41にお
ける透音孔(開口)の大きさを変更して音の透過率を変
更してもよい。なお、図14は、開口率23%としたプ
リント配線基板41の実施例である。ここで開口率とは
透音孔の面積がプリント配線基板41の表面積にしめる
割合を意味しており、開口率が高いほど音の透過率が高
くなる。また、図15は、開口率38%の基盤であり、
図16は、開口率47%のプリント配線基板41の実施
例である。
【0050】また、上記した例では何れも円形のプリン
ト配線基板41をベースにLED40を配置している
が、プリント配線基板41の形状は円形に限定されるこ
とはなく、棒状及びリング状など、その形状は任意に変
更してもよい。また、LED40をスピーカ31の前方
に支持する際にはプリント配線基板41を介しての支持
のみならず合成樹脂にて形成された棒状のステー等を用
いてLED40を支持してもよい。また、レンズカバー
と一体にLEDを設け、このレンズカバーによってLE
Dをスピーカの前方に支持する構成としてもよい。
【0051】また、本実施の形態では、発光体としてL
ED40(発光ダイオード)を採用しているが、電球な
どを発光体として使用しても構わない。すなわち、発光
体とは、発光可能な部材であればよい。また、上記した
例では、何れもレンズカバー50を設けてLED40を
保護しているが、レンズカバー50のない構造としても
よく、例えば、パンチング加工を施した金属板のみでL
ED及びスピーカを覆うようにしてもよい。また、LE
Dを露出した状態にてスピーカの前方に固定してもよ
い。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、スピー
カの前面をも光の演出領域として、遊技機全体による光
の演出を可能にした遊技機を提供することができる。ま
た、安価に制作可能であり且つ保守性にも富む照明機能
付きのスピーカユニットを備えた遊技機を提供すること
ができる。また、音による演出と光による演出を両立さ
せたスピーカユニットを備える遊技機を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る遊技機の正面図。
【図2】本発明の実施の形態に係る遊技機の内部構造を
示す断面図。
【図3】本発明の実施の形態に係る遊技機に設けられる
スピーカユニットの正面図。
【図4】図3に示すスピーカユニットのA−A’間にお
ける一部断面図。
【図5】図3に示すスピーカユニットのB−B’間にお
ける一部断面図
【図6】図3に示すスピーカユニットのC−C’間にお
ける一部断面図
【図7】本実施の形態に係るスピーカユニットのレンズ
カバーを示す正面図。
【図8】本実施の形態に係るスピーカユニットのカバー
体及びスピーカを示す正面図。
【図9】本実施の形態に係るスピーカユニットのプリン
ト配線基板及びLEDを示す正面図。
【図10】本発明に係るスピーカユニットの他の実施例
を示す正面図。
【図11】図10に示すスピーカユニットのD−D’端
面図。
【図12】本発明に係るスピーカユニットの他の実施例
を示す正面図。
【図13】図12に示すスピーカユニットのE−E’断
面図。
【図14】開口率23%のプリント配線基板を示す正面
図。
【図15】開口率38%のプリント配線基板を示す正面
図。
【図16】開口率47%のプリント配線基板を示す正面
図。
【符号の説明】
1 遊技機 2 枠体 3 背面パネル 4 棚板 5 前面パネル 6 ホッパーユニット 6a メダル収容タンク 6b メダル排出装置 7 リールユニット 7a 回転リール 7b リールテープ 7c 図柄 7d リールモータ 7e リールフレーム 8 制御装置 10 図柄表示窓 10a 透視窓 11 スタートレバー 12 ストップボタン 13 メダル投入スロット 14 メダル受皿 14a 灰皿 14b メダル排出口 15 メダル配当表 16 払出数表示窓 17 メダル貯留数表示カウンタ 18 メダル投資数設定ボタン 19 メダル返却ボタン 20 電飾品 20a 樹脂製レンズ 30 スピーカユニット 31 スピーカ 31b スピーカコード 32 カバー体 32a 縦リブ 32b 端部 32c 取り出し口 33 鍔部 33a ねじ孔 33b 切欠き部 35 ゴムブッシュ 40 LED(発光体) 41 プリント配線基板(支持部材) 42 ターミナル 42a 配線 43 透音孔(開口) 50 レンズカバー(被覆体) 51 爪 52 縦リブ 53 表層のレンズ 53a スリット(透音孔) 54 第2層目のレンズ 54a スリット(透音孔) 57 レンズカバー 57a 金属板 57b レンズ 58 レンズカバー 58a レンズ 58b 透音孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者の視認し得る位置にスピーカが設け
    られた遊技機であって、 前記スピーカの前方に、このスピーカから所定の間隔を
    あけて発光体が設けられていることを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】前記スピーカの前方に、前記発光体を支持
    する支持部材を設け、前記発光体は、前記支持部材を介
    して前記スピーカの前方に支持されていることを特徴と
    する請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記発光体は、前記スピーカに対して着脱
    自在に設けられていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記スピーカの前方に、このスピーカの少
    なくとも一部を覆う被覆体を着脱自在に設け、前記発光
    体は、前記スピーカとこの被覆体との間に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊
    技機。
  5. 【請求項5】前記被覆体の少なくとも一部は、透明又は
    半透明の部材によって形成されていることを特徴とする
    請求項4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記被覆体は、前記スピーカから発せられ
    る音を外部に通す複数の透音孔を有し、該透音孔は、前
    記スピーカと被覆体との間に設けられる発光体の正面を
    避けて配置されていることを特徴とする請求項4又は5
    に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記発光体の明るさは、前記スピーカから
    発せられる音と同期して、変化することを特徴とする請
    求項1乃至6の何れかに記載の遊技機。
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